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後半の連休は、太刀岡山・小川山へ

 9月に2度ある3連休のうち後半は太刀岡山と小川山へ。2325日の3日間のうち、初日は太刀岡山、残りの2日間は小川山という行動になった。メンバーは、K坂・T橋・K池・N舘・Y崎と私の6人。

22日夜に車2台で出発する。北杜市内の某所にK坂さんが家を持っており、そこをベースにして泊まり、毎日岩場に通うことになる。食品スーパーも至近で、田舎にしては便利な場所だ。

23() 太刀岡山】

 起きてT橋さんのトヨタ・ウィッシュ1台に6人が乗り込み、目的地の小川山に向かう。なお、3日間岩場への往復は私がずっと運転した。空が曇っていてどうも天気が悪いようだ。路面も濡れている。信州峠を越えて、川上村に入りナナーズを過ぎたあたりでポツポツと雨が降ってきた。小川山方面はどんよりと曇っている。これでは廻り目平に行っても仕方ないということになり、雨が降っていなければ比較的乾きの良い甲府幕岩に行ってみようと言うことになった。

再び信州峠を越え山梨県側に戻る。岩下の十王から小森川林道に入るとゲートが閉まっている。がーん、行けない…。先日の台風のせいだろうか。おそらく甲府幕岩に至るための林道はどこも閉鎖されている可能性があるので、甲府幕岩は諦めようと話したのだが、企志 ひし)から行ってみようと言う提案で、悪い林道を行ってみることにした。集落を過ぎるととたんに道が悪くなり、車の腹が時々石にぶつかるようになる。これはマズい。車のオーナーであるT橋さんの判断で引き返すことにした。おそらくもっと奥でゲートが閉まっていたのではないだろうか。結局、甲府幕岩も諦めることにする。

私はアプローチに林道のない太刀岡山に行こうと提案し、そこに行くことに決まった。茅ヶ岳の登山口であるホッチ峠を越え、太刀岡山に着く。曇り空ではあるが、路面も乾いている。小山ロックに着くと、祠のある西面は乾いている。その他はちょっと湿り気味だが、時間が経つにつれて乾いてきたところもあった。

ここ太刀岡山は、私は一昨年10月に左岩稜を3人で登りに来たことがあるきりだ。まずは西面の「バーボンを片手に」5.10bを登る。出だしが一応の核心か。続いて南面の「チェリーブロッサム」5.10bも登る。これも出だしが核心のルートだが、2年前にトライした時は全然登れなかった記憶がある。当時より力は付いたらしい。これらを皆でトップロープなどで登る。それにしても他には誰も来ない。後で聞くと小川山は濡れて登れなかったらしいから、こちらに転進したのは良い判断だった。私は「ハッピーバースデイ」5.11aをオンサイトしたあと、となりの「ルートキラー」5.11cにトライ。上部の核心で力尽きてフォールしてしまいオンサイトを逃す。2便目で確実にレッドポイント。

Imgp0805

最後にやった北面の「太陽が恋しい」5.11aという短いルートでは、これまたつまらないところでフォールしてしまい、すぐに下りて深呼吸3回で再び登り始めレッドポイント。T橋さんもハッピーバースデイをフラッシュし、久しぶりという5.11台完登で嬉しそう。

明野の広域農道にある温泉施設に寄って汗を流し、スーパーで買い出しをしてから須玉のK坂宅に戻る。皆で鍋を食べお酒を飲んで寝る。

24() 小川山】

 5時半に起床。泊まっているところは普通の民家なので、台所を使ってしっかりと料理ができる。ご飯、みそ汁、焼き魚、納豆、卵等々の正しい日本の朝食を済ませて出発。今日は雲一つない快晴だ。ひと月ぶりに訪れた廻り目平は車でいっぱいだ。空気もすっかり秋めいて涼しい。目的のエリアは妹岩。堰堤のところで徒渉するが、台風が過ぎてから数日経つというのに水量は多い。冷たい水を堪えて裸足で渡る。妹岩は「ジャックと豆の木」などは濡れているようだが、他のルートは登れそうだ。私は「イレギュラー」5.10dをやるも下部は日陰で岩が冷たく、手がかじかんできてテンションしてしまう。冬の二子山での冷たさに比べたら何でもないはずだが、冷たさに慣れていない指には堪えた。

 私がやりたいルートは昨夏少しトライしたままの「イエロークラッシュ」5.12a。トライ中の人がいて、かかっているヌンチャクを借りてまず1便出してみる。ホールドやムーブなど当然忘れてしまっているので、テンションしまくり。最終ボルトの手前が核心で、小さくピンチするようにつまむホールドがあるのだが(おつまみホールドと呼ぶことにする)、それを取るのが悪い。トライ中の男の人もそれで苦戦しているらしい。やがてMねさんもやってきた。Mねさんも先々週からイエロークラッシュにトライし始めたとメールで連絡があったので、この日もおそらく来るかなと思っていたら、やっぱり来た。

