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2011年10月

4ヵ月ぶりにエナジー高田馬場へ

今日もジムへ。

行き先は高田馬場のエナジー。

6月に2度行ったことがあり、今回は3度目。

壁の色が濃いため張ってあるテープが視認しにくいし、狭くて人とぶつかりそうなのが気になるのは相変わらず。

青色3級が登れたり登れなかったり。

成分献血、山の会で飲み

 昨日25日は、昼間に都庁に行く用があり、用事を済ませてから献血ルームに寄って成分献血をする。

 献血は先月半ばにもやったばかりで、通算32回目。

 健康体の人には、積極的に献血に行ってもらいたいものだ。


 夜は、近々に入会予定の某山岳会の例会に行ってきた。

例会といってもお酒を飲んでしゃべるという、ただの飲み会なのだが。

 別の山岳会にも入っている私だが、掛け持ちでこの会にも入ることにした。

 元の会はほとんどハイキングクラブなのだが、こちらは若い人が多いし沢などバリエーションが盛んだからだ。

 自分としてはフリークライミングを基本に、マルチピッチや沢、雪、氷などもやっていきたいので。

再び週明け、ベースキャンプへ

 先週に続き、週明けの月曜日に、O石さんとベースキャンプへ。

 はじめにボルダリングをちょっとやり過ぎかせいか、ルートはあまりパッとせず。

 それでも、トレーニングとばかりに次々にトライする。

 ジム3度目となるO石さんは、初回に比べたら明らかに慣れてきた様子。

 その後、再びボルダー壁へ。

 前回できないままだった、緑2級のカチホールドから上部スローパー取りの課題が登れたのは良かった。

雨に濡れた北八ヶ岳を歩く

 22~23日の週末、独りで北八ヶ岳を歩いてきた。土曜日が雨の予報だったため、クライミングに行く計画を諦め、ジムに行こうという誘いも辞退した。雨でもなければ岩場に行ってしまうので、雨が降る時でもないと山歩きをしないからだ。
 行き先は北八ヶ岳にした。雨に濡れそぼる苔むした樹林の中を歩けるかなと考えて。雨が降っているのが分かっているので雨具などは当然しっかり用意した。
 コースは麦草峠を起点にした。麦草峠は今年5月にも訪れていて、その時は残雪の天狗岳を往復している。
 初日は、麦草峠~茶臼岳~縞枯山~雨池峠~坪庭~北横岳~亀甲池~双子池。2日目は、双子池~大河原峠~赤谷の分岐~蓼科山~天祥寺原~亀甲池~双子池~雨池~麦草峠というコース。

【22日(土)】
 早朝、自宅を発ち、関越道~上信越道~R254~R141~R299と走って、麦草峠に到着。車の中で雨具を着込み、午前10時過ぎに出発。雨の降る中、大石峠~茶臼岳と歩き、縞枯山に着く前には、雨は止んで雨具のフードは以後かぶらずに済む。それでもガスっているし木々は濡れているので、雨具は脱げない。
 登山道は露岩が結構多く、水たまりを避けながらということもあり意外と歩きにくい。縞枯山~雨池峠から、三ツ岳には向かわず坪庭方面へ。途中、三角屋根の縞枯山荘を通過する。

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 坪庭ではピラタスロープウェイで上がってきたらしい高齢者の観光客10人ほどとすれ違う。北横岳ヒュッテを過ぎ、北横岳から亀甲池に下る。Imgp4618 
 亀甲池のほとりに着くと、今流行りの山ガール?らしき2人がいた。彼女らはその後、双子池ヒュッテに宿泊した模様。私は双子池の雌池側にあるキャンプ地に荷物を置き、雄池側にあるこのヒュッテで幕営料500円を払う。水は雄池から直に汲む。Imgp4623

 小屋の人によると、県の職員が年3回水質検査をしており、安全なのだという。汚さないように使いたいものだ。
 テントを張って、持参した焼酎をお湯で割って飲む。安酒ながら、版日歩いてきて疲れた身体には美味く感じる。文庫本も持ってきたのでしばし読書。本は「全ての装備を知恵に置き換えること」(石川直樹著/集英社文庫)。Imgp4624

 暗くなってから簡単な夕食を済ませ、再び読書。外もすっかり暗くなり酔いも回ってきたので、寝ることにする。

【23日(日)】
 雨は降っていない。まずは蓼科山を登って、再び双子池に戻って来るので、テントを張ったまま、ナップザックにわずかな荷物を入れて出発する。 以前はよく山歩きをしていたのだが、この蓼科山を登ったのかどうかは記憶が定かではない。日本百名山は確か60数座は登ったはずだが、特に記録を付けているわけでもなかったので、蓼科山を登ったかどうか判然としない。齢はとりたくないものだ。でもその昔、3月に双子池に3人で来た時は、池が結氷していて、その上を歩いて渡ることができたのを覚えている。Imgp4630 
 双子池~大河原峠~蓼科山荘を経て、山頂そばに建つ蓼科山頂ヒュッテを過ぎると頂上に着く。展望はゼロどころか、近くにあるはずのお社を見つけるのも大変な濃霧。それにしても八ヶ岳は山小屋がたくさんあるものだ。Imgp4633 Imgp4636 Imgp4639 
 天祥寺原はササに覆われたところで、昨日通った亀甲池から双子池に帰着。テントの中で、カップラーメンを食べてしばしの休憩。テントを撤収し、双子池ヒュッテ裏手から雨池方面に続く林道に出る。林道をずっと歩いて雨池に到着。Imgp4651

