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2012年9月

クライミングジム通い(9月)

○献血

8/31()

 職場で献血があったので、400mlの全献血をした。昨年末に行ったプラナンから帰って、きっちり4週間経ってから行った1月末以来だ。今回で34回目。

 献血に行ったことのない人には関心を持ってもらって、献血ルームに足を運んでもらいたいものだ。

■カモシカスポーツのあと、エナジー高田馬場へ

9/4()

 カモシカスポーツでクライミング用品を買ったあと、先週水曜日に続き今日もエナジーへ。茶色2級を中心にあれこれトライして、2級課題を一つだけ登ることができた。ヨレてきたので、21時過ぎにはジムを出る。

 ところで、最近ランニングを始めた。毎日ではないけれど。三日坊主にならなければ良いけれど、4回以上は走った。走ると言ってもごくゆっくりで、仕事から帰ってから夕食を食べる前に走るようにしている。最初は30分ほどだったが、昨日は55分走った。距離は…何㎞なのかなあ。

 まあ、あまり根を詰めると長続きしないので、疲れている時は無理して走るのはやめよう。

2ヵ月ぶりに、平日夜のベースキャンプ

9/6()

 先月の北アルプス縦走から帰った日曜日を除いて、平日夜にベースキャンプで登るのは2ヵ月ぶりのことだ。

 Sのさんと待合せるまでボルダリングして過ごし、その後あれこれとルートを登った。これといった成果はなかったけれど、かぶったルートをトライしたので筋トレにはなったかな。手のひらが痛いや。

○ランニング

9/10()

ランニングを始めたと書きながら、走らないまま1週間経ってしまった。その間、ジムに2回行ったけれど。

ということで、帰宅してから走ってきた。ゆっくりながら1011㎞は走ったはず。時間にして65分。

■先週に続き、ベースキャンプへ

9/14()

今日はベースキャンプへ。T橋さんが来るまでボルダリングを少しやって、合流後はルート壁を交代で登った。取り立てて目立った成果はないけれど、手のひらが痛くなるまでよく登った。

○エンジンオイル交換

9/19()

 車を買い換えてからもうすぐ3ヵ月経つが、これまでの走行距離は6,500㎞。主に週末に岩場の往復で乗っているだけのわりには結構走ったものだ。

 新車購入から最初のオイル交換は早めに行こう行こうと思っていたのだが、休日は岩に山に出かけてしまうので、ディーラーに行きそびれていた。

 連休中、甲斐駒から明星山へと長く乗ったので、ここらで替えておくことにした。

 オイル交換はあっという間に終わり、帰りに梁山泊というお店に寄って、肉あんかけ炒飯810円を食す。このお店に来るのは10年ぶりくらいだろうか。量と味のわりにはちょっと値段が高い気がする…。

3年ぶりにT-WALL東村山へ

9/23()

 有笠山には土日で行っている予定だったのだが、日曜日の天気予報が芳しくないので、土曜日日帰りで帰ってきた。

 翌朝、起きて窓を開けると外は雨。群馬県方面もそれ以外の岩場も雨だろうから、帰ってきたのは正解だったようだ。

 そこで、今日は東村山のT-WALLへ。過去の日記を紐解いたら、このジムに来たのは3年前の912日以来だ。さらにその前に来たのは、6年前の79月に3回あるらしい。

 ということは、つぎに来るのは、3年後の2015年か?

 さて、東村山に行こうと思ったのは、前日有笠山に一緒に行ったMぽりんさんが翌日は行くだろうと言っていたので、自分もそれではと思った次第だ。東村山は、ホールドのレイアウト替えがまず無いみたいだし、テープ課題が各級ごとに細かく分かれていないので、それ以外の課題となるとファイル課題を見てホールドを覚えないといけない手間があって、ちょっと敬遠していた。

 部屋に掃除機をかけたり、台所のガスコンロやトイレを掃除してから家を出て、電車に乗る。西武ライオンズのユニフォームを着た乗客がたくさんいる。パ・リーグの優勝争いが佳境なんだっけ?

ジムに着いたのは正午頃。着くと、Mぽりんさんのほか、KK子さんやO野さんら二子山の面々がたくさんいて、ここは弓状?といった感じ。

 テープ表示の課題でアップしてから、ファイル課題をやってみた。最初にホールドを覚えるのはちょっと面倒だけれど、平日夜ではないから時間はあるのでゆっくり見て覚える。それにうろ覚えでも実際に登ってみたほうが身体で覚えられるといった感じだ。

 そうやって、34級課題を6つか、もう少し登れた。登れなかったのもあるが、1撃できたのもある。じっくりとファイル課題に取り組むというのも悪くない。

 夕方まで登って、帰りに東村山駅近くのマックに寄って、毎月購読している山岳雑誌を2時間ほど読みふけった。つまらないいくつかの連載や記事を除いて、毎号冒頭から終わりまでほぼ読み通しているので、読み終わるのに何日もかかる。

あと、久しぶりに読書を復活させて、今は村上春樹の1Q84(新潮文庫)3巻目を読んでいるところだ。

大関日馬富士関が2場所連続全勝優勝して、横綱昇進がほぼ確定したそうだ。

○クライミングシューズのリソール & ランニング

9/24()

 半月ほど前にバーチに出したシューズがリソールされて帰ってきた。今回リソールしたのは、スポルティバのソリューションとファイブテンのアナサジアローヘッドの2足。

 アローヘッドはちょっとくたびれた感があるが、2足以上なら割引されるのでこの際リソールしておいた。

ソリューションは、昨夏カナダに行った際に買ったシューズで、本気トライの際に履くようにしていたので、これからも易しいルートではもったいないから履かない。

先月買ったスカルパのインスティンクトなどと合わせて履くので、しばらくはエッジの減ったシューズに困ることはなさそうだ。

 前回のランニングから丸2週間空いてしまった。が、先週に甲斐駒を登ったおかげだろう、足の筋力が付いているのが分かる。つま先というより腿が先に出るという感じや、足裏で地面を蹴り出すという感じ、背筋が丸まらずに伸びている感じがした。

 スピードも少しはあげたつもりだけれど、基本的にはゆっくり。前回3往復した区間を2往復しただけなので、78㎞といったところかな。時間にして44分。

 週に何日も走ろうなどとあまり気張らずに、たまに走るくらいにしよう。そのほうが長続きしそうだ。

B-PUMP秋葉原へ

9/25()

