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2012年11月

クライミングジム通い(11月)

■風邪気味だけど、B-PUMP秋葉原へ

2012.11.6()

 先の週末に甲府幕岩に行ったせいか、月曜日になって軽い風邪をひいてしまった。鼻水が出るし、ちょっと寒気もする。仕事から帰宅して、夕食を済ませてから風邪薬を飲んで早々に寝た。普通の羽毛布団では隙間が寒いので、ベッドの上にイスカの冬期用のシュラフを敷いて寝た。-25℃対応のシュラフだけあって暖か~い。

 明けて火曜日は、薬を飲んだおかげか良く寝たおかげか、少しだけ回復。

 ということで、仕事を終えてから9月末以来のアキパンへ。

地下鉄の御茶ノ水駅で下りると、ホームの壁にクライミングの写真が掲げてある。見てみると、シライシアシマちゃんという10歳で5.13dを登ったというアメリカ在住の女の子がクライミングしている姿の写真を載せた製薬会社の広告だ。

 この子が7月に来日して入間のベースキャンプに来た際に見たのだが、一見普通の女の子なのにすごいグレードを登っているのだ。天賦の才というものだろう。

 で、凡人の私はこつこつとアキパンの課題にトライ。病みあがりというか目下風邪気味ながら、水色2級が2つ登れたし、橙色1級も完登できなかったが結構いいセンまでイケたのもあったのでまずまず良しとしよう。

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■昨日に続き、B-PUMP秋葉原へ

2012.11.7()

 アメリカのオバマ大統領が再選を決めたというニュースが流れた今日も、昨日に続きアキパンへ。

疲れていないわけはないのだが、週2日登るとしたら明日木曜日にジムに行くと週末までに疲れた身体が回復しきらないので、今日また行くことにした。

 それに昨日登れなかった橙色1級課題をヨレないうちにまたトライしたかったし。

 その1級課題はまるで進展がなかったものの、舳先状の壁にある水色2級課題が3つ登れたので、まずまずの出来としておこう。

 ひさしぶりにNにも会って、山にも登っているという話しが聞けたし。

○読書の秋

 村上春樹の小説「1Q84(新潮文庫 6)を読んだことは以前少し書いたが、この小説のオマージュとなったというジョージ・オーウェルの小説「1984年」[新訳版](高橋和久訳/ハヤカワepi文庫)を読んだ。後半の拷問の場面と、最後のシーンの救いの無さには…ああ。

 1Q84と並行して、「世界史」上(ウィリアム・H・マクニール/増田義郎・佐々木昭夫訳 中公文庫)も読んだ。下巻も読み始めたところ。

■二日酔いの朝を迎え、夜はB-PUMP秋葉原へ

2012.11.12()

 前日の日曜日は、所属山岳会の年に一度の総会があったのでそれに出席した。総会後は飲み屋に移動して打ち上げ。

酔ってあまり覚えていないが、会員の何人かが店内の鴨居に指をかけてぶら下がっているのを見て、私もたまらず参戦。何㎜かの縁に指をかけてぶらさがり懸垂したような記憶がある。

薄い縁に指が耐えられない人もいたようだが、クライマーの端くれの私としてはこれくらいはできないとね。

明けて月曜日、アルコールに弱い私は、頭が重い状態で朝を迎えた。

 昼休みに横になって寝たこともあって体調が少しずつ回復してきて、夜はアキパンへ。

 やはり身体のキレがいまいちで白色3級はいくつも登れたものの、水色2級はひとつも登れず。

 それでも、筋トレはしなければと思い、最後はキャンパスボードでしつこくキャンパシングを繰り返す。

 甲府幕岩で目下ア・ラ・ポテト5.13aをトライ中なので、レッドポイントするためにも指力はつけておかないと。

○献血

2012.11.13()

 都庁での用件を済ませたあと、献血ルームに寄って献血をしてきた。前回8月末以来の献血で、通算で35回目。だいたいいつも成分献血をやってる。

 一度も献血をしたことのないという人は試しに近くの献血ルームに行ってみては。これから寒くなると献血する人が減って血液が不足するそうだし、体力を持て余しているようなクライマーにはぜひ行ってほしいもの。

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■寒くなった、ベースキャンプへ

2012.11.14()