 亀甲池、双子池、雨池と池巡りも悪くない。木道は濡れていると滑って怖い。いつになったら着くんだと思った頃にようやく車を停めてある麦草峠に帰着。午後1時少し前。
 帰路は、R299から狭い十国峠の道を走る。上野村側で国道が法面崩壊で通行止めになっている区間があり、十国峠の岩場の直下を通る県道を通って上野村に下りる。中里の岩場の下を通り、二子山への林道入口を通過して、小鹿野町へ。
 秩父名物のB級グルメ、わらじカツ丼を食べるべく、以前調べておいた鹿の子食堂へ入る。

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 団体客向けのような配置のテーブルに座り、カツ2枚乗せを食べていると、ちょうど競馬の菊花賞をテレビでやっていた。競馬に興味はない私だが、オルフェーヴルという馬がディープインパクト以来の三冠を達成するというシーンを見ることができた。2着を何馬身も引き離しての圧勝という感じ。本当に強いのだろう。
 道の駅ちちぶで、野菜をたくさん買う。ナス、長ネギ、ピーマン、シイタケ、キュウリ、柿。飯能から所沢の間は渋滞がひどくて辟易した。
 荷物がものすごく重かったわけでもないので、足腰の鍛練にはならなかったかもしれないが、静かな山歩きができて良かった。

ひと月ぶりに、B-PUMP荻窪へ

 昨日は久しぶりに荻窪へ。

 2階奥のどっかりぶりの壁にある緑色2級×マークの課題が何度やってもできなかったのだが、今回は後半ヨレた頃にやって登れたので、ちょっぴり調子が良かったのかも。

 ゴールのホールドをマッチすることができず、後から添える右手をほんの少し触れるだけで、いつもフォールしていたのだが、今回はがっちり保持してぶら下がることができたのだ。

 他にも緑色の課題が登れたことだし、まあ良しとしよう。

 今週末は雨の予報。

 さて、どうしたものか。

週明け、ベースキャンプへ

明星から帰った後の土日は疲れがどっと出て、片付けやヤボ用を済ませる以外はほとんど休養。

ということで週末は登っていないので、昨日月曜日にO石さんとベースキャンプへ。

O石さんは7日に続いてジムで登るのは2度目。

少しボルダリングしたあと、ルート壁を交代で登る。

5.11台前半のをあれこれ登った。

最後にまたボルダリング。

かなりヨレてきていたけれど、カチ系の茶色3級課題を2つ、1撃または2撃で登れたのは良かった。

O石さんも手指が痛くなるまで登り込んだ様子。

明星山 P6 南壁「フリースピリッツ」・「左岩稜」

 秋たけなわ、新潟県は糸魚川にある明星山を登ってきた。平日の13()14()2日間という日程だったので、両日とも岩場は我々だけの貸し切り状態だった。

同行者は先月一緒に足尾のウメコバ沢で登ったHN田さんだ。HN田さんとはフリークライミングのゲレンデや沢登りには何度も行ったが、いわゆる本チャンのマルチピッチは前述の足尾が初めてだった。

その足尾では67ピッチのルートを一日に2本登れたこともあるし、安全確保を含めたお互いの登り方を確認できたので、今回の計画を思いついたワケだ。

明星は本来“みょうじょう”と読むのだが、クライマーの間ではなぜか“みょうじ”と呼ぶことが多い。取付までのアプローチが比較的容易である一方、石灰岩の岩壁で岩が脆いとも聞いていたこともあり、なかなか行く機会をつくらないでいたのだが、結果的には今回行ってみてとても良かった。

 所属山岳会に出した山行計画書では15()までの日程だったのだが、金曜日から土曜日にかけて雨が降るという天気予報が出発前から分かっていたので、実際は初めから2日間の行動で臨むことにした。

天気が崩れないことが分かっている初日の木曜日は、人気ルートとして知られているらしい、ルートが長く時間のかかりそうな「フリースピリッツ」を、雨がいつ降り出すか分からない2日目の金曜日は、これまた明星の入門ルートとして知られているらしい、ルートが短めの「左岩稜」を登るという計画だ。

 前夜12()、先の3連休の小川山での疲れがいまだ残る身体を押して、関越道のICに近い駅で19時半にHN田さんと待ち合わせ。ハッチバックが故障して開かなくなった愛車ルーテシアにドア側から荷物を積み込む。

 関越道~上信越道をひた走り、長野ICから通称オリンピック道路という県道を経て白馬へ。さらに国道148号線を北上し新潟県に入り、目的地となるヒスイ峡のある小滝川沿いに入る。明星山P6南壁を臨む駐車場に日付が替わる頃に到着。よく晴れた満月の夜のため、P6南壁のシルエットがどーんとぶっ立っているのが眺められる。この壁を明日登るのだ。

 車の脇にテントを張って4時間ほど寝ることにする。

13() 明星山 P6 南壁「フリースピリッツ」】

 荷物をまとめきれていない私は一足早く、まだ暗い4時半に起床。あいかわらず南壁のシルエットが浮かんでいる。取付にアプローチシューズなどを置いて行くつもりで、荷物をザックに積める。HN田さんも起きてきて、テントを撤収。Imgp4515