 ひさしぶりにアキパンへ行くと、奥の舳先状の壁のホールドが替わっていたので、さっそくトライ。いくつかある紺色4級は1撃できた。これくらい登れないとね。続いて白色3級も3つほどあって、どれも1撃できた。

やっぱりグレーディングが甘めかな~と思いつつ、今度は水色2級に手を出してみた。ゴールまであと少しまで迫った課題もあったけれど、2つある水色課題をどちらも数回トライしたものの結局落とせず。言い訳になるが、白色と水色のギャップがちょっと大きいかな。ヨレていないときにまたトライすれば登れそうだけれど。

あとは、どっかぶり壁で既登課題を含め何度も登った。身体がぶらさがるような負荷のかかる課題をやったのは、付け焼刃だけれど今度行く岩場に備えてのこと。

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「Blast-off」5.12a RP 有笠山・ヘルケイブ

9/22()

 日帰りでMぽりんさんと有笠山に行ってきた。土日で行く予定だったのだが、翌日曜日の天気予報が芳しくないため、土曜日だけで帰ってきた。

 早朝、Mぽりんさんと待ち合わせ、関越道経由で渋川伊香保ICから中之条経由で有笠山へ。前日に雨が降ったようで、道中路面が濡れているところがあるし、この日も夕方から雨が降るかもしれないとの予報で、岩場のコンディションが心配された。まだ誰も来ていない東の登山口に車を停め、フェアリーに着いてみると、予感のアプローチ部分が濡れてはいるもののトライはできそうだ。

しかし、見た目乾いているように見えても、湿気っていると厳しそうなので、私がまだ行ったことのないヘルケイブに行くことにした。正確にはヘルケイブの岩場そのものは一度だけ見に行ったことはあるのだが、登ったことはないのだ。

 中央の壁が大きくかぶったヘルケイブはよく乾いていた。「始めの一歩」5.10aでアップしてから、私は「Blast-off5.12aをトライすることにした。私の体調はと言うと、早や出でちょっと寝不足気味のうえに、先日の明星山で左腕をハチに刺されたため、抗生物質を飲んでいるせいか、身体がちょっとだるい。おまけに利尿作用があるのか、水分を取っていなくても、頻繁にトイレに行きたくなる。

Blast-off 5.12a 1便目 ×

 基本的にガバばかりのルートだ。出だしが濡れていたが、使うホールドにはまったく支障なし。確か中盤あたりでテンションしたと思う。右寄りに出るとちょっと休めて易しくなってしまうということだ。チョンボ棒をあげてもらってヌンチャクをかけ何とかトップアウトする。思った以上にルートがかぶっていることに気づく。久しぶりにかぶったルートをやったせいか、腕が張ってしまった。

Blast-off 5.12a 2便目 RP

 中盤で右に寄ってしまうのはダメという人がいるかもしれないけれど、今回はこのラインで登ったことにする。薬物のせいにするわけではないが、2便目でレッドポイント。

○火事場の馬鹿力 5.12a 1便目 ×

 Mぽりんさんが既登の「ルンルンしんすけ」5.12bをトライしていると、あとから2人組がやって来て、彼らもルンルンをやり始めた。

 私は、調子がいまいちなので、12bではなく12aをまたやってみることにした。しかし、このルートは何だかエラく悪い。出だしで左手デッドでホールドを取りにいくのはできたものの、その先が悪い。持てそうで持てないガバといった感じか。チョンボしてそこを抜けると、あとは易しい。とてもできそうにないので、さっさとヌンチャクを回収して、みながやっているルンルンに混ぜてもらった。

○ルンルンしんすけ 5.12b 1便目 ×

 序盤は難なくできたが、中盤のちょっと工夫を要するところでテンション。ニーバーするらしい。終盤の抜け口への遠いホールドを取りに行くのが核心のようだ。

○ルンルンしんすけ 5.12b 2便目 ×

 2便目もやはりテンションしてしまうが、中盤のニーバーは確かに良いムーブだ。上部のホールドが安心して取れる。終盤の遠いところは、右足をどこに置くかに寄るようだ。

○ルンルンしんすけ 5.12b 3便目 ×

 最後のトライ。終盤の遠いところは、私はうんと右にあるホールドに右足をヒールフックして、左足を少し上げると、上部のカチ状小庇に届いた。私より身長がない人には右足をかけるところは遠いだろう。

 ということで、ほぼムーブは解明できた感じだが、身体が終わっていたのでレッドポイントはお預け。調子が悪くない時にトライすれば登れそうだけれど、つぎにヘルケイブに来られるのはいつのことか。

 最後に、「寝ぼすけクラック」5.10cをオンサイトして終了。翌日の天気予報は悪そうだが、今日は一日クライミングができて良かった。帰り道、農産物直売所に寄って、キャベツ、ナス、シイタケを買う。冷蔵庫には常時野菜を何種類も買って入れてあるので、野菜の摂取不足にはならなさそうだ。Mぽりんさんを家まで送って解散。

 翌日は東村山のジムに行ったけれど、このことは別の日記に書く。

明星山P6南壁 クイーンズウェイ [9月のクライミングツアー③]

9/14()夜~9/18()  9月のクライミングツアー

 ツアー4日目。甲斐駒赤蜘蛛、坊抱岩と経て、明星山まで北上してきた。明星山は私もHN田さんも昨年10月に初めて訪れ、その際は初日にフリースピリッツを、2日目に左岩稜を登っている。

しかし、後述するが、フリースピリッツに関しては、中央バンドまでの前半部は、そもそも別のルートを登っていたらしいことが今回判明した。

今回登ろうとしているクイーンズウェイの取付から登り始め、どこをどう辿ったのかクワトロに入り、それからフリスピにつながって行ったようだ。後半部は間違いなさそうだ。ということで、フリスピを完全には登っていないことを告白しておこう。また登りに来る理由もできたし、まあいいか。

③ 9/18()  明星山P6南壁 クイーンズウェイ

 今回、クイーンズウェイを登るにあたり、私が言い出したこともあり、私が全ピッチをリードすることにした。ルート図によると、いちおうの核心は2ピッチ目の5.10aだ。中央バンドから後半にも5.85.93ピッチ続く。

