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2012年5月

クライミングジム通い(5月)

■風邪気味…、でもB-PUMP荻窪へ

5/9()

 GWに行ったイタリアで、涼しい日に岩場で昼寝をしていたら風邪をひいてしまい、それが一週間ほど経った今でも引きずっている始末。

 月曜日、火曜日と身体の調子がいまいちなのでジム行きを控えていたのだが、鼻水が止まらないものの一日ごとに少しずつは治ってきているので、今日は行くことにした。

調子が戻らないものの、身体は思っていたより動いてくれた。カラッと乾いたイタリアに比べると、ジムの中は蒸し暑い。登っていると汗をかいてシャツやズボンが身体に張り付いて動きづらい。でも、リハビリクライミングにはなって良かったかな。

■二日酔い…、でもB-PUMP秋葉原へ

5/17()

 火曜日にジムに行くつもりが、御茶ノ水駅で電車を下りたところで財布を忘れたことに気づき(会員証も)、そのまま帰るハメに。

 水曜日は某山の集まりがあり、飲み屋でビールを飲んでいると男山という日本酒が出てきた。これがおいしくて、ついつい飲み過ぎてしまった。

 本日木曜日は二日酔い気味と寝不足で頭が重かった。午後になってようやく復調してきたので、仕事のあとは一昨日行き逃したジムへ。ジムの中は蒸し暑くて汗だくになる。節電も分かるけれど、お金払ってるんだから、空調くらい入れてほしいもの。ちょっと筋力がついたのか、体調のわりにはぐいぐいと登れたかな。

 帰りがけ、オーガニックのTシャツを買った。岩場で着よう。

■金環日食、B-PUMP秋葉原へ

5/21()

 週末のクライミング&沢登りの疲れが残る月曜日朝は、金環日食が観察できるとテレビで盛んに言っていたので、専用メガネなどは買わず、肉眼で見てみることにした。少しずつ太陽が欠け始め、7時半頃にはリング状になっているはず。太陽を直接見ると明るすぎて日食になっているのか分からなかったのが、少し雲がかかった時によく見てみたらリング状になっているのが分かった。

 さて、この日も秋葉原へ。水色2級の課題が3つ登れた。思ったより身体が動いてくれた。水色課題をもう一つ登っておきたかったが、これは落とせず。新しい課題のようだから、またトライしてみよう。

■中一日で、再びB-PUMP秋葉原へ

5/23()

 一昨日、どっかぶり壁の右端にある新しい水色2級課題が登れず仕舞いだったので、今日はアップしたあとにさっそく取り付く。後半に出てくるスローパーは使わず、その上のカチを右手で取ったりして1便目で登れた。

 その後、2級ばかりトライして、結局今日は2級課題が5つも登れた。

 橙色1級課題を少しやってみたがどれも登れず。1級は冬に一つだけ登れたものの、2級がこうしていくつも登れるなら、1級課題も一つくらいはそろそろ登っておきたいところ。1級の壁が立ちはだかっているなあ。

■今週3度目となるジム通い、ひさしぶりにベースキャンプへ

5/24()

 月曜日、水曜日とアキパンに行ってヨレているのに、今日は4ヵ月ぶりにベースキャンプへ。入会した某山岳会のA見さんが来るまでボルダリングをして過ごすも、前日からの疲れとB-PUMPより辛く感じるグレーディングで紺色4級がせいぜいできるくらい。

 A見さんが来てからは、ルート壁を交代で登る。ヨレヨレのわりには、5.11台後半もそれなりに登れた。数手に凝縮されたボルダリングに打ち込むのも良いけれど、こうしてルートを登るのもやっぱり良い。もちろん岩場で登るのが一番だけれど。

■祖母が亡くなった…、ベースキャンプへ

5/29()

 母親から電話があり、新潟に住む祖母が今朝亡くなったという。90歳。合掌。

追って葬儀の日程を伝える電話があり、近く皆で長岡に行く。

この日記でも時々書いていた車のことや、最近は仕事上のことで困ったことがあったりと、どうもしっくりこないことが続いていた。

 車は買い替える必要があるので、目下検討中。

仕事のことも来月あたり抜本的に問題解決するという話しを今日したので、とりあえず良し。

何か区切りをつけて、転換していく場面なのかも。

で、そういうこととは関係ないけれど、今夜は再びベースキャンプ。新潟に行っている間は登れないので、ここでしっかり登っておかないと。

SのさんやT橋さん、Y内さんのほか、H内さんと初めて会う人もいて、狙うグレードは人それぞれながら、もっと登れるようになればいいな。

■山岳会の集まりの前に、B-PUMP秋葉原へ

5/30()

 今日は入会した某山岳会の例会があるのだが、その前にアキパンでボルダリング。調子は悪くないはずだが、水色2級を一つくらい登っただけで、あとは宿題が増えるばかり。でも、限られた時間でがつがつ登ったのは良かったかな。それにしてもこのジムは混雑している。

 ずいぶん遅れて例会に顔を出すと、ちょうど例会が終わったところで、すでに何人かは飲み屋に移動していると言う。

飲み屋では、沢登りの話でモチベーションアップ。加えて、澤之井という日本酒が出て来たものだから、以前よく通った御岳ボルダーの隣りの駅だからというわけではないが、くぴくぴと飲み過ぎた感じ。前回飲んだ男山というお酒もこれまた美味しかった。

 明日は、祖母の葬儀のため新潟に行くと言うのに、二日酔いにならなければ良いけれど。寝ようっと。

ちっぽけ岩の週末 有笠山

5/26()27()
 5月最後の週末は、有笠山のちっぽけ岩へ。フェアリーの予感やロマンチックが濡れてしまっているという情報から、乾きの良いちっぽけ岩に行くことにした。

5/26()
 ますます異音を発するようになってきた故障だらけのルーテシアを駆って、埼玉県内のI澤さん宅へ。I澤さんを乗せて、関越道から渋川伊香保ICを降り、中之条を経て有笠山へ。天気は良く、過ごしやすい気温だ。フェアリーの予感周辺は濡れてしまっているそうなので、実際に現地を見るのを省いて直接ちっぽけ岩へ。

 新緑のアプローチ道を15分ほど歩くと、植林に囲まれた中に忽然と立つちっぽけ岩に到着。これまで何度も来て見慣れているものの、こんな塔状の岩が倒れもせず立っているのはちょっとした光景だ。

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 四周すべてにルートが作られていて、岩塔の天辺には少し灌木が茂っているくらいなので、雨が降ってもすぐに流れてしまって、乾きが比較的早いようだ。
 昨年6月にTCE5.11cSala5.11c 、復活の日5.12aなどを私は完登済みだ。I澤さんもTCEが済んでいて、今回はSalaをやるそうだ。私はというと、2年前に来た時に少しやったフォーティセブン5.11cの終了点直下ができず、苦手意識を抱いたままこのルートのトライをやめてしまい、昨年来た時もやらなかった。そんなわけで、サンデードライバー5.12aか天涯5.11cをやることにした。

 アップでUnname5.10aに取りつくも出だしでいきなりテンション。これが10a?と文句を言いつつ、やり直して登る。既登の国体の☆5.10cも中間部では気が抜けないが、なんとか登りきる。今週は平日夜にジムに月水木と3回も行ってしまい、筋肉が回復しきらず、迎えた土曜日はだるさと寝不足気味とで身体が不調。中一日では十分には回復しないから木曜日に登るのは控えたほうが良いのかも。

 さて、サンデードライバーをやってみる。FIXロープを伝ってトラバース後、直上する出だしからいきなりやられた。チョンボして2ピン目を掛けるも、ホールドの乏しさにやる気を削がれる。出だし部分は右のSala側のカンテを使っても良さそうだが、早々に諦めてヌンチャクを回収しながら降りる。