 ヘルメットをかぶって545分頃に出発。売店の左脇の小広場から小滝川の河原に下りる踏み跡があるので、そこを下りて行く。ほどなくして河原に出る。靴を脱いで裸足になり、秋の川に膝まで濡らしながら徒渉する。足尾のウメコバ沢でも小川山の妹岩に行くにもちょくちょく裸足で渡るので、少し慣れてきた。Imgp4518

 フリースピリッツの取付はもっと下流側なので、南壁の下をなぞるように河原を少し歩き、斜面の踏み跡を少し登るとそこがフリースピリッツの取付で、ボルトが目印となる。カムなどのギア類を身につけ、ダブルロープを結び、クライミングシューズを履く。

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 デポするザックをそばに置き、まず1P目は私がリードすることにする。3P目や5P目がⅥ‐(5.8)とあるので(グレード表記は「改訂日本の岩場上」(白山書房)による)、そこを含め奇数ピッチを私が登るためだ。ピッチごとの詳細をなるべく書くことにするが、細かいところは覚えていない。

[フリースピリッツ]

1P()リード私:6:52に登攀開始。草付の岩場をガタガタと左に登って行く。脆かったり堆積した石が多くイヤな感じだが、もちろん難しくはない。Imgp45231p

2P()リードHN田:出だしからちょっと傾斜があるが、カムをきめながらHN田さんが確実に越え、さらに左に登って行く。この2ピッチで取付からずっと左に登ったことになる。

3P(Ⅵ‐,5.8)リード私:正直あまり印象に残っていないが、ルート図にあるとおり、スラブ~凹角と登ったと思う。

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4P()リードHN田:ルート図にはスラブを下りとあるが、それがどこなのかよく分からない。

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5P(Ⅵ‐,5.8)リード私:左のほうにうめぼし岩というのがあるそうだが、それがどれなのか分からない。とりあえず左にトラバースするのが、途中足元が切れているところもある。しかし手のホールドはしっかりあるので、確実に左にトラバる。そこから上に上がるようだが、凹角っぽいのがいくつかあるように見える。登れそうなところを上がったところに残置もあるので、そこでピッチを切る。しかしルート図にあるような右下にトラバースはしていないので、やっぱりよく分からない。Imgp4532_5p

6-7P(Ⅴ∔,+)リードHN田:ルート図の67P目をまとめて登ったので、はかどった。しかし50mロープを目いっぱい伸ばして登ったとしても、ルート図では計70mとなるので、どうもルート図が当てにならなさそう。Imgp4534_67

8-9P(Ⅴ∔,)リード私:やはり私が67P目をまとめて登った。後半は中央バンドのガレたところを横断して、右上する凹角の下端までロープをいっぱい伸ばしてピッチを切った。HN田さんがフォローで登って来たところで、お昼前頃。登攀開始から5時間が経過している。

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10P()リードHN田:中盤は下部に比べ浮石が少なく安定している印象。カムをきめながら右上して行く。ギザギザに尖った石灰岩が手に痛い。上部にヘの字ハングというかぶったところが見える。

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11P()リード私:ヘの字ハングを過ぎた右側を回り込むように登る。岩がギザギザで痛い。鷲ノ巣ハングというさらに目立つハングを右上に見ながら左に続くバンドに出たところでピッチを切る。

12P()リードHN田:ルート図にはパノラマトラバースとある。高度感があるが、バンドはしっかり続いている。

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13P(Ⅵ‐,5.8)リード私:ルート図にあるように凹状スラブなのだろうが、登って行き、やがてブッシュに入りピッチを切る。

14P(Ⅲ~Ⅳ)リードHN田:ブッシュの中の岩を左上左上と登って行くと、左岩稜らしきあたりに出る。ロープはあっても良いが、なくても良さそう。ルート図では60mとあり、ほんの目の前を越えると稜線を回れるようだ。Imgp4546_14p

15P目リード私:本当にロープは不要だし、10mほど歩けば岩を越えて反対側に下降して行くところに出た。ここで終了とする。

HN田さんが着いた時間を持って登攀終了として、取付から8時間20分ほど。ルート図記載の時間よりはずっとかかってしまったが、ルートファインディングなどで時間を取られたことを考えれば、まあ順当な登攀だったかと。岩が脆いところがたくさんあったが、登攀自体は危ない場面もなく登れたと言って良さそうだ。

登攀中、時々観光客が来て、対岸の道路からこちらを見ているのが分かった。ただ、岩壁を眺めるだけより、その壁の中に人がいるのを見るほうが壁のスケール感が分かって良かったかも。平日だからか、数えるほどしか人は来なかったと思うが。

[下降]

ここでロープを解いて、少し休憩。下降時のアプローチシューズを持ってきていないので、クライミングシューズのまま下る。私のシューズはゆるいので歩けるものの、HN田さんのはキツめらしく歩くには向かないようだ。

下降路は左岩稜の終了点となる松の大木を目指してまずは下って行くはずだが、下に向かって見て、ずっと右下遠方にある木がそれだろうか。踏み跡といえば踏み跡だが、判然としないところを灌木を掴みながら慎重に下りていく。Imgp4549

