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2011年7月

明日出発、その前にベースキャンプ

 昨日は所属する山岳会の定例会に久しぶりに顔を出してきた。

 会では少し前に多くの会員が辞めてしまい、クライミングを少しでもやっていた人達もごっそり辞めてしまったので、クライミングをやっているといえる人間は実質私一人になってしまった。

 以前は総合山岳会を標榜していたが、今ではほとんどハイキングクラブと化してしまっている。

 会費を無駄に払い続けるのも何だかなあ。

 自分の身の振り方を再び考える時が来たのかも。


 それはともかく、今日はT橋さんとベースキャンプで登った。


 そして、明日はクライミングツアーに出発だ。

 でも、出発は午後なので、午前中はお仕事。

映画「運命を分けたザイル」

昨日は浦和のエナジーを出てからそのまま帰宅したわけではなく、電車で銀座へ。来月から公開されるらしい「ヒマラヤ 運命の山」という映画の公開記念として、銀座テアトルシネマという映画館でクライミング映画祭と称して過去の山岳映画が上映されているのだ。B-PUMPにそのチラシが置いてあったので、この日上映されている「運命を分けたザイル」という作品を観に行くことにしたわけだ。

 上映開始は夜910分からだが、途中歩いた銀座の街は人が少ないし暗い。高級そうなブランドのお店にはまるで無縁だが、日曜日夜の銀座というのはこんな閑散とした感じなのだろうか。なんか陰気だ。

 さて、こちらも閑散とした小さな映画館だ。客は10数人だったろうか。料金は1,000円。予告編なしに上映が始まる。

 映画は、二人の英国人登山家が南米のシウラ・グランデ峰に西壁から登頂した後、下山中に遭難するという話しなのだが詳しくは書かない。興味のある人は観に行ってみては。あと26()28()にもやるそうだから。なかなか見ごたえのある作品で良かった。

 他に「アイガー北壁」という映画もやっているようで、これは私は昨年4月に観賞済み。来週、再来週はまた別の映画をやるようだ。

Himalayaunmeia

顔合わせを兼ねて、エナジー武蔵浦和へ

 妙義に沢登りに行った翌日曜日は、武蔵浦和にあるクライミングジム・エナジーへ。近々行くクライミングツアーのメンバーの顔合わせを兼ねてジムに集まることになったのだ。M岡さんとは先週の瑞牆で会ったが、K暮さんとS水さんとはこの日初対面。ほかにエナジーの常連さん達が何人か来ていて、皆であれこれ登った。

 ツアーの打ち合わせはほどほどにしてあとは登ってばかりいたのだが、ジムのルートでは5.11cもろくに登れない。先週は、カサメリで漁師の娘やあみだくじを一撃できたのに。ジムに来てからしばらくボルダーをやっていたり、登るペースが早いというのもあるだろうが、5.12aなんて何度やっても登れそうにない。そのうち握力が無くなってきた。

 常連さん達は本当に強い。登るペースも早く、ビレイを終えたと思うとすぐに登り始める。やっぱりこうしてジムのルート壁も登り込まないといけないんだろうなあ。

 最後にまたボルダリングを少しやった。エナジーの課題はパンプよりも辛く感じる。気のせいかも知れないけど。受付そばのWAVEという壁にある3(確か紺色T)のを何度かトライして落とせたけれどキビしいなあ。

そんな感じで午前11時くらいから夜7時くらいまでジムで登ってた。

裏妙義・谷急沢左俣で沢登り

 23()は一日空いていたので、一人で沢登りに行くことにした。一人で入渓するのは初めてのことなので、ガイドブックを見て易しいところを選んだ。ということで決めたのは群馬県は妙義山塊にある谷急山(やきゅうさん)に突き上げる谷急沢の左俣だ。ガイドブックには1級とある。

 関越道~上信越道を経て松井田妙義ICで降りる。妙義湖を過ぎて7時に国民宿舎裏妙義に到着。ここの駐車場に停めさせてもらうが、きちんと声をかけておくこと。

Imgp3997

 天気はよく晴れている。沢登りの準備をするが、しばらくは林道を歩くので足回りは下山時に使う登山靴で出発。ゲートのある中木林道をテクテクと歩いていると、三方境への登山口を過ぎ、星穴沢橋も過ぎる。この橋を過ぎるとすぐ深沢橋があってそこが入渓点のはずなのだが、それらしい橋がない。さらに歩くと、中木沢橋まで行ってしまった。通り過ぎたことに気付いて来た道を戻ると、橋と気付かないような深沢橋らしきものがあった。その橋から中木沢橋方面に20mほど進んだ所に右手の中木沢に降りて行く踏み跡がある。ここから入渓するようだ。

 沢に降り立ったところで沢靴に履き替える。上流側を見ると、岩を中心に二俣になっているのが分かる。右手が谷急沢のようだ。

なお、記述については「東京起点沢登りルート120(宗像兵一編著/山と渓谷社 2010年発行)という沢登りのガイドブックにある遡行図を参考に述べることにする。この本の記述にあるが、昭文社の山と高原地図には、谷急沢左俣を大黒乗越沢、中俣を大遠見沢、右俣を風穴沢と載っている。

