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奥秩父・火打石谷で沢登り

6/11()

 10日夕、甲府幕岩のクライミングを終えI澤さん達と解散後、観音峠から甲府盆地に戻る。途中、敷島町の温泉施設に寄って汗を流す。20時を過ぎた。一路した道を走り、塩山から柳沢峠を越える青梅街道をひた走る。柳沢峠を越えると雨が降っていた。

途中、時間調整のため車中で少し休んでから、奥多摩駅へ。23:47の電車でやって来たHN田さんを乗せ、再び来た道を戻り、丹波山村の道の駅へ。テントを張る。すでに深夜1時を回っており、携帯電話のアラームを5:45にセットして寝る。

 起床。雨は上がっていたが、低い雲で山が隠れている。テントを撤収し、3㎞ほど柳沢峠方面に行った余慶橋のたもとに車を停める。ここは、昨年やはりHN田さんと小常木谷に来た際に入渓したところだ。HN田さんとはそのあと竜喰谷にも行った。今回は火打石谷を遡行する計画だ。

 今回参考にした本は、「東京起点沢登りルート120(山と渓谷社)で、滝などの高さはこの本の遡行図による。

 小常木谷に行った際は、余慶橋から見下ろす滑瀞谷の水量が雨後で多く濁っていた。そこを通るのも大変で腰まで浸かって左岸の岩壁に沿ってじわじわと進んでいくも、身の危険を感じた。途中ロープを出して岩棚を登ったりと、出だしからいきなり苦労させられた記憶がある。

 今回、橋から見下ろす滑瀞谷は、流れの中に岩が顔を出しているほど水量は少なく濁ってもいない。高巻きする大常木林道を歩く必要はもちろんなく、橋のたもとから滑瀞谷に下りていく。

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 拍子抜けするほど穏やかな流れを進み、小常木と火打石のある出会いにあっさり到着。曇天でさらに暗い沢に入っていく。

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 火打石谷に入ってしばらく進むと滝が現れる。いくつか越えて行くと、②12m滝が現れる。これは本にもあるが、枝沢に寄りかかった倒木を伝って登り、巻いて最後は懸垂下降する。

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 途中、水の中に鹿の死骸を見つけた。水に浸かっている頭部や四肢はまだ原形を留めていたが、水から出ている胴体部分は骨が露わになっている。胴体部分が何か白いもので埋め尽くされているので、よく見てみると、無数のウジ虫がうごめいていた。うわわ。

 ③8m滝は、本にもあるとおり本当にガバだらけで、私がリードしたのだが、ロープを出さなくても良いくらいだった。④8mスダレ状は、ロープも出さず、水流の右端を登る。最後の乗っ越しがちょっと高いので、これまた本に倣って私のショルダーでHN田さんが登る。私は上部のホールドに手が届いたのでフリーで登る。Imgp5481 Imgp5484

さらに進み、水流の真ん中を快適に登る5m滝を過ぎ、4mトイ状の先に212m滝がある。

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ここは水流の右側を私がリード。慎重に登って行くと、残置ハーケンを見つける。それをランナーとしたが、グラついて当てにならないので、その少し上に自分でハーケンを打った。これも当てになるかどうか分からないけれど。その先の乗っ越しもちょっと大変だったが、無事トップアウト。立木を支点にフォローのHN田さんをビレイする。

左側の枝沢に40m滝がどーんと立っているのを見つけると、正面に⑥30m大滝が見えてくる。これは左岸の斜面を登ると巻き道がある。

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(↑枝沢の40m滝)

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(↑30m大滝)

なかなか水流が途切れないが、どんどん進んで高度を上げて行くとやがて水がなくなり、やがてガレてきて崩れやすい土の斜面を登るようになる。天気は曇りというか、周囲はガスっている。濡れた身体では寒い。

さらにササヤブが現れるのだが、鹿の食害のため軒並み枯れている。枯れたササを掴むもボキボキと折れてしまい、手がかりにしづらい。そんなヤブ漕ぎをしてしばらくササと格闘していると、斜度が落ちて稜線が近づいてくる感じだ。そうすると人の声が聞こえた。中高年の団体登山者がちょうど通りかかったところに、藪の中から我々が現れたのだ。彼らは、ボキボキと音がするのを熊がいるのかと思ったようで、ビショビショで泥で汚れた沢登り姿の2人が突如現れたのを見て驚いた様子だった。登山道に出てから気付いたのだが雨が降っている。

登山道に出たところは前飛竜から熊倉山方面に標高差で150mほど下った稜線が緩くなったあたりのようだ。余慶橋を発ったのが朝の657分で、登山道に出たのが1232分だから、5時間35分。順調なペースだ。登山靴に履き替える。疲れた身体には前飛竜の山頂までも長く感じる。

地形図を見ると、三俣北に少し行ったところが前飛竜1,954mとあるように見えるが、現地では三俣のところが岩場になっていて、標高が書かれたプレートもあるので、こちらが山頂と思いこんでしまいそう。Imgp5499

ちょうど山頂にいた測量の仕事で来ていた男性二人組に、北のピークのほうには石楠花の花が咲いているからぜひ見に行ってみると良いと言われ、往復してきた。確かに石楠花の花があちこちに咲いている。ちょうど今頃が見頃のようだ。

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HN田さんには、他に咲いている花がトウゴクミツバツツジというのも教えてもらった。

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三俣からは小常木谷の時にも下った岩岳尾根を行く。小常木谷の時は下山開始が夕方で、余慶橋にたどり着いたのが夜8時と遅くなってしまって大変だったが、今回は時間がたっぷりある。途中、ちょっと迷ったところもあったが、概ね明瞭な登山道をどんどんと下って行く。下るにつれて雨が弱くなってきた。沢の中でも見つけたが、登山道でも熊の糞を見つけた。糞は薄緑色をしていて、葉っぱを食べているんだろうなと想像できる。

きのこに詳しいHN田さんが天然のシイタケを見つけた。倒木に一つだけポツンと生えていたので私が取って帰ることにした。

小常木谷や火打石谷を越えるところでは、何度か沢を渡り返すのだが、昨年の小常木谷の際は真っ暗で分からなかったのだが、今回は水量も前回ほど多くないこともあって、飛び石伝いに沢を数回渡り返えすことができ、大常木林道の高巻き道に至る。この高巻き道は疲れた身体にはちょっとつらいが、17時ちょうどに余慶橋に無事帰着。ぴったり10時間行動となった。ああ、疲れた。しかしこれと言って危ない場面もなく順調に行程をこなすことができて良かった。

道の駅に移動して着替える。売店が17時で閉まってしまい、HN田さんはお目当ての鹿肉カレーのレトルトを買い損ねてしまったが、観光案内所にいた男性に聞いて、丹波山村で駆除した鹿の肉の処理についていろいろ教えてもらうことができたようだ。

HN田さんは私との山行の際は、左ハンドルのマニュアル車の運転の練習ができるということで、帰路はたびたびHN田さんに運転してもらっていた。ここ3日間のクライミングと沢登り、それと寝不足による疲れがどっと出たようで、帰り道を運転してもらったのは助かった。しかし、9年近く乗ったこのルーテシアとの付き合いもあとわずかだ。

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