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2007年1月

菅平

2007年1月28日
 私は菅平に来るのは10年振りくらいです。同行者は数年前までスノーボードはやっていたとのことですが、スキーは小学生以来で全然できないとのこと。
 同行者がレンタルスキーを借りるのを待って、運行が始まったばかりのリフトに乗りました。
 しばらく裏太郎のゲレンデで足慣らしをして、ダボス側のゲレンデにも行きました。ひっきりなしにヘリコプターが飛んでいます。根子岳の頂上までスキーヤーを運ぶヘリスキーのようです。これだけ天気が良いと頂上から滑り降りるのは楽しいことでしょう。
 たまにレストハウスで休憩をとるだけで、とにかくずっと滑っていました。同行者はほとんど初めてのスキーに苦戦しつつも楽しんでいるようです。山を歩き回っているせいか、休まず滑り続けても疲れないようです。私も今シーズン初スキーですが、体力が昨シーズンよりもついているのが分かるので、丸一日滑り続けてもそれほど疲れた感じはしません。これまでなら何十本も滑り続けたら腿の筋肉がパンパンになっていたことでしょう。リフト運行が終了する16:30ぎりぎりまで滑ってました。
 山や岩を登ってばかりの日々だったので、スキーは良い気分転換になったし、スキーをしたい欲求も一先ずこれで満たされました。

アイスエクストリームクニ

2007年1月27日
 1月最後の週末は、アイスクライミング(IC)とスキーの2本立て。
 まず土曜日は、群馬県の六合村(くにむら)に前週オープンしたばかりの人工氷壁の施設・アイスエクストリームクニでICをやってきました。
 興味のある方は以下にアクセスしてみて。
 http://www2.big.or.jp/~arix/index.html
 翌日の日曜日は菅平に移動して、今冬初スキーを楽しんできました。
 2日間ともまたまた天気に恵まれました。

【アイスエクストリームクニ】
 金曜日深夜、山の会の人を乗せて愛車ルーテシアで六合村にある道の駅「六合村」へ。売店の入口正面の軒下にテントを張って仮眠。6時半頃に起きて車でアイスエクストリームへ移動。受付開始は9時だそうで、1時間くらい前に着くとまだ誰もいませんでした。鄙びたところに突然氷の壁が作られていて、その周りに受付や休憩所、トイレなどの小屋がぽつんぽつんと建っています。
 氷壁は陽の当たらない北側に向いた2面が造られているようです。一部にはクライミングジムにあるようなボード壁もあってドライツーリングもできるようです。
 支度をしていると9時10分くらい前になってやっと管理人さんが車でやってきました。利用料は一人一日2,000円。そのうち、他のグループも少しずつやってきました。
 まずはトップロープをかけに行きます。裏に工事現場にあるような階段があって、それを登って上からトップロープをかけます。リードは今のところ禁止されているとのこと。
《アイスクライミング》 Cimg3042
 始めに奥にある傾斜の緩い氷壁を数回ずつ交替で登りました。水を降り掛けて造った人工の氷の壁なので、自然の滝とはいささ か感じが違うようです。
 お昼頃までは各自10本ずつくらい場所を変えながら氷壁を登りました。今年は暖冬でどこの滝も凍らずに登れないという情報ばかりの中、せっかく買ったアックスが使えてちょっと満足です。アイスを登るムーブについても、先週まではただガシガシと登るだけでしたが、力を節約した登り方をアドバイスされました。右手を上げたらその直線下に左足を持ってきて身体を持ち上げるなどすると確かに楽なのが分かります。アイスにもムーブを考える楽しみがあるようだとちょっと思いました。
 しかし、トップロープとは言え危険な面もあります。まずはアックスを打ち込んで砕けた氷片が鼻にあたりちょっと出血。と思ったら、次は打ち込んだアックスがすっぽ抜けたはずみで頬にあたりまた出血。小さなキズですが顔の2ケ所をケガして、さすがに同行者に心配されました。
《ドライツーリング》
 簡単な昼食をはさんで午後からはドライ壁に挑戦することに。ジムのクライミングウォールをアックスとアイゼンで登って行くようなもので、なかなか体験できるものではありません。今回やったのはあくまでも人工壁であって、岩壁を登るのが本来のドライツーリングです。
 始めはどんな感触なのか分かりませんでしたが、ピックの先をちょいと引っ掛けながら登って行きます。やってみると、これが面白い!
 基本的にはピックを引っ掛けたらアックスを真下に引いてすっぽ抜けるのを防ぎます。ホールドの形状によっては斜めに引っ掛けたり、横から引っ掛けたりもするようです。
まずはホールドをどれでも使ってゴールまで登りました。同行者はなかなか苦戦しているようです。
 壁にはCimg3053通称マグロと呼ばれる木の丸太がワイヤーで空中にぶら下がっています。見ると、それをフィギュア4というムーブで登っている人がいるではありませんか。生でフィギュア4を見るのは初めてです。うーむ、すごい。
 ドライ壁にはジムのようにテープで課題が設定されていて、私も含め何人かが赤テープの課題に挑戦しました。例のフィギュア4の人はハングを越えるのに再びこのムーブを使っていました。私はそんなことはできないので、仕方なく飛びついたりしましたが結局届かずゴールには至りませんでした。しかし、ゲーム感覚でとても面白かったです。
 ジムにあるようなホールド以外に木の板も固定されていて、そこにはアックスを打ち込んで良いようです。アックスやアイゼンでガシガシ登るとボードは傷んでしまうまうでしょうからメンテナンスが大変そうです。
 この日、ここを訪れたのは10人強といった人数で、多いとは言えません。前週にオープンしたばかりなので、まだ知られていないからかもしれません。管理人さんも言っていましたが、ドライ壁がもう少し多いと良いかもしれません。
 夕方頃までアイスとドライを各自20本くらい登りました。片付けを済ませ車で出発しました 。山の会に提出した計画書では2日間ともここでICをすることになっているのですが、それは止めて、翌日はスキーをすることにしていました。そのため私はスキー道具も積んできました。途中の食堂で唐揚げ定食を食べ、つつじの湯というちょっと高めの温泉で汗を流しました。鳥居峠を越え、真夜中の菅平に着き、菅平リゾートセンターという施設の駐車場にテントを張り寝ました。