 仕事を終え、西武池袋線の武蔵藤沢駅へ。ベースキャンプに向かう道中、ずいぶんと寒くなってきたものだ。また寒い冬がやってくるんだなあ。

 今日は、Y内さんが早々に来ていて、ボルダー壁には触ることなく、さっそくルート壁に取り付いた。SのさんやN野さんもやってきて、初めて会うF田さんとも一緒に登った。

 これまで何度かトライしている黒ホールドのルートはまたしてもトップアウトできなかったが、終了点手前の悪い数手のパートでは最終クリップができるようになったし、2手ほど手順も進んだ。

ここのところ、ちょっぴり筋トレしていたおかげか、少しばかり力がついたのかも。さらに力をつけたいのはもちろんだけど、維持していくだけでも大変だ。

○「第3回 日本山岳遺産サミット」聴講

2012.11.15()

日本山岳遺産基金という組織があるそうで、山と渓谷社の社長が代表らしい。日本各地における山岳での自然環境の保全などに取り組んでいる団体を認定して助成金を出す活動をしているとのこと。

この組織のイベントが恵比寿で開催されて、野口健という人の講演があるというので聴いてきた。有名な人だが、私はほとんどテレビを見ることもないので、話しているのを聴いたことがなかった。

講演での話しの内容は省くが、とめどなく話し続けるその話しぶりは楽しかった。富士山での清掃活動など考えさせられる内容も多々。

「かえる」5.12b RP 十石峠、二子山・有笠山も

2012.11.23()25()

 勤労感謝の日の3連休、二子山~十石峠~有笠山と岩場を巡ってきた。

 ここのところ甲府幕岩でトライ中の「ア・ラ・ポテト」5.13aばかり触っていたので、久しぶりに石灰岩も触れたし、ほかの岩場で登ったのは良い気分転換になった。

 それに、半年ぶりに訪れた二子山の弓状の前傾壁を見上げながら、今季はどのルートをトライしようかと考えを巡らせた。

11.23() 二子山

 この日は雨降りの予報なので、雨でも登れそうな二子を目指して遅めの待ち合わせとした。私の車で、同行者のT沢さんとKまボンさんを乗せ、朝マックに寄ったり、途中弱い雨に降られたりしながら、国道299号線経由で二子山へ向かう。

 道中の小鹿野市内はちょっとしたコンビニ出店競争の様相で、信濃石の交差点にサンクスができあがっていたり、セブンイレブンのひとつがスーパーやおよしの向かい側に移転して駐車場が広くなっていたかと思うと、よく待ち合わせに使うセーブオンが改装工事中だった。

 今季初二子山ということで、とりあえず祠エリアに行ってみることにした。駐車場に停まっている車の台数にしては祠エリアにいる人は少ない。

 雲間から時々陽が射したりする中、まずは「ごんべえ」5.11aでアップ。二子ではいつもアップで登っているこのルートだが、半年ぶりにしてはホールドをよく覚えていた。

 続いて、既登の「鬼ガ島」5.11cを登るつもりが、残置ヌンチャクにつられて、これまた既登の「鬼ごろし」5.12a/bのラインを登ってしまい、核心部に至って間違っていたことに気付く始末。核心部はできる気がしないので、チョンボしてトップアウト。

 気分を変えて、祠エリアの左端にある「モダンの取り巻き」5.11aをオンサイトしておくも、ホールドに蜘蛛の巣が張っていたり、上部は苔生して自然に還りつつある有様。T沢さん達にまったくおススメできないので、ヌンチャクは回収。

 荷物を持たずに、弓状を見に行くことにした。二子の常連の面々がいるけれど、生憎の天気だからか、来るのを見合わせた人達もいるようだ。

 祠に戻って、私はヌンチャクがかかっている「SSS(スリーエス)5.12aという短いルートをやってみることにした。右上の遠いポケットを取りに行くところが核心部のようで、計3便出したけれどレッドポイントはできず。そのうち、またトライしよう。

 今季初二子は、弓状では登らず祠だけだったけれど、これからの二子シーズンも頑張らないと。

 道の駅両神にある薬師の湯(JAF会員証で\600\540に割引き)で身体を温めて、スーパーやおよしで買い出しをして、下吉田キャンプ場の建物棟へ。3連休ということもあって予約は多かったようだ。ビールを飲みつつ、夕食は買ったお弁当やお惣菜で手軽に済ませた。翌日の行き先を十石峠と決めてから就寝。