 そのまま、天涯をやってみることにした。少し登り、左へトラバースするところでテンション。ここが最初の核心部か。その後、高い遠いホールドを取りに行ったりと5.11cというグレードとしては決して甘くない感じ。とりあえずヌンチャクを掛けて下りる。
 2便目はムーブを整理してテンション数は減った。3便目は終了点手前の溝状ホールドを取るもヨレてテンション。
 4便目でようやくレッドポイント。調子が悪くなければ3便目でイケた感じ。3つ星とあるが、ムーブがいろいろあってそうなのかもしれない。

 最後にタイムアウト5.10bをオンサイトしておく。これも10bにしては気が抜けない。SalaをトライしていたI澤さんはこの日は持ち越しとなったが、ムーブはばっちり固まったようだ。しかし、翌日の行き先を決めていないため、いったんヌンチャクを回収する。
  この日は晴れているものの、陽射しが樹林に遮られているせいか、昼寝していると思ったより寒かった。終日貸切状態だったちっぽけ岩を後にして、群馬原町駅近くのベイシアで買い出し後、岩櫃城温泉に入る。夕食は食堂兼居酒屋みたいなお店で、私は親子丼、I澤さんはカツ丼を食す。味はパッとしないが、肉の量が思ったより多くて、期待していなかった分だけは良かった。

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 某所にテントを張ってビールを飲んでいると、例によってとろとろと眠くなってきた。翌日もちっぽけ岩に行くことにして寝袋に包まる。

5/27()
 6時半頃に起き出す。この季節、はるか前に明るくなっている。近くのコンビニで朝食を済ませ、ちっぽけ岩へ。
 I澤さんはUnnameを登って、ロワーダウンしながらSalaにヌンチャクを掛ける。私はそのUnnameを登ったあと、一昨年トライして以来封印していたフォーティセブンをやることにした。

 苦手なイメージが残ったまま登り始めるも、終了点手前の6ピン目下まで迫る。6ピン目のクリップホールドとなる左上ホールドに手が出せずテンションしてしまうが、ここであれこれムーブを探る。左足を左方の棚状に乗せて乗り込めば容易にクリップホールドを取りに行けることは分かったが、そこから頭上にあるガバを取りに行くところで試行錯誤することになる。右手は上下2つ並んだ幅の狭いカチのうち上側、左手はクリップホールド左にある縦うすカチを持つ。チョークで白くなった正面頭上にある突起状はピンチっぽく持つようだが二子でガバ慣れしている私には保持しきれない。あれこれ考えた結果、前述の右手左手から、左足を正面腰前くらいの小さなところに乗せ、身体をぐっと引きつけて一気にデッドで左手を飛ばすとガバをキャッチすることができた。
 これまではホールドをちまちまとつないで登るイメージがあって避けていたのだが、このムーブならイケるし面白い。
 I澤さんもこの日1便目でSalaRPして、フォーティセブンに参戦。
 昼頃に2便目を出す。ガバ取りのため両手カチで身体を引き付けるも、6ピン目に至るまでにもたついて腕がヨレてしまい、ガバに手を出すこともなくテンション。ダメだなあ。
 I澤さんのトライ後、体内から身体を軽くした私は、気分も軽くなり3便目を出す。核心までは前便よりもサクサクとこなし、核心へ。両手のカチもオッケー。ガバを取った瞬間はつい声が出てしまう。こうしてRP。ほっ。
 I澤さんがもう一度トライしてからヌンチャクを回収する。私は西面のオンタイム5.10bをトライするも、これまた序盤が悪くてテンション。とりあえずトップアウトするも、続くI澤さんが登る前に、雨がザーザーと降ってきた。午前中の少し降ったりしたのだが、雨足が強くなってきて、I澤さんはびしょ濡れになってヌンチャクを回収。お疲れさまです。
 しばらく雨宿りするも西面はすっかり濡れてしまったので早めに切り上げることにした。

 ところで、ちっぽけ岩に新しいルートが一つできていた。南面のTCEの左隣りにあって、取り付きに置かれた石にルート名が書いてある。「アニュラーエクリプス20125.12cとある。N井さんにメールしたら金管日食という意味だと教えてくれた。21日朝にあった天体ショーで名づけたとすると本当に新しいルートだ。復活の日やサンデードライバーを超えて、ちっぽけ岩最難ルートというわけだ。

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 早く下山したので、いなりフェイスというのがどこにあるのか見に行ってみることにした。暮坂峠方面に少し車を走らせると左手の商店の先に「旧大岩学校牧水会館」という看板の立つ茅葺の木造建物がある。そこに車を停めて山を見ると、山の上のほうに岩壁が見える。先ほどの商店の脇から歩いて行き、おそらくあの岩場を目指せば良いのだろう。Imgp5418 Imgp5420

 関越道を走って、I澤さんを家まで送る。あとは、ずっとした道を走って帰った。しかし、この車はいよいよ乗り換えたほうがよさそうだ。自走するから、一見乗っていられるけれど、前に書いたようにドアやエアバッグのほか、右前輪の車軸が曲ってしまっているなどとなると、いつ何時ヤバいことになるか分からない。9年近く乗った愛車であるが、お別れのときが近づきつつあるようだ。

暑~い湯河原幕岩でクライミング、丹沢水無川新茅ノ沢で沢登り

5/19()20()

 天気に恵まれたこの週末、某山岳会に最近入会した私は、会の山行に初参加して、神奈川県内で登ってきた。

 両日ともメンバーの多少の出入りはあるものの総勢約30人という大人数。

土曜日は湯河原幕岩。私自身はユガマクを訪れるのは2年ぶり。梅林で知られる幕山公園は木々が青々と茂り暑く、とっくにクライミングシーズンは終わっている。そのため、大人数であっても、ほかに来る人は少ないので、結果的に選んだ場所としては良かったようだ。

 いくつかの班に分かれ、普段クライミングをほとんどしない人もいるようで、ビレイや懸垂下降といった基本技術の確認といった練習をしつつ、クライミングをした。

 日曜日は、前夜のうちに丹沢の登山口となる大倉から川を挟んだ林道の終点にある戸沢キャンプ場に行って泊まり、当日は7班に分かれて、周辺で沢登りをした。

■車のこと■

 愛車ルーテシアが事故に遭って、なんとか自走しているものの、まともに修理するとなると買い換えたほうが良いくらいの費用がかかるとディーラーで見積もられたことは、ずっと前の記録に書いたと思う。具体的にはボディ右側面の外装関係、作動してしまったエアバッグ関係だ。

 ボディ側面が前から後ろまでガリガリ傷だらけになったのに加え、右側(助手席側)ドアの取っ手がバカになっていて、外からは開けられず、運転席側から入り内側から開けないといけない状態だ。

 助手席シートに内蔵されたサイドエアバッグが作動したためシートが破けたのはもちろん、ドア下に内蔵されているというインパクトセンサーやその他コンピュータ一式を丸ごと交換しないといけないという。

 さて、先日、冬タイヤから夏タイヤに履き替えてもらうため、カー用品店に行ったら、右前輪が曲がっており、タイヤが著しく片減りしていると指摘された。

 さらに、今回の山行出発前に普段は外している後部座席のシートを取り付ける際に、後部座席用のシートベルトまでもが伸ばせず壊れていることが判明。

 また、後進する際、キーっと高い音がするようになってしまい、当初は何かの警告音かと思っていたのだが、この車にはそんな親切な機能は付いておらず、要は損傷による異音であるようだ。

 さらに書くと、これはその事故とは関係ないが、マフラーが傷んでいて、走行中ボーっと漏れるような音がずっとうるさいし、前側バンパー下の車体下の樹脂製の保護カバーが外れかけていて、テーピングテープで借り留めしているという始末。

 事故後の処理に関しては、私に代わって運転していた人間とは、その後話しがまとまったので金銭面での問題は解決している。

 一方、とりあえず開かないドア取っ手だけでも修理してもらおうとディーラーにお願いしたら、フランス本国からのドア取っ手部品の取り寄せが当初よりずっと時間がかかるなどと、ずっと後になってから連絡があり、その間一向に連絡がない私としては、前述のこともあり、いよいよ買い換えなければならないと思うようになっていた。