エナジー8

2007年1月23日
 火曜日は昼間からエナジークライミングジムへ。山の会の人とロープ壁を各自20本ずつ登りました。あと、ボルダリングも少しやって、私は久々にキャンパスボードを登ったりしてみました。
 これからはジムで登る時は前傾壁にも少しずつ登れるようにしていこうと思います。それから最後まで登れずとも自分の実力よりも高めのグレードの課題にも挑戦しようかと。
 こうやって負荷をかけないといつまでたっても同じくらいの壁しか登れないような気がしてきたので。

八ヶ岳 南沢小滝

2007年1月21日

 この日も快晴。しかし、赤岳西壁主稜はすでに登らないことに決めていたので、5時に起きながらテント場を出発したのは9時過ぎとのんびりしてました。前日あれほど長く歩いた道程はやはり遠回りだったようで、行者小屋から南沢小滝まで下るのに50分くらいしかかかりませんでした。
 小滝には何組かパーティーが取り付いています。と、同行者が「ヒロケンがいる。」と言います。どうやら廣川健太郎氏がいるようです。クライミングの本を出していて、この前出た本「実戦!オールラウンドクライミング」の帯のコピーを借りれば、「岩・沢・雪・氷」とオールラウンドにクライミングをしている人です。私はこの本のほかに「チャレンジ!アルパインクライミング」という本も2冊持ってます。今回の阿弥陀岳北稜を登るにあたってはこの本を参考にしています。「やっぱりヒロケンだ」と言うので、呼び捨ては良くないだろと思いながらも登るのを見てました。そのうち、廣川さんのグループが帰っていったので、我々が登ることにしました。
 何度か繰り返して登ろうという話しになったのですが、まずはそのためのロープを張らなければなりません。後から思えば滝の右岸側を巻いて上部に出ることもできたのですが、私がリードで登ってロープを張ることにしました。支点に使うアイススクリューは山の会で借りたものがあります。
 登る前にスクリューのねじ込みの練習をしたのですが、スクリューの歯が尖っていないためか相当に強く力を込めないと回せません。両手で掴んで回したくなるくらい固いのです。これで片手でアックスにぶら下がりながら残りの手でねじ込むのは相当に大変そうです。しかも小滝とはいえアイスでリードするのは初めてです。同行者もリードの経験はありません。
 スクリューにいささか不安はありましたが、こうなったら私が登らないわけには行Cimg3021きません。昨秋、小川山に行った際に「○○くん(私のこと)がトップロープ張ってくれたら皆で登ろう」と言われ、いきなり初めてナチュプロを使って小川山レイバックのクラックを登る時のような気分になりました。落ちる不安と登る高揚感が混ざった気分です。
 隣りではフィフィを使ったアックステンションしながら登っているグループもいたのですが、その用意がない私はスクリューをねじ込む際は、片手で保持してなければなりません。まずはちょっと登ったところに1本目のスクリューをねじ込みました。やはり入りが固く苦労しました。保持している手が早くもパンプしそうです。1本目が足元より下になったところで2本目を取ることにしたのですが、あいかわらずのスクリューの固さと腕がパンプしかけているのに加え、氷に打ち込んだアックスが外れそうになり落ちる恐怖を必死でこらえました。
 何とか滝を乗っ越し、右上にある潅木にスリングをかけ支点をつくり、途中、振れ止め用にもう1本スクリューを打ってロワーダウンしました。この1回の登りで私は相当に疲れてしまいました。このあとは、同行者が10回、私が最初のリードを含め7回繰り返し登りました。私は最初に一気に疲れてしまったので回数が少ないわけです。それにしてもトップロープはただ登るだけ良いのでリードよりも精神的にも肉体的にも楽なものです。
 午後2時半頃まで練習を続けて、下山しました。赤岳山荘を経て車を停めてある美濃戸口に着いたのは5時頃。帰りはヒルサイドホテル富士見の温泉によって汗を流し、国道20号に出たところにある国界というラーメン屋で空腹を満たしました。

  二日間とも天候に恵まれ、バリエーションルートとアイスクライミングの二つができて充実した山行となりました。

八ヶ岳 阿弥陀岳北稜

  2007年1月20日
 今冬4回目の八ヶ岳。
 今回の目的の一つは、ベテランの人に頼らないで雪山に行くこと。
 私は縦走こそ長くやってきましたが岩も沢も雪も氷もまだまだ始めたばかりの初心者です。今回一緒に行った人も2年前に山の会に入って山登りを始めたばかりです。入会以来、ちょっと厳しい山行では登山経験の長いベテランの人に付いて行くものばかりでした。
 これからは少しずつ自分の力で行けるようにしようということで、経験の少ない者同士二人で行くことに。先月の甲斐駒もそんなわけで行ったのですが、今回は一般登山道ではなくバリエーションルートに行くこと、それからアイスクライミングをするのが目的です。
 山の会に提出した計画書では、初日に阿弥陀岳北稜を登り2日目に赤岳西壁主稜を登るというバリエーションルート2本立て。初心者のくせに欲張り過ぎだとの意見もありましたが。天候等の事情でこれらのルートに行けない場合は南沢小滝でアイスクライミングをする計画です。

