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2011年9月

後半の連休は、太刀岡山・小川山へ

 9月に2度ある3連休のうち後半は太刀岡山と小川山へ。2325日の3日間のうち、初日は太刀岡山、残りの2日間は小川山という行動になった。メンバーは、K坂・T橋・K池・N舘・Y崎と私の6人。

22日夜に車2台で出発する。北杜市内の某所にK坂さんが家を持っており、そこをベースにして泊まり、毎日岩場に通うことになる。食品スーパーも至近で、田舎にしては便利な場所だ。

23() 太刀岡山】

 起きてT橋さんのトヨタ・ウィッシュ1台に6人が乗り込み、目的地の小川山に向かう。なお、3日間岩場への往復は私がずっと運転した。空が曇っていてどうも天気が悪いようだ。路面も濡れている。信州峠を越えて、川上村に入りナナーズを過ぎたあたりでポツポツと雨が降ってきた。小川山方面はどんよりと曇っている。これでは廻り目平に行っても仕方ないということになり、雨が降っていなければ比較的乾きの良い甲府幕岩に行ってみようと言うことになった。

再び信州峠を越え山梨県側に戻る。岩下の十王から小森川林道に入るとゲートが閉まっている。がーん、行けない…。先日の台風のせいだろうか。おそらく甲府幕岩に至るための林道はどこも閉鎖されている可能性があるので、甲府幕岩は諦めようと話したのだが、企志 ひし)から行ってみようと言う提案で、悪い林道を行ってみることにした。集落を過ぎるととたんに道が悪くなり、車の腹が時々石にぶつかるようになる。これはマズい。車のオーナーであるT橋さんの判断で引き返すことにした。おそらくもっと奥でゲートが閉まっていたのではないだろうか。結局、甲府幕岩も諦めることにする。

私はアプローチに林道のない太刀岡山に行こうと提案し、そこに行くことに決まった。茅ヶ岳の登山口であるホッチ峠を越え、太刀岡山に着く。曇り空ではあるが、路面も乾いている。小山ロックに着くと、祠のある西面は乾いている。その他はちょっと湿り気味だが、時間が経つにつれて乾いてきたところもあった。

ここ太刀岡山は、私は一昨年10月に左岩稜を3人で登りに来たことがあるきりだ。まずは西面の「バーボンを片手に」5.10bを登る。出だしが一応の核心か。続いて南面の「チェリーブロッサム」5.10bも登る。これも出だしが核心のルートだが、2年前にトライした時は全然登れなかった記憶がある。当時より力は付いたらしい。これらを皆でトップロープなどで登る。それにしても他には誰も来ない。後で聞くと小川山は濡れて登れなかったらしいから、こちらに転進したのは良い判断だった。私は「ハッピーバースデイ」5.11aをオンサイトしたあと、となりの「ルートキラー」5.11cにトライ。上部の核心で力尽きてフォールしてしまいオンサイトを逃す。2便目で確実にレッドポイント。

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最後にやった北面の「太陽が恋しい」5.11aという短いルートでは、これまたつまらないところでフォールしてしまい、すぐに下りて深呼吸3回で再び登り始めレッドポイント。T橋さんもハッピーバースデイをフラッシュし、久しぶりという5.11台完登で嬉しそう。

明野の広域農道にある温泉施設に寄って汗を流し、スーパーで買い出しをしてから須玉のK坂宅に戻る。皆で鍋を食べお酒を飲んで寝る。

24() 小川山】

 5時半に起床。泊まっているところは普通の民家なので、台所を使ってしっかりと料理ができる。ご飯、みそ汁、焼き魚、納豆、卵等々の正しい日本の朝食を済ませて出発。今日は雲一つない快晴だ。ひと月ぶりに訪れた廻り目平は車でいっぱいだ。空気もすっかり秋めいて涼しい。目的のエリアは妹岩。堰堤のところで徒渉するが、台風が過ぎてから数日経つというのに水量は多い。冷たい水を堪えて裸足で渡る。妹岩は「ジャックと豆の木」などは濡れているようだが、他のルートは登れそうだ。私は「イレギュラー」5.10dをやるも下部は日陰で岩が冷たく、手がかじかんできてテンションしてしまう。冬の二子山での冷たさに比べたら何でもないはずだが、冷たさに慣れていない指には堪えた。

 私がやりたいルートは昨夏少しトライしたままの「イエロークラッシュ」5.12a。トライ中の人がいて、かかっているヌンチャクを借りてまず1便出してみる。ホールドやムーブなど当然忘れてしまっているので、テンションしまくり。最終ボルトの手前が核心で、小さくピンチするようにつまむホールドがあるのだが(おつまみホールドと呼ぶことにする)、それを取るのが悪い。トライ中の男の人もそれで苦戦しているらしい。やがてMねさんもやってきた。Mねさんも先々週からイエロークラッシュにトライし始めたとメールで連絡があったので、この日もおそらく来るかなと思っていたら、やっぱり来た。