谷急沢に入るとすぐに5m滝が現れる。水流が少ない右壁を登る。易しい。Imgp4007

しばらく進むと苔生した岩が二つあって二俣になっている。二つの岩の間から流れてくる沢が右俣のようだ。左手に進む。Imgp4008

途中何度かカエルを見かけた。岩の上でじっとして動かない。Imgp4010

8m滝は唯一巻いた。右岸に巻き道がある。Imgp4011

ほかは易しく携行したロープを使うような懸垂下降をする場面も全くなく、カラビナやスリングも必要なかった。

中俣との出合を過ぎ、Imgp4016 3m滝を乗っ越し、Imgp4017 進んで行く。

とにかく易しい沢だ。10時に奥ノ二俣。

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1010分にはその先の二又。

Imgp4022

こういうところでは、コンパスを出して進行方向を確認する。ここのところの沢登りでは同行のHN田さんが要所でコンパスをさっと出して確認してくれるのに任せっぱなしなので、一人の時くらいはこういうことをきちんとやらないとね。

二又から先は水流が涸れてくる。土の斜面を登って行くが、足元がぐずぐずと崩れ登りづらい。が、ヤブ漕ぎがないだけマシだ。時計の高度計を見ながらそろそろ稜線のはずだと思っていたら、10時半に稜線に出た。出たところの木にプラスチックの道標があった。

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きっちりと遡行できたようだ。それにしても易しくて登り応えはなかったが、一人なのだからまあ良しとしよう。登山靴に履き替えて谷急山の山頂を往復する。山頂からは表妙義や荒船山、上信越道の碓井軽井沢ICも見えた。Imgp4028 Imgp4031

来た道を戻り、さらに三方境方面に歩いていく。女道分岐に着いたところで若い男女二人が登ってきた。ヘルメットをかぶり沢登りのスタイルだ。聞くと右俣を登って来たという。

Imgp4036

三方境からの下りは尾根の側面を歩くので何度も枝沢を越えるので、うっかりするとそのまま沢に入り込んでしまいそうになるが、道標やテープがこれでもかというくらいにたくさんあるので、道が急に不明瞭になったらすぐに周りをキョロキョロ見れば目印が見つかるだろう。

しかし沢登り中も下山中も、クモの巣が多くてまいった。これまでの沢登りで先を歩くHN田さんはこうしてクモの巣を払ってくれていたのかも。

最後の中木沢では裸足になって徒渉して朝歩いた林道にあがる。徒渉して靴下を履こうとしたら、その靴下にヤマビルがくっついていた。幸い血を吸われずに済んだが、ガイドブックにあるとおりやっぱりヒルがいるんだ。

13時過ぎに国民宿舎に帰着。車を停めさせてもらったこともあるし、ここのお風呂は利用したい。400円。喉が渇いてジュースをがぶ飲みする。まだまだ時間が早かったが帰ることにした。高速は使わず国道254を走りずっとした道で東京へ。こんな感じで今回の沢登りは終了。

Imgp4005

土用の丑の日、B-PUMP荻窪へ

 台風は雨が降ったくらいで風は大したことなかったようだ。

 今日は仕事のあと荻窪へ。

 しかし調子はいまひとつ。

 三連休でがんばり過ぎたせいか、一昨日、昨日とひどく疲れていた。

 今日はいくぶん回復したとはいえ、登ってみれば身体の重さを実感。

海の日の三連休は瑞牆山で合宿 「金のわらじ」5.12a RP カサメリ

 海の日の三連休は、U野さんの呼びかけで10人が瑞牆山の植樹祭広場に集合した。S木さん、N野さん夫婦、フランスから来ているという○マ○ンと友人の○ベ○ル、I橋さん、M岡さん、O野さんに私といったメンバー。

