« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

8月も早や終わり、甲府幕岩の一日

8月最後の週末は日曜日が所用のため、前夜発で土曜日だけクライミングへ。行き先は甲府幕岩。小川山や瑞牆山と合わせ、この山域の岩場に来るのは7週連続。同行のHN田さんと調布駅で待ち合わせ、中央道から塩川ダムの駐車場へ。つい先ほどまで雨が降っていた様子で路面が濡れている。

翌朝は快晴。クリスタルラインを経て岩場へ。ハング下を荷物置き場にできるサイコモーターやキルトのあるエリアで登る準備をする。アップを兼ねて「ジューンブライド」5.11cに取り付く。このルートも数年前に触ったことがあって、レッドポイントできないままだったものの一つだ。前半はただのアプローチ。テラスから左に登るHIVE5.10aと別れ、右のカンテを廻り込んで登るのが実質のジューンブライド。1便目はホールドを読み切れず思わずテンション。HN田さんがHIVEを登った後、2便目を出す。今度は確実にRP。よしよし。

一つ奥のエリアに移動して、HN田さんがまだ岩が湿っている「てるやまもみじ」5.10a/b1テンで頑張って登った後、私はこれもやりかけだったJUNE5.11b/cにトライ。中段の小テラスからの垂壁が核心で、少し登ってみたがラインが読み切れないので、テンションをかけないように少しクライムダウンし良く観察。もう一度トライして確実に核心を突破。ムダ便を出さずにクリアできて良かった。

いったん荷物置き場に戻ってコーヒーを飲みながら休むことにした。戻る途中、赤と黄色の毒々しいキノコが生えていた。NH田さんによると、たまごたけといって食べられるキノコらしい。いかにも毒キノコって感じの鮮やかな色をしていて、毒キノコとして有名なベニテングタケと似ているらしい。傘が赤いのは共通なのだが、ベニテングの傘の表面には白いツブツブがあるのだという。しかしそのツブツブもそのうち無くなってしまうのだそうだ。しかし軸の部分がたまごたけは黄色とオレンジの縞模様なのに対し、ベニテングは白いという。たまごたけは足元に白い房のようなものがあり、そこから鮮やかなキノコが生えている。これがたまごを連想させたのかも。

食べられると聞いて採ることにした。引っこ抜くような力は全く不要で、ほとんど土の上に置いてあるといった感じ。帰宅した翌朝、キノコが痛まないうちに食べようと、洗ってほかの野菜と一緒に炒めて食べた。他の具材と一緒なので味はよく分からないが、私は今もこうしてピンピンしているので、少なくと毒キノコでは無かったのだ。

先週はO形さんに岩茸(いわたけ)が食べられると教えてもらった。岩茸という名前は何となく知っていたが、岩場でいくらでも見ていたはずのもので、岩の表面にベタベタと張り付くように生えている。ちょっと大きなものだと50年モノだよと、O形さんは言っていた。それを食べるなんてこれまで考えたこともなかったから素通りしていたが、翌日袋いっぱい採った。

岩茸は水でよく洗って、お湯で1020分くらい茹でる。柔らかくなったところで、硬い石付きを取る。食べ方はレタスなどと一緒にドレッシングをかけてサラダで食べるのがお手軽だし、天ぷらにしても美味しいという。岩茸自身はこれといった味が無く、グニャグニャとした食感を味わう。O形さんによると食物繊維が多く、お通じが良くなると言う。

 休憩後は、最奥の山椒王国へ。フリークライミングが久しぶりというNH田さんはこれまで5.10台のルートくらいしかやったことが無いと言う。イレブン台にトライすることに心理的に壁があるようなので、5.11bとしては決して甘くない「ブラッキー」を薦めてみた。いきなりリードというのは大変なので、私が登ってトップロープを張る。前腕がパンプして痛いと言いながらも3ピン目までは登って行けたし、4ピン目付近の右から左への廻り込み付近のムーブを解決できれば、リードでもまったく歯が立たないということは無さそう。トップロープで2回登った。

 一方、私はお盆に来た時にトライしてみた「パストラル」5.12aをやってみることに。まずはチョンボ棒を使いまくってヌンチャクをかける。出だしの乗り上がりから結構大変なのだが、そこに乗りあがったところからの垂壁のムーブが核心。前回はそれが解決できないままだった。今回トップロープの状態であれこれ試行錯誤するうちに安定したムーブを発見できた。

 リーチの無い人には向かないが、右手は右カンテにあるホールドをラップ気味に持つ。左手はリーチいっぱいに左のクラック側のカンテを保持、なるべく高い位置で。右足は真下のままで、左足を左クラック側にハイステップ気味にヒールフック。そうすると身体が触れない。そうして右手を一つ上のホールドに移し替える。横持ちではなく上側から手を掛けるように。それから左手で頭上左寄りのカチを取る。その状態で左足ヒールを足元に戻し、右足を足元少し右上にあるカンテ沿いのホールドに乗せる(出だしの乗り上げで左手で使ったホールドのはず)。そうすると右上方向の持ちの良いホールドが右手で届くわけだ。

