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2011年6月

奥秩父・竜喰谷で沢登り

 628()は今シーズン3度目の沢登りとして、奥秩父の竜喰谷(りゅうばみだに)へ。先々週行った小常木谷の代案として考えていた沢だ。小常木では下山が遅くなってしまったので、今回は前夜発しようということになった。

 カンマンボロンと小川山から帰った週明けの月曜日は、疲れた身体で仕事もちょっと大変だったうえに、帰りにメガネを新調しに行った。今は便利なもので、30分ほどの待ち時間でメガネができあがってしまうのだ。急いで帰宅する。

 夜10時に西武新宿線の某駅でHN田さんと待ち合わせる。天気は前回のような心配はなさそうだ。青梅街道をひた走り、日付をまわった頃、道の駅たばやまに到着。すぐにテントは張って仮眠。

 火曜日は朝5時過ぎに目が覚める。しかし眠い。車で一之瀬方面に走り、竜喰谷出合そばの駐車スペースに到着。HN田さんは以前、大常木谷を遡行したことがあるので、このあたりを知っているという。

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 遡行の準備をして、720分に出発。斜面を下って入渓。

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 一之瀬川からすぐに竜喰谷に入る。なお、記述については「東京起点沢登りルート120(宗像兵一編著/山と渓谷社 2010年発行)という沢登りのガイドブックにある遡行図を参考に述べることにする。

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 幅広5mなどを越えて行くと、精錬場ノ滝8mが現れる。

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 右側をロープを出して私がリードして突破。上半身に水流をどうどうと浴びて冷たくて呼吸が速くなる。雨具を着ておけばよかった。HN田さんが続く。下駄小屋ノ滝12mはHN田さんが滝の左側を登った。水流際ではなく、もっと左寄りだ。末広がりのナメ滝10mを越え、曲り滝10mは左から巻いた。踏み跡もしっかりある。

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全体的には小常木谷に比べればずっと易しい沢だ。ガイドブックには水量が多いとあったが、前回の小常木谷に比べれば何でもない。というか普通だ。詳述しないが、現れる滝をどんどん越えて行く。易しいのであまり書くことがない。

いくつか沢を分け、だんだんと水量が少なくなってくる。そうして午前11時半、大常木林道の木橋に出て遡行終了。う~む、登り応えという点ではもの足りない。時間もたっぷり余ってしまった。

このまま下山しては、せっかく仕事を休んだのがもったいないので、笠取山へ縦走することにした。遡行を終えたところにある道は、昭文社の地図に載っていないようで、しばらく一之瀬方面に歩いてから地図上の道に合流した。そこから将監(しょうげん)峠に向かう。将監峠は草地で明るい雰囲気だ。空も良く晴れている。ここからは奥秩父主脈縦走路で、唐松尾山などを越えて行くが、道のりが長く疲れてきた。山歩きに慣れたHN田さんに付いて行くのが大変だが、笠取山に行こうと言いだした手前頑張らなければ。Imgp3815

笠取山は標高点と山梨百名山の山頂が異なるようだが、東にあるピークを登って下山開始。ずんずん下って、一之瀬に出るも、このキャンプ場内で少し迷う。が、無事車を停めた竜喰谷出合に帰着。時刻は午後6時半をまわっている。結局、一日よく歩いた。HN田さん、お疲れさまでした。

さて、次の沢はどこかな~?もうちょっと登り応えのあるところに行きたいなあ。

瑞牆山・カンマンボロン & 「アジアの星」5.12a RP ゴジラ岩・小川山

2526日の週末は、今シーズン初の瑞牆山と小川山へ。

25():瑞牆山 カンマンボロン】

土曜日朝、いろいろあって家を出たのは8時頃。瑞牆山カンマンボロンに行くというT橋さんとI澤さんを追いかける形で、中央道をひた走った。植樹祭広場の手前の駐車スペースに着いたのは午前11時前。高速道路の休日1,000円という割引料金が先週末で終了したせいか、遅い出発にもかかわらず、道は思ったより空いていた。

すでにT橋さんとI澤さんの車が停まっている。カンマンボロンには行ったことがないので、アプローチの道はロクスノに載っていた簡単な案内図が頼り。しばらくは植樹林の中を歩くのだが、どこでどう間違ったのかケモノ道のような不明瞭な踏み跡というよりヤブ漕ぎになってきてしまった。ふと後ろを振り返ると、カンマンボロンと大面岩らしき岩塔が遥か後方にそびえ立っている。あれれ?どういうわけか山の中を行き過ぎてしまったようだ。尾根を二つ越えるように道なき道を岩塔が見えた方向へと歩いて行く。汗だくだ。

