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もう立秋、またまた瑞牆山、そして甲府幕岩へ

87日から10日の4日間、またまた瑞牆山と小川山へ行くことになった。メンバーが入れ替わりながら、前半2日を瑞牆山、後半を小川山で登る計画とした。

1日目:瑞牆山 十一面岩左岩稜末端壁】

 土曜日朝、府中本町駅でメンバーの一人を車に乗せ中央道へ。すると八王子の料金所から相模湖ICあたりまで渋滞。これで1時間20分くらい時間をロスしてしまった。この日は、「アストロドーム」5.11aというクラックのルートを落としたいというT橋さんとともに瑞牆山の十一面岩左岩稜末端壁へ。植樹祭広場から末端壁までは歩いて45分ほど。

 末端壁に着くと他には誰もいない。結局この日は我々2人だけの貸し切り状態だった。天気は曇り空で日差しは弱く快適。岩も乾いている。まずは5月に登った「調和の幻想」の1ピッチ目5.9でアップ。前回私はここをレイバックで力づくで何とか登ったが、オフィドゥスに身体を入れながら登れば何ということはなく登れた。

 前週、中間部の小さな棚を取る手前の核心部分ができなかったというT橋さんがアストロドームにトライ。このルートはダブルクラックを登るもので、それぞれ片方のクラックだけを使って登る場合はずっとグレードがあがる。T橋さんは3番、2番、0.75番とキャメロットをきめながら、その核心を突破。後半も1番や終了点直下でナッツを使いながら本日1便目で見事レッドポイント。使用するカムはエイリアンサイズの小さなものは不要のようである。

 T橋さんの奮闘に触発されて私もいきなりリードしてみることに。しかし核心部で苦戦。慣れないナチュプロということで緊張し力を消耗する。あっけなくテンションし、その後は終了点までカムにぶら下がりながらのじりじりと上がり何とかトップロープを掛ける。慣れないジャミングで手の甲が痛い。その後数日経っても少し腫れたままとなった。T橋さんが既登の「T&T」5.10dをやったのでそこにもトップロープを掛ける。

アストロドーム2便目はトップロープ。核心部のムーブをあれこれ探り、これかなと思えるムーブを見つけた。後半は落ち着いて登るとさほど難しくはない。T&Tを強引にレイバックで登るというのをはさんで、アストロドーム3便目もトップロープ。これでほぼ核心部のムーブは固められた。カムもきめられそうだ。結局この日はこれでお終いにしてリードトライはしなかったが、そのうちまた挑戦しに来てみたい。

 帰り道、蝶がたくさん舞っていた。翅が薄いブルーで下のほうが赤茶色っぽくてきれいだった。益富の湯から戻るときには車道でキツネと牡鹿も目撃。動物がたくさんいるんだなあ。この日は植樹祭広場でテント泊。

2日目:瑞牆山 カサメリ沢 モツランド、コートダジュール

 日曜日。この日はK藤さんとK端さんがやって来る予定で、朝8時に広場で待ち合わせにしていたのだが、高速道路が渋滞して遅れるだろうと判断して10分だけ待ってさっさとカサメリ沢に移動してしまった。申し訳ない。

それにしてもauの携帯電話はここ植樹祭広場でも廻り目平でも圏外で困る。私もT橋さんもauだから連絡のしようがない。Docomoはちゃんとアンテナが立つので、山でも活用範囲がauでは格段に劣る。10数年前、携帯電話が急速に普及しだした頃は、携帯各社とも通話エリアがどんどん拡がっていますなんて盛んに宣伝していたものだが、携帯そのものが行き渡ってしまうと、アンテナ塔を建てるなどの設備投資は止めてしまうのかなあ。そういうわけで、携帯の新規購入や機種変更を考えている人で山に登る人は要注意です。

 さて、まずはアップを兼ねてモツランドへ。途中の林道は泥の水たまりがあったり深い轍があったりと車のタイヤがはまって立ち往生してしまわないかと結構緊張する運転を強いられる。最低地上高の高い車のほうが安心だろう。

