« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月

クライミングジム通い(1月)

■新年ジム登り初めはベースキャンプ

2013.1.9()

 新年を迎えてベースキャンプに行ったものの、年末年始の二子でのクライミングや雪山登山でさすがに疲れてしまい、ジムであれこれ登ったものの調子はいまいち。

いろいろ出かける準備とかもあって今月はジムにはほとんど行けなさそう。

○チョークバッグ購入

2013.1.16()

 山で使う手袋を買いに登山用品店に行ったついでに、チョークバッグも買った。メトリウスの。

今使っているのは口をすぼめるヒモが切れかけているし、焼き過ぎた石を入れた際に内側の生地に穴が開いてしまったし、先日の二子で指を切った際にべたべたと血を付けてしまったし。

それに、私の手にはちょっと小さかったので、がっぽり手を入れてチョークボールをニギニギしたり、焼き石を手の中で転がせられるくらいの大きさのがほしかったのだ。

5週間ぶりにB-PUMP秋葉原へ

2013.1.22()

 12月半ば以来のアキパンに行くと、またホールドのレイアウトが変わっていた。寒い岩場でのクライミングや雪山登山でここのところ疲れてしまっていて、ジムから足が遠ざかっていた。

 がんがん登れるような調子ではなかったけれど、1撃できた課題も含め白色3級が3つ登れたからいいかな。それでも、いつもより早めに切り上げてしまった。おいおいまたきちんと筋トレしないと。先日買ったチョークバッグを今回卸した。

 さて、今月はまだ1週間残っているけれど、月内はもうジムに来ることはない。結局今月は2回しかジムに行かなかったなあ。

八ヶ岳・赤岳 雪山登山

2013.1.18(金)夜~20(日)
 所属山岳会の人達と八ヶ岳の主峰・赤岳(標高2,899m)を登ってきた。冬の八ヶ岳はさすがに寒いし稜線は風が強かったけれど、好天に恵まれて登山を楽しめた。
 今回の山行は、会に入会して間もない人たちに雪山登山の経験をしてもらうという企画の一つだ。冬の八ヶ岳にはこれまで何度か来て、横岳西面のバリエーションルートなども登っているが、私も昨春入会したばかりなのでこの計画に参加した。普段は専らフリークライミングばかりしているので、こういう機会に少しでも雪山に行っていこうと思ったわけだ。

■18日(金)夜 美濃戸口へ
 今回の参加者は、金曜日の夜に出発するのが11名で、後から土曜日中に合流するのが2名いて、計13名だ。金曜日夜に新宿駅西口のロータリーに集合して、車3台に分乗した。私のエクストレイルも出番だ。崩壊事故が起きた笹子トンネルの対面通行区間を抜け、小淵沢ICで下りて道の駅小淵沢でいったん3台が集合。
 ほかの2台は、今回の山行リーダーS原さんのBMWとH本さんのステップワゴン。H本車はノーマルタイヤのため、ここから先の雪道を走るのは無理なので、ここに停めておくことにして、S原車と私の車で先に美濃戸口に行って、道の駅に残ったH原車の人達をS原車が往復して迎えに行った。
 土曜日朝は5時起床ということにして、美濃戸口の八ヶ岳山荘の中で数時間寝る。眠い。

■19日(土) 赤岳鉱泉~ジョウゴ沢
 まだ暗い5時に起床。荷物をまとめて11名で6時過ぎに出発できる準備が整う。外にある温度計を見るとマイナス12℃。寒いわけだ。

P1190004
 テントに泊まる際など、いちおうA~Cの3班に分けているけれど、全員一緒に行動した。

P1190010

 美濃戸山荘から北沢の林道を進み、赤岳鉱泉に着いたのは10時20分頃。私はお酒とか余計なものを詰め込み過ぎたせいか、ちょっと荷物が重く少々苦労した。普段アプローチの短い岩場までしか歩かないものだから、足腰が強くならない。昨秋の甲斐駒の赤蜘蛛に行った時はよく歩けたものだ。
 赤岳鉱泉の人工氷瀑・アイスキャンディーが見事に造られていた。昔来た際にここでアイスクライミングをやったことがあるけれど、その時よりも一回り大きく見える。

P1190017

 天候は晴れ。班ごとにテントを張り終わると、午後はジョウゴ沢に移動して、雪の斜面を歩く練習などをすることになっている。
 テント場を12時前には出て、ジョウゴ沢へ。トレースをしばらく歩くとF1に着く。低い滝が氷っている。その氷の右側の斜面を使って、皆でキックステップなどしながらわしわしと上り下りを繰り返す。氷のところも斜度が緩いところを登ってみる。平爪アイゼンとピッケル1本でちょっぴりアイスクライミング気分。もちろんアイススクリューなどはない。

P1190026
 ひとしきりF1で過ごしてから、ジョウゴ沢を詰めるとF2が現れる。こちらはもっと高さがあり、やはり氷っていて、登っているパーティーがいる。

P1190036
 そのF2の手前右岸の沢に入って行くと、少し開けてくる。その左手の斜面を登った疎林の中でいったん止まる。11人もいるので狭い。
 ここで立木でビレイしてロープで確保しながらの雪面のトラバースをしたり、さらに雪面を懸垂下降する練習をした。

P1190043
 懸垂下降では、ロープを下まで伸ばすことも兼ねて私が最初下りたのだが、斜度が緩いうえに雪にズボズボとはまり、懸垂下降とは名ばかりで後ろ向きでの下りラッセルという感じだ。
 だんだんと風も出てきて、皆が下りてくるのを待っている間、寒くなってくる。皆が下りてからロープを回収して、この日の雪上体験は終了。ジョウゴ沢を戻りテント場に帰着。日中、鉱泉に上がってきた2名が加わって計13名となった。

 班ごとにテントに入り、夕食の支度にかかる。まずは雪を融かして水作りをする。小屋に行けば水が汲めるのだが、今回は練習のためわざわざ雪を融かす。以前雪山に行ってた頃はよくこの水作りをしたものだ。
 この水作りはけっこう時間も手間もかかる。融けた水はいつまでも鍋に入れていては、ガスがもったいないので、掬ってプラティパスなどに移していく。それを繰り返し、ひとしきり水ができたところで食事の準備にかかる。
 準備に時間がかかるので、その間おつまみをぽりぽりと食べながらお酒を飲む。今回、私はワインを一瓶持ってきた。これも荷物が重かった原因だけれど。夕食の献立は鍋。担当のN島さんが白菜などの野菜類、肉とかをどかどかとたくさん用意してくれていた。これが結構大量で、何度かおかわりすると満腹になった。
 周囲のテントも寝始めたようなので、我々も寝ることにする。21時頃だったかな。トイレのため夜中に外に出ると、ちらちらと雪が舞っていた。明日も晴れますように。