【16日(土)】
 広場に各自のテントを張ってから、車で林道を進みカサメリ沢へ。駐車スペースは車だらけだったが、何とか停める。丸太橋を渡って、この日は一日コセロックで登ることになった。
 あまり覚えていないが、昨夏始めてカサメリに来た時は、このコセロックでは「トータルリコール」5.10bくらいしか登っていないはずだ。
 U野さんがヌンチャクをかけてくれた「ワニワニワニ」5.11bにアップでトライ。ちょっと厳しいのだが粘ってフラッシュ。なかなか良いスタートだ。次にこれまたU野さんが先に登ってヌンチャクをかけてくれた名無しのルート5.10bもフラッシュ(改訂版日本100岩場P.115コセロック④のルート)。
 続いて関西方面から来ているグループがトライしていてヌンチャクがこれまたかかっている「なべやかん」5.12aをトライするも、最初のハング越えがホールドが細かくて歯が立たず。諦めて降りる。少し休んでから、この核心を左から巻く「なべおさみ」5.11aをフラッシュ。思ったより身体の調子は悪くない。
 「ギャラクシィ」5.12b/cは手強過ぎるので、となりの「お先にマサカズ」5.11dにトライ。下から見た感じ、後半が悪そうだが何だかイケそうに見える。1便目はテンションしてしまうが、何とかトップアウト。休んでから2便目を出す。細かなムーブを覚えていないが、リーチを無理無理いっぱい伸ばしてホールドを取りにいくのが2ヶ所あったかな。レッドポイントできた。よし。
 O野さんは対岸の納涼岩にある「マスター・オブ・ザ・ゲーム」5.12bに一度トライしていた。なかなか楽しいルートらしい。今回はやらなかったが、そのうちトライしてみたい。
 皆は「漁師の娘」5.11cをやっていたが、順番待ちが長そうなので、名無しのルート5.11a(コセロック⑥のルート)にトライ。スラブの悪い出だしだったが、粘ってとなりの⑤のルートに合流してオンサイト。やった。いなみに、この⑤のルートは5.10bとあるが、出だしがえらく悪いようだ。
 初日は、ナナーズへの買い出しもあって早めに切り上げた。5.11台を一撃を含め4本登ったし疲れた。
 川上村にあるヘルシーの湯というお風呂に寄る。利用料が通常500円のところ、8月いっぱいは300円と割り引いてくれていた。ナナーズで食料を買い出しして植樹祭広場に戻る。
 テーブルを囲んでしゃぶしゃぶを食べる。ワインなどがテーブルの上にあると、翌日にひびくと分かっていながらつい手が伸びてしまう。

【17日(日)】
 O野さんはこの日小川山に移動するという。昨夜、O野さんがその昔、廻り目平に一時住所を置いていたという話しを聞いたときは、クライミングへののめり込み方が尋常ではないと思った。すごい。
[カンマンボロン]
 さて、再びカサメリに行く面々と別れ、私はM岡さんとカンマンボロンに行くことにした。M岡さんがカンマンボロンに残置してあるヌンチャクを回収しに行くためだ。M岡さんは先日カンマンボロンに行って、ヌンチャクをかけ終えたところで大雨が降り出してきて、そのまま下山してきたのだと言う。
 カンマンボロンまでのアプローチは40分くらいかかるが、ここのところ沢登りで長く歩く機会が多いので、これくらいは気にならない。それに私も先日初めてカンマンボロンへ1人で向かった際に道に迷ってしまったので、今回確実に覚えておきたかったのだ。
 歩いて見ると踏み跡がしっかりある。ロクスノ№48に載っているアプローチ図にある4m位の岩というのは金属プレートの道標が取り付けられている岩のことだろう。そこから少し登ると太陽のエリアに出る。先日トライした「太陽の登(とう)」がある。
 M岡さんが残置したのは「はやぶさ」というマルチピッチのルートの1ピッチ目5.10cのスラブだ。2ピッチ目以降はグレードが格段に上がる。午前中は陽が当たらずに済みそうだ。
 まずオンサイトトライということで私が登って、無事オンサイト。続いてM岡さんが2便目でレッドポイントしヌンチャクを回収。
 このルートの回収だけで下山するのはもったいないので、「Rainbow」5.11cにトライすることにした。1便目はテンションしながらトップアウト。2便目は上部核心部分でクロスムーブからデッドでホールドを取りに行くところで取り損なってフォール。惜しい。3便目でようやくレッドポイントした頃には岩場の上から太陽が覗いてきた。時間もお昼だ。下山する。
[カサメリ]
 M岡さんの車で、皆が行っているカサメリに移動。皆はオランジュ岩に行くつもりだと聞いていたが、結局昨日と同じコセロックにいた。
 昨日は混雑していた「漁師の娘」5.11cは人が空いているしヌンチャクも掛っているので、トライすることにした。3ピン目から4ピン目に行くとことが核心なのだが、粘ってフラッシュ。やった。
 午後の残った時間は5.11台ではなく、近くの姐御岩にある「金のわらじ」5.12aにトライすることにした。となりの「ぞうりむし」5.11aは昨夏登っている。
 金のわらじ1便目。ヌンチャクかかっていたので、それを使わせてもらう。下部のスラブは無事こなす。ハング下から少し左上して上部に抜けるところが核心なのだが、たまらずテンション。
 2便目は、ヌンチャクを回収するという人に私のヌンチャクにかけ替えてもらってトライ。核心でやはりテンション。ハング下を左上から、上部の見えないホールド取りに行くのだが、これが遠いのだ。時間的に今日はもう終わりだし、カンマンボロンにも行って身体が疲れている。ヌンチャクをそのまま残してこの日は終了。翌日に再トライだ。
 他の人達は一足先に下山したのだが、M岡さんと私はもう1便ずつ5.10台のルートを登ってから下山。U野さん達3人はこの日で帰った。川上村のヘルシーの湯とナナーズに行き、植樹祭広場に戻る。

