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三ツ峠でアブミの練習

8/21(火)
 アブミ登攀の練習のため三ツ峠に行ってきた。三ツ峠に行くのは何年ぶりのことだろう。
同行のHN田さんは、別の人と月曜日から三ツ峠に来ているとのことで、その人と入れ替わりで火曜日は私とアブミの練習をすることになった。
 そこで、私は月曜日の夜のうちに三ツ峠の登山口まで来て車中泊した。翌火曜日、三ツ峠山荘の裏手の広場でテント泊をしているはずのHN田さんに合流するため、まだ暗い4時半に歩き出す。てくてくと歩いて5時半前には山荘に到着。快晴で富士山が間近に臨める。良い眺めだ。

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 テントが一張りある。私が到着した物音でHN田さんは起きたようだ。早々と合流できたのは良いが、週末からの疲れが抜けていないうえに寝不足気味の私は、HN田さんが朝食を済ます間に、テントの中でちょっと休ませてもらう。短い時間横になって、ほんの少し頭がすっきりした。
 7時前に岩場に向けて出発。三ツ峠の岩場に来るのはずいぶんと久しぶりだ。6月に来た大幡川四十八滝沢の沢登りで山頂には寄ったけれど。クライミングを始めたころにマルチピッチの練習で何度か来たことがあるのだ。

 今回、アブミの練習をしようとなったのは、HN田さんと秋に人工登攀のあるルートに行く話しをしていて、HN田さんがあまりアブミで登ったことがないからというもの。私もアブミを使うルートに行くなんて稀にしかないけれど。
 マルチピッチルートを登る前に、1本だけアブミで登ろうとなり、確かアパッチハングだったろうか、錆びたリングボルトが短い間隔で打たれているルートを登ることにした。まずは私がリードで登り、HN田さんがトップロープで登った。人工登攀をする時はいつも思うのだが、サビサビのリングボルトやハーケンに全体重をかけて乗り込むというのは、やっぱりイヤなものだ。何㎜かしか埋まっていないボルトなんて、いつ抜けるか分かったものではない。

【逆V字ハング】
 続いて逆V字ハングを登ることにした。このルートは私は登ったことがある。
1ピッチ目は私がリード。ボルトにヌンチャクを掛けロープを通し、さらにアブミをかけて乗り移る。ハイステップでなるべく上段に乗り込むと、後が楽になるらしい。第一バンドまで登ってしまえばよかったようだが、スリングがたくさんかかっていたのでピッチを切ったところは、バンドの少し下だったようだ。
 2ピッチ目はHN田さんのリード。ハイライトの逆V字ハング部分をHN田さんにリードしてもらうためだ。ロープの長さが足りなかったわけではないが、ハング下でピッチを切ることができたので、いったんそこでピッチを切る。

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 3ピッチ目もHN田さんのリード。頭上の逆V字ハングは、かぶった凹角といった感じ。HN田さんはアブミの最上段に乗り込み、ひざを巻き込み、かかとの上に座り込むようにしている。そうすると安定するらしい。私は最上段に乗らなくても、つぎのピンが届くのでやらなかったけれど。ハングを越え少し登った先でピッチを切る。
 4ピッチ目は私のリード。Ⅲ級らしい。上部のライン取りがいまいちよく分からなかったのだが、フリーも交えて小テラスに出た。太い木でビレイ。
 懸垂下降2回で取付の登山道へ。逆V字ハングから下は空中懸垂になって、富士山を眺めながら懸垂するのは気持ちが良い。

【岳ルート】
 逆V字ハングを終えて下りてきたのは昼過ぎ。アブミ登りを一通りやったので、今度はフリーのルートを登ることにした。そこで、新しく造られたらしい岳ルートというのを登ることにした。映画「岳」の撮影がここ三ツ峠で行われたそうで、映画の中でも確かそれらしい場面があったように思う。それを記念して撮影を手伝った山岳ガイドがこのルートを造ったらしい。HN田さんはちょうど撮影しているところに出会って、主演俳優も見かけたそうだ。
 中央カンテダイレクトと中央カンテの真ん中あたり、取付に白いテープが張ってあって、岳ルートと書いてある。
 1P目5.10aはHN田さんのリード、2P目は私とつるべで登り、4Pを登り終える。他のルートの間を縫うように造られたルートといった感じで、ライン取りに迷う。懸垂2回で登山道へ。午後3時半くらい。

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 残った時間で、まずはHN田さんが1ピッチのみ再びアブミの練習。4段ハングの1P目らしいラインを登る。荷物をいくらか入れたザックを背負って登って行く。空身と違い、やはり大変なようだ。ピン間隔がちょっと遠いらしく、最上段に乗ってもぎりぎりというところでは、背中の荷物のため立ち上がれないようだ。荷物をボルトにぶら下げて残し、残りを登り終える。お疲れさま。
 とうにアブミのやる気がなくなっている私は、三ツ峠に来たことだし、ルート図を見るといくつか5.11台のルートもあるようなので登ることにした。

【トラペジアス5.11a】
 探してみて、選んだのは草溝ルートの隣りにある「トラペジアス」5.11a。草溝の凹角の左にあるうすかぶりの壁にペツルのボルトが打たれていて、乗っ越した先は草溝直上ルートに合流するようなので、カムもいくつか持っていく。
 1便目は、ガバっぽいのが見いだせるのだが、ラインが右の凹角寄りなのか左のカンテよりなのか分からずテンション。カンテ側からも行けそうに見えるが、3ピン目がペツルのボルト2本なので、とりあえずそこまで登ってトップロープラインを探る。
 夕暮れが迫っているのであまりのんびりしていられない。しかしアブミ練習で身体は疲れていて、ガバでも身体をあげられない。数度目のトライで凹角寄りの序盤をこなし、ガバを伝って左カンテ上部をとって、乗っ越す。ふう。あとは落ち着いて、カムをきめながら草溝直上の上部を登り終了点へ。

 最後にHN田さんが草溝ルートを登る。陽が落ちてだんだんと暗くなりつつある中、登り終え、懸垂で降り立ったときは18時半。

 荷物をまとめてヘッ電を点けて、三ツ峠山荘裏手の広場に張りっぱなしのテントに戻る。テントを撤収して下山を始めたのは、19時半。下山には1時間はかからなかったはず。各自の車に乗り込み、とりあえず富士吉田の街で夕食を食べるため移動。手早く済ませるため、寄ったのは河口湖IC近くのなか卯。空腹だったので、牛丼をかき込むように食べる。HN田さんとはここで解散。
 HN田さんは一路家に帰ったはずだが、寝不足だし疲れていた私は今夜中に無理に帰ることもないので、談合坂SAで車中泊。
 車を買い替えて気兼ねなく車中泊ができる広さになったうえに、こうして一人で帰るときは同行者をどこかの駅まで送る必要もないので、車中泊するパターンが多くなってきた。
翌水曜日はもちろん普通に仕事があるので、明るくなりつつある4時半には起きて、空いた高速道路を走って家路へ。

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