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2006年10月

B-PUMPでボルダリング

2006年10月31日
 天狗尾根の疲れが残る中、火曜日は仕事のあと、B-PUMPまで行ってボルダリングをしてました。
 いまだに、易しい課題しか登れませんが、数ヶ月前よりはちょっぴり難しいのが登れるようになった気がします。

八ヶ岳 天狗尾根

2006年10月28~29日
 9月に八ヶ岳の天狗尾根を目指しましたが、私の靴のソールが剥がれるというトラブルから撤退を余儀なくされました。近いうちにリベンジしようという話しをしたのですが、秋も深まるこの週末に行ってきました。
 今回のメンバーは三つ峠や北岳に行ったいつもの5人。
 さらに、私の今回の役割は初めての食事担当。献立を考えて買い物して山に持っていかなければなりません。あまり手間のかかる食事では背負う荷物が重くなりますし、逆にレトルトばっかりでは味気なくて不満の声が出そうです。かつてカップラーメンを各自に配っただけという食担の話しを聞き、そこそこに満足してもらえるメニューを考えないといけなさそうです。それにこれまでの山行ではいつもいつも食べさせてもらっている立場でしたから。
 さて、土曜日の朝、前回と同様に美し森の駐車場にクルマを停めて、天狗尾根取り付きにある出合小屋を目指しました。北岳に行った時よりもさらに紅葉のラインが下界に下ってきたようです。前回は林道から川原に降りて、堰堤をいくつも越えて大変な思いをしましたが、今回は林道をもう少し先まで進んでから川原に降りたので、堰堤越えをいくつかスルーでしました。よく晴れた秋空のもと、2時間20分ほど歩いた正午に出合小屋に到着しました。前にも書きましたが、この小屋は地元の山岳会の人達が管理しているものなので、今回もまたありがたく利用させていただくことにしました。
 お昼を食べて、ストーブ用に薪拾いをしてから、天狗尾根の取り付きの偵察に行くことにしました。前回は、赤岳沢を5分ほど遡行したあたりで尾根に取り付こうかと目星をつけたのですが、その後調べた情報では、30分くらい遡行したところから尾根に取り付くとその先のヤブ漕ぎがずいぶんと楽になるそうです。
 30分くらい歩くとたしかに取り付きやすそうな所がありました。木の幹にテープが巻かれて印がついています。場所を確認できたので、小屋に戻りました。
 小屋に戻り、ビールを飲みつつおしゃべりをして過ごしました。そろそろ夕食を作ることにしました。献立は炊き込みご飯(炊き込みのもとはレトルトです)と、豚肉とピーマンを加えるだけの炒め物(これもレトルトのタレがあります)。冷凍して保冷バックに入れておいた豚肉は解凍してました。大した食事ではありませんが、とりあえず一定の評価が得られたようなので安心しました。翌日は3時半に起きるというのに、夕食後も延々とお酒を飲み続け結局寝たのは11時前。
 夜中に目覚めると、ものすごい雨音がします。天気予報どおり日曜日は雨なのかとがっかりしてしまいました。それに飲みすぎて頭が痛い…。私は携帯電話のアラームが鳴る少し前に起き出しました。時間になるともう一人も起きてきました。が、残りの3人は起きません。小屋の外に出てみると雨は止んでいるようです。お茶を飲んだりして待っていても、3人はあいかわらず起きません。相当に飲みつぶれているようです。5時近くになって、結局、二度寝をすることに。雨がやんだにしても岩場が濡れてしまって登れそうになCimg1818いということで、どうやら諦めモードのようです。皆が起き出したのはす っかり明るくなった7時半。外は見事に晴れているようで  す。もう登らないでこのまま下山かと思ったCimg1827ら、これから登ることになりました。良かった、良かった。朝食はラーメンとおしるこ。
 最小限の荷物だけを持って、残りの荷物は小屋に置いて出発しました。すでに9時。
 昨日のうちに偵察しておいた取り付きから天狗尾根の稜線を目指しました。一般登山道ではありませんが、登られているので踏み跡ができています。途中、カモシカを見かけました。やがて天狗尾根の稜線にでました。しばらく歩くと岩場に出ました。最初のこの岩場はロープ確保せずに登って行きました。それからどんどん進むとカニのハサミという二つの岩峰が出て、その間を抜けて域ました。その後も、第一岩峰、第二岩峰という岩場Cimg1842を越えました。登ったり巻いたり。
 大天狗という岩峰は時間がなかったので右側を巻いて行きました。これらの岩場はクライミングCimg1856そのものはむずかしいわけではありませんが、ロープを出して確保しながら登ったりしました。小天狗を越えると赤岳から権現岳に続く稜線に出ました。これで天狗尾根はおしまいです。それにしても見事な快晴で赤岳や阿弥陀岳がすぐそこに見えます。
 赤岳山頂には行かず、キレット小屋を経由してツルネ東稜といCimg1858う尾根を下って行きます。下り始めたのが2時半ごろ。この尾根も幹に目印のテープが巻かれていて思ったより歩きやすいです。ここでもカモシカを見かけました。そCimg1859ういえば、昨日、駐車場を出て以来、他の登山者には全くあっていません。ずいぶん下ったところで左手の沢に降り、あとは沢伝いに 出合小屋を目指しました。小屋に着いたのは夕方の5時前。暗くなりかけています。残しておいた荷物をまとめ、ヘッドランプを点けて、昨日通ったところを下っていきました。歩き始めてすぐに真っ暗になり、足元に注意しながら河原 を歩いていきます。堰堤Cimg1862をいくつか越え、林道を延々と歩いて7時40分頃、ようやく美し森の駐車場に着きました。こんな時間なので他に人はいません。それにしても疲れた、疲れた。
 温泉にゆっくり入る時間がなかったので、談合坂SAで食事をする以外はそのまま帰りました。

