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2013年3月

クライミングジム通い(3月)

○カモシカスポーツでI澤さんと買い出し

2013.3.5()

 高田馬場のカモシカスポーツで決算セールが始まったので行ってきた。I澤さんはこの日仕事が休みということで、

クライミングギア買い出しのためカモシカに行くとのことから、私も日を合わせて行くことにしたのだ。

 I澤さんは、マムートのシングルロープ・インフィニティやクライミングシューズ、ハーネスを買っていた。

 私はマムートのロープ(インフィニティではないけれど)や確保器を買ったのは良いけれど、加えてスノーソーまで買ってしまった。雪洞を掘るのには重宝するけれど、掘る機会なんてあるかなあ。

 あと、ヘルメットもそろそろ新調したいところだし、衣類も少し買い足したいところ。また、買いに行くとするか。

 お店を出て定食チェーン店で食事をしてからI澤さんと解散。

■再びカモシカ、そしてエナジー高田馬場へ

2013.3.6()

 昨日行ったカモシカスポーツに今日も行った。型遅れなどを半額で売っている店舗とは別の所へ。昨日目を付けておいたヘルメットを買った。これまで7年間使ったヘルメットはBDのトレーサーなのだが、あごヒモの長さ調整留め具が壊れていたり、いまいち頭の収まりも悪かった。

 本当は、ペツルのメテオがほしかったのだが、安さにつられて買ったのはマムートのトライポッド2。これも軽量で、頭の収まりも良さそう。

 買い物を終えてから、先週木曜日に続きエナジー高田馬場へ。茶色2級の課題ばかりあれこれトライした。前回やりかけだった130°壁の2つの課題はまたしてもできなかったのだが、R壁で2つ、130°壁の別の2つと計4つの2級課題が登れた。B-PUMPでも2級なんて早々登れないので、今日は良くがんばった。

新たに手を付けてできなかった課題もあるし、壁の色も見やすくなって、馬場エナに行くのも悪くなさそう。

 最後にひとしきりキャンパシングをやる。キャンパといっても、片手ずつ交互に出して登って行くだけなので、今度は両手キャンパができるか試してみようかなあ。

■震災から2周年、B-PUMP荻窪へ

2013.3.11()

 未曾有の震災から2年が経った。地震発生時、私はクライミングをしに沖縄にいたので、東京での地震の揺れを体験していない。あの時のことはこの日記にも書いたけれど、テレビに映し出される津波の映像を見て、本当に起きたことなのか、すぐには現実感が湧かなかったことを覚えている。犠牲になった多くの方々のご冥福を改めてお祈りいたします。合掌。

 さて、週末の八ヶ岳登山で疲れた身体を押して週明けはオギパンへ。2階の一部の壁でホールド替えの作業をしていた。水色2級は登れなかったけれど、白色3級はいくつか登れた。キャンパもやって、腕がよれよれ。

 週末の登山で今日は疲れていたとはいえ、先日の馬場エナでは茶色2級がいくつも登れたことを考えると、パンプのほうが微妙にグレードがカラいのかな?もっとあれこれ登ってみないと単純には比較できないけれど。

■エナジー高田馬場

2013.3.14()

 馬場エナには、これまでカモシカの買い物ついでにしか行かなかったけれど、ここのところ買い物がなくても行っている。壁の色が明るくなってテープの色が見やすくなったし、アキパンのように時間が遅くなるにつれて大混雑することもなさそうだと分かったからだ。混雑しないという点ではオギパンも同じだけど。

 130°壁に前々回からトライしていた茶色2級の課題が2つあったのだが、今日はその2つとも登れた。ムーブが分かったからというのもあるけれど、最近ちょっと筋トレしたので少しは力がついたのかも。

さらにやはり130°壁で水色1級の課題をトライした。張りぼてホールドに右足深キョンしたりするムーブがあるのだが、何度かトライするうちにゴールホールドにタッチするまでに迫れた。が、今日はここで時間切れ。この課題を登るためにまた来ようっと。

 最後にひとしきりキャンパシングをする。これまで片手ずつのキャンパだったのだが、今日は初めて両手同時のキャンパをやってみた。やってみると、これがとまった!4段登って4段下りるというのもできた。一段飛ばしなどはまだ試す気にならないし、キャンパスボードの傾斜や横木の太さにも寄るけれど、キャンパ力がちょっとついたぞ。

1年ぶりにスポーツクラブへ

2013.3.18()

 職場の近くにある某スポーツクラブへ行った。ここに来たのは初回登録をした昨年321日以来、実に1年ぶりだ。バイクをこいだり、マシンで筋トレしたりした。

 体脂肪計があったので計ってもらったところ、体脂肪率は3.0%だった。けっこう少ないほうかも。

体重は、これまでだいたい5960㎏くらいだったのだが、最近筋トレをやったためか61.8㎏に増えていた。ウエスト周りは変わった感じはしないので、腕や肩、背中に少し筋肉が付いて重くなったようだ。前よりも服の肩周りがちょっときつくなったし。クライミングをするうえでは体重増は厳禁だが、筋力でカバーしないと。

体脂肪量は1.9㎏と計測された。適正目標値というのが10.7㎏と表示されていたけれど、そんなに脂肪を背負っていたら登れなくなってしまう。

標準値以上とはいえ、上半身の筋肉量に対して下半身が少なかった。重い荷物を背負っての登山をしていないものだから、足腰の筋肉が相対的に足りないのかも。

■エナジー高田馬場

2013.3.21()

 二子に行った翌日、馬場エナへ。茶色2級は2つほど登れた。水色1級は前回トライしたものは今回も登れず。ほかにも水色課題を触って、筋トレにはなったけれど落とせたものは無し。

