師走の二子山
2012.12.23(日)~24(月)
天皇誕生日の3連休、初日22日は体調が思わしくないのでレストして、その夜から下吉田で合流し、23~24日と2日間二子山で登った。体調が思わしくないというのは、首を痛めていたというよりも、忘年会でお酒を飲み過ぎたというどちらしにしても自業自得の原因だけど。
夜に下吉田キャンプ場の部屋に着くと、T沢さん、Mぽりんさん、☆野さん、Y子さんがいた。天気予報ではこの日の午前中は悪かったはずだけれど、二子の天気は良かったみたいだ。飲み過ぎていなければ登れたと思うと、ちょっと反省。
到着後、私はアルコールは控え、最近たくさん種類が出ているノンアルコール飲料を飲んだ。ビールっぽい味が味わえればそれでいいという人には向いているのかも。
■23日(日)
修理を終えて復活した私のエクストレイルにT沢さんを乗せ、二子の駐車場へ。今日はよく晴れているけれど、寒い~。祠エリアに行き、ごんべえ5.11aでアップ。続いて、鬼が島5.11cでアップするも、終了点手前でテンション。
これまでアップルートというと、話がピーマン5.10aとごんべえばかりだったので、今季はアップルートをごんべえと鬼が島にして、5.11cをアップで登れるようにするというのが目標の一つだ。I澤さんもやって来て、鬼が島再登のトライをしていた。
○「ムーチョス・ボニータ」5.11c 4RP
I澤さんとお昼近くになって弓状に行くと、ものすごく混雑していて荷物を置く場所を探すのも一苦労。広場エリアまで上がって荷物を広げ、私はムーチョス・ボニータ5.11cをやることにした。弓状や二段は大混雑していて、今更順番に入るのも億劫なので、誰も取り付いていない短いルートを選んだわけ。
核心部は、顔の前で左右サイドカチホールドを拝むように持つところから、上方の遠いガバカチ穴を取りに行くところだと思うが、いきなりそこを取りに行くのは飛びつかないくらいしないと届かない。その30cmほど下に穴があるのだが、その穴は中で上向きに空洞になっていて、つまりアンダーだと持ちやすくなっている。
右手を伸ばしてそのアンダー穴を取りに行く際、手の平を返して、中指や薬指を突っ込むのではなく、手のひらを壁側に向けたまま親指を突っ込み、4本の指で挟むとスタティックに取れることが分かった。そのまま、30cm上のガバカチ穴を左手で取るのだ。あとは乗っ越していくところがちょっと怖いけれど、カチ穴などもあり落ち着いていけば難しくない。ムーチョス・ボニータを登るのに結局4便かかった。
最後に、クールダウン5.10aを登って終了。I澤さんはこれまた既登のビッグ・モモ5.11cにトライしていた。昨晩、お酒に強いT沢さんは、昨晩は相当飲み過ぎたようで、昼寝して過ごすのが多かったかな。
道の駅薬師の湯で身体を温め、やおよしで買い出ししてから下吉田へ。3人で食べて飲んでいると、Tっちーさんがやってきた。初めて会う人だが、クラックやアイスなどをやっているのだという。
今夜も私はお酒を控え、ノンアル飲料で済ませた。アルコールが入っていないのなら、ジュースでもお茶でも飲んでいれば良いのかもしれないけれど、ビールや酎ハイの味を覚えている身には、ノンアル飲料は、飲み慣れたお酒の風味だけでも一時的に体感できるので、味が全く異なるお茶などを飲んで、無理にお酒を我慢するというのを精神面のストレスを緩和できるのかも。
■24日(月)
クリスマスイヴ。先日より気持ち寒さが和らいだ感じ。T沢さん、I澤さん、Tっちーさんと私の4人で私の車で岩場へ。皆それぞれの車で下吉田に来ているので、岩場へは1台で乗り合わせて行ったほうが環境にも財布にもやさしい。
例によって祠へ。ごんべえを登ってから、鬼が島をトライ。最後のパートで思わず声が出てしまったが、再登できた。慣れてくれば鬼が島ももっと余裕を持って登れるようになるだろう。
弓状へ行くと、前日と打って変わって人が少ない。4分の1くらいだろうか。さて、今季二子に来るのは3回目だが、いまだに弓状や二段のルートには触っていない。
昨季、任侠道5.12dが登れたので、今季は何をトライしようかと考え、廻りの人達に相談しながら、まずは「振り返るな」5.13aをやってみることにした。今日はトライする人も少ないみたいだし。
ビレイのためI澤さんに二段に上がってもらう。二段は陽が当ってぽかぽかと暖かい。ルートの取り付き下はベンチ状に広いので荷物を置いたり、ガスで石を焼いたりするスペースもある。
○「振り返るな」5.13a(1~2便目) ×
初めて登るルートなので、あれこれホールドを探しながら登って行く。序盤は何とか登っていける。5ピン目あたりだったか、ピン間隔が遠いところでたまらずテンション。もう少し登ったところから、いよいよ核心部に入るらしい。下向き穴がいくつか並んでいるのだが、各ホールドを遠いし、足をきちんと置けるようなところもないし、下部と打って変わっていきなり難しくなる。テンションしたりチョンボしながら、あれこれ探ってみるも、おそらく核心部分と思われるアンダー穴直上から右カンテへトラバースするところがまるでできない。そこから上はピンも遠くて届かないので、トップアウトできずに下りることにした。
2便目も同じような感じでやはりトップアウトできず。
いや~、このルートは任侠道より1グレード上だが、とんでもなく大変そうだ。まだ2便しか出していないから比較できないけれど、同グレードでも甲府幕岩のア・ラ・ポテトのほうがやり易いのかも?
残った時間で、既登のノースマウンテン5.12aをやることにした。下部は行けたものの、中盤でテンションを入れたあとは、何度かテンションしながらトップアウト。ノースは2シーズン前に二子の初5.12aとして5便で登ったあとは、途中まで何度か触ったくらいで避けていた。最近は混雑していないようなので、筋トレがわりにたまに登るのも良さそうだ。陽が山の端に隠れて急激に寒くなってから、さらにノースに取り付くも、途中でフォールしたところで下りた。
I澤さんは昨日に続きビッグ・モモ、T沢さんはマイライフ、Tっちーさんはオ・ララーをトライしていた。こんな感じで、日が暮れてゆく中帰る。下吉田キャンプ場に寄って解散。身体がすっかり冷えてしまったが、今年買い換えた車はシートヒーターが装備されているので、腰や背中がじんわりと温かいのがうれしい。
« クライミングジム通い(12月前半) | トップページ | クライミングジム通い(12月後半) »
「クライミング」カテゴリの記事
- 瑞牆山 地獄エリア「N字クラック」5.10d、前絵星岩「水平飛行」5.10b(2014.10.23)
- 三宅島クライミングツアー(2014.12.01)
- 瑞牆山 十一面岩左岩稜末端壁・正面壁「ベルジュエール」5.11b 9P(2014.11.19)
- 瑞牆山 「春うらら」1P目 5.11b RP 十一面岩左岩稜末端壁(2014.11.10)
- 瑞牆山十一面岩 奥壁「Joyful Moment」5.9 5P、左岩稜末端壁(2014.10.29)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1219264/48492578
この記事へのトラックバック一覧です: 師走の二子山:
コメント