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2011年8月

書籍「日本登山大系4 東京近郊の山」

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 今日は仕事のあと、池袋のジュンク堂へ。

 白水社から刊行されている「日本登山大系」という全10巻のうち、第4巻の「東京近郊の山」という高い本を買った。

 10巻に日本中のバリエーションルートや沢が紹介されている本らしいのだが、1997年発行のもので、売り切れのため手に入らないものもあるようだ。

 今までこういう本に手が伸びることはなかったが、これらの本を見て各地の山に出かけているという人の話しを聞いて興味が湧いた。

8月さいごのクライミングジム

 8月も早や終わりだが、昨日30日は仕事を終えてからベースキャンプへ行ってボルダリング。

 茶色3級をあれこれトライしてから、緑色2級にもトライ。

 けっこうバシバシとトライしたので、手指も腕もヨレた。

 登れたのも登れなかったのもあったけど、それなりに身体が動いてくれたから良かったかな。

8月最後の週末も雨がち…、小川山~甲府幕岩へ

 週末のたびに天気が悪い今年の夏。8月最後の週末も天気予報を気にしながらの出発となった。同行者はIS見さん23才。わ…若い。自分のこのくらい若ければもっと登れるんだろうなあと思っても仕方ない。

27() 小川山】

 朝、JR武蔵野線の新座駅で待合せ、関越道~上信越道経由で佐久ICで降り、した道を一路廻り目平へ。前夜まで降っていたはずの雨で岩は濡れているはずだし、今も空は曇りがち。テントのうえにタープも張って、妹岩に行くことにする。駐車場でI澤さんに会う。久しぶりだ。

 靴を脱いで沢を徒渉し、妹岩に着くとぐっしょり濡れていてとても登れる状態ではない。やっぱり…、がっかりだ。隣りのマラ岩に行くと、A井さん・Mよさんペアに会う。レギュラーあたりは乾いているらしくこれを登ることにする。IS見さんは鹿児島県出身とのことで、地元の岩場で最高グレードである5.12b/cまで登ったことがあると言う。この春、千葉県に来たそうで、小川山に来るのは初めて。

 そんなわけで、隣りのイレギュラーも登ったところで雨が降り出してきて、雨具を着込んで仕方なく下山する。A井さん達は日帰りでもう帰ると言う。昼頃、廻り目平のあずま屋で休憩。雨でどうせ今日はもう登れないだろうと思い発泡酒を飲んでいると晴れ間が出てきた。

 ちょっと酔い気味ながら、IS見さんがやりたいという小川山レイバックのため親指岩へ。4人パーティーが登り終えるのを待つ間、反対側のクレイジージャムを見に行く。このルートはいずれ登ってみたいが、クラックの練習をきちんとやらないと。IS見さんはレイバックをあっさりオンサイト。私も飲酒登はんでちょっと身体が重いが再登。この日はこれでおしまい。Imgp4334

 キャンプ場で再びI澤さんに会う。アジアの星をトライするためアプローチの長いゴジラ岩に向かったI澤さん達は途中で降られて、この日は全く登れなかったという。お気の毒に。

夜から再び雨が降り出す。しかもザーザーとずっと降り続く音がする中、テントで寝る。これだけ降られては明日登るのは無理そうだ。

28() 甲府幕岩】

 朝6時に起きる頃にようやく雨が上がるもあたりはびしょ濡れだ。小川山で登れそうなところはちょっと思い浮かばない。そうそう乾かないはずだ。そこで、雨が上がれば比較的乾きが良いと思われる甲府幕岩に行ってみようと提案した。昨年、小川山や瑞牆山がびしょ濡れでも、甲府幕岩は乾いていたことがあったので、それに賭けてみることにした。

 信州峠からクリスタルラインを経て、甲府幕岩へ。手前のダートも何とか走行できた。さすがの甲府幕岩も濡れていたが、長いルートの上のほうは乾いているように見える。そこで下部はびしょ濡れながらHAVEでアップする。続いて、宿題のパストラルに行くも左のカンテが濡れてダメ。深海の幻想は昨夏あっさり登ったはずが、今回は湿り気味で核心でテンションしてしまう。既登のシルキーは今回もあっさり登れた。この頃になると乾いたルートが増えてきた。小川山から転進してきたらしい人の話しでは、この日も小川山では日中雨が降ったらしい。甲府幕岩に移動して正解だった。これまた既登のキルトを登った後、未トライの「カルトがいっぱい」5.11cをやってみることにした。2便出すも登れず。残念。終了点のスリングがあまりにもボロボロだったのでナイフで切り捨てて、持参した細ロープをダブルフィッシャーマンで結んでおいた。今回は細径の未使用ロープを使ったが、リードに使わないロープなら押し入れに何本もあるので、適当に切って持ってくることにしよう。こういう時に面倒くさがらずに、結び替えたいものだ。

 夕方近くになり雨が降り出しそうな気配になったので、二人ともけっこう登って疲れていたこともあり、あがることにした。

 小森川林道からクリスタルラインを右に曲がったらすぐに通行止めになっていた。観音峠から太刀岡方面には行けない。看板には930日まで工事のため通行止めとある。太刀岡方面から甲府幕岩を目指す人はご注意を。詳しくは県のHPで林道情報を確認してほしい。

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 再び小森川林道を走り、岩下の集落から竜王方面にひた走る。夕食は、甲府昭和ICにも近い、知る人ぞ知る「ぼんち食堂」へ。とにかくお腹いっぱい大盛りが食べたいという人は一度行ってみては。私は普通のラーメン450円を注文したが、面の量は普通の倍以上ある。餃子も一つがバナナくらいあるし。カツ丼を注文したIS見さんは、食べきれずに、持ち帰り用に容器をもらっていた。

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 帰りの中央道の渋滞には辟易した。30㎞と表示されている。走るにつれて渋滞の距離が短くなったものの、帰宅したのは日付をまわってから。登るよりも渋滞の運転のほうが疲れる。