しかも、途中でメガネがぽとりと落ちてしまい、見ると左のつるのネジが無くなっていた。仕方なくつるをテーピングで留めるがゆるゆるで、顔から落ちそうだ。

通常40分ほどで歩けるらしいところを1時間20分もかけてカンマンボロンの太陽のエリアにたどり着いた。正午を過ぎてしまった。見上げると、太陽の登(とう)という5ピッチのルートの1ピッチ目をT橋さんとI澤さんが登り終えたところだった。1ピッチ目は5.12aで、2ピッチ目も5.12a。この二つがT橋さんが目下トライ中のルートらしい。

急いで準備をして、下ろしてもらったロープで1ピッチ目を登る。スラブは苦手なので、やはりテンションしてしまったが、うまくすればリードできそうな感じだった。

1ピッチ目終了点は狭いテラスになっているし、木陰では寄りかかって休めそうだ。2ピッチ目はI澤さんがテンションを交えてヌンチャクをかけていく。続いてトップロープでT橋さんがムーブの確認をする。私はリードしてみることにした。

太陽の登(とう)2ピッチ目の1便目。出だしの右トラバースは始めたからガバホールドが届くので大変ではない。そこから直上していくのだが、その時にメガネが顔から落ちそうになった。アッと思った時にはすでに遅し。というより小さなホールドを持って何とか岩にへばりついている状態ではどうしようもない。メガネを下の樹林の中に吸い込まれるように落ちていった…。嗚呼。今のメガネは昨夏作ったものなのだが、前のメガネは小川山の廻り目平キャンプ場で夜お酒を飲みながら過ごしている時に地面に落してうっかり踏んづけてレンズをキズだらけにしてしまったのだ。今回も山でダメにしてしまった。あとで降りて探してみたが見つからなかった。

車の運転時は眼鏡使用になっているので、帰りの運転がちょっと心配だが仕方ない。極端に視力が悪いわけではないので、遠くが多少ぼやけるものの登るのにはあまり支障はなさそうだ。とにかく、これからはメガネにきちんとバンドを付けておこう。その前にまたメガネを買いに行かないと。

中間部に最初の核心が現れる。小さなポケットなどを使うようだが、ボルト沿いの直上ラインのムーブが分からない。あとで聞くとT橋さんは直上しているという。私はそれが分からず、左に逃げ気味に抜けた。岩茸が生えているし、左寄りはオリジナルのラインではないのだろう。

さらに終盤にまた悪いところがある。右上のポケットを取り、さらに上部のガバを取りに行くのが核心だ。テンションしながらムーブを探り、何とかイケそうなムーブを見つける。何とか終了点へ。

再び私の番が回って来て、2ピッチ目の2便目。中間部は再び左に避けながら越えるも、第二核心でたまらずテンション。その後第二核心は越えるも、最初の核心のムーブは解明しないまま終わった。私よりずっと身長のないT橋さんがイケているのだから、私もきちんとムーブを探ればイケると思うけれど、今日はここまで。午後だけなので、ちょっと登り足りなかったが、岩場にたどり着くまでが大変だったし、体力的には十分身体を動かしたかな。

下山は早かった。明日はK藤さんも合流して小川山で登ることになったので、信州峠を越えヘルシーの湯という温泉で汗を流し、ふじもとという食事処で焼肉定食を食べる。

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ナナーズで買い出しをして、夜9時を過ぎて廻り目平へ。道が舗装され走り易くなっている。テントを張ってビールを飲むと、とろとろと眠くなってきた。おやすみなさい。

26():小川山 火星人・ゴジラ岩】

 目覚ましをセットした朝6時半頃、テントをたたく雨音がし出した。え?雨?が~ん。一時間ほどすると雨は止んでくれたが、外はすっかり濡れてしまった。ほどなくしてK藤さんがやって来た。雨が上がったので、濡れたテントをそのまま残して、ゴジラ岩に行くことにした。金峰山に続く林道を長々と歩き、道中フェニックスの大岩を通り過ぎ、シオサブ沢脇の踏み跡を詰めていく。やがてゴジラ岩の下部に出るがグレードも高いので、ゴジラ岩の上部または火星人の岩場を目指すことにした。

 皆、初めて来る岩場なのでちょっと迷ったし、時間もかかってしまったが、なんとか到着。まずは火星人にある「狼男と十字架」の1P5.10aなどを登ってから、私は「フォボス」のバリエーション5.11aをマスターで登る。細かいホールドを慎重に登りオンサイトしたつもりだったのだが、その後登ったメンバーが皆、3ピン目付近の左寄りを行くパートで、より右のフットホールドを使わないでフラッシングしていく。私も後で物言いがつかないように、同じようなラインでもう一度登ってレッドポイントとした。

