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「ビッグプレゼント」5.12b RP 有笠山

 ゴールデンウィーク中盤の3連休3~5日は、I澤さんと有笠山でクライミング。有笠山に行くのは昨年10月以来で、3日間ともサンダンスエリアで登っていた。

【3日(火)】
 憲法記念日。関越道の渋滞が心配なので朝早めに自宅を出る。すでに高速道路は混み始めていたが渋滞は避けられた。道の駅でI澤さんと待ち合わせ久しぶりの有笠山へ。道中見える山や花のぼんやりとした柔らかい色がまさに春らんまんといった感じだ。
 有笠山の西登山口に到着すると、数人のグループがいた。パンプの外岩講習だそうで、講習生は皆、I澤さんと知り合いらしい。この日は偏屈岩に行くという。
 サンダンスエリアは昨年6月に一度行ったことがある。その時に「大地讃唱」5.11bと「Please Jam Me」5.11cが登れたものの、「若緑」5.11c/dは二度トライしたもののヨレて完登できず仕舞い。

 まずは「苔の庭」5.10b「友よさらば」5.10aでアップ。そして今回狙うルートとしてI澤さんはサンダンス右壁にある「ビッグプレゼント」5.12bをやるそうなので、私もこのルートにトライすることにした。先月はあまりクライミングに行けず、調子がどんなものか分からなかったが、がんばってみよう。ビッグプレゼントは長い。ヌンチャクが10本必要だ。

[「ビッグプレゼント」5.12bトライ]
 1便目。私が先に登ることにした。出だしから少し悪い。ヌンチャクをかけながら登っていくも、早々にテンションしてしまう。中盤の核心部分でのムーブが分からず、テンションしながらあれこれムーブを探る。最初の核心は5ピン目の前後。越えたところで左上する7ピン目付近も大変。そして8ピン目付近が次の核心で、ムーブが分からずチョンボして上のヌンチャクをかけ何とかトップアウト。う~む、これは大変そうだ。
 1便目を終えた頃、某山岳会のT内さんとN藤さんがやってきた。二人とも岩場で登るのは久しぶりという。
 2便目。テンションの数は少しは減ったものの、核心では相変わらず苦戦。最初の核心は手をクロスにするなど苦しい姿勢のムーブを編み出すも、安定感に欠ける。次の核心はもっと分からない。終了点直下まで登って降りる。
 3便目。この日最後のトライ。最初の核心の5ピン目まで続けていけたが、ここで力尽きる。テンションを繰り返し第二核心へ。ここには頭上の小ハング下に水平に走ったクラックがある。これが届けばその先のムーブがつながりそうなのだ。しかし水平クラックが遠い。足位置をあれこれ探して、ようやく解決ムーブを見つけた。いちおうこれでムーブはつながったことになるが、まだ危なっかしいところがあり、翌日それを修正することになる。

 I澤さんもこのルートに苦戦しながら3便ほど出す。麓のキャンプ場で泊まっているパンプの人達のところに寄ると、採った山菜の天ぷらを振舞ってくれた。おいしい。小野上温泉で汗を流し、近くの定食屋でサバ味噌煮うどん定食を食べる。満腹だ。Imgp3502

 某所でテント泊。成果だ出せなかったので、この日はサントリーの発泡酒「金麦」にしておいた。

【4日(水)】
[「ビッグプレゼント」5.12b RP]

 みどりの日。この日もアップは「苔の庭」と「友よさらば」の2本。そしてビッグプレゼントにトライ開始。トライ前に、最初の核心でI澤さんがやっているムーブを教えてもらった。私が無理にやっているムーブよりも手数も少なくよほどやり易そうだ。しかしその場になってみないとそのムーブを採用したものか分からない。

Imgp3503 
 4便目。休めるところではとにかくレストする。最初の核心はI澤さんのムーブが自然と決まった。これはいい。左上し、さらに第二核心も越えられた。が、この先のパーミングのホールドで力尽きる。嗚呼。でも核心を越え8ピン目まで登れた。レッドポイントが一気に近づく。1テンでトップアウト。

 5便目を出す前に南国エリアに行ってみた。サンダンスから小尾根を二つほど越えるのだが、歩いて5~10分といった感じ。ここではパンプの人達のほか、T内さんとN藤さんも登っていた。サンダンスは風があってちょっと寒いくらいなのに、こちらは陽射しがあってぽかぽかと暖かい。