 天気はいまいちだったが、それなりに登れたので、良しとしよう。小川山に残ったI澤さんはゴジラ岩でアップ後に再び降られたらしいから。

映画「ヒマラヤ 運命の山」

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この週末は天気が悪いのでクライミングにも山にも行かず。

土日ともスポーツクラブに出かけた。

スポーツクラブに行くなんて何か月ぶりだろう。

マシンで筋トレしたほか、プールでも泳いだ。

久しぶりに泳いだが、相変わらず長い距離を泳げない。

クロールで25m泳いでは休むの繰り返し。

力を入れ過ぎてるのかなあ。

今日はそんな感じで1,000m泳いだので、疲れた。

もっと楽に長く泳げるようになりたいものだ。

まずは50mが目標かな。

昨日は、池袋で山の映画を観てきた。

「ヒマラヤ 運命の山」という映画で、ラインホルト・メスナーがナンガ・パルバートのルパール壁を登る実話で、弟のギュンターが下山中に遭難するのは有名なお話し。

 先月観たラインホルトが生還するシーンは、先月観た映画「運命を分けたザイル」を思い出す。

 ということで、山の映画はなるべく観るようにしている。

週末前夜、B-PUMP荻窪へ

 週末は天気が悪いようだし身体が疲れてもいるので、クライミングの計画はなし。

 そこで、週末を前に行くことはないジムに行ってきた。

 何時間もずっと登ってはいられない。

 頑張っても3時間かな。

 腕もそうだが、指皮が痛くなってきてしまう。

瑞牆山・カサメリでクライミング & 奥秩父・豆焼沢で沢登り 後編

1415日 豆焼沢で沢登り】

 荒川水系の沢は、5年前に自身2度目の沢登りとして行った水晶谷がある。けっこうハードな2日間だったと記憶している。このあたりでは昨夏、遭難者を救助するために向かった防災ヘリが墜落するという痛ましい事故があった。それを取材に行った記者二人も遭難死するという三重遭難の現場だ。

 豆焼沢は水晶谷、古礼沢、ブドウ沢のある滝川本流とはずっと下流で出合う沢だ。HN田さんは以前にも遡行したことがあるというが、その際は天気が悪かったことも有滝はほとんど巻いたという。

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[初日

]

 出会いの丘にあるヘリポートからワサビ沢を下降すれば豆焼沢の下部を省略することができるが、せっかくだから滝川本谷の豆焼沢出合から遡行する計画だ。入渓点へは、国道を秩父方面に歩いて某所から斜面を降りて行くのだが、行く人はこの下降地点をご自身で見つけてほしい。以前水晶谷に行く際に下降したところとほとんど近いはずだが、今回はよく踏まれた踏み跡を見つけた。これを知っていれば滝川本谷への下降はスムーズだ。踏み跡をたどって行くと作業道を横切る。さらにすぐ下に流れが見える。沢に出たところは出合ではなく、豆焼沢だった。午前8時。出合はすぐ近くのはずで、作業道を少し下流に歩いてから降りれば良いはずだ。

遡行図として参考にしたのは例によって

「東京起点沢登りルート120(宗像兵一編著/山と渓谷社 2010年発行)という沢登りのガイドブックだが、入渓点として紹介されているのはワサビ沢からなので、ここからワサビ沢の間は載っていない。

沢靴に履き替え遡行開始。ワサビ沢までの間は結構歩き、しかも巨大な堰堤を3つほど巻かなければならない。そういう点で面白いわけではないので、ワサビ沢から入渓して、この区間を省略するのも分かる。しかし、一度は歩いておかないとどんなところか分からないし、今回は2日間行程なので時間に余裕がある。

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上空に赤い豆焼橋が架かるところがワサビ沢出合だ。940分頃。ここから少し進んだところで二人が釣りを始める。特にK谷さんは釣り名人とのことだが、残念ながらこの時の釣果はなし。30分ほど釣りで過ごした後遡行を再開。ガイドブックにある①6m滝は左壁を登る。Imgp4226

やがて上空に黄色い雁坂大橋が架かる②ホチの滝25mが現れる。ここは右岸にある巻き道を使う。豆焼沢の巻き道は全般的に明瞭で歩きやすい。Imgp4230 Imgp4235

続く③5m+3mがクライミング的には一応今回のハイライト。下部5mは右壁に残置スリングが見えるのだが、水流を乗っ越すのがちょっとキビそうだ。二人は巻こうと言うのだが、試さずに諦めるのはもったいない。残置ハーケンにかかるスリングに手を伸ばすと届いた。左手の水流を越えるのももしかしたら何とかイケるかも知れない。上部のホールド次第だが。2本のスリングのうち1本をナイフで切り捨て、自分のヌンチャクをかけてランナー兼A0用として、そのヌンチャクをつかんで身体を引き上げる。残置ハーケンは持ち堪えてくれている。水流脇の岩壁のホールドをつかみ、水流の中に足をつっこむと思ったより足が流されず、イケると感じた。そのまま左上に乗り込み左側に移る。よかった。上部に大きな倒木がたてかかっており、これに長いスリングをかけてフォローをビレイする。Imgp4236 Imgp4238

二人も水流にビショビショになりながら続く。狭いビレイ点から上部3mもいちおうロープを結んだまま、再び私がリード。短い乗っ越しなのだが、K谷さんが持ってきたカムをせっかくだから使った。ばっちり効いている。

小滝を越えて進んで行くと、④5m+5mトオの滝が現れる。下段はしっかりホールドを探しながら行けば水流の左側を登れる。試しに取り付いたらそのまま登れてしまったので、ロープを下に投げて、まずはザックを引き上げてから空身の二人をフォローした。上部は左側が階段状で易しい。