【行者小屋まで】
 愛車で山に行くのは甲斐駒以来のこと。金曜日夜に中央道経由で諏訪南ICを降りました(途中、ETCの早朝夜間割引をしっかり使うべく甲府昭和ICで一旦降りました)。深夜1時頃、美濃戸口の八ケ岳山荘に到着。例によって、休憩スペースで仮眠しました。
 眠いのを我慢して4時に起き食事を済ませ、車で赤岳山荘まで行くことに。美濃戸口から赤岳山荘までは未舗装の林道で積雪があります。この冬は他の人の車でいつも赤岳山荘までは車で入っていました。で、今回も愛車で行こうとしたのですが、林道に入って50mほど進んだ登り坂でタイヤがスリップしてしまい全く前に進めなくなってしまいました。短い距離だけのようですが雪が凍ってアイスバーンになっています。進むどころか後退し始めるし、何度かトライしましたが諦めることにしました。後ろから着いてきた車に一旦広いところまで下がってもらい、もとの駐車場に引き返しました。スタッドレスタイヤを履いていたのですが駄目でした。行ってる他の車を見ると悔しいですが仕方ありません。
 というわけで、車で行ける道程を1時間ほどかけて歩くことに。同行者には本当に申し訳ない。今日中に阿弥陀岳北稜を登るというのに、予定が遅れてしまいました。1時間弱歩き6時35分頃に赤岳山荘に到着。そこから南沢経由で行者小屋に向かいます。登山地図のコースタイムでは、ここから行者小屋まで2時間。荷物が重いせいもありますが、この道程が大変でした。1時間15分ほど歩くと先日行った南沢小滝への入口に着きます。それを横目に見てさらに登って行くのですが、いっこうに行者小屋に着きません。小滝分岐から1時間歩いても1時間半歩いてもまだ着きません。
 あとで分かったのですが、トレースが間違っていたようで、相当に遠回りを強いられたのです。他の登山者も同じく遠回りしてました。いい加減にしてくれと思う中、開けたところに出て10時半過ぎにようやく行者小屋に着きました。
 小屋は冬期は閉鎖されていて、その近くにテントを張りました。予定が遅れてしまったので今日は北稜は止そうかとも一応相談しました。でも、快晴・無風なので気分的には行く気満々。計画書では、阿弥陀岳北稜に向かうためにここを出発するのは9時20分Cimg2979。実際に出発したのは11時55分でした。

【阿弥陀岳北稜】
 初めは赤岳に至る文三郎道を進み、途中から中岳沢に入ります。中岳沢まではトレースが続いています。ここから右手の尾根に取り付いてジャンクションピークというところを目指して登って行くわけですが、どこを登っても良い感じの斜面ですCimg2983。見ると2人組の先行パーティーが雪の斜面を登っています。ロープを出しているようです。 私達は少し先から尾根に取り付き、ヒザくらいまでのラッセルをしながら急な斜面を登っていきました。先頭を行く同行者が疲れてきたようなので、早々にトップを替わり私がラッセルしながら進みました。それにしても、雪の中を進むのは大変です。私は両手にアイスクライミング用に持ってきたアックスとバイルを持って登りました。
 尾根筋に出たあたりで先行パーティーを抜きました。この先もトレースはありません。相変わらず私が先頭でラッセルして進みます。トレースが見えないとは言え、前に登ったパーティーにより踏み固められた部分は残っているので、足底でそれを探りながらなるべく足が沈み込まないところを選んで行きました。ヒザくらいまでもぐるのがスネくらいCimg2992になると随分楽に進めるのです。逆に外れて腿くらいまで潜ると大変です。
 ところどころにある潅木をつかみながら登って行き、2時過ぎにようやく第一岩峰に着きました。ここまではロープは使いません。ここからは岩稜上を2ピッチ行きます。1ピッチ目のほうが、2ピッチ目よりもちょっぴり難しいらしく、リーダーである同行者がまずトップをすることに。ロープを結んだりビレイ支点をセットしたりして、2時50分頃、トップが登り始めました。取り付きは正面を少し左に回り込んだところで、上のほうにペツルのボルトがあるのですぐに分かります。初めの登りがちょっと難しいようです。そこを乗っ越し、姿が岩の向こうに隠れて見えなくなりました。稜線伝いに進んでいるようです。
 しばらくするとビレイ解除の声が聞こえました。スリング類を回収しセカンドの私が登り始めました。アックス・バイルはザックにしまいます。グローブをした手で岩をつかんだり雪に突っ込んだりして登っていきます。これと言って難しい場所はありません。先月行った小同心クラックよりも易しいのが分かります。ビレイしていた同行者の所にたどり着くと、もう少し登ったところにまた岩が見えており支点がありそうです。そこに至る斜面がちょっと急で登れないからピッチを切ったというので、この短い区間を私が先行しました。手を雪の中に突っ込んで支えとして登りました。難しいわけではありません。
 ここCimg2996からが2ピッチ目で、正面の岩を登っ た先は短いながらも雪の積もったナイフリッジになっています。残置スリングや潅木でランナーをとり越えました。ガイドブックによると2ピッチ目はハイマツでビレイするとあります。ナイフリッジを越えその先の急な雪面を登ってからピッチを切ろうと思いました。そこを登ってちょっと緩いところに出たのはいいのですが、支点を取れるような潅木や岩はありません。
 ちょっと考えて、本で読んだだけのスタンディングアックスビレイをすることにしまCimg3019した。アックスを雪に刺して足で踏みつけて支点とするもので、強度は確かめようもありませんが、一応形にはなっているはずです。時刻は4時を回っています。じきに暗くなるでしょう。見ると阿弥陀岳と赤岳を結ぶ稜線がすぐそこであって、2人組みが下っています。この下りもちょっと急なので危ないらしいです。彼らから「今ごろ北稜を登ってくるのがいるぞ」という声が聞こえます。つまり我々のことですが。
 と、そのうちの一人が転倒して斜面を滑り落ちました。5mほど滑って何とか停止できたようです。勢いがついていたら、どこまで滑落していたか分かりません。危ない、危ない。
 そんな場面を私は肩がらみのビレイをしながら見ていました。同行者もたどり着き、そのまま進むと先ほどの稜線に出て、実質これで北稜は終了です。暗くなり始めていたので阿弥陀岳の頂上往復は止めました。ロープをしまい、中岳沢のコルに向かって降りて行きました。途中でヘッドランプを点け、コルに到着。中岳沢は雪崩の危険があるので特に降雪中・直後は避けなければならないそうです。計画でも遠回りながら中岳を経て文三郎道を降りることになっています。しかし、今回は時間が遅いこともあったのですが、ここ数日降雪もなく雪崩る危険も低いと判断して、降りることにしました。先行パーティーもここを降りています。星が少しずつ見えてきて、そのうちすっかり暗くなりました。暗くなったとは言え、北稜を登り終えた充実感で気分は良いです。おしゃべりをしながら6時ころテント場に戻ってきました。昼間よりもテントが増えています。10張り以上あるようです。
  それにしても大変な一日だった。車で行けなかったのと行者小屋まで遠回りした二つのことで大きく予定が遅れ、結構疲れました。話し合って、翌日の赤岳西壁主稜は止めることにしました。夕食はナベ。持ってきた缶チューハイを飲んで寝ました。

