« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月

早や梅雨入り…、ベースキャンプへ

 まだ5月だというのに梅雨入り関東も梅雨入りしたという。

 そしてこの週末は雨雨雨…。

 予定していた岩場は当然中止。

 代わりに、昨日土曜日はI澤さんと入間のベースキャンプへ。

 平日の夜に何度か来たことがあるだけなのだが、この日はなんだかえらく混んでいる。

 雨で岩場に行けないからジムへ、と考えることは皆一緒か。

 二子の面々もいる。

 ベースキャンプではボルダリングしかしたことがなかったので、ルートを登ってみたかったのだ。

 ろくにレストもせずに次から次と登ったせいか、ほとんど完登できず。

 主にジムで登っていて岩場で登らないという人は岩場は難しいと言うが、自分にはジムのほうが難しく感じる。

 5.11cをやったけれど結局レッドポイントできなかったし。

 前述したように休まず次々と登っているせいもあるけれど。

 それはともかく、たくさん登れたのは良かった。

 I澤さん、車で駅まで送っていただき、ありがとうございました。

 
 そして今日も雨。

 毎週末出かけていると、家の用事を片付けられないので今日はそれに専念するかな。

丹沢・鳥屋待沢で沢登り

 25()は今シーズン初の沢登りとして、丹沢鳥屋待沢(とやまちさわ)へ。今シーズン初とは言っても、昨シーズンは9月の甲斐駒黄蓮谷(おうれんだに)だけだけど。普段は専らフリークライミングだけど、だんだん暑くなってくると、こうして沢登りにも行きたい気分になる。

 さて、鳥屋待沢は丹沢の大山の北方にある三峰山という標高934.6mの山の東側にある沢。今シーズン初の沢登りの足慣らしということで、同行のHN田さんが選んだ易しめの沢だ。

 朝5時にHN田さんと待ち合わせ、首都高~東名道と走り厚木ICを降りる。煤ヶ谷というところを経て、三つ峯山の東側にある林道を進むと、権現橋という橋がある鳥屋待沢出合に着く。狭い駐車スペースに車を停め、沢登りの身支度を整える。丹沢のことなら誰よりも詳しいHN田さんが、丹沢にはヒルがいると脅してくれる。ヒルがいるとは聞いてはいたけれどイヤだなあ…。

 ところで、この日の私の体調はいまいち。前日の午前中は気温が低く冷たい雨が降る中、クールビズのかっこうで外にいたものだから、風邪をひいてしまったようだ。風邪薬を飲んでから寝たのだが、寝不足もあって身体が重い感じだ。あまり水の中にジャブジャブと全身浸かるのは避けたいところだ。

 「決定版 関東周辺沢登りベスト50コース」(敷島悦郎編著/山と渓谷社 2002年発行)という沢登りのガイドブックにある遡行図をもとに述べることにするが、出合から少し歩くと大きな堰堤の上に小さなダム湖になっているだろう場所に出る。この時は水はたまっておらず、河原の中に流れが一筋あるだけといった感じ。ここで沢靴に履き替えても良いだろう。

Imgp3579 

 浅い水の中をジャブジャブと進む。小さな滝などの乗り越えながらどんどん進む。

Imgp3582 Imgp3584 Imgp3590

 7S字状という岩の間を抜けて進むと、15mのF1に出る。ここは右岸を巻く。Imgp3596 Imgp3597

 左手が一枚岩のゴルジュを抜け、滝を越える。直登できるものもあれば、やむなく巻いたものもある。二俣がいくつか現れるので、どちらに進むか地形図と遡行図を見て進む。

Imgp3598 Imgp3601 Imgp3604

 後半になると滝が増えてくる感じだ。シャワークライミングが楽しめるが、腰まで水に浸かったり、上半身に滝の水を浴びるとさすがに冷たい。小滝をいくつも越え、奥の二俣、最奥の二俣を過ぎたあたりで、水量も減って、沢から離れどこかから支尾根に移るのだが、遡行図で示すような踏み跡は分からない。Imgp3605 Imgp3608 Imgp3613 Imgp3618 Imgp3622 Imgp3624

 左手に土の斜面が見えるので、そこを上がることにした。Imgp3626

 やがて狭い尾根上にある踏み跡(といっても鹿の通るケモノ道らしいが)をたどったり、誰も通ってなさそうなところを登ること3040分。Imgp3627

 上を見ると木々の間にスカイラインが見えてくる。登山道のある稜線が近いようだ。

Imgp3629

 人の声が聞こえてきたと思ったら、そこが三峰山の山頂だった。HN田さんが滝の巻きの下降でロープを一度使用した以外は、携行したスリングやカラビナは結局一度も使わずに済んだ。

 山頂のベンチに座って、スパッツを取ると、その内側にヒルがくっついていた。うわわ。スパッツとタイツの間にいたので、幸い噛まれずに済んだが。するとHN田さんがそのヒルを指でつまんでクネクネをこねてポイッ…、逞しいなあ。

しばらく休憩してから靴を履き替えて下山に移る。一般登山道を南に少し歩いてから、宝尾根という鳥屋待沢の右岸にある尾根を下ることにした。一般登山道ではないのだが、そういうヤブ道が他にもあるようだ。明瞭ではないが、それなりに歩かれている感じの踏み跡はある。ところどころ木にテープが巻かれているし。

ところが途中で方向を誤り、尾根の南面方向に下って行ってしまった。尾根上を歩いているはずが、下の方に別の沢が見えてきた。明らかに間違っていると分かったので、来た道を登り返すことにした。ここで1時間ほどロス。きちんと地形図とコンパスで地図読みをしないといけないと反省。その後は念入りに地図とコンパスで方向を確認(といってもHN田さんにまかせきりなのだが)しながら下降。幅広い緩やかなところもあり、思ったより快適な尾根だ。Imgp3634 Imgp3638 Imgp3639

どんどん下って林道に出る。少し歩いくと車を停めた出合に到着。すると不動尻経由で下山してきた山頂で会ったパーティーに再び会う。我々が迷った分、下山にかかった時間は一緒だったようだ。