 続いて、T橋さんとK藤さんはとなりにある「ダイモス」5.11c/dをやると言う。フォボスよりずっと難しそうなスラブルートだ。火星人は風が通り抜けて寒いし、スラブは苦手なので、私とI澤さんはゴジラ岩の2階にある「アジアの星」5.12aをやることにした。こっちのほうが日当たりが良いし暖かい。金峰山の山頂が望める。あれが五丈岩か。

 私のリードで、アジアの星にトライ。ヌンチャクをかけながら、直上からすぐに左トラバースになる。なんとか突破してカンテを左に回り込んでレストポイントに出る。ここから左壁を直上するところが核心だった。たまらずテンション。ムーブをあれこれ探る。ここを抜けると最後にスラブのパートがある。落ち着いて行けば、先ほどのフォボスよりも易しい。

 金峰山を望むテラスで昼寝をした後、アジアの星2便目。トラバースをこなし、核心はリーチいっぱいに手を伸ばして無事クリア。上部のパートも落ち着いてこなしてレッドポイント。やったね。

T橋さんもダイモスを3便で登れたという。下山すると、車は我々の4台だけだった。テントを撤収して解散。帰り道ではメガネがない上に、国道254号線の内山峠を越えたところで濃霧に遭いヒヤヒヤの運転となったが、無事帰宅。しかしとにかく眠い。

猛暑の夏至、エナジー高田馬場へ

  いやぁ、今日は暑かった。

 仕事を終え池袋へ。

 地形図を買うためジュンク堂に行くと、登山関係の書籍コーナーを覘く。

 「奥利根・谷川連峰の沢」という沢登りのガイドブックに手が伸びた。

 前からあるのは知っていたが今回購入。

 白山書房はしぶい本を出版している。
Okutonetanikawasawa

 その後、高田馬場へ。

 カモシカスポーツでハーケンなどを買い足す。

 先日の沢で1枚残置したからね。


 さらに、エナジー高田馬場へ。

 2週間前に初めて行った時に会員カードを忘れてきてしまったので、近々また行くつもりだったのだ。

 すると、Kさんに会った。

 以前は何度か岩場に一緒に行ったが、ここのところはずっとご無沙汰だった。

 最後に会ったのは昨年末のタイ・プラナンで別グループで来ていた時だ。

 3時間ほど、がつがつと課題を喰い散らかした。

梅雨、「復活の日」5.12a RP 有笠山

 1819日の土日も有笠山へ。金曜日夜に雨が降ったはずで、濡れて登れないかもと心配だったが、有笠山から離れたところにあるちっぽけ岩なら比較的乾きが良いかもしれないとのI澤さんの意見で、一年ぶりにこの岩塔を訪ねた。I澤さんは最近TCE5.11cにトライしているらしい。

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 雨に濡れたアプローチ道を15分ほど歩きいくつか岩を通り過ぎると、森の中にちっぽけ岩の岩塔が忽然と現れる。

 見ると、西面は濡れているようだが、TCEのある南面や東面は乾いている感じだ。山肌の中の岩壁でなく、独立して立っている岩なので上からの染み出しも少なく、四方を風に吹かれて乾きが良いのかもしれない。

 I澤さんがアップを兼ねて西面のルートを登り、ロワーダウンしながらTCEにヌンチャクをかける。

 天気予報で雨の降り出しが早いかもしれないと言うことで、私はいきなりTCEにトライすることにした。

TCE1便目。出だしが最初の核心だ。そこからSala5.11cと分かれ、左寄りに行くと、大きなタテホールドのあるところが第二の核心。アップでいきなり登ったものだから早々にテンションしたが、この便でだいたいムーブは探れた。と、午前中から弱い雨が降り出してきたようだ。があ~ん。

雨にくじけず2便目。第二の核心でムーブの見極めを誤りテンション。

さらにレストして3便目。もう覚えたムーブで出だしも第二も無難に突破。前傾を越えた最後は雨に濡れてビショビショだったが、ガバなので落ち着いて終了点へ。レッドポイント。けっこう降っている。

 雨が降って寒いくらいだ。フリースを持ってきて良かった。続いてSalaを登ることにした。東面の「復活の日」5.12aなどをやりたかったのだが、すでに濡れてしまってダメだ。

 TCEと共通の出だしを過ぎ、右カンテを使う中間部が次の核心だ。やはりテンションしてしまったが、しばらくムーブを探ってだいたいイケそうだと分かった。TCEと共通する大ガバアンダーを取りに行くのが核心だ。