 車検が秋なのでそれまでには買い換えようかと思っていて、では何を買おうかといろいろと考え始めているところだ。一つ言えることは、山で走れる車ということ。

 どうして今回このことをここで述べたかは書かないけれど、買い替えのことは進展があればまた書こうかな。

5/19()

 さて、私はA見さんという人を乗せて湯河原幕岩に向かうことになった。A見さんは今冬雪山を登ったりして、数か月前にこの山岳会に入会したそうだ。クライミングの経験はまだほとんどないらしい。

 始発電車で最寄駅まで来てもらい、環8から東名道、小田原厚木道路と走り、7時半頃にはユガマクの駐車場に着いた。集合時間は9時半頃なので、それまでアップで少し登っておくことにした。

 A見さんは岩場は越沢バットレスに一度行っただけで、今回のユガマクが二度目らしい。私の案内で、葉の茂った梅林の中を歩き桃源郷エリアへ。ほかには誰もいない。今日は暑くなりそうだ。

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 ハーネスの装着、ロープの結びなど基本的なことを確認し、1ピン目でテンションをかけてビレイのチェックもする。

 私のリードで5.7の易しいルートを2本登る。どちらもA見さんにはトップロープで登ってもらう。グレードにかかわらず、まだ初心者の人にいきなりリードは禁物だ。

 最後にサンセット5.10aを登って、これもA見さんにトップロープでトライしてもらったが、上部核心部分で止めて下りる。荷物をまとめて、いったん駐車場に下りると、会の人達がだんだんとやって来た。

 人数が多いのでいくつかの班に分かれるのだが、A山さんをリーダーとする私のいる7人の班は、アプローチの長いウイングスロックへ。あと1人いるのだが、ケガのため見学のみ。その他の班は桃源郷周辺で登るらしいが、以前行ったことのあるサイレントヴァリーのさらに奥にウイングスロックはあるはずだ。山道を登って行くと暑さで汗が噴き出してくる。

 誰もいないウイングスロックに着くと、講師役のA山さんは「海を見ていた午後」5.9の上に登り、残り6人が3組に分かれ、このルートをリード&フォローで登り、懸垂下降することになった。それを一組ずつ終えたあとは、リードとフォローが交代してもう一度繰り返すので、3組で計6回登ることになる。順番を待つほかの組はその間、近くのルートを自由に登ることにした。

 N野さんと組んだ私は3番目なので、待ち時間に「レッセッセ」5.10aを登ることにした。任侠道を登った者として、これくらいのルートはサクッと登らなければならないところだが、どういうわけかラインを誤り不覚にもテンション。さっさとトップアウトして、あとでもう一度登ってレッドポイントしておいた。

 ほかの人達もトライする。私はほかに「カンテの心」5.9∔、「股旅」5.9、「ルートは緑」5.10bを登ったりした。とにかく陽射しが暑い一日だ。

 リード&フォローの練習では、登ること自体は何でもないが、終了点でフォローをビレイしたり懸垂下降のセットをしたり、普段あまりやる機会がないので良い練習になった。懸垂下降のセットに就いては、昨年末に行ったタイ・プラナンのマルチピッチルートで、私の非常にヤバいやり方を見かねたイタリア人が、きちんとした方法を教えてくれたので、それを実践してみた。これを見たA山さんは、これは良いと思ってくれたようだ。なんたってアルパイン先進地ヨーロッパアルプスの一流登はんガイド(?)直伝だからね。

 つい先ごろまで二子で焼き石して登っていた身としては、こんなに暑い中で登るのは非常に疲れる。暑さに中てられたというか。ひととおり練習を終え、桃源郷に下山すると、ほかの班の全員がサンセット周辺で登っていた。人数が多いので見ている人が大半だけれど。引き上げる時間まで少しあったので、私は「夕暮れ時」5.10bを再登しておく。

 駐車場でいったん解散したあと、メンバーの大半がそのまま丹沢の戸沢キャンプ場に行くことになっている。翌日の沢登りのためだ。A見さんを乗せ、小田原厚木道路を少し走り、渋沢駅前にあるいろはという食堂に入って夕食。私はカツ煮定食を食べる。店内の壁には完側県内の山岳会の会員募集のチラシがいくつも張ってあった。この駅は丹沢の玄関口みたいなところだから、この店には登山者がたくさん来るのだろう。現に、ほかのお客の登山者のかっこうだ。

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 お風呂に入りたかったが適当な温泉施設が見つからなかったので、そのまま戸沢へ向かう。夜7時半頃だったろうか。長いダートの林道を走っていると、道端に女性4人組がいた。あとで聞いた話では、下山路を誤って塔ノ岳からこちらに下山してきてしまい、林道を歩いていたところだったらしい。林道だからあとは迷いようはないのだが、他のメンバーが車に乗せて下まで送って行ったらしい。

 戸沢に着くと、他のメンバー達も集まって来ていた。いくつもテントを張る。私は新しく買って1月の八ヶ岳で一度使ったきりのモンベル・ステラリッジテント3型を張った。

 皆で焚き火を熾し、お酒を飲んで過ごし、夜も更けてきて各自テントに入る。

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 陽が当たってきてテントの中が暑くなってきて起き出す。昨夜はビールのほか泡盛も飲んだので、ちょっと頭が重い。が、8時半の集合時間までゆっくり支度をしているうちにそれも治まってきた。

 この日も約30人が集結。7パーティーに分かれ、源次郎沢やモミソ沢、セドノ沢右俣・左俣などに入って行く。

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 S藤さんをリーダーとする私を含む5人の班は、新茅ノ沢を目指す。

 林道を少し戻り、橋のかかる標高約520mの新茅ノ沢出合から入渓する。沢を詰めると標高1,136mの鳥尾山の山頂に出ることができるはずだ。標高差は約600m。

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 最初の滝F1でさっそくロープを出す。ロープは私が持ってきた830mのべアール製。左側の凹角を私がリードして、後続がアッセンダーで確保して続き、最後はフォローで引き上げる。F2S藤さんのリード。Imgp5364

 そして、この沢のハイライトF5大滝15mが現れた。参考にした「東京起点沢登りルート120(山と渓谷社)の遡行図には水流右側を登ることもできるが、さもなくば右岸から巻くようにとある。

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 古びた残置スリングが見える水流右側の直上ラインを観察してみると、水流で濡れているものの登れそうに見える。ここは私のリードで登ることになった。荷物は後続に上げてもらうことにして、上半身雨具を着て登はん開始。

滝の右側から直上ラインに入ると水流を浴びるようになるが、水は思ったより冷たくない。左足を乗せたい左側の水流の中にもフットホールドを見つけられた。安定したムーブで当てにならない残置ハーケンにヌンチャクを掛けて登る。上部の岩は乾いていて、普段のクライミングに比べればはるかに易しいところを乗っ越すと、見慣れない金具を使ったしっかりしたボルト支点があったので、そこで後続をビレイする。

ほかのメンバーも水流にびしょ濡れになりながら頑張って登って来た。今回の沢登りではほとんど濡れないはずと思っていた人もいたけれど、巻かずにこうして登ったほうが断然楽しい。

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あとはロープを出すような滝はなく、どんどんと標高を稼いで行く。Imgp5391 Imgp5398

水が枯れたチョックストーンを越えると、ガレガレになってきて、さらに土の斜面を登ると鳥尾山山頂にひょっこり出る。9時過ぎに入渓して山頂に着いたのは1225分頃だから、約3時間20分だ。山頂にはハイカーがたくさんいた。流行りの山ガールっぽい人達もいる。

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私は今回沢靴を新調し、新たにモンベル・サワートレッカーを買った。それを登山靴に履き替え、服も上半身はTシャツ1枚になる。