11.24() 十石峠

 外を見ると空は雲に覆われているものの、採掘されて特異な山容の武甲山が眺められる。

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 今日は十石峠に行くので、ちょっと時間がかかる。志賀坂峠から中里の岩場の近くを通り過ぎ、上野村に入って十石峠の岩場の駐車スペースに到着。空は晴れている。

 私が十石峠に来るのは今回で3回目。一昨年のGWに初めて来た際は「ファイブ・オー」5.12aを登り、今春T沢さんとI澤さんと来た2回目では「ホロン」5.12aを登った。今回はもちろん「かえる」5.12bのトライだ。

 崩れやすくて歩きづらい土の斜面を登って行き、下の岩場を通過してかえる岩へ。「アンバランス」5.10bでアップしていると、だんだんと暖かくなってくる。岩場は我々3人だけの貸切状態で、レスト中に横になると陽射しが暖かくて、疲れのためとろとろと眠くなってくる。

○「かえる」5.12b 1便目 ×

 アップ後、まずはヌンチャクがけとムーブ探りのために、かえるに1便目を出す。核心部分入口と言えそうな両手カチホールドから上部左向きフレークガバを取りに行くところでテンション。フレークの上に左向きレイバックしそうな

 ところがあるのだが、持ちが甘くて右上遠方のガバをとても取りに行けない。とりあえずチョンボしてトップアウト。

○「かえる」5.12b 2便目 ×

 やはり核心部のムーブが分からないのでテンションしたが、ロープにぶら下がった状態で解決ムーブを探る。その結果、フレークガバはもちろん左手、右足を垂線上の小さなところに乗せ、右手をレイバック状に逆手、左足を小さなところにあげて身体を上げると、右足を後方の突起ガバに乗せられる。そうするとレイバック状に右手を移すのがスタティックにでき、続いて右上方ガバ棚に手が届いた。これでこのパートのムーブは解決した。

○「かえる」5.12b 3便目 RP

 先ほど固めたムーブを再現して核心部をこなし、その先のカチ1手も何でもなく、ガバを伝って終了点へ。やった。これでこの岩にある5.12台のルートを3本とも登ったことになる。

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 T沢さんとKまボンさんは、ファイブ・オーにトライ。T沢さんは終了点手前の遠いカチ取りまで迫るも、惜しくもRPならず。私も既登のファイブ・オーに2便出すも、疲れてしまい再登ならず。

 陽が山の端に隠れると急激に気温が下がって寒くなってくる。荷物をまとめて斜面を下り車に戻る。帰り道、上野村にあるヴィラせせらぎという温泉施設で疲れた身体を癒す(JAF会員証で\600\500に割引き)。やおよしで買い出しして、下吉田キャンプ場へ帰る。今夜は6畳のバンガロー泊まりだ。カセットコンロにかけた鍋でおでんの具材を温めて今夜の夕食をいただく。翌日は有笠山に行くことにして就寝。

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11/25() 有笠山

 今朝はものすごく寒い。よく晴れてくれたけれど、そのかわり放射冷却で冷え込んだのだ。下吉田キャンプ場は泊り客がさらに増えてテントも数張りある。車の温度計は氷点下を示していた。寒そう~。

 今日はI澤さんも合流するので、メールで有笠山に向かっていることを伝える。本庄児玉ICから関越道に乗り渋川伊香保ICで下り中之条へ。高速道路上からは遠くに行きをまとった山々が眺められた。谷川連峰や上州武尊方面のほか、浅間山も白くなっていた。

 有笠山の東口登山口には数台の車が停まっていた。フェアリーロックに着くとまだ誰も来ていない。私は、昨春以来たびたびトライしながら未だに登れていない「予感」5.12b/cをトライするため、アップとヌンチャクがけを兼ねてさっそく登ることにした。

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○「予感」5.12b/c (通算1719便目) ×

 1便目はヌンチャクがけと割り切っているので、チョンボ棒をぶらさげながら登って行き、「ロマンチック街道」5.12bと別れるところからは某を使いまくってヌンがけを終える。

 2便目はロマンチック分岐後の左トラバース部分でテンション。ここで力尽きているようではダメだなあ。岩も冷たいし、早くも気分は回収モード。

 3便目は頑張って左トラバースから右足での高いヒールフックから上部ガバ棚取りの直上パートをこなす。思わず声が出る。が、その先の左上方ポケット左手取りから、右遠方のカチ取りに何とか右手が届いたところで力尽きる。このルートとは何だか長い付き合いになりそうだなあ。ヌンチャクを回収して下りる。