 例によって、最後にキャンパシングをした。両手キャンパで4段登って4段下りるというのを何度か繰り返した。ボルダー課題をやるより、手っ取り早く指のトレーニングができるかも。

 帰宅途中に自宅最寄り駅の食品スーパーでTKよーに会う。私が以前所属していた山岳会の会員で、近所に住んでいる同年齢の人物なのだが、何かと忙しくここ数年はなかなか会う機会がない。

 そういえば、前所属の山岳会の人達とはすっかりご無沙汰している。また会う機会があるかなあ。

2ヵ月半ぶりにベースキャンプ

2013.3.26()

 19日以来のベースキャンプ。ボルダリング壁の課題がけっこう変わっていた。

 SNさんに会うのも久しぶりだ。皆であれこれとルートを登る。ああ、疲れた。

○悲報を受けて

2013.3.27()

 とても悲しい知らせを受けた。

本当に可哀そうでならない。

4年前のちょうど今頃もやはり悲しい知らせがあった。

 街では桜が咲く3月のおわり。

 所属する山岳会の例会があって、山行計画の話をした。

 新たに入会する予定の人達も来ていた。

 もちろん彼らはもっと山に登りたくて入ってくるのだ。

 登り続けよう。

「振り返るな」5.13a RP 二子山

2013.3.23()24()

 昨年末からトライしていた「振り返るな」5.13aが登れた。1年前に登った「任侠道」5.12d以来の自己最高グレードの更新で、初めての5.13台だ。

 この間、スペインツアーや八ヶ岳の雪山登山をはさんだりしたが、3月に入ってから核心部分のムーブを修正したことで繋がりだして、この日レッドポイントすることができた。

 昨秋、林道閉鎖により時間切れとなってしまった甲府幕岩の「ア・ラ・ポテト」5.13aで惜しい思いをしたので、今年の目標は「2013年に5.13aを登る」としていた。それが早や3月に実現できて良かった。

 一昨年2月の「おいしいよー」5.12c、昨年3月の「任侠道」、そして今回と、ここ3回のグレード更新はいずれも二子山だ。これは、更新するとなると同じ岩場に何回、何十回と通わないとそうそうできることではないので、その点で二子山は5.1213台のルートが並んでいるので皆で一緒に通いやすい。

3/23()

 この日、午前中は晴れて暖かった。昼ごろから薄曇りになったけれど、コンディションとしては暑過ぎずちょうど良かった。午後の遅い時間には再び晴れ間が出てきて、過ごしやすい一日となった。

弓状でH野さん、MぽりんさんとアップをしているとH本さんもやって来た。H本さんにビレイをお願いして「振り返るな」にトライすることにした。

先週末、春分の日とトライしてRPできそうな仕上がりになってきたし、明日の天気はいまいちとの予報だから、今日が狙いどころだ。

○「振り返るな」5.13a(通算35便目) ×

 この日1便目。時刻は10時過ぎ。(リングボルトの1ピン目を含む)6ピン目までのアプローチ部分では、4ピン目付近および56ピン目間のコルネの2箇所だけでレストする。そのほかのところでは、ガバホールドがあってもゆっくりしていると返って手指がヨレてくるからだ。

 右トラバース部分で、先日欠けたフットホールドに右足を乗せ、左手2本指アンダーポケット、右手2回デッド。足位置を替えて、左足を欠損ホールドに乗せてから左手薄ピンチ取り。それから右足をかかりのよいヒールフックに上げるも、足がいまいち上がりきらず、その間に保持した右手指が開いてきてフォールしてしまった。

 フットホールドが欠損したことで10㎝くらい位置が下がり、私は左足をその位置に置いた状態で右足をヒールフックにするものだから、これまでよりも右足を余計に上げなければならなかったのだ。

 それと、右手指が保持しきれずに開いてしまったのだが、次便以降はしっかり保持できたことを考えると、負荷の軽いアップだけでは、まだ手指ができあがっていなかったようだ。この便で前腕が一度張ったことで、ようやく手指のアップができた感じだ。この1テン後、トップアウト。

 ビレイしてくれたH本さんは、先日「ババージュ」5.12dを登って、今度は「サバージュ」5.13aにトライしているので、そのまま二段岩壁に残って私がビレイする。

○「振り返るな」5.13a(通算36便目) ×

 IK田さんやO野さん達のトライを経て一順し、昼ごろに2便目を出す。右トラバースから、右足ヒールフックをきめ、左手で頭上コルネを付け根を取る。付け根右方にある穴ホールドをピンチするように右手で取る。さらに左手をコルネ中間に出すもこれを取り損ねフォール。

 先日春分の日のトライでもこの位置からフォールしたけれど、ロープが伸びきって止まると、ババージュの白いコルネが目の前にあった。8ピン目のクリップを飛ばしているので、ここまで大フォールするのだ。でも2度目となると慣れて怖くない。むしろコルネを取り損ねたことでフォールしながら、くっそお~!と叫んでいた。

 壁から離れてしまい、ビレイヤー側のロープに手が届かない。ポンピングして登り返すと腕が終わってしまうので、そのまま下に下ろしてもらう。

 このあと、IK田さんが見事RPIK田さんはコルネ付け根をクロス気味に右手で取るムーブで、この際に身体が振られてフォールしていたのだが、このトライではそれに耐え登り切った。おめでとうございます。

○「振り返るな」5.13a(通算37便目) RP

 3便目。前便ではフォール後そのまま下りたのでそれほど疲れていない。完全に覚えたムーブで登っていき、右トラバースも無難にこなす。コルネ付け根を取って身体を引き寄せるところもできて、コルネてっぺんをラップしたところで思わず声が出る。落ち着いて9ピン目にクリップ。そして終了点へ。レッドポイントできた。やった~。

