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八ヶ岳 南沢小滝

2007年1月21日

 この日も快晴。しかし、赤岳西壁主稜はすでに登らないことに決めていたので、5時に起きながらテント場を出発したのは9時過ぎとのんびりしてました。前日あれほど長く歩いた道程はやはり遠回りだったようで、行者小屋から南沢小滝まで下るのに50分くらいしかかかりませんでした。
 小滝には何組かパーティーが取り付いています。と、同行者が「ヒロケンがいる。」と言います。どうやら廣川健太郎氏がいるようです。クライミングの本を出していて、この前出た本「実戦!オールラウンドクライミング」の帯のコピーを借りれば、「岩・沢・雪・氷」とオールラウンドにクライミングをしている人です。私はこの本のほかに「チャレンジ!アルパインクライミング」という本も2冊持ってます。今回の阿弥陀岳北稜を登るにあたってはこの本を参考にしています。「やっぱりヒロケンだ」と言うので、呼び捨ては良くないだろと思いながらも登るのを見てました。そのうち、廣川さんのグループが帰っていったので、我々が登ることにしました。
 何度か繰り返して登ろうという話しになったのですが、まずはそのためのロープを張らなければなりません。後から思えば滝の右岸側を巻いて上部に出ることもできたのですが、私がリードで登ってロープを張ることにしました。支点に使うアイススクリューは山の会で借りたものがあります。
 登る前にスクリューのねじ込みの練習をしたのですが、スクリューの歯が尖っていないためか相当に強く力を込めないと回せません。両手で掴んで回したくなるくらい固いのです。これで片手でアックスにぶら下がりながら残りの手でねじ込むのは相当に大変そうです。しかも小滝とはいえアイスでリードするのは初めてです。同行者もリードの経験はありません。
 スクリューにいささか不安はありましたが、こうなったら私が登らないわけには行Cimg3021きません。昨秋、小川山に行った際に「○○くん(私のこと)がトップロープ張ってくれたら皆で登ろう」と言われ、いきなり初めてナチュプロを使って小川山レイバックのクラックを登る時のような気分になりました。落ちる不安と登る高揚感が混ざった気分です。
 隣りではフィフィを使ったアックステンションしながら登っているグループもいたのですが、その用意がない私はスクリューをねじ込む際は、片手で保持してなければなりません。まずはちょっと登ったところに1本目のスクリューをねじ込みました。やはり入りが固く苦労しました。保持している手が早くもパンプしそうです。1本目が足元より下になったところで2本目を取ることにしたのですが、あいかわらずのスクリューの固さと腕がパンプしかけているのに加え、氷に打ち込んだアックスが外れそうになり落ちる恐怖を必死でこらえました。
 何とか滝を乗っ越し、右上にある潅木にスリングをかけ支点をつくり、途中、振れ止め用にもう1本スクリューを打ってロワーダウンしました。この1回の登りで私は相当に疲れてしまいました。このあとは、同行者が10回、私が最初のリードを含め7回繰り返し登りました。私は最初に一気に疲れてしまったので回数が少ないわけです。それにしてもトップロープはただ登るだけ良いのでリードよりも精神的にも肉体的にも楽なものです。
 午後2時半頃まで練習を続けて、下山しました。赤岳山荘を経て車を停めてある美濃戸口に着いたのは5時頃。帰りはヒルサイドホテル富士見の温泉によって汗を流し、国道20号に出たところにある国界というラーメン屋で空腹を満たしました。

  二日間とも天候に恵まれ、バリエーションルートとアイスクライミングの二つができて充実した山行となりました。

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