さて、「翁」5.11cというえらくキビしいルート(私はまだ登れてない)があるのだが、その右側に3つルートが新たに作られていた。

 3つのうち、右端の「ラスカルの泉」5.10aは、春に来た時に取付にルート名の書かれた小石が置かれていたので知っていたけれど、さらに2つ追加されたようだ。真ん中が「パトラッシュ」5.10b、左が「アメデオの手」5.11bと、どちらもやはり取付に名前の書かれた石が置いてあった。ルートを作った人は、アニメの世界名作劇場シリーズが好きなのかも。

ラスカルの泉は短いので高さ的にはボルダ―といった感じで、T沢さんがロープを結ばずに登った。ルートの高さはともかく、5.10aルートをフリーソロオンサイトしたということで嬉しそう。

ということで、私もフリーソロで登った。2ピンしかない前半は何でもないが、3つのルートが共用する終了点まで左上するところのほうがよほど怖かった。岩の右端から簡単に下りられる。

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T沢さんとI澤さんは、アメデオの手もトライしていたが、どうやらえらくキビしかったようだ。

 その後、T沢さんとKまボンさんは、「パスファインダー」5.11b/cを触る。

私は、既登の「入梅」5.11a2便出すも、どちらもテンション混じりで再登ならず。

I澤さんは、「夢を見る頃」5.11a/bにトライするも、これまたかぶったルートが大変そうだった。

○「No Siesta5.11c RP

 夕方、これも以前触ったままになっている「No Siesta5.11cをやることにした。

1便目はヌンチャクをかけながら登って行くも、核心部と言える上方ガバ棚取りの手前で力尽きる。その先の左トラバースしながら終了点に達するパートもムーブがわからず、チョンボしながらトップアウト。

 T沢さん、I澤さんがそれぞれトライしたあと、陽が陰って少しずつ暗くなってくる中で2便目を出す。核心部の左手中継ホールドからガバ棚へ手を出すところでは思わず声が出る。そこから乗り上がるところでは、見つけたホールドでムーブを起こし、終盤の左トラバースへとつなげる。

 前のトライからそれほど時間が経っていないし、今日の後半はペースも考えずに次々と登って疲れていたはずだけれど、No Siestaを登ることができて良かった。昨年末のタイ・プラナンで会ったI手さんとも岩場で再会できたし。

 気温が下がって寒くなってきた。荷物をまとめて下山。帰り道、I澤さんと私がおススメする蕎麦屋「そばぜん」で夕食。私とT沢さんは三味蕎麦945円というのを食べる。値段の割には、3種類のそばが味わえるし、天ぷらと茶碗蒸しも付いて満足。関越道も渋滞がほとんど解消していて良かった。

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追伸

 先週末の甲府幕岩で右手人差し指の腹を切ってしまったことを書いたが、薬局で買ったキズパワーパッドという絆創膏をこの週末を迎えるまで貼っておいた。

 初日の二子山の祠エリアに着いて、絆創膏を剥がしてみると赤い肉まで見えていた傷口が内側のほうで塞がっているらしく、すでに乾燥していた。

 この3日間はテーピングテープを巻いて登ったけれど、傷口を酷使するようなホールドが無かったこともあるけれど、再び出血することもなく済んだ。

 中3日間でほぼ傷口が塞がってくれたというのは、思っていた以上に早い回復だった。

 このキズパワーパッド、普通の絆創膏より値段が張るけれど、早く治したい人にはぜひおススメしたい。

アラポテクラブ継続中、指の腹をざっくりと…。甲府幕岩

2012.11.17(土)~19(月)
 晩秋の甲府幕岩で3日間を過ごした。先週末1テンまで持ち込むことができた「ア・ラ・ポテト」5.13aに引き続きトライしたが、指をケガしてしまったこともありRPできずに終わった。

■11.17(土)
 同行者は先週と同じくT沢さんとKまボンさん。今回はT沢さんの車で岩場へ。数日前に観音峠の通行止めが解除されたので、久しぶりに敷島町方面から行くことができた。
 この日の天気予報は悪いと分かっていたので、岩場に行くべきか行かざるべきか3人で相談したが、朝はまだ雨が降り出していなかったので、とりあえず岩場に行こうということになった。岩下の十王あたりを含め道中の紅葉が本当にきれいだ。
 雨の予報では他のクライマーの来る数も知れていると思っていたが、9時頃に駐車場に着くと先客の車だ2台停まっていた。以後我々の後には誰も来なかったから、結局3組のみ。