ここから先1時間ほどの行程は遡行図での現在地がよく分からないのだが、やさしいところを進んで行ったと思う。Imgp4249 Imgp4254

そうすると⑤滝450mというのが現れた。ここを登るには相当の覚悟と準備が必要らしいので、今回は当然パス。Imgp4258 これまたよく踏まれた巻き道を使う。

どこの巻き道だったか、途中で鹿の全身骨格の白骨を発見。頭骨や足の骨だけなら他の沢でも見かけたことがあるが、ここまで揃っているとは。誰かが散らばっているのをわざわざまとめて置いたのかな。Imgp4260

その後も小滝を登ったり、大きめの滝は巻いたりしながら、午後4時にビバーク地に到着。岩の上に鹿の角が立てられている場所だ。HN田さんは前回やはりここで泊まったという。

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HN

田さんがタープを張ってくれる。K谷さんは夕食のために上流に釣りに行ったがこれまた釣れなかったようで、戻って焚き火を熾し始めた。

私はというと焚き火の枝拾いはやったが、身体の不調が水に濡れたことでガタガタと震えが止まらなくなってきた。持参した乾いた服に着替えても寒いので、ダウンシュラフを服と雨具の間にぐるぐると巻いているといるとだんだん暖かくなってきた。そういうわけでほとんど役立たず状態だったのだが、滝で頑張ってリードしたことで勘弁してもらおう。焚き火を熾し、夕食の準備が進むうちに雨がポツポツと降って来た。ザーザー降りにはならなかったがタープの下に逃げ込んでHN田さんが作ったゴーヤチャンプルーを食す。そのうち私はうたた寝をしてしまったようだが、暗くなった7時半頃再び起きたところでタープの下に三人並んで横になって寝ることにした。寒がりの私はエアマットをしっかり敷いて、先ほどのシュラフにシュラフカバーをかけて寝た。これでさすがに寒い思いはせずに済んだ。

[2

日目]

 6時起床。朝食はパスタ。

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 今日の行程で難しいところはないはずだ。⑨スダレ状50mは流れの真ん中を登って行く。小さなゴルジュを抜けて行くのは快適で楽しい。Imgp4286 Imgp4289

 場所は忘れたが、高めの岩を乗っ越す場面があった。K谷さんが乗り上がれそうにない様子のところ、HN田さんが下にかがんで何やらやろうしている。スポットでもするのかなと思ったが、ショルダーつまり自分の肩を踏み台にして登ってもらおうというものだ。ショルダーというのは知ってはいたが自分ではやったことがなかったので、ここは私が交代して二人に先に登ってもらった。こういう発想が臨機応変にできるのが沢登りでは必要だと気付いた。ほとんどしゃがんだ状態だったが、人の足の荷重を肩や首の後ろに受ける感じは体験できた。もっと高い乗っ越しでは、下の人が直立した状態で、その上に立つということもあるだろうから、その際はまずは肩の上に立ってもらって、下の人が立ちあがるのかもしれない。

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 やがて右手にガレがあるところで本流から左手の枝沢に分ける。本流はガレ気味なので、左手の緑に苔むした沢のほうが階段状で登り易そうだ。Imgp4304

 ガイドブックにあるとおり、やがて給水タンクが現れた。コンクリート製の箱だ。

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 ここを横切る登山道というのが最初見つけられなかったのだが、タンクの下流20mくらいのところを横切っていた。940分頃。ここで登山靴に履き替える。空は曇っているようだ。登山道をたどって行くと雁坂小屋に着く。誰もいない様子。

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 下山路の黒岩尾根ではキノコ博士のHN田さんが見つけたキノコを解説してくれる。

 写真は取らなかったがチチタケというのは、傘をちぎると断面から乳液状のものがにじみ出てくるので、この名があるという。生でも食べられるというので、ちょっと食べてみた。味は特にない。

 マスタケというキノコは、魚の鱒の肉の色に似ているのでこの名前が付いたという。たくさん食べるとお腹に良くないというので採取せず。Imgp4317

 ハナビラタケは、HN田さんも実物を見るのは初めてということで、家で食べてみるというので採取。

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 倒木にたくさん生えていたのはツキヨタケということで、夜に光って見えるという。近くだと新聞の文字も読めるくらいだという。ツキヨタケの見極めは、割くと根元の部分が黒くなっているという。確かに黒い部分がある。ツキヨタケは毒キノコとのこと。

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 タマゴタケを発見。傘が開ききっておらず良さそうだ。タマゴタケは昨夏やはりHN田さんに教えてもらって覚えたキノコで、私でも見極めがつく。斑点のない時の毒キノコのベニテングタケと間違えやすいそうだが、軸がオレンジと黄色の斑のツートンカラーで一見毒々しいのがタマゴタケだ。土を掘ると根元に白い袋がある。私が持ち帰って食べることにした。Imgp4323

 水晶谷方面に降りられそうな踏み跡があったり、登山口近くの分岐には昨夏のヘリ事故を受けて注意喚起の立て看板があった。Imgp4324

 延々と歩いて林道に出る。さらに歩くとトンネルの脇に出て豆焼橋の向こうに出会いの丘が見える。

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 こうして1345分くらいには車に帰着。

 ちょうど同じ頃に沢登りスタイルの男性二人も戻って来た。我々と同じく前日から車が停めてあった。滝川本谷を歩いたという。

 運転は再びHN田さん。道の駅大滝にある温泉に入り、ソフトクリームを食す。なんだかんだと時間が過ぎ、夕食を途中で食べることにする。私が以前一度入った悦楽苑という食堂に入った。店のご主人の趣味か、釣り道具などがたくさん飾られている。ここの食事はけっこう大盛りだ。ミソラーメン600円を注文したがモヤシが山盛りで満腹になる。Imgp4330

