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スペイン クライミングツアー _05 (1/28 エルチョロ・マキノドロモ El Chorro・Makinodromo)

2013.1.28()  El Chorro / Central Gorge / Makinodromoでクライミング

クライミング3日目。今日はエルチョロでの目的地のメインとなるマキノドロモに行く。トポ本によるとマキノドロモへのアプローチは、鉄道の線路伝いに歩いて行くというあまり公けにできない方法だ。

彼の地スペインでも線路に侵入するのはマズいことで、週末には警備員が見回りをしていて、つかまると高い罰金を取られるらしい。一昨日の土曜日にフロンタレスのアルベルコネスAlberconesで登っている時に、警備員らしい姿を見かけたことはその時の日記に書いた。今回、その線路伝いのアプローチから行くため、土日を外して週明けまで待った。

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(↑パンにレタス・ハム・チーズを乗せて、)

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(↑さらにトマトと目玉焼きを乗せて、)

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(↑ラップで包んで、できあがり!)

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(↑泊まっている宿)

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(↑宿の前にてレンタカーと)

■鉄道線路に侵入

当初、アルベルコネスのある線路脇の広場の奥を進めば、マキノドロモなどのあるエリアへのアプローチにつながると思っていたので、歩いて行ってみたがどうも違うようだ。改めてトポ本の案内図を見ると、キャンプ場の前(下側)を通る道を行くことが分かった。

車に戻って、いったんエルチョロ駅前に戻る。駅前からダム方面に少し下りて、道路が左手にカーブするところでキャンプ場に至る悪い道に入る。この時はこの分岐すぐのところで工事をしていたため、狭い道を迂回させられたが、普段はまっすぐキャンプ場入口方面に行けるはずだ。

右手にあるキャンプ場入口の前を通り過ぎ、トポ本にHuge Bridgeとある上に鉄道の石橋を臨む駐車スペースに車を停める。道中、キャンプ場があるにも関わらず、キャンプ場外の道路脇にキャンピングカーが結構停まっている。

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(↑Huge Bridge)

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(↑峡谷を眺める)

駐車スペースから幅広の砂利道を歩き始める。左手下方に川があり、前方には岩山が聳え立つ。道の右端はコンクリートの通路状になっているので、砂利の上を歩くよりはここを歩いたほうが楽だ。

道が途切れたあたりで、下方に鉄橋GreenBridgeを見下ろすことができる。鉄橋に向かって踏み跡のある斜面を下って行く。柵を回り込んで線路に侵入する。T沢さんが鉄道のレールに耳を付けて、列車が近づいていないか確認する。大丈夫なようだ。

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(↑GreenBridgeが見えてきた)

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(↑ほら、緑色でしょ)

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(↑鉄橋に向かって下って行くT沢さん)

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(↑柵を回り込んで鉄道に侵入する私)

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(↑鉄橋の先はすぐトンネル)

グリーンブリッジを渡った先はすぐにトンネルだ。短いトンネルを3つ抜ける間に迫力ある岩場を眺められる。下には川が流れている。対岸の岩壁もすごい。岸壁の中に、朽ちた水平歩道が残っている。ここらあたりにもルートがあるようで、このいつ崩れるか分からないところを伝ってルートに取り付くらしいが、我々は先を急ぐ。線路伝いにしばらく歩くと再びトンネルが現れそれも抜ける。このトンネルは前のトンネルよりは長い。ヘッドランプが無くても歩けるが、あったほうが良いかも。

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(↑まず3つのトンネルを抜けていく)

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 (↑私)

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 (↑しばらく歩くと、)

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 (↑もう一つトンネルがあるので、これを抜ける)

そのトンネルを抜けると、右手の開けた斜面に廃屋のような建物Small Hutがある。そのさらに上にはマキノドロモなどの岩場が連なる岩壁が見える。この位置からだと、マキノドロモを含む手前の岩壁の連なりと、その後方のもっと高い位置にある岩壁の連なりの両方が見える。マキノドロモなどのエリアは手前側の岩壁なので、この開けた斜面を登って行く。建物に向かうように線路脇に明瞭なアプローチ道がすぐに分かる。

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(↑岩壁が見えてきた。Small Hutも。スカイラインの岩壁は目指すクライミングエリアではなく、)

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 (↑その手前の岩壁が目指すエリア)

廃屋近くでアプローチ道が2つに分かれるので、マキノドロモに行くには上に向かう道を選ぶ。左手水平に分かれる道は下部のエリアに至るらしい。

30分ほど登っていくと、巨大な岩壁が迫ってくる。陽射しが強くて暑い。岩壁の下には、何か所か石を積んだ屋根のない壁がある。クライマーがここで寝泊まりしているようだ。この時も実際泊まっている人がいた。アプローチの長さを考えると下山せずに泊まるほうが楽なのだろう。