この3人で順にトライすることになるが、私は次に「カサブランカ」5.10aという有名なクラックルートをやることにした。これは数年前に一度トップロープで登ったことがあるので、ぜひリードしてみたかったのだ。クラックがフレアしている記憶があり、ジャミングした手がすっぽ抜けそうで怖いイメージがある。T橋さんもこれにトライしているのだが、惜しくもフォールしてしまう。自分のに加え、皆から借りたカムをジャラジャラとぶら下げて登り始める。前半はフェイスのスタンスも使えて順調に登って行けるが、上部でフットジャムをきちんと決めないと登れない核心らしいセクションに至ると俄然厳しくなってきた。クラッククライミングなどほとんどやったことがないので、付け焼き場のジャミングではボロが出るのは時間の問題だった。クラックに小さな切り株がある数m下だろうか、1番キャメをセットしてロープをたぐろうとしたところで、痛いフットジャムが滑ってフォール。何m落ちただろうか、その下の1番キャメが効いて止まってくれた。ジャミングとは名ばかりで、どうしてもフィエス登りの癖で指に力を入れ過ぎていたのかも。前腕がヨレてしまった。切り株を過ぎ、終了点へ。クラックは精神的に疲れるので、とてももう1便やる気にはならない。

イエロークラッシュに復帰することにする。トライ中の男の人がおつまみホールド付近でムーブを変えてみるとのこと。私もそのムーブを試すことになるが、すでに疲れて2便目もテンションだらけ。この日のイエロークラッシュのトライはこれでおしまい。

残った時間で、「カシオペア軌道」2Pのうち、1P目の5.10bをやることにする。これはY崎さんがトライしていたのだが、高い1ピン目から上部の大フレークに至るまでの間のスラブが悪いのだ。私は以前トップロープでやった記憶があるのだが、よく覚えていない。こんな厳しそうなスラブをどうやって登ったのだろう。

というわけで、初挑戦の気分で私もトライすることにした。1ピン目のところから、左側にある薄いフレークをうまく使って上部の薄い横長ホールド(ダイク?)を取り、手を返してマントル気味に身体を上げ、右のこれまた薄いコルネ状を取って上部の大フレークを取る。ほっと安心。あとはエイリアンを決めながら、ルート名通りにアルファベットのWの字を描くようにフレークをたどって左上する。だからカシオペア軌道と言うのだとY崎さんが教えてくれた。こうして1P目を完登。2P目はやらない。トップロープにしてY崎さん達も登る。他のメンバーはマラ岩下部のスラブをやっている。

廻り目平でキャンプするMねさん達と別れ、我々6人は下山。川上村のヘルシーの湯で汗を流し、買い出しを済ませてK坂宅へ。焼肉にお酒、そして寝る。そうそう、寝る前に皆でマッサージをやった。

25() 小川山】

 須玉の家を出て、再び廻り目平へ。今日は少し雲が多い。前日岩場に忘れ物をしたメンバーがいたこともあり、冷たい徒渉をこなして再び妹岩へ。私はイエロークラッシュをやりたいので、妹岩に行くことに異論なし。

 マラ岩のレギュラーでアップしたあと、イエロークラッシュにヌンチャクをかけに行く。労力を省くためチョンボ棒を使いまくってヌンチャクをかけて下りる。その前に、T橋さんは見事カサブランカをレッドポイント。

 他の人のビレイのため場所を離れ再びイエロークラッシュに戻ると、MねさんとH野さんのほかに、I澤さんも来ていた。I澤さんに会うのも久しぶりのことだ。この日は、Mね・I澤・私の3人でこのルートをトライすることになる。

 この日のトライ1便目、半分くらいまではつながったが、力尽きてテンション。左上の遠いサイドガバを取りに行くところで失敗。その上の核心部では、前日トライしていた男性がおつまみホールドを使わないムーブに変えようと思うと言っていたので、私もそれがどのホールドを使うのか確かめてみた。顔の前に来るホールドを右手でつかみ、左下の10㎝四方くらいの外傾スタンスに左足を乗せて、左上のサイドカチを取りに行くというもの。ハングドッグで試しているうちに何とかできそうなことが分かった。

 姉岩の「グラッシオ」5.10bを登ったりして、再びイエロークラッシュに戻る。2便目も似たような結果。やっぱり疲れているが、足位置などを少しずつ修正して行く。

 途中雨がパラつくが、イエロー…には影響なし。最後に3便目を出すが、もうヨレて完登どころではなかった。しかし、足位置をさらに修正したり、核心部のムーブ変更を確認したりして、できない箇所はなくなって、あとはいかにつなげるかという状態まで持ちこめたので良しとしよう。

 下山後I澤さんと別れ、メンバー6人でヘルシーの湯に向かうと、I澤さんに再び会う。行動パターンは一緒だ。須玉の家に寄って、皆で須玉IC近くの万福楼という中華の定食屋で夕食。

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 カシューナッツと肉の炒め物とラーメンの定食を食す。量はそれなりに多くて良い。トイレが店に似つかわしくないほど立派でキレイだった。

前半の連休は、有笠山へ

 9月に2度ある3連休のうち前半は有笠山へ。初日の17日は仕事だったが、18~19日の2日間で久しぶりに有笠を訪れた。初日から現地に行ったU野さん達は結局雨で登れなかったらしく、前橋にあるクライミングジムに行ったのだと言う。

