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8月も早や終わり、甲府幕岩の一日

8月最後の週末は日曜日が所用のため、前夜発で土曜日だけクライミングへ。行き先は甲府幕岩。小川山や瑞牆山と合わせ、この山域の岩場に来るのは7週連続。同行のHN田さんと調布駅で待ち合わせ、中央道から塩川ダムの駐車場へ。つい先ほどまで雨が降っていた様子で路面が濡れている。

翌朝は快晴。クリスタルラインを経て岩場へ。ハング下を荷物置き場にできるサイコモーターやキルトのあるエリアで登る準備をする。アップを兼ねて「ジューンブライド」5.11cに取り付く。このルートも数年前に触ったことがあって、レッドポイントできないままだったものの一つだ。前半はただのアプローチ。テラスから左に登るHIVE5.10aと別れ、右のカンテを廻り込んで登るのが実質のジューンブライド。1便目はホールドを読み切れず思わずテンション。HN田さんがHIVEを登った後、2便目を出す。今度は確実にRP。よしよし。

一つ奥のエリアに移動して、HN田さんがまだ岩が湿っている「てるやまもみじ」5.10a/b1テンで頑張って登った後、私はこれもやりかけだったJUNE5.11b/cにトライ。中段の小テラスからの垂壁が核心で、少し登ってみたがラインが読み切れないので、テンションをかけないように少しクライムダウンし良く観察。もう一度トライして確実に核心を突破。ムダ便を出さずにクリアできて良かった。

いったん荷物置き場に戻ってコーヒーを飲みながら休むことにした。戻る途中、赤と黄色の毒々しいキノコが生えていた。NH田さんによると、たまごたけといって食べられるキノコらしい。いかにも毒キノコって感じの鮮やかな色をしていて、毒キノコとして有名なベニテングタケと似ているらしい。傘が赤いのは共通なのだが、ベニテングの傘の表面には白いツブツブがあるのだという。しかしそのツブツブもそのうち無くなってしまうのだそうだ。しかし軸の部分がたまごたけは黄色とオレンジの縞模様なのに対し、ベニテングは白いという。たまごたけは足元に白い房のようなものがあり、そこから鮮やかなキノコが生えている。これがたまごを連想させたのかも。

食べられると聞いて採ることにした。引っこ抜くような力は全く不要で、ほとんど土の上に置いてあるといった感じ。帰宅した翌朝、キノコが痛まないうちに食べようと、洗ってほかの野菜と一緒に炒めて食べた。他の具材と一緒なので味はよく分からないが、私は今もこうしてピンピンしているので、少なくと毒キノコでは無かったのだ。

先週はO形さんに岩茸(いわたけ)が食べられると教えてもらった。岩茸という名前は何となく知っていたが、岩場でいくらでも見ていたはずのもので、岩の表面にベタベタと張り付くように生えている。ちょっと大きなものだと50年モノだよと、O形さんは言っていた。それを食べるなんてこれまで考えたこともなかったから素通りしていたが、翌日袋いっぱい採った。

岩茸は水でよく洗って、お湯で1020分くらい茹でる。柔らかくなったところで、硬い石付きを取る。食べ方はレタスなどと一緒にドレッシングをかけてサラダで食べるのがお手軽だし、天ぷらにしても美味しいという。岩茸自身はこれといった味が無く、グニャグニャとした食感を味わう。O形さんによると食物繊維が多く、お通じが良くなると言う。

 休憩後は、最奥の山椒王国へ。フリークライミングが久しぶりというNH田さんはこれまで5.10台のルートくらいしかやったことが無いと言う。イレブン台にトライすることに心理的に壁があるようなので、5.11bとしては決して甘くない「ブラッキー」を薦めてみた。いきなりリードというのは大変なので、私が登ってトップロープを張る。前腕がパンプして痛いと言いながらも3ピン目までは登って行けたし、4ピン目付近の右から左への廻り込み付近のムーブを解決できれば、リードでもまったく歯が立たないということは無さそう。トップロープで2回登った。

 一方、私はお盆に来た時にトライしてみた「パストラル」5.12aをやってみることに。まずはチョンボ棒を使いまくってヌンチャクをかける。出だしの乗り上がりから結構大変なのだが、そこに乗りあがったところからの垂壁のムーブが核心。前回はそれが解決できないままだった。今回トップロープの状態であれこれ試行錯誤するうちに安定したムーブを発見できた。

 リーチの無い人には向かないが、右手は右カンテにあるホールドをラップ気味に持つ。左手はリーチいっぱいに左のクラック側のカンテを保持、なるべく高い位置で。右足は真下のままで、左足を左クラック側にハイステップ気味にヒールフック。そうすると身体が触れない。そうして右手を一つ上のホールドに移し替える。横持ちではなく上側から手を掛けるように。それから左手で頭上左寄りのカチを取る。その状態で左足ヒールを足元に戻し、右足を足元少し右上にあるカンテ沿いのホールドに乗せる(出だしの乗り上げで左手で使ったホールドのはず)。そうすると右上方向の持ちの良いホールドが右手で届くわけだ。

 さらに左手はデッド気味に顔の前のサイドホールドを取り、続けて右手でも近くのサイドカチを取る。その後は5手ほどだったか、こまかなカチを繋げて登るパートが続くので、まったく気が抜けない。

 レストして2便目を出してみるも、やる気はあっても身体がもはやついてこなかった。出だしの乗りあがりからしてできなくなっていて、チョンボ棒の力を借りてヌンチャクを回収するだけとなった。

 自身の限界グレードといえる5.12aをやるとなると、他のルートをいくつも触ってからではヨレて登れるわけがない。このルートをクリアするつもりなら、軽めにアップを済ませたらすぐにトライするしかないだろう。それでもできなかった核心部のムーブが解決できたことは収穫だった。パストラルも落としておきたい12台のルートの一つになった。

他にすでにトライしていて今後RPしたい12台として、北川の「北落師門」5.12aや屋根岩5峰の「パンキンプンクン」5.12bもあるし、金比羅岩の「モンスターパニック」5.12b。中里の「転がる理事長」5.12bもあった。

HN田さんも11台にトライできてそれなりに満足そう。敷島町の立ち寄り温泉によって東京へ帰った。

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コメント

こんにちは、甲幕でお会いしましたY山です。
毎週毎週フリー漬けの休日ですね。
1年で外岩は何日行かれているんですか?

先日はお疲れさまです。
ルートは約1年のブランクを経て昨年8月から復帰。
秋からは本格的にフリー漬けに。
ブランクの間は御岳でボルダリング。
なので、ほんとこの1年はフリーばかり。
ほぼちょうど1年経ったので改めて日数を数えてみたところ、昨年9月~今年8月までで100日ちょっと。
我ながらよく出かけたと思います。

100日ですかー(゚ー゚)。
自分も数えてみたら山行日数は100日位、その内フリーは半分でした。

フリーはやっただけ上手くなりますよね、それ故麻薬みたいな所も有り止められなくなるのかも。

黄蓮谷楽しんできて下さい。

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