 普段マルチピッチを登る際に履いているゆるゆるのクライミングシューズではちょっと心許ないので、きつきつだけれどミウラーVSを履いていくことにした。ピッチごとに脱がなければ、とても耐えられない。

 少し明るくなってきた5時過ぎに駐車場を発ち、ヤブに覆われた踏み跡を小滝川に向かって下って行く。川の水量は少なく、飛び石伝いに難なく対岸へ。河原を下流側に少し歩き、クイーンズウェイの取付きを目指す。

 前述したように、この取付探しで少し迷う。ルート図と照らして、クイーンズウェイのラインがあるらしき辺りは、昨秋フリースピリッツとして取り付いたところと同じだ。二人であれこれ確認するうちに、HN田さんが、フリスピの本当の取付きはもっと左下の河原に近いところであって、フリスピと思って取り付いたところが実はクイーンズだったのではないかと言い出した。これを聞いて、ルート図と実際の岩場の形状が頭の中でパタパタと組みあがった。HN田さんの言うとおりだ。ということは、クイーンズの核心ピッチとなる5.10a2ピッチ目は、前回HN田さんがリードしてすでに登っているところだ。気合を入れてミウラーを用意してきたが、ちょっと拍子抜けした。

 じゃあ、あとはどんどん登るだけだと気持ちを切り替えてロープを結ぶ。フリスピはまたそのうち登る機会を作りたいものだ。

各ピッチのことは、赤蜘蛛の時ほどは詳細に書かない。ピッチ数が10数と多いので、あまり印象に残っていないところもあるので。前述したとおり、私がオールリードして登った。登り始めたのは6時過ぎだったろうか。ご苦労だけれど、サブザックはHN田さんにずっと背負ってもらった。

1P(35m-):ほとんどランナーが取れない斜面を、左上方に見えるハング下に見える視点を目指して登って行く。

2P(25m5.10a):左頭上のハングっぽいところをカムを極めながらフリーで越える。

登って行って、草の生えたホールドに左手をかけると前腕に痛みが走った。そして、草の中から何匹ものハチが出てきた。刺されたっ。草の中にハチの巣が会ったのかどうか分からないが、腕を見ると2カ所ほど刺されたようだ。大きくて凶悪なスズメバチではなく、それよりも小さいが姿形は似ている。

はるか下でビレイしているHN田さんからも、ハチがわ~んと飛んでいるのが見えたという。私はそこから右方に行ったところでピッチを切る。この日は刺された前腕は腫れなかったけれど、帰宅した翌日になって腫れだし、結局医者に行くことになった。

3P(30m-):省略

4P(40m):省略

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5P(30m):下部城塞の切れ目のようなところを越えたような。

6P(Ⅲ∔~Ⅴ-):中央バンドを登ったところまでルート図上3ピッチのところを2ピッチで行った。

7P(-~Ⅱ・Ⅲ):前ピッチから続いて、左上に向かって少し登ると、中央バンドのガレガレ地帯に出る。壁際に沿ってさらに登って行き、フリスピにつながる辺りまでロープを目いっぱい伸ばしてピッチを切る。見つけた残置ハーケンを支点にするも、ちょっと不安。

Imgp5984

8P(40m5.8):ここから、フリスピは右上していくのだが、クイーンズは真上に登って行く感じ。ずっと上にもハングが見える。登って行くと、ところどころ残置ピンがあり、ラインは正しそうだ。

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9P(30m5.8):ここも5.8くらいなのだろう。

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10P(40m5.9):上方にハングした岩が見え、そこを右から巻くらしい。直上からそのハング下を右に巻く時に、左手で持った岩がぼこりと外れて谷底に落ちて行った。回り込むところでは残置ピンがなく、ラインを見失いがちだが、ハング先を左にトラバースすると、ペツルの打たれた支点がありホッとする。

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11P(35m):後半部の核心ピッチを越えたので精神的に楽になった。登って行って、少し左にトラバースしたところに太い木があり、そこで横になれる程度のスペースがある。木陰で座り込んでセカンドをビレイする。もうすぐ終わりだ。

12P(20mⅡ・Ⅲ):最終ピッチ。ガレ場と岩の間を越えて行き、岩の尾根状に出たところでピッチを切る。下を見ると、下降路らしき踏み跡が見えるから、ここで終わりで良さそうだ。HN田さんが登ってきて登攀終了。時刻は13時過ぎ。7時間で登ったことになる。

 こうして、クイーンズウェイを登り終えることができた。喉が渇いていて、早く下山して思い切り水を飲みたい。靴を履き替え、ダブルロープ2本を入れたサブザックを背負う。登攀そのものも疲れたけれど、何よりも直射日光に当てられてその暑さにやられた。台風の影響がなければ、昨年10月ほどとは言わなくても、もう少し涼しい中で登れたかもしれない。

 下り始めてしばらくは私がザックを背負っていたが、私がヨレてきたのを見かねたHN田さんが荷物を背負ってくれた。下に向かって右へ右へと踏み跡を辿って行くがこれが長い。昨年も歩いていて分かっているとはいえ疲れる。ずっと下っていって、送水管が見えたところで、水が流れているところがあった。渇きに飢えていた私は、手ですくって何回も飲んだ。ふう、これでとりあえず落ち着いた。

 小滝川の河原に降り立つと、HN田さんが昨秋見つけたという化石に覆われた石を探すことになった。HN田さんの記憶を頼りに石を探す。見つからずに諦めかけたところで、その石を見つけることができた。前回は私は見なかったのだが、こうして見てみると長さ数cmの大きさの貝だか何だか分からない生物らしき白い化石が石の表面にびっしりと埋め込まれたように浮き出ている。写真に収めておく。

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 ヤブ漕ぎに苦労して、ようやく車道に出る。駐車場に戻る途中、我々が登っているのを見ていたという観光客に声をかけられた。車で明星山を離れたのは午後3時半くらい。東京への帰路が長いのでのんびりもしれいられない。

途中、小谷村の道の駅にある温泉で汗を流す。ああ、さっぱりした。ソフトクリームもおいしい。

 夕食は、大町市の国道沿いに見つけたカイザーという名前の定食屋さんで。鹿肉ステーキ定食1,500円というのを食べた。出てきた鹿肉は北海道のもの、つまりエゾシカの肉らしい。以前、知床をサイクリングした時に、道端でたくさんの鹿を見かけたけれど、あの鹿というわけだ。