 こうして今回の沢登りは終了したが、体調を整えて臨まないといけないとちょっと反省。というより困るのは自分自身だ。

瑞牆山・カサメリでクライミング & 奥秩父・豆焼沢で沢登り 前篇

お盆の1315日は、HN田さんとK谷さんと3日間、クライミングと沢登りで過ごした。K谷さんはHN田さんと同じ山岳会の人とのことで、私は今回初対面。

12()夜に、西武新宿線の駅でHN田さんを車に乗せ、続いて調布駅でK谷さんを乗せ、調布ICから中央道に乗る。ところが、今回私の体調がいまいち、というか良くない。カナダ旅行の機内で痛めて喉は咳が止まらず、寝不足気味でもある。たまらず談合坂でK谷さんに運転を代わってもらう。左ハンドルのマニュアル車なのでちょっと慣れないようだった。しかも、夜中にも関わらず渋滞し始めた。延々と続く渋滞を行くと、キャンピングカーっぽい車が横転していた。この車のせいで渋滞していたのか~。須玉ICで降りて、瑞牆山の植樹祭広場に着いたのは深夜2時頃。眠い眠い。さっさとテントを張って寝る。

13日 カサメリでクライミング】

薄着のまま寝たせいか、翌朝目覚めると風邪気味っぽい。体調がすぐれないのに、さらに悪くしてどうする。N川さん達に会う。前日から一週間ほどここでキャンプして過ごすという。

カサメリへの林道を走るのはちょっと心配だったが、むしろ去年よりも走り易くなっていたかもしれない。これなら私の車でも行ける。

HN田さんもK谷さんもカサメリに行くのは初めてとのこと。駐車スペースからカサメリ沢にかかる丸太を渡って、7月に登ったコセロックに行く。まずは私がトータルリコール5.10bを登って皆でこれを登る。N川さん達もやってきた。

私は枝沢の対岸にある納涼岩の「マスター・オブ・ザ・ゲーム」5.12bをやってみることにした。ヌンチャクをかけながら登るもどうも岩が湿っぽい。出だしの直上は登れるが、小ハングを左に回り込むところでたまらずテンション。その後は浅い割れ目にあるホールドを伝って左上するのだが、ただでさえ保持しにくいのに湿気で滑る。チョンボしまくりで終了点へ。左上から終了点への直上するところがさらに悪く、乾いていてもできるかどうか。せっかくヌンチャクをかけたのでもう1便出したが、やるだけ無駄になるので回収して下りた。

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HN田さんがトータルリコールをレッドポイントしたので、コセロックからモツランドに移動することにした。K谷さんはたぬき5.10aにトライ。HN田さんはミルクミルク5.10cをオンサイト。Imgp4198

私はきのこ5.11dという短いルートにトライするも、出だしがえらく悪い。斜めの悪いリップそのものは取れるが、その奥の遠いホールドを取ってマントルするというのはとてもできそうにない。これも3便ほど出したが、下部はまるで歯が立ちそうにない。上部のハング越えは大丈夫だ。HN田さんはたぬきもあっさり登って、この日絶好調の様子。私はトライした2ルートどちらも登れなかったが、まあ体調のせいにしておこう。

 午後3時を過ぎた頃、ゴロゴロと雷鳴が聞こえた。どしゃ降りに遭うのはたまらないので、すぎに荷物をまとめて車に戻った。結局、すぐに降り出す様子はなかったが。あいかわらず調子が悪いので、二人どちらかに運転をお願いしたところ、HN田さんが立候補。7月に南アルプスのシレイ沢に行った際に帰りに少し運転したのだが、もっと練習したいのだという。こちらも助かる。クリスタルラインを走り、甲府幕岩の近くを過ぎ、太刀岡の前を通り、敷島町の温泉施設で汗を流す。夕飯は郊外型の大戸屋で。けっこうおいしい。

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雁坂トンネルを越え、秩父側にある出会いの丘でテント泊。

暑い暑い、B-PUMP荻窪へ

 カナダ旅行から帰って日本の暑さに辟易しながらも、9()は仕事のあと荻窪へ行った。

 最近は長々と遅くまでジムで登る気力が続かない感じ。

 長くて3時間というところ。

 まあ、それでもコンスタントに登っていられれば良いかな。

南秋川・熊倉沢左俣で沢登り

 カナダから帰国した翌5()は、疲れて部屋で休んでいたが、日曜日は少しは癒えたのか、というより時差ボケのせいか午前4時に目が覚めてしまった。じゃあちょっと出かけることにしようと思い、以前の沢登りの代替案として地形図を用意していた南秋川にある熊倉沢に行くことにした。荷物をすぐにまとめ、車で出発。

 武蔵五日市駅を過ぎ檜原村に入る。南郷集落から矢沢林道に入る。林道を進むと、熊倉林道の分岐が現れるが車停めが置いてあるので、その前に車を停める。Imgp4160

参考にしたのは例によって

「東京起点沢登りルート120(宗像兵一編著/山と渓谷社 2010年発行)という沢登りのガイドブック。熊倉沢は左俣と右俣があり、さらに左俣は西沢と東沢に、右俣は右沢と左沢に分かれている。

ガイドブックにも紹介されていたのだが、計画は、左俣の西沢を遡行し、熊倉山を経て、東沢を下降、続けて右俣の右沢を遡行し、左沢を下降するというもの。

 車で通るにはちょっと厳しそうな熊倉林道を20分ほど歩くと、作業小屋が見えたところが左俣への入渓点だ。仕事道にかかる木橋をくぐったりして西沢に入る。

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 小さな滝を越えながら進んで行く。クモの巣が多くて辟易する。途中伏流になったりして、たいした時間もかからないうちで稜線の登山道に出た。難しいところはまったくなく、あっけなく終わったが、ガイドブックにある最後の⑧8m滝と⑨3CS滝らしいものはなかったので、どこか二俣で別に逸れてしまったのかもしれない。