着いて準備をしているとK藤さんとK端さんがやってきた。8時半には広場に着いたらしい。2人が下の岩場でアップしている間に、私は前週やりかけの「プラチナム」5.11cにいきなりトライすることにした。岩はよく乾いており、できなかった終了点直下のカチのマッチも無事通過してレッドポイント。ふう。そのまま続くルート「ポパイ」5.12aはガバを伝って行く所が多くそれほど難しくはない。プラチナムから続けて登ったことで、これもレッドポイント。後半部はせいぜい5.11aくらいかもう少し易しいかも。1トライで2本のルートを完登したことになった。効率が良い。そうしているうちにI澤さんもやって来た。

 その後、皆でオランジュ岩に移動。他のメンバーは「ボトレイアン」5.11aにトライしていたが、私は先週登っていたので、近くのコートダジュールにある「リカちゃんバンザイフレーク」5.11aにトライし、オンサイト。さらに「怒涛のレイバック」5.11bにトライするも、名前のとおり力を要するルートのためヨレてテンション。2便出してみて、元気なうちにやれば登れそうだと感じてこの日は終了。

 週末だけで変えるメンバーと別れ、K端さんと私は小川山に向かう。途中、ナナーズで買い出しし、夜、廻り目平キャンプ場入り。T内さんと合流するも、夜中から雨が降り出してきた…。

3日目:瑞牆山 カサメリ沢 モツランド

 夜中ずっとテントを打つ雨音が聞こえていた。朝になっても雨が降ったりやんだりの空模様。T内さんをはじめ諦めて帰るクライマーがたくさんいる。我々はのんびり朝食を済ませ、どうするか相談。雨が上がったので、濡れているのを覚悟でストリームサイドエリアに行ってみた。やはり濡れている。「烈風」5.12cあたりが比較的乾いているくらい。しかし何も登らないうちに再び強い雨が降って来て撤収。

 相談してカサメリに行ってみようかということになった。モツランドならかぶっているから乾いているかも知れないからだ。

 ナナーズを過ぎて信州峠に向かうあたりから雨がまた降って来た。山の上のほうはやはり雨のようだ。傘を差してモツランドに着くと、下の岩場で1組、上で1組いた。上の人達はユマーリングの練習をしており、聞くとヨセミテのノーズをやりに行くのだという。すごいなあ。

 私は前日プラチナムとポパイを落としているので、残る「オリーブ」5.11cにさっそくトライ。三方を囲われた岩の上がかぶっていて、上から光が降り注ぐ感じで不思議な光景だ。そこを登って行くルートで前半の「レーザーズエッジ」5.10c/dは難なくクリア。後半もラインを見ながら行くも縦ホールドのある核心部でフォール。残念。K端さんもトライする。しばらく休んでから2便目を出す。落ちたところの攻略はもう分かっていたので確実にレッドポイント。よかった。最後に、トップロープで練習をするK端さんのためにプラチナムをもう一度登って終りにした。

 この日はあいにくの天気で午後少し登っただけとなったが、それでもこうして完登できたルートがあったので休日が無駄にならず良かった。増富の湯で汗を流し塩川ダムの駐車場でテント泊。翌日は雨はあがったとしても岩が濡れていては登れないので、どうしようかと相談したところ、K端さんが甲府幕岩は比較的乾きが良いから行ってみようということになった。

4日目:甲府幕岩】

 朝5時過ぎに起きると、チラチラと弱い雨が降っていたのが上がって日差しも覗くようになってきた。朝食を済ませクリスタルラインを走って甲府幕岩へ。しかし進むにつれて再び雨に。がーん。小森川林道は工事中で通行止めになっているのはダートに入るところよりも奥のようなので車でダートの道へ。これがカサメリへの林道のようにところどころ悪いので慎重に運転。何とか岩場近くの駐車スペースに到着した。