古賀志でクライミング

2006年10月22日
 前日の笹子でのハイキングの疲れが残る身体で、日曜日は、山の会の人と栃木県の古賀志という岩場でフリークライミングをしてきました。遅ればせながら、愛車にETCに付けての発ドライブを兼ねています。さっそく夜間早朝割引を使うために、朝6時前に高速に乗りました。
 宇都宮の手前の鹿沼ICで降り、古賀志山の岩場が見えてきます。クルマを停め10分ほど歩くと岩場に取り付きます。着いたのは8時頃。岩場の中央に小さな広場があり神社のお社があります。午前中はクライミングとビレイを交替しながらリードで何本かずつ登りました。数ヶ月前にクライミングを始めたころよりは少し難しいのが登れるようになってきたのが自分でも分かります。トップロープはやらずにリードで登っていたので、ロワーダウンの際にはヌンチャクは全て回収します。
 そのうちクライマーがどんどんやってきました。地元の人たちが多いようです。
 午後になるとその人たちが草刈りを始めました。聞くと、神社の氏子の人達と岩場の地主の人とクライマーが協力して、神社と岩場近くの下草刈りをするのだそうです。鎌や鉈のほか、草刈り機まであります。参加者は50人くらいはいるでしょうか。道具がないので手で引っこ抜くくらいのことしかできませんでしたが、我々も少しお手伝いしました。
 一段落ついたところで、皆で神社の前に集まり、クライマーの代表の人や地主さんがお話しをしてました。以前にちょっとしたトラブルがあったようですが、これからは皆で協力して楽しんで古賀志山を利用しようという主旨のお話しです。こういう話しはなかなか聞く機会はないだろうし、地主さんや氏子さん達、それとクライマーの関係が分かって良かったです。
 要は、岩場には所有者がいるわけですから、その岩場で遊ばせてもらってるクライマーはルールとマナーを守らなければならないということです。
 クライミングを再開して、ちょっと難しめのルートで相当に疲れてしまいました。手指もそうですが上腕にあまり力が入らなくなってきたので、グレードを下げても登れません。陽が陰ってきて他の人たちが少しずつ帰っていきます。それになんだかやたらと虫に刺されるようになってきました。どうやら草刈りのために沢山の虫が草の間から飛び出してきたようです。5時近くになり、いよいよ我々2人だけになったので、急いで荷物をまとめクルマに戻りました。
 ここのところ続いている岩登りのおかげで思ったより登れたのは良かったのですが、惜しいところで登れなかったものもあったわけで、いつものことながら、精進が足りないと痛感しました。例えば、手指の力が少しついたかなと思うと、上腕の引きつける力が足りないことに気づきます。
 帰りは、みんみんに寄ってギョーザを食べていきました。