 Sala2便目。核心ノガバアンダーを取れたのに、その先のホールドを誤りテンション。わざわざ濡れたホールドを取らなくても、すぐ隣りにガバ穴があったのに~。上部はビショビショ。ヌンチャクを回収してこの日は終了。結局、ちっぽけ岩は我々2人だけの貸し切りだった。こんな雨でも来るのは相当なモノ好きだが、それなりに一日登れて良かった。

 四万温泉の立ち寄り温泉に寄って、夕食は中之条のラーメン屋。Imgp3735

 ラーメンがいまいちだったので、近くのスーパーで買い出しをしてテントの中で食べ直し&ビール。毎度のことだが寝不足もあって、アルコールが入ると、とろとろとすぐに眠くなってしまう。

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 この日は、あとからMさんもやって来ることになっている。I澤さんとアップを済ませた頃にMさんがやって来た。

 I澤さんとMさんはTCEにトライ。私は引き続きSalaにトライ。

 さらにあとから、K井さんというI澤さんとMさんの知り合いが来た。4人グループだ。

 Sala通算3便目。核心入口の手順を誤りテンション。ダメダメだ。

 4便目。いい加減にもう登らなければならない。ということで覚えたムーブのとおりにレッドポイント。やれやれ。

その流れに乗ってか、I澤さんもTCEをレッドポイント。通算4日かかったという。

 昼からは、私は「復活の日」5.12aにトライすることにした。昨年6月に来た時に、トップロープで何度か登っているルートだ。一年ぶりなので、まずはムーブを思い出すところから。1便目はヌンチャクかけとホールド探りが目的。核心部分で右カンテホールドがまだ濡れている。早く乾かないかなあ。

2便目はそのホールドもずいぶんと乾いている。が、核心部分で右ヒールフックが滑ってフォール。ここでムーブを固めることにする。

 3便目は、前半を無難にこなし、核心の右カンテから上部ガバ穴を左手で取る。穴は濡れているが、ガバなのでぶら下がれる。カウンター気味に右手でサイドカチを取りに行き、右足はカンテにヒールフックするのではなく、ハイステップ気味にカンテ向こうの小さなフットホールドに乗りこむ。そうして、右に乗り込んだ上方にあるホールドが取れれば終了点は近い。こうしてレッドポイント。やった。

 MさんはTCEの出だしが大変のようだ。私は最後に「タナボタ」5.11aをマスターオンサイトしておく。ガバホールドなのだがそれぞれが遠く、届かないと苦労するだろう。

 梅雨の最中、特に土曜日は雨に降られながらも、こうして岩場で週末を過ごせて良かった。さて、来週末の天気は如何に?

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ひと月ぶりにB-PUMP荻窪へ

 15日(水)は仕事のあと荻窪へ。

 壁のレイアウトが変わっている。

 ああ、あの課題は結局登れないまま消えてしまった…、と思いつつもさっそく新しい課題にあれこれトライ。

 身体の調子は特に悪くはないと思うのだが、やっぱり2日前の沢登りの疲れが残っているようだ。

 それでも3時間精力的に登ったと思う。

 どっかぶりをぐいぐい登るのも良いし、カチでじわじわ登るのも良いものだ。

奥秩父・小常木谷で沢登り

 13日(月)は今シーズン2度目の沢登りとして、奥秩父小常木谷(こつねぎたに)へ。先月行った丹沢鳥屋待沢と同じくHN田さんが同行者だ。小常木谷は入渓点となる丹波川が水量が多いと通過できないかもしれないと言うことで、代替案として竜喰谷(りゅうばみだに)も考えていた。あとでHN田さんが言うには竜喰谷もそれなりに水量の多い沢らしいのだが、この日は朝まで雨が降っていたのだが、結局は変更せず小常木谷に行くことにした。

 朝5時半に西武新宿線の某駅でHN田さんと待ち合わせる。弱い雨が降っている。雨が降っているのに沢登りできるかなぁと不安になりつつ、とりあえず現地に行くことにした。車を走らせ、奥多摩へと向かって行くと、だんだんと天気が良くなってくる様子だ。
 小常木谷へは、青梅街道から丹波山村に入り、道の駅を過ぎ余慶橋のたもとに車を停める。雨はあがり、雲を通して陽射しも感じられるくらいだ。しかし、下に見える丹波川は水が茶色に濁り轟々と流れている。本当にここを通れるのか。
 遡行の準備をし、8:20頃出発。

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 橋のたもとから踏み跡を谷に向かってすぐに降りて行くと、すぐ丹波川に入渓する。どうどうと流れる左岸側をジャブジャブと進んで行くにつれて深くなってくる。右手の岩につかまりながら進むも、水中の足が水流に押し返されそうになってきて危険を感じる。Imgp3649