 そして5便目。結論を言うと、このトライでレッドポイントできた。昼頃に出した前の便からじっくり休んで午後3時頃にこの便を出した。
 出だしをこなし、2ピン目さらに3ピン目下でこまめにレストする。4ピン目にクリップし小ハング下の水平クラックの中にある二ヶ所のホールドを左右の手を入れる。それから右上にある幅広ホールドをアンダーピンチで保持。ハング上の逆三角形ポケットを左手で保持。ここで5ピン目のクリップ。右上の四角いホールドをキャッチする。左足を右手ホールド下方の壁にスメア気味にし右足を切って、上部左の斜めリップを左手で保持。これは前述したI澤さんに教えてもらったムーブ。左手でさらに左上をつかみ、右足で先ほどの四角いホールドに乗り込みながら右手で右方のホールドを取りに行く。6ピン目のクリップ。ここで少しレストできる。後日、別の人がトライしていた時にはここで腰かけてレストしていた。
 右手でホールドを持ちながら、まずは左方の7ピン目のクリップ。右手でフェイスのホールドを保持しながら左手で左方の左向きホールドを取る。足を左に送りながら、右手で板状さらにそのすぐ上の幅広をピンチ。そして、そのそばの左向き角状を左手でキャッチ。このホールドの持ちが良く、先ほどの幅広とともに持ち替えながら左右の手をシェイクする。
 さて、第二核心に突入。カウンター気味に右上斜めカンテをキャッチ。そうして右足をハング下端付近にスメアし、身体を右に向ける。左足は後方の壁にキョン。こうして身体を伸び上げると、頭上の小ハング下の水平クラックに左手が届くのだ。この水平クラックの中に一部幅が狭いところがあり、そこを親指と人差し指で包むようにするとしっかり効く。ここで8ピン目のクリップ。右上にある幅広ホールドを右手でがっちり保持。核心突破。
 が、この先も気が抜けない。左手を取った後、頭上の二つホールドをまずは右手でガストン気味のパーミング。身体を少し右に持たせかけるとホールドが効く。そのすぐ左のホールドに左手を添える。さらに9ピン目のある頭上のガバホールドを右手でキャッチ。9ピン目のクリップ。
 左手で上のホールドを取った後、ガバ上奥にある右向きホールドを右手で取る。これが持ちやすく、右足を上げ乗っ越す。そこで少しレストできるのだが、右足で自然とニーバーが決まる。終盤でレストできるのはありがたい。呼吸を落ち着かせてから、最後のパートをさばく、フェイスの抉れたようなホールドやポケット状二つを使いながら上部のガバをキャッチ。そのまま左上の終了点を目指しても良いが、少し上がってから、左の終了点ガバを取りに行っても良い。終了点ガバは三角形に掛るスリングの真ん中だ。
 こうしてレッドポイントできた。思わず、やったー!と声をあげる。4月はあまりクライミングができなかっただけに、成果が出て嬉しい。

[5.11台を登る]
 ビッグプレゼントが登れたので、あとはサンダンスや古谷ロックにある5.11台を片付けることにした。この日残った時間は古谷ロックへ。I澤さんは「カシン」5.11bにトライするも、ビッグプレゼントのトライでヨレたようで惜しくも登れず。私は隣りの「夢の浮橋」5.11aをマスターオンサイト。ガバの連続で快適に登れる。日本100岩場には、5.11a初オンサイトを目指すのに最適とあるが確かにそんなルートだ。この日はこれで終了。
 帰りは四万にある立ち寄り温泉で汗を流し、群馬原町にある「あおぞら」という焼肉屋で夕食。あおぞらは群馬県内でたまに見かけるかな。Imgp3507

今夜は同じサントリーでも本物のビール「プレミアムモルツ」で祝杯。

【5日(木)】
[引き続き5.11台を登る]

 こどもの日。アップはいつもの二本。I澤さんはビッグプレゼントにトライ。私はこのエリアに残った5.11台をすべて片付けることにした。

 まずは昨年登れなかった「若緑」5.11c/dをマスターで登りレッドポイント。なんだか拍子抜けするほどあっさりと登れてしまった。前はもう少しは苦労したはずなのに、ヌンチャクをかけながら登っても大変でなかった。
 この頃になって、パンプの面々がやって来た。

 ちなみに、6ピン目のボルトが抜けたという「Please Jam Me」5.11cのそのボルトは現地に残されていて、取り付きにチョークで注意書きが書いてある。6ピン目はハングを乗っ越した先にあったので、それがないとなるとトライするにしても慎重にしたいもの。Imgp3509 Imgp3511 

 さて若緑を早々に落とせたので、ビッグプレゼントの左にある「マーヤ」5.11dにトライ。I澤さんに3ピン目でクリップし損なってフォールすると下のテラスに激突するぞと脅されつつ登って行くと、やはり3ピン目のクリップがしづらい。ハング先の3ピン目にのけ反りながらクリップするのがちょっと大変で思わずテンションしてしまう。あらら。あとはハングを越えさらに登って行くと終了点へ。2便目で確実にマーヤを落とす。

 続いて登った「夢の続き」5.11cは苔の庭の右にあるルート。スラブっぽいところを登って行くと、右にトラバースするところがあるのだが、ここが核心。右に回り込んだ先のホールドが分からず怖い。意を決して右に乗りこんだ先にドガバが見えたので飛びつく。ふう。あとは落ち着いて終了点へ。昨年、このルートでビレイしたのでフラッシュか。

 ビッグプレゼントのトライをこの日は止めたI澤さんが再び「カシン」5.11bにトライしたので、かかったヌンチャクを使わせてもらってフラッシュ。

 サンダンスと古谷ロックに残った5.11台はあと一つ、ビッグプレゼントの右にある「やっとかめ」5.11bだ。時間的にもこれが最終便。が、これがけっこう厳しかった。出だしは苔の生えたスラブ。日本100岩場には★が一つも付いていないから人気がないんだろうなあ。スラブを左上した後に小ハングを越え、さらに左上しながらもう一つハングを越えるところで遠いホールドを無理やり取りに行く際に思わず声が出る。なんとか突破。その先は易しくなる。オンサイト。やった。

 この日は5.11台を5本登ったことになる。3日目になると疲れがたまってくるが、我ながらよく頑張った。I澤さんもビッグプレゼントのムーブがずいぶん固まってきたようだ。ルートが長いので、あとはそれをいかにつなげていくかがポイントだ。当たり前のことだが、力まかせでないムーブと要所でのレストが大切だと改めて感じた。それとリラックスしてトライに臨むこと。
高速道路の渋滞が心配だったが、夜遅くに東京に帰着。

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