 さらに左手はデッド気味に顔の前のサイドホールドを取り、続けて右手でも近くのサイドカチを取る。その後は5手ほどだったか、こまかなカチを繋げて登るパートが続くので、まったく気が抜けない。

 レストして2便目を出してみるも、やる気はあっても身体がもはやついてこなかった。出だしの乗りあがりからしてできなくなっていて、チョンボ棒の力を借りてヌンチャクを回収するだけとなった。

 自身の限界グレードといえる5.12aをやるとなると、他のルートをいくつも触ってからではヨレて登れるわけがない。このルートをクリアするつもりなら、軽めにアップを済ませたらすぐにトライするしかないだろう。それでもできなかった核心部のムーブが解決できたことは収穫だった。パストラルも落としておきたい12台のルートの一つになった。

他にすでにトライしていて今後RPしたい12台として、北川の「北落師門」5.12aや屋根岩5峰の「パンキンプンクン」5.12bもあるし、金比羅岩の「モンスターパニック」5.12b。中里の「転がる理事長」5.12bもあった。

HN田さんも11台にトライできてそれなりに満足そう。敷島町の立ち寄り温泉によって東京へ帰った。

猛暑の東京を離れ、再び小川山で避暑

 8月21日から23日の3日間も再び小川山で過ごした。梅雨明けしてから6週連続で小川山か瑞牆山、甲府幕岩に通っている。
 今回の目標は、先週レッドポイントできなかったダンナ岩の「働け!ロッククライマー」5.12b。これが登れれば自己最高グレード5.12aを更新できる。

【1日目:屋根岩3峰下部露岩帯 ダンナ岩、ダンナ岩Ⅱ】
 土曜日朝、府中本町駅でK端さんを乗せ中央道から信州峠を経て廻り目平へ。キャンプ場に到着してテントを張っていると、T橋さんとK藤さん、Mさん、O形さんもやってきた。彼らはこの日は屋根岩5峰に行くと言う。
 K端さんと私はそれぞれ狙っているルートがあり、ソラマメスラブへ。まずは下部スラブでアップ後、ダンナ岩に行き、働け!ロッククライマーにチョンボ棒でヌンチャクを掛けつつトップロープで登る。
 先週までの本気トライは計8便。ムーブは全て覚えており、紙に書き出したら持ち替えなども含めて手と足合わせて40回のムーブだった。この日のトップロープでの練習時は核心部手前の左手ホールドを無理なく取りに行けるように足の位置を修正した。これでよりムーブが安定する。それに核心の右手サイドホールドから上部のガバのキャッチも思っていたよりすんなりできた。寝不足と運転疲れで頭が重く調子が悪かったので、脳を目覚めさせるためにブドウ糖を摂取したのだが、これが効いてきたのかも。
 いったんK端さんのやる「裏ジェットストリーム」5.11bへ。しかし1便目では完登できず。レストしてから再び働け!ロッククライマーへ。
 カメラの動画を回しながら登り始める。本気トライ9便目なので、さすがにムーブに迷いは無い。そして核心部、サイドホールドから上部ガバをいったん捕り損ねるも二度目で取れるという余裕があった。さらにこれまではクリップする余裕がないので省略しようと決めていた5ピン目のクリップも安定してできた。最後のカチ持ちも難なくこなせ、あっさりと言った感じで終了点へ。自身初の5.12bのレッドポイント。やった、やった。しかし登れる時は意外とあっけない感じがするものだ。
 私の成功に触発されたか、K端さんも裏ジェットをレッドポイント。ひと月ぶりの11台の完登に嬉しそう。2人とも目標のルートを片付けられて、時間が余ってしまった。
 他のエリアに行くのも面倒なので、すぐそばにあるダンナ岩Ⅱの「シナプス」5.12bをやってみることにした。これはボルト2本の短いかぶったルートで、ほとんどボルダーといった感じ。下部のガバから中段のガバに一気にランジかとも思われるが、かぶり具合からしていくらなんでも厳しすぎる。トップロープで何度も試みるうちに右側の浅いクラックにあるホールドをうまく使って行けば中段のガバが取れそうなことが分かった。無理にランジする必要はなく、やはりスタティックにできそうだ。
 クラック内のホールドを左手でラップ気味に持ち、すぐそばの小さなホールドを右手で保持。その際、左足は下部のガバにヒール、右足も別のガバにつま先立ちして、身体がかぶった壁から剥がされないようにする。前述の右手を取ったら右足を切ってデッドで左手で中段ガバを取る。これで実質おしまい。トップロープでこれができたので、さっそくリード。リード1便目は失敗したが、2便目でレッドポイント。何だかジムのボルダー課題をやっている感じだった。とにかく、この日一日で5.12bを二つも登れた。
 夜は5峰から帰って来たT橋さん達とともに夕食&焚き火。私は寝不足もあって早めにテントに入った。