■20日(日) 赤岳
 4時半に起床。寝袋などを収納して、朝食の支度にかかる。まずはお湯を沸かしてコーヒーやスープなどを数杯飲んで水分を摂っておく。行動中は寒くて水分をあまり摂らなくなるけれど、意外と身体から水分が失われるらしいので積極的に飲んでおく。高所登山だと水分を大量に摂るのは尚更らしい。
 テントを残したまま、登山の身支度を整える。アイゼンにピッケル、ヘルメットという出で立ち。いちおうハーネスも履いておく。13人全員の準備が整った6時20分くらいに赤岳鉱泉を発つ。まずは中山乗越を越えて行者小屋へ。

P1200061

P1200063
 ちょうど一年前の1月に八ヶ岳に来た時は、初日午後に赤岳鉱泉入りしたあと、2日目は午前中に中山尾根登はんし午後には石尊稜登はんと、一日に2本も登ってどちらも地蔵尾根を下降したものだ。3日目に大同心南稜に登って帰った。
 すでに明るくなった行者小屋からは阿弥陀岳~中岳~赤岳がぐるりと眺められる。雪に覆われてきれいだ。文三郎道を登って地蔵尾根を降りて鉱泉に帰る計画だ。しばらくは穏やかな登りだけれど、樹林を抜けると強風にさらされるようになる。
 左手にバリエーションルートの赤岳主稜の取り付きが見え、数人のパーティーが取り付いている。取り付きへのトラバース地点となる登山道上にもパーティーがいて順番待ちとなっているようだ。この強風の中待っているのは大変そうだ。ここらへんが最も風が強かった。耐風姿勢を取るほどではないので、昨冬12月に富士山に登った時に比べれば弱いけれど、やっぱり寒い。このあたりから寒冷のせいでカメラが動かなくなってしまい、以後の写真を撮れなくなってしまった。氷点下10℃まで対応しているというオリンパスのタフシリーズのカメラなのだが。ということは、マイナス10℃を下回っているということか。

 後方には阿弥陀岳と中岳が間近に見える。稜線を右に回り込むと風が遮られて弱くなった。ほっ。そこからは岩がちなところを登って行く。山頂も近いはずだ。登って行くと赤岳山頂に出た。360°の展望だ。
 赤岳の山頂に来たのは、学生の時に5月にやはり文三郎道から登ったのと、いつだったか秋に縦走した時の2度くらいかもしれない。ずいぶん昔の話だ。数年前の秋に天狗尾根を登った時は山頂には行かなかったし、冬に赤岳主稜を登った時も暗くなってしまったのですぐ近くにあるはずの山頂には行かず、展望荘に下りてしまったし。
 そういえば、北陵は登ったけれど、阿弥陀岳の山頂もまだ踏んだことがない。

 さて、記念写真を撮って赤岳山頂を後にする。展望荘を経て地蔵の頭から地蔵尾根を降りる。風が無くなってくる。樹林の中をどんどん下ると行者小屋へ。さらに朝来た道を戻ると11時頃には赤岳鉱泉に帰ってきた。早い。メンバーそれぞれが感想を述べ、リーダーS原さんが総括してからテントを撤収。そして美濃戸口に下山。歩いていると暑くなってきて、休憩のたびに服を脱いでいく。
 13時半過ぎに美濃戸口に帰着。H本車を停めている温泉施設のある道の駅小淵沢に移動するのだが、車2台では13人全員を載せきれないので、片道17㎞を私の車で往復して乗り切れなかった人たちを運んだ。
 温泉で身体を温めて、交通費などの清算を済ます。帰る方面が近い人たちごとに車に分乗。私の車には計5人が乗る。途中のパーキングエリアで夕食を済ます。笹子トンネルの対面通行区間で若干の渋滞はあったけれど、代わりにいつもの小仏トンネルの渋滞はまったく無かった。同乗者を自宅や駅に送ってから帰宅。
 今回は、自分には珍しく所属山岳会の大勢の人達とテント生活や登山ができたし、寒冷で程よく強風の体験もできたのは良かった。

雪に埋まる二子山(成人の日の3連休)

2013.1.12(土)~14(月)
 成人の日の3連休は、3日間とも二子山で登った。晴れてぽかぽかと暖かかった土日から一転、月曜日はすごい降雪。帰る時には雪で林道が埋まってしまい、山の中から皆で力を合わせての脱出劇となった。

■12日(土)
 まだ暗いうちに家を発って、秩父~小鹿野経由で一路二子山へ。よく晴れて今日は暖かくなりそうだ。二子の駐車場に着くと、Mぽりんさん達もちょうど到着したらしく、合流して弓状へ。悪魔とノースを途中まで登ってアップとする。

○「振り返るな」5.13a(通算15~16便目) ×
 クリスマスイヴからトライを始め、年末年始もあれこれムーブを探り続けた「振り返るな」に引き続き取り組む。ムーブを固めることも大切だけれど、固めたムーブをつなげて核心部をこなせられる力をつけなければレッドポイントは厳しそうだ。
 私はアップを済ませるとすぐに振り返るなにトライすることにしているので、このルートに取り組んでいる何人かの人たちのうち、だいたいいつもトップバッターになる。

 この日の1便目も(リングボルトの1ピン目を含む)6ピン目までは確実に登れたのだが、7ピン目のクリップホールドとなるコウモリ穴で右手薬指を切ってしまったようで、気がつくと血がだらだらと流れているし、ホールドにもべたべたと血をつけてしまった。
 年末年始にトライした際にも皮膚を切っていたのでテーピングしておくべきだったのだが、この便でさらにキズつけてしまったようだ。痛くはないのだが、だらだらと血が出てきて、指がべたついてきていしまうし、ホールドを血で汚すわけにもいかないので、核心部をほとんど試すことなく降りることにした。もちろん岩に付いた地は拭き取っておいた。つぎはテーピングするのを忘れないようにしないと。