【18日(日)は、南国エリア・アドベンチャーランド】
 18日のみ日帰りで参加するという初対面のHンクさんと早朝、東所沢駅で待合せ関越道に乗る。Hンクさんはアメリカ滞在が長かったそうで、アメリカ各地の岩場のことをいろいろ教えてくれた。アメリカの岩場に行きたいなら、とりあえずお勧めはレッドロックスというところだという。ラスベガスから近いらしい。
 そんな話をいろいろ教えてもらっているうちに、有笠山の麓のキャンプ場に到着。U野さん、N川さん夫妻、M岡さんと久しぶりに会う。さらにS木さんというマッチョな人も合流。
 東口への林道は大雨で大きく溝があちこちできたらしく荒れてしまっているという。最低地上高の低い普通の車ではとても行けないほどだというので、私の車を含めキャンプ場に残して、N川さんとM岡さんの車に皆で分乗して東口登山口に向かう。確かに林道が深くえぐれてしまっている。普通の車で来た人は無理せず、下に車を停めて林道を歩いたほうが無難だろう。
 今朝方まで降っていたという雨のせいでフェアリーロックはびしょびしょ。南国エリアに向かうとやはり濡れているものの、登れるルートもある。
 「旅館有笠」5.10aでアップしたあと、となりの「いろはにほへと」5.11c/dをトライすることにした。今夏はフリークライミングに行く機会が少なく、カナダツアー以来ほとんどまともに登ってないような状態なので、すっかり力が落ちてしまった感じだ。とても5.12台にトライする気にはなれなかった。しかし、この「いろは…」もこてんぱんにはね返されることになる。
 3ピン目までは濡れてはいるもののガバが多く登って行けるのだが、ハング下を左に窮屈にトラバースするところが核心で悪い。1便目は4ピン目をかけられず。2便目ではチョンボしながらトップアウト。腕がパンプしてしまって、とてもできそうにないのでヌンチャクを回収する。
 U野さん達が先に行っているアドベンチャーランドに移動する。皆は「いかだ下り」5.11bや「無人島」5.11bをやっていたので、私も無人島にトライ。1便目は核心で左足が滑ってフォール。2便目で確実にレッドポイントできた。それにしてもすっかり力が落ちてしまった。5.12aにトライしても今はとても登れそうにない。この秋、少しずつ調子を上げていかないとなあ。
 S木さんは出だしでランジする「感謝の心」5.12aを2便目であっさり落とす。このS木さん、本チャンを含めクライミング歴が長く、9才のときから雪山に登っていたと言う。そして、私が先日足尾のウメコバ沢に行ったと話したら、その昔そこでルートをいくつも開拓したのだと言うから驚いた。松木川沿いの林道は昔はウメコバ沢出合まで車で行けたのだと言う。どれだけ昔のことだろう。しかし、S木さんはまだ若いと言える齢なのだ。

 さて、沢渡温泉で汗を流し、この日で帰るU野さんとHンクさんと別れる。
残った5人でお酒を買うために沢渡温泉街から少し中之条寄りに行ったところにある酒屋に向かった。その店のじいさんと自販機が強烈だった。店内ではビールが売ってないというので、外の自販機に行く。お金を入れてボタンを押すのだが、缶が出てこない。何度も押してやっと出てきたと思ったら、押したのとは違うものが出て来た。しかも出てきたお釣りも足りない。続けて買おうとするとやはりボタンが反応せず。じいさんを呼んで自販機のカギを開けるよう言ってみたが、開けられないという返事。「(ボタンを)もっと強く押さないからダメなんだよ!」とか言われてしまう。そんなこと言われても我々も相当強く押している。やっと出てきたビールもやっぱり銘柄が違うし、今度はお釣りが多かった。多く出たお釣りをじいさんは見逃さず回収。何が出ても構わないと私も発泡酒を2本買う。並んでいる見本にない淡麗が出てきた。こんなアバウトでゆるい自販機と店の人は初めてだが、なかなか楽しめた。キャンプ場に戻る。

【19日(月)も、南国エリア・アドベンチャーランド】
 フェアリーはまだ濡れているので、再び南国へ。いろは…は核心部分が相変わらず厳しい。2便やってあきらめたが、なんとなくできそうなムーブが少しわかったので、いつかまたやる時はイケるかも。自信ないけど。S木さんは一撃。気分を変えて「予選落ち」5.11a/bにトライ。序盤でラインに迷って腕がまいってしまい、終了点直下でテンション。がっくり。2便目では確実にレッドポイントできたが、反省点ばっかりだ。
 N川さん夫妻が昼に帰る。後半は前日に続き残った3人でアドベンチャーに移動。ヨレヨレの私は「宝探し」5.10cをゆるく登ったあとは、既登の「いかだ下り」5.11bをやるもテンションしてしまう。出直しだ~。と、こんな感じで4時頃に終了して下山して車に乗ったところで雨が降って来た。セーフ。
 渋川方面に戻る間はものすごい大雨。その後も高速道には乗らず、ずっとした道で帰った。う~む、今回はマイナスなことばかり書いてしまったが、がんばろう。

3連休前夜、B-PUMP荻窪へ。今日は献血。

せっかくの3連休だというのに初日の土曜日は仕事のため登りに出かけられず。

なので、金曜日夜は仕事のあと荻窪に行って登っておいた。

で、本日土曜日の仕事は午前中で終わったので、午後は池袋の献血ルームに行って成分献血をしてきた。

献血は今回で31回目。

足尾 ウメコバ沢 中央岩峰 クライミング第2回 「右岩壁・右ルート」・「正面壁・直登ルート」

 土日に行ったばかりの足尾に914()にまたすぐ行くことにした。今回の同行者は今夏沢登りに一緒によく行ったHN田さん。HN田さんからどこかマルチピッチのルートに行こうとの話があった頃に、足尾に行く話も出てきたので、私としては二度目に行く時はアプローチなども分かっているはずだから行き易いだろうと思ったわけだ。そこで先の週末では、同行のIS見さんが凹角ルートダイレクトやチコちゃんを登ろうという考えのようだったので、ネットでの記録の多い右岩壁・右ルートを今回の目的にした。さらにこのルートが早く登れてしまえば、残った時間でもう一つ3ピッチほどのルートも登ろうとも考えた。

