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鳳来4回目(「たぶんだいじょうぶでショウ」5.12b RP、「FIRST」5.12a RP、「ホフマン教授」5.12a RP)

2013.5.3()6()

 鳳来には昨秋3回計9日間訪れた。

今回、ゴールデンウィーク後半4日間を使って約半年ぶりにT沢さんと鳳来を再訪した。

 3日間を鬼石で過ごし、4日目はガンコ岩に行った。

5/3()

 未明にT沢さんが私の家に来て、私の車に乗り換え東名道へ。新東名道~三遠南信道経由で乳岩駐車場に着いたのは620分頃。

 駐車場はまだ満車にはなっていなかった。大型連休なので、地元クライマーの人達は別の岩場に遠征に出ているのかも。鬼石の岩場では二子の面々が何人も来ていたので、逆に関東勢が多かったのだろう。

 車中で少し休んでから鬼石への登山道を歩き始める。途中、一服の岩ではシャクナゲの花が咲いていた。

 天気は晴れ。結局4日間とも天気に恵まれた。

P5030002

(↑シャクナゲの花)

 半年ぶりに見る鬼石は相変わらずどっかぶっていてスゴい。N井さん達も来ていた。昨日今日の予定で、鳳来初訪問とのこと。

 荷物を広げた河原の広場は陽当たりが悪いし、風が通り抜けるし、思っていたより寒い。もっと防寒対策をしてくればよかった。

 まずは、アップの定番ルート「あんこ」5.10bを登る。

○「猫も杓子も」5.12c (通算46便目) ×

 昨秋3便出している猫杓にトライするも、結果は散々。右上トラバース部分ではテンションしまくりで、とても下から繋げられない。

 1便目のトライで右手人差し指の第二関節付近の指腹を切ってしまい出血する始末で、3便目はトップアウトも諦めて下りる。

 「振り返るな」5.13aが登れた3月頃の調子でトライしていれば、良い勝負になったのだろうけれど、ここひと月ですっかり筋肉が落ちてしまった感じだ。

猫杓はとても登れそうにないので、今回のトライはこれでおしまい。

○「たぶんだいじょうぶでショウ」5.12b (12便目) ×

 猫杓を諦めてハイカラ岩を見に行く。昨秋、私は「Thatsクライミングショウ」をRPしているけれど、近くに「たぶんだいじょうぶでショウ」という5.12bのルートにヌンチャクがかかっている。

 ヌンチャクの主曰く、これもおススメのルートとのことなので、私もやってみることにした。

 少し上がるとすぐにどっかぶりのセクションに入る。150°くらいあるだろうか、ほとんど天井にへばりついている感じだ。

 ドガバを両足ヒールで挟み込みながら、リップのホールドを取りに行くのが一つの核心。それから庇を乗っ越すのがもう一つの核心だ。

 この日のトライではRPできなかったけれど、登れそうな感じなので翌日もトライすることにする。このルート、長さもムーブもクラショウのミニ版といった感じだ。

P5040003

(↑ヌンチャクが架かっているのが、「たぶんだいじょうぶでショウ」)

 T沢さんは、昨秋にもトライしている「アフター・ザ・レイン」5.12aに引き続きトライしている。初日は寝不足もあり、くたくたに疲れて下山。

 盆栽センターで親子丼を食べて、温泉施設ゆうゆうありいなで疲れた身体を癒し、唯一のコンビニ・サンクスで買い出ししてから鳳来湖キャンプ場へ。テントを張って、ビールを飲んでから寝る。ああ、疲れた。

5/4()

 5時に起き出して、コンビニで買い出ししてから乳岩駐車場へ。コンビニ弁当で朝食を済ませ、車内で少し寝てから岩場に向けて歩き始めるのは毎朝のパターンだ。

 「あんこ」でアップしてから、前日に続き「たぶんだいじょうでショウ」にトライ。

○「たぶんだいじょうぶでショウ」5.12b (通算34便目) RP

 この日1便目のトライでは、リップ取りはスタティックにできるものの、庇の乗っ越しで力尽きる。つぎの便でようやく登れた。ひさしぶりの5.12台の完登だ。やった。

○「FIRST5.12a (12便目) RP

 鬼石に戻り、猫杓と出だしが共用するFIRSTをやることにした。とても5.12cは登れそうにないので、これくらいのグレードを狙おう。

 終了点直下が核心のルートで、終了点に対して右抜けと左抜けの両方があるようだ。あれこれムーブを試したところ、左手ガバをサイドプルしつつ、右手で左上のリップを取るほうが楽なのが分かったので、このムーブで2便目で登れた。

 最後に、「姫のウォームアップ」5.10dを登って、この日は終了。12台前半だけれど、2つ登れて良かった。

 前日とこの日、日本代表の2人が鳳来に来ていた。前日は「ジェットシューター」5.12cをあっさりオンサイトしたそうだが、この日も猫杓を軽々と登るのを観ることができた。ワールドクラスの彼らの実力からすればアップみたいなものだろうけれど、その華麗な登り方はため息が出るばかりだ。

 午後には、A青年がハイカラ岩の「バーニス」5.13aをオンサイトするのもじっくりと観ることができた。初見のため、皆が使うホールドを使わずに余計難しいムーブで登るところもあったけれど、それでも突破してしまうところはスゴいものだ。眼福。

 盆栽センター、ゆうゆうありいな、サンクスを経て、鳳来湖キャンプ場へ。

5/5()