塔ノ岳方面に登山道を進み行者岳の少し先から下山する道に入る。下山路分岐から38分で戸沢に到着。沢の水で沢靴の底を洗ってからキャンプ場へ。2パーティーが帰着しており、その後2時間くらいの間に残りのパーティーも帰って来た。

全員が集まって総括したあと解散。A見さんとT橋さんを乗せて、大渋滞しているらしい東名道を避けてした道を走って帰る。こうして入会した山岳会の山行に無事参加することができた。

「私生活」5.12c RP 二子山、前日は有笠山

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 5月連休のイタリアツアーから帰った最初の週末、土曜日は有笠で予感をトライし、日曜日は二子で私生活にトライした。

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 旅行先のイタリアで軽い風邪をひいてしまい、連休明けの週半ばでほぼ治ったものの体調はいまいち。

土曜日朝、埼玉県内のI澤さん家まで迎えに行き、そのまま関越道経由で有笠山へ。連休前に来たとき、中之条は桜が満開だったが、今は新緑がきれいだ。春だなあ。

東登山口には車が何台も停まっているものの、着いた時点ではフェアリーには誰もおらず。アップはI澤さんのおすすめに従って、フェアリーの少し下にある目立たない岩で。斜面にある岩にボルトが打たれたルートがあるらしいが、日本100岩場に載っているわけではないので、名無しの岩とする。

5.8だかどれくらいか分からないが、右寄りにあるガタガタしたところを登る易しいのを登ったあと、左寄りにあるもう少し難しいのも登っておく。比較的最近ボルトが打たれたようで、岩も欠けたりと安定していない様子。

 フェアリーに戻ると、知った人たちが何人もやって来ていた。中には予感5.12b/cをトライする人たちもいたのだが、まずは私がヌンチャク掛けのために登ることにする。特に二子では、他人のヌンチャクで登らせてもらうことが多いので、たまには自分のヌンチャクを掛けて皆に使ってもらうことにしよう。

 岩の状態を確認するためのあるので、頑張らずにロマンチックと別れるところからはテンションしながら持参したチョンボ棒でヌンチャクをどんどん掛けた。しかし、この日はずいぶんと寒かった。寒気が流入しているそうで、渋峠は降雪で通行止めとのこと。ぽかぽか陽気の中で昼寝を当て込んでいたのが、すっかり裏切られ、ブルブルふるえっ放しの一日だった。

 ヌン掛けを終え、数人が予感やロマンチックにトライしたあと、本気トライ1便目(通算15便目)を出す。ロマンチック街道5.12bと別れ左へのトラバースをこなす。岩が冷たい。トラバースから直上するところは、4月にトライしたときも既にそうだったが、昨年トライ時のように無理にデッドすることなく、左手カチ、右足ヒールフックで身体をグッと引き上げてスタティックに上部ガバを取れるようになった。そこから先の終了点までがホールドが小さくなり苦手なパートだ。右上の遠めのカチを取ったところでフォール。だめだ。

 2便目(通算16便目)。岩が冷たいので焼き石をチョークバッグに入れていく。まったく、もう5月だというのに焼き石とは…。というか、二子ですっかり焼き石ぐせがついてしまったのかも。

さて、最後のカチ地帯まではほぼ自動化されて登っていけるが、右手で右上遠めのカチ、左手その上のカチ、さらに右手で右のカチを取ったところであえなくフォール。2手進んだか。

 連休中トライし続けていたというIとうさんが見事予感をレッドポイント。カチ地帯のムーブを修正しての完登という。すばらしい。

 アドベンチャー方面から聞き覚えのある雄叫びが聞こえていたが、Y山さんが海賊船5.13aRPしたという。こちらも見事。

 というわけで3便目(通算17便目)を出す。前便でフォールした右手カチから上方のホールドを左手で取りに行くところで、一瞬そのホールドをキャッチするも弾かれてフォール。この日の私の予感のトライは終わった。残念。ヌンチャクを回収して下りる。

 I澤さんは連休中に荒川遊園5.12aを片付け、ロマンチック街道にトライし始めた。核心のレイバックが大変なようだが、トライが面白くなってきたと言う。

 寒いので帰っても良かったのだが、最後に既登のパスファインダーを登っておくことにした。が、すでにヨレヨレで上部でテンションしてしまう。やれやれ。

 I澤さんは翁5.11cの右隣に新しくボルトが打たれたルートをやった。取りつきに置かれた小石に「ラスカルの泉」5.10aとある。2ピンだけの短いルートだ。

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 下山して、小野上温泉で冷えた身体を温める。夕食は以前にも寄ったそばぜんというおそば屋さんで親子煮定食715円というのを食べる。値段の割にはお腹がいっぱいになる。

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 渋川伊香保ICから関越道に乗り、いったんI澤さん家へ。そこから車2台で下吉田キャンプ場に向かう。キャンプ場に着いた頃には既に夜10時半頃。いつも見る車のほか、見かけないワンボックスカーが1台。ほかの部屋はもう寝ている様子なので、おつまみをつつきながらビールを飲んで早々に寝る。

5/13()

 この日はまずは二子に行く計画なのだが、というのもI澤さんがSVPにずっと掛けっぱなしのヌンチャクを回収するためだ。どうせ浸み出しで濡れて登れないだろうとの読みで、早く岩場に行って回収だけして、あとからやって来るT沢さんと合流して、中里あたりに転進しようという考えだった。

 6時と早く起きると、さらに早く起きて出て行ったワンボックスカーで来ていたグループが、レジ袋にまとめているとはいえ大量のゴミや空き缶などを残していた。おそらくどこぞの山岳会グループと推測するが、自分たちのゴミを持ち帰えるというマナーを実行できないこういう人達には正直山には来てほしくない。彼らの車が二子の駐車場に停まっていたので、二子山中央稜あたりに登りに行ったのだろうか。と、他人を批判するばかりでなく、自らも気を付けないといけないなと思った次第。

 8時過ぎには弓状に着く。まだ誰もいない。木々は若葉を広げて、冬の荒涼とした感じの風景ばかり見ていたので、柔らかな新緑の彩りに癒される。着いた時点では気温は8.5℃だったが、日中19℃近くまで上昇して、前日の有笠と打って変わって暖かい一日だった。春はこうでなくては。

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 さて、岩を見ると、あちこちでやはり浸み出しがあるものの、まるで登れない状態ではなさそうだ。I澤さんがトライするSVP4ピン目のコルネが相変わらず濡れているものの、トライできるようだ。私は任侠道が登れたあとにトライを始めた私生活5.12cをやりたかったので、見てみるとこちらも十分トライできそうだ。アップで悪魔を登るも、岩はまだ冷たい。

 時間が早くて岩が冷たそうだけれど、私生活にトライすることにする。

 私生活・通算9便目。ムーブを思い出す意味もあったけれど、右手ガバアンダー左手カチアンダーのところでまるで身体が言うことをきかずテンション。4月には1テンに持ち込んでいたのに、これは厳しそうだ。

 私生活・通算10便目。昼前にこの日2便目を出す。やはり同じところでテンション。いや~、4月にできたところが今はできる気がしない。というか、身体がほぐれていない感じ。

 午後になってT沢さんがやって来た。前夜遅くまでお酒を飲んでいたそうで、今日は登るつもりはないとのこと。明日明後日とそれぞれ別の人とここで登ることになっているそうだから、今日はレストする様子。

 まだまだ時間はあるので、私生活をやめて、これまたずっとトライしている二子フリーク5.11cをやることにした。まずはヌンチャク掛け。

 そうして、トライした便で、終了点に近い右手ガバピンチ取りができずフォール。私生活でヨレたわりには頑張ったけれど、なかなか登らせてくれないルートだ。

 まだ時間があるので、筋トレと割り切って私生活をまたやることにした。

 私生活・通算11便目。ビレイをしてくれるI澤さんとT沢さんが見る中、登り始める。力を使うルートで、1ムーブごとに声が出る。マイライフの終了点に達し、最後のレイバックも力を出し切って終了点のホールドを右手でキャッチ。左手で急いでクリップを済ます。やったあ~。

