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「任侠道」5.12d RP 二子山

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 今シーズン中ずっとトライしていた「任侠道」5.12dがようやく登れた。昨年2月に登った「おいしいよー」5.12c以来の自己最高グレードの更新だ。

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 ここのところ週末を迎えると天気が悪くなり、この日も曇りのち雨という予報だった。28()も少し雪が舞ったりしたものの、木曜日と金曜日は天気が良かったはずだから、今日の雨が降り出すまでは岩は乾いていてくれているはずだ。午前9時過ぎに小鹿野市内でI澤さんと待合せ、I澤さんの車で二子山へ。林道にはすっかり雪がない。道中からポツポツと雨が降り出してきている。駐車スペースには数台の車が停まっている。曇り空なので、陽射しの期待できない祠エリアには行かず、弓状に直行。天気予報が悪いためか、人は少なめ。温度計を見ると8℃ほど。このあと、陽が射すこともあり13℃まで上昇した。

 トライ中の任侠道を見上げると、34ピン間の濡れていた左手アンダーガバも乾いているように見える。これまでトライした便数は45便。50便の大台が近づいてきてしまった。悪魔のエチュードを一度登ってアップとし、少し休んだあとの11時頃、任侠道にトライする。

 任侠道・通算46便目。核心に入り、両手それぞれガバアンダーから、遠い左上部のホールドを取り、右足を5ピン目下の穴に入れ、右手で6ピン目クリップホールドに手を出す…が、伸びが足りなかったか、指先がホールドに触れただけでそのままフォール。トップアウトしておく。

 雲が厚くなってきて、風が吹いて寒くなってきた。雨が降り出してくるかもしれない。午後1時半頃、2便目を出す。やはり岩がちょっと冷たいので焼き石を持って行く。

 任侠道・通算47便目。6ピン目クリップホールドが取れたのは良かったが、そこで右手が急激にヨレた感じがして、たまらずヌンチャクをつかんでしまう。あらら。これもトップアウト。終了点に達した頃、雨が強く降り出してきた。壁にぴったりと身を寄せていると雨を避けられるのだが、ロープにぶらさがって、少し壁から身体を離すと雨が降りかかってくる。任侠道の終盤は下部に比べて傾斜がなくなってくるが、微妙にまだかぶっているのかもしれない。これだけ雨が降ってもそうそう濡れないようだ。

 本格的なザーザー降りだ。皆、岩壁の下に身を寄せて雨を避けるが、風が吹くと、雨水が降りかかってくる。気温も急激に下がってきて、3℃まで降下した。明日は4月だというのに寒い。しばらく雨宿りしていた学生らしきグループなどが帰り支度を始めた。

 前線通過による一時的な荒天なので、少し待っていれば雨は止むだろうと思っていた。先の日曜日も一時雪が降ったけれど夕方には回復したし、水曜日もそんな天気だった。12時間も待っていれば止むと思って、レストを兼ねてゆっくり待つことにした。学生グループ以外にも何組かが帰っていったが、3時頃になると志賀坂峠の方面が少し明るくなってきて、気づけば雨脚も弱くなってきた。予想どおり、すぐに天気が回復してくれた。レストしている間、あまり動いていないと寒いばっかりなので、悪魔のエチュードを一度登ってクライムダウンしておいた。

 やがて部分的に青空が広がってきた。陽射しが射すこともあったが、雲もまだ残っていて、全天青空というわけにはいかなかった。が、任侠道は濡れていないようだし、天気も回復してくれて、4時頃に3便目を出すことにした。

[「任侠道」5.12d RP]

 任侠道・48便目。48回目の任侠道のトライ。登る準備をしながら、NKD48か…などと考えている。そんなグループがステージにずらりと並んでいたらさぞかし怖そうだ。焼き石を持って登り始める。

何度も登った下部は迷いなく登って行ける。5ピン目下のレストポイントでは、片手ずつシェイクするが、あまり長い時間いると保持する指がヨレてしまうので、早めに核心に入る。6ピン目クリップホールド取りもスムーズにいって、クリップする。ここから先、7ピン目まで少しランナウトするので、指が持つか一瞬考えたが、すぐに余計なことを考えるのは止めて、これまた何度もやって自動化しているムーブをこなす。そして、左にトラバースして大フレークに到達して初めて何度も大きく呼吸をすることができた。7ピン目のクリップを済ませ、大フレークで片手ずつ休ませてから、右足をフレークにばっちりヒールフックさせて直上し終了点へ。やった~~。任侠道をレッドポイントできた。

下に降りて、ビレイしてくれたI澤さん、栃木のS々木さんと握手。ありがとうございますっ。これほど便数を出したルートはこれが初めてだ。昨シーズン登った「おいしいよー」5.12cもたくさんトライしたけれど24便。そのちょうど倍だ。しかし、登れて嬉しい。今までの苦労が報われた。

昨シーズン、おいしいよーが登れたあとに、任侠道を6便出したが、下部ではテンションしまくり、核心入りの6ピン目クリップホールドには触ることもできなかった。今シーズンに入り、11月の頭に1便だけやったものの、その後、蛇の道とSVPを登って、1月末からこの日まで丸2ヵ月間、41便トライしたことになる。この任侠道で、おいしいよー以来となる自己最高グレードの更新だ。約13ヵ月半を要したことになる。グレードを一つあげるのは本当に大変だ。