T-WALL江戸川橋

2007年1月17日
 久しぶりに江戸川橋のTウォールで登ってきました。
 前回行ったのは昨年3月末なので、ホントに久しぶりです。
 初めは一人でボルダリングして、山の会の人が合流してからはロープ壁を何本か登りました。
 その頃には手指が疲れてしまっていて、ろくに登れませんでした。

 先日の御岳での不甲斐なさの反省に立って、なるべくジムにも通って練習を積もうかと。

御岳ボルダー

318923343_236s 2007年1月14日
 日曜日はボルダリングしに御岳渓谷へ。
 私は午前中にちょこっとやったくらいで、後はだらだらと過ごしてました。
 早々に腕は疲れてしまったせいもありますが、日差しの暖かさに眠気が差してきて。
 友人は、大勢のボルダラーで賑わう忍者返しの岩で頑張っているようです。
 私がそこから少し離れたところでボルダリングマットを敷いて居眠りをしていたら、近くで焚き火をしていたおじさんがやって来て、煎った銀杏をくれました。
 これが素朴でなかなか良いのです。
 う~む、ビールが飲みたくなる。

 出かけた先でこんなにのんびり過ごしたのは久しぶりです。
 ここのところ、いつも山の中を歩き回ってばかりいたので。

次回はもっと頑張るからね。

エナジー7

2007年1月8日
 八ヶ岳から一日早く帰ったので、同行した一人と久しぶりにエナジーに行くことにしました。
 開店間もない時に行き、夕方近くまで登っていました。登った本数はトップロープ・リード併せて各自20本。
 始める前に、今日は20回は登ろうと私の提案で決めました。ジムの利用料を20回で割れば1回あたりがだいたい100円というセコい理由ですが。
 前日の疲れのせいもありますが20回も登ると結構ぐったりします。12月以降は雪山続きだったので乾いた壁を登るのは久しぶりだし、ジムでロープを使うのは10月までさかのぼります。
 ともかく、久しぶりのジムは良い運動になって楽しかったです。

アイス~?(八ケ岳で少しだけIC)

  2007年1月5~7日
 年越しの槍ヶ岳から帰って来て中三日で今度は八ヶ岳へ。
 3連休を利用して今期3度目のアイスクライミングの計画です。
 ところが、出発前の天気予報は最悪。
 日本海側と太平洋側から二つの低気圧が接近していて大雪の予報。さらに北海道あたりで合体して一つになると台風並みの勢力に発達して強風に見舞われるらしい。
 TVの気象予報士によると、一日に気圧が24hPa以上下降する低気圧を「爆弾低気圧」といい、今回のは40hPaくらい下降するらしいから相当に強そうだ。

 実は当初、南アルプスの戸台に行く予定だったのですが、某メーリングリストの情報によると戸台はほとんど氷結していないとのことで、直前になって八ヶ岳に変更しました。今年はアイスクライミングのはずれ年だという人もいます。しかし、思い切ってアックスを買った私としては諦めるわけには行きません。氷結の状態が悪いなら悪いなりに、買ったばかりのアックスを使ってアイスをしたいと思っています。

 さて、天気の心配をしながらも我々3人は金曜日深夜に美濃戸口へ到着。山荘の休憩スペースの中で仮眠。
 未明5時に起きると少し雪が積もっていた。降雪もあるし。出発の支度をしていると、先月末にジョウゴ沢を下降中に会った所属する山の会の元会員の人がやってきた。この山荘で寝ていたそうで、三日前から八ヶ岳でアイスをやっていて、天気が崩れるという予報を聞いて降りてきたとのこと。
 いつもどおり車で赤岳山荘の駐車場まで移動。今回の私の荷物の重量は共同装備のテントを含め約28.5㎏。ベースとなる赤岳鉱泉までは林道と緩やかな山道を2時間も歩きません。ここのところ重荷を背負っての歩行に慣れてきて、30㎏を下回っていればそれほど苦にならなくなってきました。
 雪降る中、堰堤広場を過ぎ9時頃には赤岳鉱泉のテント場に着きました。アイスキャンディーが前回来た時よりも大きくなっています。雪が湿雪らしく、ウェアがものすごく濡れています。そこでテントを張り終えてから山荘のストーブで乾かすことにしました。風はそれほどないのですが振り続ける雪に、メンバーのやる気も低下気味。結局、ストーブのCimg2965周りで濡れた服を乾かしながら11時頃まで過ごしていました。
 意を決してジョウゴ沢に向けて出発。F1は雪に覆われた状態です。それを巻いてF2に着くと、F1よりは氷が見えていますが、滝の足元に大きな穴が開いていました。もしかしたら誰かが踏み抜いてしまったのかもしれません。ここで登ってもあまり楽しくないからということで、テント場に引き返すことにしました。おニューのクォークを試すことができず残念。一人残って登るわけにもいかないし。
 戻るとCimg2968一時間ほどの間にテントの上にずいぶんと雪が積もっています。再び山荘のストーブで濡れた服を乾かしながら、だらだらと過ごしていました。もうこの日は登らないからと持ってきた缶ビールも飲むことに。午後3時半頃まで過ごしてからテントに戻り、夕食の鍋料理を食べて寝ました。う~む、不完全燃焼だ。