 13日の火曜日夜、HN田さんと待ち合わせ、関越道~北関東道を経て、深夜0時頃に銅親水公園に到着。睡眠時間を4時間取ることにして、翌朝はまだ暗い午前4時半に起床することにして、すぐにテントを張って仮眠。

 前回アプローチでバテバテだった私だが、今回は日帰りであることに加え荷物も余計なものはぐっと削ったつもりなので、普通に背負って歩けるくらいで収まった。先日歩いて様子がすっかり分かっている荒れた林道を休憩なしに歩いて行く。Imgp4444

 午前7時にはウメコバ沢出合に到着。私は持参した沢靴に履き替えたのだが、沢靴を忘れたHN田さんは裸足で徒渉。しかし先日よりは水量がずっと少なかったので、わざわざ沢靴を持って来なくても良かったかも。ウメコバ沢に入ってからもうまく石伝いに歩けばHN田さんのように靴を濡らさずに登って行ける。Imgp4447 Imgp4449 Imgp4451 Imgp4454 Imgp4456

14()午前「右岩壁・右ルート」】

右ルートの取り付きは文字まで書いてあって分かりやすい。到着後すぐに登はんの支度をする。私は核心らしい4ピッチ目をリードしたかったので、奇数ピッチをHN田さん、偶数を私がリードすることにした。

私のナップザックに2人分の飲み物や食料と下降用にHN田さんの靴を入れる。先日もそうだったが、私は一日中履いていても痛くならないくらいゆるいクライミングシューズを履いているので、それで下降することにするので靴は持って登らない。午前820分過ぎに登はん開始。表記グレードは前回同様、ネットで見つけた「足尾讃歌」から拝借。

1P目(Ⅳ):凹角を登っていく。テラスっぽいところに出るが、HN田さんはさらに一段登ったところでピッチを切ったようだ。Imgp4461

2P():ルート図のコメントにも書いてあったが、どこでも登れそうなところを適当に登って行く。木の根元でピッチを切るとあり、この木のことだろうと思われる木は確かにあったが、そこはスリングを巻いてランナーとして通過。さらにちょっと悪い箇所をこなした先でブッシュに入るのでそこでピッチを切った。

3P()2P目で私が長く登ったせいで、HN田さんのピッチはほとんどブッシュ帯の中を行くだけとなってしまった。右岩壁の取り付きに新しめのボルトが1本打ってあり、そこでピッチを切る。易しいのでHN田さんは肩がらみで時間を節約。よい判断だと思う。カムやスリングで何カ所も支点を取ってがっちりビレイ点を造るのはもちろん大切なことだが、明らかに易しいところでビレイ個所も安定していれば、こういうほうが時間を節約できる。コンテで登ってしまっても良いくらいの箇所だ。

 余談だが、アルパイングレードはよく分からないが、全般的にⅢ~Ⅴ級と記載されていても、体感的にはもっと易しく感じる。例えば昨秋登った錫杖の注文の多い料理店で、あるガイドブックに記載されているグレードは同じでももっと厳しかったと記憶している。

4P():いろいろな記録にはラインが3本あるとあり、それがどれなのかよく分からない。ボルトのずっと右手には大きな凹角があり見上げると灌木がたくさん生えていてあんまり楽しくなさそうだ。凹角の中でさらに2本に分かれているようにも見える。

 一方、ボルトの少し左手にも凹角がある。出だしに取り付くにはブッシュ帯の足元が切れるので、岩をほんの少しトラバースしてから凹角を直上する。カムや灌木でランナーを取りながら快適に登っていける。15mほど登ってから左のフェイスに出ると書いてあったが、確かにそんなライン取りになるので、登った凹角は正しいようだ。ちょとしたテラス状だったと思うがそこでピッチを切る。Imgp4470

5P():見上げると凹角の左手に幅広の割れ目がある岩が見えるので、そこを目指してHN田さんがリード。後半も凹角だったと思う。Imgp4480

6P目:ガレた斜面を登る。安定したところで枯れた大木で支点を取り肩がらみでビレイ。この斜面は岩屑だらけで落石には注意すること。あとで私はイヤというほど痛感することに。

 ロープを解いて中央岩峰の頭に向かう。まだ午前11時半前だ。登はん時間は3時間。けっこう良いペースで登れた。これなら同じ長さのルートをもう1本登れる。つまり正面壁の直登ルートだ。セルフタイマーで記念写真を取ってパンを食べてからすぐに下降に移る。懸垂ではHN田さんが先に降りる。

14()午後「正面壁・直登ルート」】

ガレ場を慎重に下り、右ルートの取り付きに置いた荷物がすぐ近くに見えるが、そこには戻らずに直登ルートの取付を探すために樹林帯の中に入る。先日登った凹角ルートダイレクトの取付を確認して、そこより左手にあるはずの直登ルートを探す。1P目の途中に切り下部があるはずなのだが、HN田さんがそれを見つける。取付はここだ。この直登ルートは、日本登山大系4東京近郊の山(白水社)には正面ルートと記載されているルートのようだ。1245分頃、HN田さんのリードで開始。

