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西丹沢・中川川 悪沢で沢登り

7/3(火)
 HN田さんと西丹沢の中川川にある悪沢を遡行してきた。ハイライトとなる30mF2滝では、巻くのは論外として、A0することもなくフリーで突破できるなど短いながら充実した沢登りが楽しめた。

 早朝5時に新車エクストレイルでHN田さん家まで迎えに行く。首都高~東名道と走り、大井松田ICから丹沢湖経由で悪沢に架かる割沢橋のたもとに駐車。今は晴れ間があるが、今日はこれから天気が崩れてくるはずだ。
 私は丹沢の西部に来るのは初めてだが、HN田さんは当然ながら丹沢に関してはものすごく詳しい。当初は玄倉川のザンザ洞に行く予定だったのだが、玄倉林道が土砂崩れで不通となったそうで、悪沢に変更した経緯がある。
 今回参考にした遡行図は、例によって「東京起点沢登りルート120」(山と渓谷社)で、滝の記載などはそれに寄る。

 準備を済ませ、7時半に出発。すぐに10mF1滝が現れる。
さっそくロープを出して、私がリードで登る。水流の右側を登るのだが、それほど難しくなかったと思う。

Imgp55771
 前述のガイドブックの記載ではF1からF4まで立派な道から巻いてしまってばかりだが、これらの滝をみな巻いてしまっては、わざわざ悪沢に沢登りに来る意味が半減してしまうだろう。

 そして、この沢の核心となる30mF2滝。
 水流の右側に残置スリングが垂れ下がっているのが見える。まずはあそこまで登り、左の水流に向かってトラバース、水流から再び右側を登り、落口に抜けるラインとなったのだが、このトラバースが最も大変だった。
 8:15に私のリードで取り付く。慎重に残置スリングまで行き、ランナーを取る。そこからさらに壁を直登するのはやはり無理のようなので、残置ピンだけでは心もとないので、ハーケンを打ち足し、トラバースを試みる。
 ネットの遡行記録を読むと、このピンにスリングをかけて、それをつかんでA0しながら身体を左に移していくようだが、まずはフリーで突破できないものか試みることにする。
 残置ピンの位置から左下を見るとフットホールドになりそうなものがあったので、少しクライムダウンする。残置スリングをつかむことはせず、濡れて滑りそうなホールドを右手で持ちながら、左側のほうにホールドを2つ見つけて、それに移る。
 そこから、左側の水流のさらに向こう側に左足を伸ばすと、身体が水流の真ん中に入る。水流の両側をステミングしながら数歩あがり、再び水流右側の壁に移るラインを見つける。残置ハーケンにランナーをとったほか、その上方の岩の割れ目にキャメロットをきめておく。
 さらに登って滝の落ち口を突破。やった。水を浴びてビショビショだけれど、A0することなく、F2をフリーで登攀できた。時計を見ると8:49。34分を要したわけだ。フォローの支点を取るのに、残置ピンも適当な立木もないので、少し奥の沢床中央に転がっている石にスリングをかけて支点とする。スリングがすっぽ抜けないように、ほかの石を積み上げておく。
フォローで登ってくるHN田さんをビレイしながら写真を撮る。後半部分でHN田さんがヌンチャクを引っ張ったところ、残置ハーケンが抜けたようで、ロープにびよーんとぶらさがっていた。私がリードした際は、その上にカムをとっていたので、万一落ちてもカムが効いてくれたはずだが。
 抜けたハーケンを持って、HN田さんが滝上まで登ってきた。見ると、赤茶色のサビサビで膨らんでいる。私が打ったハーケンも回収してくれた。今後登る人は、打ち足さない限り、抜けた個所の残置ハーケンは無いのでそのつもりで。まあ、すっぽ抜けるような古いハーケンを頼りにするよりは、自分で打ったほうが安心だろう。

Imgp55802 Imgp5588

 F2を超えたすぐ目の前にある7mF3滝。
 ここでもいちおうロープを出して、水流の左側を登る。
 それから25m3段F4滝。高さはあるが、右側から登れる。F2よりずっと易しい。Imgp55934

 いくつか滝を越えV字状のゴルジュを抜けると、今度は10mスラブ10m滝。
 ここは、HN田さんがリードすることになった。ガイドブックには水流右の細かいホールド・スタンスを拾ってとあるが、HN田さんは滝の左側にある斜面を登る。ガイドブックでいう10mスラブ滝だと思うが。
 HN田さんが果敢なクライミングで抜けたあと、私がフォローで続く。グズグズの斜面をトラバースしていくのが怖い。よくこんなところをリードできたものだ。

Imgp55955

 続く2段8m滝は私のリード。水流の右側から1段上がる。そこからさらに直上するのは厳しそうなので、水を浴びながら水流の左側にトラバース。左側から滝を2段目を超える。ここもフリーでいける。

Imgp559928m

 ロープを出したのはここまでで、その後、多段15m滝はロープを出さずに登る。Imgp5607

 いくつも小滝を越えていくと、水量も減ってくる。だんだんと曇ってきた空から雨が降り出してきた。二俣を右にとり、水流がなくなると、斜面の中の岩床をたどって立木をつかみながら登っていくと、尾根上に出た。12時40分頃。入渓から5時間10分。

 下降は沖箱根沢の計画で、尾根の反対側の下のほうに見える沢がどうやらその沢のようだ。そこを下っていって、クライムダウンできないところでは、左手の尾根のうっすらある踏み跡らしきものをたどっていく。

Imgp5616
 再び沢に戻り、現れた滝を懸垂下降すると、あれれ、なんだかつい先ほど見た感じがする。2段8m滝だ。雨はけっこう降っている。太い立木にロープを架けて懸垂下降を何度か繰り返す。下部の滝あたりには立派な作業道があるので、それをたどって下りていくと、車を停めた入渓点に帰着。
 行程が短いので体力的にはそれほど疲れなかったが、滝登りでは一切巻くことはなく、それもA0することもなくすべてフリーで登れたのは良かった。

 エクストレイルの荷室に濡れて汚れたギア類をどかどかと積み込み、HN田さんの希望でいったん西丹沢自然教室という中川川を奥に行ったところにある施設に行く。
 その後、帰途につくのだが、それほど疲れなかった私がHN田さんに無理にお願いして、まだ行ったことのない中野島のPUMP2に行くことにした。
 詳しくは、別途「クライミングジム通い」に書くことにする。

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