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林道で落輪…!前輪損傷…。アラポテクラブの留年確定

2012.12.8(土)
 甲府幕岩に至る小森川林道のゲートが10日(月)に閉鎖される前の最後の週末、「ア・ラ・ポテト」5.13aをRPすべく現地を目指すも、林道でアクシデントに遭い、岩場を目前にクライミングすることなく敗退…。アラポテが目の前からすーっと遠ざかっていってしまった…。13aへの道のりは遠いなあ。

 中央道は、先週末の笹子トンネルの崩落事故により、崩落してない下り線も大月IC~勝沼IC間が通行止めとなっている。そのため、その分早めに出発した。同行はKまボンさんとMみすけさんの2人。結果的にこの2人にはとても迷惑をかけてしまった。この場を借りて改めてごめんなさい。

■中央道の通行規制、そして雪…。
 大月ICでいったん高速を下りて、国道20号線を走り、再び勝沼ICから乗るも、早く出発したおかげか、思ったより早く須玉ICを下りることができた。なお、観音峠側の林道ゲートは数日前に閉鎖されているはずなので、須玉から小森川林道経由で行く。
 甲府盆地を走っている時から車のフロントガラスを雨が打ちつけるようになってきた。天気が悪い。須玉に着いた頃には、ちょっと雪が降っている。
 意外と遠くの山が眺められるので、雲の高度は高いようだが、その雲が雪を降らせている。道中、あたりの景色はうっすらと積もった雪に閉ざされている。久しぶりに見る行き景色はきれいなものだが、この寒さがこのすぐ後の不運につながることになる。

■林道でスリップ!側溝に落輪、そして脱出
 岩下の十王の集落を経て、うっすら雪の積もった林道を走って行く。数日前にスタッドレスタイヤに履き替えたばかり。6月に車を買い替えたので、スタッドレスタイヤをホイールとセットで今回新たに購入したのだ。
 雪の下の路面は凍結しているようだ。時々ハンドルを取られ気味になる。まだ空いている黄色いゲートも通過して、どれだけ進んだ時だろうか。右手が山側の左カーブに進入した時に、車がコントロールを失ってツツーッとスケートリンクの上を滑るようにカーブ外側に滑って行く。あっと思った時には、ガガガッと音を立てながら右側のタイヤが溝に落ちてしまっていた。
 大変なことになってしまった。車はまったく身動きができない。皆ケガをするようなことはなかったので、車を降りて様子を見る。山側の側溝に右側の前輪と後輪がガボッと落ちてしまい、下を除くと車の腹が路面にあたっているように見える。これでは自力での脱出は不可能だ。どうしたものかと考える。少なくともJAFは呼ばなければならないだろう。
 なんとか携帯電話の電波がつながったので、JAFに電話をかける。電話が途切れがちで状況をなかなか伝えきれない。電話の合間に、周囲に落ちている木の枝を側溝に落ちたタイヤの隙間に埋めるように試みた。しかし、タイヤの下に入れられないと足掛かりにもならない。

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 事故から程ないころ、車が通りかかった。年配の男性が下りてきて、見たところ地元の猟友会の人らしい。状況を話すと、無線で仲間の車を呼んでくれた。スコップを出してきて、側溝に土を埋め始めたので、木の枝を一緒に埋めたりと一緒に作業した。程なくやって来た車はランクルで、荷室から牽引用のワイヤーを出してきた。ほかにも木を切るためのノコギリを出してきたりと、あらゆる機材を積み込んでいるようだ。
 ランクルの男性は手慣れた様子で、私の車の前輪の車軸にワイヤーを通し、ランクルの牽引フックにかけた。それから私も自分の車に乗り込んでタイミングを合わせてアクセルを踏んだ。ガガガと嫌な音を立てながら車が前に引っ張られていくも、側溝に盛った土を乗り越えて再び側溝に落ち込んでしまった。一回目は失敗。
 周囲にあるもっと太い枝を集めてきて、落輪した前輪の前側にあてがう。これらの枝をブリッジにして、側溝から路面に乗り上がろうという作戦だ。
 二度目の牽引が成功して、私のエクストレイルは無事脱出することができた。やった。助けてくれた猟友会の人達に、ぜひお礼がしたいので連絡先を教えてほしいと言うと、今度困った人がいたら助けてあげればいいからと、去って行った。うーむ、かっこいい。溝にはまった車を脱出させるなんて、牽引ワイヤーなどの機材も含め、そうできることではない。山の中で活動している人達は様々な事態に対応できるように備えているのだろう。だからこそ、こういう場面も何でもないように動けるのだと思う。この場を借りて、改めてありがとうございます。