1-2P(Ⅳ+・Ⅴ+):上方に見える切り株を通り過ぎ、凹角を登って行く。HN田さんはここを一気に2ピッチ分登った。もちろんそのままではロープが足りなくなるはずだが、どうして登れたかと言うと、ビレイしながら私もじわじわと登っていたからだ。登りながらも、当然ビレイのためのロープは手放さないし、こんなことをやるのは自分が絶対に落ちない易しいところだと判断しているからだ。本来の2P目はⅤ+と難しそうなところがあるので、HN田さんがそのあたりにいる時は、動かずに止まってビレイした。HN田さんも急いで登る理由があって、それというのが、HN田さんの所属山岳会の下山報告の期限が夜8時までと早いことにある。さっさと登って下山して、ケータイの電波の入るところから電話しないといけないのだ。Ⅴ+のセクションのクラックは確かに厳しかった。セカンドの私はテンションせずに登れたが結構大変だった。HN田さんはカムを掴んでのアメリカンエイドで突破したという。これで時間的にはかどったはずだ。Imgp4488 Imgp4491

3P(Ⅴ+):私のリード。ルート図のコメントにはプアプロとあるが、確かにナチュプロがきめられる箇所がほんの少ししか見当たらない。右から左へと登り左上すると外傾したテラス状に出る。ここの右寄りにステンレスのボルトがあり、そこを目指して短いスラブ状をあがり、左手側に寄ってビレイ支点をカムでこしらえる。このピッチも厳しかった。

4P():すぐ左側のカンテが凹角状になっているので、そこをたどりどんどんと登って行く。リードのHN田さんは50mロープいっぱいに登ったようだ。

5P(Ⅳ+):登るとガレガレの傾斜に出る。斜面に乗った石がみな不安定で、長さ50㎝以上はあろうかという石を踏んだ時にその石を落してしまった。やばい!斜面を滑り落ちて行く石を停めることなどできず、下に向かってラク~ッ!!と叫んだ。下でビレイしているHN田さんに当たっていないことを祈る。とにかくこのガレ斜面は悪過ぎる。より慎重になって這うように登ってゆき灌木でビレイ。ロープが繰り出されていたということはHN田さんは無事のようだ。ほっ。HN田さんが登って来る。聞くと、私が何か叫んだのが聞こえたので、落石だろうと思い岩陰に寄ったが、落石そのものは見えなかったという。Imgp4498

6P目:灌木帯の中の岩をたどって中央岩峰の頭直下まで登る。私はセカンドで続いたが、最後に岩を乗っ越すところで、目の前に墓石大の石があったので、それを抱きかかえるように持った瞬間、その石がわずかに動いた!やばい!呼吸が止まる。右後ろに身を避けたその刹那、その大きな石は乗っていた岩にゴツンと当たり、さらにさきほど登って来た20mほど下に見えるガレ斜面に落ちて行きドカドカとものすごい音を立てている。そしてその先のウメコバ沢の谷底に向かって見えなくなったと思ったら、谷中に響き渡るようなドカーン!という爆発音が聞こえた。間一髪助かった。

登り自体は易しいところで、身をかわせるくらいのスペースがあったので良かったが、もしかかえた石が自分の身体にそのまま乗っかってきたら、少なくとも足はつぶされていただろう。死んでもおかしくないし、大けがは免れなかった。身体から汗が噴き出す。墓石が乗っていたところから、すぐ下の岩にぶつかったのはわずか数10㎝ほど下なのだが、ぶつかったところが白く欠けている。そして火薬のような匂いがただよっている。おそらくぶつかった際に火花が散ったはずだ。墓石が乗っていたといっても、傾斜したところに微妙なバランスで乗っていただけなのだ。ちょっとしたことでいつかは落ちていたはずだ。今後他のパーティーが登った時にこの墓石を触って事故を起こすようなことがなくなったのは、良かったのかも。

 少し上で、石が落ちる様子を見ていたというHN田さんのところにたどり着きロープを解く。特大サイズの石を二つも落としてしまって、精神的にちょっと疲れた。再び中央岩峰の頭に立つ。登はん時間は3時間20分ほど。今回もけっこう良いペースだった。時刻は午後4時をまわった。HN田さんの下山報告期限の夜8時までに親水公園の駐車場に戻り、ケータイの電波の入るところまで車で戻らなければならないのだが大丈夫そうだ。

 再び懸垂下降、ガレ場を下降し、右ルートの取付で沢靴に履き替え荷物をまとめる。ウメコバ沢を下降して松木川を徒渉する。荒れた林道を引き返すうちにだんだんと暗くなってきた。休むことなくずんずんと歩いて行く。真っ暗になった夜7時頃に親水公園の駐車場に到着。疲れた~。

 通洞駅の近くにある若竹食堂に寄って夕食。ここは先日来た時はまだ準備中で入れなかったのだ。

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 この後はずっとHN田さんに運転してもらった。くたくたに疲れて眠い私にとっては本当にありがたかった。一日に2本のルートをさくさくと登れて、落石のことも含めて忙しくも充実したクライミングとなった。HN田さん、本当にお疲れさまでした。

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足尾 ウメコバ沢 中央岩峰 クライミング第1回 「正面壁・凹角ルートダイレクト」・「右岩稜・チコちゃんルート」

91011日の週末は、初めて足尾に行ってきた。足尾というとその昔、足尾銅山の公害とか田中正造という人がいたとかを教科書で読んだことがある記憶があるくらいの知識しかなかった。

今回、先日小川山に一緒に行ったIS見さんが足尾にある岩場を登りに行きたいという話を聞いて私も手を挙げたわけだ。それから本や地図を買ったり、ネットで登はん記録を読んだりして、だいたいの様子が分かってきた。