 2便目。7ピン目クリップ後、左大穴や右手でのガバ中継して、右トラバースに行くために右手ガバピンチから、そばのアンダー穴に左手を挿すところが大変で下から続けてはできない。
 チョンボしてトップアウトするも、このアンダー穴取りから右カンテ取り、さらに最終9ピン目のあるコルネのてっぺんを取るまでの一連のパートが続けてこなせるようになるのだろうか。

 振り返るなは2便までにして、残った時間で「二子フリーク」5.11cをやることにした。このルート、二子に通い始めた先々シーズンからたびたびトライしているのだが、いまだに登れていない。この日も2便出したのだが、結局RPできず。私にとっては本当にお買い損な5.11cのルートだ。
 日帰りのMぽりんさん達と別れ、明日はI澤さん達と待ち合わせることになっているので、今夜はどこかで車中泊でもしようかと思っていたところ、SI藤さん、S藤さん、K暮さんの3人が下吉田に泊まるそうで、加わらせてもらうことになった。SI藤さん達は、エ○ジー仲間らしい。
 いったん解散して、薬師の湯でお風呂に浸かり、やおよしで買い出ししてから下吉田に行くと、SI藤さん達も少し前に到着したようだ。キムチ鍋をご馳走になる。お世話になり、この場を借りて改めてありがとうございました。

■13日(日)
 SI藤さん達と二子に向かう。二子の駐車場に着いたときの気温は確かマイナス7℃と寒いけれど、今日も天気が良い。
 祠エリアには行かず、弓状へ。悪魔とワーカーホリック5.10bでアップして、さっそく振り返るなへ。

○「振り返るな」5.13a(通算17~18便目) ×
 この日の振り返るなは、トライする人が8人もいて順番待ちが長くなった。私もその一人だから混雑の原因なのだけれど、ちょっと多い。
 昨日出血した指にしっかりテーピングして臨んだ1便目は、SI藤さんにビレイをお願いした。核心に入るところで落ちる。トップアウトせずに下りる。
 I澤さんとT橋さんがやって来て、2便目はT橋さんにビレイしてもらった。例によって落ちて、壁から離れて戻れないのでロワーダウンしてもらうが、壁がかぶっているので取り付きに戻れない。このフォールで、目が回ってしまい気持ち悪くなる。
 ビレイヤーと同じ高さまで下ろしてもらったところで、O野さんにロープの反対側を投げてもらってそれを手繰り寄せて戻る。
 下から続けて登ったら実際はクリップできそうもない8ピン目にクリップしてあってもこれだけ落ちるのだから、7ピン目にクリップ後、8ピン目をとばし、核心をこなして9ピン目にクリップする直前に落ちたら、果たしてどれだけフォールするのだろう。10m以上落ちるかもしれない。

 目が回って気持ち悪くなってしまったので、3便目を出す気にならず、最後にホテル二子を再登して終了した。
 T橋さんは「蛇の道は蛇」5.12a、I澤さんは「おいしいよー」5.12cにトライしていた。
 翌日の天気予報がものすごく悪いので、今日のうちに帰ろうかと思ったけれど、I澤さんとT橋さんが下吉田に泊まるということで、私も一緒に泊まることにした。
 久しぶりに小鹿荘のお風呂に入り、やおよしで買い出し、カフェまいんでショウガ焼き定食680円を食べるというかつての定番コースをこなしてから下吉田キャンプ場へ。

■14日(月)
 7時頃に起き出すと、明け方から降り出したらしい雪が少し積もり始めている。朝食を食べたり支度をしているうちにも雪は積もってゆく。

P1140001

(↑朝の下吉田キャンプ場。雪が少し積もってきた)

 弓状の壁はかぶっているから、たとえ雪が降っていても登れるだろうということは分かるのだが、さすがにこの天気では行ったものかどうか考えあぐねていたけれど、I澤さんは行く気満々だし、こんな天気なら岩場はほぼ貸し切りだろうと思い直し、3人で行くことにした。セーブオンに至るトンネルの手前では、車が歩道の縁石に乗り上げていた。あちこちでこういう事故が発生しているのだろう。

★雪の弓状★
 二子の駐車場に向かうにつれて雪も少しずつ増えていく。民宿登人のところから林道に入ると、当然タイヤの跡はなく、我々が最初のようだ。スタッドレスタイヤと四駆が活躍する。駐車場の積雪はこの時10㎝ほど。

P1140002

(↑二子の駐車場。朝はまだこれくらいの積雪だった)

 しんしんと雪が降り続けている中、弓状に向かう。弓状のかぶった岩壁とその下は雪がないので岩と土がそのままの一方、樹林の斜面には雪で白くて、その対比がちょっと不思議な眺めだ。気温はマイナス0.5℃。時々温度計を見たけれど、岩場にいる間、この気温から下がらない代わりに上がることもなかったようだ。

P1140013

P1140011

(↑アップで悪魔を登るT橋さん)

 アップは悪魔を2回登った。アップしていると、2人やって来た。我々以外にこんな天気でも来る人間がいるとのかと思ったら、N井さん達だった。しばらくしてK田さんも1人でやって来て、この日の弓状は結局6人。天気が悪いからジムに行くという考えではなく、かぶっている二子だからこそ登りに行くという発想だ。

P1140018

(↑イワヒバリ。かわい~)

P1140020

(↑おいしいよーにトライするI澤さん。なかなか良い絵が撮れた)

 一昨日と昨日に比べたら、寒いし冷たいけれど、しんしんと降る雪の中を登るのはちょっと幻想的だ。岩を登って下を見下ろすと、なおさらこの対照的な眺めが面白い。

P1140021

(↑二段岩壁から弓状を眺める。岩と雪。)

○「振り返るな」5.13a(通算19~20便目) ×
 貸し切り状態だから、ほかのルートを触ってみても良かったのだが、結局私1人しかトライしない振り返るなをやることにした。
 1便目。当然岩は冷たい。焼き石を握りながら6ピン目まで登って行く。右手コウモリ穴アンダーから7ピン目クリップをこなし、右手中継ガバを取る。さらに右手をその上のホールドに出すところでフォール。ごぼうで登り返す。8ピン目にクリップし、先ほど取り損ねた右手ホールドからクロスで左手アンダー穴取り、右トラバースして、直上パートで頭上のコルネに迫ったところで力尽きて再びフォール。壁から離れてしまったので、そのまま下りることにしたが、この冷たい中、思ったよりムーブをつなげることができた。やはり左手クロスアンダー穴取りが最初のポイントだし、頭上コルネを確実に取りに行くムーブも固まっていない。