 鬼石3日目。さすがに疲れが溜まってきたので、5.12aくらいで済ませておきたいところだが、結局、「ジェットシューター」5.12cをトライしてみることにした。

○「ジェットシューター」5.12c (13便目) ×

 このルート、鬼石やハイカラ岩にある4つ星5.12cルートの一つで、数年前にT沢さんも登っているとのこと。

 とても今日一日でRPできるとは思わないが、今日触っておけば、いずれまたトライするときに少しは早く慣れるだろう。

 3ピン右上してから4ピン目から厳しいパートに入る。とにかくテンションとチョンボしまくって登っていき、7ピン目で一連のセクションを終える。あとは終了点までは易しい。

 しかし47ピン目間がえらく厳しく、ムーブを繋げるどころではない。T沢さんはニーバーをうまく使って登ったそうだ。

 3便出しても、これぞと言ったムーブにたどり着けなかったけれど、鳳来にまた来たらトライしよう。猫杓と併せてまた宿題が増えてしまった。

 最後に、同じがっかりエリアにある「てっぺんをつかもう」5.11aをやることにした。5.11aというだけで選んだルートなのだが、日本100岩場のルート図には場所がはっきりと描いていないし、ラインがよく分からない。

 ボルトを探した結果、「どこいったんや~」の向かいにある岩上から、がっかりエリアの大岩に取り付くようだ。3ピンほど延々と右上にトラバースする。そこから、何メートルも各ピン間がランナウトしているボルトを追って登っていく。

 ほとんど誰も登っていないのだろう、岩はポロポロと崩れるし、ほとんどアルパインチックだ。しかも、ルートがえらく長く、ようやくたどり着いた岩峰の天辺には、黒ずんだロープが輪っか状に架けられていた。残置カラビナがかかっているけれど、このロープでロワーダウンするのは気が気でない。このままろわーだるんするにはロープ長が足りないので、下りられるところまで下りた位置のボルトに自分のカラビナを捨てて、結び替えてから下りた。

 ということで、今後このルートに登ろうという人は、終了点に新しいロープを架け直すくらいの用意で取り付いたほうが良いだろう。生還できて良かった。

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(↑あの“てっぺん”をつかんだのだ)

 こうして鬼石3日間を終える。明日はガンコ岩だ。盆栽、ゆうゆう、サンクス、鳳来湖。

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(↑鳳来湖)

5/6()

 最終4日目はガンコ岩へ。私はガンコ岩に行くのは初めてだ。アプローチは鬼石に行くよりずっと近い。

 乳岩を右手に眺めながらしばらく登って行くと、右奥の樹幹越しにガンコ岩が見えてくる。道中、ギンリョウソウを見つける。

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(↑ギンリョウソウ)

 着いたガンコ岩1階は、鬼石のようなどっかぶりの壁ではないが、立派な岩だ。

 まずは、「ユカ」5.11aをアップでオンサイト。

○「ホフマン教授」5.12a (12便目) RP

 ヌンチャクが架かっている「ホフマン教授」をやってみることにした。上部ハング下までアプローチと言えるパートで、5.11-くらい。ハング下に辿り着き、上部に見えるガバまでどう手を伸ばすか試すもフォール。

 左手2本指カチ、右手頭上ピンチから伸び上がって上方のガバ左サイドをキャッチする。ここが第一の核心ムーブ。

 続いて、ガバから右方ガバ穴に右手を伸ばし、左足を先ほどのガバに手に足ヒールフックしつつ、右足を先ほどのピンチに乗せ、左手を寄せ、右手をさらに右奥ホールドに伸ばす。この右トラバースが第二の核心ムーブ。あとは垂壁の中の穴を辿って、ステミングしつつ岩棚上へ。

 2便目のトライできっちりとムーブをこなしてRP。やった。

 ホフマンが登れたので、息抜きに「冷たい男(やつ)5.11aをフラッシュ。

○「オランウータン」5.11c (13便目) ×

 女性がトライしていた「オランウータン」を私もやってみることにした。1ピン目にプリクリップし、そこから5ピン目ガバまでの一連のムーブが核心だ。

 12便目ではムーブをあれこれ探る。ほぼ固まったムーブで3便のトライに臨んだが、5ピン目に至る前にフォール。良いところまで迫っていただけに非常に悔しい。ガンコ岩にまた来ることがあったら、必ずトライしよう。

※注 「キツネの嫁入り」5.11cのラインについて

 出だしがホフマン教授と共用する「キツネの嫁入り」5.11cのことだが、日本100岩場の図では、6ピン目からホフマンと分かれ左上する絵になっている。

 しかし、岩場にいたクライマーの話によると、正しくは図の4ピン目(タップダンサーとクロスするピンには架けないので、実際は3ピン目)から先で分かれるようだ。実際のピンもその位置に打ってある。

 そこから3ピン分左上して、「わかってください」と合流するようだ。せっかくの3つ星ルートなので、トライする人は改めてルートをよく観察してから登ってもらいたいもの。

 オランウータンを登れなかったのは悔しいけれど、4日間よく登ったものだ。岩場ではチヨチヨビイと鳴いている鳥がいて(姿は見えないけれど)、センダイムシクイだとT沢さんが教えてくれた。

 夕方まできっちり登ってから下山。帰りの高速道路は大渋滞が心配だったが、新東名から東名に入り、神奈川県に入っても渋滞は全くなかった。昼間は渋滞したのかもしれないが、それもすっかり解消して、拍子抜けするほど順調に東京に帰ることができた。

 サービスエリアで仮眠して渋滞をやり過ごすくらいのつもりでいたけれど、思っていたよりずっと早く帰宅できたのは良かった。T沢さん、4日間お世話になりました。

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コメント

いやぁ! 良く遊びましたね。楽しかったです。また、よろしくお願いします。

鳳来はキビしくも楽しいですね!T沢さん、またよろしくです。

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