【18日(月)】
 N野さん夫婦と○マ○ン、○ベ○ルの4人は高速の渋滞を考慮してお昼で上がるとのことで、午前中モツランドで登って帰ると言うので、広場で解散。3日目も天気には恵まれこれまで雨には降られていない。しかしクライミング3日目ともなると、気持ちはやる気があっても身体は確実に疲れている。
コセロックのトータルリコールでアップしてから、M岡さんは引き続き漁師の娘にトライ。
 私は姐御岩へ行き、金のわらじだ。通算3便目。核心のハング下から上部の見えないホールドに手が届くも指のかかった位置が悪く、耐えきれずテンションしてしまう。そこで何度かトライするうちに腕がパンプしてきてしまい、途中何度もテンションしながらトップアウト。腕を休ませないと。
 粉末アミノ酸を飲んだり、前腕にサロンパスをスプレーしたりして1時間半ほどレスト。いったん腕をパンプさせたのは返って良かったのかもしれない。
 通算4便目。下部スラブはまったく問題なし。ハング下にぶら下がる3ピン目にクリップし、核心に入る。アンダーでいったんマッチして、それからすぐ上の4ピン目にクリップしても良いのだが、その分ヨレるのでそこをスルーして上部の見えないホールドを取りにいく。左手で良い感じで取れた。右手を上げて奥のガバを取り、足を切って右上にヒールフック。頭上の大ガバを左手でキャッチして右手でも取り、右上に載り上がるようにして、右手でアンダーホールドを取り、核心のパートを越える。よし。あとは呼吸を整えてから後半のパートを確実にこなしていく。そうしてレッドポイント。やった。
………………
 ここで“金のわらじ”について解説。「金」をキンと読むのか「カネ」と読むのかで話しになった。あるクライマーはキンのわらじと言っていたら、別の人にそれはカネのわらじだと訂正されたという。私もこの言葉を知らなかったので、ネットで調べてみた。
■「金(かね)の草鞋(わらじ)で尋・ねる」
《いくら歩いても擦り切れない鉄製のわらじを履いて探す意から》辛抱強く探し回って歩く。
得難い物事のたとえにいう。金の草鞋で探す。「―・ねても二人とない好人物」
 「きんのわらじ」と読むのは誤り。(出典:大辞泉)

 ということで、正しい読みは「カネのわらじ」のようだ。これがどうしてこのルートの名前になったのかは知らないが、核心での上部の見えないホールドを手をいっぱいに伸ばして探るところから名づけられたのかも知れない。
………………
 高速の渋滞を嫌って、お昼で切り上げるグループが何組も帰っていく。我々はもう少し登ることにして、私は沢を渡ったあみだくじ岩にある「あみだくじ」5.11cにトライすることにした。星3つの人気ルートらしい。我々が着いたところで、ちょうどトライを始める人がいた。惜しくも完登できなかったが、ヌンチャクを回収するといので、私のヌンチャクにかけ替えてもらった。
 出だしからしばらくは易しいが、登るにつれてホールドが細かくなってくる。縦サイドプルのホールドも多い。ルート名どおり、フェイスに走ったいくつかの割れ目をたどって左に行ったり右に行ったりするルートだ。疲れてきたが、粘って粘って終了点へ。フラッシュ。やった。
 あとはM岡さんが、ぞうりむしを再登したり、私がモツランドの「ミルクミルク」5.10cを登って終了。植樹祭広場に戻って解散したのが午後4時。この頃にポツポツと雨が降り始めた。切り上げたタイミングはちょうど良かったのかも知れない。
 帰り道は信州峠を越えて、川上村を経て佐久方面へ。内山峠を経て国道254号線をひた走り、東京まで結局ずっとした道で運転して帰った。それにしても、3日間よく登ったものだ。初めて一緒に登った人達もいて楽しかったし、良いトレーニングにもなった。U野さん、皆さん、ありがとうございました。