小常木谷へ入る出合が少し先にあるのだが、この最後のところでいよいよ水流の中は進めず、岩の上に一段上がる。それにしても足場は狭い。
 ここでロープを出すことにする。先日カモシカスポーツで買ってきた8㎜30mがさっそく役に立った。ビレイヤー用にハーケンを1枚打ってから私がリード。狭いところを乗っ越し、少し広くなったところで灌木でセルフを取り、まずはザックをロープで引き寄せてから、フォローのHN田さんを確保した。

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その先ですぐに小常木谷への出合。ここからが滑瀞谷なのだろうか。出発から45分経った。いきなり大変な場面だった。あとで話したのだが、あそこで流されていたら奥多摩湖に死体が浮くことになっていたかも
 暗く狭い谷を進み、9時20分に火打石谷との出合に出る。ここを横切る登山道の木橋が見える。小滝をいくつか越えつつ進む。沢は倒木が多くちょっと荒れた印象だ。HN田さんは3年前にも小常木谷に来たそうだが、その時はもっと水量が少なく、倒木もこんなになかったそうだ。途中で雨が降り出してきて兆子ノ滝を越えた先あたりで引き返したのだと言う。なので、HN田さんにとっては、今回はリベンジ山行というわけだ。

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 なお、記述については「東京起点沢登りルート120」(宗像兵一編著/山と渓谷社 2010年発行)という沢登りのガイドブックにある遡行図を参考に述べることにする。
 10時50分、右岸から水量のある沢が合流している。花ノ木沢だ。兆子ノ滝は近いはずだ。
 兆子ノ滝が現れた。滝の左壁を登るらしい。上部がブッシュの間に入って行く感じのようだ。ロープを結んで慎重にリードする。上から頼りなげなボロボロのスリングがぶら下がっている。フリークライミングとしては決して難しくはないが、濡れているし岩が落ちるかもしれないから緊張する。何とか上に抜け、HN田さんをセカンドビレイする。滝の上部に短い懸垂下降。
 つづく滑り台状8m滝も緊張した。滝の下部で右岸側に水流をまたぐように移るのだが、HN田さんは渡れなさそうなので、再びロープをつけて私が行くことにした。足元が滑りそうで怖い。慎重にへつって行くが、万一落ちて流されないように、途中でハーケンを1枚打った。ハーケンを打つにしたって、ホールドも足元も滑り易くてガンガンとは思い切りハンマーを振れない。ハーケンを打った先をさらに進み滝を突破。ふう。つづくHN田さんをビレイしていると出だしでいきなりテンションがかかった。あとで聞くとやはり滑って水流に落ちたと言う。ロープを出しておいて良かった。ハーケンは回収できないと言うので残置した。

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 不動ノ滝12mは左岸側にある枝沢を上がりトラバースする。トラロープも一部かかっていた。

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 水の中をジャボジャボと進みながら、13時頃に14+4m大滝に出る。この滝が今回の核心となった。滝の左側の壁を登るのだが手強そうだ。

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 ロープを結んでリード開始。下部は易しい。斜めにかかる倒木をくぐって、この倒木にスリングを巻いてランナーを取る。ここからが厳しかった。壁に張り付くようにある草付きはグズグズで足を乗せるとズルズルと下がって行く。これはやばい。上部に錆びたハーケンを見つけ、これにヌンチャクをかける。ハーケンはグラグラしてはいないが、ヌンチャクを引っ張るとハーケンがしなる。ほとんど気休めかもしれない。
 と、その瞬間足が滑ってフォール。一瞬のことだが目の前を壁が流れる。そして止まった。残置のハーケンが持ち堪えてくれたのだ。助かった。下を見るとHN田さんがしっかりロープを張ってくれている。HN田さんに後で聞いたら、背丈分くらいはすとんと落ちたらしい。普段のフリークライミングを除いて、こういう場面でまともに落ちたのは初めてかもしれない。ハーケンが折れていたら、滝つぼに真っ逆さまだったはずだ。こういう目に遭っても意外と冷静なものだ。
 残置ハーケンにあまり荷重をかけたくないので、登り返して少し右上の壁にハーケンを打った。そこから滝の落ち口寄りに行くのは岩がハング気味で無理そうだ。左手を見るとトラバースすると岩の上に灌木が生えていて手がかりになりそうだ。ジグザグとしたライン取りになってしまいロープが重い。遠い灌木をつかむと、またもや足元の草付きが崩れ出す。灌木や岩をつかんでの乗っ越しにフリークライミングの核心のように思わず声が出る。その先は灌木が多く助かる。そうして落ち口を下に見るところに太い木があり、ここでピッチを切ることにした。いやあ、かなりやばかった。小常木谷、侮るべからず。とにかく登りきったことで気分が高揚している。
 HN田さんがフォローで登ってくると、数mの懸垂下降。次に現れたのは8m+10mねじれの滝。先ほどの滝でクライミングは嫌というほど堪能したし、時間も押してきているので、ここは左岸をさっさと巻くことにした。岳岩沢を分け、いくつか滝を越えるが、大変な滝登りはもうなくなってくるし、水量も減ってくる。時間に追われるようにずんずん進んで行く。