この後は欲張って広沢寺でクライミングをするなんて計画もしていたのだが、時間がおしてしまったし疲れたので、これで終了。温泉センターで汗を流し、途中ラーメンを食べて高速に乗って東京に帰った。

今回の沢登りは難しいものではなかったが、それなりに楽しめた。次回はもう少し難しいところにしても良さそうだ。今年はもっと沢登りに行こうっと。

Imgp3576 Imgp3577

初夏の候、「UV」5.12a・「バトル」5.12a RP 北川

 今日日曜日は仕事があるため、昨日21()だけ日帰りで奥武蔵・西吾野にある北川の岩場へ。北川に行くのは昨年11月以来半年ぶりだ。

 昨秋北川に通っていた際に「北落師門」5.12a、「ミンボー」5.12a、「ルンルン・ヒロシ君」5.12aの3つを登ったものの、UV5.12a14便出すも結局登れないままとなっていた。

 電車で西吾野駅を降りた私は、待合せたI澤さんの車に乗せてもらい岩場下の集落へ。駐車スペースにはすでに何台もの車が停めてある。混んでいそうだ。いつも停めていた駐車場が1台空いていたのでそこに停めて、民家の人に挨拶してお金を払う。

 樹林に覆われているとはいえ、良く晴れて暑くなりそうだ。私の目標は当然UVI澤さんはミンボーをやるという。

 UVの下部は「雨宿り」5.10bなので、アップで登った後、さっそくUVに本気トライ。

 UV通算15便目。雨宿りの終了点から水平クラックを伝い右にトラバースし、左上するようにガバを取りに行く。そこから前傾に耐えながら、右左右とホールドを取り、上部ガバを取り行く。この便ではこのガバを取るところでフォール。ロープをたぐって戻りムーブを探る。左足の位置を少し高くすることでスタティックにガバを取りに行けることが分かった。左足をキョン気味にして壁の傾斜を殺すのだが、冬の間、二子山に通っていたおかげか、こういうムーブが自然とできるようになってきた。

 16便目で確実にレッドポイント。昨秋はこのガバ取りで苦労し、その後のハングの乗っ越しでも力尽きて落ちていたのだが、今回は体力的には余裕を持って登れた。少しは力がついたのだろうが、足さばきが良くなったのかなとも思う。前傾の負荷を減らすために足をきめて上体への負担を減らすように。足位置をほんの少し変えただけで、ガバを取るのがずっと楽になった。

 UVが片付いたので、午後は「バトル」5.12aをやることにした。これが登れれば北川の12aは全て登ったことになるし、残りは「秋葉大権現」5.12b「錦ヶ浦」5.12cの二つだけとなる。

 バトル1便目。核心となるハング下までは何でもない。ハング下の大ガバでレストしながら上部のホールドを探る。上方にヌンチャクをかけ、ホールドを取るがその先が分からずたまらずテンション。チョンボしながら核心を抜け、トップアウトしておく。終了点は謙譲の美徳と一緒。核心部分では上方の遠いガバをいかにして取りに行くか全てと言えるが、下に降りてからイケそうなムーブを思いつく。

 2便目。すでにヌンチャクがかかっているので楽だ。核心では、ハング下の大ガバから左手、右手とホールドをつかみ、足をきめつつ、左手を左上方のカチで中継し、勢いをつけてさらに左手をランジ気味に上部ガバにとばす。取った瞬間足ブラになるが結構耐えられる。すぐさま足をきめ、右手を取って、左足を左下の突起に乗せ、左上方にある下向きホールドを左手でアンダーで取りに行く。これで載り上がってハング上の凹みを右手で探って取る。あとは謙譲の美徳に合流なのだが、ここで急速に手がヌメッてきて、たまらずテンション。核心は越えたというのに情けない。

 じっくりと休んだ3便目で確実にRP。前の便でやったランジからの足ブラ状態もきっちり決まる。先週末に続き、この日も一日で12a2本登れた。

 I澤さんは残念ながらミンボーRPはお預け。こう暑いと北川に来るのは次は秋かなあ。最後に「茶摘み唄」5.10cを登っておしまい。このルートは今よりもっと登れない頃にトライして完登できないままとなっていたが、今はあっさり登れた。これからは雨が多い季節に入るので、これまでのようにコンスタントに外で登れるか心配だなあ。

吉祥寺のICI石井スポーツのあと、B-PUMP荻窪へ

 夕方仕事を終えたあと吉祥寺に寄り、先日買い物したICI石井スポーツへ再び行った。
 買ったものは以下のとおり

■吸汗性肌着「ファイトラック・フラッドラッシュ スキンメッシュ」
 先日アクティブスキンというのを買ったが、今度はスキンメッシュというのを買った。もっと発汗する時に向いているそうなので、これからの暑い季節に良いかも。さらに薄でのパワーメッシュというのもある。

■ザ・ノース・フェイスのTシャツ
 クライミングの時に着るTシャツを買った。いつも同じのを着ているとちょっと飽きてくるもので。
 「1968」と背中にプリントされた紺色のもの。
Images
■ヌンチャク用スリング3本
 ヌンチャクのスリングを長さを変えて3本買った。ペツルのは幅広なので、チョンボしてヌンチャクをわしづかみしたい時に良いのだ。これは大切。


 買い物を終え、荻窪へ。
 ジムに行くのはGW前以来だ。特に身体が重いという感じはしなかったが、気分がいまいちノらない。疲れてるのかなあ。
 液体チョークを買う。

「出前一丁」5.12a、「気分爽快」5.12a/b、「荒川遊園」5.12a RP 有笠山

14()

 1415日の週末も有笠山。土曜日朝、I澤さんと待ち合わせ、西登山口へからサンダンスに向かう。I澤さんは引き続き「ビッグプレゼント」5.12bにトライ。

私は先週末登れなかった南国エリアの「出前一丁」5.12aをまずは片付けるのが目標だ。5.10台でのアップもせずに、最初から出前一丁にトライ開始(通算5便目)。ハング下までは5.10台前半くらいの何でもないアプローチ。ハング越えとそこから終了点までのわずかなパートがこのルートの全てなのだが、この便ではハング先のガバをデッドで取るのに右手を出すも届かずフォール。くそ~。思い切りが今一つ足りなかったか。