「働け!ロッククライマー」5.12b RP
「シナプス」5.12b RP


【2日目:屋根岩5峰】
 晴れ。再び5峰に行くというT橋さん達とともに私も初めて5峰へ。T橋さんとK藤さんが前日からやっている正面壁の「JACK参上」5.12aに、私はいきなりアップを兼ねてオンサイトトライ。しかしあっけなくはね返される。こういう細かなカンテっぽいルートは苦手だ。T橋さん達のためにチョンボ棒も使ってなんとかヌンチャクを掛けるも、私はこのルートは封印。好きなタイプではないのだ。
 少し登った下部奥壁にある「永遠の塔」5.11dにMさん達がトライしており、私は近くの「パンキンプンクン」5.12bをやってみることにした。今回は12台前半ばかりをトライしていて、11台はやっていない。出だしの短い左上からのラインでちょっと迷ったが、少しやるうちに右寄りのラインよりもガストン持ちなどで直上したほうが身体を上げやすいことが分かった。ムーブをあれこれ考えたおかげだ。しかし、小ハング手前のムーブで力尽きてフォールしてしまう。気持ちは乗っていても、身体は確実にヨレているようだ。歳は取りたくない。
 永遠の塔は午後になると陽が当たってコンディションが悪くなる。夕方5時を過ぎて、陽が山に隠れてからMさんがトライするも岩が暖まっていて手汗をかいてしまうようでフォール。この日で帰るT橋さん達が下山した後、翌日も小川山にいるK端さんと私は岩場に残った。6時を前にK端さんがトライするも完登できず。ずいぶん暗くなってきてヌンチャクをそのまま残し、ロープなども岩陰にデポして下山した。私もパンキンプンクンを登れなかったので、翌日も5峰に来ることにしたのだ。

【3日目:再び屋根岩5峰】
 途中、出会った学生グループの道案内をしながら5峰に到着。アップ後、さっそくパンキンプンクンにヌンチャクを掛けるためにチョンボ棒を使ってトップロープで試登。核心の小ハング手前のパートが思ったよりすんなりできた。これはイケそうだ。K端さんの永遠の塔トライ後、リードトライ通算4便目。やはり核心をこなすことができ、小ハング下のガバアンダーを使って左にちょっとトラバース。上部のガバを取って乗っ越すのだが、ここで力尽きてフォール。ムーブ的には何でもないところなのだが、身体をグイッと引き揚げられない。2時間くらいレストして2便目(通算5便目)を出すも再び同じところでフォール。ダメだ。ムーブはできているだけに、単なるパワー不足なのだろう。
 結局これで諦めることにした。K端さんも永遠の塔を攻略できず、最後にヌンチャク回収のための便を出すところで雨が降り出した。みるみる強くなってきて、荷物をまとめて下山。やれやれ。キャンプ場にたどり着き、K端さんの知り合いの人が張るタープの下で雨宿りさせてもらう。しばらく土砂降りが続いたが、いただいたコーヒーを飲むうちに弱まったので帰ることにした。

 パンキンプンクンは惜しくも落とせなかったが、ヨレていなければ十分自信はあるので、そのうちまた来たいものだ。働け!ロッククライマーやこのパンキンプンクンのような感じのルートは結構自分と相性が良いようで、嫌いではない。このタイプのルートならもう少しグレードが上でも案外イケるかもしれない。トレーニングを積んで、秋には12cくらいのにもトライしてみようかな。

 今夏、梅雨明け以降この日までに通算19日もクライミングをしたことになる。仕事をしている日数より多い。文字どおり「働け!ロッククライマー」と言われてしまいそうである。

 ほとんど花崗岩ばかり登っていたので、シューズのソールが瞬く間に擦り減ってしまった。そんなわけで目白のカラファテに行って、履いているミウラーVSをリソールに出した。

お盆休み、再び甲府幕岩へ、それから小川山へ

 814日から17日の4日間のうち、前半2日を甲府幕岩、後半2日を小川山で過ごした。梅雨明けしてから5週連続で小川山や瑞牆山のある奥秩父の岩場にばかり通っている。標高が高いので涼しく、猛暑の続く東京を離れて避暑地で過ごしているという感じだ。

1日目:甲府幕岩】

 金曜日夜、府中本町駅でK端さんを乗せ中央道を経て、塩川ダムの駐車場でテント泊。翌朝、4日前に行った甲府幕岩へ再び行く。ダート道の悪さは前回のまま。でも岩場はきれいに乾いている。

 4日前は5.11台前半を5本と登りまくったが、この日も同様に11台前半ばかり登った。

 まずは豊饒の森エリアにある「ライスシャワー」5.11bにアップを兼ねてトライ。1便目では思わずテンションしてしまったが、2便目でレッドポイント。続けて近くの「WORK ON」5.11aにトライ。これもオンサイトに失敗し、2便目でRP

 引き続き「ブラッキー」5.11bにトライするK端さんとともに最奥の山椒王国エリアへ。K端さんがブラッキーにトライする合間に、近くにある「山椒は辛い」5.11aにトライ。これもラインを誤りテンションし、2便目でRP。そばにある「電光石火」5.11b2便目でRP。これで本日4本。