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 4mチョックストーンらしき滝を過ぎてすぐ、左手に枝沢が現れる。16時20分頃。これが遡行図にある枝沢らしい。急がないと。枝沢をつめ上がる。石があんまり安定していないようで、ごろごろと崩れる。

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 やがて枯れたササが現れる。手でつかんでもボキボキと折れてしまう。山に詳しいHN田さんによると、鹿の食害だという。鹿のヤロー。さらに登ると今度は枯れていないササになり、ヤブ漕ぎとなる。しばらくヤブ漕ぎをして進むと岩岳尾根の登山道にひょっこり出る。17時10分過ぎだ。ここでHN田さんと遡行完了を祝って握手。沢靴を登山靴に履き替える。日が長い季節とはいえ、ゆっくりとはしていられない。
 17時30分に下山開始。ガイドブックには下山時間は2時間とある。HN田さんの所属山岳会は下山時刻の期限が20時と早いが、間に合いそうだ。まだまだ明るい中、岩岳尾根をどんどん下って行く。昭文社の山と高原地図「雲取山・両神山」では点線表示だが、道はけっこうしっかりしている。ところどころ細いところもあるが。Imgp3729 
 少しずつ暗くなってくるが、まだ見えるうちはヘッドランプを点けない。点けると返って周りが暗く見えてしまうからだ。しかしけっこう道のりが長い。19時を過ぎてもまだ点けずに済んだが、いよいよ暗くなってきて明りを点けた。もう真っ暗な中、ジグザグと降りて行くと沢を渡る木橋に出た。滑りそうで怖い。とても立っては歩けないので、腰を下ろして少しずつ進んだ。橋を渡った先は真っ暗で方向が分からない。19時半。道が沢の方に続いているように見えるが、途中で沢につき当たってしまう。真っ暗なので遠くの様子が分からない。迷いそうだ。うろうろするがどっちに行けば良いか分からない。うーむ。どこかで火打石沢を渡る橋があるはずなのだが。
 そのうち、HN田さんが意を決して沢にジャボジャボと入って行くので、私も付いて行った。よく分からないまま徒渉すると再び登山道に出た。さすがHN田さん、山ヤの勘だ。私だったら道を見つられないままずっと迷っていたかもしれない。こんなところでビバークせずに済んだ。しかし、20時が迫っている。ヘッドランプの灯りを頼りに、登山道をどんどん歩いて行くが、なかなか登山口に着かない。思ったよりも長い。とうとう20時を過ぎてしまった、と思ったら下に車道が見えた。HN田さんはすぐに下山報告の電話をかける。
 が、まだこれで終わりではなく、目の前にフェンスがあり、その下がよう壁になっている。最後の最後で再びロープを取りだし、フェンスを乗り越え懸垂下降した。車はすぐそばに停めてある。振り返るとフェンスを反対側の端まで歩けば、階段状のコンクリートを歩いて降りられるようになっていた。暗かったから仕方ない。こうして20時20分、丸12時間の行動を終え無事下山できた。再びHN田さんと握手。疲れた~。
 もう温泉に寄っている時間は無いし、月曜日は定休日が多い。遅くなるので、このまま帰ることにした。道の駅たばやまで着替え、青梅を過ぎて山田うどんで遅い夕食を済ませる。HN田さんを途中の駅まで送って解散。
こうして、今回の沢登りは終了。先月の鳥屋待沢よりもずっと登り応えがあったというより、想像以上に大変だった。大変だったけれど楽しかった。同行してくれたHN田さんに感謝。買ったばかりのロープも使いまくって大活躍だった。
 翌日は疲れと寝不足のうえ、必死に登攀した前日の記憶が頭に浮かんで、仕事をしていてたまにボーっとしてしまうことがあった。いかん。ああ、また沢に行きたくなってきた。