 翌日曜日も深々と降り続けています。ずいぶんと積もっていてテントを撤収するのが大変そうです。この降雪なのでジョウゴ沢へも大同心沢へも行くのをやめて、南沢大滝・小滝に行くことにしました。一旦車に戻ってから南沢に行くというのでテントを撤収。スコップで除雪してからテントをたたみました。雪と氷が付いたテントはとてもかさ張ります。この朝下山するのは我々が最初らしく雪に埋まったトレースをラッセルしながら進みます。
 先頭は私。ラッセルといってもヒザ下なら大したことはありません。ところが吹き溜まったところで腰よりも深い雪を掻き分けて進むのはものすごい重労働でした。わずか10mほどでしたが、目の前の雪を手でどかさないと、足の力だけではとても払いのけられません。後で聞いたところによると、こういう深雪を進むのにはコツがいるそうです。あまりに疲れたので先頭を交代。下るにつれて積雪も減り、駐車場に到着。アイス装備だけを持って南沢大滝・小滝を目指しました。途中、滝を見つけるのに迷ったりもしながら、南沢小滝に到着。2パーティーが登っています。装備を身に付けているところで同行のメンバーが不調を訴え、先に降りて美濃戸山荘に待っていると言い出したので、結局二人で1本ずつだけ登ることに。氷の状態はグサグサで柔らかく以前雪も降り続けていましたが、やる気満々の私としては再び不完全燃焼の気分。
 まずは、私のビレイでもう一人の同行者がリードで登ることになりました。氷が柔らかいため登りづらそうです。2~3m程のところにスクリューで一つ目のランナーを取りました。さらに登ってスクリューよりも上に足が来たところで、突然フォール!
 おっ!と思い、身体を後ろに倒しながら確保しました。落ちた高さは3~4mほどでしょうか。横向きに落ちた身体は幸いどこにもぶつからなかったようです。雪面まで数十㎝を残してグランドフォールを避けられました。下が雪なので下まで落ちたとしても少しは衝撃を吸収してくれたのでしょうが。ハンギングビレイなら身体を沈めるような動きはできませんが、こういう場合はボディビレイの支点となる腰の高さを低くしたほうが瞬時に対応できることが改めて実感できました。アイゼンの刺さりが悪く左足のアイゼンが外れたのに続き、右足も外れてしまったとのこと。
 ちなみに、この同行者の人のフォールを止めたのは昨秋の三つ峠・越沢に続き三度目のこと。体験したくないこととはいえ、良くも悪くも岩と氷の両方で体験できました。それに、この氷結状態の中、スクリュー1本で支持できるのだということも分かりました。すっぽ抜けなくて良かった。まだ下山の支度をしていたもう一人の話によれば、隣りで見ていた別パーティーの人達は、落ちた瞬間目が点になっていたそうです。
 同行者が再び登ってロープを張り、続いて私がトップロープで登りました。小滝を登った先の潅木にかけられた残地スリングにロープを掛けなおし懸垂下降しました。
 これだけでアイスクライミングはお仕舞い。八ヶ岳くんだりまで来て一回しか登れなCimg2971かった…。ギアをザックに入れて下山しました。駐車場も数十㎝の雪で覆われており、林道に出るまでの数十mを車は体当たりでラッセルしました。帰りの中央道も飯田~小淵沢間が雪のため通行止めで諏訪南ICからは乗れませんでした。
  予定より一日早い帰宅となりました。今期どれだけアイスができるか分かりませんが、気持ちを入れ替えて次回に臨みたいと思います。

槍ヶ岳で初日の出~♪(2日)

2006年12月28夜~2007年1月2日
【5日目(2日)】
 起きたのは5時半と遅め。平坦な道を帰るだけなのでのんびりしたものです。朝食は、大晦日に食べそびれた年越し用ソバとお汁粉。外は少し雲が出ていますが、晴れ間ものぞいています。風はあいかわらずありません。
 さて、ここでフリートレックを使ってみることになりました。私が持ってきたのは山の会の人に借りたものです。登山靴への装着の仕方だけは事前に試しておいたのですが、実際に滑れるかどうかは分かりません。ゲレンデでのスキーはやっていますが、ヒールフリーでしかもこのような短い板に乗るのは初めてです。荷物なしで履いてみたところ、山スキーのような感じで平坦なところを歩くことは問題なさそうです。で、出発することになり30㎏を超えるザックを背負ったところ、まるで違うことが分かりました。かかとが動くうえに板の前後長も短いので、荷物の重さで簡単に転んでしまうのです。しかも一度転ぶと、板を履いた状態で大荷物を背負って立ち上がるのは至難の技です。
 フリートレックのない他の2人はさっさと徳沢へ向けて行ってしまいました。板を履いたリーダーは私がヨロヨロと何とか進んで行くのを後ろから付いて来てくれます。平坦なところでは足を交互に前に出して進んで行けますが、少しでも下りになるとその不安定さからすぐ転んでしまいます。すぐに全身から汗が吹き出してきました。緩い登りもなかなか大変です。そのうち慣れる、とリーダーは言うのですがそうもいかないようです。どれほど時間がかかったか分かりませんが、おそらく徳沢までの道程の三分の一ほどで諦めて板を外しました。スキー場で空身で練習してからのほうがよいかと。
 暑いのでオーバージャケットも脱ぎ、シャツ2枚だけにしました。皆が待っている徳沢にようやく着き、山荘でジュースを飲み、明神、上高地と皆でどんどん進んで行きます。
 上高地の河童橋付近もそれほど登山者やハイカーの姿はありません。上高地からアルピコタクシーに電話すると、釜トンネルのところにタクシーが数台はいるから予約の必要はないとのこと。さらに大正池、釜トンネルを経て、午後2時過ぎにタクシーの待つトンネル出口に着きました。
 そこからタクシーで沢渡へ移動し、車で竜島温泉という日帰り温泉に行き、5日間の汚れを落としました。久々の風呂でさっぱりしました。松本IC手前のレストランで食事をし、高速に乗りました。
 天候に恵まれた中で、冬の槍ヶ岳に登ることができたので本当に楽しかったです。重い荷物にもまた少し慣れたし。しかし、冬山である以上、一たび天気が崩れればものすごく厳しいものになります。最終日は山の上のほうは雲に隠れており、リーダーの話しでは、今ごろ稜線は吹雪だろうとのこと。山をあまく見てはいけません。
 2007年は前年以上に山登りに励みたいと思っています。すでに夏までの目標もぞくぞくと出てきているし、頑張ろうっと。