 「シルキー」5.11bはオンサイトできた。さらに「トカゲ北上中」5.11b/cにトライ。1便目ではカンテの右に行ったり左に戻ったりするのが分からずテンション。2便目はホールドが分かっているので、それほど難しく感じないまま確実にRP。これで6本。

 最後に名前のとおり短いルート「ザ・ショート」5.11cにトライするも、上部で行き詰まってテンション。左側のクラックを使って良いものかどうか、限定条件があるのかよく分からないので、やめてヌンチャクを回収。

 K端さんがブラッキーを落とせなかったので、当初はカサメリに行く予定だったのだが、翌日も甲府幕岩に来ることにした。増富の湯で汗を流し、この日も塩川ダムへ。あずま屋に何人かの集団がいたのだが、翌朝になってみると知っている人達だった。前穂の屏風に出かけているはずだったが、雨で横尾まで行っただけで帰って来たのだという。太刀岡で登って帰るらしい。

2日目:甲府幕岩】

 815日、終戦記念日。太刀岡に行く集団と別れ、再び甲府幕岩へ。今日は12便で登れる11台は控えて、5.12aにトライすることにした。イレブンコレクションも楽しいのだが、数日前と前日の2日間で11本も登ってとりあえず満足したことだし。

 アップを兼ねて豊饒の森エリアにある「コジマン」5.11aにトライ。けっこう厳しいルートでいきなり苦戦するも何とかオンサイト。ふう。

ブラッキーをやるK端さんとともに山椒王国へ。トカゲ北上中の隣りにある「爆弾低気圧」5.12aにトライ。トカゲよりはずっと細かな細かなホールドをたどっていくルートなのだが、1便目ではテンション。しかし2便目ではすでにホールドが分かっているので、慎重にこなしながらレッドポイント。やった。12aとしては初めて3月に古賀志のドラゴンが登れて以来、グレーディングが甘いと言われるルートも含めてこれで10本目。年内に10本登るのが目標だったので、ずいぶん前倒しできた。11a以上も通算86本になり、100本目も年内に十分達成できそう。さらに自己最高グレードを上げていかなければ。12aが上限なので(小川山ストリームサイドの「烈風」はとても12cもあるとは言いづらいので)、まずは12bを登りたい。

午後は「パストラル」5.12aにトライ。出だしの棚に乗りあがるところからえらく難しいのだ、そこはトップロープで繰り返すうちに上がれるようになった。そこからさらに遠い右上方のタテホールドを取りにいくパートが核心部。トップロープでも大変で、安定して身体を上げられる確実性の高いムーブがなかなか分からない。その先はハング下にたどり着くと、直上する12dのルートを別れハング下を右上し、右の10台ルートに合流する。核心部のムーブを解明しない限り登れないのだが、なかなか大変そうだ。トップロープで2便ほど登って、この日はおしまい。

K端さんは残念ながらブラッキーをRPできず。結果の如何によらず、後半の日程は小川山で過ごすことにしていたので、増富の湯で汗を流し、信州峠を越え、ナナーズで買い物。暗い中、廻り目平キャンプ場にテントを張る。

3日目:小川山 ダンナ岩】

 16()、天気は上々。朝食を済ませ、さっそくソラマメスラブのあるエリアへ。下部スラブでアップを済ませ、ちょっと登ったダンナ岩へ。先月2便出した「働け!ロッククライマー」5.12bの完登が目的。5.11台をどんどん増やすのはちょっとやめて、自己最高グレードを更新することにした。

チョンボ棒を使いつつ、まずはヌンチャクを掛けておく。一度トップロープでやってみるも、どうもするすると登っていけない。前回は4ピン目まではけっこういけたのに。その後、リードでトライするうちにムーブを思い出して来た。どんどん修正しながら、この日のリード3便目では核心部手前までのムーブは確定。しかし核心部ができない。上部のタテホールドを取りにいく際、左足はほぼ真下、右足はガバフレークに深いキョン足にして、そのタテホールドを右手で取りにいく。さらにそのまま右手で上のガバをキャッチするのだが、これがなかなか取れない。フォール後、やり直すと取れるのだが。その後は小フレークの薄カチなどを使ってリップのガバを取りにくところも、核心部までで消耗しているので、なかなか大変なのだ。

この日、リード3便、通算5便でもクリアできず。K端さんは隣りにある「クーベルタンの逆襲」5.10cというかぶった凹角にあるハンドクラックのルートを見事に完登。予定していたソラマメの裏ジェットをやらなかったので、翌日もここに来ることにした。

4日目:小川山 再びダンナ岩】

 再びダンナ岩へ。前日同様、誰も来ることなく貸し切り状態。引き続き、働け!ロッククライマーにヌンチャクを掛けて、リードするも2便出して同じところでフォールを繰り返す。ダメだあ。テンションした後、5ピン目にロープを掛けてトップロープ状態でやると、タテホールドからガバを取りにく核心部ができる。もしかしたら、今までロープに引き上げられたからできていたのではないかという疑問が頭に浮かんできた。リードじゃあ全然ダメなのか?