 駐車場から岩場までのアプローチは落ち葉が積もっていてとても滑りやすい。先週に比べると葉が一気に散って、岩場の見通しがずいぶん良くなっている。
 しかし、空は曇り風もあって寒い。岩も冷たそうだ。なべちゃんやイエローマウンテン、わささびでアップするのはここ最近の定番メニュー。うう、冷たい。まずは各自トライ中のルートにヌンチャクを掛けないと。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算15~17便目) ×
 通算15便目はヌンがけ便。ここで無理したくないので途中チョンボ棒も使ってヌンチャクをかける。ホールドの感触を思い出すためトップアウトしておく。
 16便目、17便目は弱い雨が降り出してきた中で登った。焼き石をチョークバッグに入れて登る。どちらの便も冷たさで途中で指がかじかんできて力尽きてしまい、1テンで抜けるのがせいぜい。

●指腹を切る
 悪いことに、右手人差し指の腹側(指腹・しふく)の皮を切って血が滲んできた。第一関節から指先寄りに5㎜ほどのところが横に切ったように傷口がある。少し前にジムで指皮を減らしてしまっていた箇所で、それがここにきて下の皮膚まで切れてしまったようだ。以後、このケガに悩まされることになる。

 T沢さんは「幻の右」5.12c、Kまボンさんは「ナイトミュージック」5.12aにトライするも、雨足がさらに強くなってきて他のパーティーも帰っていくので、我々も午後2時頃に撤収することにした。

●中村農場
 雨で早く切り上げたので、T沢さんおススメの中村農場というところに行って食事することにした。中村農場は、清里近くにある養鶏場らしく、そこで育てられた鶏の肉や採れた卵を使った食事がとてもおいしいのだという。
 建物は見かけ簡素な造りで、卵や冷凍された肉を販売している店舗に併設して食堂がある。親子丼や唐揚げ、焼き鳥を注文する。親子丼はよくあるタマネギを使っておらず、卵は濃厚で肉もジューシーで、そこらの定食屋で出てくる親子丼よりずっと濃厚な味だ。唐揚げもジュワッと濃い味がして、味のしないような肉とは違う。

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 そんな感じで満腹にはならないものの味に満足してお店を出て、太陽館という旧明野町にある温泉施設で身体を温めた。中村農場の食事だけでは満腹にならなかったので、スーパーやまとで鍋の具材を買ってT沢さんの山荘へ。
 買った野菜などを包丁でざくざくと切って、こたつの上にセットした卓上コンロでぐつぐつと煮込み、ビールと一緒に食す。明日明後日とI澤さんが来れるとの連絡があった。指のケガが気になるけれど、天気は良くなるはずだからがんばらないと。

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■11.18(日)
 山荘の外を見ると、前日から一転して晴れ渡っている。八ヶ岳や甲斐駒の山頂付近には雲がかかっていたが、その下の山肌は白くなっている。高いところでは雪だったのだ。

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 岩場に移動し、アップを済ませアラポテトにトライ開始。5.10さんやKータローさん達もやってきて、アラポテ・幻ラインは順番待ちだ。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算15~18便目) ×
 指腹を切ってしまっているので、液体絆創膏を塗ったうえにテーピングを巻いておく。この日は暖かくて、お昼前後のトライでは岩が温かくて焼き石が不要だった。4便出したけれど結局RPできず。言い訳かもしれないが、限界グレードを更新しようとしているのに、肝心の指をケガしていては登るのは厳しい。4便のうち2便は1テンで、残る2便では足位置を改めて修正したり、核心部先で少しやりやすくなったかな。
 しかし、この日のトライで指の傷口がさらにひどくなったようだ。トライのたびに途中から血が出てきて、チョークで白いホールドに血がついてしまう。テーピングテープからにじみ出てくる血で指が滑ってくる感じもイヤだ。そもそも痛いし。傷口を見ると擦り傷状ではなく、刃物で切ったような切り傷だ。血が出てくるのは4ピン目先で右手で使うガバ気味ホールドらしく、そのホールドの同じ個所を保持するたびに傷口が深くなっていくようだ。