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そのまま熊倉山を経て、東沢への下降点を探す。地形を見ながらそれっぽいところを降りて行くと、やがてチョロチョロと流れが出てくる。小滝ではクライムダウンする。相変わらずクモの巣が多い。Imgp4181

入渓点に帰着。続けて右俣に行く計画で、まだ午前中だったが、やっぱり旅行の疲れが抜け切れていないようだし、それよりもまたクモの巣だらけの沢を行くのがイヤだったので、これで終わりにして車に戻ることにした。途中、瑞穂町の好日山荘でクライミングのチョークを買って帰る。

カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記⑨ (8/4~5 バンクーバーを発ち、帰国)

 現地84日。帰国便は1310分発なので、11時までにレンタカーを返却して、搭乗手続きをするため朝8時半には宿を発つ。結局、これでも早すぎることはなかった。長々と待って搭乗手続きを済ませると、出発時刻が迫っており、ゆっくり買い物もしていられない。お土産はすでにかってあるが。

 定刻に離陸して約10時間後、日付を越えて成田に着いたのは5日の午後3時。解散して、電車を乗り継ぎ帰宅。それにしても日本は暑い。

 帰国した翌日は土曜日なのだが、さすがに出かける気にはならなかった。クライミングの疲れと寝不足や時差ボケもあり、片付けをしたほかは、冷房をつけて部屋の中で寝て過ごした。

カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記⑧ (8/3 ウィスラー見物後、ノルディックロックNordic Rock)

 クライミングができるのはこの日が最後だ。まだ行ったことのない岩場に行こうということになり、私はスキー場で有名なウィスラーを見てみたかったので、まずはそこを観に行こうと提案した。距離は50㎞ほどだが、車ならすぐだ。夏のウィスラーも人がたくさんいた。ウィスラー山へのリフト乗り場やブラッコム方面へのリフトがある。そこにはマウンテンバイクのコースが作られていて、雪のない季節はこのオフロード自転車の大会も開かれているらしい。小ぎれいなウィスラービレッジの中を散歩してから、岩場へ。

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近くにあるノルディックロックNordic Rockに行くことにした。99号線から入ってすぐだ。アパートの駐車場に車を停め、まずはSwiss Cheeseという岩へ。「The Cat Came Back5.94つ星の易しいルート。続いてMidway Wallの「Ain’t Nothin’ But A Thing5.11aをあっさり登る。

それから皆で垂壁のMain Wallへ。ここには垂直の良いルートが揃っている。ウィスラー見物ついでに来た岩場だが、良いところだ。午後は陽があたって暑いが。「Hidden Little Secrets5.11aをオンサイトして、皆がやっている4つ星の「You Snooze You Lose5.10dをフラッシュ。ほど良くホールドが小さいが、小さ過ぎず快適に登れるルートだ。さらに隣りの「Quicksilver5.11cも良いルートでフラッシュできた。

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それから私は「Minutes from Home5.12aをやることにした。下部は良いが、上部に核心が待っている。1便目はラインを誤りフォール。夕方、2便目を出しも、核心部で保持できず再びフォール。乾燥しているが陽があたって少し手がぬめった感じだった。惜しくも登れなかったが、ルートはこれまた4つ星で楽しい。壁は右にあるルートほどグレードがあがるようだ。

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最後の夕食は、宿近くのパークサイドという店でフィッシュ&チップス(サーモン)を食べる。クライミング自体はこうして終了。5.12台を含めいくつも登れたし、初めてカナダに来れたのは良かった良かった。

カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記⑦ (8/2 三度目のチェアカマスCheakamus Canyon)

 3度目となるフォゴットゥンウォールForgotten Wallへ。右端にある「Forgotten Realm5.10aでアップ後、「Rug Munchers5.11dに通算4便目を出すが、手順を間違えまたしてもテンション。ダメだ。レスト後の5便目でようやくレッドポイント。

 午後から、これまたFIXヌンチャクがある「Just Can’t Do It5.13a/bに手を出す。13台なんて歯が立たない次元だが、ヌンチャクが掛けっ放しなので回収のことを考えなくて良いので。しかし、一段上がったところからいきなり悪いホールドになり、じばたばした末にさっさと断念して降りた。

 気を取り直して、隣りの「Mike’s Link Two5.12aをやることにした。1便目、ハング下まではいけるが、ハング下から左に抜けるところでホールドが取れずテンション。ガバがあることが分かりトップアウトしておく。2便目ではアンダーの引きつけに耐えられず再びテンション。レストが足りなかったか。ずっと休んだ3便目でようやくレッドポイント。ムーブが難しいわけではないのだ。

 最後にConroy’s Castleにある「Bullet the Blue Car5.10dという4つ星をやる。4つ星だけあって楽しい。この岩場には短いツアー期間にも関わらず3日も通ったが、良いルートがいくつもあった。

カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記⑥ (8/1 サンクチュアリThe Sanctuary)

この日はM岡さん達がお疲れ気味ということで、早めに終えることにして近くの岩場に行くことにした。選んだのはサンクチュアリThe Sanctuaryという岩場。街から99号線をはさんだ向かいにある病院の脇を通り、新しく宅地開発された様子の住宅地の中を抜けたところに岩場への入口がある。車は住宅地の中の道路に路駐。小さな木橋を渡り林道を歩いて行くと、どこかで左手に入るはずなのだが、これが間違っていた。山の中をだんだん不明瞭になる踏み跡を進んで行くのだが、ピンク色のテープが続いているので、それを頼りに進んで行く。崩れそうな斜面を登ったりと大変だ。明らかにサンクチュアリに向かっているのではないはずなのだが、数10分後に本に載ってなさそうな岩場にたどり着いた。ルートがいくつかある。ここでは登らずに、引き返すことになったが、別の踏み跡を発見。テープの色も黄色だ。良く踏まれた道で、それをたどって行くと、分岐に出た。そのそばの木に岩場の表示があり、一方は目的地のサンクチュアリ、我々がやって来た方はサニタリウムとある。