笹子で地図読みハイキング

2006年10月21日
 山登りではしばしば、地図とコンパスを使って現在地や方角を確認することがあります。よく整備された登山道ではあまりそういう場面はありませんが、沢登りのように一般の登山道から外れたところを歩く場合は山の中で迷わないように地図とコンパスを使いこなせる技術が必要です。
 土曜日は、“地図読み”山行ということで、この練習を兼ねたハイキングをして来ました。
 JR中央線の笹子駅に、この日集まった山の会会員は15名。
 歩くところは、笹子駅の南西にある大沢山という標高1,460mの山の周辺です。
 参加者はあらかじめ、国土地理院発行の1/25,000地形図「笹子」「河口湖東部」を用意しておきます。さらに、地形図内には西偏角に応じた磁北線を4㎝おきに描いておきます。
 人数が多いので、5名ずつの3班に分かれて、5分ごとに駅を出発しました。甲州街道をしばらく西に歩いたところで、予定の尾根に取り付きます。地図を見ると鳥居のマークがあり、その神社のあたりから尾根に入っていけるそうです。地図読みの練習なので、地図とコンパスを使ってこまめに方角などを確認します。なんだか子供の頃にさんざんやったオリエンテーリングをやってる気分です。
 境内を探してみると裏手に山の中に入っていく道が見えます。昭文社の登山地図には記載されていませんが、普通の山道があり順調に登って行けます。途中では全員で集合して、現在位置から遠くに見える山がどの山かを確認したりもしました。
 やがて大沢山という山に着きました(地形図にはこの山の名前の記載はありませんが)。そこから二つの地形図の境界上を西に進み、さらに北に道を進むと摺針峠というところに出ます。そこからは登山道を降りるのではなく、少し登ったところから尾根筋を下山することにしました。その尾根筋は踏み跡らしい踏み跡はないだろうからヤブ漕ぎになるどろうとの話しです。
 峠を5分ごとに出発していきます。私のいる班は最後の出発です。峠から5分ほど登ると道が緩やかになり、地形図と照合して、東への尾根筋に入っていく付近だろうと判断されました。ここで、進みたい尾根筋に向けてコンパスを合わせておきます。入っていくと不明瞭ではありますが山道らしきものもあります。先行する2班らしき踏み跡も見えます。地形図を見ると、予定する尾根筋は等高線の間隔が広いので、ずいぶん緩やかなのだろうと判断できます。
 少し行くとちょっと急な斜面を下るようになってきました。不明瞭ながらあった山道も分からなくなりました。考えていたのと少し違うので立ち止まって地形を判断することにしました。すると左のほうに緩い尾根が見えます。あれが進むべき尾根だろうと分かりました。斜面をトラバースして尾根筋にたどり着くと山道があります。しかし最近踏まれた跡はないようなので、先行の2班はあのまま右のほうの沢に降りていってしまったようです。無線で交信するとやはり右の沢に降りていってしまったようです。ただ、そっちはすぐに尾根の右側を通る林道に出られるはずです。
 私のいる班はそのまま尾根筋をどんどん下って行きました。やがて尾根の突端あたりまで着たので、2班とは逆に尾根の左側を流れる沢を渡り別の林道に出ました。二つの林道はやがて合流するので、3班は無事に会うことができました。そこから駅に向かって1時間ほど歩く間にすっかり暗くなってしまいました。
 じっくりと地形図を見ることは少ないので、この日の地図読み山行は大変勉強になりました。