 T橋さんが「蛇の道は蛇」にトライして後に出した2便目。左手クロスアンダー穴に一瞬指がかかったところでフォール。これまでは下からつなげると穴に手を出す前に身体を壁に引きつけられず落ちていたので、ほんのわずか前進だ。あとは8ピン目、9ピン目とチョンボしてクリップし、核心部の練習をする。
 左手クロスアンダー穴は、当初は指を俵にして3本入れようとしていたけれど、穴の向きなどもありちょっと無理があるので、2本にすることにした。その時の左足の位置もあれこれ試行錯誤したけれど、この週末の間にほぼ固めることができた。
 右トラバ後、左手をアンダー穴からその二つ上の薄いピンチに出す時は、右足はやはり浅いヒールフックをしておいたほうが良さそうだ。薄ピンチがキャッチできたら、右足はその上の踵ががっぽり入る穴にヒールし直す。
 頭上コルネ取りのムーブがいまだに固まりきらないけれど、そこに至る直上部分はこれまでより少しやり易くなった感じだ。
 しばらく二子に来られないので、振り返るのトライはお預けになるけれど、再開したらまた頑張ろうっと。

★二子からの脱出劇★
 そんな風に登っている間も雪は降り続け、皆の間にただならぬ空気が漂ってきた。これほど激しい降雪では、林道が雪に埋まって帰れなくなる危険があるということだ。
 車は3台。N井さんの軽ワゴンとK田さんのジムニー、私のエクストレイル。ばらばらに帰らずに、皆で一緒に帰ったほうが良いという話しになり、午後2時半頃に岩場を撤収する。岩壁の基部に寄せて置いておいた荷物は、上から時々落ちてくるスノーシャワーで雪まみれになっていた。

P1140024

(↑雪がどんどん積もっていくので撤収する)

 弓状から駐車場に戻るアプローチを歩くのも積もった雪で大変だった。積雪40㎝はある。I澤さんを先頭に、ちょっとしたラッセルだ。岩場にいる数時間の間にこれだけの雪が積もったのだ。一気に雪山の様相になった。

P1140028

(↑弓状からの帰り。思いっきり雪山だ)

 車も雪に埋まっている。これはナメられない状況だ。積雪は40㎝くらいだが、多いところでは50~60㎝くらいあるようだ。

P1140031

(↑林道に下りるところ。雪に埋まっているのはK田さんの車)

P1140036

(↑私の車の屋根に積もった雪を落とすI澤さん)

○ 林道が雪崩で埋まっている…
 最初に動き出したのはK田さんのジムニーだ。駐車場前の道の雪を踏み固めてくれる。K田さんが後輪にチェーンを巻きつける作業をする。つぎに私の車が出たのだが、道に出たところでタイヤが空転してしまった。N井さんが車に積んでいたスコップを使って、I澤さんがタイヤの下に掘った土を敷いてくれると何とか脱出できた。スタッドレスで四駆でもこんなふうになるのか。N井さんの車が駐車場から出る際には皆で後ろから押したりした。
 K田さんの車を先頭に林道を進むと、少し行ったところでK田車が停まっている。聞くと、雪崩れて林道が埋まっていると言う。行ってみると、右手の疎林の緩斜面から崩れてきたらしい雪が高く積もっていて、その長さも10m以上ありそうだ。

P1140039

(↑K田車の行く手をふさぐ雪崩れた雪)

 これはやばい。除雪車でも来ない限り通行は不可能だ。しかもこの緩斜面でさえ雪崩れていたということは、昨シーズン中の降雪で雪に埋まったトンネル近くを含め、この先どれだけ埋まっているか分からない。

○ 反対の青梨を目指す
 人の手ではこの膨大な量を雪かきするのはあり得ないので、坂本側に下りるのは諦め、反対の群馬県側の青梨という集落のほうを目指そうということになった。ここの林道に詳しいK田さん、N井さん、I澤さんが相談した結果だ。私は群馬県側の林道は知らないので、もちろん言われたとおりにする。基本的に下り道なので、坂道を登れずに立ち往生する可能性が低いそうだ。
 K田車を先頭に、N井車、私の車と続く。あとで聞くと、しばらく前に車が入っていたようで、K田車にしてもまるきりラッセルというわけではなく進んで行けたようだ。途中、坂道でN井車が登れなくなったところでは、牽引ロープを使ってK田車で引っ張った。I澤さんと私が後ろから車を押す。
 その後は、慎重に雪に埋まった林道をゆっくりと進んで行き、青梨の集落に向かって下りていく。まだ暗くなる前に青梨に下りることができた。岩場を早く撤収しておいて正解だった。

P1140042

(↑3台の車による二子山脱出行)

 青梨の国道462号線に出る手前で、6人で無事に下山できたことを労う。皆で力を合わせて大変な状況を脱することができたのは本当に良かった。皆さん、本当にありがとうございました。この頃には雪は止んでいた。
 道の駅万葉の里で3台の車は解散する。その後、私の車はI澤さんの車を取りに行くため小鹿野町へ戻る。幹線道路も除雪が追いつかないようだ。I澤さん、T橋さんと解散し、東京へ帰るべく国道299号線を走る。秩父から正丸峠間は路面の雪がまだたくさんあり、慎重に運転しないと真ん中にあるポールにぶつかりそうだ。所沢市内も雪が残っていて、調子に乗ってスピードを出すわけにいかない。自宅に着いたのは23時を回ってから。運転にすごく神経を使ったので本当に疲れたけれど、無事に家に帰ることができた。
 雪の降る中をクライミングできたのもなかなか良かったけれど、車で山の中から何とか脱出できたという貴重な経験もできたのは結果的に良かった。この3連休、結局3日間とも二子で登れたし。

奥多摩・氷川屏風岩でクライミング

2013.1.6()

 白毛門から帰った翌日の日曜日は、再びNK野さんとともに、今度は奥多摩でクライミングだ。行き先は私がまだ行ったことのない氷川屏風岩にした。奥多摩にはいくつも岩場があるのだが、私はほとんど行ったことがないので、機会を見てこれらの岩場を訪ねてみたいと思っていたのだ。