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 サニタリウムはスコーミッシュセレクトには載っていないが、興味のある人は行ってみては。というか、日本から来てわざわざそのために行くような岩場ではないかも。

 サンクチュアリの岩場のThe Basementという側は奥武蔵の北川ふうにかぶっている。「Placebo5.11aという短いルートをやってみたが、ハング越えで上部のガバを遠くテンション。

 皆がWest Wingという西面で登ると言うので私も行く。「The Prairie Dog Express5.11bにトライ。中間部の核心がこれまた遠いガバ。三角穴に左手、右手はサイドカチの体勢からランジして上部のガバをキャッチできて、2便目でレッドポイントできた。

 ヌンチャクを残しておいたPlaceboにもう1便出すも結局同じところでできず。自分も疲れているようだ。午後2時を過ぎ、まだまだ早いのだがあがることにした。

いったん宿に戻り解散してから、一人車を走らせミュリンへ。駐車場がものすごく混んでいたが、何とか空きを見つけて停める。広いカナダで、どうしてこんな狭い池に人が集まるのか、と思いながら車を降りる。3日前に触ったトラバースボルダーをやるためだ。横に延々と長い課題中、中央あたりからスタートして右半分はすでにできていた。スタート位置を少し左に移して、もう一度おさらいする。近くのベンチで食事をしている人達や通り過ぎる人達の視線を感じる。

 こうして2度登った後、ずっと左からスタートすることにした。この岩の左端はシットダウンスタートっぽい何段あるか分からない課題があるようだが、そこから8mほど右に寄ったところからスタートした。細かい手と足のホールドが悪くて先日は越えられなかったのだが、この時はできた。そのままどんどん右にトラバースしていくのだが、30mはあろうかという長さで疲れてくる。しかし、要所でレストできるので、何とか右端まで辿りつき、頭上にマントルして終了。V2V3をまとめてイケたらV4で良いかなぁ。黒本によれば1級か。腕がパンプ気味だ。メンバー集合後、夕食はホワイトスポットというファミレスへ。けっこう美味しい。

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カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記⑤ (7/31 観光後、再びチェアカマスCheakamus Canyon)

朝は雨があがっていたが、地面は濡れてしまっているので、岩場も同様だろうということで午前中は観光や買い物をすることにした。まず、ザ・チーフの近くにあるシャノンフォールShannon fallsという滝を観に行く。Imgp4079

 観光スポットになっているのだが、滝の右側のスラブにもルートがあるだ。雨のせいで滝の水量が多く迫力がある。ザ・チーフの麓の駐車場に行き、キャンプ場を抜け、巨大な岩の基部を歩いて見た。はるか上までのびる大きなスラブを眺める。すごいなあ。

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 11時頃にスコーミッシュの街に戻ると、通りに人が大勢集まっている。ちょうどパレードが始まるところのようだ。スコットランドの衣装を着た楽隊など小さな列が音楽を演奏しながら歩いてくる。小さなパレードですぐに終わってしまったが、たまたま見ることができて良かった。

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 セーブオン近くのクライミングショップ・クライムオンに行き、皆で買い物。すでに持っているバーブのベリコパンツの色違いとスポルティバのソリューションを買った。ソリューションを使いこなせるかどうかというのはこの際問題ではなく、日本では2万円を越えるこのシューズを何割引きかの値段で買っておくということが肝心なのだ。

ホテルでちょっと休み、午後から前日のチェアカマスの岩場に向かう。前日2便出した「Rug Munchers5.11dにトライするも、大穴のホールドがぐっしょり濡れていてテンション。あらら。

気を取り直して、これまた前日2便出した「From Beneath5.12cにトライ。ムーブは前日固めていたので、それを再現する。現地クライマーは力づくで核心部を抜けていたが、ハンドジャムやキョン、身体を向きを変えながらレイバックに持ち込むなどムーブを工夫することで、もっと力を使わずにいけるはずだ。そうして確実にレッドポイント。やった。自己最高グレードである5.12c3便で登れるとは、グレーディングがちょっと甘めかなと思うが、下部のアプローチ部はともかく、上部は4つ星だけあって楽しい。よく乾いていたし。

左隣りにあるM岡さん達がトライしている「The Incredible Journey5.12aに私も参戦。本には5つ星とある。1便目は中間部の核心でテンションしてしまったが、19時を過ぎて出した2便目でレッドポイントできた。核心は3箇所か。序盤はリーチで届けば難しくない。中間部の丸っこい岩を乗っ越すのはちょっと工夫を要する。時最後の核心は私はクロスムーブで突破。長いルート中、いろいろ変化があって5つ星なんだと言える。この日は5.12台を2本も登れて満足。相変わらず帰りが遅くなり、買い出しを済ませてホテルへ。

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カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記④ (7/30 チェアカマスCheakamus Canyon)

 クラックの多い他の岩場と異なり、ボルトルート三昧というチェアカマスに行くことにした。中でもチェクChekというエリアのフォゴットゥンウォールForgotten Wallはガイドブックを見る限り、良さそうなグレードが揃っているので、ここに行って見ようと私は提案した。

 ウィスラー方面に25㎞ほど走り、Conroy Creekという林道に入る。林道を進むと左手に駐車スペースがあるが、これは途中のThe Gymの入口のようだ。さらにもう少し車で登って行くと広い駐車場となっており、左手にすぐConroy’s CastleForgotten Wallがある。アプローチは徒歩0分だ。登攀禁止になった金比羅よりも近い。結局短いツアー中、この岩場には3日通うことになる。

 まずはConroyにある「Clear Cut5.10aでアップ。M岡さんとK暮さんは隣りの2ピッチのルートを登る。Forgotten Wallに移動し、「Junkyard Patio5.11aをやってみることにした。中間に核心部があるのだが、粘って突破しオンサイトできた。ふう。

