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冬の八ヶ岳で「中山尾根」「石尊稜」「大同心南稜」の3ルートを登る【16日 大同心南稜】

16()

 3時半に起床。寝袋を片付けて、お湯を沸かして水分を摂る。作夜鍋に少し残した具材にうどんを足して朝食。前日よりも少し遅い5時半頃に出発。暗い中、大同心ルンゼへの入口にロープが張られ、それを越えて大同心稜に取り付いて行く。よく踏まれた跡があるので、道は分かりやすい。樹林帯の中を延々と登って行く。疲れてきたので途中で休憩しながら、やがて開けてくる。高い雲がかかっているものの、見通しは良く山々が眺められる。

R9291260

 大同心の岩壁が目の前に迫ってくる。目の前に見えるのは正面壁か。南稜は右に回り込んだところにあるはずだ。大同心の基部を右手に回り込むと、傾斜が緩くなったところにピンがあった。どうやらここが取付のようだ。ラインは左方に上がって行くようだが、ここから見てもどうも良く分からない。ルート図によると全4ピッチ中、最終4ピッチ目がアブミを要する人工登攀なので、ここを私がリードすることにして、1ピッチ目はO石さんに行ってもらうことにした。

Ⅲ級ほどの雪の岩場をO石さんは着実に登って行く。下でビレイしていてO石さんの姿がやがて見えなくなったのだが、結果的にO石さんの選んだラインはばっちりだったようだ。私もフォローで続く。前日に比べたら風は無いに等しく快適だ。1ピッチ目は前日の石尊稜に比べたら易しい感じ。ロープは40m以上伸びて、おそらくルート図よりももっと先でピッチを切ったようだ。

 2ピッチ目は私のリード。岩場を登ると雪斜面に出て、ランナーをとらずにどんどん左上に見えるリッジに向かって斜面を登る。リッジの岩でランナーをとって、岩を乗っ越すとその先に最終の人工ピッチの取付らしきのスリングが見える。その手前にも支点があり、そこまでロープを伸ばしてピッチを切る。結局、3ピッチかけるところを2ピッチで登って来たわけだ。時間の節約にもなる。人工ピッチの取付は数m先に見えるので、登って来たO石さんにそのままそこまで登ってもらう。私もそこに着いて、アブミを用意する。

 出だししばらくはアブミを使わずハーケンにヌンチャクをかけてそれを握るというA0で登る。グローブをしていると岩を保持できないので、冷たいながら素手になってちょっと登ったりも。中盤でアブミを使う。R9291263

 ハーケンが抜けずにもってくれるのかは分からないが、アブミに乗り込む。ハーケンに短く細いスリングがかかっているのが右頭上に見える。アブミに乗り込むも、そのハーケンには微妙に届かず、スリングにアブミをかける。乗り込むとスリングは切れずにもってくれた。もう一度素手になったりしながら、終盤で再びアブミを使う。ペツルのボルトがばっちり打ってあるところには、カラビナ2枚でそれぞれロープを通す。そこを登ると終わりが近いようだ。ヌンチャクの数が限られるので、全てのピンにヌンチャクをかけるわけにはいかないので、上にかけたら下を回収するという間引きながら登る。そうして人工のセクションを越え、ビレイ支点に出る。眺めが非常に良い。浅間山も見えるし、谷川岳方面も見えるようだ。北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプスもくっきりと見える。眺めを堪能しながら、フォローのO石さんをビレイする。ロープにテンションがかかりO石さんも苦戦しているようだが、なんとか登って来た。少し登れば大同心の頭だ。テントが張れそうなくらい平坦だ。大同心ルンゼへの下降ルートが下に見える。R9291266

 まだ午前中なので、小同心クラックを登ることもできたのだが、O石さんはアブミ登りで腕が張ってしまったと言うし、私は行きの交通事故の件が気になって、ここで切り上げても良いかという気分だったので、小同心クラックは止めて下山することにした。

 大同心ルンゼへの下降点は小同心との間で、岩壁のところにチムニー状の箇所がありそこから降りられる。さらに降りて行くと、小同心と大同心に左右に分かれるところに出て、右に進み朝登り始めた取付を通過する。大同心稜を下って行き、赤岳鉱泉のテント場に帰着する。

 まだ昼なので、O石さんが前日地蔵尾根でカメラのレンズのふたを落としたようだから探しに行くと言うので、一時間ほどテントの中で荷物をまとめたりしながら待っていた。O石さんが戻って来たのでテントを撤収する。レンズのふたは結局見つからなかったそうだ。下山ではアイゼン不要。行きよりもラクだが、2日間の登はんでさすがに疲れた。

美濃戸口に着き、車ですぐに温泉に向かいたいところだが、もみの湯は午後5時以降300円に安くなるようなので、時間つぶしに30分ほど山荘で休憩。もみの湯のお風呂に入った時は、疲れて冷えた身体が一気に温まって気持ち良かった~。

 夕食は、した道を延々と走って甲府昭和ICに近い知る人ぞ知る「ぼんち食堂」へ。食べきれないほど山盛りで出てくるお店だ。二人とも400円のラーメンを注文し、餃子も一皿注文。O石さんにはもっと量の多いご飯ものにとらいしてほしかったなあ。その後、高速に乗って東京に帰る。

 今回、小同心クラックはやめたものの、初日には中山尾根と石尊稜の2本を登り、2日目には人工ピッチのある大同心南稜を登るという充実した内容となって良かった。車は修理しないといけないけれど。

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