ソラマメの「裏ジェットストリーム」5.11bにトライするK端さんとともにダンナ岩を何度も往復する。そして、ヌンチャクの回収便と言い訳しながらトライした最後の3便目で、核心ガバのキャッチに成功。その後の薄カチで力尽きフォールしてしまったが、リードで初めて核心部が越えられた。RPできなかったが、後味は悪くない。今回はこれまでとしたが、またトライしたい。リード通算8便。

 この4日間、よく登った。前半は甲府幕岩で11台を量産し、後半はダンナ岩で一つのルートにとことん打ち込んで、天気にも恵まれ充実した日々だった。もっともっと精進しないと。

もう立秋、またまた瑞牆山、そして甲府幕岩へ

87日から10日の4日間、またまた瑞牆山と小川山へ行くことになった。メンバーが入れ替わりながら、前半2日を瑞牆山、後半を小川山で登る計画とした。

1日目:瑞牆山 十一面岩左岩稜末端壁】

 土曜日朝、府中本町駅でメンバーの一人を車に乗せ中央道へ。すると八王子の料金所から相模湖ICあたりまで渋滞。これで1時間20分くらい時間をロスしてしまった。この日は、「アストロドーム」5.11aというクラックのルートを落としたいというT橋さんとともに瑞牆山の十一面岩左岩稜末端壁へ。植樹祭広場から末端壁までは歩いて45分ほど。

 末端壁に着くと他には誰もいない。結局この日は我々2人だけの貸し切り状態だった。天気は曇り空で日差しは弱く快適。岩も乾いている。まずは5月に登った「調和の幻想」の1ピッチ目5.9でアップ。前回私はここをレイバックで力づくで何とか登ったが、オフィドゥスに身体を入れながら登れば何ということはなく登れた。

 前週、中間部の小さな棚を取る手前の核心部分ができなかったというT橋さんがアストロドームにトライ。このルートはダブルクラックを登るもので、それぞれ片方のクラックだけを使って登る場合はずっとグレードがあがる。T橋さんは3番、2番、0.75番とキャメロットをきめながら、その核心を突破。後半も1番や終了点直下でナッツを使いながら本日1便目で見事レッドポイント。使用するカムはエイリアンサイズの小さなものは不要のようである。

 T橋さんの奮闘に触発されて私もいきなりリードしてみることに。しかし核心部で苦戦。慣れないナチュプロということで緊張し力を消耗する。あっけなくテンションし、その後は終了点までカムにぶら下がりながらのじりじりと上がり何とかトップロープを掛ける。慣れないジャミングで手の甲が痛い。その後数日経っても少し腫れたままとなった。T橋さんが既登の「T&T」5.10dをやったのでそこにもトップロープを掛ける。

アストロドーム2便目はトップロープ。核心部のムーブをあれこれ探り、これかなと思えるムーブを見つけた。後半は落ち着いて登るとさほど難しくはない。T&Tを強引にレイバックで登るというのをはさんで、アストロドーム3便目もトップロープ。これでほぼ核心部のムーブは固められた。カムもきめられそうだ。結局この日はこれでお終いにしてリードトライはしなかったが、そのうちまた挑戦しに来てみたい。

 帰り道、蝶がたくさん舞っていた。翅が薄いブルーで下のほうが赤茶色っぽくてきれいだった。益富の湯から戻るときには車道でキツネと牡鹿も目撃。動物がたくさんいるんだなあ。この日は植樹祭広場でテント泊。

2日目:瑞牆山 カサメリ沢 モツランド、コートダジュール

 日曜日。この日はK藤さんとK端さんがやって来る予定で、朝8時に広場で待ち合わせにしていたのだが、高速道路が渋滞して遅れるだろうと判断して10分だけ待ってさっさとカサメリ沢に移動してしまった。申し訳ない。

それにしてもauの携帯電話はここ植樹祭広場でも廻り目平でも圏外で困る。私もT橋さんもauだから連絡のしようがない。Docomoはちゃんとアンテナが立つので、山でも活用範囲がauでは格段に劣る。10数年前、携帯電話が急速に普及しだした頃は、携帯各社とも通話エリアがどんどん拡がっていますなんて盛んに宣伝していたものだが、携帯そのものが行き渡ってしまうと、アンテナ塔を建てるなどの設備投資は止めてしまうのかなあ。そういうわけで、携帯の新規購入や機種変更を考えている人で山に登る人は要注意です。

 さて、まずはアップを兼ねてモツランドへ。途中の林道は泥の水たまりがあったり深い轍があったりと車のタイヤがはまって立ち往生してしまわないかと結構緊張する運転を強いられる。最低地上高の高い車のほうが安心だろう。