 続いて「Rug Munchers5.11dをやることにした。このルートはボルトにヌンチャクがfixされており、自分でヌンチャクをかける必要がない。スリング部分もワイヤーだ。人気ルートの一つのようで、ほかにもこのようにヌンチャクがフィックスされたルートがある。4つ星で楽しいルートなのだが1テンしてしまう。

 右奥にある「Spider Bite5.11b/cは凹角から右に移るルートなのだが、何だかずいぶんと易しく、あっさりオンサイト。

 もっと難しいルートをやろうと思い、岩場入口近くにある「From Beneath5.12cをやることにした。これもヌンチャクがかかっているルートだ。有笠のサンダンスのように上がかぶった岩だ。下部はアプローチのようなもので、ハング下からが核心だ。テンションしながら何とかトップアウト。このトライでだいたいムーブが分かり、イケそうな感じを得た。

 皆がやっている「Creepy Crawlers5.11aをフラッシュしたあと、From Beneath2便目を出す。ハング下から左に抜ける際に右手をハンドジャムし、それから右足をキョンしながらレイバックの姿勢に持って行きたいのだが、その時右足が滑ってしまいフォール。惜しい~。いちおうトップアウトしておく。

 最後に再びRug Munchers2便目を出すも、この日はたくさん登ってヨレており、テンションしてしまう。ここの岩場は、前日までの1ピン目が遠かったりランナウトするような怖いエリアではなく、日本にある岩場と変わらない感じで気軽に楽しめるところでおススメだ。

 夕飯は帰る途中のバーガーキングで済ます。ハンバーガーが大きくてお腹がいっぱいになる。夜中から雨が降り出す。結構ザーザー降りだ。明日は登れるかなあ。

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カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記③ (7/29 再びミュリンMurrin)

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 8時半に宿を出発。今日は午後にS水さんがやって来る。バンクーバーからスコーミッシュまでバスで来るはずだ。S水さんを車でM岡さんが迎えに行くので、遠くの岩場ではなく、やはり前日行ったミュリンに行くことにした。

 池のそばのZoeでアップすることにした。「Zoe5.10aだけ登って、前日のペトリフィングウォールのLeftのうち、さらに左にある「No Name Road5.11bをやることにした。これまた1ピン目が高く、8mはあるんじゃないだろうか。右上するバンドを登った先に1ピン目があるのだが、ここまで到達するのだって緊張する。その1ピン目まで直上するのは5.12cのルートで、間に2ピンくらいある。チョンボしながら登り、その先の5.11b部分を登る。あっという間に午後になり、M岡さんがS水さんを迎えに行くために岩場を離れる。

その後の2便目でNo Name Roadをレッドポイント。他はもっと厳しそうなルートばかりなので、場所を変えることにした。駐車場からスコーミッシュ方面に車道を少し歩いたところにあるナイトメアロックNightmare RockK暮さんと向かう。クラックのほか、ボルトルートが少しはあるようだが、良さそうなのがない。結局、「The Big Barn Door5.10dという岩壁に板状に寄りかかっている岩のルートをK暮さんが登り、私はそれをトップロープで登った。そのうち、S水さんとM岡さんもナイトメアにやって来たが、Zoeに行って登るとのこと。あとを追うようにミュリンの駐車場に戻り、S水さん達も加わり、そばにある「Murrin Traverse Wall」という岩で皆でボルダリングをやった。地面すれすれをトラバースするもので、ボルダリングマットもいらないので、手軽にボルダリングが味わえる。横に30mはあろうかという長さで、縦にすれば立派なルートだ。あとでクライミングショップにあったボルダリングのトポ本をちらっと見たところ、この岩の右と左で課題が二つに分かれていたが、どちらかがV2で一方がV3だった。日本の段級グレードでは何級といったくらいか。前日に続き20時過ぎまで登ってから、ホテルに戻った。このボルダーには後日、私一人でまた来ることに。

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カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記② (7/28 ミュリンMurrin)

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カナダに到着したこの日は午後だけの行動となるので、セーブオンというスーパーで買い物を済ませ、先ほど通りかかったミュリンに行くことにした。小さな湖というか池があり、その周辺にいくつか岩場がある。99号線に面した駐車場に車を停めるのだが、駐車場は夜中は閉められているようだ。スコーミッシュセレクト31頁には朝7時から夜10時までとの標識の写真があるが、現在は夜9時に変更されている。緯度が高いので、つまり、それくらいの時間まで明るいのだ。

ボルトルートが揃っているらしいペトリフィングウォールPetrifying Wallに向かうが、アプローチが分かりづらい。池沿いの遊歩道のベンチ裏の岩場Zoeを横目に見ながら、少し先を山側に入るようだが、31頁の地図に記載されていないトイレのある分岐まで行ってしまうのは行き過ぎだ。少し戻って数段の石段があるところが入口。しばらく歩くとRightという花崗岩の壁が現れる。左手に降りて行くと、Leftという壁が続いている。どれも1ピン目の位置がえらく高い。日本ではまずないようなところにボルトが打たれている。Leftに行く。

アップしようにも5.10台がないので、「Pleasant Pheasant5.11a という5つ星のルートをやることにした。細かなムーブは覚えていないが、慎重にマスターで登りオンサイトできた。まずはカナダでの1本目だ。小川山のようにザラザラした花崗岩ではない印象だ。

続いて隣りの「Elastic Man5.11bをやることにする。これまた1ピン目が高い。取り付くも途中で落ちたら大変なので、クライムダウンして日本から持参した秘密兵器チョンボ棒を使ってロープをかける。そうして取り付いたルートはこれまた細かなムーブは覚えていないが、核心でテンションしてしまう。20時近くになっても空は明るく最後の3便目を出してようやくレッドポイントできた。