槍ヶ岳で初日の出~♪(元日)

2006年12月28夜~2007年1月2日
【4日目(元日)】 Cimg2885
 2007年元日の朝を迎えました。行きと同じコースで下山するわけですが、リーダーがその前に槍の頂上にもう一度登ると言います。昨日一人が登っていないのもありますが、理由は「去年登ったけど、今年まだ登ってないから」というもの。確かに。昨日はすでに昨年なのです。小屋の外に出るとCimg2889、今にも日の出を迎えるところです。またまた無風・快晴。天気には恵まれ過ぎです。少し待っていると、八ケ岳の向こうから陽が昇ってきました。2007年の初日の出です。思わず今年の登山の無事を祈って合掌。今度こそ 4人で頂上を踏むと、いよいよ下山です。
 大喰岳・中岳を越え、横尾尾根への分岐に着きました。ここから横尾尾根を降りていくのですが、だんだんと風が強くなってきました。晴れてCimg2903いるので視界は問題ないのですが、強風に巻き上げられた雪の粒が目に当たって痛いくらいです。切り立った場所では、耐風姿勢を取らないと飛ばされそうです。それでも少しずつ進み、横尾の歯にたどり着きました。
 行きで張ってあった残置ロープがCimg2905  なくなっています。張ったパーティーが回収していったようです。ロープワークの練習を兼ねて、念のためロープをフィックスして通過することに。今回唯一持参したロープを使用した場面でした。ヒザ近くまで潜る雪の中を進んだりしながら行くと、ずっと先に我々のテントが見えました。2日間、風に飛ばされず残っていました。よかった。 Cimg2914
 テントに戻ったのが13時過ぎ。30分ほどで撤収して再び下降開始。ピークをいくつか越え、疲れが出てきた頃、3のガリーの上部と思われるコルに出ました。このまま稜線を進みピークをいくつも越えるのは時間がかかって大変です。リーダーの判断で、雪崩の危険性が低いと判断してこの沢を降りることになりました。降雪中や直後などは雪崩の危険があるので絶対に降りてはいけないとのこと。
 深雪をラCimg2929ッセルしながらどんどん降りていきます。下り一辺倒なのでぐんぐんと高度を下げて行くことができます。一人が足が痛むということでちょっと遅れ気味です。夕闇が迫る頃、ガリーの下降を追え、横尾谷沿いの踏み後に出ました。ここからはほぼ平坦なコースで横尾山荘を目指します。小屋に着く手前あたりですっかり暗くなりヘッドランプを点けました。
  あいかわらずスス臭い小屋の二階に陣取り、夕食の支度をしました。翌日は釜トンネルまで歩くだけなのでどんなに天候が荒れても歩けるので、残っている食料をどんどん食べようということになりました。

槍ヶ岳で初日の出~♪(大晦日)

2006年12月28夜~2007年1月2日Cimg2772
【3日目(大晦日)】
 この日も未明の4時過ぎに起きたにも関らず出発は7時。あいかわらず準備が遅く反省しないといけませんね。外はまたも無風・快晴。氷点下の気温とはいえ、ほんとに快適です。気温は未明はともかくだいたいマイナス10度くらい。
 荷物Cimg2773を軽くするため、テントはここに張ったまま槍ヶ岳を目指します。ここまでテントを持ってきた私としては嬉しい限りです。そのかわり共同食料の一部を持つことになるのですが。テントを横尾尾根上に残して行くことで、回収のために帰りも横尾尾 根を降りることになります。テント回収の件がなく、雪崩の危険性が低いと判断できれば、槍沢を降りて横尾に戻ることもできるそうです。 Cimg2785
 この日は、今山行中の唯一の難所・横尾の歯という切り立った稜線を通過します。出発してしばらく行くと尾根の両側が切れ落ちた場所がでてきました。残地ロープが張ってあり、それにビナをかけた状態で横移動します。そこを通過すると再び緩やかなところに出ます。槍や前穂がきれいに見えます。後方の常念岳なども見えます。槍・穂高の主稜線に出るところを頑張って登りきると、目の前に笠ケ岳のほか黒部五郎岳方面さらに遠く白山も見えます。時刻は13時45分。ずっと見えている八ケ岳・富士山なども含め、見事な山岳展望にため息がでます。出た場所は南岳の北方です。リーダーはここに至る途中やこの分岐に目印の竹棒を何本も刺して行きまCimg2812す。 Cimg2813
 ここからは進路を北に向けて、中岳、大喰岳を越えて槍ヶ岳を目指します。少しずつ槍が近づくのが分かります。青空に伸びる槍の頂が鮮やかです 。大喰岳からは冬期小屋の場所取りのためリーダーは先に行きました。そして、15時頃槍ヶ 岳山荘の冬期小屋に到着。茶室のにじり口のようCimg2839に狭い入口から真っ暗な小屋の中に入ります。ほんとに真っ暗なので灯りを点けないとほとんど何も見えません。
 ここも先客がいて、狭い二階の一部が開いていました。到着がCimg2847遅かったら外でビバークする羽目になっていたかもしれません。
 疲れていた一人を残して、槍の頂上を往復してくるこ とにしました。一応、ロープとバイルを持って行ったのですが結果的に必要ありませんでした。さくさくと頂上を目指し、最後の鉄ハシゴを登ると、頂上に出ました。私はこれまで夏の槍には5回ほど登っていますが、冬は初めてです。ぐるり360度素晴らしい展望です。やった。釜トンネルから3日かけてようCimg2850やくたどり着くことができました。
 下に北鎌尾根や小槍も見えます。記念写真を撮って、小屋に戻り夕食の支度をしました。
 と、ここでリーダーがザックの中からビールとシャンパンを取り出しました。登頂祝いに担ぎ上げてくれたわけです。う~む、ビールがうまい。
  こうして2006年が終わりました。この年を振り返ると、実にたくさん山に行ったものです。
来年も楽しく頑張らねば。