早朝にお弁当を食べて以来、水分とソフトクリーム以外摂っていないにも関わらず、疲れ過ぎて食欲がわかなかったが、いざ肉を目の前にするとガツガツと食べられた。興味のある人はこのお店に行ってみては(長野県大町市俵町1851大糸タイムスビル1階、電話0261-22-8804)

 豊科ICから中央道経由で帰ることにしたのだが、道中長いので、高速道路の区間でHN田さんに運転を替わってもらった。途中、大雨で前がよく見えないくらいだった。東京は相当降ったようだ。HN田さんを家に送ったのは日付を回ってから。それから自宅に帰り、横になれたのは深夜2時になってからだ。疲れた。

 翌日はもちろん朝から出勤したが、疲れていて一日を乗り切るのが長く感じた。ちょっと欲張った計画ではあったけれど、赤蜘蛛ルートにクイーンズウェイとそれぞれに登り応えのあるマルチピッチルートを2つも登れたし(継続、とは言わないのかな)、坊抱岩にも行けたということで、充実した4日間のクライミングツアーとなった。おしまい

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坊抱岩でフリークライミング [9月のクライミングツアー②]

9/14()夜~9/18()  9月のクライミングツアー

 赤蜘蛛の登攀を終え、前夜遅く疲労困憊しながら甲斐駒から下山して、南きよさとの道の駅に泊まった。残り日程で、明星山でマルチピッチを登ることにしていたのだが、甲斐駒でがたがたに疲れてしまったし、移動時間も考えると、ツアー3日目となる17日に明星山に登るのは無理だ。

そこで、レスト日とすることにした。レスト日といっても何もしないわけではなく、上田市と長野市の間にある姨捨山(冠着山(かむりきやま))にある坊抱岩(ぼこだきいわ)でフリークライミングをすることにした。

② 9/17() 坊抱岩

当初は小川山で登ることも考えていたが、その案は無いということがこの日の朝になってはっきりした。甲斐駒から下りてきて、フライシートを張らずにテントに入ったのだが、明け方に目が覚めた時にはテント内がやけに結露しているなあと思った。しかし、それは結露ではなく、夜中に雨が降り出して浸みていたのだ。

 朝6時頃だったろうか、けっこう本降りの雨が降っている。傘を差しながら荷物を車に積み込んで、道の駅を離れる。前夜のうちに甲斐駒を下山して正解だった。この天気では、山の中も相当の雨だろう。小川山だって確実に雨だ。

あらかじめ調べておいた天気予報では、北に行くほど天気は良くて、明星山のある北陸方面も天気が良い見込み。そこで、この日はほぼ中継地点として、まだ行ったことのない坊抱岩に行くことにした。

 小淵沢ICから中央道に入り、北に向けて走るとだんだんと空が晴れてきた。八ヶ岳は雨でも、それより北は晴れているといった感じ。長野道に入り、途中のSAで朝食をとる。姨捨PAのスマートインターで降りると、姨捨の街に向かって下りていく道の脇に、HN田さんによるとちょっと知られているらしい棚田が広がっているのが見えた。

 9時半頃だったろうか、買い出しでコンビニに寄ると、いかにもクライマーといった格好の人達の車が停まっていた。ここにいるということは、当然これから坊抱岩に行くのだろう。しかし、この時間にここにいるということは雨の小川山方面から流れてきたのかもしれない。

 坊抱岩へは坊城平いこいの森というところから行くらしい。狭い林道を走った先に、そこはあり、それなりに整備されていそうなキャンプ場のようだ。日本100岩場を見ると、涼み岩には5.12台もあるようだが、疲れていてとてもそんなのをやる気はないので、5.11のある坊抱岩そのものを目指す。

 岩場に着くと、よく晴れているものの風が強い。九州の沖にあるらしい台風の影響がここまで届いているのだろうか。

 HN田さんがシルバームーン5.8というのを登ったあと、私はラブ・スペース5.10bというのをやってみる。出だしが妙に悪く、後ろにある岩を足掛かりにある程度登り2ピン目あたりから壁に取り付いて登った。

 その後は、芸者ワルツ5.11bというのをやってみるが、オンサイトできず。間にピナクルダッシュ5.10c/dというのをやったあと、3便目でやっと芸者ワルツを落とせた。HN田さんもトップロープでいくつか登った。私は最後に、温泉フェイス5.10dというのを登るつもりで、右面の壁の中央を登ったのだがずいぶん易しい。おそらく右壁の中央にあるのは、100岩場に載っていないルートで、その左側にあるカンテを登るのが温泉フェイスなのかもしれない。とにかく、疲労が溜まっているし、翌日の明星山のことを考えると無理をするわけにはいかない。風も強いし、お風呂に入りたかったので、午後3時には岩場を後にした。

 更埴の街道沿いにある信州自然村という、いかにも田舎の入浴施設といった感じのところに立ち寄る。田舎っぽいとはいえ、薬湯や電気風呂もある。電気風呂では電気プレートにヨレた腕や肩、腰、足などを近づけてビリビリと電気を感じながらマッサージした。水風呂と熱めの風呂に交互に入るものやってみた。入浴そのものでさらに体力を使った感じだが、筋肉が多少ほぐれたし、さっぱりしたのは良かった。

 長野オリンピック時に整備したらしい道路を走り白馬に出る。思ったほど食べられるお店がなく、この夜も再びコンビニ弁当という悲しい夕食。さらに北上して小谷村から新潟県糸魚川市に入り、ジオパークに登録されているらしいヒスイ峡にある明星山のP6南壁を望む駐車場に到着。昨年10月以来だ。星空に真っ黒な岩壁が浮かんで見える。

 明日も早起きしなければならないので、車の脇にテントを張って早々に寝る。つづく

甲斐駒 赤蜘蛛ルート登攀 [9月のクライミングツアー①]

9/14()夜~9/18()  9月のクライミングツアー

 3連休に休みを1日加えた4日間、HN田さんと山梨・長野・新潟と岩場を巡ってきた。

 ①最初の2日間は南アルプスは甲斐駒ケ岳にある赤蜘蛛ルートを人工登攀、②3日目は姨捨山にある坊抱岩(ぼこだきいわ)で軽くフリークライミング、③最終日は糸魚川・明星山にあるクイーンズウェイを登った。