■前輪が曲がってしまった…
 猟友会の人達が去って行ったあと、ゆっくりと車を走らせるも、どうもハンドルが取られる。雪の上を走っているとはいえ、微妙にまっすぐに進んでくれないので、車を降りて改めて見てみると、右の前輪が外側に開いてしまっている。つまり、上から見ると前輪の左右のタイヤが前に向かってハの字に開いた格好になっている。ハンドルを左に切って、右前輪をまっすぐにすると左の前輪がその分外側を向いてしまう。これではハンドルを取られるわけだ。
 相談した結果、このままこの先のダート区間を行くのは危険と判断し、KまボンさんとMみすけさんには非常に申し訳ないが、クライミングを中止して引き返すことにした。
 ちょっと冷静になるために、道路脇に車を停める。ルーシートを敷いて、Kまボンさんがお湯を沸かしてコーヒーを淹れてくれた。二人には本当にごめんなさい。

■JAFに牽引してもらい、日産営業所へ
 来た道をゆっくりと進んでいると、JAFの車がやってきた。脱出できた時点で、JAFに電話して救助を断ってしまっていたのだが、来てくれたのだ。こちらもありがとうございます。
 私はJAF会員なので、15㎞までは無料で牽引してくれるとのことで(超過した分は㎞当り700円とのこと)、まずは岩下の集落まではゆっくり自走して下りることにした。
 集落に出たところで、牽引してもらうことになった。牽引してもらって、最寄りの日産ディーラーまで運んでもらうのだ。
 牽引の作業に入る前に、JAFの人が車の下を覘きこんで、損傷個所を教えてくれた。ハンドルとホイールをつなぐ部品があり、通常はまっすぐなのが明らかに曲がってしまっている。これではまっすぐ進まないわけだ。側溝にはまったホイールも当然キズだらけになってしまったし、フロントバンパー下のプラスチックカバーもちょっと壊れてしまった。
 JAFの人が牽引用の台車機材を出して、組み立てていく。その間に、T沢さんに電話して事情を話したり、私が車を購入した東京の日産のディーラー担当者に連絡したりした。

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 検討した結果、自走して東京に帰るのは無理だし、修理するのは基本的にどこのディーラー工場も一緒ということで、韮崎にある某日産営業所まで運んでもらった。前後輪とも台車の上に載っている状態で、我々3人はハザードランプを点けっぱなしにしてエクストレイルに乗り込んだ。バッテリーあがりなどで過去にもJAFのお世話になったことがあるが、牽引される車に乗ったまま移動するのは初めてだ。
 韮崎の日産営業所に到着して、ザックなどの荷物を下ろす。当然すぐに修理できるわけではないので、今日はこのまま電車で帰ることにした。JAFが帰っていく。営業所の工場長という人によると、何とか年内に修理を終えられるかもしれないが、年末で忙しいため見始められるのも数日先になるだろうとのこと。修理が終わったら、東京からここまで車を取りに来ないといけない。自動車保険の会社にも電話して事情を話す。

■東京へ帰る
 今日のところは電車で帰るので、韮崎駅まで行くためにタクシーを呼ぶ。韮崎駅周辺にはあまり食べるところがないらしいが、タクシーの運転手が紹介してくれたうどん屋に3人で入る。私は、生姜大根おろしぶっかけといううどんを食べた。

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 店を出て、駅に向かう途中、地元の野菜などを売っているお店があったので覗いてみた。奥でおじいさんやおばあさんが集まっておしゃべりをしていて、お店というよりは、野菜などを売りつつ団らんの場となっているようだ。私は柿や干し柿、こんにゃくなどを買った。Kまボンさん、Mみすけさんもあれこれ買っていた。
 中央本線の電車に揺られ、東京に帰る。クライミングをしていないから身体が疲れていないはずだが、精神的にちょっと疲れた。愛車がキズつくというのは、やっぱりイタいなあ。
 アラポテを登るべく向かった甲府幕岩にたどり着くこともなく撤退することになってしまい、ここしばらくの間アラポテに注いでいた集中力の糸がぷつんと切れてしまった感じだ。それに同行の2人にも迷惑をかけてしまった。

 帰宅して荷物を解く。予定では、日帰りの2人に替わって、明日はI澤さんと甲府幕で登ることにしていたのだが、いったん白紙だ。しかし、このままではI澤さんにも迷惑をかけてしまう。気持ちを切り替えて、明日は明日でどこかに登りに行こう。
 夜、I澤さんから電話がかかってきた。天気予報によると、寒気が流入して明日からさらに寒くなるそうで、甲府幕方面は雪の予報だ。関東地方の天気は良さそうなので、相談して二子山に行くことにした。明日改めて甲府幕に行くことも考えたけれど、天気が悪いのであれば無理に行っても仕方がない。I澤さんと翌朝の待ち合わせを確認して電話を切る。こうして、車の事故を巡る一日が終わった。ふう。

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