 濡れていてさっさと転進する話しもしていたし、前日の有笠では予感が登れず悔しい思いをしていたので、この完登は嬉しい。5.12cは、連休に行ったスペルロンガで登ったルートと同じグレードだ。

 I澤さんも一部濡れているわりには思いきったトライができたようだ。でも、完登は逃したので、引き続きSVPのトライを続けるみたいだ。私は最後に悪魔を登って終了。

 やおよしで野菜をたくさん買って帰る。二子シーズンはいい加減幕を下ろすと思うが、来シーズンはどのルートをトライしようか。

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イタリア・スペルロンガ クライミングツアー⑦ (5/4 クライミング最終日、そして帰国の途へ)

5/4

 泣いても笑ってもこの日がクライミング最終日。明日は早朝からローマのフィウミチーノ空港に行かなければならない。

 起きると風邪の症状が少し治まった感じ。少し散歩をしてサンドイッチを食べる。

 すっかり通い慣れたアレナウタのケイブへ。

Imgp5290 Imgp5292 

Super Daytona下部 6a(5.10a) 再登

 ルート図№28のこのルートの下部でアップ。

Is Danzas 7b(5.12c) RP

 通算6便目は下部のみをアップのつもりで登り始めるも、テンションしながらトップアウト。

 通算7便目。最後のランナー9ピン目をクリップし、終了点ホールドをとるも最終クリップができずにフォール。だああ、もったいない。

 通算8便目。手がヨレてきてクリップがしづらくなる9ピン目はクリップしないことにした。その9ピン目を通過し、終了点ホールドを取りにいくもわずかに届かず大きくフォール。だめだ。

 U野さんはトライ中だったSu Sardu 7a/b(5.12a/b)を見事レッドポイント。自己のグレード更新とのこと。おめでとうございます。

 こうなると、U野さんとすでに8aを登りこの日も12台をパカパカと登っているY田さんの2人を、S井さんと私は空港まで見送らなければならないことになる。

 通算9便目。ビレイをしてくれるU野さんとおしゃべりしながら準備してリラックスして登り始める。すっかり覚えたムーブをこなし、右足ヒールフックを5か所で駆使し、余裕を残してレッドポイント。やった、これで日本に帰れる。最終日の夕方近くでずっとトライしていたルートを登れたなんて、昨年末に行ったプラナンの時のようだ。

 続いて、これまで1テンにもなっていなかったS井さんも渾身のクライミングで見事Is DanzasRP。すごい。これで4人とも気持ち良く日本に帰ることができる。

Vitale I 6b(5.10d) 再登

 スペルロンガの登り納めは木製プレートが貼られたこのルート。疲れた。

 家に戻ってシャワーを浴びる。翌朝の出発は早いので、管理人さんに来てもらい、部屋を見てもらい補償金を返してもらう。

Mini_120507_0418 

(↑管理人の女性にもらった名刺。スペルロンガに行きたい人は問い合わせてみては?)

3日前にも行ったgli Archiで夕食。この日も贅沢をして4人で〆て177。一つ星なんだろうけど、ミシュランのお店で食事をするなんてこの先無さそうだから、いいや。

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帰りにさらにジェラートを食べる。先日食べて美味しかったピスタチオを再び食べる。美味しい~。

5/56

 5日はまだ暗い4時半に起きて5時に出発。飛行機が出るのは10時で、その2時間前までにフィウミチーノ空港に着くとして、3時間前に出るためだ。初日は時間がかかったけれど、その間、ローマを2往復したし、帰りは空港まで迷わず走れて640分頃には着いた。

 搭乗手続きを済ませ、時間がたっぷりあるので、空港内のお店を見て回る。Imgp5330_2 

 乗り継ぎのフランクフルトの空港でもお店を回る。チョコレートを少し買う。

 成田までの11時間あまりは相変わらず窮屈で辛かった。ろくに寝ることもできなかったので、大型連休最終日の翌6日朝に成田に着いた時は寝不足気味。風邪気味だし。

Imgp5333 

 なかなか出てこない荷物を回収してから皆と解散。家に着いて、洗濯などをするも、時差ボケと寝不足と風邪でどっと疲れが出た。しかし、明日からは仕事だ…。

 ローマ観光ではヒドい目にもあったけれど、なかなか行けないヨーロッパの岩場でクライミングできたのは良かった。おしまい。

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Imgp5304 

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イタリア・スペルロンガ クライミングツアー⑥ (5/2 クライミング4日目、5/3 再びローマへ)

5/2

 目覚めるとすでに7時過ぎ。いつもは6時前には起きているから寝坊だ。急いで行動食用にサンドイッチを作る。少し風邪っぽい。そういえば、夜中ずっと咳が止まらなかったから、ぐっすり眠れていなかったはずだ。この日のみ車の運転をU野さんに替わってもらう。

 岩場はほぼ貸し切り。風がちょっと強い一日だった。

L’ombra Dello Scorpione下部 6a(5.10b) FL

 ルート図№30のスコルピオーネは7b(5.12c)のルートのようだが、下部だけならS井さんが持ってきていた別のルート図によると5.10bらしい。

Cavalieri Selvaggi 6b(5.10c)? ×

 ルート図№8。えらく難しい。このあたりのルートはルート図と一致しないところがある。どうもよく分からないので、さっさとヌンチャクを回収。

Fini e Forti 7b(5.12b)? OS

 ルート図№9。逆にえらく易しい。これが5.10cでは?と思ってしまう。これでは12台を登ったとはいえない。

Is Danzas 7b(5.12c) トライ中

 前日からトライを始めたこのルート。通算3便目、コルネのレストを過ぎ、7ピン目でテンション。通算4便目、8ピン目でヒールフックが外れてしまいフォール。

 Y田さんがトライしていた8a(5.13b)を見事レッドポイント。すごい。

 その後、通算5便目を出す。8ピン目を通過するも、9ピン目をクリップできずフォール。ポンピングであがりトップアウト。トライごとに少しずつ進んではいる。

Su Sardu 7a/b(5.12a/b) ワークアウト便

 クライミング2日目に登ったルートをU野さんのヌンチャク回収のためフォローで登るもヨレてテンションだらけ。風邪気味なのによく頑張った一日だった。

 夕食はトロピカル何とかというお店で。翌日はレスト日ということにして、私はパブロンを飲んで寝る。

5/3

 レスト日は再びローマに行くことにした。ローマ~スペルロンガ間の運転にはずいぶんと慣れてきた。またローマに行くのは、観光ではなくクライミングショップ探しのためだ。テルミニ駅からタクシーでキャンポベースとかいうクライミングショップに行くも、たいした品ぞろえがなく何も買わず。Imgp5283

 S井さんと解散後、バチカンの西側にあるもう1店にもいったが同じ。3日前の反省から、この日はポシェットを服の下に隠すという警戒ぶりで地下鉄に乗った。Imgp5285

 ジェラートを食べたりして過ごす。スイーツ男子のY田さんが注文したピスタチオが濃厚で美味しい。

 スペルロンガに帰る。風邪の症状が続いているため、私は外食するのをやめて、サンドイッチを作って食べたり、U野さんに借りた池波正太郎著「剣客商売」の文庫本を読みながら過ごし、風邪薬を飲んで早々に床に就いた。

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(↑ゆで卵のようなモッツァレラチーズ)

Imgp5280

(↑スライスされたハム)

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Imgp5269 Imgp5270 Imgp5271 Imgp5272 Imgp5273 Imgp5274

Imgp5259 Imgp5261 Imgp5263 Imgp5265

イタリア・スペルロンガ クライミングツアー⑤ (5/1 クライミング3日目)