梅雨、日帰りで有笠山へ

 12日(日)、日帰りで有笠山へ行ってきた。前日の土曜日は未明まで雨が降っていたはずで、前日から来ていたI澤さんはフェアリーが濡れていて登れず、ちっぽけ岩に移動したという。
 I澤さんと久しぶりに会うT橋さんと東の石門でアップ。「荒川遊園」5.12a狙いのI澤さんは濡れていて登れないので、この後やはりちっぽけ岩に移動するとのことで、T橋さんとともに移動。その前にMさんとH野さんが来て、さらにA津さんが来た。
 私の狙いは先週からトライし始めた「予感」5.12b/cだ。前回2便出して、ほぼムーブは確定していた。別グループの人達もトライしていて、彼らが掛けたヌンチャクを借りてトライ。

 予感1便目(通算3便目)。5ピン目までは易しいパートの直上で、そこから7ピン目に向けて左上していく。そして第一核心となる右足はヒールフックするのだが、左足の置き位置がいまいち分からなかった。右手中継のピンチから上部の棚ガバへのデッドがとどかずフォール。左足の位置を工夫しないと。4回ほどテンションしながら終了点へ。第一核心を抜けたカチ地帯も下から続けて行くとヨレて厳しそうだ。
 昼過ぎに予感2便目(通算4便目)を出す。前の便でやり直した際に左足の位置を確認していた。要は身体の真下に来るように、フェイスにただ置くだけで良いのだ。そうすると右手中継ピンチ取りも安定感が増す。そのまま上部棚ガバを取るのも取れた。乗りこんで左上のガバ穴を取るまでは行けたが、さらに右上の遠いカチに届かず。これまた右足の位置が間違えていた。1テンで終了点へ。レッドポイント間近か?
 さらにレストして予感3便目(通算5便目)。第一核心の棚ガバが取れた。が、やはりガバ穴からカチに届くように身体が上げられない。たまらず、棚ガバまで身体を下げると、なんと迂闊にもZクリップしていることが判明。ここでテンション。Zクリップしていなくても、もう力尽きていたけれど。

 そういうわけで、予感はこの日も落とせず。でも、変化があって楽しいルートだ。その後は「翁」5.11cにトライ。ヌンチャクがかかっているのだが、なんだかえらく大変なルートだ。5.11cだから、もっと簡単に登れると思ったらはね返されてしまう。これも宿題になってしまった。
 最後にA津さんが終日トライしいた「入梅」5.11aを再登して、この日はおしまい。さて、早く帰らないと。明日は月曜日だが、仕事を休んでまた山に行くのだ。

昨日はエナジー高田馬場へ

 池袋のジュンク堂で1/25,000地形図を4枚買った。

 「丹波」「雲取山」「柳沢峠」「雁坂峠」の4枚。

 どのあたりに何しに行くのか、分かる人には分かるかも。

 その後、高田馬場のエナジーに初めて行ってみた。

 狭くて混んでいた。

 壁の色が濃過ぎてテープの色が判別しづらいのなんの。

 これは明らかに設計ミスだろう。

 青3級はいくつか登れ、茶色2級には苦戦した。

 アヴリル・ラヴィーンとレディー・ガガの音楽が繰り返しずっと流れていたような気がする。

 更新した会員カードを忘れてきてしまったので、そのうちまた行かないと…。

映画「岳 -ガク-」

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 昨日、映画を観に行った。

 山の映画はなるべく映画館で見るようにしているので。

 少し登山シーンが出てくる「180°SOUTH(ワンエイティ・サウス)」という映画を3月に観たが、その前となると「剱岳 点の記」か。

 長澤まさみ、もう何年も前の「セーラー服と機関銃」って復刻版ドラマを思い出す。確か5年前だ。

 ベースキャンプのあのオーナーも出演してた。飲んでる場面で。

「聖母病院」5.12a RP 有笠山

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 今年は例年より早く梅雨入りしたが、この週末は天気が大丈夫そうということで、I澤さんと3週間ぶりの有笠山。

 土曜日朝は遅めに待ち合わせて、西登山口からフェアリーロックへ。車がたくさん停まっていたわりにはここには他に誰もいない。「入梅」5.11aでアップをするも、かぶっていて苦戦。テンションしながら登るという始末。I澤さんは2便目でレッドポイント。

そのあと、I澤さんは前回からトライを始めた「荒川遊園」5.12aに引き続きトライ。しかし出だしの部分がびっしょり濡れている。

 私はもう少し高めのグレードにトライしなければと思い、となりの「ブラックアウト」5.12c/dをやってみることにした。

 しかし、この日は調子はいまいち。仕事の疲れが残っているうえに、前夜の寝不足で頭がぼーっとする。昼寝したい。I澤さんも仕事でお疲れ気味。

 ブラックアウト1便目。出だしの壁から天井にさしかかるあたりでテンションしてしまうが、なんとか天井部分も横移動しながらヌンチャクをかけていく。しかしケイブの抜け口から極端にホールドが悪くなる。どうやればよいか分からない。ボルトの間隔が近いので、チョンボしながら上のボルトにヌンチャクをかけてトップアウトはできるのだが、この抜け口から終了点までの数手がこのルートのグレードの全てといえる。