 この便ではあまり必死になって登ったという感じがなく、余裕を残して完登できた印象だ。登れる時というのは得てしてこういうものだ。だから、ムーブのことはもう細々とは書かない。

自分自身初めての5.13aとなった。その「振り返るな」は二段岩壁の上部にあって、下からの見栄えという点では申し分なくかっこいいルートだ。そのルートが初5.13aとなったのは良かった。

 この日ビレイしてくれたH本さん、ありがとうございます。これまで何度も二段岩壁に上がってビレイしてくれたI澤さんやT橋さんもありがとうございました。

 さて、一つの仕事をやり遂げた気分に浸っていたのだが、H本さんがワークアウトであっさり登ったモダンラブ512aを私もやってみることにしてみたのだが、ここでテンションしまくり。弓状にある5.12aはほぼ登り尽くしてしまったのだが、こういうのをサクッとリピートできるくらいでないといけないと痛感。

 最後にホテル二子5.11cを登っておしまい。これなら登れる。

明日はI澤さんが来ることになっているので、今夜は小鹿野に残ることにした。須崎旅館でお風呂に入り、スーパーやおよしで買い出し、ようかみ食堂で五目ラーメン700円を食べてから、某所で車中泊する。車内でサントリーのプレミアムモルツを飲む。いちおう完登祝いしないと。

700

3/24()

 起きてみると外は雨が降ったようだ。一時的に止んでいるみたいだが、朝I澤さんと待ち合わせ二子に向かっていくと、ガスに包まれるようになって、弱い雨も降っている。

 この日は冬に戻ったような気温で、午前中は3℃、午後上がっても4℃くらいだったはずだ。陽射しがないので体感気温はすごく寒く感じる。濃霧のため「振り返るな」などルートの上部は登っている姿がぼやけて見えるくらいだ。

 I澤さんは、先日背中を痛めてしまったそうで、今日も本調子ではない様子。先に来ていたJINさんと3人でアップをするも、I澤さんは辛そうだ。結局この日、無理すると背中を悪化させかねないということで、このアップだけで止めておいた。早く治りますように。

 JINさんが「振り返るな」にトライするため私はビレイで二段に上がる合い間に、まだRPできていない「穴のムジナ」5.12cをやることにした。

 昨日、振り返るなが登れたけれど、では次にどれを登るかなんてまったく考えてなかったし、引き続き5.13aに手を出す気分にはまだないので、前に何度かトライしたままになっている穴ムジをやることにしたわけ。

○「穴のムジナ」5.12c(通算57便目) ×

 以前のトライでは、第一核心と言われる遠いフレークを左手ガストンで取りにいくのは何とかできていた。今回もキョンする足位置をあれこれ試してようやく思い出して、どうにかできるようになった。

 しかし、第二核心と言われる、どこに足を置いたら良いものか分からないパートで、小さなホールドを左手ガストンで保持しきれないし、足位置が分からなくて上部のガバに手が出ないしで、今回もここがまるでできず。

 第三核心というのもあるらしいけれど、トップアウトするどころではなかった。何だか「振り返るな」よりも大変なのではないか?うーむ、穴ムジのトライを続けるべきかどうか考えてしまうなあ。

 この日、MYKさんも振り返るなを見事RP。順番待ちになっていたこのルートが空いてきた。

 私は最後にホテル二子を2回登って終了とした。とにかく寒いので、暗くなるまで登り込むという気分ではなかった。I澤さんと別れたあと、秩父にある定食屋「悦楽苑」でみそラーメン600円を食す。相変わらずモヤシが山のように盛られている。満腹だ。

600

 こうして、2日間の二子山クライミングを終了。「振り返るな」5.13aが登れて本当に良かった。

春分の日の二子山

2013.3.20()

 春分の日、日帰りで二子山へ。曇り空だったのが、二子山に向かう林道はさらにガスに覆われて、着いた駐車場は肌寒いくらい。今日は陽射しが望めなさそうだ。この日の気温は、11.5℃を上回らなかったはずだ。真冬に比べればはるかに暖かいけれど、陽射しが無いし、一度暖かさに慣れた身体には寒く感じる。

 I澤さんは先週以来、体調不良のため今日も二子に来られず。T橋さんと弓状エリアへ行くと、いつもの面々がすでにアップを始めていた。我々も二段下部の無名ルートやワーカホリックを登る。

 「振り返るな」のトライも30便を越えた。この日、振り返るなをトライした人は私を含め5人。各人のトライを見ていると、JINさんやMYKさんはもうレッドポイント目前だ。そういう私も先の週末に核心部のムーブを修正して1テンに持ち込めたことで、俄然RPの意欲が出てきた。これまでのムーブ探りからRPトライに確実に切り替えた。

☆「振り返るな」のくちびるホールド欠損

さて、ここでホールドが欠損したことをきちんと報告しておかないと。この日その場にいた人達は見ていて知っているけれど、いなかった人は伝え聞かない限りは登ってみるまで分からないし。

欠けたのは、クリップできない8ピン目から右トラバースで使う、(通称?)くちびるホールド。あのフットホールドが無くなったら登れないではないか!?という声が聞こえてきそうなので、詳細は以下に書いておく。

○「振り返るな」5.13a(通算3234便目) ×

 1便目。曇っているので岩が温まらずまだちょっと冷たい。アプローチといえる(リングボルトの1ピン目を含む)6ピン目までは、ぐいぐいと登って行く。6ピン目までは、先の週末よりもさらに楽に行けるようになった。

ガバの多いこの長い区間で、時間をかけて登っていると返って指がヨレてしまうので、じっくりレストするのは基本的に2か所だけに決めた。最初は4ピン目付近でステミング気味に立てるところ。つぎは56ピン目間のコルネを右脇下に抱えるところ。