二子山中央稜で岩登り

2006年10月17日
 平日、山の会のMznくんを誘って、西秩父にある岩場・二子山の中央稜を登ってきました。
 ここのところ岩登りに行くにつれてもっと登りたいという欲が出てきたので、会の集まりの中で話しに出てくる二子山に行ってみたかったのです。
 前夜のうちに秩父の道の駅まで行き、そこでテントを張って仮眠。まだ暗い4時半に起きて国道299号を走り、二子山北側にある登山口の駐車場に到着。そこから少し山道を歩くと岩場の取付きがあります。
 中央稜は6ピッチのルート。3ピッチ目が核心らしく、Mznくんがリードするのはちょっとキビシイかもと判断し、初心者ながらそこは私がリードすることにしました。セカンドよりもトップのほうが緊張感があって楽しいですし。3ピッチ目を終えたところで横断バンドというテラスがありさらに3ピッチ登ります。天気は快晴。
 で、1ピッチ目は私がリード。直上してからちょっと右上したところでピッチを切ります。2ピッチ目はMznくんのリード。ピッチを切るところはちょっと狭いです。
 いよいよ3ピッチ目。まずは腕や足が挟めるくらいの岩のすき間をよじよじを登ると、核心のクラックにたどり着きます。会のある人は3ピッチ目でAゼロしたと言ってたのを思い出して、ここのことかと理解しました。しばらくホールドを探っていたのですが、なかなか上のガバホールドまで身体を持ち上げることができません。留まっているだけでも疲れてきてしまうので、たまらず私もペツルのボルトを踏んで登ることにしました。登ることはできましたが、フリーで突破できなかったのは残念。
 続く4~6ピッチ目もつるべで登り、4回に分けて懸垂下降して取り付きに戻りました。登り始めて戻るまでに4時間40分もかかってしまいました。遅すぎます。
 5分ほど休んでからもう一度中央稜を登ることにしました。当初の計画ではこの中央稜をつるべの順番を替えて2回登ることにしていたのですが、時間がないので3ピッチまでで終えることにしました。この日は夜に山の会の例会があって、それに出席する必要があったので夕方まで登っているわけにはいかなかったのです。
 1ピッチ目は今度はMznくんがリード。2ピッチ目は私。その時点でMznくんが相当疲れてしまったようで、3ピッチ目はただでさえキビシイのでとてもリードできないと言います。そこで私がリードすることに。思わず巡ってきた再挑戦のチャンスです。
 一度目の時にしっかりホールドを選べば登れそうだと感じていました。核心に取り付いたところで、左手を伸ばしてクラック内にあるガバまでの距離を測りました。指先から20㎝ほどです。まず左手をクラックにジャミング気味に保持して、クラック右側のフェースの具合のよさそうなフットホールドに右足を乗せ、右手の指先を同様にフェースにかけました。その体勢で身体をぐっと乗り上げすぐに上のガバをつかみました。ガバを掴んだ瞬間、クリアできたとホッとしました。あと身体を持ち上げるのは何でもありません。二度目の挑戦でフリーで登れました。やった、やった。
 懸垂下降し、クルマに戻りました。Mznくんを自宅まで送って、例会に間に合うべく東京まで急ぎ帰りました。
 それにしても、こうして登れると嬉しいものです。まだ行ったことのない岩場にも行ってみたいです。今日は、寝不足も加わり身体がくたくたです。

小川山でボルダリング

2006年10月15日
 日曜日は6月初め以来の友人との小川山でのボルダリング。
 深夜0時過ぎに東京を出発し廻り目平キャンプ場に着いたのは4時頃で、星空のもとテントを張って寝ました。
 8時に起きて外へ出ると、所属する山の会のKさんにばったり会いました。この土日でクライミング講習を受けに来たそうです。