槍ヶ岳で初日の出~♪(30日)

2006年12月28夜~2007年1月2日
【2日目(30日)】
 朝4時半に起きて朝食を済ませ荷物をまとめ出発できたのは7時過ぎ。出発までの時間がかかり過ぎです。外は無風・快晴で絶好の天気です。今回のメンバーは私も含め晴れ男・晴れ女が多いなどと話していたのですが、事前の天気予報を跳ね返して天気には恵まれそうです(事実、最後まで天気には恵まれました)。フリートレックなど不要な一部の装備を小屋の中にデポしていきます。少しでも荷物を軽くしたいので。 Cimg2692
 横尾山荘の目の前の吊り橋を渡るとすぐに横尾尾根に取り付けるのですが、涸沢に至る横尾谷に沿って進み、途中の2のガリーか3の ガリーから尾根に取り付くのが多いようです。横尾尾根を行くとはいえ一般登山道があるわけではないので、そのパーティーの判断でどこから取り付いても良いわCimg2699けですが。
 屏風岩を左手に見ながら1時間ほど横尾谷に沿って進み、2のガリーと思われる場所から取り付くことにしました。ここで持ってきたワカンを靴に結び付けました。まあ、そんなに深い雪ではないので、お試しに履いてみるという意味合いもあります。せっかく持ってきたわけだし。この時点で8時半。ガリーを登り始めてそのうち、枝尾根上を登るようになってきました。斜度もきつくなりワカンでは歩きづらくなってきたのでアイゼンに履き替えましたCimg2713。片手にはピッケルを持ち、急なところではピックを雪面に突き刺しながら身体を支持して登ります。皆黙々と登っ て行きます。思っていたより長く、P2と思われる横尾尾根の稜線上に出たのがすでに12時半。 それでも何とか稜線上に出られたので皆で喜びました。
 ここからは稜線上のピークをいくつも登ったり降りたりしながら進んで行きます。Cimg2725急なところには残置ロープがあり、疲れているので遠慮せずにそれを頼りにします。もちろん切れたりしないか確認するのが前提ですが。P3、P4さらにP5と思われるピークを越えていきます。樹林の向こうに槍ヶ岳が見えてきました。快晴のもと、ものすごくきれいに見えます。もちろん穂高方面も見えます。そのうち森林限界あたりになり、他の登山者のテントを2張り見かけました。
 稜線が緩やかになっている適当な場所にテントを張ることにしました。リーダーのCimg2751人は雪崩の講習をやっているくらいなので、テントを張る際も雪崩の注意点を教えてくれます。現実に昔、横尾尾根では雪崩で死亡事故が発生しています。危険性が高い場合は、ロープを結んで寝るそうです。つまり、テントの中にいる人間のハーネスにロープを結び、一方は外の潅木などを支点にして結ぶCimg2755そうです。
 まずはスコップで斜面を切り崩し踏み固め、平らな面を作ります。テントは風で飛ばされないように、ヒモの先に棒を結びつけて雪に埋め固めます。テントの裾も雪に埋めます。大きなビニール袋 に雪を入れて入口近くに置きます。
 それからようやくテントの中で夕食づくりをしました。まずは何と言っても水が必要です。雪を鍋に入れてガスの火にかけます。雪だけではすぐに融けないし鍋を焦がすことにもなるので、誘い水としてテルモスに残っている水を注ぎます。こうすることで雪が早く融けてくれるのです。沸いたお湯は食事やお茶に使うか、残った分はすぐにテルモスに入れて保温します。
  こうして山行2日目も無事に終わりました。

槍ヶ岳で初日の出~♪(29日)

