« 2007年7月 | トップページ | 北アルプス・剱岳でクライミング »

南アルプス・甲斐駒ケ岳・黄蓮谷(沢登り)

2007年8月2日夜~5日Cimg4049

 8月2日夜~5日の日程で、黄蓮谷(おうれんだに)という登り応えのある沢に行ってきました。職場の年配の男性が予てから行きたがってい た沢で、いCimg4077つも一緒に山に行っている人も加わって総勢4人で行ってきました。登山口の竹宇駒ケ岳神社から山頂までの標高差2,200m。一般登山道ではなく、沢を遡って行きます。
 天気は上々。歩き始めてしばらくは山道を歩き、不動滝のところで一旦林道に上がります。林道を進んだところで入渓します。南アルプスの天然水に浸りながら進んでいきます。滝の高捲きに苦労しましたが、初日は何とか遡行図にあるビバークポイントに到着。テントを張りました。   Cimg4079

 二日目は頂上に抜けるはずでしたが、そう甘いものではありませんでした。坊主の滝を巻くために、左岸にある谷に入っていったのがその始まり。危険な超高捲きを強いられ時間をロス。再び沢を登るも、午後になって、また捲くために右岸の枝尾根に取り付き、ヤブ漕ぎとなりました。瞬く間に夕方になりヤブのCimg4091中に見つけたスペースに無理やりテントを張って本当のビバークとなりました。斜面なので4人横になって寝ることはできません。とにかく早く夜が明けてほしい。このあたりで標高は1,700mほど。頂上が2,900mくらいであることを考えると先が思いやられます。三日目に下山できるか心配です。メンバーの中で体力的に余裕があるのは私だったので、頑張らないといけません。
 いよいよ最後の三日目。予備日がないので何としてもこの日に下山しなければなりません。沢へは降りずにこのままヤブ漕ぎを続け上を目指すことになりました。残念ながら黄蓮谷の完全遡行は失敗ということになります。それよりも今は無事に一般登山道に抜けることが先決です。私は高度計と地形図、周りの風景から大よその位置を把握できていたと思います。猛烈なヤブ漕ぎに年配の人たちは相当に参っているようです。前日の午後からこんなヤブ漕ぎ続きですから無理もありません。一般登山道を登っていくというのが、どれほど楽なことか思い知らされました。

 笹や這松を手がかりに、少しでも登りやすそうなところを縫うように進んでいきます。後の人が少しでも進みやすいようにと先頭を行きながら考えていました。地形図をじっくり見ないと見落としてしまいそうですが、登るにつれて地図どおりに枝尾根が合流してきます。これで現在地はまず間違いありません。岩場の表示も地図のとおりです。はるか先に人の姿が見えました。登山道を行く人です。やった。昼前にようやく9合目と山頂の中間あたりの登山道に出ることができました。年配の二人は相当に疲労していて、頂上へは行かずに先に七丈小屋に降りるとのことです。残った我々二人は荷物を置いて頂上を往復してきました。自身4回目の甲斐駒登頂です。七丈小屋で合流し、どんどん黒戸尾根を下って行きます。夕方、丸三日間の登山を終え神社の駐車場に帰ってきました。近くの日帰り温泉で汚れた身体を洗いました。完全遡行ができず失敗でしたが、標高差1,000以上をヤブ漕ぎしたというのは体力作りには役立ちました。

« 2007年7月 | トップページ | 北アルプス・剱岳でクライミング »

沢登り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1219264/29766089

この記事へのトラックバック一覧です: 南アルプス・甲斐駒ケ岳・黄蓮谷(沢登り):

« 2007年7月 | トップページ | 北アルプス・剱岳でクライミング »

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