この3人で順にトライすることになるが、私は次に「カサブランカ」5.10aという有名なクラックルートをやることにした。これは数年前に一度トップロープで登ったことがあるので、ぜひリードしてみたかったのだ。クラックがフレアしている記憶があり、ジャミングした手がすっぽ抜けそうで怖いイメージがある。T橋さんもこれにトライしているのだが、惜しくもフォールしてしまう。自分のに加え、皆から借りたカムをジャラジャラとぶら下げて登り始める。前半はフェイスのスタンスも使えて順調に登って行けるが、上部でフットジャムをきちんと決めないと登れない核心らしいセクションに至ると俄然厳しくなってきた。クラッククライミングなどほとんどやったことがないので、付け焼き場のジャミングではボロが出るのは時間の問題だった。クラックに小さな切り株がある数m下だろうか、1番キャメをセットしてロープをたぐろうとしたところで、痛いフットジャムが滑ってフォール。何m落ちただろうか、その下の1番キャメが効いて止まってくれた。ジャミングとは名ばかりで、どうしてもフィエス登りの癖で指に力を入れ過ぎていたのかも。前腕がヨレてしまった。切り株を過ぎ、終了点へ。クラックは精神的に疲れるので、とてももう1便やる気にはならない。

イエロークラッシュに復帰することにする。トライ中の男の人がおつまみホールド付近でムーブを変えてみるとのこと。私もそのムーブを試すことになるが、すでに疲れて2便目もテンションだらけ。この日のイエロークラッシュのトライはこれでおしまい。

残った時間で、「カシオペア軌道」2Pのうち、1P目の5.10bをやることにする。これはY崎さんがトライしていたのだが、高い1ピン目から上部の大フレークに至るまでの間のスラブが悪いのだ。私は以前トップロープでやった記憶があるのだが、よく覚えていない。こんな厳しそうなスラブをどうやって登ったのだろう。

というわけで、初挑戦の気分で私もトライすることにした。1ピン目のところから、左側にある薄いフレークをうまく使って上部の薄い横長ホールド(ダイク?)を取り、手を返してマントル気味に身体を上げ、右のこれまた薄いコルネ状を取って上部の大フレークを取る。ほっと安心。あとはエイリアンを決めながら、ルート名通りにアルファベットのWの字を描くようにフレークをたどって左上する。だからカシオペア軌道と言うのだとY崎さんが教えてくれた。こうして1P目を完登。2P目はやらない。トップロープにしてY崎さん達も登る。他のメンバーはマラ岩下部のスラブをやっている。

廻り目平でキャンプするMねさん達と別れ、我々6人は下山。川上村のヘルシーの湯で汗を流し、買い出しを済ませてK坂宅へ。焼肉にお酒、そして寝る。そうそう、寝る前に皆でマッサージをやった。

25() 小川山】

 須玉の家を出て、再び廻り目平へ。今日は少し雲が多い。前日岩場に忘れ物をしたメンバーがいたこともあり、冷たい徒渉をこなして再び妹岩へ。私はイエロークラッシュをやりたいので、妹岩に行くことに異論なし。

 マラ岩のレギュラーでアップしたあと、イエロークラッシュにヌンチャクをかけに行く。労力を省くためチョンボ棒を使いまくってヌンチャクをかけて下りる。その前に、T橋さんは見事カサブランカをレッドポイント。

 他の人のビレイのため場所を離れ再びイエロークラッシュに戻ると、MねさんとH野さんのほかに、I澤さんも来ていた。I澤さんに会うのも久しぶりのことだ。この日は、Mね・I澤・私の3人でこのルートをトライすることになる。

 この日のトライ1便目、半分くらいまではつながったが、力尽きてテンション。左上の遠いサイドガバを取りに行くところで失敗。その上の核心部では、前日トライしていた男性がおつまみホールドを使わないムーブに変えようと思うと言っていたので、私もそれがどのホールドを使うのか確かめてみた。顔の前に来るホールドを右手でつかみ、左下の10㎝四方くらいの外傾スタンスに左足を乗せて、左上のサイドカチを取りに行くというもの。ハングドッグで試しているうちに何とかできそうなことが分かった。

 姉岩の「グラッシオ」5.10bを登ったりして、再びイエロークラッシュに戻る。2便目も似たような結果。やっぱり疲れているが、足位置などを少しずつ修正して行く。

 途中雨がパラつくが、イエロー…には影響なし。最後に3便目を出すが、もうヨレて完登どころではなかった。しかし、足位置をさらに修正したり、核心部のムーブ変更を確認したりして、できない箇所はなくなって、あとはいかにつなげるかという状態まで持ちこめたので良しとしよう。

 下山後I澤さんと別れ、メンバー6人でヘルシーの湯に向かうと、I澤さんに再び会う。行動パターンは一緒だ。須玉の家に寄って、皆で須玉IC近くの万福楼という中華の定食屋で夕食。

110925

 カシューナッツと肉の炒め物とラーメンの定食を食す。量はそれなりに多くて良い。トイレが店に似つかわしくないほど立派でキレイだった。

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コメント

カシオペア軌道一撃で左フィニッシュ=正しいカシオペア軌道、お見事です!これは10年来の憧れのルートでしたが、2年前に1本目に掛けられずグラウンドフォールして、捻挫してしまいました。なんでも20年前には地面がもっと高くて木の根も露出しておらず、グラウンドによるリスクはもっと低かったとか。時代とともにルートの性格も変わるのですね。

23日から25日まで幕岩に通いました。通行止めはなく、通れましたよ。そうか、道路事情で空いてたわけね・・・納得。

さちさん
スラブは怖いですね~。うすかぶったくらいのルートが自分には向いているようです。

通りすがりさん
そうだったんですね~。
下の高い車でないと厳しいです。

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