着いて準備をしているとK藤さんとK端さんがやってきた。8時半には広場に着いたらしい。2人が下の岩場でアップしている間に、私は前週やりかけの「プラチナム」5.11cにいきなりトライすることにした。岩はよく乾いており、できなかった終了点直下のカチのマッチも無事通過してレッドポイント。ふう。そのまま続くルート「ポパイ」5.12aはガバを伝って行く所が多くそれほど難しくはない。プラチナムから続けて登ったことで、これもレッドポイント。後半部はせいぜい5.11aくらいかもう少し易しいかも。1トライで2本のルートを完登したことになった。効率が良い。そうしているうちにI澤さんもやって来た。

 その後、皆でオランジュ岩に移動。他のメンバーは「ボトレイアン」5.11aにトライしていたが、私は先週登っていたので、近くのコートダジュールにある「リカちゃんバンザイフレーク」5.11aにトライし、オンサイト。さらに「怒涛のレイバック」5.11bにトライするも、名前のとおり力を要するルートのためヨレてテンション。2便出してみて、元気なうちにやれば登れそうだと感じてこの日は終了。

 週末だけで変えるメンバーと別れ、K端さんと私は小川山に向かう。途中、ナナーズで買い出しし、夜、廻り目平キャンプ場入り。T内さんと合流するも、夜中から雨が降り出してきた…。

3日目:瑞牆山 カサメリ沢 モツランド

 夜中ずっとテントを打つ雨音が聞こえていた。朝になっても雨が降ったりやんだりの空模様。T内さんをはじめ諦めて帰るクライマーがたくさんいる。我々はのんびり朝食を済ませ、どうするか相談。雨が上がったので、濡れているのを覚悟でストリームサイドエリアに行ってみた。やはり濡れている。「烈風」5.12cあたりが比較的乾いているくらい。しかし何も登らないうちに再び強い雨が降って来て撤収。

 相談してカサメリに行ってみようかということになった。モツランドならかぶっているから乾いているかも知れないからだ。

 ナナーズを過ぎて信州峠に向かうあたりから雨がまた降って来た。山の上のほうはやはり雨のようだ。傘を差してモツランドに着くと、下の岩場で1組、上で1組いた。上の人達はユマーリングの練習をしており、聞くとヨセミテのノーズをやりに行くのだという。すごいなあ。

 私は前日プラチナムとポパイを落としているので、残る「オリーブ」5.11cにさっそくトライ。三方を囲われた岩の上がかぶっていて、上から光が降り注ぐ感じで不思議な光景だ。そこを登って行くルートで前半の「レーザーズエッジ」5.10c/dは難なくクリア。後半もラインを見ながら行くも縦ホールドのある核心部でフォール。残念。K端さんもトライする。しばらく休んでから2便目を出す。落ちたところの攻略はもう分かっていたので確実にレッドポイント。よかった。最後に、トップロープで練習をするK端さんのためにプラチナムをもう一度登って終りにした。

 この日はあいにくの天気で午後少し登っただけとなったが、それでもこうして完登できたルートがあったので休日が無駄にならず良かった。増富の湯で汗を流し塩川ダムの駐車場でテント泊。翌日は雨はあがったとしても岩が濡れていては登れないので、どうしようかと相談したところ、K端さんが甲府幕岩は比較的乾きが良いから行ってみようということになった。

4日目:甲府幕岩】

 朝5時過ぎに起きると、チラチラと弱い雨が降っていたのが上がって日差しも覗くようになってきた。朝食を済ませクリスタルラインを走って甲府幕岩へ。しかし進むにつれて再び雨に。がーん。小森川林道は工事中で通行止めになっているのはダートに入るところよりも奥のようなので車でダートの道へ。これがカサメリへの林道のようにところどころ悪いので慎重に運転。何とか岩場近くの駐車スペースに到着した。

 濡れていてダメだろうなあと思いつつも、岩の具合を確認するために空身で岩場へ。すると思ったよりも濡れていない、というよりもきれいに乾いている。もちろん濡れているルートもあるのだが、乾いているルートが多い。俄然やる気が出てきて、いったん車に戻り荷物を持って再び岩場へ。

 私が甲府幕岩を訪れるのは一昨年7月以来のこと。当時所属していた山岳会でロープを使ったルートクライミングを覚え2年ほど経っていた。フリークライミングのほかにも沢登りや雪山にも行っていたので、フリーのグレードは遅々として上がらなかったが、数回訪れたここ甲府幕岩の「サイコモーター」5.11a/bが自身初のイレブン台の完登ルートだ。その後、事情により山岳会をやめ、しばらく御岳でボルダリングばかりやっていた。昨年6月の小川山のボルダー石の魂での左足首の剥離骨折&捻挫から復帰した昨夏から少しずつルートに復帰し、秋からは毎週のように岩場に出かける生活が続いている。

 当時、甲府幕岩を訪れていた頃に11台のルートをあれこれトライしており、サイコモーター以外レッドポイントできていないルートがたくさんある。今日は予定外に甲府幕岩に来ることになったが、当時やりかけのルートを1本でも多くRPして片付けることを目標にした。