ムーブの転機になったのは、3日間二子で登った2週間前の19日のことで、この日、核心入りで何度も足位置を変えている私を見て、K野さん達がもっと合理的な足さばきを教えてくれたことだ。両手それぞれガバアンダーから左足をクロス気味に高い位置にあてて、伸び上がって左手ホールド取り、そのまま右足を5ピン目下穴に入れ、右手はマッチすることなく、6ピン目クリップホールドを取りに行く。

それまで、左手を取ってから7歩も足を動かしていたのだが、それがたった1歩で済むようになって、さらにマッチする必要もなくなって、左手がヨレなくなったのだ。

あと、おいしいよーも時もそうだったが、めちゃくちゃ岩が冷たい冬は焼き石を握っても指が回復せず、ムーブをつなげるどころでなく、それで便数がどんどん増えていくという結果になった。ということで、いろいろ試行錯誤したが、結果オーライだ。

年度の末日で、その日3便目で登れたというのも、最後の最後にきっちり仕事を片付けたって感じかな。留年せずに無事卒業できて良かった。Imgp5080

(↑夕方の弓状のようす)

この日は、ワークアウトとして他のルートを登ることもせず終了。I澤さんはトライ中のSVPが残念ながら登れなかったが、少しずつ復調してきている様子。

薬師の湯で温泉に入り、やおよしで買い出し後、国道沿いのお店・ようかみ食堂に入り、私はわらじカツ丼1,000円を注文。いちおうこれが完登祝い。  

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下吉田キャンプ場の建物棟へ。ここに泊まる時は、飲むと言っても発泡酒やら第3のビールばかりだったが、こうして難しいのが登れた時はプレモルを飲むというのが一部のクライマーの間での決まりごと?となっている。というわけでサントリーのプレミアムモルツを飲んだ。

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おつまみもちょっと食べ過ぎたかも。気が付くと日付が替わる時間になっていたので、寝袋に包まって横になる。

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 昨夜は何だか寝付けなかった。任侠道を登れて興奮していたとかそういうわけではなく、胃の中に食べ物が残ったまま寝たとか、薄いマットで硬くて背中が痛かったとかいうのが原因のようで、横になって目は閉じてはいても、寝ているのか目覚めているのかよく分からないまま外が明るくなってしまった。眠い。まあ、任侠道が片付いたことだし、今日はのんびり登ろう。

 外はよく晴れていて風もなく気持ちがよい。他の岩場に転進しようかともI澤さんと話したけれど、結局二子に行くことにした。今日は私のルノー・ルーテシアで二子を往復。岩場に着き、会った人達に任侠道を登ったことを報告して、祠エリアにある祠にも手を合わせて、任侠道完登のお礼とクライミングの安全をお祈りする。

 ごんべえと孫御飯でアップをしてから、弓状へ。前日とうって変わっていつものように人が多い。私は何度か触ってみた「穴のムジナ」5.12cをやってみたけれど(通算4便目)、調子が悪いことを差し引いても第一核心といわれるところで散々苦労してムーブを探ったうえに、その先のランナウトするパートは今回も歯が立たずそこで敗退。なんだか任侠よりも大変そうだ。

この日は穴ムジはもうやらないことにして、これまたずっと登れていない「二子フリーク」5.11cをやることにした。二子フリークはこれまでたびたびトライしているのだが、どういうわけか未だに登れていない相性の悪い5.11cだ。

1便目はヌンチャク掛けを兼ねて無理せず途中でテンション。2便目は終了点直下まで迫ったものの、最終のクリップができずたまらず大フォール。ああ、怖かった。3便目はもうヨレヨレでテンションしまくって、ヌンチャクを回収するという始末だった。このルートこそ留年することになりそうだ。

 I澤さんがSVP2便出したあと、残った時間で右壁に行ってみることにした。弓状ばかりで、わざわざ右壁に行くということはないが、たまにこうして他のルートを触るのも面白い。それにヨレているから、かぶった厳しいルートはもうやりたくないし。

まずは、「徒然草」5.10cをオンサイト。徒然草は、本来はもちろん“つれづれぐさ”と読むけれど、このルートでは、“とぜんそう”と読むことになっているらしい。なんでも、設定者が徒然草の読み方を知らずに名付けたとか。

つづいて、「二子ランチ」5.10dをフラッシュ。I澤さんが手こずっていた上部の核心を下から見ることができたので、なんとか1撃できた。I澤さんも粘った3便目でRP。皆が帰り始める中、弓状に戻って、I澤さんはさらにSVPをトライ。ヨレているはずだが、6ピン目まで登るという頑張りようだった。調子があがってきているようだから、RPも近いかも。

この日は、フリークも登れず成果としてはパッとしなかったが、なにしろ前日に任侠道が登れたから御の字だ。

 

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コメント

やりましたね!!おめでとうございます。scissors
しかも雨の日に。

ありがとうございます。
雨があがるのを待って良かったです。

おめでとうございます。
任侠は一つの到達点ですよね!
また、来シーズンもよろしくお願いいたします。

ありがとうございます~。
こちらこそよろしくお願いします。
到達点。そうですね。
二子シーズンはそろそろ終わりなので、ほかの岩場でつぎの目標が見つかればと思います。
とりあえず明日は二子。

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