年末3日間 二子山(2012-13年末年始①)
2012.12.29(土)~31(月)
お正月休みの6日間は、年末の12/29~12/31の3日間は二子山でクライミング、元日は雲取山の登山、1/2~1/3の2日間は再び二子山でクライミングと、忙しくてあっという間だった。それに寒くて疲れた~。
■12/29(土)
年末3日間を過ごすため、同行のMぽりんさんを乗せ二子山へ。当初は城ヶ崎に登りに行く計画だったのだが、期間中の天気予報が芳しくなく、雨が降っても登れる二子山にいくことにしたのだ。
前日降った雪で二子の駐車場に至る林道は少し積雪がある。
この日の天気は晴れ。まずはアップのため祠エリアへ。これまで祠でのアップルートといえば、話がピーマン5.10aとごんべえ5.11aが定番だったのだが、先週あたりから鬼ガ島5.11cでアップするようにしている。
アップといっても5.11cとなると自分にはいっぱいいっぱいだ。でも、弓状にあるもっと厳しいルートを登るためには、このルートがさくさくと登れるくらいにならないと。それに、鬼ガ島はガバを伝ってぐいぐいと登っていくルートなので、腕や肩、背中の筋肉をストレッチするには向いていると思う。
この日は鬼ガ島を2回登った。ヌンチャクをかけながら登った1便目は2テンもしてしまったが、2便目は完登。Mぽりんさんも軽々と2回登って、弓状に移動することにする。あとからI澤さんもやって来た。
○「振り返るな」5.13a(通算3~5便目) ×
先週からトライを開始した二段岩壁にある「振り返るな」5.13a。先週の2便では、(1ピン目のリングボルトを含め)6ピン目までは登れることが分かった。その後の一連の核心部分を思えばアプローチだ。
アンダーやサイドのガバ穴やホールドが縦に並ぶ7ピン目付近は、先週のトライではすでに核心部分と思ったけれど、今回3日間のトライでまだまだ核心部分の入口に過ぎないことが分かった。そこから先、右にトラバースして右足ヒールフックをきめながら上方のコルネを取りに行く直上部分が核心部分だ。
この日の3回のトライでは、6ピン目までは確実に続けて行けるようになった。7ピン目まではできたりできなかったり。8ピン目にチョンボしてクリップしてから、縦に続くアンダーガバのパートのムーブを探る。使わずに登る人もいるようだが、左にある大穴を使いながら右ガバを右手でつないでいくようだ。その際の足位置をあれこれ試す。
そこから右トラバースするところが核心部分入口なのだろう。ピンチホールドから、右カンテを目がけてまずはアンダー気味ホールドを取りに行くのだが、その際身体を安定させるために、左足を左大穴に突っ込んだ状態にして、右手ピンチ上にある薄いピンチをクロス気味で左手で取りに行くという窮屈なムーブを考えてみた。その左足を大穴の中でトウフックするなどあれこれ試すのだが、えらく大変そうだ。そのムーブができたとして、さらに右カンテ目がけて取りにいった際には左足が切れて、足ブラ状態になって無理があるし。
この日の3便では大穴を左足でトウフックするというムーブをあれこれ試して終わった。いまだトップアウトならず。
Mぽりんさんは即身仏(ミイラ)5.13cにトライ。ミイラのビレイ場所はぽかぽかと暖かかった。I澤さんは既登のビッグ・モモ5.11cの再登のためトライ。
初日のクライミングを終え、日帰りのI澤さんと別れる。両神温泉薬師の湯はすでに年末年始休み期間に入っているため、休まず営業している星音(せいね)の湯に行く。700円。一日中寒い岩場で過ごしていた身体には温泉が気持ちいい。やおよしで買い出ししてから下吉田キャンプ場へ。
■12/30(日)
この日は雨予報。日帰りの☆野さんと待ち合わせ3人で直接弓状エリアへ。雨が降っているので、なるべく壁際に荷物を置く。アップでは、悪魔のエチュード5.10aとノースマウンテン5.12aを途中まで。
○「振り返るな」5.13a(通算6~7便目) ×
この日のトライでも前日と同様のムーブを探っただけなので省略。
残った時間で、まずはホテル二子5.11cを再登。テンションせずに登れてよかった。最後にノースマウンテン5.12aをトライするも、ムーブは無理矢理だし、岩が冷たくて半分ほど登ってやめた。
雨が降る天気なので、当然気温は上がらない。かぶった弓状の壁はそれでも登れた。Mぽりんさんは、ミイラのトライはせず、既登の唐獅子や任侠道を触っていた。☆野さんは任侠道のトライ。
日帰りの☆野さんと別れ、前日と同じく星音の湯、やおよし、下吉田キャンプ場。
■12/31(月)
大晦日。午前中は晴れてくれていたのだが、午後からは曇ってしまった。
アップは再び祠エリアの鬼ガ島。ヌンチャクがけの1便目は1テンしてしまったが、2便目は完登。一昨日に続き、I澤さんが日帰りでやって来た。
○「振り返るな」5.13a(通算8~9便目) ×
引き続き、振り返るなにトライ。件の大穴では左足を最初はキョンにしてきめて、左手をクロス気味にピンチホールドへ。それから左足を大穴にトウフックした状態で右手を右カンテのアンダー気味ホールドに飛ばすというムーブを試してみた。
それから、届かないと思っていた8ピン目も、手を伸ばせばぎりぎり届くことが分かり、チョンボしてロープをかける。これで、右トラバースから頭上コルネへの直上パートを試すことができた。
直上パートでは右カンテを取ってから、足位置を変えながら、左手は一つ上の薄いピンチへ。これがまた悪い。そうすると右足のヒールをがっぽり突っ込める穴へ。右手を中継しながら、頭上のコルネの下端を左手で取りに行く。さらにコルネ下端そばの凹みホールドを右手で取りながら、コルネを取る。このコルネの下端取りが、左手でなく右手で取れるともっと保持が良さそうなのだけれど。
チョンボしまくりながらも、この日の2便で初めてトップアウト。ようやくルートの全体像をつかむことができた。
(↑イワヒバリ)
最後にノースを登る。テンションしながらも、とりあえず終点まで登っておいた。Mぽりんさんは再びミイラにトライ。I澤さんは既登のビッグ・モモに引き続きトライ。こうして3日間の二子山クライミングを終了。疲れたけれど、振り返るなのトライがちょっぴり進展して良かった。
Mぽりんさんを送ったあと、お腹が空いたので山田うどんに寄る。埼玉県を中心とした外食チェーンだが、私はこの安っぽい感じの食事がちょっと気に入っている。かきあげ丼セットを注文して、ざるそばを食べる。いちおう年越しそばだ。
帰宅してから、翌日の登山の支度をする。元日くらいレストしても良さそうだが、天気も良いので雲取山に登りに行く計画だ。
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