ヤブ漕ぎ同然の歩きで山肌を下りながら横へ横へ行くと、その大木に出た。テープが巻かれていて、正しいようだ。その先はピンク色テープが多くあって目印となり、それをたどってさらに西面に回り込むように進んで行く。下りつつもけっこう西側に進むのだ。

やがて枯れ沢に出るのでそこを下ると、下方に人工物が見える。開けたところに発電所の導水管というのだろうか、黒く太いパイプがある場所に出る。初めて歩くので、踏み跡探しに時間を取られ下降にけっこう時間を要した。

取付に残したザックを回収にいかないといけないのだが、ここからがさらに大変だった。さらに川に向かって下りていく導水管の脇を下り河原に出るのだが、取付まではけっこう下流まで歩かなければならない。Imgp4550

しかし河原伝いに歩くことはできず、裸足になって徒渉しなければならない。水の中を幾度も歩くので、足の裏が痛いのだが裸足のまま河原の石の上を歩いて行く。最後の最後にこんなことをすることになるとは。しかし、裸足で歩くのも少し慣れたかも。取付まで続く河原に出たところでシューズ、といってもクライミングシューズだけれど、それを履いて行く。取付への斜面を上がると、荷物が見当たらない。すわ、盗まれたかと驚く。我々の登攀中、下の河原を歩いている人がいるとHN田さんが言っていたのだ。と、人を疑ってしまったが、もう少し登ったところに無事ザックを発見。似たような場所と勘違いしてしまった。

再び裸足で徒渉して、対岸に戻ったところでアプローチシューズに履き替える。ちゃんとした靴を履くと安心感が違う。朝降りて来たところを登り、無事駐車場に到着。もう夕方の5時半近くで暗くなりかけている。お疲れさまでした。

 夕食を食べるため、糸魚川の街まで行くことにした。行き先は「蒸気茶屋」という定食屋。タラ汁が目的だ。この店は白馬にスキーに来た時の教えてもらって知ったのだが、以来、7年前に日本海側を自転車でサイクリングした際に寄ったり、車やバイクでドライブして糸魚川まで来た時にも寄っている。閉店の時もあったが。他にも良いお店はあるだろうが、同じお店に通うというのも懐かしくて良いものだ。何年ぶりだろうか。

Imgp4552 Imgp4553

 そういうわけで、国道沿いのこの店に入り、二人ともタラ汁定食1,250円を注文。さらにフリースピリッツ完登祝いにスズキの刺身800円も追加。疲れた身体には、こういう食事はさらに美味しく感じるものだ。

 食品スーパーで翌日の食料などを買い、明星の駐車場に戻って、テントを張る。明日も晴れますように。

14() 明星山 P6 南壁「左岩稜」】

 515分起床。

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 取付までアプローチシューズを取りに戻るのは徒渉もあって手間なので、背負って登ることにした。なので、前日使ったナップザックでは入りきらないので、ちょっと大きいが30Lの軽量ザックを使うことにした。お湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、スーパーで買ったお惣菜を食べる。ずいぶん明るくなった6時過ぎに出発。踏み跡を下り、少し上流側から徒渉して、左岩稜ルートがあるらしきガレ場に出る。

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 草付の斜面下から登攀を開始しても良いのだが、そこを登って前傾バルジとあるところから始めると、1P目は短く済み、さらに2P目も続けて登れそうだ。となると、ルート図の3P(実際の2P)は人工登攀のセクションとなる。人工ピッチのリードに自信がないというHN田さんに代わって私がリードするので、最初はHN田さんに行ってもらうことにした。草付きを登り、岩場に出た狭いところでロープを結ぶ。

[左岩稜]

1-2(途中)P(Ⅴ~Ⅳ)リードHN田: 7:25頃に登攀開始。頭上の岩を登り、テラス状に出たところからさらに右寄りよりを登る。ハルシオンや左フェースルートを分かれるポイントが2P目の終了点のはずだが、ロープの流れが悪くなり、その一段手前でピッチを切ることにしたとのこと。Imgp4564 Imgp4565

2(途中)-3(途中)P(Ⅳ~Ⅲ,A1)リード私:人工のあるピッチ。ここのためにアブミを持ってきたのだ。FreeWillという5.12aでフリー化されているらしいが当然やらない。登れるかもしれないが、それだけで一日かかってしまいそうだ。

左上して、悪い乗っ越しをA1で越え、さらに左上しペツルのボルトが連打された人工直上セクションに着く。ボルト間隔がずいぶんと短く、アブミの上段に乗りこんで次のボルトにかけるという必要がなさそうだ。

見上げた範囲で78ピンくらいだったろうか、ヌンチャクをかけてロープをかけ、さらにヌンチャクにアブミをかけて乗り込む。身体を上げたらフィフィで一休み。さらにその上のボルトにヌンチャクをかけるというのを繰り返す。垂壁部分を越えてから気づいたのだが、ボルト間隔が短いし、支点がしっかりしているのだから、ボルトの全部にヌンチャクをかける必要などなかったのだ。23ピンに一つでも良かったのだ。

全部のボルトにヌンチャクをかけてしまったものだから、垂壁部分を越えた先のスラブ状でもしばらく人工セクションがあるのを見つけても、手持ちのヌンチャクが尽きてしまい、ここでピッチを切ることにした。支点もしっかりあるし、HN田さんにも人工のリードを体験してもらえるし、まあ良しとしよう。Imgp4570 Imgp4573

