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小川山でフォールして流血…

 7月に入り最初の週末、2~3日も先週に続き小川山へ。

【2日(土):ボルダリング】
 土曜日はボルダリングをやった。クラッシュパッドを背負って、まずはくじら岩へ。2年前に登った「エイハブ船長」1級にトライ。上部左サイドカチから右手上部ホールドを3回目くらいでキャッチし登ることができた。以前よりボルダリングの力が落ちているわけではなさそうで良かった。続いて「穴社長」3級も登っておいた。あとは「穴社長」2段に手を出すも2手目のポケットがどうしても取れず、らちが明かないので諦めた。
 午後の後半はヴィクターに移動して、「サブウェイ」3級をやることにした。この課題はまだ登れていないのだ。ヴィクターに行くと、4人グループがトライしている。メンバーに指導しているらしき女性は、あとでメンバーの1人に聞いたら遠○由○さんだという。そうか、顔と名前が一致した。そういえば二子にも来ていたかな。さすがインストラクターなのでムーブがうまい。
 その中の1人の女の子が、逆サブウェイともいうべき、サブウェイを右から左にたどってやっていた。この女の子も5.13を登るという。強いなあ。普通のサブウェイは最後に直上して抜けるが、この逆サブウェイは直上するところの下からほとんどシットスタートに近い低さから始める。両手は目の前にマッチできるホールドがある。右下にフットホールドがあるが、すぐに左足を手と同じ高さにヒールフックして、右足を切って左足に乗り込み左上部のホールドをピンチで取りに行くというのが、出だしのムーブのようだ。あとで、私もやってみたが、このスタート自体はできる。
 遠○さんグループが去った後で、くじら岩にいたグループが、コンケーブ側からこちら側に移動してきて、一緒にサブウェイをやることになった。さきほどまでは、中間部のホールドが遠くてできなかったのだが、このトライでここを突破。その後も窮屈な姿勢で落ちそうになるが、なんとか持ちこたえクリアすることができた。サブウェイ3級クリア。やった。その後は雨が降り出してきて、時間も夕刻になり切り上げた。
 テント場に着くといよいよ雨が強くなってきた。少し待てば雨脚が弱くなったのだが、猛烈に降っている時にテントを張ったものだから、全身びしょ濡れになってしまった。車の中で服を着替え、雨が弱くなったところでテントに荷物を運びこむ。

【3日(日):タヌキ岩】
 日曜日はI澤さん、T橋さん、K藤さんと合流し、タヌキ岩に行くことになった。タヌキ岩には以前ロクスノにも紹介されていた「トロロ」5.12aという小川山では珍しいかぶったルートがあるのだ。
 I澤さん達は「自然薯」5.11a/bという。適当なアップルートが他にないので、私はいきなりトロロをやることにした。日本100岩場を見ると、ボルトの数が多い。相当長そうなルートだ。ヌンチャクをたくさんぶらさげて登り始める。4ピン目から5ピン目の右への廻り込みが最初の易しめの核心か。そこから本当はさらに右に回り込むのが正解なのだが、誤って左上してしまった。
 行き詰まってしまい試行錯誤してクライムダウンしようとしたとき、ホールドを取り損ねてフォール。ロープにぶら下がったと思った刹那、身体が逆さまになり身体が岩壁に激突した。その瞬間のことは覚えていないが、後頭部をぶつけたし、どこかから血が出ている。やばい。逆さまになった身体はなかなか宙づり状態では起こせない。すぐにテラスにロワーダウンで降ろしてもらった。左腕の前腕から血が流れていて、服にも血が散っている。後頭部を触ってみると、はげしく痛むが出血は無いようだ。背中も痛む。ロープをほどいてもらって、横になって休むことにする。二子でフォールした人が頭を岩壁に激突するシーンを見たことがあるので、すぐに頭部へのダメージが心配になったが、コブができているだけで血は出ていない。
 左上したところから落ちて振り子のように振られ岩に激突したようだが、最初のインパクトはロープが吸収してくれているはずで、岩への衝突では腕と背中でも受けたのでその分頭部への衝撃が軽減されたのかもしれない。左肩も痛む。危険を承知していることを前提にヘルメットをかぶっていないわけだから文句は言えない。しかし、本当に危なかった。一つ打ちどころが違っていればヘリを呼ぶ事態になっていてもおかしくないのだ。ルートのラインを誤った完全に私のミスだ。帰宅後に身体をあちこちを見まわしたが、確かに背中もぶつけた痕がある。ハーネスのレッグループが擦れたらしく内股にも擦りキズがあるし、ロープバーンなのか右足首あたりにも擦りキズがある。ほかにも細かなキズがあちこちにあるのだだ、骨が折れるようなことがなかったのは良かった。こんなことをやっていたら身体がいくつあっても足りない。

 7年ほど前に、荒川の土手付近で買ったばかりのマウンテンバイクに乗っていて、停止する寸前の大型トラックと正面衝突して跳ねとばされたことがあった。歩道と車道を分ける間隔が自転車が通れるほどの2本の鋼製ポールの間を抜けた直後にトラックにぶつかって、そのまま身体はアスファルトの上をザーッと数メートル歩道側に流されたのだが、狭いポールの間をすり抜けるようにして、身体をポールにぶつけずに済んだ。身体を意識して避けたわけではなく、まったくの偶然なのだが、あの時鋼製ポールに頭部を激突していたら、即死していてもおかしくはなかった。路面で擦られて腕も足もザリザリに擦り向けてしまって、近くにいた人が救急車を呼んでくれて病院に運ばれたのだが、擦りキズの手当てをしただけで、骨折もなく歩くことができた。
 横になって休んでいて、あの時の感覚が蘇った。ヤバさではトラック事故のほうがヤバかったと思うが、ちょっとの違いで死んでしまってもおかしくなかったのが、こうしてあちこちがズキズキ痛むくらいで済んでいる。ヘンな感覚だ。トラック事故の後は、あの時一度は死んでいたんだな、などと思ったりもしたものだ。

 さて、3人が自然薯をトライしているうちに、興奮した身体がだいぶ休めてきた感じになったので、ケガしているにも関わらず2便目を出すことにした。5ピン目までかけたヌンチャクは最後には回収しないといけないし、それよりも単純に登りたいというのがクライマーのサガというものか。フォールしたところから先はテンションを交えて何とか登って行く。ムーブそのものは特段複雑なものはないが、レストしつつラインを誤らないようにいかないといけないかな。すでにオンサイトトライではないから、ラインうんぬんは関係ないが。
 終了点の3つほど手前に下降支点が作ってある。どうやらロープの長さが足りないので、降りる際にここで一度ピッチを切るために作られているらしい。ここから先は傾斜も緩くなり易しそうだし、ロープを掛け替えるのが面倒なので、ここまでとする。
 さらに休んで本日最後の3便目を出す。ケガをしているにも関わらず、下降支点手前の核心部分まで奮闘して行くも、ここでテンションしてしまったが、身体が元気ならイケそうだ。
 3人も自然薯が登れた。I澤さんがトロロをトップロープで登ってヌンチャクを回収しておしまい。時間がちょっと早めだったが下山した。
 しかし、今回のフォールは大いに反省しなければならない。といってこれからヘルメットをかぶるかというと、かぶらないのだろうな。そういう危険を承知でこれからも登っていくのかと思う。
 ケガから2日経って、あちこちまだ痛いものの、ずいぶん軽減されてきた感じだ。

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