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南アルプス・シレイ沢で沢登り

 7月11日(月)は今シーズン4度目の沢登りとして、南アルプスは野呂川の支流、シレイ沢へ。シレイ沢は人気ルートらしく、今回もHN田さんの提案だ。

[乗合タクシーの予約]
 シレイ沢へは、芦安から夜叉神峠を経て、北岳の登山口となる広河原に至る林道の手前にあるシレイ橋から入渓することになる。
ただし、ネットで調べると、マイカー規制で夜叉神峠から先は一般車は入れないので、夜叉神峠に車を停め、路線バスでシレイ橋まで行き、シレイ沢を遡行したら、薬師岳~南御室小屋を経て、車を停めた夜叉神峠に戻ることになる。
 山梨県の観光資源課というところに電話すると、夜叉神峠に駐車できないわけではないが、50台と台数が限られており、満車だと戻って芦安に停めてもらうことになるという。11日は平日なのだがそれでも満車になるのかと聞くと、そういうこともあるという。本当かなあ?
 一方、芦安から出る路線バスの始発はこの日は7:40で、シレイ橋に着くのは8時半頃と遅くなる。海の日の三連休以降はもっと早いバスがあるのだが。
 そこで、もっと早い時間から出ている乗合タクシーについて聞くため山梨県タクシー協会に電話すると、ネットで調べたとおり、夜叉神峠には乗合タクシーは停まらないと言う。下山してくるのは夜叉神峠なので、車を芦安に停めておくわけにもいかない。念のため、乗合タクシーの会社の電話番号を教えてもらう。
 教えてもらった芦安観光タクシーに電話すると、11日はこの会社が乗合タクシーの当番の日とのこと。夜叉神峠から乗りたいのだがと相談すると、座席を2人分空けておくので夜叉神峠から乗れるとのこと。夜叉神峠のゲートが5時半に開くので、その少し前にはいてほしいとのこと。前夜発して、夜のうちに夜叉神に着くのでそれは問題ない。名前と連絡先を告げて予約しておいた。これで朝早く入渓できることになった。よかった。
 ついでに、この日夜叉神の駐車場は満車になりそうかと聞くと、まったくそんなことはないという。翌三連休は満車になりだろうが、つまり限られた週末だけのことなのだ。聞いてみるものだ。

[シレイ沢]
 日曜日の夜10時に西武新宿線の某駅でHN田さんと待ち合わせる。中央道を甲府昭和ICで降り、芦安を経て夜叉神へ。すでに日付をまわっている。ここのところ寝不足気味で眠い眠い。テントを張ってすぐに寝る。
 4時間ほど仮眠して月曜日朝5時前に起床。眠い。5時10分頃、乗合タクシーのワンボックスカー3台が早くもやって来た。料金を払って3台目に乗車。料金は芦安から乗っても、ここから乗っても均一の1,100円(うち100円は利用者協力金とうもの)。5時半にゲートが開く。タクシーには釣り人グループも同乗していた。どこそこの沢は釣れる、というようなことを話していた。林道を走る途中、北岳が望める。いいねえ。30分ほど乗って、シレイ沢に架かるシレイ橋で途中下車する。

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 空は良く晴れている。橋から見るシレイ沢は、いきなり滝が目の前を流れている。朝食を済ませ、遡行の準備をする。6時半に出発。橋のたもとにある残置のロープを伝って沢に降りる。

Imgp3886 
 なお、記述については「東京起点沢登りルート120」(宗像兵一編著/山と渓谷社 2010年発行)という沢登りのガイドブックにある遡行図を参考に述べることにする。

 出だしの滝を越え、ゴルジュ状にかかる滝を連続して越えて行く。20m滝は巻く。沢床は白い石の粒々となっている。上流の花崗岩が細かく砕けたものが流れてきたのだろうか。沢は西面のため陽が当らず、水流を浴びると寒い。そのうち陽が高くなってきて、滝の水しぶきを陽が照らすとキラキラときれいだ。

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 途中、ハングした岩から落ちる滝があり、その滝の裏を歩いて通れるようになっていて面白い。それでも水流を浴びるので冷たい。