 暖かくなったこの日は、KまボンさんはナイトミュージックをRP。ING田さんがアラポテを見事RP、K.K.さんも幻をRP。おめでとうございます。いいなあ。
 この日で帰るKまボンさんはKータローさんの車に乗せてもらい、T沢さんとI澤さん、私の3人は太陽館でお風呂に入ってから、やまとで買い出しをし山荘へ。前夜と同様、鍋をつつきながらビールを飲む。たいした量のお酒を飲んだわけでもないのに、2日間の疲れが出てきたのかトロトロと眠くなってきたので、一足先に寝袋に入りこむ。

■11.19(月)
 前日のぽかぽか陽気から再び一転して曇りがちで冷たい風が吹いていた。指の傷口が悪くなる一方なのだから3日間も登ることはなかったのかもしれないけれど、日課のごとく岩場へ。この日は、初めて会うI田も合流。I澤さんはアフリカ象が好き5.12bにトライ。T沢さんは幻の右。I田さんは、ジベリングスなどをどんどん登っていた。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算19~21便目) ×
 19便目、20便目とも4ピン目クリップ先の核心部で左上の遠いガバホールド取りができずフォール。ますます傷口が深くなっているのか、トライのたびに血が出てくるのは同じ。この2便で中盤の足位置やクリップホールドをさらに修正して少しでも楽に登れるようにした。
 痛む傷口を圧して、午後3時頃に出した今回最後となる21便目を出す。ムーブを修正したおかげか、核心部を越えることができたが、その先で力尽きて5ピン目のクリップができずにフォール。

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 テープをはがして指の傷口を覘いてみると、スパリと切ったような傷口の深さは2㎜くらいだろうか、皮膚の層の下の肉らしき赤いところまで見える有様。うわわ、痛いわけだ。
 もう1便出そうかとも思ったけれど、これ以上やっても傷口を広げるだけなので、他のトライしていた人にヌンチャクの回収をお願いして終えることにした。

 幻の右にトライしているT沢さんは、右トラバース部分は確実にこなせるようになっていて、トラバース後の直上から最終4ピン目クリップして、数手こなして、左上棚リップ取りまであと少しというところまで迫っている。
 象さんにトライしているI澤さんは、2~3ピン目の核心部のムーブ解明にもう少しかかる様子。

 T沢さんは翌日もI田さんとここで登ることになっているので、私はT沢さんにJR穴山駅まで送ってもらい電車で帰る。駅に送ってもらう途中、ドラッグストアに寄ってもらい、キズパワーパッドという普通の絆創膏とは違うタイプの絆創膏を買った。9月に榛名黒岩の山道ですっころんだで、右腕を擦り傷だらけにした時に、同行者にもらったのがこれだ。
 説明書を読むと、柔らかいシート状の絆創膏がカサブタ替わりになって、傷口を湿潤状態に保って皮膚の再生を促すらしい。傷口が数日でふさがるとは思えないが、少しでも早く治したいのでこの絆創膏にすがるしかない。

 普段岩場に出かけるときは車なので、電車に乗って帰るのは新鮮な感じだ。18:28発の大月行きの上り電車に乗り、大月で中央特快に乗り換え、東京に帰った。

アラポテクラブに入会 甲府幕岩

2012.11.10(土)
 日帰りで甲府幕岩へ。トライ中の「ア・ラ・ポテト」5.13aを1テンまで持ち込むことができ、アラポテクラブに入会できた。アラポテクラブとは?

 同行者はT沢さんとKまボンさん。まだ暗い明け方、T沢さんが私の家までやって来て、私の車に乗り換えてKまボンさん宅へ。それから中央道経由で岩場の駐車場に着いたのは7時20分ころ。一番乗りだった。車の外に出ると風が強く吹いていて寒い。こんな風の中で一日外にいるのはツラいなあと思いつつ岩場に下りていくと、岩場は風はほとんどなく、秋晴れの空のもと暖かい一日を過ごせた。紅葉した葉も先週より散って、樹間から陽が射すようになってきた。

 なべちゃん、イエローマウンテンでアップしていると、先週ご一緒した5.10さんもやって来た。Kータローさんも来て、アップを兼ねてア・ラ・ポテトにヌンチャクを掛けると言うので、私のヌンチャクを使ってもらった。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算11便目) ×
 ヌンチャクを掛けてもらったので、さっそくRPトライとなった。焼き石をチョークバッグに入れ登り始める。ムーブやホールドの感触を思い出すということもあり、中盤でテンション。その後も数回のテンションまじりでトップアウト。このトライであいまいだったフットホールドをほぼ確定できた感じ。

