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南アルプス 大井川 赤石沢 沢登り

2013.7.13(土)~15(月)
 海の日の3連休、南アルプス南部の大井川の支流、赤石沢を遡行してきた。
 赤石沢といえば、南アルプスの名溪として知られている。
 数年前に甲斐駒にある黄蓮谷右俣を遡行しているので、黄蓮谷を南ア北部のメジャールートとして、南部は赤石沢とすれば、南ア南北の2大ルートを遡行したことになる。

 前週に、早川の支流、黒桂河内川(つづらごうちがわ)二ノ右俣(にのみぎまた)を遡行しているので、2週続けての南ア南部での遡行となる。
 しかし、前回が山梨県側に位置するのに対し、今回の赤石沢は静岡県側からとなるので、東海フォレストの送迎バスを利用することも含めアプローチが長い。

 今回、所属山岳会のH光さんを山行リーダーに、M中さん、K田さん、私の計4人のメンバーで、前々週に奥多摩の倉沢谷塩地谷に行った時の顔ぶれだ。

 赤石沢の入渓点となる牛首峠は椹島の近くだが、一般車ではここまで入ることができず、畑薙第一ダム近くの臨時駐車場まで車で来て、そこから東海フォレストの運行する送迎バスに乗らなければならない。このバスに乗るには、東海フォレストが経営するいくつかある山小屋に少なくとも1泊することが条件となっている。
 そこで、前夜のうちに畑薙第一ダムまで来て、初日は赤石沢のどこかで泊まり、2日目に百間洞山の家という山小屋に宿泊、3日目に赤石岳を経て椹島に下山する計画とした。
 なお、同日程で所属山岳会のYT川さんも某会のF原さんと2人で赤石沢の計画を立てた。結果的に2日目の途中で2人が我々に追い付いてきて、その日は抜きつ抜かれつ一緒に遡行した。

■7/12(金)夜 現地へ
 金曜日夜、私の車に3人を乗せて環8経由で東名道へ。運転する距離が長いので途中でM中さんにハンドルを替わってもらう。新東名道に入り、静岡SAスマートICで下りたところで、再び私の運転に替わる。国道362号線から大井川鉄道に沿った道を走り、さらに県道60号を走って深夜に畑薙第一ダムの臨時駐車場に到着。ああ、疲れた。テントを張ってさっさと寝る。

■7/13(土) 入渓 ~ 1,800m付近
 広い駐車場には埋め尽くすほどではないが、たくさんの車が停まっている。ここから椹島に向けて東海フォレストの送迎バスが運行されているのだが、乗車する人数が多ければ始発予定の8時よりも前に発車することもあるとのこと。そのとおり、6時半頃に最初の便が出て、我々も7時頃の便に乗ることができた。たくさんの登山者がバスで次々と運ばれていく。
 乗車時に一人3,000円を支払う。百間洞山の家に素泊まりする場合は1泊5,000円なので、山小屋では差額の2,000円を支払えばよい。

 1時間ほどバスに揺られて、椹島の少し手前の牛首峠で我々は下車する。ここが赤石沢への入渓点だ。さて、出発しようとすると、バスのチケットが無いことに気付く。ズボンのポケットに入れておいたはずだが見当たらない。どうやらバスの中に落としてしまったようだ。このチケットが無いと、山小屋に泊まる際に差額分だけでなく、全額を支払わないといけなくなるかもしれない。困っていると、椹島まで行った先ほどのバスが引き返してきた。呼び止めると、確かにバス車内にチケットが落ちていたという。椹島の事務所に預けているというので、私の名前を告げて、山小屋で泊まる際にもその旨を言ってもらえれば大丈夫とのことになった。これでひと安心。

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 我々が牛首峠でバスを降りた際に、2人組がやって来た。彼らは送迎バスではなく、畑薙第一ダムからマウンテンバイクを漕いでやって来たのだ。頑張るなあ。
 自転車をここにデポしておいて彼らも赤石沢を遡行するそうだが、先に入渓した我々とは以降会うことはなかった。我々より2時間遅れで入渓したYT川さんに翌日会った際に聞くと、この2人を見かけていないという。どうやら、入渓して少しで遡行を断念して引き返したようだ。

 さて、今回参考にした遡行図は、「決定版関東周辺沢登りベスト50コース」(山と渓谷社)なのだが、後述するが遡行図の記載が間違っているところがあるので、今後参考にしようという人は要注意。ネットの遡行記録を見てもこの間違いが指摘されているのだが、私がこれを知ったのは山行から帰ってから。

 下車した林道から階段を下りていくと、すぐに沢に入る。現れる滝がどれがどれだかよく分からないが、最初に現れるゴルジュ帯がイワナ淵のようだ。その後少し河原を歩くと次のゴルジュ帯であるニエ淵のようだ。小滝を登ったり、登れない滝は巻いたり。曲り滝とか、神の淵、虹の淵など遡行図にはいろいろ記載されているけれど、いちいち遡行図と照らし合わせながら登っていたわけではないので、どれがどれだかは覚えていない。
 ずいぶんと遡行の様子を省略してしまうが、やがて取水堰堤の施設が現れる。北沢出合の手前だ。堰堤を通過すると、北沢出合で、ビバークできそうな広い場所もある。まだまだ時間が早いので遡行を続ける。

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(↑私)

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(↑赤ジャケットは私)

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(↑取水堰堤の施設)