ひと月ぶりにB-PUMP荻窪へ

 13日(水)は仕事のあと荻窪へ。

 壁のレイアウトが一部また変わっているように見える。

 身体の調子は特に悪くはないと思うのだが、やっぱり2日前の沢登りの疲れが残っているのかもしれない。

 同じようなことをひと月前の日記にも書いたと思う。

南アルプス・シレイ沢で沢登り

 7月11日(月)は今シーズン4度目の沢登りとして、南アルプスは野呂川の支流、シレイ沢へ。シレイ沢は人気ルートらしく、今回もHN田さんの提案だ。

[乗合タクシーの予約]
 シレイ沢へは、芦安から夜叉神峠を経て、北岳の登山口となる広河原に至る林道の手前にあるシレイ橋から入渓することになる。
ただし、ネットで調べると、マイカー規制で夜叉神峠から先は一般車は入れないので、夜叉神峠に車を停め、路線バスでシレイ橋まで行き、シレイ沢を遡行したら、薬師岳~南御室小屋を経て、車を停めた夜叉神峠に戻ることになる。
 山梨県の観光資源課というところに電話すると、夜叉神峠に駐車できないわけではないが、50台と台数が限られており、満車だと戻って芦安に停めてもらうことになるという。11日は平日なのだがそれでも満車になるのかと聞くと、そういうこともあるという。本当かなあ?
 一方、芦安から出る路線バスの始発はこの日は7:40で、シレイ橋に着くのは8時半頃と遅くなる。海の日の三連休以降はもっと早いバスがあるのだが。
 そこで、もっと早い時間から出ている乗合タクシーについて聞くため山梨県タクシー協会に電話すると、ネットで調べたとおり、夜叉神峠には乗合タクシーは停まらないと言う。下山してくるのは夜叉神峠なので、車を芦安に停めておくわけにもいかない。念のため、乗合タクシーの会社の電話番号を教えてもらう。
 教えてもらった芦安観光タクシーに電話すると、11日はこの会社が乗合タクシーの当番の日とのこと。夜叉神峠から乗りたいのだがと相談すると、座席を2人分空けておくので夜叉神峠から乗れるとのこと。夜叉神峠のゲートが5時半に開くので、その少し前にはいてほしいとのこと。前夜発して、夜のうちに夜叉神に着くのでそれは問題ない。名前と連絡先を告げて予約しておいた。これで朝早く入渓できることになった。よかった。
 ついでに、この日夜叉神の駐車場は満車になりそうかと聞くと、まったくそんなことはないという。翌三連休は満車になりだろうが、つまり限られた週末だけのことなのだ。聞いてみるものだ。

[シレイ沢]
 日曜日の夜10時に西武新宿線の某駅でHN田さんと待ち合わせる。中央道を甲府昭和ICで降り、芦安を経て夜叉神へ。すでに日付をまわっている。ここのところ寝不足気味で眠い眠い。テントを張ってすぐに寝る。
 4時間ほど仮眠して月曜日朝5時前に起床。眠い。5時10分頃、乗合タクシーのワンボックスカー3台が早くもやって来た。料金を払って3台目に乗車。料金は芦安から乗っても、ここから乗っても均一の1,100円(うち100円は利用者協力金とうもの)。5時半にゲートが開く。タクシーには釣り人グループも同乗していた。どこそこの沢は釣れる、というようなことを話していた。林道を走る途中、北岳が望める。いいねえ。30分ほど乗って、シレイ沢に架かるシレイ橋で途中下車する。

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 空は良く晴れている。橋から見るシレイ沢は、いきなり滝が目の前を流れている。朝食を済ませ、遡行の準備をする。6時半に出発。橋のたもとにある残置のロープを伝って沢に降りる。

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 なお、記述については「東京起点沢登りルート120」(宗像兵一編著/山と渓谷社 2010年発行)という沢登りのガイドブックにある遡行図を参考に述べることにする。

 出だしの滝を越え、ゴルジュ状にかかる滝を連続して越えて行く。20m滝は巻く。沢床は白い石の粒々となっている。上流の花崗岩が細かく砕けたものが流れてきたのだろうか。沢は西面のため陽が当らず、水流を浴びると寒い。そのうち陽が高くなってきて、滝の水しぶきを陽が照らすとキラキラときれいだ。

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 途中、ハングした岩から落ちる滝があり、その滝の裏を歩いて通れるようになっていて面白い。それでも水流を浴びるので冷たい。

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 その後現れる滝も直登したり、厳しいものは巻いたりして登って行く。Imgp3916 Imgp3919 Imgp3923 Imgp3931 Imgp3935 Imgp3937 
 20m滝を通過し、10時過ぎ、遠くにまっすぐに落ちる滝が見える。25m滝のようだ。Imgp3939 Imgp3940

 他の遡行図には白い滝とあるものだ。落ち口の左岸側にあるザレた花崗岩のスラブを上がって巻くようだが、このスラブ通過が悪そう。ロープを出して左上していく。実際はもっとスラブを直上してから適当なところをトラバースするのかも知れないが。細い灌木にランナーを取りながら通過した。

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 巻きを終え、再び滝を越えて行くと、二俣に出る。Imgp3953 Imgp3954 Imgp3957 Imgp3961 
 右俣に入るとすぐある滝は左俣との間から巻いて行く。その後も小滝があるが水量がずっと減ってくる。やがて水が涸れてしまうのだが、岩はあるので乗っ越して進むのだが、なかなか厳しいのもある。思い切りハイステップで乗り上がったり、フリークライミングのようにムーブをちょっと考えてハング気味の凹角を行ったり。0.3番のキャメロットを持ってきていたのだが、花崗岩のクラックにばっちりランナーが取れる。持ってきて良かった。Imgp3966 
 それら岩もなくなり細かい花崗岩のザレた斜面となってきて、足元が崩れて登りにくい。沢登りそのものは終わってしまっているので、左岸側の尾根にあがって、樹林を手がかりにして登る。やがてハイマツもヤブ漕ぎとなり、かき分けながら少しずつ進む。先頭を行くHN田も大変そう。横を見ると、鳳凰三山の稜線が同じ高さに見える。そろそろ稜線に出ても良いはずだ。

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 前方のハイマツの間に花崗岩が見えてきたと思ったら、14:10稜線に出た。右手のほうに見えるのが薬師岳だろう。すごく登り応えがあるという沢ではなかったが、花崗岩の白色がキレイな沢だ。沢靴を履き替え、お湯を沸かしてコーヒーを飲む。雲が出てきて北岳方面の展望は望めなかったのは残念。