① 9/14()夜~9/16() 甲斐駒ケ岳・赤石沢Aフランケ 赤蜘蛛ルート

 歩く登山をやっていた頃は、甲斐駒を黒戸尾根から登ったことはあっても、その山の8合目に大きな岩場があるなんて知らなかった。クライミングを始めてから、この岩場にある赤蜘蛛ルートという人気ルートがあることを何となく知るようになったので、いつかは登ってみたいと漠然と思っていた。人工登攀が続くらしいし、それに8合目までロープとギアを担いで登るのは相当に大変そうだ。

 今回、私はHN田さんと行く機会を得たのだが、そのHN田さんは昨秋、別のパートナーと赤蜘蛛にトライしたものの、2ピッチ目まで登ったところで降りるという経緯があったそうで、HN田さんにとって今回はリベンジ山行ということになる。

そういうわけで、赤蜘蛛の取付までのアプローチはHN田さんがよく知っているので、その点心配が少ないのは良かった。

9/15() 黒戸尾根~赤石沢奥壁

 甲斐駒そのものは、高校生の時に2回登り、その後時を経て雪のある12月に2回登ったり、足首骨折後のリハビリを兼ねて日帰りで登ったり、黄蓮谷の沢登りで2回登ったりと、頂上は7回踏んでいるはずだ。

[黒戸尾根]

 金曜日夜にHN田さんと待ち合わせ、中央道経由で竹宇駒ヶ岳神社の駐車場でテント泊。

翌土曜日朝6時半頃に重いザックを背負って歩き出す。ザックの中には、テント泊装備や食料のほか、ロープやヌンチャク、カム、アブミなどガチャ類がどっさり入っている。果たしてこんな思い荷物を背負って、長い黒戸尾根を登れるのだろうかと、ちょっと心配になる。

 普段はもっぱらアプローチの短い岩場でクライミングばかりしているので、一頃より足腰が弱った感は否めないが、今年は8月には一人で北鎌尾根から前穂北尾根を歩いたり、無用なヤブ漕ぎをしたりと、歩く機会が多かったので、黒戸尾根の登りで丸きりバテバテになることはないかもしれない。ちょっとランニングもしたし。

 結果的には、駐車場から七丈小屋まで5時間10分ほどで登り切った。いかにもトレイルランナーという姿のデイパック一つの登山者のスピードには敵わなかったが、その他の登山者を追い抜きつつ登った。途中3回休憩は、笹ノ平の分岐に至る前、八丁登りの途中、5合目小屋跡の3か所。休憩ごとの登りは1時間強で、標高差400m以上は稼ぐように登った。

 小屋でテント泊の手続きを済ませてから、少し上にあるテント場に着いたのは正午過ぎ。小屋の主人には、連休中で混雑するので、テントはなるべく間を詰めて張るように言われていたので、すでにいくつも張ってあるテントの隣りにぴったり付けるように張った。

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[赤石沢奥壁 中央稜?]

 当初の予定は、15()は黒戸尾根を七丈小屋まで登り、16()に赤蜘蛛ルートの登攀、17()に奥壁中央稜を登攀し、下山するというものだった。しかし、月曜日の天気予報が芳しくないことから、土曜日のうちに奥壁中央稜を登ってみることにした。

 必要なギアをサブザックに詰めて、まずは8合目まで登る。テント場から30分ほどで着いた。昔はしっかり立っていた石の鳥居の少し先、登山道からほんの少し左に外れたところに岩小屋があった。黒戸尾根は何度も登っているが、こんなところに岩小屋があるなんて、ちっとも意識したことがなかった。

 数人が泊まれそうなほどの広さがある。この時は中には誰もいなかった。岩小屋前から続く踏み跡を辿って奥壁を目指す。奥壁に行くのはHN田さんも初めてだ。

 途中、ガレたところを渡ったりしながら進んでいくと、岩場が現れてくる。なおも進むと、もっと大きな岩場が見えてくるのだが、ガスっていて全景がちょっと分かりづらい。

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 ルート図と照らして、どこが中央稜ルートなのか同定しようとするがなかなか判然としない。折れて壊れた古い金属製の標柱が残る広いテラス状に出たので、ここが中央稜とその右側の右ルンゼの辺りかと見定める。もっと奥を見に行くと、岩場はさらに下に続いていて、左ルンゼのほうだと想像した。

 戻って、中央稜ルートと見定めた岩を見上げる。いくつかボルトが見える。結果を先に書くと、ここは中央稜ではなかったようだ。それではどこが中央稜の取付だったのかと言えば、それは分からないのだが、おそらくもっと先まで行って、左ルンゼのほうに結構近いところなのかもしれない。

 そうとは気づかずルート図を頼りに、ロープを結んで私のリードで取り付く。ちょっと悪い出だしから右上し、残置ピンにランナーを取ってクラックを辿る。そのままずっと奥まで進んだところに古びたハーケンやスリングのぶらさがった支点があったので、そこでピッチを切る。HN田さんがフォローで登ってくる。

 あたりはルンゼっぽい地形で、HN田さんの言うとおり、ここは中央稜ではなく右ルンゼそのものの中にいるのかもしれない。支点から上を見上げるとボルトがいくつか見えるので、もう少し登ってみることにした。

 しかし、風化した花崗岩は脆くてパキパキとフレーク状に簡単に剥がれてしまう。ボルトを伝ってなんとか10mほど登ってみたが、それまで続いていたボルトがその先からとたんになくなってしまった。

 本来の中央稜は、ルート図に寄れば下部4ピッチのあと、300mのブッシュを登るとある。その3ピッチ目辺りにいると思い込んでいたのだが、HN田さんから、すでに時刻が15時半となり、仮に登れたとしても暗くなってしまうとの意見があり、さすがにここで無理をするわけにはいかないので、諦めて下降することにした。明日の赤蜘蛛ルートが本命なのだから、ここで無理してビバークするなんて無意味だ。

 残置ピンを頼りに、HN田さんのいるところまで懸垂下降し、さらにボロボロのスリングをナイフで切って、持参した真新しい細引きをダブルフィッシャーマンで結び、取付まで懸垂下降した。