 Kまボンさんが、先週からトライしていた「安近短」5.12a/bをこの日最初のトライで見事RP。この日は続いて「ナイトミュージック」5.12aにトライしていた。
 T沢さんは「幻の右」5.12cにトライ中。右トラバースから直上、4ピン目クリップとこなし、その先の核心部分まで下からつながるようになってきた様子。
 昼にI澤さんがやって来た。明け方まで仕事をしていたそうで、それから帰宅、少し寝てからやって来たそうで、疲れている様子。それでも、この日は「Work On」5.11aを登っていた。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算12~13便目) ×
 前半をこなし4ピン目先の核心部分に入る。前回書いたモニョモニョホールドを使わずに、左手でリーチいっぱいに左上の遠いガバを取りに行くのだが、12・13便目ともに、ガバに触れるもキャッチできずフォール。やり直してトップアウト。1テンで抜けられるようになった。いよいよRPトライモードだ。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算14便目) ×
 この日4便目で最後のトライ。3便目では腕や肩がヨレた感じが残っていたまま登り始めたが、4便目にも関わらず体の疲れはあまり感じない。ヌンチャク回収便ということで気負わずに取り付いたこともあるのか、核心部までリラックスして登っていき、それから核心部の左上ガバもキャッチできた。そこからオリジナルムーブで幻の右と共用する四角ホールドを右手でアンダー取り、足を踏み替え5ピン目にクリップ、右手カチからさらに遠い右上方カチに手を伸ばすも、すでに力尽きて身体が上がりきらずフォール。ああ、惜しい。5ピン目クリップ前に足さばきでちょっともたついてしまいロスしたのが痛かった。3便続けて1テン、それも最後のトライは核心を越え本当に完登に近いところまで迫ることができた。くやしいのはもちろんだが、次回につながる良いトライができた。

 さて、アラポテクラブとは何か? 7月ごろMぽりんさんがアラポテをトライしていて1テンとなり、やはり他に何人もアラポテをトライしている1テン状態の人達がいた。そのときに、Mぽりんさんが1テン状態になった人達をアラポテクラブと称したらしい。その後、強いMぽりんさんはさっさとRPして、アラポテクラブを出て行ったことは言うまでもない。
 ということで、この日1テンまで持ち込めた私は、遅ればせながらアラポテクラブに入会できたわけだが、私も早く退会できるようにがんばろう。

 この日もMねさんが、H野さんと来ていて、「アフリカゾウが好き」5.12a(or12b)をトライしていたらしい。皆と解散して、3人で須玉のすき家で夕食を済ませてから高速に乗って帰った。10数キロの渋滞に遭う。

甲府幕岩で「ア・ラ・ポテト」5.13aにトライ中

11/3(土)~4(日)
 3週間ぶりに甲府幕岩へ。前回「幻の右」5.12cがRPできたあと、「ア・ラ・ポテト」5.13aのトライを始め、今回はムーブを固めていく2日間だった。

■11/3(土)
 日に日に夜明けが遅くなっていくこの季節、まだ暗い早朝5時過ぎに私の車にKまボンさんを乗せ、中央道経由でまずはT沢さんの山荘へ。T沢さんは前日も甲府幕岩で登ったとのこと。山荘からは、秋晴れの空のもと八ヶ岳や甲斐駒がくっきりと眺められる。良い風景だ。
 紅葉が進み、空気も涼しいというよりは寒いくらいの甲府幕岩の駐車場に着くと、すでに何台もの車が停まっている。
 一番手前のエリアに荷物を広げ、ナベちゃん、わささび、イエローマウンテンを登りアップとする。
 Kまボンさんは、「安近短」5.12a、T沢さんは「幻の右」、私は「ア・ラ・ポテト」にそれぞれトライする。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算4~6便目) ×
 この日は、アラポテに3便出した。前回はテンションしまくりチョンボしまくりながらも、結局5ピン目から終了点の間がいけずトップアウトできないままだったが、この日のトライで終了点までのホールドが分かったので、先のホールドが分からない不安は無くなった。
 2ピン目クリップから先のカチホールドのところから厳しいムーブが続くのだが、4ピン目先の左上サイドガバホールドを取り、その上方にある幻の右と共用する四角いホールドを取りに行くところが核心部だろう。
 左上サイドガバを左手で取るために、他の人はその前に右手で顔の前にある薄いホールドをピンチするのだが(T沢さんが、このホールドをモニョモニョと命名。そういう形をしているということで)、これが悪い。皆も苦労して保持しているが、私にはとても無理のようだ。
 その代り、モニョモニョを使わずに、右下ガバ気味ホールドを右手で持ったままリーチいっぱいに手を伸ばすと左上サイドガバに手が届く。
 しかし両手がいっぱいに開いてしまい、そこからムーブを起こすのが大変だ。左足をフットホールドに乗せ、フラッギング気味にして無理やり伸びあがり、幻の右共用ホールドを取りに取り行くのだが、これはどうにもバランスが悪く成功の確率が低い。
3ピン目先のパーミングを交えるパートも無理やり感があり、そこももっと修正しないと。