 メルヘンランドのサイコモーターのある岩の下を荷物置き場にする。甲府幕岩というとダート道の悪さとともに、スズメバチが行く気を失わせる要素なのだが、季節的にまだ早いのかどうか分からないが、幸いスズメバチに怯えることはなかった。もっと小さいハチが飛んでいるくらいで、あとは古い巣をいくつか見かけただけで済んだ。

まずはサイコモーターの隣りにある「キルト」5.11b/cをアップを兼ねてオンサイト。出だしがクリアできれば後は比較的易しいルート。続いて、K端さんがこの日の目標とした最も奥にある山椒王国の「ブラッキー」5.11bへ。このルートには触っており、当時も4ピン目まではスルスルといけた記憶がある。1便目では45ピン目のところで行き詰まってフォール。カンテの左に具合よくホールドがあるのを完全に忘れていた。K端さんのトライをはさんで、2便目でレッドポイント。

 次は森の散歩道にある「深海の幻想」5.11a。これも触っていて、今日は1便目であっさりレッドポイント。当時は数便出しても凹角の核心部が登れなかったのに、あっけないものだ。そのまま移動してメルヘンランドの「スパイラルリーフ」5.11bへ。ブラッキーと深海の幻想とこのルートの3本は印象に残っていたのでどうしても片付けておきたかった。しかし1便目ではポケットを過ぎた終了点直下でガバホールドに気づかずテンション。K端さんのブラッキーを往復し2便目でレッドポイント。この日4本目。そのまま移動して、これまた触っている「30へのアプローチ」5.11b1便目でクリア。これで本日5本目。

 再びブラッキーでK端さんがトライを始めようとすると、いつのまにか空が暗くなって雨が降ってきた。その雨がみるみる強くなってきてものすごい土砂降りに。午後3時頃。ずぶ濡れになってK端さんがヌンチャクを回収し、這う這うの体で荷物置き場へ。パッキングして急いで車に戻った。残念。雨が降ってこなければ、あと23本落としておきたかったのに。帰り道のクリスタルラインも濃霧で運転は慎重に。

 今回思わず甲府幕岩で5本片付けられたことで、2年前と比べて少しは力がついたんだなあと実感できた。前述したとおり、サイコモーターを登った後のブランク期間を経て、5.11a以上で2本目が登れたルートは昨年11月初めの湯河原幕岩での「ゼルダ」5.11a。以来この日の5本を加えて78になった。ここ9カ月ちょっとで77本登ったことになる。夏の間は11台を増やしていくにしても、秋からはもっと12台にトライして自己最高グレードをあげていかないといけないなあ。がんばろう。

盛夏の候、小川山&瑞牆山へ

 731日から82日の3日間、三週連続で小川山へ行き一日登り、それから瑞牆山へ転戦した。メンバーはT橋さん、K藤さんと私の3人に、31日のみI澤さん、1日のみK端さんが加わった。

1日目:小川山 屋根岩2峰】

 初日は屋根岩2峰へ。屋根岩2峰に行くのは私は初めて。T橋さんは「蜘蛛の糸」5.11cというクラックルートにトライしており、I澤さんとK藤さんも近くのDDT5.11aを片付けるためにこの日も2峰に行くことになった。

 アップを兼ねて「ちゃわんむし」5.11aにトライ。1便目はダメだったが、休んで2便目でレッドポイント。DDTをやるI澤・K藤さんと別れ、私はクモ糸をやるT橋さんに付き合うことにした。クモ糸は5.8のスラブを1ピッチ登った先に取り付きがあるので、トライすること自体がちょっと手間がかかる。私はクラックをやるつもりはなかったのだが、下の駐車場からも見えると言うクモ糸は見ただけでも確かにやる気をそそられるルートだ。

 取り付きまでの5.8は私がリードしT橋さんがフォローで続く。T橋さんはクモ糸に何度もトライしており、カムやナッツは順番も含め使用する分だけを持ってきている。

 さっそくT橋さんのクモ糸トライ。残念ながら途中でテンションしてしまったが、終了点まで行き、続けて私はトップロープで登らせてもらった。ルート中の詳しいことは後述するが、いったん下まで降りて休憩。その間、私はDDTをフラッシュ。

 クモ糸2便目をやるため再び5.8のスラブを登る。2便目もT橋さんは残念ながらクリアできず。1便目で核心が2カ所と感じた私はカムを借りてリードしてみることにした。

出だしの右上する凹角のクラックは易しい。ここでは31番のキャメロットを使った。上に行くほどクラックは少し狭くなる。それからボルト2ヶ所を経る左のクモ糸クラックへのトラバース。トラバースでは左を向いたレイバック体勢から右向きレイバックに変えると安定するのだが、その振り替えが難しい。でも2便目ではそれがうまくいった。そのままレイバックでせり上がり2番キャメ、0.75番キャメと使った。もちろん上手な人はナチュプロを取る個所もずっと少ないのだろうが。

小さなダイクが上下2本水平に走っているのだが、下のダイク手前で前述の2番、上のダイク手前で0.75番を使ったと思う。上のダイクの上で、下から緑エイリアン、黄色エイリアン、ナッツと固め取りできるのだが、緑エイリアンを使う場所は後でフットホールドになるので邪魔になる。ナッツがしっかり効いているのでこのエイリアンは省略したい。