 来た踏み跡を岩小屋に戻ると、中に人がいた。聞くと、明日スーパー赤蜘蛛を登るという。スーパー赤蜘蛛ということは、人工登攀ではなくクラックをフリーで登るということだ。すごい。スーパーじゃない我々は、当然スーパーじゃない赤蜘蛛を登るのだが、ここまで担ぎ上げたロープやギアを再びテント場まで持ち帰るのは無駄なので、岩小屋の奥にデポさせてもらい、明るいうちにテント場に戻った。

 HN田さんが夕食を支度をしている間に、小屋でビールとジュースを買ってきた。2か所あるテント場はたくさんのテントでいっぱいになっていたが、一人で来ている人が多いのかマナーが良いのか、暗くなるころには辺りは静かになっていた。我々も明日の登攀に備え、夕食を済ませると、翌日は未明の3時に起きることにして早々に寝ることにした。

9/16() 赤蜘蛛ルート

 携帯電話のアラームを3時にセットしておいたのだが、寝過ごしてしまい起きたのは3時半過ぎ。すぐに朝食の準備をして荷物をまとめる。てきぱきとやったおかげで、予定していた4時半前にはテントを発つことができた。星空が広がっていて、今日の好天への期待が高まる。少しずつ明るくなっていく中、ご来光を拝むために早々と歩き始めたらしい登山者の集団を追い抜きながら8合目を目指す。

 岩小屋では前日から泊まっている男女パーティーが朝食を準備していたところで、ほかに男性2人組もいて、彼らは先にAフランケへの踏み跡を下って行った。

 我々も前日デポした荷物を回収し、ハーネスやギアを身に着ける。不要な荷物を岩小屋に戻し、踏み跡を下って行く。やがてAフランケの頭にある岩小屋に着くと、そこには先ほどの男性2人組がいたので、追い抜く。彼らはここに荷物をデポしていたのかもしれない。ここの岩小屋も、上の岩小屋ほどとは言えないが、雨風をしのげそうな感じだ。

 Aフランケの頭からさらに下って行く。かなり下って行くので、初めて来た者にとっては、こんなに下って行って良いのかと不安になるかもしれない。その点HN田さんがアプローチを知っているのは心強い。

 長いルンゼ上の下降から横歩きになると、その先に大きな岩場が展開してきた。ここがAフランケか、大きい。HN田さんが、ここが赤蜘蛛の取付だと教えてくれた。まだ他には誰もいない。出だしの岩が崩落したらしく、下がハング状になっている。最初に取り付くことができたのは良かったが、後続パーティーがやがて来るだろうからのんびりはしていられない。よく晴れているが、まだ陽が当たらないので風もあって寒い。以下、ピッチごとのグレードは某ガイドブックに寄る。

Imgp5945

1P(25mA1)HN田リード:640分過ぎ、HN田さんのリードで登攀開始。出だしに真新しいボルトが打たれていて、まずはそれにアブミを掛けて乗り込む。その一つ上のボルトがちょっと遠いらしく届かないようなので、ここはビレイヤーのショルダーで立ち込む。HN田さんが1ピッチ目を中ほどまで登ったところで、先ほどの男性2人組がやってきた。さらに、別の男性2人組もやってきて、みな赤蜘蛛を登るようだ。あと、スーパー赤蜘蛛をトライするというパーティーを加えれば、この日4パーティーが赤蜘蛛を登ることになる。

先月、三ツ峠でアブミの練習をしたおかげか、HN田さんは順調に登って行く。昨秋も登っているというから、そのためもあるだろう。荷物はサブザック一つにまとめて、フォローが背負うことにする。HN田さんが1P目の終了点に着き、私が続く。出だしの崩壊部分に残った岩がぐらぐらしている。足で蹴ると倒れてきそうなので、触らないように気を付けて登り始める。

Imgp5950

 2P(40m)私リード:ビレイ点の左側にある凹角をフリーで登って行く。残置ピンもあるし、カムも使える。しばらく行くと支点があったので、そこでピッチを切った。その先はホールドが少し乏しくなるように見え、人工まじりになるようだ。ルート図の記載からすればもう少し登ったのかもしれない。

Imgp5952

 3P(20mA1)HN田リード:凹角を引き続き登り、そこから右側に移るようなピッチだったと思う。

Imgp5954

 4P(45mA1)私リード:頭上のハング状のところを人工で登って行く。右側から取付き、左へトラバースしてからハングを回り込むように越えて行く。その先は、ブッシュのある大きな段々状のところを登って行く。登って行けばボルトはあるし、右上方に大きな木のあるテラスが見えるので、それを目指せばよい。右上にあるはずのが恐竜カンテか。

Imgp5956

 5P(45mA1)HN田リード:ビバークできるくらい広いテラスから登り始める。途中、誰かが落としたらしいアブミが1台ブッシュに引っかかっていたので回収。さらに人工で登ると、ハイライトの6P目が見えてくる。

Imgp5961

 6P(40mA1)私リード:推壁のフェイスにクラックがバシッと走っている。これをフリーで登る人もいるのだからすごい。我々はもちろん人工登攀。残置のリングボルトやハーケンにヌンチャクをかけてランナーを取りつつ、アブミをかけて登って行く。残置ピンの間隔が遠いところにさしかかると、キャメロットをセットしてそれにアブミをかけて乗り込む。キャメはしっかり効いてくれている。2か所ではナッツも使った。私はDMMのウォールナッツを持っているのだが、普段クラックを登ることはないので、こういう時でもないと使う機会がないので、カムでもよいところで使ってみた。これもしっかり体重を支えてくれている。

 6P目の終了点は残置ピンにアブミをかけてのハンギングビレイとなる。残置ピンだけでは不安なので左手のクラックにカムでバックアップを取る。真下からフォローでHN田さんが登ってくる。その下には順番待ちの人達が見える。高度感がすばらしい。体重をかけたナッツは岩に食い込んで回収が大変かなとも思ったが、ナッツキーを当てがって、ちょっと叩けば簡単に回収できたようだ。ハンギング状態でHN田さんとギアの受け渡しをする。

Imgp5963 Imgp5967

 7P(30mA1)HN田リード:すぐ右側の恐竜カンテを回り込むように登って行く。ところが、ビレイしている私が束にしてあるロープを下に垂れ流してしまった際に、そのロープがハーケンか何かに引っかかってしまった。引っ張っても手繰りあげられず困ってしまったが、すぐ後から登ってきているパーティーに外してもらい事なきを得た。感謝。そんなこともあったが、HN田さんの流れるようなアブミ捌きで順調に7P目を終える。