わたらせ渓谷鉄道の終点からさらに奥にある銅(あかがね)親水公園から松木川沿いに長いアプローチをこなした先にウメコバ沢が出合い、その沢の両側に岩壁がそそり立っているようだ。狙いは記録も多い中央岩峰のルート。ちなみに、アプローチ途中の対岸にある松木ジャンダルムも登られている。足尾はむしろアイスクライミングで訪れるクライマーのほうが多いらしい。

9日の金曜日夜、仕事を終え出発。関越道~北関東道を経て、わたらせ渓谷鉄道と並行するように国道を走る。電車で一足先に行っているはずのIS見さんとは結局、間藤駅で合流し、銅親水公園に向かう。家を予定より早く出られたこともあり、夜10時過ぎには親水公園の駐車場に到着。釣り人らしい車が数台停まっている。テントを張って仮眠。

10() 「正面壁・凹角ルートダイレクト」】

 まだ暗い4時に起床し、荷物をまとめて出発。ゲートをくぐって松木川沿いの林道というか作業道を歩いて行く。煙害でハゲ山となった山が周りを囲むが、植樹が行われて少しずつ緑が回復しているようにも見える。途中、黒い砂のようなものが山の斜面を埋め尽くしていた。これがカラミの山らしい。これを除去するのは相当大変そうだ。やがて対岸に松木ジャンダルムの岩壁が見えてくる。これも足尾銅山の公害がなかったら、岩は木々に埋まって、こうしてクライミングの対象になることはなかったのかも知れない。そう思うと、公害で岩が露わになりそれを目当てに登りに来るというのはちょっと複雑な心境だ。

背負った荷物がなぜだか重いために30分ほど歩くとバテてきてしまった。齢かなあ。23才と若いIS見さんに荷物をごっそりと背負ってもらった。ぐんと重くなったはずだが、IS見さんはすたすたと歩いて行く。う~む、私も体力が落ちたものだ。特に荷物が背負えなくなっている。いや、仕事で疲れたせいにしておこう…。

途中、「遊働楽舎」という小屋を通過する。ここには翌日の帰りに寄ることになる。小屋を過ぎると、道が荒れてくる。斜面が崩れてもはや林道の体を成していない。進むにつれて有れ具合もヒドくなってくる。対岸に岩壁が見える。Imgp4346

松木ジャンダルムだ。どこかで徒渉して、ガレた斜面をずっと登って岩場に取り付くのだろう。林道は岩屑で埋め尽くされたところを何度も通過する。

 対岸に露岩のピークをいくつも連ねた尾根が見えてくる。どうやらウメコバ沢右岸側の尾根(ウメコバ尾根)のようだ。あの向こう側がウメコバ沢のはずだ。荒れた林道から広い河原に降りて進むと、滝がかかるウメコバ沢の出合が見えてきた。駐車場からここまで2時間近くかかった。

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 皆がテントを張っているらしいビバーク地があるので、そこに我々もテントを張った。沢靴に履き替えて出発。目の前の松木川を徒渉する。水量が普段より多めだったようで、ヒザくらいまで濡らしながら渡る。ウメコバ沢に入り、最初の滝は右壁にかかるフィックスロープを頼りに登る。Imgp4351

 続く滝も右側にロープがかかっている。樹林の中の踏み跡をたどったり、沢際を歩いたりして行くと、右手に枝沢が現れる。上のほうに岩場が見えたので、ついそこを登って行ってしまったのだが、ここは間違い。途中まで登ってからどうやら違うようだと気付き下降する。戻ると踏み跡が続いているのを発見。それを進んで行くと、沢が開けて河原になり、両側に岩壁がそそり立つのが見える。右手側が目指す中央岩峰だ。

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 ルート図として参考にしたのはネットで見つけた「足尾讃歌」という記録。中央岩峰にある4本のルートを紹介している。その4本とは左から「正面壁・直登ルート」、「正面壁・凹角ルートダイレクト」、「右岩壁・右ルート」、「右岩稜・チコちゃんルート」。今日はこのうち凹角ルートダイレクトを登るつもりだ。

取り付きがどこなのかしばらく探す。この凹角だろうと目星をつける。IS見さんのリードで登り始めることにする。ということで奇数ピッチはIS見、偶数は私がリード。ロープを結んで、キャメロットなどのギア類を揃える。飲み物と少しの食料をザックに入れてセカンドが背負って登ることにする。各ピッチの細かいところまでは正直覚えていないのだが、IS見さんがこまかく記録してくれたので、引用しながら書いていく。表記グレードは足尾讃歌のもの。

1P(Ⅴ-):「凹角を登り、出口は左壁のガバを掴んで終了点へ。プアプロとの噂だったが、カムが決まるところがそれなりにあった。」(IS見さん記)

 私はセカンドだったが、プアプロどころかカムがけっこう取れる。ハーケンを打ちながら登るというのではなく、カムやナッツをきめがら登ることができる。

2P(Ⅴ・A1):「真上の凹角にはいかず、右のカンテに出て登る。出だしが難しい。核心か?グッとハイステップで乗り込んでしまえば終わり。Mさん()は普通に登ってしまった。」(IS見さん記)