ここのところちょっと筋トレしたおかげか、ぐいぐいと身体が上げられ、これまで中継で使っていたホールドも省略できるようになった。

7ピン目にクリップしガバを伝ってから右へのトラバース。左手アンダー2本指ポケットが取れ、右手を1手、2手と右に出せた。さらに左手を薄いピンチに出せた。ここから右足をかかりの良いヒールフックにするのだがここでフォール。しかし、先の週末よりさらに手数を伸ばすことができた。ちょんぼして8ピン目にクリップして、1テンでトップアウト。

 2便目。この時に件のホールドが欠けた。アプローチをこなし右トラバースへ。左手アンダーポケットから右手を1手、1手と出す際に、踏み替えて左足で乗っていたくちびるホールドが欠けたらしい。らしいというのは、登っていた私はホールドが欠け落ちてもフォールすることなく、その瞬間は何が起きたのか分からなかったからだ。しかし、下にいる人達から石が落ちてきた~とかいう声が聞こえてきて、足元を見てみると見慣れない茶色い部分がちらりと見えた。

それがくちびるホールドだったというのはその時は分からなかったので、そのまま左手薄ピンチを出し、さらに右足ヒールフックからコルネ付け根の左手取り、さらにその右側の穴ホールドを右手でピンチするというところまで一気に進めた。が、ここでフォール。これまでの最高到達点で、もちろん8ピン目はクリップしていないので、このルートのトライで最もフォールした。うーむ、滞空時間が長い。

 ゴボウで登り返すのも大変だ。7ピン目にセルフビレイを取って、どこが欠けたのか見てみると、確かにくちびるホールドがあったところがぱっくりと剥落している。足を乗せていた箇所を上端に10cm四方くらいの面積で剥がれており、剥がれた跡は茶色く現れている。

 くちびる部分は無くなってしまったけれど、剥落箇所の下端が奥行5㎜ほど、横幅8㎝くらいで新たにフットホールドにできそうな形状でできていた。

 つまり、位置は10㎝ほど下になったけれど、足が乗せられるスタンスはある。触ってみると茶色い部分はぽろぽろと土のように取れてしまうし、欠損したばかりなので新たにできたフットホールドも安定しているかどうか分からない。

 このフットホールドを確かめないまま下りてしまうのはちょっと無責任なので、これを使って右トラバースを試みる。すると、普通にトラバースできたので、とりあえず使えることが分かった。

 ただし、剥落箇所の側面をよく見ていると隙間があるようなので、剥がれそうな箇所はまだあるのかもしれない。ホールドの穴から水が浸入したりして、外壁のタイルのように剥がれやすいのかも。

 なによりも、これまで何百回と人間が体重を乗せているわけだから、今回のホールド欠損は不可抗力ということでご理解を。

さて、気になるのは5.13aというグレードが変わってしまうかどうかだけれど、この新たなホールドがある限りは少なくともグレードが上がるということはない。この日、ほかの人達もフットホールドとして普通に使えていたようなので。

また、これだけをもってグレードが下がるというのもないかなと。位置が低くなって、くちびる形状ではなくなったことで普通に上から足を乗せられるようになったので、個人的には新しいホールドのほうが若干使いやすくなったけれど、慣れてきた右トラバースのムーブが俄然やり易くなったわけではないし。ということで釈明はこれでおしまい。

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(↑欠損したホールド。H本さんが見つけた)

 3便目。右トラバースをこなして右足をヒールフックしたいところでもたついてしまい、ここでフォール。この1テンでトップアウト。

 ホールドが欠けるという思わぬ出来事もあったけれど、1便目と3便目で1テンとなり、RPをずっと意識するようになった。ムーブはほぼ固まっているのだから、あとは核心部分を以下に確実にこなせるかが勝負だ。

 T橋さんは引き続き「火の鳥」5.12aにトライ。中間部のムーブが解決できつつある様子。私も最後に火の鳥をテンション混じりで登って、本日は終了。またがんばらないと~。

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(↑欠けたホールドにJINさんが書いた)

ぽかぽか陽気の二子山

2013.3.16(土)~17(日)
 2週間ごとに二子山に行くたびに、季節が春に向かっているのが分かる。特にこの週末は、積雪のためずっと普通だった坂本側からの林道もすっかり雪が融けて通行できるようになっていたし、2日間ともぽかぽか陽気で、厚着だと暑いくらいだった。しかし、下界ほどではないとはいえ花粉シーズン真っ盛りなのはちょっとツラい。

■3/16(土)
 I澤さんが体調不良のため参加できなくなり、T橋さんと二人で二子山へ。土曜日朝、東飯能駅でT橋さんを乗せて、花粉の舞う国道299号線を走り小鹿野町へ。1月の大雪の際の二子からの脱出劇はこの日記にも書いたけれど、それ以来坂本側からは積雪のため林道が不通になっていた。ところが、T橋さんによると先週には通行できるくらいに雪が減っていたという。トンネルを抜けると、日陰に少し雪が残っている程度で、走行にはまったく問題なし。ここのところの暖かさで一気に融解が進んでいるようだ。

 寒さが厳しかったころは、先に陽が当り始める祠エリアでアップをしてから弓状に移動していたものだが、ここまで暖かければ最初から弓状に行って、トライ中のルートに早めに順番を入れておきたい。
 二段岩壁下部の無名ルートや悪魔のエチュードでアップしてから、「振り返るな」をトライするため二段岩壁へ。この日、振り返るなをトライしていた人は、私を含め4人。

