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太刀岡山 左岩稜【10月3連休(第2日)】

    朝、瑞牆湖を発ち観音峠経由で山梨県側にある岩場、太刀岡山(たちおかやま)に到着。甲府方面から甲府幕岩に行くたびにこの岩場の麓を通っていたのだが、クライミングするのに訪れるのは初めて。
 道路脇の駐車場に車を停めるとハサミ岩から左にのびる左岩稜が眺められる。あそこを登るのだ。集落の中を通り、獣の侵入を防ぐフェンスの扉を通り、まずは小山ロックへ。昨年開かれたという左岩稜9Pを登るのが本日の目的なので、ここに不要な荷物をデポ。
 クライミングのガイドブック「日本100岩場」の案内図によると小山ロックから下部岩壁メインエリアに至る道があるようなのだが判然としない。車道から白い別荘を通るアプローチもあるようだが、小山ロックからのアプローチは急斜面に阻まれてよく分からない。
 そうではなくて、集落から小山ロックに登って行く登山道の途中に左へと水平に分かれる踏み跡があるので、そこに入って行けば良いことが分かった。分岐には確か太刀岡山登山道と書かれた小さな標識があるので迷うことはないと思う。

 下部岩壁メインエリアを通り過ぎると、人の姿が見えてきた。どうやら我々が迷っている間に先に取りついているパーティーがいるらしい。取り付きに着くと、何人も人がいた。なんと一人のガイドに引率された9人パーティーだという。まだ3人ほどしか登っていないようで、ずいぶん待たされそうである。
 すると、そのガイドはIさんと面識があるらしく、お客を待たせて我々を先に登らせてくれることになった。
 我々は3人登攀になるので、トップでリードする人から出るダブルロープ2本の先にそれぞれフォローが一人ずつ繋がる形になる。Iさんは腰痛もあり、私にリードするように言う。ルートはリードしてこそ。他パーティーを待たせないようにすぐにロープを結び1ピッチ目に取り付いた。

 1ピッチ目は慣れないクラックで、ガイドがクラックに残したキャメロットを借りてロープをクリップしていく。クラックの幅はハンドジャムでも広いくらいで保持が難しい。あとで思うにレイバックのほうが楽だったかも。クラックの抜け口で自前のキャメ3番をセットしたところで、腕がパンプして力尽きてテンション。その後狭いテラスに出て、セカンド、サードをビレイするためルベルソをセット。マルチピッチでフォローをビレイするためのセットはずいぶん久しぶりだけど、やり方は忘れていなかった。 Imgp1351
 2ピッチ目はスクイーズチムニーで身体を挟むようにして登る感じで、Iさんがリード。フォローで登ったけど、それでも怖い怖い。よくリードできたものだ。
 3ピッチ目は再び私のリード。3人登攀なので、つるべではなく、その都度ロープを結び直す必要がある。目の前の短いクラックを登った後、岩の割れ目を抜けてしまいその先のチムニーを登った。本当は割れ目を抜けずに登るらしい。確かここで3番キャメや未使用のまま死蔵していた4番キャメを使った。
 4ピッチ目からは傾斜が緩くなり、Mさんがリード。その後、5、6ピッチ目も私がトップで行っImgp1360たはず。両側が切り立ったリッジを行くのは、垂壁を登るよりもよっぽど怖い。Imgp1364
 天気は快晴で、道路脇の駐車場に停めた車が眼下に見える。こうやってマルチピッチを登るのは久しぶりで、本当に楽しい。その後、Mさん、Iさんがトップを行き、小さな石の祠があるハサミ岩の基部に到着。ハサミ岩のっ左手から小山ロックに至る登山道にすぐに出られるようで、あとは最後のハサミ岩を登るピッチのみ。Iさんのリードでトップロープを張ってもらい登った。リードしても良かったけれど、ここまで登ってこれて十分楽しく満足できた。
Imgp1375_2
 まだ時間があったので、小山ロック南面にある「チェリーブロッサム」5.10bを登った。出だしはリーチがあると有利で序盤が核心。傾斜が緩くなる後半は左岩稜と同じ感じ。
 クライミングを切り上げ、今夜の寝場所とする韮崎道の駅へ。道の駅にある温泉で汗を流したあと、中央道の韮崎ICそばにある「たか清」というお店でカツ丼を食べる。お品書きには煮カツと書いてあるけど、要はカツ丼。お酒を買い込み再び道の駅へ。その晩、山仲間Tからメールがあり、明日一人で八ヶ岳に行くという。
 今年の3月末にKさんが八ヶ岳の角木場にあるアイスクライミングができる場所で墜死して亡くなるという事故があった。Tはその時は同行していなかったのだが、Kさん夫婦とはいつもクライミングに出かけて親しく付き合っていたのだ。そこで明日、角木場を訪ねてお線香をあげるついでに硫黄岳を登ってくるという。
 私は、明日はIさん、Mさんと別れて一人で瑞牆ボルダーを見に行こうかと考えていた。しかし、指先が思いのほか痛むし、連休最終日ではボルダラーが帰るのも早くて岩の場所をあまり聞けないかもしれないと思い、行こうかどうか思案していた。そこに、八が岳に行くという連絡があったので、自分も付き合うと返事した。

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