3(途中)-4P(A1~Ⅴ∔)リードHN田:スラブ状のところを人工で登り、続く凹状スラブからハング下を登るとあるが、ハングの形状が顕著でないせいかよく分からない。しかし、登っているラインは間違っておらず、着いたところは失神テラスというところのはずだ。

Imgp4578 Imgp4580

5P(+)リード私:凹角と言われれば凹角。易しい。着いたところで、右手に松の木テラスが見える。ハルシオンで通るところのはずだ。Imgp4581_5p

6P()リードHN田:フリースピリッツのパノラマトラバースと似たようなところを少し左に進み、そこから直上して、ロープいっぱい登る。Imgp4583_6p

7P()リード私:ルート図では、大岩から赤い凹角を登り、前日通った松の大木まで草付き混じりのフェース100mとあるが、ロープをいっぱい使って登り、710P4ピッチを要した。ここ7P目では私はランナーはいっさい取らずさっさと登る。

8P()リードHN田:7P目と似たようなところ。

9P()リード私:少し登ると、大岩が現れる。目立つのでこれが大岩かと分かる。その大岩の左側の踏み跡を登ると、これまた顕著な凹角が眼前に現れる凹角の上部がY字状になっていて、その部分の岩が赤っぽい。だから赤い凹角というのか。

10P()リードHN田:しばらく続いた易しいところよりはクライミングっぽくなる。凹角から右手を登り、灌木帯に入り、右にトラバースすると松の木に出る。ここで終了とする。

Imgp4586_10p

時刻は12時半。要した時間は5時間。まあ今回も順当だ。しかし長く続いたⅢ級で、重いロープを引いて疲れた。暑くもなく寒くもなく、ここで少し昼寝していたいくらいだ。ロープを解き、水分を取ったり食べたりしてから、背負ってきたアプローチシューズに履き替える。

前日歩いた踏み跡とはところどころ違ったものの、テープをたどって下山。前日よりもずっと早く河原に着く。導水管が上空を渡っている少し下流側で飛び石伝いにジャンプして川を渡ることができた。裸足で徒渉する手間が省けた。ふう。ヤブ漕ぎして作業道から車道に出て、駐車場に無事帰着。Imgp4595 Imgp4597

午前中は晴れていたのに、雲がずいぶんと増えてきている。こうして左岩稜も無事登ることができた。

車に戻って荷物を積み込み、フリースピリッツが見えるあたりに車を移動させたところで、雨が降り出した。絶妙のタイミングで下山できたわけだ。良かった。

せっかくこんな遠くまで来たのだがら日本海を見ながら帰ろうということになり、再び糸魚川へ。国道8号線を上越市方面に走らせる。雨が降ってグレー色の空と海の日本海は演歌が似合いそうな風景だ。Imgp4602

建ち並ぶ家々も東京では見られない雰囲気だ。途中、マリンドリーム能生という道の駅に立ち寄ると、ベニズワイガニの直売所が並んでいたので安めのカニを買う。休憩所の中で、借りたハサミなどの道具でカニをつつく。う~む、うまい。普段カニなど食べる機会はないし、遠くまで来たのだからこういうのは食べておきたい。いつものクライミングだとそこらの定食屋に寄ることがあるくらいだが、今回のように足を延ばした時くらいは美味しいものを食べておきたいものだ。Imgp4604

直江津を過ぎて、妙高市に向かうあたりでHN田さんに運転を代わってもらい、長野市~佐久市を経て、碓井軽井沢ICで上信越道に乗り、横川SAまで運転してもらった。私の車は左ハンドルのマニュアル車なので運転を代わってくれる人がなかなかいないので、大変助かる。横川から東京までは追い越し車線をぐいぐい走っていき、日付が15日に替わる頃にHN田さんを家まで送ることができた。

 こうして今回の明星山でのマルチピッチクライミングを無事終えることができた。3日間あればクイーンズウェイを登りたいとも考えていたが、今回は今回で満足だ。有名人気ルートを順番待ちもなく貸し切り状態で登れたし、危ない場面もなく思った以上に快適に登れたと思う。HN田さん、本当にお疲れさまでした。

秋晴れの3連休、「イエロークラッシュ」5.12a RP 小川山

体育の日の3連休は秋晴れに恵まれ、小川山で3日間クライミングを堪能してきた。7()夜、府中本町駅でIS見さんを乗せ中央道を経て、瑞牆湖の駐車場で仮眠。翌8()朝、快晴の廻り目平に入った。

8() 妹岩】

 私の今回の目標は、ここのところトライしていながらなかなか登れない「イエロークラッシュ」5.12a。ということで、廻り目平の下の広場にテントを張った後、さっそく妹岩へ。

 小川山に来るのが2度目のIS見さんが「愛情物語」5.8NPを登る。私はイエロークラッシュにヌンチャクかけのためにボルト3ピン目以降は省エネしてチョンボ棒を駆使する。T橋さんとY田さんがやって来たので、カムを借りてIS見さんは「カサブランカ」5.10aNPもオンサイト。続いてイエローをトライするが、テンションするものの1便目でほぼムーブが固まった様子。先に登られては私の立場がない。

[「イエロークラッシュ」5.12a RP]