○「振り返るな」5.13a(通算26~28便目) ×
 この日は3便出して、(リングボルトを含む)8ピン目、9ピン目はちょんぼしてクリップして、いずれもトップアウトしておいた。
 この日のトライでは、一連の核心部(左手アンダー穴から右トラバース、直上してコルネ付け根取り~天辺取りまで)の後半となるコルネを取るところのムーブを改善できたのが成果といえば成果。
 右足をばち効きヒールフックしてから、左足の位置を少し上げると頭上のコルネの付け根に手が届く。
 他の人のトライを見ていると、この付け根をクロス気味に右手で取りに行く人が多いようだが、私は左手で取るようにしている。そのほうが楽なのだが、その後右手をどこに寄せるかで苦労してして、コルネを伝っていくところまで持ち込めていなかった。付け根の右側あたりをよく探ってみると、4本指のほかに親指が入る穴があり、右手でそれをピンチで持てることが分かった。これまでの悪いホールドに比べたら格段に保持しやすい。
 この体勢から右足のヒールフックをトゥフックに変えつつ身体を少しあげて、左手でコルネ中間をキャッチ。身体をコルネに引きつけておいて、右足を浅いヒールフックに当て直し、右手でコルネの天辺をキャッチする。
 まだまだ安定感に欠けるが、これまでほとんどできなかったコルネ部分のムーブが解決できた感じだ。

 この日は、気温は少なくとも17℃くらいまでは上がった。トライの合間に昼寝をしたけれど、ダウンを着ていると暑いくらいだった。T橋さんは「火の鳥」5.12aにトライ中。私はワークアウトに「ホテル二子」5.11cを登って、さらに悪魔をもう一度登り、そのままクライムダウンしながらヌンチャクを回収した。

 須崎旅館でお風呂に入り、スーパーやおよしで買い出し、ようかみ食堂でラーメンを食べてから、下吉田キャンプ場へ。寒さの厳しい冬は、キャンプ場の部屋に入るなりすぐにストーブを点けて暖をとったものだが、今はもうそれほど寒くない。今シーズンはスペインや雪山に行ったりして、毎週のようには二子に通わなかったけれど、私自身3シーズン目となる二子の越冬を終えた気分だ。

■3/17(日)
 7時半過ぎに駐車場に着くと、一番乗りだった。誰もいない弓状へ。ワーカホリックと無名ルートでアップしていると、日蔭だった弓状にも陽が当たりだした。
 まだ10時前だけれど、振り返るなに1便目を出すことにした。この日、振り返るなにトライした人は5人。

○「振り返るな」5.13a(通算29~31便目) ×
 1便目。岩がまだ冷たいと思って焼き石を持って取付に上がるも、いつも使っていた石にガスバーナーの火にかけたら、石がぼろぼろと割れてしまった。仕方ないので、気休めに破片を温めてチョークバッグに入れる。
 7ピン目にクリップしてガバを伝い、右トラバースに入る左手アンダー穴取りができずにテンション。予想通りだが、やはりここが苦手だ。ちょんぼして8ピン目にクリップ。しばらくレストしてから、テンションしたところからやり直す。右トラバースから直上し、コルネ付け根を取りそのまま天辺を取って、9ピン目にクリップ。8ピン目ではちょんぼしたけれど、初めて下からコルネをこなして9ピン目に自力でクリップできた。1テンでトップアウトできたのも最少回数だ。

 昼過ぎに2便目。このトライでは2テンしまう。二子2日目でさすがに疲れがたまってきたかな。5~6ピン目間では、右脇下にコルネを抱えるようにしてちょっとレストを試してみる。振り返るなのアプローチ部分とも言える6ピン目まででヨレるわけにはいかないので、レストできるところでは極力レストしたいのだが、余裕でレストできるようなところがないのがツラいところ。

 3便目。この週末最後の便ですでにヨレヨレなのだが、いつも落ちている左手アンダーポケットが取れて、右手を1手デッド。取れた。さらに右手をもう1手出す。それも取れたけれど、もう保持していられずフォール。でも、これまでで一番手数を続けられた。これまでは左手アンダーポケットから先には進めなかったから。その先も少し試したけれどヨレヨレだったのでトップアウトせずに下りる。

 T橋さんは、引き続き「火の鳥」にトライ中。私は最後に前日と同様、ワークアウトにホテル二子を登って終了。東飯能駅にT橋さんを送って解散。
今回のトライでは、核心部のコルネ部分のムーブを改善できたし、アンダーポケットから先へも手数を伸ばせたし、少しだけれど前進できたのは良かった。

八ヶ岳・天狗尾根 積雪期登山

2013.3.8()夜~10()

 所属山岳会の人達と八ヶ岳の天狗尾根を登ってきた。このところの春の陽気を感じる暖かさが続く中で八ヶ岳に向かったのだが、その八ヶ岳でもそれほど寒い思いもせず登山ができた。けれど、天狗尾根を登り終えてからシャリバテでヘロヘロになってしまったのは今回の反省点。

 今回の山行は、会に入会して1年未満くらいの人たちに雪山登山の体験をしてもらうという企画の一つだ。1月には赤岳鉱泉から行者小屋を経て赤岳に登る山行がありそれにも参加した。

 今回も10数人と人数が多いので、私を含む天狗尾根のパーティー(A)と真教寺尾根P(B)、杣添尾根(C)3つに分かれて登ることになった。

 私個人としては天狗尾根を7年前の10月に登ったことがあるが、積雪期に登るのは今回が初めてだ。

○前夜発

 前夜発ということで、金曜日夜のうちに八ヶ岳の近くまで行って泊まることにする。

参加者は3班計14人だけれど、車を出せるのはMZ谷さんと私の2台だけなので、車に乗りきれない人は電車で向かうことになった。

荷物の受け渡しなどもあり韮崎駅に寄ったあと、A班とB班の計9人は「道の駅南きよさと」に移動してテント泊。C班は某駅で仮眠するらしい。

道の駅に着いた我々は、深夜1時に就寝。起床は4時半としたので、3時間ちょっとしか寝られないけれど、明日の行程を考えるとゆっくり寝ているわけにもいかない。

9()