 2便目は6ピン目で足が滑ってフォール。ポンピングで戻るのも大変なので降りる。

 休んでから3便目。抜け口の8ピン目まで行けたが、ここでテンション。ここまでは5.11後半といった感じか、最終の核心部分までのアプローチみたいなものかも。いくつかあるアンダー等のホールドから右サイドホールドを取りに行くのだろうが、これが遠いし悪い。核心の直上部分は何だかよく分からないホールドがあるが、とても身体を上げられそうにない。この3便で止めることにした。

 日帰りでU野さんとN川さんが来ていて、ヘルケイブでBlast-off5.12aにトライしていたという。

 ブラックアウトは歯が立たないので、「聖母病院」5.12aをやることにした。I澤さんが人から聞いたところでは登り易いルートだという。

聖母病院1便目はヌンチャクかけが目的だが、もちろん行けるところまでは頑張る。が、上のハング下でテンションしてしまう。

2便目。ぐいぐいと登っていけるが、やはりハング越えでテンション。ホールドは分かったので、もう落とせそうだ。しかし今日はここまで。

I澤さんは出だしがビショビショの荒川遊園にトライするも厳しそうだった。

 ベイシアで買い出し、岩櫃城温泉で入浴、あおぞらで焼肉のあと、某所でテント泊。

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 東の石門の5.10cを登ってからフェアリーへ。荒川遊園は相変わらずビショビショだが、I澤さんはトライを続けるという。

 聖母病院通算3便目。ハング越えで覚えていたはずのホールドを見落としたまらずテンション。もう登れるつもりでいたので、本当にがっかり。

 4便目でようやくレッドポイント。やれやれ。疲れが抜けていないのかなあ。

 午後は、人気ルート「予感」5.12b/cをやってみることにした。他に3人ほどトライしている。直上する「ロマンチック街道」5.12bは上部が濡れていてダメそうだ。予感は出だしがロマンチックと共通で、少し濡れているが、ホールド自体は気になるほどでなく、登るのにはまったく問題なかった。

 予感1便目。ロマンチックと分かれる辺りの5ピン目までは何でもない。そこから左上するのだ、そのあたりがホールドが遠くたまらずテンション。伸び上がって左上のガバをキャッチし通過する。左上後、直上するところが最初の核心。これは大変そうだ。チョンボしながら抜けると、棚からフェイスのカチ気味ホールドを伝い右寄りから直上する。この棚から右寄りが第二の核心のようだ。何とかトップアウト。テンションしまくったものの、登っていて楽しいルートだ。人気があるわけだ。

 2便目。テンション数を片手以内にしたい。分岐部分は無事通過。しかし最初の核心で右手を飛ばして上の棚を取りに行くも届かずフォール。残念。しかしヨレてなければイケそうなムーブは分かった。第二核心のところをヨレてなければイケそうなムーブ確定。まるでできないという箇所はないし。テンション数も4回で済んだ。

 この日はここまでにしたが、予感は条件の良い時にまたトライしたい。最後に「NoSiesta5.11cにトライするも、左上トラバースで力尽きる。これも宿題だ。夕方に雨が降り出してきたが、丸2日楽しめて良かった。

今日から6月、ベースキャンプへ

 今日から6月。

 この日はノー残業デーなので、すぐに仕事を切り上げベースキャンプへ。

 3時間弱、あまり休まず立て続けに緑色2級を中心にトライ。

 何十回もトライして結局登れない課題もあったが、結構良い運動にはなったかな。

 ジムを出ると雨が降り出したところだった。

 明日も雨の予報。

 今週末はどうかなあ。

雨の日曜日、カモシカスポーツで買い出し

 5月29日の日曜日も雨。

 家の掃除をしてから、高田馬場のカモシカスポーツへ。

 沢登り装備を充実させようと思い、ファイントラックの製品をまた買った。

 まずはフラッドラッシュタイツというタイツ。
Fwm0113gy
 それから、フラッドラッシュアクティブスキンボクサーショーツという下着。
Fum0504
 沢登り用のロープとして、べアールのランドという8㎜30mのロープも買った。
Be11001l1  
 あと、ワイヤーゲートのカラビナ2枚をフリークライミング用に補充。

 そうだ、タイブロックも買った。ロープマンとユマールは持ってるけど重いし。
0070040000092

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