 稜線はなだらかで歩きやすい。鳳凰三山は高校2年生の5月のゴールデンウィークに来たことがあるので、何十年ぶりのことだろうか。Imgp3983

 遠くでゴロゴロと雷鳴が聞こえる。稜線を歩いていて雷雨に遭うのは勘弁してほしい。夜叉神峠に向かって南下していく。薬師岳のすぐ先の薬師岳小屋に2人の登山者がいた。さらに南御室小屋に向かって行く途中も登山者に会う。15時半に南御室小屋に到着。外では数人の登山者がのんびり過ごしていた。

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 ゴロゴロとまだ聞こえる。ひたすら緩やかな登山道を進んで行く。我々は少しずつでも高度を下げているのでまだ良いが、反対に向こうから登って来る登山者にとっては、延々と緩い登りが続くので結構大変なはずだ。登りは急でも短いほうが良いかな。Imgp3986 Imgp3988

 夜叉神峠に着いたのは17時半。雲で北岳は望めない。車を停めた夜叉神峠登山口に向かって下って行き、18時15分過ぎに帰着。雷鳴はすでに聞こえなくなって久しかったが、雨に降られずに済んで良かった。
 甲府盆地にある温泉センターに寄ることにしたが、そこまでの10数㎞の道のりはHN田さんが運転してくれた。仕事でマニュアル車を運転することがあるそうで、我がルーテシアのクラッチ操作も運転しているうちに慣れてきた様子。慣れない左ハンドルについてもカーブの多い道を走るうちに車幅感覚に慣れてきたようだ。う~む、こんなことならもっと前から運転をお願いしておけば良かった。温泉後にファミレスで夕食を済ませ高速道路に乗ったが、あとは私が運転した。次回は高速道路の運転もお願いしようかな。そうすれば私が1人で運転し続けることもないし、その間車内で寝ることもできそうだ。
 今期4度目の沢登りは特に危ない場面もなく、キレイな光景を楽しめた。梅雨明けして夏本番となったが、今夏はフリークライミングはもちろんだが、沢登りにも積極的に行きたいなあ。

猛暑の東京を離れ、甥っ子・姪っ子と霧ヶ峰へ

 9日(土)、甥っ子、姪っ子を連れて信州の霧ヶ峰へ行ってきた。春休みに高尾山、4月に奥武蔵の物見山・日和田山へ連れて行ったことは以前の日記に書いたが、今回はそれ以来の山行として誘ってみた。甥っ子は小学4年生、姪っ子は2年生だ。
 当初の予定は尾瀬だったのだが、群馬県方面が雨の予報だったので、梅雨明けが近いらしい長野県方面を検討して、霧ヶ峰にした。霧ヶ峰の車山は標高は高いものの、ほとんど車で上まで行けてしまうので登り応えという点ではもの足りないと思ったのだが、まあいいか。
 甥っ子達にとっては相当早い時間なのだが、目的地が遠いので朝5時半に出発することにした。そのために2人とも前夜は早く寝たはずだ。朝迎えに行くと、それほど眠そうにはしていない。ルーテシアに2人を乗せ、関越道~上信越道経由で信州へ。長い道のりに、車に乗っているだけの2人は早くも疲れてきた様相。大門峠を越え、白樺湖を横に見て、霧ヶ峰方面へ。車山肩というところにある駐車場に車を停める。空は良く晴れている。気温も高そうなので、私は運転中そのままの半ズボンとサンダル(一応Keenの)という格好で歩くことにした。
 車山山頂のレーダードームが丘のような山頂にすでに見えている。なだらかな登山道をてくてくと歩いて行くのだが、姪っ子の調子が悪そう。車酔いしてしまったようだ。甥っ子はさくさくと先に行ってしまうので、山頂で待っているように声をかける。朝食を済ませておらず、空腹のため余計気分が悪いのだろうと思い、道端に座らせて、お弁当のおにぎりなどを食べさせ、水分も摂らせる。するとみるみる元気が出てきて、そのあとは山頂までペースを上げて歩けた。山頂からの眺めは良い。雲がかかっているものの、蓼科山や八ヶ岳が望める。
 車山乗越から蝶々深山を経て、八島ヶ原湿原を一周して、車山肩に戻るというコースを考えていたのだが、2人の疲れ具合からするととても無理と判断し、乗越から車山肩にいったん戻ることにした。

Imgp3846
 そこから車で移動して八島ヶ原湿原へ。湿原を反時計回りに一周する。ほとんど木道で楽チンだ。花がたくさん咲いていることを期待していたのだが、ぽつぽつと咲いているくらいだったのは残念だ。尾瀬だったらもっとたくさん咲いていただろうか。Imgp3853 Imgp3865

 姪っ子は水たまりの中に靴のままジャブジャブと入って元気な様子だったが、車に戻るとやはりさすがに疲れた様子。後部座席に眠ってしまった。眠っていれば車に酔わないだろうと、そのまま霧ヶ峰を後にすることにした。
 まだ時間が早かったので、軽井沢まで行って見ることにした。下道をずっと走り、旧軽井沢の観光地らしいお店が並んだ通りへ。夕食をここで食べようかと思ったのだが、ジャムを売るお店などばかりで、あまり食べられるところがない。2人が唯一反応したのはジブリグッズのお店くらい。おみやげにバニラ味のジャムとクラッカーを買って、食事は車で移動して探すことにした。
 プリンスのアウトレットモールを過ぎた先にあるステーキ屋に入り夕食とする。甥っ子はとにかく肉が食べたかったと言う。お店を出たのは夜7時過ぎ。高速に乗り東京に帰ったが、二人にとっては長旅だったようで、相当疲れた様子。
 霧ヶ峰はいちおう日本百名山の一つ。百名山を知らない二人には興味はないだろうが、初の百名山登頂ができて、まあ良かったかな。

梅雨明け近し? ベースキャンプへ

 梅雨明けは近いのかなあ?