 サンドイッチを作ってから出発。平日の岩場は空いていると思っていたら、あとからどんどん人がやって来た。今日はメーデーだから休日なのかも。Imgp5239 Imgp5240

Abbaida Ba...Nu Porcu 6b(5.10d) OS

 ルート図№16。アップで登る。易しい。

Aliquid 6b(5.10d) OS

 ルート図№27。こちらのほうが少し難しい。

Io,Manifesto 6c(5.11a) OS

 ルート図№7??と思うほど、易しい。ルート図がどこまで正確なのか疑ってしまう。

Jeremy’s Fun 7a/b(5.12a/b) RP

 ルート図№31。ネタばらしになるが、序盤の23ピン目間のカチが核心部分。

 1便目は核心部でテンションしたあと、トップアウト。2便目も核心部でテンションし、すぐに下りる。3便目でようやくRP。今ツアー3本目の12台。

Is Danzas 7b(5.12c) トライ開始

 ルート図№1012台前半のルートが3本登れたので、残りの滞在日数を考えるとそろそろもう少し難しいのをやらないといけなさそうだ。Y田さんがトライ中のIs Danza Del Cavalieri 8a(5.13b)を途中まで登る5.12cのこのルートをS井さんとともにトライ開始することにした。S井さんもこの日5.12a/bのルート2本を片付けたところだ。

 ルート概要としては、ガバガバの前傾きしたところをぐいぐいと登り、5ピン目のところにあるコルネで跨るようにレストできる。そこから斜度100何十度もあるようなどっかぶりのところを行くのだが、正確にはカンテ状になっているので、右足で側壁部分にヒールフックしながら進んでいける。この日は2便出した。後半のパートが大変だ。

(SCISSORE ACTION) 5.11a OS

 №21のブラックスカイの右隣りにルート図では№22Cave Caanam7cがあるようなのだが、よく見ると、そのCave Caanam4ピン目までボルトを共有するかたちでブラックスカイとの間にルートがありそうだ。右上していくCave Caanamと別れ直上し、左から上がってくるブラックスカイの終了点に達するルートがあるようだが、手元のルート図には載っていない。取り付きに上記の文字が書かれていたので、とりあえずこれをルート名としておく。グレードが登った体感およびルート図の混同しやすさから決めた。オンサイト。

Pompetta 6c(5.11a) OS

 ルート図№25。ケイブの奥右にある出だしが苔生して誰も登ってなさそうなルートでクモの巣も張っている。Y田さんにどうしてわざわざ登るのかと聞かれながらも、貧乏性の私としては、一つでも多く登っておこうと思い登り始める。上部が結構大変で、なんとかオンサイトする。終了点は№26と一緒のようだ。

 この日はあまり気温が上がらず、ケイブ内で薄着で昼寝をしていたらちょっと風邪をひいてしまったようだ。

Imgp5241 Imgp5242

 夕食は丘の上の旧市街にある入口にミシュランのステッカーが貼ってあるレストラン(gli Archi Ristorante)へ。ロマーノというおやじが調理前の魚を選ばせてくれて、料理のほかビールにワイン、さらにデザートにはティラミスなど、最後には苦ーいコーヒーもつけて、4人で〆て127。ちょっと贅沢してしまった。

Imgp5247 Imgp5248 Imgp5249 Imgp5250 Imgp5251 Imgp5252 Imgp5253

イタリア・スペルロンガ クライミングツアー④ (4/30 ローマ観光)

せっかくイタリアに来たので、ローマに行って観光することにした。個人的には過去2度ローマには普通の観光で訪れたことがあり、バチカンやコロッセオなど有名どころはそれなりに見物したことがある。

 早起きして朝の640分くらいには家を出る。ずっと私が運転してローマへ。3日前の夜の現地入りの際に通った道とはおそらく異なり、ほとんどSS148号線という道路を快適に走って行くと、8時過ぎにはローマ市街の外側まで着いた。1時間半ほどだ。ローマ市街に入ってしまうと、混み行った狭い道路で、停めるところもなさそうなので、その外側で駐車場を見つけ停める。見つけたところは一日停めて2

 近くにバス停があり、テルミニ駅行きとあるので乗る。他の乗客も運賃を払っている様子がなく、我々もただでテルミニ駅で来ることができた。ここで午後3時に待合せることにして解散する。S井さんは単独で、残った3人は一緒に行動することにした。

 そこで私としては、カトリックの総本山バチカンのサンピエトロ寺院はぜひ見ておいたほうが良いと2人に勧め、地下鉄で最寄駅まで行くことにした。ローマには地下鉄がA線とB線の2本しかない。地下鉄のトンネルを掘ると古代遺跡が出てきてしまうからだとか。市内を回っているときに、工事中のところを見かけた。現在、C線という3本目の地下鉄を造っているようだ。

[スリにやられた~!!]

 混雑したホームからA線に乗る。満員でぎゅうぎゅうだ。数駅進んだところで、目の前の男が私に対し、足元を指さした。下を見ると、私の財布が落ちている。ドキッとした。たすきにかけたポシェットの口が開いている。やられた!慌てて財布を疲労とユーロ紙幣がごっそり無くなっていた。気がつくと男は電車を下りていなくなっていた。

 財布の中にはクレジットカードなども入れてあったが、それは残っていた。ポシェットのパスポートも無事だった。あとでU野さんに聞くと、思い返せば怪しい男2人組がいたという。私があまりにも無警戒だったのも悪いのだ。彼らにしてみれば、無警戒の日本人を見つけて、盗もうと思えばカードでもパスポートでも中身を丸ごと盗めたのだ。しかし、そんなことはせずに現金だけ抜き取って、しかもわざわざ教えてくれると言う余裕ぶり。両替していた紙幣を全部持ってくることはなかったのだが、あとの祭りだ。正直、パスポートやカードが盗まれていないことを確認した時はホッとした。現金だけなら飽きられば良いから。スリに遭うなんて初めてのことだけれど、プロのスリ師というのはいるものだなあと妙に感心。

スリ被害のことを書くなんて恥ずかしいことではあるが、ある意味、ネタとしてこうして書いておかないわけにはいかない。体験者談「イタリア人を見たら泥棒と思え。」以上。

 と、ショックを受けつつ地下鉄を降りる。現金が小銭程度しかなくなってしまったので、残っていた日本円で両替をする。書きたくないので書かないが、レートから換算すると被害額は…がっくり。まあ、仕方ない。スリに遭うのもローマ観光のうちだ。

 ベルニーニが設計したという140体の聖人の石像に囲まれたサンピエトロ寺院の楕円形の大きな広場はものすごい人の数。途中、ミケランジェロの最後の審判で有名なシスティーナ礼拝堂に入場するための行列もすごかったが、寺院に入るための行列もすごい。私は以前の観光旅行で見ているので良いのだが、2人も建物の中を見るのはさっさと諦める。

Imgp5208 Imgp5213

 その後の見学個所を駆け足で書いておくと、徒歩やタクシーを使って、サンタンジェロ城、エマヌエーレ2世記念堂から隣りのサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会、カンピドリオ広場からフォロロマーノ、有名なコロッセオなど。Imgp5220 

Imgp5225 Imgp5227 Imgp5230 Imgp5231 Imgp5236 

 観光案内所で聞いた登山用品店を探してみたものの見つけられず、テルミニ駅に戻りジェラートを食べて過ごし、午後3時にS井さんと合流。バスに乗って、朝停めた駐車場に戻る。

 都会は怖い怖い、早く田舎に帰ろうと車を走らせ、明るいうちにスペルロンガに返って来た。

Imgp5238

 お店でパンやスライスしてくれるハム、ゆで卵のようなモッツァレラチーズを買って、2日前にも行ったビーチを臨むレストランで夕食。人の多いローマよりこういう田舎の街にいるほうが気楽だ。

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イタリア・スペルロンガ クライミングツアー③ (4/29 クライミング2日目)