○出合小屋へ

 4時半に起床。荷物をまとめて、車で美し森の駐車場に移動する。天狗尾根に向かうA班と真教寺尾根に向かうB班に別れて、610分頃それぞれ歩き出す。

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 A班は5名。MZ谷さんをリーダーに、MY田さん、NG野さん、N島さんと私。しばらく川俣川左岸にある雪の残る林道を歩いていく。堰堤をいくつか越えるようになると川床を進むようになる。トレースがあるのでそれを辿って行けば良いのだが、そのトレースの中でも踏まれて固くなっているところはほんの狭い幅だけのようで、それをわずかでも外すとズボリと足が沈んでしまう。これが続くと結構疲れる。N島さんは何度も雪に足がはまっていて大変そう。けっこう体力を消耗するはずだ。

 8時半頃に出合小屋に到着。高根山岳会という地元山岳会によって管理されている小屋だ。7年前に来た時にもここを利用させてもらった。

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 当初の予定では、このまま天狗尾根を登って、主稜線をツルネ側に行ったところにあるキレット小屋でテント泊して、翌日、真教寺尾根を下る計画だった。

しかし、N島さんの体調が思わしくないため、N島さんは出合小屋で待ってもらうことにして、残った4人で天狗尾根を登ってその日のうちにツルネ東稜から出合小屋に下山してくることにした。

 そのため、寝袋などの不要な装備は全て小屋にデポしていくことにしたので、背中の荷物は大幅に軽くなった。結果的にこれが良かった。泊まりの装備を全部背負って天狗尾根を登るというのは相当に大変なことになっていただろう。

○天狗尾根

 N島さんは小屋の中で寝袋に包まって休むことにして、天狗尾根に向けて9時過ぎに4人で出発。トレースを辿って少し行くと赤岳沢への出合だ。そのまま行くとツルネ方面に行ってしまいそうになる。赤岳沢へのトレースはうっすらと残るものの、少なくとも今日は先行者はいない様子。

 赤岳沢をしばらく詰めてから天狗尾根に取り付くとは分かっていたものの、10分ほどで尾根に向けて上がっていくトレースを登って行く。今更戻って沢を詰めても面倒なので、このまま尾根を上がって行くことにした。だんだんと雪が深くなってくるので、小屋から先頭を歩いていた私はラッセルを替わってもらう。

 斜度があるせいか、ラッセルもヒザより高く感じる。途中でハーネスとアイゼンを装着する。あらかじめ決めておいた周波数でB班と無線交信して、こちらの班の状況を伝える。当初はA班も真教寺尾根を下降する計画だったので、いずれB班と合流するはずだったのだが、ツルネ東稜から下降するので、それがなくなったことを伝えておかないといけないし。MZ谷さんも無線機を持っているが、私も持っている。もちろんきちんと無線局の登録をしている。

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そうやって少しずつ高度を稼いでいき、樹林帯を抜けて、大小二つの岩塔が立つカニのハサミに着いたのは12時半頃。3名は左から巻いたけれど、私はハサミの間を抜けて向こう側へ。Ⅲ級あるかどうかの易しい岩登りなので、せっかくだから真ん中を抜けたほうが良い。

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 第一岩峰に着く。7年前にもこの岩峰のどこかに取り付いて登ったはずだ。岩峰の左側にトラバースするように踏み跡が続いているのでそれを辿って行くと、踏み跡が切れ落ちたところに行き当たったので、右上に見える岩斜面を登ることにした。トラバース中、どこからでも登れそうに見えたけれど、いずれにしても岩を登って上部に抜けないといけないのだ。木のある小テラス状の場所なら待機できるので、そこでロープを出して私がリードすることにした。岩にはほとんど雪が付いておらず寒くもないのでグローブを外して素手になる。焼き石で登る冬の二子と比べたら岩はぽかぽかだ。

 どこでも登れそうなのだが後続のことも考えて、なるべく段差状の易しいラインを求めて登っていったので、多少じぐざぐしてしまったけれど、50m近く登ったところで太い木で支点をとる。もう1本のロープを連結して、3人が間隔を保ちつつフォローで登ってきた。

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 ここからは再び踏み跡がある。おそらくもっと手前から岩を登ってこの上部の踏み跡に出るのだろう。踏み跡から第一岩峰を回り込むとその向こうに新たな岩峰が現れた。第二岩峰のはずだ。第二岩峰を右から巻くように行くとその背後にもう一つ岩峰が現れる。これが大天狗だ。14時半頃。大天狗は右から巻けるけれど、直登もできるらしい。MZ谷さんとMY田さんは右の巻き道へ。念のためロープを持って行く。私とNG野さんは直登ラインへ。

○大天狗

 左上に緩い斜面を登って行くと、ハーケンとスリングのビレイ支点があった。そこでNG野さんにビレイしてもらい、私がリードする。岩場を登って行くと、凹角状の数メートルほどのちょっと立った岩がある。取り付いてみるとガバがたくさんあり、ぐいぐい登って行ける。せいぜいⅢ級程度。

そこを越えると大天狗の反対側が望める。小天狗の岩塔も見える。下を見ると数メートル下に踏み跡がある。それを辿れば小天狗への鞍部に下りられるようだが、その踏み跡までクライムダウンするのがちょっと危なそうだ。大天狗の上をそのまま辿るとハーケン3枚にロープが結ばれた懸垂支点があったので、ここでフォローをビレイ。この時、真教寺尾根を登っているB班が我々を写真に撮ってくれていたらしい。