 さて、昨日はベースキャンプへ。

 T橋さんがクライミングジムに行ったことがないとのことで、顔合わせを兼ねてロープを持って行った。

 ボルダリングをしていると、たかはしさんがやって来た。
 
 T橋さんは最近沢登りを始めて、多少ロープを扱いは知っているとのこと。
 
 友人のI勢さんもいて、こちらはクライミング事態がまったくの始めてという。

 人に教えるなんてことがないので、私は何か言い忘れたことがないかあれこれ考えながら説明した。

 ハーネスの装着、ロープの8の字結びなどのほか、ビレイの注意点をいくつか。

 そうして2人はトップロープで何本か登った。

 私も日曜日のケガで身体が本調子でないので、易しいルートを登ったほかは、あとはボルダリング。

 T橋さん、クライミングは継続あるのみですから、また行きましょう!

釣り具の上州屋へ

今日は池袋にある釣り用品のお店に行った。

以前、好日山荘という登山用品店があったのだが、西口に移転したため、となりにあった上州屋が店舗面積を広げたようだ。

私は釣りはやらないので釣り道具がずらりと並んでいるのをみてもチンプンカンプンだ。

では、なぜ来たかというと、魚をすくう際の網のうち、伸縮する柄の部分がほしかったからだ。

これまで持っていたのは先日行ったカンマンボロンで折ってしまったのだ。

クライミングで、これをどう使うのか?

ちょっと恥ずかしいので、分かる人には分かるからここには書かない。

これを当然のように使うようになってしまうと、ちょっと初心に帰って自分のクライミングを見つめ直したほうが良いのかもしれないけれど…。

買ったのはベルモントの小継玉の柄「極軽」MR-162というもの。0150010000062

たたんだ長さが短くて収納性が良さそうだ。


さらに、ジュンク堂に寄って地形図を買った。最近、地形図を買うことが増えたが、もちろん沢登りのためだ。

今回買った山域は…今は内緒。

小川山でフォールして流血…

 7月に入り最初の週末、2~3日も先週に続き小川山へ。

【2日(土):ボルダリング】
 土曜日はボルダリングをやった。クラッシュパッドを背負って、まずはくじら岩へ。2年前に登った「エイハブ船長」1級にトライ。上部左サイドカチから右手上部ホールドを3回目くらいでキャッチし登ることができた。以前よりボルダリングの力が落ちているわけではなさそうで良かった。続いて「穴社長」3級も登っておいた。あとは「穴社長」2段に手を出すも2手目のポケットがどうしても取れず、らちが明かないので諦めた。
 午後の後半はヴィクターに移動して、「サブウェイ」3級をやることにした。この課題はまだ登れていないのだ。ヴィクターに行くと、4人グループがトライしている。メンバーに指導しているらしき女性は、あとでメンバーの1人に聞いたら遠○由○さんだという。そうか、顔と名前が一致した。そういえば二子にも来ていたかな。さすがインストラクターなのでムーブがうまい。
 その中の1人の女の子が、逆サブウェイともいうべき、サブウェイを右から左にたどってやっていた。この女の子も5.13を登るという。強いなあ。普通のサブウェイは最後に直上して抜けるが、この逆サブウェイは直上するところの下からほとんどシットスタートに近い低さから始める。両手は目の前にマッチできるホールドがある。右下にフットホールドがあるが、すぐに左足を手と同じ高さにヒールフックして、右足を切って左足に乗り込み左上部のホールドをピンチで取りに行くというのが、出だしのムーブのようだ。あとで、私もやってみたが、このスタート自体はできる。
 遠○さんグループが去った後で、くじら岩にいたグループが、コンケーブ側からこちら側に移動してきて、一緒にサブウェイをやることになった。さきほどまでは、中間部のホールドが遠くてできなかったのだが、このトライでここを突破。その後も窮屈な姿勢で落ちそうになるが、なんとか持ちこたえクリアすることができた。サブウェイ3級クリア。やった。その後は雨が降り出してきて、時間も夕刻になり切り上げた。
 テント場に着くといよいよ雨が強くなってきた。少し待てば雨脚が弱くなったのだが、猛烈に降っている時にテントを張ったものだから、全身びしょ濡れになってしまった。車の中で服を着替え、雨が弱くなったところでテントに荷物を運びこむ。