 夜明けまでまだまだ時間がある暗いうちにNK野さんと西武新宿線の久米川駅で待合せる。そこから私の車で新青梅街道~青梅街道と走り奥多摩に向かう。

 氷川屏風岩の入口となる奥多摩駅周辺は車を停められる場所がないので、手前の鳩ノ巣駅裏の駐車場に車を停め、そこから少しだけ電車に乗って奥多摩駅へ。

 晴れているけれど寒い。駅のすぐ裏にある山を目指すようにビジターセンター脇の道を進み、浄水場脇の階段を上ると、樹林の中に入る。すぐに踏み跡の分岐がある。黄色いポールが立っていて、まっすぐ行くのが沢道、左に行くと尾根道らしい。最初は水平に進む尾根道はさらに先で右に登る踏み跡に分かれるのだが、その分岐には枝にテープが巻かれている。

 行きは沢道を行ったのだが、これがけっこう大変だった。しばらく沢筋の明瞭な踏み跡を登って行くと、樹幹越しに岩が見えてくる。手前の岩を通り過ぎると、上部の岩に続く斜面に不明瞭な踏み跡がある。ほとんど消えつつあるようだし危ない。左上を目指すように登って行き、屏風岩の基部にようやく着いた。屏風岩を目指すなら沢道ではなく、尾根道から登っていたほうが楽だということが、下山の際に分かった。

 岩場に着いたのは良いが、時間がまだ早く陽が山に隠れているので寒い。二子山にいるよりも寒く感じる。絶対に氷点下の気温だ。それもマイナス1℃とか2℃とかではなく、もっと低いはず。

 あまりにも寒いのだが、じっとしていもさらに寒くなるだけなので、まだ陽が当たらずキンキンに冷たそうなチャートの岩を登ることにした。

 まずは、荷物を広げたところにある屏風岩B峰の「第一苔ハング」5.10aまたはbをやってみた。焼き石を持って登り始めるも、岩がものすごく冷たい。二子でもこれほど冷たく感じないはずだ。それに10aと思って取り付いたものの、なんだか難しい。しばらく粘ってみたものの、手の感覚が無くなってきてテンション。何とかトップアウトして、NK野さんもトップロープでトライするも途中で下りてくる。私も再度リードするのも面倒なのでトップロープでもう一度登っておく。あまりにも冷たいのでまともにトライする気にもならない。

 寝不足と疲労もあって横になるが、寒くて昼寝ができる感じでもない。それでもだんだんと陽が昇ってきたので、一段上のA峰基部に場所を移動して、そこにあるスラブのルートを登ることにした。

 まずは、「直上右ルート」5.10aをオンサイト。10aと侮るなかれ。奥多摩グレードはカラいというのは本当のようだ。

 それから、A峰のハング左端にある「ポプ・コーン」5.11aをやってみるも、なんだかえらく悪い。というか、よく見ると岩が欠けたような跡がある。それも数か所。もしかしたら肝心のホールドが無くなったのかもしれない。右上するにも手がかりがなく、チョンボしてトップアウトするも、終了点のスリングもボロボロ。あまりにもヒドいので、さっさと諦めて下りる。

 スラブに戻って、「直上左ルート」5.10dと思われるルートを完登。

さらに、「フラッシュ・ダンス」5.11aもオンサイト。ルート図には、「フレーク上が超フィンガリー」とあったが、小川山の5.10cのスラブでありそうなくらいカチで、超フィンがリーという感じではなかった。

最後に、「モンロー・ウォーク」5.10aも完登しておく。

NK野さんは5.10aのルートなどをトップロープで何度かトライしていた。NK野さんには、二子クライマー必携の焼き石を貸してあげた。ほど良く焼いた石に触るのは、最初は熱かったようだが、だんだんと触り具合に慣れてきたようだ。

午後3時半くらいに撤収して、尾根道を辿って下山、奥多摩駅経由で車を停めた鳩ノ巣駅に戻った。

本当はB峰の「イクイノシシ」5.11dなどをトライしてみたかったけれど、これはまたいつか来る機会があればその時に登ろう。とりあえず奥多摩の岩場を一つ訪れることができたのは良かった。

雪山登山 白毛門でラッセル

2013.1.5()

 雪山を登ろうと思い、谷川岳を臨む白毛門(しらがもん 標高1,720m)を目指した。同行は所属山岳会のNK野さん。

 当初、奥多摩の岩場にクライミングに行く計画だったのだが、前日になって水上方面の天気予報が好天したため、行き先を変更したのだ。

 お正月休みの6日間は、元日に雲取山を登ったほかは、二子山でずっとクライミングをしていた。仕事始めの4日だけではその疲れが抜けきらきらず、そのまま土曜日早朝から登山口となる土合を目指すことになった。

 まだ暗いうちにNK野さんの家まで迎えに行き、関越道を走り水上ICで下りる。道路は除雪されているが、周りは雪だらけだ。宝台樹スキー場に行く道と別れると、完全には除雪しておらず、スタッドレスタイヤが活躍する。

 昨夏、万太郎沢を登るために訪れたJR土合駅に車を停め、駅舎のロビーで準備をする。準備をしていると、登山者3人が乗った車がやって来て、聞くと彼らも白毛門を登るとのこと。

 前日まで降雪があったので、ラッセルが強いられることが予想されたので、ラッセルの交代要員として、ほかのパーティーがいるのは助かる。

 720分頃に土合駅を出発。MAXというアウトドアツアーをやっている建物があるところから入山するのだが、先行するパーティーはいないようでトレースはない。

 用意したワカンを履くのに私が手こずっている間に、スノーシューを履いて両手にストックを持った3人組は平たんな雪の上をスイスイと先に行く。その後を追って、我々2人もワカンで歩いていく。

P1050005

 ワカンではスノーシューの浮力には敵わないので、スピードが違うのだが、橋を渡って山の斜面に取り付くと、さすがのスノーシューもスピードが落ちる。というか、ちょっと斜度が急になると、スノーシューでは上がりづらいようだ。積雪がどのくらいあるかは分からないが、ラッセルする深さはヒザくらいか。

 樹林帯の中に、以前のトレース跡がうっすらと残っているので、3人組はそれを辿って登って行く。斜度がいよいよ急になったところで、我々が先頭を替わる。

 ヒザくらいだとラッセルというほどのことはないのかもしれないが、今のようにフリークライミング漬けでなく、雪山にも多少は出かけていた数年前の頃の雪と戯れていた頃を思い出す。しかし、ワカンはお正月に北アルプスの横尾尾根を登った際に少し履いたことしかなかったので、今回こうしてワカンを履いて歩く感覚は新鮮だ。