2006年12月28夜~2007年1月2日
【1日目(29日)】
 29日朝、起きると少し降雪があります。簡単に朝食を済ませ、近くのアルピコタクシーの事務所に移動し、予約しておいたタクシーのトランクに荷物を乗せ、釜トンネル入口まで行きました。運転手さんの話しでは、今年は冬期の入山者がずいぶんと少ないようです。
 さて、マイカー規制があるので、シーズン中に東京方面から来る人は通常、沢渡に駐車してそこから上高地まではバスやタクシーに乗ります。冬期はずっと手前の釜トンネルから先には車を進入させないので、そこまでタクシーを利用するのです。昔は延々と歩いたそうです。
 釜トンネルは以前は車一台しか通れない狭いものでしたが、17年に完成した新しいトンネルはしっかり片側1車線ずつあります。トンネル入口には路駐するような場所はないし、警察の詰め所もあるので、おとなしくタクシーを利用するのが無難です。
 タクシーから荷物を降ろし警察の詰め所で挨拶を兼ねてお茶を飲んでから、7時過ぎいよいよ歩き始めます。
 ほかにも何組か登山者のパーティーがいます。まずは全長1.3kmのトンネルの中を歩くのですが、私だけずいぶんと重い荷物を背負っているので初めから歩くのが遅く、ちょっとヤバイのでないかと思ってきました。 Cimg2663
 釜トン入口から上高地までは5~6kmほど。さらに上高地から明神・徳沢を経て横尾までは11kmほど。ほとんど平坦とはいえ長い道のりです。なんとかトンネルを抜け、少し雪が降る中、歯を食いしばって歩きます。積雪は20㎝ほどでトレースもあります。大正池を左手に見て、2時間強で上高地のバスターミナルに着きました。午前9時過ぎ。
 風が吹いていて寒いです。温度計ではマイナス10度とありますが、体感温度はもう少し低いはずです。
 止まCimg2677っていると身体が冷えてくるので、再び歩き始めます。明神を過ぎ、徳沢の山荘に着きました。徳沢は年末年始に営業しているとのことで、ストーブにあたって休憩できました。この頃になると雪も止み、山の上のほうが見えてくるようになってきました。出発前の天気予報では寒波到来で山の天気は荒れるなどと聞いていましたが、どうやら快方に向かっているのかもしれません。風も止んできたし。午後4時、やっとの思いで横尾に到着しました。ここまではアイゼンもワカンも必要ありません。冬期小屋前には水場があります。雪を溶かす手間が省け、燃料の節約にもなります。
 小屋の中は薄暗くて二層になっていて、一階はすでに先に着いた登山者で占めCimg2686られています。二階はまだ誰もいないようなので荷物を全て上に上げました。それにしても薪のストーブのせいで、スス臭くて壁や床もススで汚れています。暖を取れるのはいいのですが、これにはちょっと参りました。
  この日の夕食は豆カレーほか。ビール付。二階は梁が低いところに渡してあって気をつけないと頭をぶつけてしまうのですが、何とかテントを張ってその中で寝ました。

槍ヶ岳で初日の出~♪(準備~現地到着)

2006年12月28夜~2007年1月2日
 皆さまは年末年始をいかがお過ごしでしたか?
 私は年越しで北アルプスの槍ヶ岳を登ってきました。
 横尾尾根を往復するルートで、往路に3日、復路に2日かかる長いものでしたが、快晴つづきで楽しい山行でした。きれいな初日の出を拝むこともできたし。
 それでは長々と山行報告をさせていただきます。

【準備~現地到着】
 今回の山行のリーダーは、私の所属する山の会の人でもあるのですが、全国規模の山岳会の事務所の人で、K2(世界第二の高峰)にも登ったことのある山のベテランです。
 メンバーは私を含め計4人。最短の日程は仕事納めの12月28日夜に発って正月2日に帰ってくるもので、前夜発の山中4泊5日。停滞を考慮し予備日を4日まで見込んでいます。

《装 備》
 共同の食料は予備日を含めた6泊分なので、食料担当の人は献立づくりが大変だったようです。山ではいつもそうですが、共同で食べるのは朝晩だけで、昼間の行動中は休憩時にお菓子などをつまむ程度です。一方、せっかくの年越し山行なので献立には年越しソバやお汁粉もあります。背負う荷物が重くなれば当然それだけ登るのが大変になるので極力切り詰める必要がありますが、リーダーの人曰く、お酒だけは別とのこと。山行中、飲み尽くして困らないくらいは持っていかないとね。
 ガスって視界が悪い場合に迷わないように目印の棒を雪面に刺しておくのですが、それを何本か作りました。細い竹棒の先に赤いテープで印を付けておきます。
 それから、いつものアイゼン・ピッケルのほか、念のためバイル。ハーネスやビナ類にロープも。ワカンも。雪崩対策として、ビーコン・プローブ(ゾンデ棒)・スコップ。リーダーと私はフリートレックも持っていくことに。私の持つ共同装備は基本的にテントとロープ。
 自分の荷物をまとめたところ、33~34㎏ほど。先月、奥多摩の七ツ石山に登った際の重量と同じです。重すぎる…。本当にこんなに背負って歩けるのか心配になってきました。
《問合せ》
 計画にあたり、現地の警察や山小屋に問合せしました。
 横尾山荘と槍ヶ岳山荘は冬期小屋が開放されているとのこと。積雪は例年より少ないらしい。
 沢渡(さわんど)まではマイカーで行くのですが、そこから釜トンネル入口までのタクシーを予約しておきました。
《ルート》
 28日夜に発って、沢渡の駐車場で車中泊。
 29日はタクシーで釜トンネル入口まで行き、そこから大正池・上高地を経て、横尾山荘泊。
 30日は横尾尾根を登り、横尾の歯手前の比較的平坦なところでテント泊。
 31日は槍ヶ岳山荘まで。
 1日は30~31日に登ったところを一気に下山し、横尾山荘まで。
 2日は29日の逆で、釜トンネルまで歩き、クルマで帰宅。

 上記の計画で、仕事を終えたメンバーはリーダーのクルマで中央道を走り沢渡を目指しました。
 日程が長いので、皆のザックはいつもよりもパンパンに大きいです。中でも私のは大きくて重く、無駄なのが多いのかと首を傾げました。まあ、テントがあるから仕方ないかなと。
諏訪のあたりでチェーン規制があり、夏タイヤなのでチェーンをつけました。雪が少しふっています。
 松本ICを降り、沢渡に着いたのは深夜1時頃。冬期無料開放されている市営第二駐車場に駐車して車中で仮眠しました。翌朝は7時にタクシーを予約してあるので、6時には起きる予定です。

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