支点にロープを架けて懸垂下降する。50mロープ折り返しで、25mでぎりぎり緩い斜面に降り付く。最初からクライムダウンするのはさすがにちょっと危ないだろう。

大天狗を巻いたMZ谷さんとMY田さんが鞍部で待っているところに合流。向かいの真教寺尾根にはB班がいるはずで、それらしい人影もあった。

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(↑左が大天狗。ピークにいる人影は私らしい。真教寺尾根のB班撮影)

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(↑小天狗との鞍部にいるMZ谷さんとMY田さん)

○ツネル東稜

日暮れを考えるとあまりのんびりとしていられない。小天狗を巻いて最後のひと登りをすると主稜線の登山道に出た。赤岳から権現岳に向かう登山道だ。赤岳の山頂を往復している時間も体力的余裕もないので、ツルネに向かって下って行く。

今回、私の行動食は菓子パンとチョコレートで、休憩のときに食べていたのだが、このチョコレートが良くなかった。板チョコをばりばりとかじっていたのだが、お腹が気持ち悪くなってしまったのだ。

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ツルネに向かう途中から気持ち悪さが増してきて、空腹になっているはずなのに食べる気になれなかった。ほかにもパワーバーやカーボショッツまで持っていたというのに、胃がムカついて口にする気になれなかった。そのため、エネルギーが切れたように身体に力が入らなくなってきた。だんだんと夕暮れが迫る稜線は風があって寒い。MZ谷さんやMY田さんが心配してくれているのが分かり申し訳ない。フラつく感じでゆっくりと歩いていく。

水分摂取も足りていなかったのだと思う。500mlのテルモスは持っていたのだが、プラティパスに入れた水は小屋に置いてきてしまったのだ。

 キレット小屋近くで休憩した際に、MY田さんにロープを持ってもらった。すみません。ひと登りでツルネの山頂に着く。そこからは東稜を下って行けば良いだけだ。樹林帯の中に入って行くと風も遮られる。暗くなっていく中、東稜を下りていく。ここは登山者が入っているようで、トレースがしっかりある。やがてヘッドランプを点ける。バテバテの私は頻繁に休みながら下って行く。MZ谷さんによると、ハンガーノックという状態らしい。要は車でいえばガス欠だ。山用語ならシャリバテか。テルモスのお湯が尽きてしまったので、MY田さんの水を分けてもらう。

 急だった下り道もやがて緩やかになると、平坦なところを延々と歩くようになる。真っ暗なので先の様子が分からないが、ずっと先を歩くNG野さんの灯りが見えるので、出合小屋はまだ先なのだう。

○出合小屋

そうして19時頃にようやく小屋に着いた。近くには数張りのテントがある。我々が帰るのを小屋の中で待っていたN島さんは調子がだいぶ回復したらしい。といっても、到着した時の私はそれどころではなく、小屋の板張りの上に横たわると、再び起き上がる気になれなかった。MZ谷さんが外でテントを張っているようだ。N島さんが沸かしてくれた飲み物を少しずつ飲む。温かい。水分を摂ると少し回復してきた。小屋の中には数名の登山者がすでに休んでいた。

夕食はテントの中で取ることにした。起き上がるくらいに回復した私もテントに移動する。夕食の担当はMY田さんで、通称MY田鍋というのが美味しいと聞いていたので楽しみだ。

どっさりと鍋の具が袋から出てくる。すごい。ネギやシイタケなどはカットされてるし、豚バラ肉は下茹でまで済ませてあるという。そのままでは煮崩れするからと、お餅を油揚げに入れる。生ニンニクもスライスして加える。最後は雑炊でしめる。準備が大変だったろう。おかわりごとに次々と異なる具の鍋を食べて、バテバテだった私もすっかり回復できた。MY田さん、ありがとうございます。

満腹になってお酒も飲んで、一日頑張って歩いて疲れたので寝袋に包まって寝る。

10()

 6時に起床。今日は美し森に下りるだけなので気楽だ。NG野さんが用意した朝食はうどん。小屋の中で食べてから、出発の支度を済ませる。行きではずぼずぼと雪にハマっていたので、帰りはワカンを付けることにした。トレースを辿って美し森へ。振り返ると山の上はまっ黒な雲に覆われている。昨日のうちに山から降りてきて正解だった。

 真教寺尾根から下りてくるB班はもう下山しているらしい。美し森の駐車場に帰着した我々は、車でサンメドウズスキー場へ。スキーかあ。7年くらい前まではちょこちょこスキー場に行っていたけれど、今のように登山やクライミングに行くようになって、すっかりスキーからは遠ざかってしまった。

下山していたB班の人達を車2台に乗せて、甲斐大泉にある温泉施設へ。お風呂に入ってさっぱり。2台の車はここで解散。

地図を見て、近くに中村農場という鶏肉や卵を使った料理が美味しいお店に行くことにした。このお店は昨夏、T沢さんに連れられてきたことがあるのだが、濃厚な卵が美味しかったことを覚えている。前回食べた親子丼を今回も食べる。

まだ午後も早い時間なので中央道も渋滞無しで走れた。皆を駅や自宅まで送ってから帰宅。今回、シャリバテしてしまったけれど、無雪期に続き、積雪期の天狗尾根も登ることができて良かった。

早や3月、二子山で過ごす

2013.3.2()3()

 この週末は先々週以来の二子山へ。スペインから帰ったあとだったので、すっかり温暖なところでのクライミングに慣れた身体には、先々週の二子の寒さは堪えたものだ。今回は少しは春らしい暖かさを期待したいものだ。でも、一方で花粉が飛び始めるという悩ましい季節でもある。