[「出前一丁」5.12a RP]

サンダンスと行き来してから、出前一丁の2便目(通算6便目)を出す。

ハング下にたどり着き、まずは庇先端下にある右手アンダー気味ホールドを取る。右足は庇右奥にかける。左足は下方のまま。身体を左にひねりつつ、右手を上の斜めホールドにデッド気味にとばす。左足を庇奥にキョンというか横向きに入れながら、左手を上方のホールドへ。これで庇を越えて行くのだが、右足を庇先端にある突起に乗せる。左足は切って、両手で身体を引きつけつつ、右手を上方ガバにとばす、とキャッチできた。よしっ。落ち着いて左足の庇下のフットホールドに乗せる。左手を左上方の丸いガバへ。右足を右手で持っているガバに手に足でヒールフック。そうして乗りこみつつ、頭上にある幅広ホールドをまず右手でピンチ。そのままだと少ししか身体を上げられないので、ピンチのすぐ右側のカチにガストンで持ち替える。これが出前一丁のムーブなのかなあ。左手は先ほどの丸いガバなのでそれを押す。身体をしならせながら、左足を庇先端のフットホールドに乗せる。右手が頭上カチガストンのままで、今度は左手でその隣りの幅広ホールドピンチ。これで安定する。あとは上方のホールドを取りに行って終了点へ。

ようやく出前一丁を登ることができた。よかった。

さて、次は何をやろうか考えたのだが、2本左隣りにある「気分爽快」5.12a/bをやることにした。

気分爽快1便目。出前一丁のほど易しくはないが、上部のハング下までは問題なく行ける。思いっきりレストできるところもあるし。しかしハング越えは大変そう。たまらずテンション。ハングのすぐ上にあるらしいボルトにクリップするのが大変だが、何とかヌンチャクをかける。それを頼りに身体を上げるが、ハング先から上に乗っ越すのがこれまた分からない。ホールドがあるのだが、少し先のガバらしきホールドに手が届かない。トップアウトは断念。

2便目。やはりハング越えが難しい。右足でヒールフックしながら左手をとばすのだろうとは思うが。それからハングの上も相変わらずできずに再びトップアウトできず。う~む。

もう一便出そうと3便目。ハング下から先端のホールドを取りに行くのは分かった。テンションしてしまうが、足位置などを確認しておく。ハングから先は、やはり右足のヒールフックがポイントか。とどかなかったホールドをスタティックに取ることができた。これでムーブは解決だ。この日は登れなかったものの、解決できたことであと味は良い。

 さて、I澤さんはヌンチャクかけで1便出した後、じっくり休んでからビッグプレゼントにトライ。組み立てたムーブをつないでいき、要所要所でレストしながら8ピン目まで進んだ。惜しくも完登を逃したが、核心を越えて8ピン目まで行けたことで一気にレッドポイントが近づいてきた。私も先日登った際、完登した便の前の便で8ピン目まで行けていたので、I澤さんももうすぐだ。

 夕方、I澤さんはその勢いに乗って古谷ロックの「カシン」5.11bをレッドポイント。私は「ゴロピカリ」5.10c2便出すも登れず。あらら。腕が結構ヨレていたらしい。それにこの岩はギザギザしていて手のひらが痛い。

 ベイシアで買い出しをし、岩櫃城温泉で汗を流し(お風呂場でK島さんに会う。ちっぽけ岩で登っていたとのこと。ということはH原さんも来ているのかな)、あおぞらで焼肉定食。

Imgp3575

15()

[「気分爽快」5.12a/b RP]

 サンダンスで5.10b10aとアップで登った後、南国エリアへ行くとH原さん夫婦が来ていた。GW中は鳳来に行っていたとのこと。こっちはぽかぽかと暖かい。

 さて、気分爽快は前日のトライでムーブを固めておいたので、この便できっちりと落としておきたい。大レストできるところがあるので、そこではしっかり休みながらハング下へ。

ハング付け根のマッチしたホールドから左手でハング下ホールドへ。頭上の右上ホールドを保持。その右下方向にあるところに右足でヒールフックしながら、左足は左下方奥のへこみへ。そうして左上に伸び上がりながら左手で一瞬中継を介した後、そのまま左上ハング尖端のガバを左手でキャッチ。左手の指4本ががっちり入るように少し逆手気味に。よおし。足位置を少し変えてから左手ガバの右上側を右手で保持しながらクリップ。左手で指が3本ほど入る穴に入れ、右手でカンテ上方をこれまた逆手気味に取る。左手を上のホールドに移す。さらに上方のホールドさえ取れればよいのだが、そこで右足をハイステップでヒールフック。つま先を下げるように体重を右足かかとにかける感じでじんわりと身体を移すとスタティックにホールドを取れる。あと終了点までは何でもない。こうしてレッドポイント。やったね。気分爽快だ。

[I澤さんが「ビッグプレゼント」5.12b RP]

 気分爽快を終えてサンダンスに戻ると、今度はI澤さんのビッグプレゼントのRPトライ。前日のトライで8ピン目までつながっていたので、もう完登は目の前だ。

 出だしをこなして2ピン目でしっかりレスト。最初の核心を突破し、その上でもしっかり腰かけレスト。左上からハング下水平クラック取り、右上に抜けるという第二核心も突破。腕がヨレてくる頃のはずだが、パーミングホールドをこなして9ピン目をクリップし、その上でニーバーレスト。あとは落ち着いて最後のフェイスを登るだけだ。こうしてI澤さんもレッドポイント。おめでとうございますっ。

 二人ともトライ中のルートが片付いたので、何日も通ったサンダンスから離れることにした。いったん下山して車で東登山口にまわり、フェアリーロックへ行くことにした。登山口は車であふれ返っていた。どんだけ人が来ているのだろう。フェアリーはたくさん人がいた。エナジーに通っている人達だそう。「予感」5.12b/cをやっている人もいる。