Imgp5972

 8P(30mA1)私リード:実質最終ピッチ。少し登ったところから、左に回り込むと凹角のクラックが見えるので、そちらに進んでみた。カムエイドしながらそのクラックを少し登ってみると、クラックの幅が広く2番キャメでは極まらなくなってきた。持参しているのは0.3番から2番までの2セットで、ハンドサイズでは3つ以上あるものもあるのだが。

 どうも厳しいので、クライムダウンして戻り、右側の易しそうなほうに進むと、数ポイントの人工を伴う斜面が現れる。そこを登ると、樹林帯に入るところでテラス状になっていたので、そこでピッチを切る。これが赤蜘蛛ルートの実質の終了点だろう。取り付いてからここまで7時間10分。決して速くはないだろうが、良しとしよう。

 ルート図によれば、あとは80mⅡ~Ⅲとある。いちおうロープを結んだままもう少し登ることにする。

Imgp5973

 9P(50mくらい)HN田リード:岩混じりの易しい山の斜面を登って行く。ランナーを取ることもない。

 10P(30mくらい)私リード:さらに易しい山の斜面を登って行くと、ひょっこりとAフランケの頭の岩小屋に出る。岩小屋の中で座り込んでロープを手繰り寄せる。

 こうして赤蜘蛛ルートをきっちりと登り終えることができた。やった。HN田さんもお疲れさま。登り始めは風が寒かったけれど、陽が当たりだしてからはそれもなくなり、快晴の空のもと、快適な人工登攀を楽しむことができた。

 靴を履き替え少し休んでから、8合目の岩小屋に登り返す。疲れた体には、ダブルロープ2本を入れたサブザックが重い。交代でザックを背負いながら岩小屋に着く。我々が最初に取りついたので、当然岩小屋にはまだ誰もいない。デポした荷物を回収しテント場に戻る。

 疲れているけれど、この日の苦労はまだ終わらない。テントを撤収してテント場を発ったのは、確か午後4時を回っていた。これから黒戸尾根を下山するのだ。下山中に夜を迎えることになる。赤蜘蛛で疲れた身体には、この下山がさらに過酷だった。

 まだ明るいうちに5合目小屋跡に着くと、黄蓮谷を登ってきたと言う男性数人組が泊まる支度をしていた。我々がこれから下山すると聞いて、ちょっと驚いた様子。

 黒戸山の登り返しがつらい。刀利天狗に着くころに暗くなった。ヘッ電の灯りを頼りに下って行くも、肩にザックのベルトが食い込んで、足取りがだんだんと重くなってくる。前日の登りでは結構調子よく歩けたものの、疲労が蓄積してきた身体では休憩が増えてきた。山を歩き慣れたHN田さんに付いていくのが大変だ。

 吊り橋を渡って、竹宇駒ヶ岳神社に無事下山したお礼のお参りをして、駐車場に戻ったのは夜の9時半頃。赤蜘蛛に向けてテントを発った今朝の4時半から17時間行動となった。さすがに疲労困憊した。自販機でジュースを買って喉の渇きを癒す。

 すでにこの時間では立ち寄り温泉は閉まっている。食事を取れるお店も閉まっているだろうから、仕方なくコンビニ弁当で済ますことにした。今夜は、道の駅南きよさとで泊まることにした。明日からは天気が崩れそうだ。フライシートを張らずにさっさとテントを張る。横になった時には時刻は日付を回っていた。つ、疲れた。つづく

Imgp5931 

榛名黒岩。小川山も

9/8()9()

 簡潔に。

 土曜日は榛名黒岩へ。岳友会ルートを登ったあと、フリーバード5.11aにトライするも悪い。あっけなく敗退。久しぶりにN井さん達に会う。エンド・オブ・ア・レインボー5.12bをトライしているそう。私もいつかはやってみたい。

 終了点直下の左向きの尖った岩は限定するらしい舞姫5.11bはオンサイト。

 ボランティア5.11aは、確か2年ほど前に1便出して登れなかったので、久しぶりの2便目でRP

 鶴の友5.11aは、なんだか手間取ってしまったけれどレッドポイント。

 翌日は、小川山へ行った。あまり書くことがないので省略。

甲府幕岩、この週末も雨が降る…

9/1()2()

 だんだんと秋雨の季節に移りつつあるのかもしれない。先週行った小川山では土日両日とも午後から雨に降られたが、この週末も雨に降られた。土曜日は昼ごろから降り出した雨が午後には強くなったし、日曜日も弱い雨が降ったり止んだり。

1()

 T沢さんと一緒に登るのは7月の三連休以来だ。現地待合せということにして、土曜日早朝、一人中央道を行く。いったん北杜市内のT沢さんの山荘で合流して、そこで車1台に乗り合わせて岩場へ。

【注意】林道の通行規制について

 岩下の十王から舗装された小森川林道を行くと、最後の未舗装区間(樫山小森川林道)に入るのだが、その未舗装部分で樹林の伐採作業をしていた。作業員が言うには、今日までは一般車が通れるけれど、もしかしたら来週からは通行止めにするかもしれないとのこと。比志側からは止めないようなので、岩場には来られそうだ。こんなところに入ってくる一般車はクライマーしかいないので、作業員も我々がクライマーだというのは分かっていた。

 実際に通行止めになるかどうかは分からないので、以前にもこの日記で紹介したが、山梨県のHP内にある「山梨県 県営林道通行規制情報」をこまめに参照されたい。

 観音峠からは現在通行止めなので、瑞牆からクリスタルラインを経て樫山林道に行く経路(樫山林道のこの区間は通ったことがないので、道路状況は知らない)を除けば、岩下の十王からのアプローチが止められれば、比志からしか行けなくはずだ。

 岩場の駐車場に着くと、MぽりんさんとH野さんがいたので、一緒に最奥の山椒王国エリアへ。

 前夜にも雨が降ったらしく、岩は濡れているところもあるが、概ね乾いていて登れそうだ。「50への扉」5.10bでアップ後、「開拓万事塞翁が馬」5.11dをやることにした。