 ということで、気温が少し上がったのを見計らって、イエローにトライ。先週は前夜のお酒の飲み過ぎで調子はボロボロだったが、その反省からこの日は調子が悪くなかった。前夜にお酒を飲まないのは当然として、数日間は食事やお菓子も少し気を遣ったのだ。

 これまで何度もやったムーブをそのまま再現してレッドポイント。嬉しいというのもあるが、これで今シーズンの小川山に一区切りついたとホッとした。

 IS見さんは短い間隔でイエローにトライするが、核心部の同じホールドが取れずフォールを繰り返す。レストが短いので、5便目の前には1時間ほど休んで、その5便目でレッドポイント。遅めに岩場に到着したMねさんはこの日1便だけイエローを登った。3日間小川山に滞在すると言う。やはりイエローにトライ中のI澤さんは仕事のため、日曜日だけ来るらしい。

 残った時間で私は「サイコモスキート」5.11b/cをやってみるため、木登りをしてイエローの裏側となる取り付きへ。サイコに登り始めたものの、えらく悪い箇所がありとても登れそうにない。ヌンチャクを回収していったん下り、隣りの「彩花」5.10dをやってみることにした。これまた、難しいところがあり、左のカンテを廻り込んで逃げたりしながらなんとか終了点へ。ラインが間違っているのだろうが、とりあえず登ったことにしておこう。もうこのルートはトライするのは止そう。木登りの面倒だし。

 IS見さんはマラ岩下部の「届け手の平」5.10cというスラブを2便目でRP。私はT橋さんがトライしている「ジャックと豆の木」5.10b/cNPをトップロープで登らせてもらう。昨夏も一度トップロープでノーテンで登ったのだが、今回はクラックの中が湿っていて滑るので、テンションしまくりながら登った。しかもテーピングをしなかったものだから、右手の甲がキズだらけになってしまった。痛い~。

 そんな感じで初日のクライミングは終了。T橋さんは日帰りのY田さんを韮崎に送り、代わりにW辺さんを乗せて瑞牆湖に泊まるとのこと。

 私は二日目は、日帰りで来るI澤さんに付き合って妹岩にいくつもりだったが、イエローが登れたので、MねさんがI澤さんのビレイをしてくれると言う言葉に甘えて、IS見さんと他のエリアに行くことにした。ということで、IS見さんとテント泊。夜、少しだけ雨がパラつく。

9() タヌキ岩・最高ルーフ左の岩】

[タヌキ岩]

 タヌキ岩にある「とろろ」5.12aは、7月に初めてトライした時に、途中ラインを誤ってたまらずフォールし、逆さまになって岩壁に身体を打ちつけ流血したという、私にとって因縁のルートだ。というわけで、IS見さんにもトライしてもらうつもりで、3ヵ月ぶりにタヌキ岩へ。ここは朝から陽が当たってぽかぽかと暖かい。IS見さんが「自然薯」5.11a/bをオンサイトしたあと、私はとろろに1便目を出す。ヌンチャクが15本は必要と100岩場には載っている。長いルートだ。4ピン目から5ピン目へのハング下を右に抜ける怖いところも何とか突破したが、さらに右に回り込むところでテンション。その先も何度もテンションしながら這う這うの体でトップアウト。かぶったところを越えるのにぐいぐいと登っていけない。これは登れる見込みはキビしそう。

 IS見さんが「月光」5.11cにトライするが、上部で悪いところがあるらしくテンションしている。私はとろろに2便目を出すが、とてもレッドポイントできる登りではなくやはりテンションしながらとなってしまい、これでヌンチャクを回収することにした。これはもっと力をつけて疲れていない時にトライしないとダメだ。タヌキ岩を去る前に、自然薯をやってみたがこれもテンション。やれやれ。IS見さんも結局、月光が登れなかった。

[最高ルーフ左の岩]

 お殿様岩を見物してから、最高ルーフ左の岩に行ってみることにした。「白糸」5.10c/d、「最高ルーフ見学ルート」5.10aを2人それぞれ登ったあと、「ナデシ」5.11aにトライ。先にトライしたIS見さんはじっくり登ってオンサイト。続いて私もトライ。出だしから悪く、1ピン目のクリップは緊張した。その後も左上するところも気が抜けないが、何とかフラッシュできた。私が登り終える頃に、この日あみだくじ岩で登っていたと言うT橋さん、W辺さん、K坂さんがやって来た。

 T橋さんはこの日で帰り、K坂さんは須玉の家にいったん戻るため、W辺さんと3人で、私のもう一つのテントを使ってキャンプ。廻り目平の夜は寒い。

10() 兄岩・弟岩】

[兄岩]

 K坂さんとともに妹岩で「ジャックと豆の木」にトライすると言うW辺さんと別れ、IS見さんと兄岩へ。天気はこの日も気持ち良く晴れているのに、3連休も最終日で高速道の渋滞を避けて早々に帰る人達が多いためかどうかは分からないが、岩場は貸し切り状態だった。私はとても5.12aなどトライする残ってないので、この日は5.11台前半をあれこれ登るつもりでいた。

 まずはアップで「ガンバレクマさん」5.10bを登る。このルートはクライミングを初めて間もない頃に何度か登ったことのある懐かしいルートだ。IS見さんはこのルートと隣りの「北条カンテ」5.10bも登る。