 濡れていることが多いルートも乾いているようでコンディションは良い。こういう乾いている時に登っておこうと思い「荒川遊園」5.12aをやることにした。

 荒川遊園1便目。出だしのカンテ沿いのムーブが分からない。ん?やけに難しくないか。あっけなくテンション。ムーブが分からないままチョンボして上部へ。ガバ地帯は手のひらが痛くなるようなギザギザホールド。それをこなすとスラブの乗っ越しがちょっと微妙。見るとさらに上方にボルトが連打されているのだが、日本100岩場改訂版にも載っていない別のルートのようだ。

 2便目。やはり出だしのムーブが分からないのだが、テンションして探ったりI澤さんのアドバイスからイケそうなムーブを発見。これまた一応トップアウトしておく。

[「荒川遊園」5.12a RP]

 3便目。出だし眼前のピンチは左手。その上の水平ホールドを右手。すぐ上の縦ホールドは当然左手サイド持ち。このあたりのホールドは岩が欠けてしまって、以前とは異なるようだ。破片らしき石が足元に落ちている。それから右手で右上にある小さな穴のあるホールドを取りに行きたくなるのだが、これは指が入らないので使わない。変わりにその下のホールドをピンチで持つ。これがポイントだ。そうして右足を右方に出しながら、左手で左上のホールドを取りに行く。これまた小突起のあるウニュウニュしたホールドは取らずにその右奥をサイドプル。これはI澤さんのアドバイス。右足をカンテ際に移すと、このサイドプルがよく効く。左足を2手目の水平に乗せつつ、右手で頭上のガバ地帯へ。ガバ地帯は手にいたいがとにかくぐいぐいと登るだけ。ガバ地帯を終えるところで、穴の中で左手アンダーで持ちながら右手でフェイス右上のサイドホールドへ。一手一手の記述は省略するが、少し左に移ったあと、身体をにじり上げるとハング下に出る。終了点は右に見える。こうしてレッドポイント。やった。

 2日間で5.12aa/b3本登れたからまあまあかな。でももう少し難しいのにトライしても良いかも。荒川遊園のトライの合間に、ヘルケイブを見に行った。「Blast-off5.12aは出だしが濡れやすいらしく黒ずんでいたものの、そこから上はパワーでガシガシ登る感じで見るからに面白そうだ。いずれやってみたいものだ。

GW終盤、荒船山~有笠山~北八ヶ岳を巡る旅 その3

9():北八ヶ岳 天狗岳 登山】

 8:30麦草峠駐車場発~丸山~9:30 高見石小屋~中山~11:40 東天狗岳~12:03西天狗岳~13:58中山~15:00白駒池~15:45麦草ヒュッテ~15:48駐車場帰着

 6時過ぎに目を覚ます。寝床を片付け、買っておいた朝食を済ませてから八ヶ岳に向かう。白樺湖を通り過ぎ、いったん街まで下ってから国道299号で麦草峠へと車を走らせる。

Imgp3545_2

 麦草ヒュッテの手前にキレイなトイレのある駐車場があったのでそこに駐車。あまりよく記憶していないのだが、麦草峠には学生時代の5月に初めて来た以外に、もう一度くらい来たことがあるかもしれない。それだってずいぶん昔のことだ。

 履いた靴はボリエールのアイスマスター。アイス用の靴を履くこともないだろうと言われそうだが、アイゼンを付けることになるかもしれないし、他に履きやすい靴がなかったのだ。

 天気は良い。麦草ヒュッテの前を過ぎ、樹林帯に入ると雪が残っている。

Imgp3547 Imgp3548

 丸山を越え高見石小屋に着く。

Imgp3550 Imgp3551

 さらに樹林の中を歩き続け中山の展望台に出る。北アルプスなどの山並みが眺められる。風がちょっと強い。

Imgp3552 Imgp3553 Imgp3554

 中山峠を過ぎ、東天狗岳への登りに入る。東天狗岳と西天狗岳が並んでいるのが見える。

Imgp3555

 樹林を抜け出て、行きの斜面を登るところでは念のためピッケルを手にした。

Imgp3556

 アイゼンはザックに入れたまま。東天狗岳に着くと、硫黄岳の爆裂火口壁や赤岳、阿弥陀岳が眺められる。

Imgp3557 Imgp3558

 西天狗岳を往復し、戻る途中の鞍部でお湯を沸かしてコーヒータイム。Imgp3561 Imgp3564

 来た道をどんどん戻る。風が午前中よりも強くなってきた。一昨日の登山で頑張り過ぎたためか、さすがにここに来て疲れてきた。高見石小屋に至る道が長く感じる。

 高見石小屋からは白駒池に向かう。白駒池はところどころ表面に薄く氷が張っているようだ。ここで再びお湯を沸かしてコーヒーを飲む。Imgp3567 Imgp3568

 7時間ちょっとの行程で麦草峠に帰って来た。

 車で国道299号を佐久側に下り、国道254号で内山峠を越える。ここで荒船山の艫岩の絶壁が見える。一昨日は曇って何も見えなかったが、こうして下から眺められて良かった。

Imgp3571 Imgp3572_2

GW終盤、荒船山~有笠山~北八ヶ岳を巡る旅 その2

8():有笠山 クライミング】

 待合せの朝8時にI澤さんの車がやってきた。1台に同乗して有笠山へ。先の3連休に続きサンダンスエリアへ。I澤さんは引き続きビッグプレゼントに挑戦するが、私は昨年やりかけのままとなっている南国エリアにある「出前一丁」5.12aをやることにした。サンダンスから南国エリアへは小尾根を越えて510分ほどで行けるのだとI澤さんが教えてくれた。この日はこの二つのエリアを行き来することになる。

 アップを早々に終え、私は南国へ。出前一丁を登りだした人が降りてくるのを待ってから、かかっているヌンチャクを使わせてもらってトライ。昨年10月に1便だけトライしている。

 最後のハング下までは何でもなく登れるのでアプローチみたいな感じ。ハング越えは前回ムーブが分かっていたはずなのだが、それを思い出せず苦戦。テンションしてムーブを探るもなかなか良さそうなムーブが分からない。それでも何とか乗り越えて終了点直下の出前一丁とは言わないまでも似たようなムーブで身体を上げて終了点へ。