M岡さんもK暮さんもこの岩場のルートには苦戦していた。大柄のカナダ人サイズなのか、ホールドも届けばガバだが、それがえらく遠いという場面が多い。小柄な女性のようにそのホールドが届かないとグレードがぐんと難しくなってしまうだろう。

再びセーブオンで買い出しをして宿に帰る。遅くまで明るいので調子に乗って登っていると寝るのが遅くなってしまう。日本を発ってスコーミッシュ入りし、ミュリンで登るという長い一日が終わった。

カナダ・スコーミッシュ クライミング旅行記① (出発編)

 7月28日~8月5日の日程で、カナダのスコーミッシュSquamishという街の周辺でクライミングをしてきた。海外の岩場で登るのは昨年末のタイ・プラナンに続いて2度目。

【カナダ・スコーミッシュ】
 カナダのバンクーバーは、ご存じのとおり昨年冬のオリンピックが開催されたところで、スコーミッシュはそのバンクーバーからスキー場で有名なウィスラーに行く途中にある街だ。バンクーバーからの距離は60㎞ほどか。スコーミッシュからウィスラーへはさらに50㎞くらいかな。99号線という国道だか州道だかを走る。
 スコーミッシュは、ザ・チーフという岩山が街の近くにドンと聳えており、クラッククライミングが主体なのだが、周辺の岩場にはボルトのルートもある。

【準備】
 今回、スコーミッシュ行きの話しが出たのは5月の終わり頃。安い航空券を手配するには遅かったのだが、M岡さんと行き先を含めメールでやり取りするうちに、K暮さん、S水さんも加わり、計4人となった。U野さんに紹介してもらった旅行会社に私から連絡して、メンバーと日程を調整しながら飛行機とレンタカーを予約した。この調整がなかなか大変だったけれど、結果的に予約できて良かった。行きは7月28日の夕刻のエアカナダの直行便で成田を発ち、同日午前中にバンクーバーに到着する。帰りは8月4日の昼過ぎの便で現地を発ち、翌5日午後に帰国する。ただし、S水さんは一日遅れで日本を発ち合流することになった。飛行機が予約できたので、ネットで宿を探した。今は便利なもので、日本語サイトでスコーミッシュの宿が簡単に予約できた。予約した宿はオーガスト・ジャック・インというところ。
 装備面では特別用意するものは無かった。はっきり言って普段クライミングに行く装備をそのままいつものヨレたザックに入れてあるだけ。涼しいと聞いたので、防寒着を少し持った。
 トポ本は、スコーミッシュセレクトSquamish Selectというのを、クライミングジムや登山用品店ではなかなか見当たらなかったので、アマゾンで取り寄せておいた。
 レンタカーを運転するので、国外運転免許証も取っておいた。新宿の都庁にある免許センターで手続きしたが、あっという間に発行してくれる。しかし、有効期間が1年しかないのに手数料が高すぎる。
 現地通貨カナダドルを少し両替しておいたのだが、結果的にはほとんどその必要がなかった。買い物はカードで済むからだ。手数料を考えてもその方が損しない。

【現地入り】
 7月28日(木)午後3時過ぎ、成田空港のえあかなだのチェックインカウンター近くで、M岡さん、K暮さん、私の3人が集合。手続きを済ませ、搭乗口へ。17:10発の便だ。

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 搭乗時間は約9時間。到着は日本では翌日の未明でも、行き先のバンクーバーでは同日の午前10過ぎなので、機内で寝ておかないと、この日一日がものすごく長くなってしまうのだ。しかし狭いシートではろくに眠れない。しかも機内が乾燥しているせいか、のどを痛めてしまったようだ。旅行中、ずっと咳が止まらず悩まされることに。
 バンクーバー空港の建物を出ると、良く晴れて空気はカラッとして涼しい。レンタカー会社のある建物は目の前。エイビスの受付カウンターで予約票を見せて、車のカギを渡される。事前に旅行会社に聞きながら車の大きさを決めたのだが、用意されていたのはダッジのグランドキャラバンというミニバン。3列シートで荷室も大きく、十分すぎるほど大きい。
 M岡さんも国外運転免許証を取ったそうだが、旅行中は基本的に私がずっと運転した。当然左ハンドルで、オートマ。車線は日本と逆の右側通行。日本では左ハンドル車で左側を運転しているのだが、こうして右側を走るのが左ハンドル車としては自然なのだ。というわけで違和感なく走れた。99号線を北に向かえばバンクーバー市内を抜けてスコーミッシュに行けるはずなのだが、市内を抜けるのがちょっと分かりにくくて間違えたりしたが、そのうち街中を出る。
 車内から眺めただけだが、バンクーバーの小ぎれいな印象だ。通りもビルも何だか日本と違ってゴチャッとしていない。デザインの違いなのかなあ。戸建ての住宅地はもっときれいだ。庭の緑もよく手入れされている感じだし、家のデザインも色もさっぱりと落ち着いていながらも個性がある。日本のどこにでもある住宅地には存在しない景観だ。
 バンクーバーを出て、ウィスラー方面に走る。昨年のオリンピックに向けてウィスラーに向かうこの道が整備されたらしいが、全区間拡幅されたというわけではなく、途中歩道のないような狭いところもあった。しかし、他は高速道路のように走れる。スコーミッシュまでは約60㎞。道を間違えたりもしたので、2時間近くかかってしまったが、スコーミッシュの街の手前左手にミュリンMurrinという岩場のあるところを過ぎる。ここミュリンにはこの日と翌日の2日間通うことになる。ミュリンを過ぎると景色が開け、スコーミッシュの街とザ・チーフの岩山が目に飛び込んでくる。おお~、良い眺めだ。小さな街中を走ると予約した宿がすぐに見つかった。本当に小さな街なのだ。昼過ぎだったがまずはチェックインをして荷物を部屋に運び込む。

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