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 その後現れる滝も直登したり、厳しいものは巻いたりして登って行く。Imgp3916 Imgp3919 Imgp3923 Imgp3931 Imgp3935 Imgp3937 
 20m滝を通過し、10時過ぎ、遠くにまっすぐに落ちる滝が見える。25m滝のようだ。Imgp3939 Imgp3940

 他の遡行図には白い滝とあるものだ。落ち口の左岸側にあるザレた花崗岩のスラブを上がって巻くようだが、このスラブ通過が悪そう。ロープを出して左上していく。実際はもっとスラブを直上してから適当なところをトラバースするのかも知れないが。細い灌木にランナーを取りながら通過した。

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 巻きを終え、再び滝を越えて行くと、二俣に出る。Imgp3953 Imgp3954 Imgp3957 Imgp3961 
 右俣に入るとすぐある滝は左俣との間から巻いて行く。その後も小滝があるが水量がずっと減ってくる。やがて水が涸れてしまうのだが、岩はあるので乗っ越して進むのだが、なかなか厳しいのもある。思い切りハイステップで乗り上がったり、フリークライミングのようにムーブをちょっと考えてハング気味の凹角を行ったり。0.3番のキャメロットを持ってきていたのだが、花崗岩のクラックにばっちりランナーが取れる。持ってきて良かった。Imgp3966 
 それら岩もなくなり細かい花崗岩のザレた斜面となってきて、足元が崩れて登りにくい。沢登りそのものは終わってしまっているので、左岸側の尾根にあがって、樹林を手がかりにして登る。やがてハイマツもヤブ漕ぎとなり、かき分けながら少しずつ進む。先頭を行くHN田も大変そう。横を見ると、鳳凰三山の稜線が同じ高さに見える。そろそろ稜線に出ても良いはずだ。

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 前方のハイマツの間に花崗岩が見えてきたと思ったら、14:10稜線に出た。右手のほうに見えるのが薬師岳だろう。すごく登り応えがあるという沢ではなかったが、花崗岩の白色がキレイな沢だ。沢靴を履き替え、お湯を沸かしてコーヒーを飲む。雲が出てきて北岳方面の展望は望めなかったのは残念。

 稜線はなだらかで歩きやすい。鳳凰三山は高校2年生の5月のゴールデンウィークに来たことがあるので、何十年ぶりのことだろうか。Imgp3983

 遠くでゴロゴロと雷鳴が聞こえる。稜線を歩いていて雷雨に遭うのは勘弁してほしい。夜叉神峠に向かって南下していく。薬師岳のすぐ先の薬師岳小屋に2人の登山者がいた。さらに南御室小屋に向かって行く途中も登山者に会う。15時半に南御室小屋に到着。外では数人の登山者がのんびり過ごしていた。

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 ゴロゴロとまだ聞こえる。ひたすら緩やかな登山道を進んで行く。我々は少しずつでも高度を下げているのでまだ良いが、反対に向こうから登って来る登山者にとっては、延々と緩い登りが続くので結構大変なはずだ。登りは急でも短いほうが良いかな。Imgp3986 Imgp3988

 夜叉神峠に着いたのは17時半。雲で北岳は望めない。車を停めた夜叉神峠登山口に向かって下って行き、18時15分過ぎに帰着。雷鳴はすでに聞こえなくなって久しかったが、雨に降られずに済んで良かった。
 甲府盆地にある温泉センターに寄ることにしたが、そこまでの10数㎞の道のりはHN田さんが運転してくれた。仕事でマニュアル車を運転することがあるそうで、我がルーテシアのクラッチ操作も運転しているうちに慣れてきた様子。慣れない左ハンドルについてもカーブの多い道を走るうちに車幅感覚に慣れてきたようだ。う~む、こんなことならもっと前から運転をお願いしておけば良かった。温泉後にファミレスで夕食を済ませ高速道路に乗ったが、あとは私が運転した。次回は高速道路の運転もお願いしようかな。そうすれば私が1人で運転し続けることもないし、その間車内で寝ることもできそうだ。
 今期4度目の沢登りは特に危ない場面もなく、キレイな光景を楽しめた。梅雨明けして夏本番となったが、今夏はフリークライミングはもちろんだが、沢登りにも積極的に行きたいなあ。

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