 私はこの日は少なくとも「ムーンサルト51号」5.11a「森の緑にかこまれて」5.11bの2つは登るつもりだったので、まずはムーンサルトをやることにした。最後、終了点直下の岩に抱きつくような体勢から直上する際に上部をパーミングの万歳状態からマントリングするのがちょっと悪いが何とかオンサイトできた。

 IS見さんは「ウォーリーをさがせ」5.11aと「マガジン」5.10aNPをどちらもオンサイト。

 続いて、私はもう一つの目的、森の緑にトライ。これは昨夏トライした際にヨレていてテンションしてしまったルートだが、この日は確実にレッドポイント。

 IS見さんは「ナツコのナッツ」5.11aにトライ。1便目はナッツを使った出だしから小ハング越えで足が滑ってフォール。後半の右に回り込んだ悪いスラブはこなせるという。

 私が「反射炉はデイドリーム」5.11bという短いルートの1便目でテンションしてしまったあとに、IS見さんはナツコをRP。私も反射炉を2便目でRPIS見さんも反射炉1便でフォールしてしまい、少し休んだ2便目でRP

 さらに、私は「スケアクロウ」5.11b/cをオンサイト。左面から右面に回り込んで登るルートのようだが、何だか易しく感じた。兄岩はこれで引き上げることにして、隣りの弟岩へ。

[弟岩]

 まず私が「屋根の上のバイオリン弾き」5.11bを登る。これは小ハングを回り込むようにいくつか越えていくルートなのだが、とても快適に登れる。100岩場には二番目のハングの乗越しが核心とあるが、ハング下を左トラバースしながら、左上にある突起ホールドをクロス気味に右手で取って、その上方にある縦長ホールドを左手でピンチするというジムの課題でありがちなムーブでやれば容易に乗っ越せる感じだ。このルートはおススメ。

 そういうわけで、私はこの日、5.11台前半を5本も登ったので満足。これで終わりにする。あとはIS見さんが「ケンタウルス伝説」5.10bにトライするも中間部の凹角に入るのがえらく悪いようで、左の「謎のルート」あたりを登る。回収しようとしたロープが結び目を解くのを忘れていたために、私のロープでもう一度登ると言うことをしたあと、弟岩下部にある「もうじきバカボン」5.10cと「下積み生活」5.10cを登って、IS見さんもクライミング終了。3日間、時間の限りたくさん登ったものだ。

 キャンプ場に戻って、乾いたテントを撤収して、廻り目平を後にする。お金を節約したいと言うIS見さんの意見をとって、東京までひたすらした道で帰る。中込から内山峠を経て国道254号線をずっと走った。くたくたに疲れたけれど、今回イエロークラッシュが登れて、ほかにもいくつも登れたので良かった、良かった。天気も良かったし。

三連休を前に、7日(木)はベースキャンプへ

 木曜日にO石さんとベースキャンプへ。

 O石さんは登山経験はあるが、クライミングは今年から始めたそうで、クライミングジムに行くのも初めて。

 ビレイはそれなりにできるので、ボルダルングを少しやってからルート壁に取り付いた。

 いつもこうなのか分からないが、この日はお客が空いていた。

 O石さんはいくつか登っているうちに、腕がパンプして手指の皮も痛くなってきたという。

 初めてならヨレるのが早いのは当然だが、続けていくうちに強くなっていくだろう。

 三連休の報告は後ほど。

秋空高くさわやかな季節、有笠山&小川山へ

10月最初の週末で気温がさらに下がった感じだ。この週末は土曜日は有笠山で登り、翌日曜日は小川山で登った。車での移動も長くて疲れた~。

1() 有笠山】

 朝8時半に麓の有笠山荘キャンプ場前に待合せということで、家を出る。U野さん、N川さん夫妻と待ち合わせ、今夏大雨で荒れてしまった東口登山口に至る林道を歩き始める。

[荒れた林道のこと]

この林道は未舗装でデコボコだったが、私の車でもこれまでは何とか通ることができたが、荒れてしまってからは、脇に側溝のように深い溝がいくつもできてしまった。これにハマったら車は身動きとれなくなりそう。それでも何台かは頑張って登山口まで車であがったいた。ジムニーのような下が高くて幅が狭い四駆車なら、注意して行けば行けるのかも。

しかし、車では行かないほうが無難だ。スタックしたり底をぶつける心配をするくらいなら下から歩いてしまったほうが楽だ。キャンプ場から登山口まで、話しながらテクテク歩いても20分かからなかった。真夏ならこれで身体中から汗が噴き出すことだろうが、涼しくなった今はこの歩きで身体が温まってちょうど良い。

西口登山口からサンダンスを経て南国エリアに来る人達もいるようだが、歩く距離はどちらも変わらないような気がする。東口の林道が荒れたと言っても、徒歩なら何でもない分、楽だと思う。

そういうワケで長々と書いたが、林道が荒れたという情報がクライマーの間で流れているのかどうか、訪れる人が少なく結果的に岩場が空いていて良い。

 フェアリーは、左側のルートは例によって濡れているようだ。「予感」は下部の易しいパートが濡れているが登れそうに見える。ということで、南国エリアに行くことにする。

 東の石門でアップをしてから南国に向かうと言うN川さん夫妻と別れ、一足先にU野さんと南国へ。

[「いろはにほへと」5.11c/d RP]