 早起きして、旧市街の建物群がある丘の上まで散歩する。朝日で照らされた田舎町の眺めがきれいだ。

Imgp5163 Imgp5165 Imgp5166 Imgp5167

 前日のクライミングで汚れた服を選択してから出発。前述したが、砂浜に出る売店のところで一人当たり2支払う。お金を払ったのは結局この日だけだった。

岩場に着くと、ケイブ内にいくつもテントが張ってある。クライマーの集団が前夜から飲んで遊んで泊まっていたようだ。まだテントの中で寝ている人もいるようだが、我々は登り始める。

Invidia下部 6b(5.10d) FL

 ルート図№14。このルートも延長版は天井を這うような高グレードのルートらしいが、下部だけなら6b∔だ。フラッシュ。

○??? 6b(5.10d) FL

 ルート図№13。名無しのルート?これもフラッシュ。

Red Sky 6c(5.11a) OS

 ルート図№19。ガバを伝って快適にぐいぐい登れる。ブラックスカイより易しい。

Su Sardu 7a/b(5.12a/b) RP

 ルート図№20。今回2本目の12台。上部でハングを乗っ越しケイブの天井面に達したところで終了する感じのルート。ちなみに今ツアー中、U野さんはこのルートをトライを続けることになる。

 1便目。テンションしながらトップアウト。

 2便目も同じような感じ。

 3便目。上部のかぶったところはきついけれど、覚えたムーブで確実にRP。やった。

Imgp5181 Imgp5190

Aditus Ad Antrum 6c(5.11b/c) RP

 ルート図№26

1便目。上部のかぶったところでテンションしてしまう。この日もたくさん登って疲れているから仕方ないか、というのは言い訳か。

2便目で何とかRP。疲れた~。

家に戻りシャワーを浴びてから食事に出る。しかし、どのレストランも夜8時にならないと始まらないらしい。日曜日だからか?Imgp5194 Imgp5196

 旧市街のある丘の上まで登ったりして、くたくたに歩き疲れた頃、最初にのぞいたレストランに入る。

Imgp5192

Imgp5199  

 ちょっとお値段高め。翌日はレスト日とする。

(↑写真はたしかこのルート。登っているのは私)

イタリア・スペルロンガ クライミングツアー② (4/28 いざ、アレナウタの大ケイブへ)

 クライミング1日目。6時半に起床。

Imgp5114

 食べるものは何もないので、まずは歩いて街へ買出し。Imgp5116 Imgp5118

 朝からやっているお店があって、店内ではチーズやハムなどを量り売りもしていて、この店には以後よく通うことになる。

 パンやチーズ、ミネラルウォーターのほか、Y田さんおすすめのヌテラというチョコクリームも買ってみた。パンに塗って食べるのだ。Imgp5119

 さて、車で岩場に向かうのだが、その岩場の正確な場所が分からない。行った人のブログを手がかりに探すことにする。ロクスノ35号によると、スペルロンガの岩場には480ルートとある。ブログによると、この岩場は街を出てガエータGaeta方面に走ってトンネルを4つ抜けた先にあるとある。少し走ると確かにトンネルを4つくぐった。4つ目のトンネルを出て振り向くと、陽に当たった岩山がある。遠目に見たところ、垂壁状の岩壁が幾段にも重なっているように見える。これがそうなのか?岩壁の斜面まで登って行くのが大変そうだし、広すぎてどこを目指せば良いかもルート図がないので分からない。陽が当たっていて暑そうだし。

 そこで、すぐにもう一つのアレナウタのケイブを目指すことにした。ロクスノにはアレオナウタとあるが、とりあえず別のブログの写真にあったルート図のスペルに寄る。

 もう少しガエータ方面に走ってから、それらしきところで、道端の駐車スペースに停める。車道に沿ってしばらく探してみて、ようやくブログの写真にあるビーチに下りて行く階段の入口を見つけた。やった。Imgp5125

 はじめて行くところは、その岩場探しが最初の核心だから、まずは第一関門突破。石段を下りて行くと、売店のある脇を通る。ここにはロン毛のおやじが管理しているようで、この日はいなかったが、翌日曜日にはいて、一人あたり2払うよう言われた。階段の通行料なのかどうか分からないが、払ったのは日曜日だけで済んだ。

 売店から左手に向かって砂浜に降りる。日光浴をしている人達がいる。振り返ると上に車道が走る岩壁があり、このどこかにケイブがあるはずだ。砂浜を歩いていると、素っ裸のメタボのおやじが突っ立って海を眺めていた。海パンも何も履いていない。おいおい。ヌーディストビーチではないはずだが、日本の海水浴場では考えられない光景だ。裸になるならその腹を何とかしろよ、と思いつつ、岩場探しを続ける。結局見つけた岩場は、売店から左手に砂浜に降り立ち、すぐに砂の斜面を登って行った奥にあることが分かった。

Imgp5128

砂の斜面を10mくらいだろうか登って、茂みを抜けると洞穴が現れた。Imgp5132

ちょっとした音楽ホールがすっぽり入るくらいの大きさだろうか。洞穴と言っても、延々と奥にトンネル状に続いているわけではない。間口、高さ、奥行の同じような箱がずぼっと抜けたような大穴といえば良いだろうか。Imgp5134 Imgp5135

大きなコルネがいくつもぶら下がっている。見上げると、天井を這うようなルートもある。これなら雨が降っても関係なく登れそうだ。下地は平らで、シートを敷いて横になれる。我々が着いた時、他に人はいなかったが、後から何人か来た。

今後、某ブログで見つけたルート図の写真を頼りにルートを紹介させてもらう。ルート図はちょこちょこと間違っているらしい表記があるようなので、忘れていなければそのことも書きたい。

Super Daytona下部 6a(5.10a) FL

 さて、さっそく登ることにする。各自いろいろ登ったけれど、私はまずはルート図№28Super Daytona」の下部の垂壁部分を登る。ここだけなら6a(5.10a)だが、上部につなげると8a(5.13c)らしい。日本でも二子で触り慣れた石灰岩だ。S井さんに続いて、アップで私も登る。

Vitale I 6b(5.10d) OS

 ルート図№18のこのルートは、取付にルート名が彫られた木製のプレートが張ってあるので、すぐに分かる。なかなか大変なルートだが、ガバを伝って何とかオンサイト。

Black Sky 6c(5.11a) RP

 ルート図№21

1便目。順調に登って行くも、かぶりのきつくなる終了点直下でフォール。

 2便目。核心と言えるのは終了点手前なので、確実にこなしレッドポイント。

Nuvole Dal Fango 7a(5.12a) RP

 ルート図№6

1便目。Y田さんがマスターオンサイトしたルートをヌンチャクを借りてトライすることにした。この岩場で最初の12台。短いルートだがテンションしてトップアウト。とりあえずムーブは分かった。

 2便目。ヒールフックが外れてフォール。惜しい。

 3便目。ようやくRP。二子の12aに比べたら易しめなのだろう。

Lux Et Lux下部 6c(5.11b/c) RP

 ルート図№12。さすがに疲れてきているが、時間があるので、1本でも多く登ろうと欲張ってしまう。ルート図を見ると、3ピッチあるような書き方だが、下部だけなら6c∔のようなので、やってみる。

 1便目。これまた終了点手前で力尽きフォール。

 2便目で確実にRP

この日は、これでおしまい。全9便出したうえに、前日の現地入りの疲れもあってクタクタだ。どのルートも上に行くにつれて洞窟の天井部分に近づきかぶりがきつくなってくる。このケイブだけを見ると小さな岩場だが、楽しめそうである。

 帰り道に寄った食堂にクライミングギアが売っているとのことだったが、たいしたものはなかったので、誰も何も買わず。この日は陽射しの入らないケイブ内にいても暑かった。家に戻り、シャワーを浴びてさっぱりした。ケイブ内は雨で濡れないせいか、細かい乾いた土の粒子でけっこう汚れるのだ。日本に比べて乾燥しているし。