ここから上がるのが核心部分で、右手で高い位置の下が閉じたクラックを持ち、左足をフェイスの小さなホールドに当て、右足は頑張って緑エイリアンがあったところに当てて身体をぐいっとあげると上部の浅いポケットが届くはずなのである。結局ここでフォール。

その先はさらにクラックを上がり1番キャメを使い、クモ糸のクラックが途切れてくるので、左に並行する「枯れ木を落としたよ!5.11aのクラックに移行し3番を2カ所ほどきめながら終了点の灌木まで。

日本100岩場のコメントに「34を制限した限定ルートという見方もあるが、登って気になるという話は聞かない。」とあって、枯れ木のクラックを使っても良さそうに読める。クモ糸のクラックが途切れる最後はともかく、この核心部分で左に逃げてしまって良いのかどうかは疑問。11cのクラックルートともなれば、右のクラックだけを使って何とかいかなければならないだろうと思われるし、トップロープ状態でやった時は何とか突破できたのである。

 こうして蜘蛛の糸トライは終了。下に降りてPTA5.11bをやってみるも難しかった。川上村のお店で焼肉定食を食べ、温泉で汗を流し、その日のうちに瑞牆山にある植樹祭広場まで行きテントを張った。

2日目:瑞牆山 オランジュ岩】

 朝、K端さんが合流。T橋さんとK端さんはアストロドームやTTをやるため十一面岩左岩稜末端壁へ。K藤さんと私はカサメリのオランジュ岩に行くことにした。不動沢への林道はところどころ荒れていた。

 コセロックの「トータルリコール」5.10bでアップし、沢を渡り返した上にあるオランジュ岩へ。まずは下部にある「ボトレイアン」5.11aをオンサイト。続いて「はるな」5.11cにトライすることにした。下部の緩斜面を登り垂壁へ。レイバックなどで上がって行くもラインの見極めを誤りテンション。その後、ガバフレークから先の左への短いトラバースが核心部分であることが分かって終了点へ。

 K藤さんもはるなにトライ。しかしやはり核心部分のホールドが遠くて届かないようだ。私は2便目を出す。核心部分ではガバフレーク少し上にあるサイド持ちホールドを右手、右足はその下のホールドに。身体をせり上げ、細かなホールドはほとんど無視して左上にある水平ホールドに。この水平ホールドはより左寄りのほうがもち易く、その後マッチ。さらに左上にあるガバホールドが取れれば実質終りだ。こうしてレッドポイント。そのまま続く「ごっくん小僧」5.12aに進んでみるも、ヨレて歯が立たず早々にクライムダウンした。

 続いて、隣りの「あすか」5.11cをやってみるも、中間部のムーブが分からずテンション。これも長いルートなので1便で止めた。もう少し易しいルートをやろうということになったが、ここにはないので下に下りることにした。

帰り道にある姐御岩の「ぞうりむし」5.11aに目を付けた。リーチを活かして下部のオフィドゥスへの乗り込みは突破するも、上部で力尽きテンション。レストして2便目を出すもやはりテンション。ムーブを確認してこの日は終了。残念。

 末端壁に行っていたT橋さんはアストロドームを落とせず悔しそうだった。増富の湯で汗を流し、植樹祭広場で2泊目。

3日目:瑞牆山 モツランド】

 朝5時半ごろ目を覚ますとポツポツとテントを打つ雨音が。がーん、岩が濡れる。しかし、しばらくしてテントの外に出てみるとそれほど降っていたわけではないようで、路面は乾いている。それでも雲が垂れこめているので今にも雨が降ってきそう。

 コセロックでアップをしていると雨が降ってきた。結構強い。この日もオランジュに行くつもりだったのだが諦め、昨日の姐御岩へ。ぞうりむしはかぶっているので一部を除いて乾いている。私はこの日1便目でレッドポイント。K藤さんとT橋さんがトップロープでやってみるもだんだん濡れてきているらしくホールドが滑ってしまうらしい。ここも諦め、モツランドに行くことにした。

 私は初めて来たのだが三方を岩に囲まれた感じのエリアだ。先客数人が「レーザーズエッジ」5.10c/d「プラチナム」5.11cをやっている。ヌンチャクを借りて私もプラチナムにトライ。右テラスから廻り込み、凹角から垂壁に右移動。そこから細かなホールドも使っていく。中盤までは順調に行けたが終了点テラス下のガバマッチからカチへのマッチでフォール。2便目も同じ所でフォール。その後、先客パーティーの女性がプラチナムから上部の「ポパイ」5.12aをするすると登る。5.13bを登れるらしいから上手いわけだ。

 私は3便目でも同じところでフォール。さっきよりも湿ってきた。しかもフォールの際に左手指を岩にぶつけ出血。この日のトライはこれでおしまい。

 今回、一日一つずつ5.11cのやりかけを作ってしまった。クモ糸、あすか、プラチナム。どれも落とさないと。

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