 I澤さんのトライのビレイを終え再び南国エリアへ。まだムーブが分かり切っていないので、再びハング越えでテンション。しかしここでムーブをじっくり探って、これならというムーブを見つけた。要は右手はアンダー気味ホールドから上の斜めにデッドで取るのだが、その時のハング下での足のきめ方が肝要なのだ。次こそは登れるはず。

 I澤さんのトライ後再び南国に趣き、この日3便目(通算4便目)のトライ。しかしここでミスってしまう。ハング越えの際、左足を置く場所があるのだが、それを失念してしまい苦しい体制となりたまらずテンション。ああ、情けない。確実に登れると思っていただけに、後味が悪くなった。力が及ばなかったり、ムーブが分からなくて登れなかったというのはいつものことだが、できていながらこういうチョンボで登れないのは自分に対して腹立たしい。疲れていたというのは全く言い訳にならない。というわけで、出前一丁は次回に持ち越し…。がっくり。

 I澤さんもビッグプレゼントは持ち越し。残った時間で古谷ロックへ。5.11台の2本はすでに登ってしまったので、私は「不思議なルート」5.10cをやることにした。けっこうかぶっていて、岩もギザギザしていて手に痛い。オンサイトしたあとのヌンチャク回収が大変だった。

 さっさと出前一丁を片付けて、南国エリアの他の5.12aをやりたいものだ。

 車をデポしたところでI澤さんと解散。私は次の目的地八ヶ岳に向かうべく、岩櫃城温泉に寄りベイシアで買い出しを済ませてから、国道をひた走った。鳥居峠を越え上田市に入り、道の駅で車中泊。

GW終盤、荒船山~有笠山~北八ヶ岳を巡る旅 その1

 35日の3日間有笠山でクライミングして、6日は仕事、有笠での疲れが抜けないまま79日と再び山へ。ちなみに9日は仕事を休んだ。2日、6日と連休の谷間も出勤したから良いよね。

 行程は以下のとおり。

 7():西上州 荒船山ほか 登山 (1人で)

 8():有笠山 クライミング (I澤さんと)

 9():北八ヶ岳 天狗岳 登山 (再び1人で)

7():西上州 荒船山・大屋山・御岳山(兄倉山) 登山】

 7:45線ヶ滝登山口発~8:25田口峠分岐~9:10星尾峠~9:37艫岩避難小屋~10:05経塚山~10:30立岩分岐~11:15西立岩~12:00登山口帰着

 12:55大屋山登山口発~13:30大屋山山頂~13:55登山口帰着

 14:43御岳山(兄倉山)登山口発~15:05御岳山山頂~15:24登山口帰着

[荒船山(艫岩・立岩)]

 西上州の山は、荒船山や妙義山を含めどこも登ったことがない。ここらの山を登るのは初めてだ。そこで空いたこの日に荒船山に登ってくることにした。近くに立岩(たついわ)という岩峰があるそうで、軍艦が乗っかっているような艫岩(ともいわ)とともに登る計画だ。

 さらに、近くにある大屋山という小さな山も登る計画にした。荒船山だけでは時間が余りそうだからだ。

 土曜日早朝、疲れた身体を押して関越道~上信越道を走り、下仁田ICを降りる。南牧(なんもく)村を走り、荒船山の南側の登山口となる線ヶ滝登山口に駐車。携行した地図はおなじみ、昭文社の山と高原地図「西上州」の2011年版。地図には駐車場として路肩数台とあるが、路肩というより立派な駐車スペースがあり、23台といわずもっと停められる広さがある。

Imgp3512 Imgp3513 Imgp3514

 履いた靴は買ったばかりのファイブテンのイグザムガイド。岩場でもないのに履くのはちょっともったいないかもしれないが、足に慣らしておきたいし。Imgp3516_2

 ところで、天気は曇り。というよりものすごくガスが濃い。幸い雨は降っていなかったが、草木は濡れそぼっている。ということで端から展望は期待せずに出発した。

Imgp3517

 しばらく谷筋を歩くのだが、周囲は倒木が多く荒れた印象。田口峠分岐の少し先で道が不明瞭になる。迷いこまないように注意。ロープの張られた崩れた斜面を少し上がると星尾峠に出る。これまで荒れた感じの登山道だったのが、ここでいきなり良く整備された道となる。佐久市側だからだろうか。ここで初めて他の登山者に会う。中学生くらいの男の子とその父親のようだ。

 艫岩に向かう道中は山上とは思えないような平坦な道が続く。ここでは山ガールといった格好の女性二人組のほか、年配男性1人と行き交う。艫岩に建つ避難小屋は屋内部分に東屋部分がくっついている。屋内の広さは8帖くらいか。Imgp3520 Imgp3522

 艫岩からの展望はまったくのゼロ。足元がすでにガスってその下が見えない。分かってはいたが残念。

Imgp3524

 来た道を戻り経塚山、立岩分岐を経て南下。Imgp3525

 途中、立岩と思われる岩峰のそばを通り過ぎるが、これは立岩ではないようだ。遠くにぼんやりと浮かんで見えるのが立岩なのかなあ。Imgp3528_2

 鎖場があったが、鎖を使わないと下りられないというほどの斜面ではない。

 西立岩で中高年登山者グループに会う。67人。同じ線ヶ滝登山口から立岩経由で登ってきたという。ここでこれまた新品のプリムスのガスバーナーを初使用。お湯を沸かしてコーヒーを飲む。

Imgp3530

 立岩のコルからの下りは再び鎖場があったりガレた急なルンゼを通るのだが、このルンゼでは落石を起こさないように注意したい。特に複数で通過する時は注意。Imgp3531 Imgp3532

 それを過ぎると道は緩くなり、思わずトレラン気分で駆け下る。あっという間に登山口に帰着。正午ジャストだ。

[大屋山]

 車で大屋山に移動する。大屋山は荒船山の南東にある山で、地図を見て短い時間で登れそうなので選んだ。荒船山のついでに登るようなもので、わざわざこの山だけを登るために東京から来ることは絶対にしないような山だ。