3/2()

 東飯能駅でT橋さんを乗せて、小鹿野市内でI澤さんと待ち合わせ、私の車1台で二子山に向かう。坂本側の林道は積雪のため相変わらず不通らしいので、合角ダム側から行く。気温はこの時点でプラスの気温。少し前まで氷点下だったことを思うと、やっぱり暖かくなってきているのだ。陽も長くなってるし。

 合角ダム側からの林道は、まだ雪が残っているところが多く、圧雪されて氷になっている。滑りそうなので慎重に運転する。

まずは祠エリアへ。晴れているけれど風があっていささか寒い。「鬼が島」5.11c2回登ってアップとする。

 弓状エリアに行くと、それほど人が多くない。結局この日、「振り返るな」5.13aをトライしたのはO野さんと私の2人だけだったし。翌日曜日は一転して混雑したけれど。

○「振り返るな」5.13a(通算2324便目) ×

 1便目。スペインでビールを飲み過ぎたせいか、先々週のトライでは(リングボルトを含む)6ピン目までのアプローチ部分ですでにテンションしてしまうという始末で散々の結果だった。ビレイのためにわざわざ二段岩壁まで上がってきてもらうI澤さんやT橋さんに申し訳ない内容だった。

 反省して、この2週間ジムに行ったり筋トレしたりと、せめてスペインツアー前の状態まで身体を戻そうとちょっと頑張ったので、この日の1便目はさすがにアプローチでテンションせずに済んだ。しかし7ピン目のクリップをしたところで、身体が急激にヨレてテンション。8ピン目にちょんぼしてクリップ。

 テンション後、右手ガバを伝い左手2本指アンダーから右トラバース、さらに直上して頭上のコルネに接近したところで2度目のテンションと意外と進めた。筋トレの成果が出たかどうか、右トラバースが以前よりも少しやりやすくなった。リーチいっぱい伸びあがって9ピン目にちょんぼしてクリップ。

 頭上コルネの下の付け根を左手で取り、右手を寄せて、左手でコルネの中間をピンチ、右手でコルネの天辺を取ってトップアウト。

 ロープではちょんぼしまくりで、テンションしてぶつ切りのムーブとはいえ、ムーブをつないで初めてトップアウトできた。コルネの付け根を左手で取ったけれど、右手で取りに行く人も多いらしい。このあたりのムーブが悪く厳しいけれど、まるっきりできない箇所が無くなったのは良かった。

 2便目。6ピン目クリップ後、ガバを伝って直上、左手2本指アンダーを取りに行くところで身体が引き付けられず落ちる。アプローチ部分をいかに疲れずに登り切り、核心の後半部に入って行くかがポイントの一つなんだろうなあ。要は力不足だ。トップアウトせずに下りる。

 この日、1月からトライを始めたという「蛇の道は蛇」5.12aT橋さんが見事レッドポイント。I澤さんは引き続き「おいしいよー」5.12cにトライ中。

 最後に「ホテル二子」5.11cを登ってワークアウト。アップの鬼が島2便、トライ中の振り返るな2便、ホテル二子1便と登って、身体はヨレヨレ。疲れた。

 この日の弓状の気温は、見ていた限りでは6.5℃まであがったようだ。陽射しが暖かいので、寝不足気味だった私は昼寝をしたけれど、風がちょっと冷たかった。夕方は急激に気温が下がってきてもっと寒かった。

 陽が伸びてきて下山も少しずつ遅くなる。ヤオヨシで買い出ししてから、須崎旅館であまりのんびりせずお風呂に浸かり、カフェまいんで夕食を済ませると、今夜の寝床下吉田キャンプ場へ。二子クライマーも土日泊りがけで訪れる人は最近は少ないようで、建物棟の部屋が埋まっているという感じではない。ビールを飲むととろとろと眠くなってくる。

3/3()

 7時過ぎにはキャンプ場を出て、コンビニ弁当で朝食を済ませる。今日は二子の往復はI澤さんに運転してもらった。雪道の運転に慣れたI澤さんは、初めて運転する私の車でも凍結した林道を難なく走って行く。

 前日と同じくまずは祠エリアへ。ごんべえ5.11aと鬼が島を登ってアップ。

弓状に移動すると、前日と一転混雑している。振り返るなの順番が回ってくるのをしばらく待つ。

○「振り返るな」5.13a(通算25便目) ×

 前日の疲れが尾を引いていて、7ピン目をクリップしたところでテンション。核心部分のムーブを練習するが、身体が疲れているのでキレが悪い。昨日耐えられたコルネ取りも手が出せない。疲れが残っていてはやはり核心はこなせないのだ。この日の振り返るなのトライは1便だけにして、あとは他のルートを筋トレ代わりに登ることにしよう。

 前日、蛇の道は蛇を登ったT橋さんが「火の鳥」5.12aをトライし始めたので、私も2年前に既にRPしたこのルートをやる。

1便目は、忘れたムーブを思い出すのも兼ねて、テンションしまくりちょんぼしまくりで登っていく。中盤の左上の穴取り手のひらが痛い。ニーバーできる大穴から先の終了点までのムーブは、当時のことを思い出しながら何度かトライしてやっとできた。

 2便目はテンション数を減らしてトップアウト。でも涸れ沢を吹き上げてくる風が当って、火の鳥のあるあたりは寒い。

 最後に3人で「猿の腰かけ」5.10cを登っておしまい。陽が山の端に隠れると急激に気温が下がる。寒い。帰りの林道もI澤さんが運転してくれた。I澤さんと解散後、ヤオヨシで野菜をたくさん買ってから、東飯能駅までT橋さんを送る。この野菜を1週間かけて食べるのだ。

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