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ラニーニャ現象の下、「おいしいよー」5.12cのトライ継続 二子山

今年の冬は寒い。本当に寒い。気象庁によるとラニーニャ現象というものの影響で、今後もしばらく続くらしい。ここまで寒いと岩も冷た過ぎてまともにトライする気になれないと感じた週末だった。

15日】

というわけで1516日も週間行事のごとく厳寒の二子へ。東所沢駅でK端さんを、東飯能駅でT橋さんを乗せ、秩父のすき家で朝定食を食べてから二子の駐車場へ。到着が9時を過ぎていたが、12月はすでに駐車場がいっぱいで路上に停める状態だったのに、1月に入ると訪れる人の数がめっきり減った。一足先にI澤さんとMさんが来ている。

祠でアップする人達と別れ、私とK端さんは弓状へ。焼き石を握りながらアップで悪魔のエチュードを登る。

先週からトライを開始した「おいしいよー」5.12c。先週は、テンションしながら拝みホールドから左手ピンチを経て右上のアンダー保持の穴に右手が届くところまで進んだのだが、その先が分からず結局トップアウトできなかった。今回はまずはトップアウトが目的だ。それと、もちろんムーブをもっと固めること。

通算4便目。テンションを繰り返しながら拝みホールドへ。1手ごとに足位置を変えながら、左手ピンチ、右手で中継ホールドを使いながら穴アンダーに手が届いた。そうして乗り上がりクリップ。先週は左手ピンチが滑りやすい感じがしたのだが、この日はバッチリ保持できるので、穴アンダー取りが思っていたよりやり易くなった。

その先、左上にあるバケツと呼ばれるコルネを取りにいくのだが(バケツというくらいだから上に大きく穴のあいたガバなのかと思っていたら、そうではなかった)、そのムーブがいまいち分からない。夢中になって何とかバケツが取れたが、どうやったのか覚えていない。その先の右上から左へのトラバース、さらにコルネを直上して終了点となるのだが、ヨレていて比較的易しいはずがテンションだらけ。それでも何とかトップアウトできて、ルートの全体像が分かった。

この日は4人がトライしていて、順番にトライを繰り返した。

通算5便目。岩が冷たいのだが、5ピン目までテンションせずクリップできた(1ピン目はプリクリップ)。その先も前便よりはテンション回数を減らして再びトップアウト。まるでできない箇所はないのだが、拝みホールドを左手で取りに行くところとバケツを取りに行くところが不安要素か。

通算6便目。岩が再び冷たくなってきたこともあり、拝みホールド付近まで登って終了。それにしても岩が冷た過ぎて指の感覚がすぐに無くなってくる。焼き石を握ってもすぐには回復しないくらいだ。ホールドを保持するために余計に力を使ってしまう。

 この日、I澤さんが「火の鳥」5.12aを見事にレッドポイント。岩は相当に冷たかったはずだが、気合いのクライミングだった。

冬至を過ぎて少しずつ日が伸びているのが分かる。MさんとK端さんは日帰り。残った3人は牡鹿荘の温泉に入り、スーパーで買い出し、カフェまいんで夕食を済ませ、常宿の下吉田キャンプ場泊。

16日】

 晴れているのだが風があって寒い。まずは早くから陽が当たる祠へ。「話がピーマン」5.10aを登った後、アップで「鬼ガ島」5.11cにも登ることにした。このルートは昨春一度触りながら終了点手前の核心ができないままだった。ヌンチャクをかけながら登って行くと、近くでガササッという音がした。頭を上げると、目の前の穴の中からムササビがこちらをじっと見ていて、次の瞬間パッと飛び立って下に滑空していく。ムササビは2匹いてこれまでに何度も見かけたが、こんな目の前で見たのは初めてだ。「人間どもが来て、うるさくて寝ていられない。まったくもう」と言われてそうだ。その後もぐいぐいと登り、最後の核心もこなしてRPできた。

 弓状に移動すると、雲が多くなってきて気温が上がらない。時々陽射しがあったりするのだが、ほとんど太陽に雲がかかっている。そうするうちに雪も舞ってきた。遠くの両神山方面が降雪で見えない。地面にうっすらと落ちた雪は陽が出た時にすぐに溶けてしまったが、午前中は特にそんな天気が繰り返された。

 寒い予報だったので、この日はさらに防寒対策をしっかりしてきた。つまりたくさん重ね着したわけだが、着膨れしてしまう。

 さて、「おいしいよー」に引き続きトライ。しかし岩が冷た過ぎる。焼き石もテンションしながら登っているうちに冷めてきてしまい使い物にならない。

通算7便目は、バケツホールドを取りに行くムーブをあれこれ探った。人によって様々なのだろうが、手前の右手アンダー穴から、左手で細い小さなコルネの上部のかかりの良いホールドを保持し、右手で右上の持ちの悪いカチっぽいホールドを取る。この右手だけではとても身体が上げられそうにないので、足位置を変えすぐに右手をクロス気味でバケツの右にあるホールドを取る。足位置をさらに変え、この時の自分は左手ガストンでバケツの右辺を取りに行けた。もう少しやり易いムーブもありそうだが、このムーブもできそうだ。もう少し登って降りる。

通算8便目。岩が冷た過ぎて、まともなトライができないのだが、とりあえずトップアウトしておいた。ここまで寒くて岩が冷たいとムーブができてきて、レッドポイントに向けてテンション数を減らすトライをしたいと思っても、そんな気になれない。それならどうして寒いと分かっている二子に行くのかと言われそうだが。

 この日は暮れにフラットマウンテンを第2登したN少年が撮影のためにやって来ていた。若干高2。すごいなあ。次号のロクスノに写真が載るはずだ。

 あまりに寒いので、早々に撤収して帰る人達もいる。というか前日よりもさらに人が少なかったので、岩場はガラガラだ。我々もほんの少し早めに切り上げて帰途につく。

 同乗のT橋さんを東飯能駅に送ったあと、所沢に向かく。仙台に引っ越すT辺さんの送別会として日和田で登った人達が所沢に移動して飲んでいたのだ。私が着いた頃は飲み会も終わり、車の私は当然お酒を飲めないから、車で途中まで送りがてら話をした。T辺さんは仙台に越してもクライミングジムに通うそうだ。12年すれば再び東京に帰ってくるそうだから、しばしのお別れだ。

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