« 雪~♪(甲斐駒ケ岳で冬山登山) | トップページ | クォーク♪ »

アイス~♪(八ケ岳でアイスクライミング2)

2006年12月22夜~24日

 また八ヶ岳でアイスクライミングをしてきました。
 土日の二日間とも風もなく快晴に恵まれて、とても冬の八ヶ岳とは思えない過ごしやすさでした。
 今回は所属する山の会が今年入会した新人にアイスクライミングを体験してもらおうというのが目的の一つで、私を含む数少ない新人を加えた総勢10名が参加しました。

 車2台に分乗して金曜日深夜に美濃戸口でテントを張って仮眠。土曜日はまだ暗302098033_74い5時に起きて朝食・パッキングを済ませてさらに赤岳山荘まで車で移動して、7時に歩き始めました。皆でぞろぞろと林道を進み、車止めとなる堰堤広場からは山道になります。薄く積もった雪の上を行くと、大同心・小同心の岩峰がくっきりと見えてきます。雪に覆われているかと思いきや、ほとんど岩が露出しているように見えます。2週間前に来たときよりも雪が無くなっているようです。
 赤岳鉱泉に着くと、人工のアイスクライミングウォールで登っている人がいます。この施設はアイスキャンディーと呼ばれていて小屋泊まりの人しか利用できません。テント泊の人は利用してはいけないことになっています。
 10人のうち、4人は小屋泊まりで残り6人はテント2張りに泊まります。小屋泊まりは2食付で8,500円、素泊まりでも6,000円。テントなら一人1,000円です。
 私は迷わずテント。そのために冬用外張付のテントを背負うのはちっとも苦になりません。まずは皆でテント場の硬い雪をピッケルで砕いて整地しました。テントを張って、アイスクライミングの装備を身に付け11時に全員集合。新人二人を含む半分はアイスキャンディーを登った後、裏同心ルンゼのF1あたりで練習。私を含む残りは裏同心ルンゼの上のほうの滝で練習することにしました。私は今回も借り物のアックスで登ります。
 登りに行く前に小屋の管理人さんが電話の問い合わせに答えているのを聞いたところによると、ここ2週間は晴れが続いて1~2日前くらいに雪が降っただけとのこと。やっぱり地球温暖化による暖冬で降雪が少ないのかも。
 2週間前に小同心クラックに行った際にこのルンゼを登っているのでよく覚えています。アイス体験2回目となる今回はアイススクリューを氷にねじ込む練習もしました。片手でアックスを保持した状態で、もう片方の手でスクリューをねじ込むのですが、ある程度の深さまで氷に食い込ませるのがちょっと慣れが必要です。手を離しても落ちないようになれば、あとはクルクルと時計回りに回せば簡単に氷に入っていきます。
 他にも登っているパーティーもいるので一つの滝で何度も登ることはせず、そのまま上の滝へと進んでいきました。進むにつれて大同心の岩峰が近づいてきます。2週間前に来た時は真っ白だった岩峰はほとんど雪がついていません。結局、大同心の岩峰の下部までルンゼをつめたところで休憩。そこから右の方に進んで岩峰の取付きとなる大同心稜に登りました。赤岳や阿弥陀岳が間近に見えます。
 そこから赤岳鉱泉まで降るのには30分ほどしかかかりません。もう一グループはまだ帰ってきていないようです。テントの中で6人共同で食事を作りました。メニューはスキヤキとキムチ鍋、それとご飯。食事担当の人が頑張ってものすごい量の材料を持ってきたらしく、夕食だけではとても食べきれません。結局、残りは翌朝にまわることに。
 前夜の寝不足もあって7時には就寝。この夜は冷えるとの予報があったと聞き、たくさん着込んで寝たのですが、暑いくらいです。11時頃にトイレに行くのに外に出て、小屋の入口前にある温度計を見るとマイナス4度とあります。風が無いのでそれほど寒く感じません。

 翌朝は4時半に起床。外気温はマイナス10度くらいとのこと。それでもやっぱり風がないので、ものすごく寒いという感じはしません。夕べの残りを温めて食べ、小屋泊まりの人たちを待って6時半に出発。前日とはメンバーが少し入れ替わりジョウゴ沢のナイアガラを目指します。前回も行ったところです。残りの人たちも後発でジョウゴ沢のF1・F2あたりで練習するとのこと。日曜日は天気が崩れるなんて聞いていたのですが、全く逆の雲一つない快晴。
 F1は左岸寄りの斜面から巻き、F2でこの日最初の練習。さらに奥へと進み、ジョウゴ沢本流の乙女の滝を右手に見て過ぎると、ナイアガラの滝に着きます。以前にも書きましたが、本家・ナイアガラとは比べものにならない小さな滝です。しかも、両側の岩壁の雪が落ちているせいか氷結した部分が小さく見えます。ここでトップロープを張って、何度も登る練習をしました。一つはトップロープで確保された状態で、登りながらアイススクリューをねじ込む練習。それから降りる際にロワーダウンせずにクライムダウンする練習。スクリューの扱いはやはり慣れが必要です。クライムダウンでは両腕をしっかり伸ばして腰を沈めて下方に足を伸ばすのがポイントのようです。寒いと思ってダウンのインナーを着込んだところで、陽が直接当たってきて急に暖かくなってきました。ダウンを着ていると暑いくらいなので、すぐにまた脱いでしまいました。
 余談ですが、後からナイアガラにやって来た別パーティーの一人は、先日行った甲斐駒の小屋にその日一緒に泊まっていたそうで、そういえば翌朝に甲斐駒の頂上を往復する際にすれ違ったのを思い出しました。2週連続で同じところに来ているなんて、狭い業界なのかもしれません。
 正午過ぎまでナイアガラで練習して赤岳鉱泉に戻ることにしました。下降途中では、以前まで当会に所属していた二人と当会一人の計3人が登っているのに会いました。当会の人は計画書の提出が遅いとリーダーに怒られていましたが。
 赤岳鉱泉に戻りテントをたたみ荷物をまとめました。私はそれほど疲れていなかったので、駐車場まで戻る道で、堰堤広場までは腰を少し落とした中腰の姿勢でなるべく歩いていきました。荷物を背負った状態でこの歩き方をすると足腰のトレーニングになります。普通にサクサクと歩いていくメンバーに混じって、私一人だけ汗だくに。堰堤広場から先は 今度は小走りで。歩く後続を残して一足先に駐車場に着きました。
 帰りは近くにある「もみの湯」という日帰り温泉で身体を温めました。
 年明け以降もいくつかアイスクライミングの計画があります。そこで、ここのところ迷っていたのがアックスとバイルの購入。今冬は借り物で済まそうかと思っていたのですが、今後の使用頻度を考えると買ってしまったほうがいいかなと。

« 雪~♪(甲斐駒ケ岳で冬山登山) | トップページ | クォーク♪ »

アイスクライミング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1219264/29830476

この記事へのトラックバック一覧です: アイス~♪(八ケ岳でアイスクライミング2):

« 雪~♪(甲斐駒ケ岳で冬山登山) | トップページ | クォーク♪ »

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