 林道を車で登って行くと、民家が1軒だけ建つ登山口に着くので、路肩の狭い駐車スペースに停める。民家に至る道を上がり、民家の前を通る。Imgp3538

 萱だか笹だかの斜面を少し登ると樹林に入ったところで小さな沢をまたぐ。樹林の中の登山道を登って行くと、明神宮という小さなお社があり、そばにある窪地が蓼沼というもののようだ。誰もおらず静かだ。相変わらずガスっているし。Imgp3533 Imgp3534 Imgp3535

 狭い山頂でも展望はゼロ。

Imgp3536

 さっさと下ってちょうど1時間で往復できた。

[御岳山(兄倉山)]

 まだ時間があるので、当初予定していなかった山も登ることにした。下仁田駅の南にある御岳山(兄倉山)を選んだ。これは大屋山よりもさらに手軽に登れる小さな山だ。登山口はキャンプもできる公園にある。Imgp3539_2

 登山道には石像が所々立っている。山頂からは下仁田の街が臨めた。Imgp3543 Imgp3544

 あっという間に下山。

 道の駅下仁田に寄り、味噌だれの串に刺したコンニャクを食す。さて、翌日は有笠山でクライミングの予定なので今日のうちに現地に行っておくことにする。

 高速道は使わずに榛名さんの西麓を通る草津街道を経て中之条方面へ。途中通り過ぎた長野新幹線の安中榛名駅の駅前は閑散としていて、コンビニが1軒建っているだけ。山を切り崩して造ったらしい道路沿道に植わっているのはツツジだろうか、真っ赤な花が咲いているのが延々と続く。開発された宅地に住宅が建っているが、買い物するのに不便じゃないのかなあ。どこかにお店はあるのかもしれない。

 群馬原町の岩櫃城温泉で汗を流し、隣りのベイシアで買い出し。某所で車中泊。

「ビッグプレゼント」5.12b RP 有笠山

 ゴールデンウィーク中盤の3連休3~5日は、I澤さんと有笠山でクライミング。有笠山に行くのは昨年10月以来で、3日間ともサンダンスエリアで登っていた。

【3日(火)】
 憲法記念日。関越道の渋滞が心配なので朝早めに自宅を出る。すでに高速道路は混み始めていたが渋滞は避けられた。道の駅でI澤さんと待ち合わせ久しぶりの有笠山へ。道中見える山や花のぼんやりとした柔らかい色がまさに春らんまんといった感じだ。
 有笠山の西登山口に到着すると、数人のグループがいた。パンプの外岩講習だそうで、講習生は皆、I澤さんと知り合いらしい。この日は偏屈岩に行くという。
 サンダンスエリアは昨年6月に一度行ったことがある。その時に「大地讃唱」5.11bと「Please Jam Me」5.11cが登れたものの、「若緑」5.11c/dは二度トライしたもののヨレて完登できず仕舞い。

 まずは「苔の庭」5.10b「友よさらば」5.10aでアップ。そして今回狙うルートとしてI澤さんはサンダンス右壁にある「ビッグプレゼント」5.12bをやるそうなので、私もこのルートにトライすることにした。先月はあまりクライミングに行けず、調子がどんなものか分からなかったが、がんばってみよう。ビッグプレゼントは長い。ヌンチャクが10本必要だ。

[「ビッグプレゼント」5.12bトライ]
 1便目。私が先に登ることにした。出だしから少し悪い。ヌンチャクをかけながら登っていくも、早々にテンションしてしまう。中盤の核心部分でのムーブが分からず、テンションしながらあれこれムーブを探る。最初の核心は5ピン目の前後。越えたところで左上する7ピン目付近も大変。そして8ピン目付近が次の核心で、ムーブが分からずチョンボして上のヌンチャクをかけ何とかトップアウト。う~む、これは大変そうだ。
 1便目を終えた頃、某山岳会のT内さんとN藤さんがやってきた。二人とも岩場で登るのは久しぶりという。
 2便目。テンションの数は少しは減ったものの、核心では相変わらず苦戦。最初の核心は手をクロスにするなど苦しい姿勢のムーブを編み出すも、安定感に欠ける。次の核心はもっと分からない。終了点直下まで登って降りる。
 3便目。この日最後のトライ。最初の核心の5ピン目まで続けていけたが、ここで力尽きる。テンションを繰り返し第二核心へ。ここには頭上の小ハング下に水平に走ったクラックがある。これが届けばその先のムーブがつながりそうなのだ。しかし水平クラックが遠い。足位置をあれこれ探して、ようやく解決ムーブを見つけた。いちおうこれでムーブはつながったことになるが、まだ危なっかしいところがあり、翌日それを修正することになる。

 I澤さんもこのルートに苦戦しながら3便ほど出す。麓のキャンプ場で泊まっているパンプの人達のところに寄ると、採った山菜の天ぷらを振舞ってくれた。おいしい。小野上温泉で汗を流し、近くの定食屋でサバ味噌煮うどん定食を食べる。満腹だ。Imgp3502

 某所でテント泊。成果だ出せなかったので、この日はサントリーの発泡酒「金麦」にしておいた。

【4日(水)】
[「ビッグプレゼント」5.12b RP]

 みどりの日。この日もアップは「苔の庭」と「友よさらば」の2本。そしてビッグプレゼントにトライ開始。トライ前に、最初の核心でI澤さんがやっているムーブを教えてもらった。私が無理にやっているムーブよりも手数も少なくよほどやり易そうだ。しかしその場になってみないとそのムーブを採用したものか分からない。

Imgp3503 
 4便目。休めるところではとにかくレストする。最初の核心はI澤さんのムーブが自然と決まった。これはいい。左上し、さらに第二核心も越えられた。が、この先のパーミングのホールドで力尽きる。嗚呼。でも核心を越え8ピン目まで登れた。レッドポイントが一気に近づく。1テンでトップアウト。

 5便目を出す前に南国エリアに行ってみた。サンダンスから小尾根を二つほど越えるのだが、歩いて5~10分といった感じ。ここではパンプの人達のほか、T内さんとN藤さんも登っていた。サンダンスは風があってちょっと寒いくらいなのに、こちらは陽射しがあってぽかぽかと暖かい。