 簡単に朝食を済ませ、まずはいつものヴィクターへ。
 寝不足のせいで調子はいまいち。
 ただ、ヴィクターは朝イチでもあっさり登れました。
 三日月ハングに再挑戦しましたが、前回同様、左のリップにタッチするところまでしか進めません。
 とはいえ、右手で小さなホールドに指先をかけるところは前回より改良されたので、あとは荷重のかけ方をうまく処理できれば、クリアできたのかもしれません。

 次に犬岩へ。
 YMルーフというのがあって、腕力がないとクリアできない課題なのですが、これも結局クリアできず。
 ただ、これも前回よりは進めたのでそれなりに成長したのかも。

 この後、ひねりグセのついてしまった右足首をまたもひねってしまい、大幅にモチCimg1762ベーションがダウンする事態に。
 痛みが引くのを待って、くじら岩へ。
 友人がエイハブ船長に挑戦するのを写真を撮りながら眺めていました。
 銀マットとエアマットを敷いた上に、服を5枚も着込み、耳あて、手袋の防寒スタイルで寝転ぶ様は、まるで登る気がない姿に見えたことでしょう。

 最後に、石楠花遊歩道エリアの一筆岩で過ごしました。

 ここのところやっているクライミングでは、今回のような小さなホールドで登るようなことはしません。
 普段のクライミングとは別に、ボルダリングもしっかりやらないと、今回挑戦した課題のクリアは難しいかも。

北岳バットレス第四尾根

2006年10月6夜~9日
 この3連休で南アルプスの北岳を登ってきました。
 7月初めにも登りましたが、今回は北岳バットレス。
 登ったのは第四尾根というルートで、クライミングの入門者向けのルートだそうです。
 ここのところ、三つ峠や越沢で岩登りの練習をしていたのは今回のためだったのです。
岩登りの難易度そのものは低いとのことですが、ゲレンデよりずっと規模が大きい上に自然条件も厳しくなります。
 メンバーは先日、三つ峠に行った5人。

[現地入り]
 金曜日の深夜、芦安の駐車場に着き、テントを張って仮眠しました。
 翌早朝起きると、駐車しているクルマがずいぶん増えています。
 天候は曇りがちですが雨は降っていません。
 テントを撤収してバス乗り場に向かいました。
 ここから広河原まではバスかタクシーで行くのですが、ここのところの悪天候で前日は丸一日道路が通行止めになっていたそうです。
 で、この日の朝も通行止めが続いていて、乗り場の人の話では、現在道路状況の調査中なので、いつ通れるようになるか分からないとのこと。
 が~ん。最悪の場合、現地入りできないまま帰るということになります。
 結局、5時40分発のバスは運休。
 仕方がないので、再び駐車場内にテントを張って寝ながら様子を見ることにしました。
 空がどんどん晴れてきて、テントの中にいると暑いくらいです。
 8時頃になって、ようやく通行止めが解除されるらしいという情報を得ました。9時に解除されるとのことですが、バスが出るのは10時40分。
 乗り場には多くの登山客が並んで待っています。
 バスに乗ること約1時間、ようやく登山口の広河原に到着しました。
 山の上のほうは雲がかかっているのが見えます。さっそく登山開始です。
 2時間半程かけて二俣経由で白根お池小屋に着きました。
 当初の予定では、初日は第四尾根の取付き点を確認に行く計画だったのですが、雨も少し降っていて風も吹いていたので、このままお池小屋前にテントを張って休むことに。
 ここまで来る途中、みごとな紅葉を見ることができました。この紅葉を見るだけでも来た甲斐があります。
 が、目的はあくまでも第四尾根を登ることです。
 暗くなると、見事な満月が出てきました。お酒を飲みながら夕食を済ませ、8時には就寝しました。