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(↑岩場が近づいてくる)

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(↑マキノドロモ。中央右の大凹角から手前が難しいエリア、向こう側が易しいエリア)

■マキノドロモ

トポ本と照らし合わせながらマキノドロモの場所を同定する。壁の際に沿ってしばらく登ったところがマキノドロモのようだ。平日だけれどクライマーが結構いるので、空いているルートを選んで登ることにした。それにしてもどのルートも長い。最低でも30mはあって、それ以上もざらだ。

マキノドロモは8台を中心とした高グレードばかりの左側と7台から6台もある右側に分かれるようだ。我々はもちろん右側のLife is Sweetエリアを選ぶ。人もこちらのほうが多い。

El Chorro / Central Gorge / Makinodromo / Life is Sweet

No.16 「Obama in the Whitehouse」 ☆1 6b+ 5.11a ×

 エリア名にもなっているルート「Life is Sweet」に人が取り付いていたので、まずはこのルートを登ることにした。オバマ米大統領の名前が付いているくらいだから古いルートではないようだ。登ってみると何か所も休めるテラスがあるのだが、ランナウト気味なのが結構イヤだ。終了点直下が少し悪く、ホールドが分からずテンション。

No.12 「Life is Sweet」 Top50 6c 5.11b FL

ルートが空いたので、まずはT沢さんがトライして見事オンサイト。続いて私もフラッシュ。

前の日記にも書いたが、Top50とはトポ本オススメのエルチョロを含む周辺の岩場のベスト50ルートらしい。以後ほかの岩場でも、このオススメルートを選んでよく登った。今回のスペインツアーでは毎日岩場を変えていたので、オンサイトまたは数便以内で登れそうなルートを選んでいた。その点でもこのTop50の記載は、登ると確かに面白いので良い目安となった。

No.16 2RP

先ほど登れなかったオバマ大統領をRP

No.97 「La panda zampabollos(2 7b 5.12b)&Mystic Rhythem(1 6b+ 5.11a) ※暫定6c+/7a 5.11c/d MOS

ラインを間違えて2本のルートをつないでしまったため、暫定的なグレーディングをした。せっかくオンサイトできたし、明らかにイレブンはあるので登ったことにする。

6b+Mystic Rhythemを登るつもりで、すぐ右側のルートに取り付いてしまったのだ。5.11aにしては難し過ぎると思いながらも前半をこなす。このLa panda zampabollosは、後半、上方の大きなコルネ右脇ではなく、もっと右のフェイスを登るみたいだが、気付かずにコルネを登って窪んだ中にある終了点へ。

2本のルートのグレードの間をとって、5.11c/dとしておこう。

El Chorro / Central Gorge / Makinodromo / Lourdes

No.12 「Cous cous」 Top50 8c 5.14b ×

 分不相応にも5.14bのルートに触ってみた。ヌンチャクがかかっていたし、他にトライしている人がいなかったので、記念に触ってみただけ。ルートは左側の高グレードのルートばかりのエリアにある。

各駅停車で4ピン目まで登ったところでやめておく。見たところ核心部はまだまだ上にあるようで、このグレードをトライする人にとっては、ここまではアプローチみたいなものなのだろう。

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(↑5.14bをお触りした記念写真)

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(↑アプローチ部分をテンションしまくりで登る)

この日のクライミングはこの辺で終了する。帰り道としては、本来イレギュラーな線路伝いでなく、トポ本にある山道経由で帰ってみようということになった。遠くの岩尾根を越える山道を歩いて行くはずだ。

しかし、これが大変だった。元々わかりづらい踏み跡程度の道はブッシュ隊の中ですぐに分からなくなり、ほとんどヤブ漕ぎになってしまった。目指す岩尾根ははるか先で、近づいた様子もない。

もしかしたら山道は廃道になっているのではないかということになり、日暮れが迫っているので、マキノドロモに戻って朝来た線路伝いに帰ることにした。1時間以上タイムロスしてしまったけれど、山道を探していては遭難しかねない状況だった。岩場経由で鉄道へと下山し、何とか明るいうちにトンネルを抜けて駐車スペースに帰り着くことができた。さんざん歩いてクタクタだ。 

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(↑山道経由だとあの岩尾根を越えていく?)

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(↑引き返して、鉄道に向かって下山)

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 (↑トンネルの途中にもルートがあるみたい)

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 (↑柵をトラバース)

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 (↑夕景の峡谷)

 宿に帰りつく。今日は線路を歩いたり、ヤブ漕ぎしたりと大冒険の日だった。連日そうなのだが、今日は特に疲れてドロのように眠りについた。

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(↑T沢さんお手製の夕食。いただきます)

 

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