 樹林帯の中を登る最初のころはまだそれなりにトレース跡が分かるので、そこを辿ると柔らかい雪の下の踏まれた雪に足が乗ってそれなりに歩きやすい。それが、だんだんとトレース跡が分からなくなって、どこでも歩けそうなところだと、足裏でトレース跡を探りながらなるべく歩きやすいところを探す。そうでないと、余計に足が雪に沈んで進むのが大変だ。

P1050025

 標高810mあたりで最初の休憩を取っている間に、3人組が追い抜いて行った。彼らはずっとスノーシューにストックというスタイルだ。休憩を終えて歩き出すと3人組は少し先で休憩していたので、再び我々がラッセルすることになった。

 いちおう私がリーダーということもあり、NK野さんよりも私がなるべく長くラッセルするようにした。他パーティーが入山しているとは限らないのだから、3人組が先頭を行ってくれるかどうかは関係なく、我々で頑張らないと。斜度のあるところでは、ピッケルで目の前の雪をかき崩してから膝で押し込み、それから足を踏み出す。無我夢中でラッセルするこの感じも新鮮である意味楽しい。

 天気が良くて、谷川岳がくっきりと眺められる。一ノ倉の岩壁も見える。あれが衝立岩だとかコップかなどとNK野さんと話す。これだけ天気が良くて風もないから、ラッセルを楽しむ余裕があるのだろう。

 高い樹木がなくなって、丈の低い木々の間を進むようになり、3人組と合同で計5人でラッセルする。ここからペースが遅くなり、時間がどんどん経っていく。どうやら白毛門の山頂まで行くのは厳しそうだ。山頂手前では急峻なところがあり、ロープを出したほうが良さそうなところがあるとのことのなので、下山の時間も考えると、どこかで引き返すことになりそうだ。

 コース上にある1,484mピークと思われるところの少し手前で、先頭を行っていた3人組が休憩したので、我々は残りを登って、1,484mピークにたどり着く。12時過ぎ。その先には白毛門が見え、そこまで至る尾根はまだまだ長そうだ。ジジ岩、ババ岩らしきものも見える。

P1050033

P1050034

 休んでいると男女2人組が登って来たので、写真を撮ってもらう。我々はここで引き返すことにしたが、彼らもここまでのようだ。ピークの手前で休んでいた3人組もすでに下山していったし、後から一人で登って来た男性も引き返すようだ。

下りは速かった。

P1050037

ちょっと急な斜面ではシリセードを楽しむ。どんどん下って行くと、谷川岳ロープウェイのベースプラザが近づいてくる。下山に要した時間は1時間半くらい。午後2時過ぎに土合駅に帰着した。今回、雪の上ではずっとワカンを履いていた。

 ところで、この日は、谷川岳の西黒尾根を所属山岳会のK池さんが一人で登っているはずで、下山のタイミングが合えば合流して一緒に帰れるかもしれないので、NK野さんがK池さんのケータイに留守電を入れておいた。そうしたら、我々が車で土合を発って少しした頃に、K池さんから電話がかかってきた。今、下山してきたところだという。ちょうど良かった。すぐに引き返してベースプラザでK池さんを乗せる。途中、上牧の湯という温泉に寄る。高速道では渋滞が発生していて、早めにした道に下りたりして時間がかかったけれど、K池さんにとっては新幹線で帰るよりは交通費は安く済んだはずだ。

 早めに下山したので、くたくたに疲れたというわけではないけれど、ラッセルしたので、腕もけっこうヨレた。白毛門には行けなかったけれど、数年ぶりにまともにラッセルできたのは良かった。フリークライミングばかりでなく、たまにこういうのも楽しいものだ。

 さて、明日の日曜日は奥多摩の岩場でクライミングだ。年末からほぼずっとクライミングや登山が続いていて、いよいよ疲労が溜まってきているけれど、明日も頑張らないと。

P1050038 

P1050030 

P1050001

年始2日間 二子山(2012-13年末年始③)

2013.1.2()3()

 大晦日までの3日間の二子山、元日の雲取山登山に続き、再び二子山へ。お正月休みの6日間、クライミングに登山に、フルに登り続けていてさすがに身体に疲れがたまってきたようだ。

1/2()

 同行のMぽりんさんを乗せ、二子山の祠エリアへ。年が明けて初めての二子山なので祠に初詣で。祈願したことは内緒。晴れているが、風があるようだ。この日は弓状に移ってからますます風が強くなり、持ち物が飛ばされてしまったひともいたようだ。巻き上がる土埃がひどかったし。

 アップは例によって鬼ガ島5.11c。ヌンチャクをかけながら1回目も2回目もノーテンで完登できた。新年初登りで無事完登できて今年は幸先が良いかも?

 弓状に移動すると新年早々常連の人達が来ているが、年末3日間もそうだったが、混雑するほどの人数ではない。日帰りでI澤さんもやって来た。

○「振り返るな」5.13a(通算1012便目) ×

 この日は3便出した。1便目と2便目のトライでは、件の大穴に左足をかけていたのだが、そんな窮屈なことをせずに右にトラバースできるムーブを見つけた。ムーブを見つけたというより、右手でピンチ持ちしているホールドのすぐ上にアンダー穴があるのを全く見落としていたのだ。

 この穴に左手を入れて、右手を右カンテ方向に飛ばすわけのだ。しかし、クロス気味にアンダー穴を取りに行く際に右足を乗せるホールドは小さいし、その体勢でアンダー穴を取りに行くには身体を壁に引きつける力も必要で、かなり大変だ。2便ともチョンボしながらトップアウトしておく。最後に出した3便目は、指が痛いし、どこかのポケットで切ってちょっと出血もしてしまったので6ピン目か7ピン目でフォールしたところで止めて下りた。

 Mぽりんさんはミイラにトライ。ミイラのビレイでは晴れていると眩しいのでサングラスをかけたほうが良いとのことから、この日はサングラスをかけてビレイしてみた。I澤さんはビッグ・モモにトライ。

 年始のため閉店が早いやおよしで先に買い物を済ませてから星音(せいね)の湯へ。お風呂で身体を癒してから下吉田キャンプ場へ。

1/3()

 お正月休み最終日。空は曇っている。朝から陽が当る祠エリアの岩も冷たそうだ。それでも鬼ガ島はノーテンで2回登る。祠で登っているとチラチラと白いものが舞っていると思ったら、みるみる雪が降ってきた。雪はそのうち止んだけれど、この日の弓状の温度計は最高でも0℃に至らなかったはずだ。氷点下の中でのクライミングはツラかった。