 そして5便目。結論を言うと、このトライでレッドポイントできた。昼頃に出した前の便からじっくり休んで午後3時頃にこの便を出した。
 出だしをこなし、2ピン目さらに3ピン目下でこまめにレストする。4ピン目にクリップし小ハング下の水平クラックの中にある二ヶ所のホールドを左右の手を入れる。それから右上にある幅広ホールドをアンダーピンチで保持。ハング上の逆三角形ポケットを左手で保持。ここで5ピン目のクリップ。右上の四角いホールドをキャッチする。左足を右手ホールド下方の壁にスメア気味にし右足を切って、上部左の斜めリップを左手で保持。これは前述したI澤さんに教えてもらったムーブ。左手でさらに左上をつかみ、右足で先ほどの四角いホールドに乗り込みながら右手で右方のホールドを取りに行く。6ピン目のクリップ。ここで少しレストできる。後日、別の人がトライしていた時にはここで腰かけてレストしていた。
 右手でホールドを持ちながら、まずは左方の7ピン目のクリップ。右手でフェイスのホールドを保持しながら左手で左方の左向きホールドを取る。足を左に送りながら、右手で板状さらにそのすぐ上の幅広をピンチ。そして、そのそばの左向き角状を左手でキャッチ。このホールドの持ちが良く、先ほどの幅広とともに持ち替えながら左右の手をシェイクする。
 さて、第二核心に突入。カウンター気味に右上斜めカンテをキャッチ。そうして右足をハング下端付近にスメアし、身体を右に向ける。左足は後方の壁にキョン。こうして身体を伸び上げると、頭上の小ハング下の水平クラックに左手が届くのだ。この水平クラックの中に一部幅が狭いところがあり、そこを親指と人差し指で包むようにするとしっかり効く。ここで8ピン目のクリップ。右上にある幅広ホールドを右手でがっちり保持。核心突破。
 が、この先も気が抜けない。左手を取った後、頭上の二つホールドをまずは右手でガストン気味のパーミング。身体を少し右に持たせかけるとホールドが効く。そのすぐ左のホールドに左手を添える。さらに9ピン目のある頭上のガバホールドを右手でキャッチ。9ピン目のクリップ。
 左手で上のホールドを取った後、ガバ上奥にある右向きホールドを右手で取る。これが持ちやすく、右足を上げ乗っ越す。そこで少しレストできるのだが、右足で自然とニーバーが決まる。終盤でレストできるのはありがたい。呼吸を落ち着かせてから、最後のパートをさばく、フェイスの抉れたようなホールドやポケット状二つを使いながら上部のガバをキャッチ。そのまま左上の終了点を目指しても良いが、少し上がってから、左の終了点ガバを取りに行っても良い。終了点ガバは三角形に掛るスリングの真ん中だ。
 こうしてレッドポイントできた。思わず、やったー!と声をあげる。4月はあまりクライミングができなかっただけに、成果が出て嬉しい。

[5.11台を登る]
 ビッグプレゼントが登れたので、あとはサンダンスや古谷ロックにある5.11台を片付けることにした。この日残った時間は古谷ロックへ。I澤さんは「カシン」5.11bにトライするも、ビッグプレゼントのトライでヨレたようで惜しくも登れず。私は隣りの「夢の浮橋」5.11aをマスターオンサイト。ガバの連続で快適に登れる。日本100岩場には、5.11a初オンサイトを目指すのに最適とあるが確かにそんなルートだ。この日はこれで終了。
 帰りは四万にある立ち寄り温泉で汗を流し、群馬原町にある「あおぞら」という焼肉屋で夕食。あおぞらは群馬県内でたまに見かけるかな。Imgp3507

今夜は同じサントリーでも本物のビール「プレミアムモルツ」で祝杯。

【5日(木)】
[引き続き5.11台を登る]

 こどもの日。アップはいつもの二本。I澤さんはビッグプレゼントにトライ。私はこのエリアに残った5.11台をすべて片付けることにした。

 まずは昨年登れなかった「若緑」5.11c/dをマスターで登りレッドポイント。なんだか拍子抜けするほどあっさりと登れてしまった。前はもう少しは苦労したはずなのに、ヌンチャクをかけながら登っても大変でなかった。
 この頃になって、パンプの面々がやって来た。

 ちなみに、6ピン目のボルトが抜けたという「Please Jam Me」5.11cのそのボルトは現地に残されていて、取り付きにチョークで注意書きが書いてある。6ピン目はハングを乗っ越した先にあったので、それがないとなるとトライするにしても慎重にしたいもの。Imgp3509 Imgp3511 

 さて若緑を早々に落とせたので、ビッグプレゼントの左にある「マーヤ」5.11dにトライ。I澤さんに3ピン目でクリップし損なってフォールすると下のテラスに激突するぞと脅されつつ登って行くと、やはり3ピン目のクリップがしづらい。ハング先の3ピン目にのけ反りながらクリップするのがちょっと大変で思わずテンションしてしまう。あらら。あとはハングを越えさらに登って行くと終了点へ。2便目で確実にマーヤを落とす。

 続いて登った「夢の続き」5.11cは苔の庭の右にあるルート。スラブっぽいところを登って行くと、右にトラバースするところがあるのだが、ここが核心。右に回り込んだ先のホールドが分からず怖い。意を決して右に乗りこんだ先にドガバが見えたので飛びつく。ふう。あとは落ち着いて終了点へ。昨年、このルートでビレイしたのでフラッシュか。

 ビッグプレゼントのトライをこの日は止めたI澤さんが再び「カシン」5.11bにトライしたので、かかったヌンチャクを使わせてもらってフラッシュ。

 サンダンスと古谷ロックに残った5.11台はあと一つ、ビッグプレゼントの右にある「やっとかめ」5.11bだ。時間的にもこれが最終便。が、これがけっこう厳しかった。出だしは苔の生えたスラブ。日本100岩場には★が一つも付いていないから人気がないんだろうなあ。スラブを左上した後に小ハングを越え、さらに左上しながらもう一つハングを越えるところで遠いホールドを無理やり取りに行く際に思わず声が出る。なんとか突破。その先は易しくなる。オンサイト。やった。