○開拓万事塞翁が馬5.11d 1便目 ×

 が、下から見上げた時にルートが濡れていそうだというのは分かっていたのだが、登ってみて、思った以上に濡れていることが判明した。滑って怖いのなんの。テンションしまくりながら、チョンボして上にヌンチャクをかけるも、いよいよ次のボルトが届かない箇所に至って敗退を決める。やらなければ良かった。すっきり乾いているときにトライすれば、もっと楽しめただろうに。

 T沢さんは「シルキー」5.11bにトライ。Mぽりんさんが「鉄の爪」5.12b/cにトライしているので、そのヌンチャクを借りて私もやることにした。先月1便だけやってみたルートだが、テンションしながら登っていくも、上部の鉄の爪と呼ばれるホールドから先が行けなかったのだ。

○鉄の爪5.12b/c 12便目(通算23便目) ××

 中盤の小ハング下を左にトラバースする3ピン目まではなんとか行けるのだが、その先乗っ越すところからグンと悪くなる。細かなホールドを保持しきれないのは前と同じ。テンションしながら鉄の爪に至るも、今回もトップアウトはできなかった。

 雨足が強くなってきたので、鉄の爪や「風になれ」5.13aの下で4人で雨宿り。風になれは、かぶったルートなので、下部が濡れない。そこで無謀にもトライすることにした。

○風になれ5.13a 13便目 ×××

 5.13aなんてグレードはほとんどまともにトライしたことがない。雨宿りを兼ねてちょっとやってみるだけのようなものだ。出だしのクリップからしてちょっと悪いのだが、3ピン目までは行けた。ハング下の4ピン目にヌンチャクをかけたところで、そこから先がいきなり悪くなる。

ハング下の悪いホールドから、ハングの縁にあるホールドへ飛ばすようなのだが、そもそもそのハング下ホールドが悪すぎて保持して壁に張り付いていられない。こんなのを保持して飛ぶのかと、さっさと諦める。その後の2便は、アプローチともいえるハング下までは登れるので、筋トレ代わりにトライしただけだ。

 雨足が少し弱まったところで、少し早いけれど撤収することにした。帰路の道中に見た各エリアのルートは思ったほど濡れていないように見える。このまま今夜も雨が降らずに済んでくれれば、明日もそこそこ登れそうだ。

 日帰りのMぽりんさん達と別れ、須玉のスーパーやまとで買い出しをしてから、T沢さんの山荘へ。

[カポナータ]

 夕飯は、山荘のキッチンにあったパスタを茹でて、T沢さんが家で作って持ってきたカポナータを合えたスパゲッティ。カポナータというのは知らなかったが、見た感じは、最近自分でも作ってみたラタトゥイユに似ている。ラタトゥイユが南仏の野菜料理である一方、カポナータはイタリアの料理だそうだ。うむ、おいしい。酔ってあまり覚えていないけれど、あとは枝豆とか食べたかなあ。

Photo

[マッカラン]

 スーパーで買ったビールを飲み干してしまったので、これまたキッチン脇に置いてある酒瓶の中から、マッカラン12年と書いてあるウイスキーを発見してしまった。マッカランと言えば知られたウイスキーの銘柄だ。誰かがサントリー白州蒸留所で買ってきたのだろうか。すでに封は切られていたが、まだずいぶん残っている。ということで2人で飲んだ。しかし、これが翌日後悔することに。私はたいしてお酒が強くないくせに、こうして飲み慣れないウイスキーなどを飲んだりしたものだから、当然のごとく翌日は二日酔いに苛まれることに。飲み過ぎて23時頃には寝たと思う。

12

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 起き出してみると、やっぱり頭が重いくて気持ち悪い。それでもなんとか朝食を済ませる。以前はよく本を読んでいたのだが、クライミングに行くようになったここ数年は読書量がめっきり減ってしまっていた。そこで、これからは時間を見て少しは本を読もうと思い、本屋を覗くと村上春樹の小説1Q84が文庫本で出たので買ってみた。村上春樹の本を読むのは、海辺のカフカ以来のはず。朝食を済ませたあと、少し読んでみたが、二日酔いで気持ち悪く、落ち着いて読んでいられない。

 T沢さんが起き出してきて、準備をして再び甲府幕岩を目指す。遅めに岩場についても2人ともすぐに登る気になれない。メルヘンランドにあるサイコモーターというルートの下に荷物を広げて休んでいると、T沢さんの知り合いらしい3人がやってきた。彼らはこの日キルト5.11b/cをトライしていた。

 HIVEを登ったあと、相変わらず調子の悪い私は初夏5.11dをやることにした。先月3便出したルートだが、今日のこと体調では登れるかどうか心配だ。

○初夏5.11d 1便目(通算4便目) ×

 最初はヌンチャクかけの便のつもり。終盤の核心部分に達するが左手でカチを持って上部を取るところが思い切ってできない。終了点一つ手前のボルトに届かずヌンチャクがかけられない。仕方がないのでいったん下りてチョンボ棒を受け取ってから登り返し、ボルトにヌンチャクをかけた。

○初夏5.11d 2便目(通算5便目) ×

 一時間ほどとして2便目を出す。核心部分で終了点一つ手前のボルトにクリップできるところまでいくも、そのクリップがバランスが悪くてできず、怖くなってヌンチャクをつかんでしまう。ダメだなあ。ここでムーブの確認をしっかりやっておく。

○初夏5.11d 3便目(通算6便目) RP

 再び1時間ほどしてから3便目を出す。固めたムーブでなんとかレッドポイントできた。やれやれ、ホッとした。トライごとに少しは頭が重いのが治まってきたのは良かったかも。二日酔いでクライミングどころではない体調だったけれど、1本登れたことで来た甲斐があった。

 弱い雨が降り出してきて、3人組が帰ってあとに、私もキルトを登ることにした。このルートはすでに登っているけれど。出だしの細かいところはすぐにできたのだが、終了点直下でテンションしてしまった。登れないまま帰るのは悔しいので、もう一便出して再登しておいた。

 この日は時折弱い雨が降ったものの終日登ることができた。山荘に戻って、シャワーを浴びて、使った食器を片づけてから解散。帰路はひたすら国道20号をひた走る。大月あたりでは大雨だった。疲れていよいよ眠気に耐えられなくなってきたので、八王子から中央道に入り、石川PAで車中泊。よく晴れた月曜日の朝に帰宅。もちろんそのあと仕事へ。

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