 「旅館有笠」5.10aを登ってから、宿題の「いろはにほへと」5.11c/dにトライする。前回、2日間で4便出したが、ハング下を左にトラバースする34ピン間の窮屈な核心部がどうもできないのだ。

 1便目はヌンチャクかけ。やっぱり核心部ができない。セルフをとったまま、伸び上がって4ピン目にクリップし、トップアウトしておく。

 2便目も核心部でテンション。ダメだ。3便目、だんだんとトライするのがイヤになってくる。またしてもダメ。足の位置が悪いようだ。一時間くらいのペースでトライを繰り返す。4便目…。足の踏み替えを少しずつ修正しているのがダメだった。しかし、手は分かった。クロス気味に右手で左上のホールドを取って身体を返せば良いのだ。そうしてこれがダメだったらヌンチャクを回収しようと思って臨んだ5便目でようやくレッドポイント。通算9便もかかってしまった。やれやれ。これでやっと「いろは…」から解放される。

[「秘密の鍵穴」5.11d RP]

 いろは…が片付いて気分が楽になった。南国エリアの右端にある「秘密の鍵穴」5.11dにトライしてみることにした。出だしで落ちると危ないので1ピン目はプリクリップしておく。左手はピンチ気味、右手はスローパー気味から、右手を一つ上に移し、右足をヒールフック。身体をぐんと上げてデッドポイントで左で上部のガバをキャッチ。これは1回目ですぐにできた。そのあたりのガバから乗っ越すのだが、これが悪かった。触ってみても身体を引き上げられるほどのホールドがない。たまらずテンション。厳し過ぎると思っていたら、U野さんがヒントをくれる。これが正しいのかどうかは分からないが、両手でリップのカチをパーミング気味に持った状態から、左にある小棚に左足を乗せ、やはり左奥にあるカチを取って、左足に乗りこんでじわじわと立ちあがる。こうしてから再び右に戻るというものだ。ボルトからちょっと左寄りにはなるが、まあ良いのかな。途中、カタカタと動くが取れない石をがっちりと持つところもあるが、2便でレッドポイント。良かった~。

 この日はけっこう登って疲れた。麓のキャンプ場に泊まらずに、私がよくテント泊する某所で泊まることになった。まずはその前に群馬原町にある岩櫃城温泉に行く。駐車場でH原さんとK島さんに会う。岩場で会ったことはないのだが、この温泉でばったり会うのは3回目くらいだ。クライマーは行動パターンが一緒だなあ。ベイシアで買い出しをして泊まるところへ。

 テントの外でブルーシートを敷いてささやかな宴会。酔っぱらわないと話せないよーなことをN川さん達に次々と質問されて、お酒を飲み過ぎてしまう。夜10時半くらいになり、それぞれテントや車にもぐり込み寝る。

 翌日はI澤さんと小川山に行くことになっているので、翌日も有笠で登るU野さん達とは別れることになる。有笠組には翌日、M岡さんとHンクさんが合流することになっている。

2() 小川山】

 埼玉県北部に住むI澤さんを朝6時半に自宅まで迎えに行くために、ケータイのアラームを5時にセットしたはずが鳴らなくて、目が覚めたのは521分。えっ!?と驚いて飛び起きて、寝袋やテントを丸めて車の中に放り込み、26分には出発。U野さん達はもちろんまだ寝ている。関越道を少し走り、カーナビを頼りにI澤さん家へ。I澤さんを乗せ、上信越道を下仁田ICまで少し走ってから、内山峠を経て信州へ。ナナーズ小海町店の並びにある「高原のパンやさん」という店でパンを買う。廻り目平に着いたのは9時過ぎ。荷物をまとめて、徒渉し妹岩へ。

 はじめにマラ岩ケイブの上面にある「屋根の上のタジヤン」5.9というスラブをやるが、これがこわい。1ピン目はプリクリップしておくのだが、スラブはやっぱりこわい。

 目的の妹岩にある「イエロークラッシュ」5.12aに行くと、人がけっこういる。順番を入れて、しばらく待つ間にMねさんもH野さんと一緒にやってきた。さて、今回新しいシューズを下ろすことにした。今夏カナダに行った際に買ったスポルティバのソリューションだ。買ったはいいが、きつくて履くのが大変。しかし新しいシューズはいつもそうだから、何度も履いているうちに馴染んでくるだろう。

 イエロークラッシュにはこの日3便出したが、結論から言うとレッドポイントできず…。トライごとに登れる高さが上がるのだが、核心部分にさしかかるとヨレてきてしまいホールドを保持できなくなってくる。こういうところが弱いのだ。ギリギリのところで、あと一手が出れば少しレストできるのに、それが出せない。ムーブとしてはもう固まっているので、あとは集中力だけなのだ。反省ばっかりだ。

 夕方が迫り、岩場にいた人達がどんどん下山する中、「届け手の平」5.10cというスラブをやる。中間部と上部に悪いところがありテンション。スラブは難しい。

 暗くなりつつある中、下山。ヘルシーの湯で強張った身体をストレッチし、ナナーズ小海店の並びにある「風とり」という定食屋で夕食。風とり丼850円。

Imgp4511

 朝来た内山峠を経て、少し上信越道を走り、I澤さんを家まで送ったのは夜10時過ぎ。再び関越道に乗り、車をかっ飛ばし東京の自宅へ。いや~、疲れた疲れた。

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