【3日(日):タヌキ岩】
 日曜日はI澤さん、T橋さん、K藤さんと合流し、タヌキ岩に行くことになった。タヌキ岩には以前ロクスノにも紹介されていた「トロロ」5.12aという小川山では珍しいかぶったルートがあるのだ。
 I澤さん達は「自然薯」5.11a/bという。適当なアップルートが他にないので、私はいきなりトロロをやることにした。日本100岩場を見ると、ボルトの数が多い。相当長そうなルートだ。ヌンチャクをたくさんぶらさげて登り始める。4ピン目から5ピン目の右への廻り込みが最初の易しめの核心か。そこから本当はさらに右に回り込むのが正解なのだが、誤って左上してしまった。
 行き詰まってしまい試行錯誤してクライムダウンしようとしたとき、ホールドを取り損ねてフォール。ロープにぶら下がったと思った刹那、身体が逆さまになり身体が岩壁に激突した。その瞬間のことは覚えていないが、後頭部をぶつけたし、どこかから血が出ている。やばい。逆さまになった身体はなかなか宙づり状態では起こせない。すぐにテラスにロワーダウンで降ろしてもらった。左腕の前腕から血が流れていて、服にも血が散っている。後頭部を触ってみると、はげしく痛むが出血は無いようだ。背中も痛む。ロープをほどいてもらって、横になって休むことにする。二子でフォールした人が頭を岩壁に激突するシーンを見たことがあるので、すぐに頭部へのダメージが心配になったが、コブができているだけで血は出ていない。
 左上したところから落ちて振り子のように振られ岩に激突したようだが、最初のインパクトはロープが吸収してくれているはずで、岩への衝突では腕と背中でも受けたのでその分頭部への衝撃が軽減されたのかもしれない。左肩も痛む。危険を承知していることを前提にヘルメットをかぶっていないわけだから文句は言えない。しかし、本当に危なかった。一つ打ちどころが違っていればヘリを呼ぶ事態になっていてもおかしくないのだ。ルートのラインを誤った完全に私のミスだ。帰宅後に身体をあちこちを見まわしたが、確かに背中もぶつけた痕がある。ハーネスのレッグループが擦れたらしく内股にも擦りキズがあるし、ロープバーンなのか右足首あたりにも擦りキズがある。ほかにも細かなキズがあちこちにあるのだだ、骨が折れるようなことがなかったのは良かった。こんなことをやっていたら身体がいくつあっても足りない。

 7年ほど前に、荒川の土手付近で買ったばかりのマウンテンバイクに乗っていて、停止する寸前の大型トラックと正面衝突して跳ねとばされたことがあった。歩道と車道を分ける間隔が自転車が通れるほどの2本の鋼製ポールの間を抜けた直後にトラックにぶつかって、そのまま身体はアスファルトの上をザーッと数メートル歩道側に流されたのだが、狭いポールの間をすり抜けるようにして、身体をポールにぶつけずに済んだ。身体を意識して避けたわけではなく、まったくの偶然なのだが、あの時鋼製ポールに頭部を激突していたら、即死していてもおかしくはなかった。路面で擦られて腕も足もザリザリに擦り向けてしまって、近くにいた人が救急車を呼んでくれて病院に運ばれたのだが、擦りキズの手当てをしただけで、骨折もなく歩くことができた。
 横になって休んでいて、あの時の感覚が蘇った。ヤバさではトラック事故のほうがヤバかったと思うが、ちょっとの違いで死んでしまってもおかしくなかったのが、こうしてあちこちがズキズキ痛むくらいで済んでいる。ヘンな感覚だ。トラック事故の後は、あの時一度は死んでいたんだな、などと思ったりもしたものだ。

 さて、3人が自然薯をトライしているうちに、興奮した身体がだいぶ休めてきた感じになったので、ケガしているにも関わらず2便目を出すことにした。5ピン目までかけたヌンチャクは最後には回収しないといけないし、それよりも単純に登りたいというのがクライマーのサガというものか。フォールしたところから先はテンションを交えて何とか登って行く。ムーブそのものは特段複雑なものはないが、レストしつつラインを誤らないようにいかないといけないかな。すでにオンサイトトライではないから、ラインうんぬんは関係ないが。
 終了点の3つほど手前に下降支点が作ってある。どうやらロープの長さが足りないので、降りる際にここで一度ピッチを切るために作られているらしい。ここから先は傾斜も緩くなり易しそうだし、ロープを掛け替えるのが面倒なので、ここまでとする。
 さらに休んで本日最後の3便目を出す。ケガをしているにも関わらず、下降支点手前の核心部分まで奮闘して行くも、ここでテンションしてしまったが、身体が元気ならイケそうだ。
 3人も自然薯が登れた。I澤さんがトロロをトップロープで登ってヌンチャクを回収しておしまい。時間がちょっと早めだったが下山した。
 しかし、今回のフォールは大いに反省しなければならない。といってこれからヘルメットをかぶるかというと、かぶらないのだろうな。そういう危険を承知でこれからも登っていくのかと思う。
 ケガから2日経って、あちこちまだ痛いものの、ずいぶん軽減されてきた感じだ。

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