 濡れていてダメだろうなあと思いつつも、岩の具合を確認するために空身で岩場へ。すると思ったよりも濡れていない、というよりもきれいに乾いている。もちろん濡れているルートもあるのだが、乾いているルートが多い。俄然やる気が出てきて、いったん車に戻り荷物を持って再び岩場へ。

 私が甲府幕岩を訪れるのは一昨年7月以来のこと。当時所属していた山岳会でロープを使ったルートクライミングを覚え2年ほど経っていた。フリークライミングのほかにも沢登りや雪山にも行っていたので、フリーのグレードは遅々として上がらなかったが、数回訪れたここ甲府幕岩の「サイコモーター」5.11a/bが自身初のイレブン台の完登ルートだ。その後、事情により山岳会をやめ、しばらく御岳でボルダリングばかりやっていた。昨年6月の小川山のボルダー石の魂での左足首の剥離骨折&捻挫から復帰した昨夏から少しずつルートに復帰し、秋からは毎週のように岩場に出かける生活が続いている。

 当時、甲府幕岩を訪れていた頃に11台のルートをあれこれトライしており、サイコモーター以外レッドポイントできていないルートがたくさんある。今日は予定外に甲府幕岩に来ることになったが、当時やりかけのルートを1本でも多くRPして片付けることを目標にした。

 メルヘンランドのサイコモーターのある岩の下を荷物置き場にする。甲府幕岩というとダート道の悪さとともに、スズメバチが行く気を失わせる要素なのだが、季節的にまだ早いのかどうか分からないが、幸いスズメバチに怯えることはなかった。もっと小さいハチが飛んでいるくらいで、あとは古い巣をいくつか見かけただけで済んだ。

まずはサイコモーターの隣りにある「キルト」5.11b/cをアップを兼ねてオンサイト。出だしがクリアできれば後は比較的易しいルート。続いて、K端さんがこの日の目標とした最も奥にある山椒王国の「ブラッキー」5.11bへ。このルートには触っており、当時も4ピン目まではスルスルといけた記憶がある。1便目では45ピン目のところで行き詰まってフォール。カンテの左に具合よくホールドがあるのを完全に忘れていた。K端さんのトライをはさんで、2便目でレッドポイント。

 次は森の散歩道にある「深海の幻想」5.11a。これも触っていて、今日は1便目であっさりレッドポイント。当時は数便出しても凹角の核心部が登れなかったのに、あっけないものだ。そのまま移動してメルヘンランドの「スパイラルリーフ」5.11bへ。ブラッキーと深海の幻想とこのルートの3本は印象に残っていたのでどうしても片付けておきたかった。しかし1便目ではポケットを過ぎた終了点直下でガバホールドに気づかずテンション。K端さんのブラッキーを往復し2便目でレッドポイント。この日4本目。そのまま移動して、これまた触っている「30へのアプローチ」5.11b1便目でクリア。これで本日5本目。

 再びブラッキーでK端さんがトライを始めようとすると、いつのまにか空が暗くなって雨が降ってきた。その雨がみるみる強くなってきてものすごい土砂降りに。午後3時頃。ずぶ濡れになってK端さんがヌンチャクを回収し、這う這うの体で荷物置き場へ。パッキングして急いで車に戻った。残念。雨が降ってこなければ、あと23本落としておきたかったのに。帰り道のクリスタルラインも濃霧で運転は慎重に。

 今回思わず甲府幕岩で5本片付けられたことで、2年前と比べて少しは力がついたんだなあと実感できた。前述したとおり、サイコモーターを登った後のブランク期間を経て、5.11a以上で2本目が登れたルートは昨年11月初めの湯河原幕岩での「ゼルダ」5.11a。以来この日の5本を加えて78になった。ここ9カ月ちょっとで77本登ったことになる。夏の間は11台を増やしていくにしても、秋からはもっと12台にトライして自己最高グレードをあげていかないといけないなあ。がんばろう。

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