 A1?。出だしがアブミを使うほどなのかと思いながら登りだす。右上に上がるのだがよく見れば手も足もホールドがあるので普通にフリーでいける。

3P(Ⅴ+):「凹角を右へ左へ小賢しく動き回って登る。木の上に抜けかかったハンガーボルトとハーケンが打ち込まれているのが、カムで終了点を取った。足首ぐらいの木で支点を取ると完全なハンギングビレイとなり、他に支点も取れそうにないのでお薦めはしない。足元が切れ落ち、高度感があって最高のピッチだった。」(IS見さん記)

 凹角から途中左のフェースに移り登ったように思う。Imgp4367

4P(Ⅳ+):「ここも出だしが悪い。いったん凹角の左のカンテを登っていく。」(IS見さん記)

凹角の途中みたいなところでピッチを切ったように思う。岩にスリングをかけてビレイした。

5P(Ⅳ+):「すぐに平坦になり、ぐるっとロープが張られた大石でビレイ。浮石多し。」(IS見さん記)

 凹角を抜けてガレた斜面でピッチを切るのだが、このガレ斜面は本当に浮き石だらけなので、トップを行く人は特に慎重に登らなければいけないことを私は後日痛感することになる。

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6P目:「(おまけ?)左のブッシュを登るようだが、スタティックで行くなら凹角を登りたいというMさんの一言で目の前の凹角へ。外へ押し出されそうなチムニー登りで、抜け口手前ぐらいで良いホールドがある。」(IS見さん記)

私はスタティックと言った覚えはないのだが(というか、この場合意味不明)、目の前にかぶり気味のチムニーがあるなら、ブッシュの中を登って巻いてしまうより、ここを登るほうがクライミングらしいだろうと思ったのだ。参考にしたルート図では微妙にこのチムニーを避け左のブッシュを登るように描かれているので。チムニーに入り過ぎるとヘルメットがひっかかったりして窮屈になる。3番キャメも使った。使わなくても全然オッケー。

 最後はロープを解いて少し登ると中央岩峰の頭らしきところに出る。こうして凹角ルートダイレクトの登はんを終えた。時刻は午後1時くらい。周囲を見ると岩、岩、岩。登っている間背後にずっと見えていたチャンピオン岩稜らしき急峻な尾根やウメコバ沢にかかる滝も見える。

Imgp4370

 銅山の煙害によって出現した景観だが、この公害がなければこうして登りにくることはなかったのだろう。

 下降は、頭の少ししたからかけらているフィックスロープを伝って斜面を少し下って行くと、朽ちた大木にロープがつながっていて、懸垂用にロープが巻かれている。私が先に懸垂下降で降りることにした。しばらくは足元の岩伝いに降りるのだが、途中から斜面に向かって右手のブッシュに入る。その凹角を降りて行くとやがて傾斜がゆるくなり、50mいっぱい使うあたりで立てるくらいのところに着くので、懸垂は1回で済む。そこからガレたルンゼを歩いて降りて行くのだが、ここが本当に崩れやすい。石がゴトゴトと崩れるので慎重に降りないと下にいるメンバーや自分すらケガすることになる。やがてウメコバ沢の流れが現れるので、沢伝いに取り付きに戻る。頭から降りて来るのに3040分くらいかな。Imgp4382

 この日はこれでおしまい。沢靴に履き替え沢を降り、松木沢を渡り返してテント場に着いたのはまだ3時になっていなかった頃。よく晴れていたので登はん中は暑くて暑くて大変だった。のどが渇くし日焼けもするし。テント場では外にマットを敷いてそのまま昼寝することにした。私は寝不足と疲労でグーグーと爆睡していたようで、後でIS見さんに聞いたら近くをハイカーが通り過ぎたらしいのだが、まったく気付かなかった。

翌日一緒に登るため、午後にO石さんが一人でやってくることになっている。荒れた林道のためO石さん一人で来れるかなぁと話していたが、午後4時過ぎにひょっこりやって来た。このO石さんも24才と若い。

 テントのポールを忘れたと言うO石さんに私の底なしツエルト(アライのピンチシート)を貸して張った。

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 河原には枯れ木がほとんど落ちていないのだが、なんとか集めてきて焚き火を熾す。よく乾いているので簡単に火が付いた。Imgp4388

 夕食は各自が食材を持ち寄って鍋にして、仕上げにうどんを食べる。満腹だ。暗い中、焚き火を眺めていると1時間以上昼寝をしたにもかかわらずトロトロと眠くなってきたので、先にテントに入って休むことにした。翌朝は5時に起床することにする。

11() 右岩稜・チコちゃんルート」】

 5時起床。インスタントラーメンの朝食を食べながら荷物をまとめて、6時に出発。O石さんは縦走登山の経験は長いらしいのだが、クライミングは今年から始めたらしい。

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 この日は3人でチコちゃんルートを登ることにした。前日のうちにだいたいの取り付きを確認しておいた。3人登はんとなるので、最初の3ピッチを私がリードし、後半をIS見さんがリードすることにした。空は曇っていて、ウメコバ沢を囲む岩峰も上部が隠れている。今にも雨が降りそうだ。

1P目(Ⅳ):「クラックから右上して行く。取り付きはよく分からないが、錆びていないリングボルトの打ってある所から登った。ナッツを決めながら登るとトポには書いてあったが、カムで問題なかった。出だしはクラック伝いに登ると難しい。右のカンテに逃げると楽。終了点は3人が余裕で立てるテラス。」(IS見さん記)

 出だしは浅いクラックらしいのだが、それらしいのが分からない。リングボルトが2ヶ所あるのだが、左のに取り付くとすぐ上がえらく悪い。右のボルトからさらに右上しいったん左に寄り、さらに右上していったように思う。

