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世は富士登山ブーム?

【世は富士登山ブーム?】
 世は富士登山ブームらしい。「一生に一度は富士登山を」みたいなフレーズで、アウトドア用品店などが盛んに宣伝している。日本第二の高さの山が北岳というのは登山をする者くらいしか知らないかもしれないが、日本一の富士山は国民誰でも知っている。その富士山に登ってみようと言われれば、登山経験のない者でもちょっとその気になりそうだ。
 そうなるとお店としてはしめたもの。富士登山を舐めてはいかんと不安をあおり立てて、登山靴から防寒着など高い装備を丸ごと一式買わせるようなことをしていそう。すでに山を登っている人はそれなりに装備がそろっているけれど、未経験者は一から買いそろえなければならないとなると、お店としては良い商売になるだろう。
 そんなわけで、数年前から妙に富士登山の宣伝を聞くようになって、意図的に造られたブームの胡散臭さを感じる。

【富士登山履歴】
 とまあ持論は置いておいて、そういう私も11日に富士山を登ってきた。富士山に登ったのは過去4度。中学2年と高校1年の時に富士吉田口から夜間に登ったのだが、いずれも浅間神社までで、剣ヶ峰までは行っていなかった。本当の頂上を踏んでいないというのがずっと心に引っかかっていたので、かれこれ10年くらい前だろうか再び富士吉田口から夜に登り明るくなってからお鉢巡りをした。
 それから4年前に、富士山に登ってみたいと言う職場の女性二人を伴ってこれまた富士吉田口から夜登った。この時も途中の小屋で仮眠することもなく夜通し登ったので、2人とも寒さと睡魔と疲労で大変そうだった。それでも良く頑張ったと思う。

【今回は富士宮口から】
 これまで富士吉田口ばかりだったので、今回は静岡県側の登山口・富士宮口から登ることにした。翌日曜日はO形さんと甲府幕岩でクライミングすることになっていたので、夜に電車で来るO形さんと甲府駅で待ち合わせることにして、昼間1人で富士山に登ってこようということにしたのだ。
 10日(金)の夜東京を発ち、高速道路無料化の恩恵にあずかり中央道の大月JCTから河口湖ICまでと須走ICまでの東富士五湖道路は高速料金を取られずに済んだ。道の駅「ふじおやま」で車中泊。

 翌朝、4時半には起きて一時間くらいで富士宮口新五合目に着く。しかし、すでに車でいっぱい。6日ですでに山小屋は皆閉まったと聞いていたので、多少登山客が減ったかなあと思いこんでいたら、世の富士山ブームはすごいようだ。何とか一台の空きを見つけすかさず駐車。
 ザックを背負いいざ出発。5時55分。空はよく晴れている。ここですでに標高2,400mあるので、頂上までは1,400mも登らない。上はTシャツ一枚。荷物は防寒着をたくさん持って来たのだけれど、結局最後まで出すことなく、もっと軽量化できたなあとちょっと後悔。
 それでも荷物が軽いので、他の登山者をどんどん抜きながら登っていく。10分で100mあがるくらいのペースだ。1時間10分で600m分かせいだ。途中、閉鎖された山小屋の前でちょこちょこ休憩をとる。標高が上がるにつれて、少しずつ空気が薄くなってきているのだろう、ちょっと息が上がる。ペースも自然と落ちる。9合目5分?を過ぎた最後の登りだろうか、気付かないうちにキャタピラ車の通るジグザグ道に入ってしまい、最後の登りはここを登った。吉田口の下山道みたいな感じで、ちょっと遠回りになってしまった。
 それでも8時50分に剣ヶ峰に到着。ぎりぎり3時間を切ることができた。何度も登っているし、今回は特にあっさり頂上に着いた感じなので、特に感慨深いものはなかった。登頂の感動がないなんて登山者としてダメかなあ。

 記念写真を取って、地面に横になって昼寝することにした。他にも寝ている人達が何人もいる。目覚めると、しっかり眠ったおかげか頭が少しすっきりした。山頂到着からちょうど一時間後の9時50分、お鉢巡りに出発。15分ほどで吉田口の浅間神社を過ぎ、10時半には一周。すぐに下山を開始し、休憩を取ることなくどんどん下って行く。11時40分に富士宮口に帰着。下りに1時間10分か。まあまあのペースで、午前中に下りて来られた。それにしても下界は暑い。

【富士宮ヤキソバ】
 午後はどうして時間をつぶそうか。まずは昼食を兼ねて富士宮市内に行くことにした。この街には愛車ルーテシアを買ったばかりの頃にドライブで来たことがある。富士宮というとヤキソバがご当地B級グルメとして知られている。市内の浅間神社にお参りしてから、神社の斜向かいにあるお宮横町という小さなお店がいくつもある一角あり、そこでヤキソバを食べた。あとは温泉に寄ったりして適当に時間をつぶし、最終の特急あずさ35号で22:39に甲府駅に到着したO形さんと駅前で合流。この夜は高速を少し走り、例によって塩川ダムの駐車場でテント泊。


【甲府幕岩でクライミング】
 12日(日)は、この夏何度か行った甲府幕岩でクライミング。アップを済ませ、やりかけの「パストラル」5.12aにヌンチャクをかける。出だしの乗り上がりと前回解決した右上ホールドを取りに行くムーブは問題なし。しかし前日の富士山で思ったよりも身体が疲れているようで、その先に5手くらい続くカチホールドがとても続けられない。それよりも手前の2ピン目のクリップが大変。1ピン目はプリクリップしておいてスタートするのだが、気付いてみると、しっかりリードして2ピン目をクリップしたのは今回が初めてだった。これはもっと安定してクリップできないと怖いなあ。この日のレッドポイントは諦めて、何便かトレーニング目的で練習。
 O形さんは粘り強い登りで「30へのアプローチ」5.11bを見事レッドポイント。移動して、私は「初夏」5.11dにトライ。これまた上部のカンテを使う部分に苦戦。それに岩が温まって手がヌメる。これまた3便ほどやって何とかムーブは解決できたが、RPまではできず。次回に持ち越しだ。
 まあ先月11a以上を15本も登ってしまったので、こういう宿題があったほうがまた甲府幕岩に来る理由ができて良いかも。ちょっと苦しい言い訳か。

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