 この日は5.11台を5本登ったことになる。3日目になると疲れがたまってくるが、我ながらよく頑張った。I澤さんもビッグプレゼントのムーブがずいぶん固まってきたようだ。ルートが長いので、あとはそれをいかにつなげていくかがポイントだ。当たり前のことだが、力まかせでないムーブと要所でのレストが大切だと改めて感じた。それとリラックスしてトライに臨むこと。
高速道路の渋滞が心配だったが、夜遅くに東京に帰着。

GW、恵那・笠置山でボルダリング

 ゴールデンウィークの前半3連休を使って、友人Nと岐阜県は恵那にある笠置山(かさぎやま)へボルダリングに行くことになった。笠置山のボルダリングエリアにはそのうち行ってみたいと思っていたのだが、いかんせん東京から遠い。関東甲信の岩場ばかり行っているが、今回ちょっと遠乗りして恵那まで行ってみて良かった。

29()

 GW初日の29日未明、Nと待ち合わせ、我が愛車ルーテシアで中央道で一路恵那へ。5時間ほどかけて笠置山に着いた。麓の集落の集会所そばにある受付で利用料300/人を箱に入れ、受付簿に名前を書く。新しく出版されたばかりの新しいトポ本(3,000)はNが事前に購入済み。上の駐車場にはトイレも水場もある。ここから少し山の斜面を下りた大岩ごけエリアや電波塔エリアでこの日は登った。Nは以前笠置山に来て少し登ったことがあるらしいが、雨にたたられてたくさんは登っていないという。

 まずはエル岩。アップで「ふるさと一番」10級というのをやる。易し過ぎてアップにならない。

続いて「エル」3級にトライ。リップのガバをとるまでの核心でちょっと苦戦したが、3便ほどで登れた。この岩の人気課題のようで、後から来たグループが皆でこの課題をやっていた。

Imgp3449

「エルエル」2級というのも3便ほどで登れた。前半は易しいトラバースで、後半はエルに合流。後から思うと、この課題が2級というのはグレーディングが甘めだったのかも知れない。この後散々苦労しながらも結局登れずに諦めた課題に移動する。

それが少し下ったところにあるつくる返しの岩の「モアブ」2級。左足でヒールフックをしながらトラバースする課題なのだが、途中で力尽きてしまう。何度かやって腕や肩がヨレてきたので諦めた。

Imgp3459

そばの「つくる返し」3級はランジ1手モノのようだが、絶望的に手が出せなかった。

 カタール岩に移動。周辺にたくさん人がいる。

 「ドーハトラバース」4級は苦労している人達がたくさんいたが、私は一回で登れた。

 「砂漠のらくだ」8級は、どうみてももっとずっと難しいだろうと皆で言いながら登っていた。幸い私は一回で登れた。ムーブが分かれば特に難しくないと思う。

 カタール岩の一段上にあるトンネル岩の「wabisabi3級をやってみることにした。クリス・シャーマが日本に来た時に設定した課題らしいが、前半の右に進むトラバースがものすごく大変でとても3級という感じがしない。何度も何度もトライして、トラバース部分はできるようになった。しかしそこから直上するのはさらに絶望的で触ることもできず。

Imgp3467

 それにしても、樹林帯の中のためか標高のせいか、思っていたよりも気温が低くて寒かった。さて、そんな感じでこの日は終了。車に戻るとハンドルを握る腕と肩が重いのなんの。寝不足もあって疲れだどっと出た感じ。恵那峡ラジウム温泉で汗を流し、ハンバーグ屋さんで夕食。某所でテント泊。

30()

 2日目は猪まちエリアへ。まずは白月岩へ。

 「ドンチャック」4級は岩の正面中央を直上する課題で、2便目で登れた。

 左から右上してドンチャックに合流する「ニャンチャック」4級も2便目で登れた。どちらもそこそこ面白い。

Imgp3484

 少し下ったところにある狐岩へ。

 「狐火」5級は岩の左側にある課題でこれも2便目で登れた。

 「鯉肝」3級は上部クラックにあるホールドをどう保持するのか分からなかったが、他の人がやっているのを見て3便目で登れた。

 チェブラーシカ岩に移動し「チェブラーシカ」1級に6人ほどでトライしたが、シットダウンスタートで窮屈な姿勢で私は一手目も出せなかった。昼頃になり雨が降ってきた。荷物をまとめて駐車場に戻る途中、降りが強くなってきた。車中で雨宿り。翌日の天気予報も芳しくないので、これで終了にしようかという話にもなったが、気がつくと雨が上がっていた。

 荷物を持たずに林道上のエリアを探索に行くと、リス岩が濡れておらず登れそうなので、いったん車に戻ってマットを持ってきた。

 私はここでは「リストラ」2級にトライ。ガバの連続する長いトラバースから、後半岩の上に立ち込みながら左上の一段高いところに抜ける課題である。前半のガバトラバースは易しいのだが、後半部分がホールドが濡れていることもあって怖い。タオルで濡れたホールドを拭いてチョークを付けておく。

 後半部分を何度か練習してムーブを固めてから、2便目でスタートから通して登れた。これも楽しい課題だ。

 Nはなんだかやたらと難しそうな課題をやっていたが、ほとんど寝そべった姿勢からスタートするだけでも大変そうだ。2段だって。隣りの2級は2人で交代交代トライしたが、1手目が出せるものの2手目がこれまた悪くてできず。この日はこれで終了。

 かんぽの宿の温泉で汗を流す。700円。さすがにかんぽの宿だけあって大浴場の設備は良い。当初の予定では翌日も登ることにしていたが、天気予報が悪いので結局帰ることにした。帰りの運転はほとんどすべてNにやってもらって、51()の未明に東京に着いた。

 遠いのでなかなか行けないだろうが、笠置山ボルダーは岩がたくさんあるし、岩質もざらついた感じでフリクションが効いて良い感じなので、機会があればまた行ってみたいものだ。

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