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「愛しのエリー」5.12aにトライ 二子山

 3連休のうち1920日の土日の2日間、I澤さんと二子山に行ってきた。東北関東大震災の全容が未だ分からない中、クライミングに行ったものかどうか迷った。家でじっとしているべきかとも考えたが、被災地に救援に行けるわけではない者にできることは、節電と募金くらいしかなさそうだ。

節電を心がけるにしても、家にいれば少なからず電気は使うし、山に行かずに街に出かけたとしても、電気なり何なりを消費することになってしまうのだ。単にクライミングに行きたいというのが理由であるが、迷った末行くことにした。

個人的に最も心配なのが車のガソリンだったが、それは地震前に満タンにしてあったので、二子山なら2回行ける。次の給油の頃には関東でもガソリン不足が解消に向かっているかも知れない。

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 そういうわけで、I澤さんと待ち合わせる小鹿野町へ1人車を走らせる。とにかくガソリンを節約することに心がけ、エアコンをつけないのはもちろん、急加速をしないようにし、エンジン回転数を上げないように早め早めにシフトアップして高速道路くらいでしか入れない5速にもギアを入れて走行した。

 普段より遅めにI澤さんと待ち合わせ、私の車1台で二子山へ。林道に入ると、道路脇の山の斜面がところどころ崩れているところがあり、大きめの石が路上に転がっている。これも地震によるものなのだろう。道路の真ん中に大きな石が転がっているところがあり、このままでは通行できないので、車を降りて2人がかりで石を脇に動かした。人力で動かせるくらいの大きさで良かった。斜面の土が緩んでいるはずだから、今後も崩れることがあり得るだろう。人の手ではとても除却できないくらいの土砂崩れがあるかもしれない。今後行く人はそれを前提に行動したほうが良さそうだ。

 そうして、駐車場に無事到着。他に車は無し。快晴の空のもと、まずは祠エリアへ。ハイカー4人に会ったが、クライマーはいない。いつもの「ごんべえ」5.11a2本登ってアップとする。

 弓状エリアに移動しても、やはり他に誰もおらず、結局この日は我々2人だけの貸し切り状態だった。晴れて岩も良く乾いており、普段だったら大勢のクライマーが集まっていたことだろう。

 I澤さんは引き続きペトにトライ。前回「マイライフ」5.12aが登れた私は次にどのルートにトライしようか考えていなかった。また5.12aあたりをやろうと思い、陽当たりが良くて、ルートが短い広場エリアにある「愛しのエリー」5.12aをやってみることにした。短い分、ノースマウンテンなどの長い持久系のルートよりはムーブが厳しそうだ。

 帰宅後に過去の記録を読み返したら、昨年4月に二子に行った時に一度このルートに触っていたようだ。まるで歯が立たなかったとある。その時はそばの「クレーター」5.11bは何とか登っている。

 この日1便目。早々にテンションしながらムーブを探る。出だしのオフィドゥス状から持ちづらい穴へ、そして

 右の遠いサイドプルを取りに行く。左手でカチを使いながら、右手でさらにうえのサイドプルを取る。足位置を変えつつ、左手でクサビ状穴の中の穴に指をこじ入れ、右足スメア気味、左足ハイステップして伸び上がって右上方のリップのガバをキャッチする。これで実質終了。しかしどれも厳しめで特にクサビ状穴を取りに行くのが大変。そんなこんなで、この日は4便出して何とかムーブを確定できた感じ。クールダウンで「バカ犬」5.10cを登って終了。

 帰りに温泉宿「小鹿荘」に寄ってお風呂に入る。宿の人の話だと、地震の影響でキャンセル続出で立ち寄り温泉も我々が数日ぶりのお客だったという。閉店を普段より1時間早めているスーパー「やおよし」にぎりぎり入れて買い出しを済ませ、夕食のため「カフェまいん」へ。このお店もお客が減った上に、計画停電で大変だという。常宿の下吉田キャンプ場に泊まるのも当然我々だけ。

 冒頭にも書いたが、過度な自粛ムードで人の動きがなくなると、こういうお店や中小企業には打撃になるのだろう。大企業ならこれが長引いても持ち堪えられるかも知れないが、例えば観光地の小さな店などは客足が途絶えて、収入が激減しているはずだ。直近の問題としては、自粛ムードのほかに、単純に車のガソリンがなくて出かけられないということもあるのだろう。被災地でないところにも、こういう影響があるのだ。

 我々ができることは節電や募金といった支援や協力ことのほかに、日常の自分の仕事をするということだけでなく、休日は出かけたりしてお金を使って経済を回すということも必要だと思う。震災による経済的打撃に加え、消費が低迷し景気が余計悪くなってしまっては、ひいては被災地の復興を遅らせることになるとI澤さんも言っていた。確かにそうなのかも。クライマーが小鹿野町で使うお金などたかが知れているけれど。

要は、義捐金や物資援助という被災地向けの行動と、家に引きこもらずに出かけて消費するという両面のバランスなのかなあ。東北関東の電力不足はすぐに回復できることではないと思うが、ガソリン供給はじき回復するという報道だし。余談が長くなってしまった。

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 再び祠でアップ。少し雲はあるが良く晴れている。弓状に移動すると二子の常連3人が来ており、この日は計5人。「愛しのエリー」に引き続きトライ。この日も4便出したが、下部は行けるようになるも、左手クサビ状穴をとるところで何度もはね返されフォール。キャッチして穴に指を入れられたのは4回中1回だけ。できないムーブではないはずなので、ヨレていない時にやればそのうちキャッチできるだろう。昨年4月に触った際に1トライしていたとすると、これで通算9便。I澤さんもペトの終了点直下の本当に惜しいところでフォール。

 残った時間で、私は「ミラージュ」5.11bをやることにした。雲が出てきて、すっかり陽射しがなくなり肌寒くなってきた。前半のコルネ部分はぐいぐいと登っていけるのだが、合流する「猿の腰かけ」5.10cの終了点から先の後半のスラブが核心。ものすごく細かなカチではないのだが、二子のコルネに慣れた手には小さく感じる。そのスラブもホールドの手順をしっかり決めておけばそれほど難しくはないのだが、この日は2便目もコルネからカチに移るところで力尽きてしまった。これも次回持ち越しだ。雨も少し降ってきたのでこれで終了。

 帰り道も省エネ運転に心がけたためか、いつもよりもガソリンの減りが少なかった。やればできるものだ。

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