○「振り返るな」5.13a(通算1314便目) ×

 1ピン目のリングボルトを含む7ピン目までは下から続けてクリップできるようになった。7ピン目にクリップしてから、右手で縦に二つ並ぶサイドガバをつなげ、足位置を変えてから左手でアンダー穴をさそうというところになると、これが厳しくてできない。それに焼き石を持って行っても、岩が冷た過ぎる。

 チョンボして掛けたロープにぶらさがった状態だから、核心部分のムーブをあれこれ試せるけれど、実際は8ピン目のクリップは私には無理そうだから、ここではクリップせずに核心部に突っ込んでいくことになりそう。そうすると9ピン目のあるコルネ直前でフォールすると相当な距離を落下することになりそうだ。まあ落ちても空中だろうから、思い切って行くしかないのだろう。2便ともトップアウトしておく。

 7ピン目のある左方大穴を使っているけれど、その後のアンダー穴クロス取りのことを考えると、大穴を使わずに縦に並ぶガバホールドを直上できるようにする必要があるのかも。まだまだいくらでも修正すべきムーブがありそうだ。それにもっと持久力、保持力をつけないとお話にならない。

 この日はT沢さんがやって来た。T沢さんは明日まで二子にいるので、Mぽりんさんも残ることになっている。明日は☆野さんもやってくるそうだし。なお、私は明日は仕事始め。

 T沢さんと某計画のための話しもしておく。T沢さんと次に会うのはこの計画で出かけた現地となるからだ。

 氷点下23℃という気温の中、最後にホテル二子5.11cを登っておく。めちゃくちゃ冷たかったけれど、何とかノーテンで完登できた。

 あまりにも寒いので、みんな撤収するのがいつもより早め。我々も駐車場に戻って、T沢さんから70mロープを預かって、解散。

 6日間のお正月休みはこうして終了。ああ、疲れた。

元日 雲取山登山(2012-13年末年始②)

2013.1.1()

 新年明けましておめでとうございます。2013年を迎えたこの日、過去何度か登っている雲取山を日帰りで登った。数日前に所属山岳会に参加募集を呼びかけたところ、O野さんが手を挙げてくれた。

 前日まで3日間二子山でクライミングしていたので疲れていないわけがないのだが、クライミングでは腕はヨレても足腰が疲れるわけではないので、元日から家でごろごろしてないで久しぶりに普通の山登りをしようと思ったわけだ。

 行き先は、群馬県水上の白毛門なども考えたのだが、北関東方面の天気予報が悪いので、晴天が期待できる奥多摩に行くことにした。

 まだ夜が明けない5時に吉祥寺駅のヨドバシカメラ前でO野さんと待ち合わせる。ヨドバシの前には暗く寒い中、行列ができていた。初売りセールを待つ客のようだ。私の車で一路奥多摩へ。登山口となる丹波山村の鴨沢の駐車場は満車だったので、数百メートル戻った奥多摩町側の駐車場に停めた。装備に防寒着やアイゼンも加えて、740分に出発。

 集落を抜け山道を少し歩いた先にある山中の駐車場にはたくさんの車が停まっていた。その後、登山道を登っていると上からたくさん登山者が下りてくる。大晦日の夜を雲取山荘などで泊まった登山者が朝になって下りてきているようだ。

 O野さんは御年70歳。昨秋、易しい岩場でのクライミングで一緒になったくらいで、どのくらい歩けるのか分からなかったが、今回、道中ずっとおしゃべりをしながらも1時間以上休憩をとらずコンスタントに歩き続けるのを後ろから見ていて感心した。

 そういう自分も普段山登りをほとんどしない割にはさくさくと歩けた。普段の岩場へのアプローチは短いけれど、昨秋は甲斐駒の赤蜘蛛を登るため8合目まで重いギア類を背負って登ったりしたし。

 天気は快晴で絶好の登山日和。長い尾根を登って標高を上げていくと、富士山が見えてきた。真っ白な富士山を眺めることができて元日らしい。

 七ツ石小屋に着いたのは11時前。ここまで積雪は一切無し。下山してくる人を見ると、ここでアイゼンを脱いでいる。ここから先はアイゼンが必要な個所がありそうだ。

 七ツ石山に11:20到着。雲取山へのなだらかな尾根が眺められるが、七ツ石山の北面に薄く残る雪は凍っているようだ。ここでアイゼンを装着。12本爪のアイゼンは仰々しいが、これしか持っていないので装着する。ざくざくと凍った雪面を下って行く。再び陽が当るところに来ると、雪がなくなってくるのでアイゼンを外す。

 遠くには南アルプスの峰々も見える。良い眺めだ。ずいぶんと老朽化した感じの奥多摩小屋を過ぎ、小雲取のピークを越えて行く。ところどころ残る雪面ではアイゼンを付けずに通過する。

P1010022

P1010023

P1010027

P1010030

 避難小屋が見えてきた。雲取山の山頂に到着したのは13時ちょうど。記念写真を撮って、避難小屋へ。避難小屋の中ではマウンテンバイクで登ってきたと言う若者2人が休憩していた。備え付けの登山者用のノートにコメントを書いておく。2013年初コメントは私のだ。

P1010037

 13:40分に下山開始。巻き道を経て七ツ石小屋に帰着。さらに朝登って来た長い登山道をどんどん下って行く。下りながらもO野さんとほとんどずっとおしゃべりしていたが、さすがにだんだんと足の裏が痛くなってきた。

 私が履いている登山靴は、ボリエールのスーパーラトックという冬の北アルプスでも履ける重登山靴だ。過剰装備だけれど、近く八ヶ岳に行く計画があるので、その前に一度は履いて慣れておこうと思ったのだ。

 暗くなってきて、駐車場に戻ったのは17時半。O野さん、お疲れさまでした。前日に続き再び山田うどんへ。別の店舗だけれど。吉祥寺にO野さんを送って解散。

さて、明日から2日間再び二子山だ。脚が筋肉痛になっていなければ良いけれど。

年末3日間 二子山(2012-13年末年始①)

2012.12.29()31()

 お正月休みの6日間は、年末の12/2912/313日間は二子山でクライミング、元日は雲取山の登山、1/21/32日間は再び二子山でクライミングと、忙しくてあっという間だった。それに寒くて疲れた~。

12/29()

 年末3日間を過ごすため、同行のMぽりんさんを乗せ二子山へ。当初は城ヶ崎に登りに行く計画だったのだが、期間中の天気予報が芳しくなく、雨が降っても登れる二子山にいくことにしたのだ。