 街に出て、海を望むレストランのオープンテラスで夕食。ビールとワインは毎日の定番。イタリアに来てはじめてまともな食事をとることができた。地中海を臨む景色がきれいだ。

Imgp5155 Imgp5161

 山の中にテントを張ってクライミングをするというイメージとは違って、リゾートなクライミング旅行だ。皆疲れているので、この日は21時半には就寝。

(↑8aにトライ開始のY田さん。ここは7bと共通のところ)

Imgp5150

(↑私も登る)

Imgp5146

(↑登っているのはU野さん)

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Imgp5120 Imgp5122 

イタリア・スペルロンガ クライミングツアー① (4/27 現地入り)

 今年のゴールデンウィークは、イタリアのスペルロンガSperlongaという岩場でクライミングしてきた。海外の岩場で登るのは、一昨年末のタイ・プラナン、昨夏のカナダ・スコーミッシュ、昨年末のタイ・プラナン再訪に続く4回目だ。

 スペルロンガはローマの南南東100㎞超にあるティレニア海に面した小さな街だ。ROCK&SNOW 035号のイタリアの特集で小さく紹介されていていて、街から車で少し走ったところにグロッタ・デル・アレナウタGrotta Dell’ Arenautaという洞窟状の石灰岩エリアがある。

 街自体は人口3,000人ほどらしい。イタリアでもっとも美しい村とかなんとかあるサイトには紹介されていたけれど、村というよりは建物がまとまって建つ市街地を見れば小さな街という雰囲気。海に面した小さな丘を埋め尽くすように建つ建物群が西日に照らされた眺めは確かにきれいだ。

 メンバーは、ツアーを呼びかけたU野さんをはじめ、S井さん、Y田さん、そして私の4人。S井さんとは初対面。U野さんが旅行会社に航空券とレンタカーの手配を依頼し、S井さんが宿を予約してくれた。

 特別に用意した物は何もなくて、いつものクライミング装備一式に、着替えや洗面用品などの旅行装備。レンタカーを運転するための国外運転免許証は、昨夏のカナダ用に取ったものがまだ有効期限内だ。

 今回の日程としては、4/27()に成田を発ち、ルフトハンザドイツ航空でフランクフルト経由でローマのフィウミチーノ空港へ。その日のうちにレンタカーでスペルロンガ入り。現地の宿泊は、S井さんが予約してくれたテラスハウス形式の貸家に滞在して、そこから車で岩場に通うというもの。丸7日間の滞在中、3日目と6日目がレスト日となり、ローマに観光に行った。5/5()早朝にスペルロンガを発って、ローマから行きと同じ経路で、6()朝に帰国した。

 トポについては、これといった本が出ているわけではないようだ。ただ、スペルロンガに行ったことのある人の某サイトに載っていたポーランド人が持っていたというルート図の写真を参考にさせてもらった。

このルート図については、ちょこちょこと間違っているところがあるようで、それについては別途述べたいと思う。

 ルートのグレード換算については、プラナンの時とは異なるが、6b = 5.10c6b = 5.10d6c = 5.11a6c = 5.11b/c7a = 5.11d7a = 5.12a7b = 5.12b7b = 5.12c としておく。

■現地入り

 さて、出発日の427日。搭乗する便は9:40発のルフトハンザドイツ航空LH711便なので、2時間前に成田空港で待合せることにした。朝早いので、スカイライナーで行くことにした。時間に余裕があれば特急電車に乗ることもないけれど、乗ってみるとやっぱり速くて快適だ。

 ルフトハンザのチェックインカウンター前で皆と待合せる。初対面のS井さんと挨拶。U野さんとは昨年末のタイ以来だ。最後にやって来たY田さんがパスポートを忘れたらしいと言うハプニングがあったが、荷物を検めてみると無事見つかった。ほっ。各自ユーロに両替を済ませて、搭乗口へ。乗った航空機はエアバスA380型機。でかい。S井さんは追加料金を払って、空席があったというビジネスクラスのシートへ。リッチだなあ。

Imgp5107

 乗り継ぎのフランクフルトまでの11時間以上座りっぱなしというのは、本当につらい。腰は痛くなってくるし、足もつらい。前席に付いている画面で映画を2つも3つも見て時間が早く流れるのを祈るばかり。

 乗り継ぎは1時間ちょっとなので、フランクフルトの空港では飛行機を降りたらそのまま次の飛行機の搭乗口へ。そして17時半頃、ローマのフィウミチーノ空港に到着。預けた荷物を受け取り、レンタカーを借りるためハーツのカウンターへ。手続きを済ませキーを借りて駐車場へ。

用意された車はシボレーのオーランドというディーゼルのミニバン。せっかくヨーロッパに来たのだから、フィアットとか乗ってみても良いのだろうが、荷物を考えるとこのミニバンはゆったりと乗れる。Imgp5109

 左ハンドルのマニュアル車だけれど、私は自車がやはりルノーの左ハン・マニ車なので、とりあえず私が運転することにした。結局、ツアー中ほとんどすべて私が運転をしたのだけれど。

 ルーテシアとは異なる大きさの車体とクラッチにしばらく慣れが必要だったが、左ハンドル車として本来の右側通行で運転できるのは新鮮で楽しい。昨夏のカナダで運転した時もそうだったけれど、あのときはオートマだった。

 日本とイタリアの時差はサマータイムのため-7時間。空港からローマに向かう道路を進むと、ローマ市街を囲む環状道路に入る。途中、事故渋滞があったものの、スペルロンガ方面に向かうSS148号線という道路に入る。混んでいた道が少しずつ空いてくる。少しずつ暗くなってくる。カーナビを付けていなかったのだが、S井さんがiPadを持ってきていて、それをナビ代わりに道案内してくれた。この時はどこをどう走ったものか148号線を外れ、別の道を走ってスペルロンガに着いた。かかった時間は2時間半くらい。

後日、レスト日にローマに向かう時は、基本的に148号線をひた走ればよい。空いていると1時間半くらいでローマ市街の外れまで来られた。

初日の夜、スペルロンガの街に到着するも、貸家の管理人と待ち合わせるため、S井さんが管理人に電話して、いったん街外れのガソリンスタンドに戻って、そこで待ち合わせ。日産エクストレイルに乗った女性が現れた。

貸家に着いたのは22時前。2階建ての小ぎれいな建物だ。テラスハウス形式で隣りの住戸とつながっている。1階はリビングとキッチン、シャワーとトイレ、洗濯機のある洗面所がある。2階は2部屋あり、一方はダブルベッドが一つ、もう一方は3つのシングルベッドが狭そうに並んでいて、浴槽とトイレのある洗面所がある。

調度品がひと通り揃っていて、冷蔵庫もあるキッチンには、鍋や包丁などの調理器具、フォークやお皿、コップなども揃っている。ネットで予め部屋の写真を見ていたけれど、壁にはいくつも絵が飾られていて、単なる宿というにはおしゃれだ。少なくとも、よく泊まる下吉田キャンプ場とは対照的だ。あそこはあそこで良いところなのだが。

Imgp5111

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部屋割りはじゃんけんの結果、S井さんがダブルベッドの1室をゲット。残る3人はもう一つの部屋へ。

慣れない道の運転で疲れたし、夕食を食べていないのでお腹がぺこぺこだ。先ほど車で通った街へ行って食事をとることにした。しかし、時間が遅いのでやっている店があるかどうか。

そろそろ閉店という雰囲気の店に入り、注文するがピザやパスタはもうないという。仕方がないので、ビールとワイン、パン、イカやエビのフライを食べた。たったこれだけで4人で50ユーロくらいとられた。あとから思うとちょっとぼったくられたのかも。

Imgp5113

疲れていたので、家に戻って早々に寝る。とにかく予定どおり現地入りできて良かった。

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