[バットレス]
 翌日は未明の午前2時に起床し、クライミングの装備を身につけ3時半頃にテント場を出発しました。まだ真っ暗なのでヘッドランプを点けて進みます。ほかにもクライマーがたくさん歩いています。
 大樺沢からC沢に入り、急な斜面を登っていきます。少しずつ空が明るくなってきて、前方に取付きのBガリーが見えます。雨は降っていないのですが、上は雲に覆われており風が強くてめちゃめちゃ寒いです。
 2人と3人のパーティーに分かれて登攀開始なのですが、リーダーの人に、早くロープを結びつけるようにと注意されました。振り向くと、後続の人たちが何十人もいるのが見えます。登るルートは一本なので、我々がもたもたしていると、後続がその分待っていなくてはならなくなります。
 岩場は元来、落石などの危険性がある場所なので、そこにいるだけで危険なところです。登るにしても支点セットにしても、のんびりやるのではなく速くこなすことで、速やかにそのルートを登り終えることが安全性が高まるとリーダーの人に言われていました。
 ましてや、うしろに別パーティーがたくさんいるとなると、我々が遅い分、後続も登り終えるのが遅くなり危険性が増すわけです。そう考えると、速く進まなくてはなりません。
 まぁ、登らない人からすれば、そもそもそんな危険なところに行かないことが一番安全だと言われそうですが。
 さて、Bガリーは2ピッチで登れます。私は2人パーティーで、始めはセカンド、2ピッチ目はそのままトップを行きました。岩が冷たくて指先の感覚がなくなりそうです。
 下部岩壁の上部を左にトラバースし、Cガリーを越え、いよいよ第四尾根の取付き点に到着しました。マッチ箱という途中のピークまでは5ピッチ。ツルベなので、1・3・5ピッチ目をパートナーの人がリードし、2・4ピッチ目を私がリードしました。私がリードした4ピッチ目では岩に氷が付着していてシューズが滑りそうです。と思っていたら、後ろからどんどん登ってくる人がいます。見るとロープを結んでおらず一人で登っています。フリーソロというスタイルで、ロープでビレイされているわけではないので落っこちた時はお終いです。
 5ピッチ目の始めの短いフェースがこのルートの核心だそうですが、ボルダリングと思えばホールドもたくさんあるので、なんなくクリアできます。むしろその先のリッジのほうが両側が切り立っている分怖いです。
 マッチ箱から10mほど懸垂下降します。トポを見ると、そこから枯れ木テラスまでは20mと30mの2ピッチを1ピッチでも登れると書いてあります。では1ピッチで行こうという話になり、私がリードで登っていったのですが、テラスにたどり着く前にロープが伸びきってしまいました。
 お互い体に結び付けている分を考えてみれば、50mロープで50m進めるはずがありません。3人パーティーの方にいたリーダーの指示で、長さが足りない分、セカンドも同時に登りました。トップの私が枯れ木テラスに着き支点をセットしてセカンドのビレイをしました。う~む、反省しないと。もう1ピッチ登って、ようやくクライミングを終えました。後から3人も登ってきて、皆で握手しました。快晴で、山頂に雪をいただいた富士山がはっきり見えます。
 そこから、しばらく登ると稜線の縦走路に出て、すぐに北岳山頂に出ました。岩の西側には雪が付着しており、エビのしっぽと言うそうです。となりの間ノ岳も白くなっていまCimg1727す。仙丈岳も見えます。甲斐駒は山頂が雲に隠れています。肩の小屋・草スベリ経由で、白根お池小屋に戻りました。まずは無事に第四尾根を登れたことを祝ってビールで乾杯。テントの中で夕食を作りました。夜になると満月から一日たった月がきれいに浮かんでいました。

[下山]
 翌朝は6時に起きて、広河原に下山しました。お池小屋から広河原までは1時間20分ほど。芦安で温泉に入ったのですが、近くに人工のクライミングウォールを見つけました。上まで登りはしませんでしたが、いつか暇のあるときに登るのもいいかも。甲府盆地をクルマで走っていると、まわりの山々がほんとうにきれいに見えました。
  今回、北岳バットレスを登ったことで、岩登りの楽しさと厳しさがもっと分かったような気がします。

エナジー6

2006年10月5日
 またエナジーへ。
 いつもどおり午後1時の開店に合わせて行き、山の会の人と替わりばんこにルート壁を登りました。
 身体の調子が良くて、前回登れなかった課題が登れたりしました。

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