 この日、Mっつんさんがア・ラ・ポテトを見事レッドポイント。初5.13aとのこと。おめでとうございます。
 Mっつんさんが掛けたヌンチャクを私のヌンチャクに掛け替えて、翌日もトライすることにして終了。
所属する山岳会のS藤さん夫婦も日帰りで来ていた。

 Mっつんさんの完登祝いを兼ねて、当初5人で泊まるところにさらに4人が加わって、計9人でT沢さんの山荘に泊まることになった。テーブルを囲んで食べたりお酒を飲んだりしながら、皆を知っているT沢さんがいろいろなエピソードを交えて皆を一人一人紹介してくれた。
 飲みすぎると翌日に響くので、ビールや酎ハイに加えて、あとはワインを少々飲む程度に抑えて寝る。

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■11/4(日)
 飲み過ぎた人もそうでない人も6時くらいにわらわらと起き出してきて、皆でテーブルを囲んで朝食をとる。今朝も快晴だ。八ヶ岳も甲斐駒も昨日と同様くっきりと見える。

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 岩場に着いて、前日と同じくナベちゃん、わささび、イエローマウンテンを登りアップとする。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a(通算7~10便目) ×
 この日は、アラポテに4便出した。
2ピン目クリップからの数手のカチから、パーミングのあるパートでこれまで何手も持ち替えたりしてもたもたとしていたのだが、ビレイしながら見ていたT沢さんが下からアドバイスしてくれて、パーミングからそのまま直上ホールドを取りに行けるはずだと教えてくれた。カチホールドに足を乗せ手を伸ばすと確かに届いた。これまで少し右寄りに身体を寄せてからクロス気味に苦しい向きで直上ホールドを取りに行こうとしていたのだが、これなら安定して取りに行ける。
 もう一か所、核心といえる4ピン目先の左上サイドガバ取り。モニョモニョの薄ピンチを使わずに、リーチフルスパンで直接ガバを取ると、足を踏みかえつつ、左遠方の突起に左足を乗せる。この突起が壁にへばりついた状態では、手前の岩に隠れて見えない。そこで、手前の岩にチョークをつけて、ガバを取った姿勢での視点からその延長線上に突起があると認識できるようにした。それでもなかなか正確な位置が分かりづらいのだが。そうした、苦しい姿勢から、右足をガニマタにして足元の小さな縦面に当てて振れ止めとする。けっこう微妙だ。その姿勢で、左手ガバを頼りに身体を引き付け、上方にある幻の右共用ホールドをアンダー気味に右手で取りに行くのだ。このムーブ、私の身長だから何とかできるのであって、決して一般的とは言えない。
 そうしてこの日の3便目(通算9便目)では、下からつなげて初めて4ピン目をクリップできた。そこからモニョモニョを使わずに左サイドガバ取りで届かずにフォール、さらに5ピン目クリップ後の右上でテンションしたので、2テンでトップアウト。頑張れば1テンに持ち込めたかも。それでも、初めてクリップでチョンボせずにトップアウトできたのは良かった。俄然レッドポイントに向けて欲が出てきた。
 しかし、夕方に出した4便目はすでにヨレヨレでテンションしまくり。ヌンチャクを回収して終了。

 この日は、I澤さんがやって来た。I澤さんと会うのは久しぶりで、4ヶ月以上ごぶさたしていた。仕事が特に忙しいそうで、ここしばらくはクライミングもできなかったとのこと。
 帰るころにMねさんにも会った。H野さんと来ていて、この日は爆弾低気圧5.12aが登れたという。おめでとうございます。
 T沢さん、KまボンさんといったんT沢さんの山荘に戻り、中央道の渋滞が30㎞との情報から、山荘でしばらく過ごしてから帰途についた。長さは短くなっていたものの渋滞には巻き込まれたけれど。

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