2P目(Ⅲ+):「リッジを登り最後に少し左へ。凹角手前の岩が飛び出たところでピッチを切る。」(IS見さん記)

 よく覚えていないのだが、たぶんすごく易しい。Imgp4393

3P目(Ⅴ):「凹角を登り、広い場所に出る。真っ直ぐ割れ目が入った垂壁の手前でピッチを切る。」(IS見さん記)

 最初の凹角が核心っぽい。それを登った先でピッチを切ったのはちょっと短かったかも。

Imgp4401

4P目(Ⅲ):「垂壁と思いきや、薄かぶり。出だしが悪かった。上に行くにつれて傾斜が落ち、次のカンテの下で切った。頂上までなんだか遠い。」(IS見さん記)

 ここからはIS見さんのリード。ここから6P目途中までがルート図での4P目のようで、実際は歩けるような易しいところと短い壁が交互に現れるようなところだったと思う。なので、この区間を1ピッチで行くというのは図に無理がある。いずれにしても易しい。途中パラパラを雨が降ったりして寒い。前日とは真逆だ。Imgp4404

5P目:「カンテ(5mほどか)を登る。傾斜の緩いカンテの右に出たら、形状が少なくなって焦った。カンテに戻って越え、次のリッジの右側(暗い)から回り込むようにして登った。」(IS見さん記)

Imgp4406 Imgp4414 Imgp4421

6P目:「コンテかなんかで歩いて次の壁まで(10mほど)行けばよかったのだが、スタカットで進んでしまう。そのまま壁に取り付き、限界まで登ったところのピナクルでビレイ。一番簡単なピッチだった。」(IS見さん記)Imgp4432

7P目:「リッジを登り、苔の生えたロープスリングが巻きつけられた木でビレイ。簡単。」(IS見さん記)

 ということで、後半はあまり書くことがない。雨も上がって少し陽射しも出て暖かくなってきたのは良かった。荷物を背負っているO石さんはちょっと大変だったかも。

前日に続き中央岩峰の頭に立つ。午前11時半頃。こうして2本のルートを登ることができた。とにかくナチュプロとスリングを持って行けば支点には困らない。前日同様下降する。時刻はまだお昼と早かったのだが下山することにする。テントを撤収して荒れた林道を戻る。帰り道はどでかい私のザックをO石さんが背負ってくれた。代わりに私は彼の軽いザックを背負う。行きも帰りも若者の世話になってばかりだった。

行きに通り過ぎた「遊働楽舎」という休憩所らしき小屋を覗くと、中の人に呼び止められてコーヒーをご馳走になった。ここは森びとというNPOがこの付近の植樹をする人達の拠点とするために今年の春に造ったそうで、週末に開けているという。近いうちに電気も引きたいとのこと。そこでいろいろな話しを聞いたり、ウメコバ沢でのクライミングの話を教えたりした。NPOの人は、植樹に来る人達だけでなく、登山者をもっと呼びたいと話していたが、それにはまず銅親水公園の先にあるゲートをなくして、もっと奥まで登山者が入って来やすいようにしないと、この休憩所を造っただけでは無理だろうなあと思ったものだ。

銅親水公園に着いて、車2台で帰路につく。私があらかじめ調べておいた通洞駅近くの食堂は準備中で入れなかったので、もう一つ調べておいた水沼駅前の「はやぶさ食堂」に入って、ソースカツ丼を食す。ソースがよくしみ込んでいて美味しい。

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次の日は別の人と谷川岳を登るというO石さんと別れ、IS見さんを相老駅まで送り、私は国道17号をひた走って東京に帰った。

今回初めて足尾を訪れたわけだが、アプローチの長さはちょっと辟易するが、岩場そのものは岩が比較的すっきりしていてマルチピッチのクライミングが楽しめた。

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台風12号接近…、B-PUMP荻窪&スポーツクラブへ

 週末のたびに雨に降られて、今夏は天気についてはハズレ年でした。

 昨年も降ったこともあったけど、天気のことをこれほど気にしたりせず毎週土日出かけられたもんなあ。

 そういうわけで、この週末も台風のせいで岩場に行くのは中止。

 金曜日夜は週末前夜なのでジムに行くことはまずないけれど、新宿にできたモンベルのお店で買い物をしたあと、荻窪で登った。

 前回トライして登れなかった茶色3級の課題が2つ登れたり、緑2級の課題をこれまた2つ再登したりと、身体の調子は悪くなかった。

 じつは木曜日の朝起きたときに背中の筋肉がびきびきと痛み出したのだ。寝違えたのかどうか分からないが、後背筋というのだろうか、そこが痛む。

 エレキバンじゃなくてガウスバンというのを張ったり、バンテリンじゃなくボルタレンゲルというのを塗ったりして翌日にほんの少し痛みが軽くなったが、今でも違和感は残ってる。

 そんな身体でも金曜日はぼるんだリングしたのだが、翌土曜日の昨日はさらにスポーツクラブに行ってきた。

 私が雨の日などにたまに行くのはルネサンスというところなのだが、マシントレをやったり、先日はプールでも泳いだ。

 昨日は、スタジオでパンチやキックの動きをとりいれたプログラムもやってみた。数年ぶりにやってみると、途中で息が上がって動きがにぶくなる。

 筋トレだけでなく、こういうのもやらないといけないかなあ。日常生活だとこんなに激しく動かないからね。

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