 前日降った雪で二子の駐車場に至る林道は少し積雪がある。

Pc290001 

 この日の天気は晴れ。まずはアップのため祠エリアへ。これまで祠でのアップルートといえば、話がピーマン5.10aとごんべえ5.11aが定番だったのだが、先週あたりから鬼ガ島5.11cでアップするようにしている。

 アップといっても5.11cとなると自分にはいっぱいいっぱいだ。でも、弓状にあるもっと厳しいルートを登るためには、このルートがさくさくと登れるくらいにならないと。それに、鬼ガ島はガバを伝ってぐいぐいと登っていくルートなので、腕や肩、背中の筋肉をストレッチするには向いていると思う。

 この日は鬼ガ島を2回登った。ヌンチャクをかけながら登った1便目は2テンもしてしまったが、2便目は完登。Mぽりんさんも軽々と2回登って、弓状に移動することにする。あとからI澤さんもやって来た。

○「振り返るな」5.13a(通算35便目) ×

 先週からトライを開始した二段岩壁にある「振り返るな」5.13a。先週の2便では、(1ピン目のリングボルトを含め)6ピン目までは登れることが分かった。その後の一連の核心部分を思えばアプローチだ。

 アンダーやサイドのガバ穴やホールドが縦に並ぶ7ピン目付近は、先週のトライではすでに核心部分と思ったけれど、今回3日間のトライでまだまだ核心部分の入口に過ぎないことが分かった。そこから先、右にトラバースして右足ヒールフックをきめながら上方のコルネを取りに行く直上部分が核心部分だ。

 この日の3回のトライでは、6ピン目までは確実に続けて行けるようになった。7ピン目まではできたりできなかったり。8ピン目にチョンボしてクリップしてから、縦に続くアンダーガバのパートのムーブを探る。使わずに登る人もいるようだが、左にある大穴を使いながら右ガバを右手でつないでいくようだ。その際の足位置をあれこれ試す。

 そこから右トラバースするところが核心部分入口なのだろう。ピンチホールドから、右カンテを目がけてまずはアンダー気味ホールドを取りに行くのだが、その際身体を安定させるために、左足を左大穴に突っ込んだ状態にして、右手ピンチ上にある薄いピンチをクロス気味で左手で取りに行くという窮屈なムーブを考えてみた。その左足を大穴の中でトウフックするなどあれこれ試すのだが、えらく大変そうだ。そのムーブができたとして、さらに右カンテ目がけて取りにいった際には左足が切れて、足ブラ状態になって無理があるし。

 この日の3便では大穴を左足でトウフックするというムーブをあれこれ試して終わった。いまだトップアウトならず。

 Mぽりんさんは即身仏(ミイラ)5.13cにトライ。ミイラのビレイ場所はぽかぽかと暖かかった。I澤さんは既登のビッグ・モモ5.11cの再登のためトライ。

 初日のクライミングを終え、日帰りのI澤さんと別れる。両神温泉薬師の湯はすでに年末年始休み期間に入っているため、休まず営業している星音(せいね)の湯に行く。700円。一日中寒い岩場で過ごしていた身体には温泉が気持ちいい。やおよしで買い出ししてから下吉田キャンプ場へ。

12/30()

 この日は雨予報。日帰りの☆野さんと待ち合わせ3人で直接弓状エリアへ。雨が降っているので、なるべく壁際に荷物を置く。アップでは、悪魔のエチュード5.10aとノースマウンテン5.12aを途中まで。

○「振り返るな」5.13a(通算67便目) ×

 この日のトライでも前日と同様のムーブを探っただけなので省略。

 残った時間で、まずはホテル二子5.11cを再登。テンションせずに登れてよかった。最後にノースマウンテン5.12aをトライするも、ムーブは無理矢理だし、岩が冷たくて半分ほど登ってやめた。

 雨が降る天気なので、当然気温は上がらない。かぶった弓状の壁はそれでも登れた。Mぽりんさんは、ミイラのトライはせず、既登の唐獅子や任侠道を触っていた。☆野さんは任侠道のトライ。

 日帰りの☆野さんと別れ、前日と同じく星音の湯、やおよし、下吉田キャンプ場。

12/31()

 大晦日。午前中は晴れてくれていたのだが、午後からは曇ってしまった。

 アップは再び祠エリアの鬼ガ島。ヌンチャクがけの1便目は1テンしてしまったが、2便目は完登。一昨日に続き、I澤さんが日帰りでやって来た。

○「振り返るな」5.13a(通算89便目) ×

 引き続き、振り返るなにトライ。件の大穴では左足を最初はキョンにしてきめて、左手をクロス気味にピンチホールドへ。それから左足を大穴にトウフックした状態で右手を右カンテのアンダー気味ホールドに飛ばすというムーブを試してみた。

 それから、届かないと思っていた8ピン目も、手を伸ばせばぎりぎり届くことが分かり、チョンボしてロープをかける。これで、右トラバースから頭上コルネへの直上パートを試すことができた。

 直上パートでは右カンテを取ってから、足位置を変えながら、左手は一つ上の薄いピンチへ。これがまた悪い。そうすると右足のヒールをがっぽり突っ込める穴へ。右手を中継しながら、頭上のコルネの下端を左手で取りに行く。さらにコルネ下端そばの凹みホールドを右手で取りながら、コルネを取る。このコルネの下端取りが、左手でなく右手で取れるともっと保持が良さそうなのだけれど。

 チョンボしまくりながらも、この日の2便で初めてトップアウト。ようやくルートの全体像をつかむことができた。

Pc310012

 (↑イワヒバリ)

 最後にノースを登る。テンションしながらも、とりあえず終点まで登っておいた。Mぽりんさんは再びミイラにトライ。I澤さんは既登のビッグ・モモに引き続きトライ。こうして3日間の二子山クライミングを終了。疲れたけれど、振り返るなのトライがちょっぴり進展して良かった。

 Mぽりんさんを送ったあと、お腹が空いたので山田うどんに寄る。埼玉県を中心とした外食チェーンだが、私はこの安っぽい感じの食事がちょっと気に入っている。かきあげ丼セットを注文して、ざるそばを食べる。いちおう年越しそばだ。

 帰宅してから、翌日の登山の支度をする。元日くらいレストしても良さそうだが、天気も良いので雲取山に登りに行く計画だ。

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