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 門の滝15mが現れた。チョックストーンの左右からクロスするように水が流れ落ちる滝だ。この滝は右岸の枝沢から高巻く。ここで50mロープを初めて使う。私のリードで登り始める。結果的には1ピッチ以上、左の枝沢の草付き岩場斜面を登ってから枝沢を2つ横断するように巻いていくのが踏み跡のある正解ルートなのだが、滝の近くから何とか巻けないか、急な岩壁に取り付いてみるも、やはり厳しい。ハーケンを1枚打っただけで、前述の岩場斜面に戻る。高巻くと沢床へは歩いて下れる。

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(↑門の滝)

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(↑門の滝を高巻く)

 遡行図に「左岸の岩の洞穴をAOで登る」とある滝の通過は面白い。岩が重なったケイブ状の中に入って上を見上げると人一人が潜り抜けられそうな穴が空いている。ここを抜けるのだ。出だし部分にスリングが何本かぶらさがっている。H光さんが空身でリードして穴を潜り抜ける。身体の大きなH光さんが通れたのだから、残る我々も通れるはずだ。しかし、ザックを背負っては通れないので、H光さんがロープの一方の端を下に下ろして、4人のザックを次々に荷揚げしてくれる。その間に人間も穴を通っていく。

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(岩の洞穴を抜けるH光さん)

 左岸に岩屋があるところを通過すると、その先に雪渓が現れた。大ゴルジュ入口に架かる雪渓らしい。15時半頃になっていたので、今日の行動はここまでとし、少し戻って先ほどの岩屋で泊まることにした。

 大ゴルジュ入口の地図上の位置についてちょっと触れる。前述の遡行図では、獅子骨沢と出合うところで本流は右に屈曲し大ゴルジュ入口と記載されている。本流が右に屈曲するところは、1/25,000地形図上では標高1,800m付近。「南沢」と記載されている「南」と「沢」の文字の中間だ。高度計の高度と照らしても概ね合致する。
 しかし、地形図上の獅子骨沢出合は、もっとずっと上流にあり、標高1,890m付近だ。山行を終えて帰宅してから改めてネットで他の山行記録を調べて分かったのだが、このガイドブックの遡行図の記載が間違っているようだ。
 大ゴルジュ入口は、やはりこの標高1,800m付近が正しいようだ。今回雪渓に埋まったこの場所は、十字路のようになっていて、下から見ると左から合流する沢(下シシボネ沢?)があり、正面左寄りにも沢が続き、右から来るのが本流で大ゴルジュ入口だ。ということで、このガイドブックの遡行図を持って赤石沢に行こうという人はちょっと注意。

 さて、今夜の寝床となる狭い岩屋の下で荷物を解く。タープを張ったり、焚き火用の枯れ木を集めたりする。H光さんとK田さんはイワナを釣りに行く。ひととおり焚き木を集めた後、K田さんが釣り竿を貸してくれたので、私もイワナ釣りに挑戦してみることにした。ずいぶん昔に釣り堀で一度ニジマス釣りをやったことがあるくらいで、吊りの経験はほとんど皆無の私としては、餌となるブドウ虫の釣り針への通し方も教えてもらってから、沢に糸を垂れてみる。
 しばらく試してみたのだが雨も降りだしてきたので、切り上げることにした。ということで釣果は無し。一方、H光さんは1匹釣り上げてきた。
 イワナは釣れなかったけれど、焚き火を熾さなければならない。エスビットという着火剤を使って細かい枯れ木に火を点け、少しずつ太い枝に火が移るようにして焚き火を熾した。雨はけっこう本降りだけれど、焚き火は岩屋の下なので雨で消える心配はない。しかし、煙が岩屋の中にこもってケムい。
 先週の黒桂河内で初めて使った焚火缶を使って枝豆を茹でたり、ご飯を炊いたりする。今夜の夕食の担当はK田さんだ。M中さんが持ってきたウインナーを焚火で焼いて食べたり、1匹のイワナを4人で少しずつ齧ったりした。

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 岩屋の目の前には小さいながら雪が残っているせいか寒い。しばらくは焚き火に当たりつつ濡れた服の着干しに努めるが、乾いた服に着替えダウンジャケットも着込む。お酒も入って、寝不足と疲労から焚火のそばで横になったまま寝てしまった。目が覚めると皆はタープの下で寝ている。私もタープの下に移り、シュラフカバーに入り直す。まだ寒いのでツエルトを出して身体に巻いた。それでも特に腰回りが冷えて仕方なかった。しっかり眠れないと翌日の行動に響くことを考えると、多少荷物が増えても防寒具を増やしたほうがよいのかも。

■7/14(日) 百間洞山の家まで
 未明の3時起床。焚火を再び熾して、担当M中さんによる朝食を食べる。夕べ振っていた雨は今朝は止んでいる。冷えた身体を焚火で温めながら出発の支度をする。

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 5時に出発。まずは、前日に見ておいた雪渓の通過だ。雪渓の上を間隔を開けて歩いていく。雪渓を通過して正面の沢に向かうようにして山の斜面に取り付くと、そこに踏み跡がある。大ゴルジュの巻き道だ。大ゴルジュ入口には滝がかかっているようだ。

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 比較的明瞭な踏み跡を登って行く。それでもところどころ迷いそうなところがある。巻き道は早々に下ってしまうのではなく、しばらくは山肌をトラバースするように、ところどころ急な登りも交えながら進んで行く。枝沢を渡るように過ぎると再び踏み跡は明瞭になり、そのまま歩いて沢床に降りられる。こうして大ゴルジュを通過。
 遡行を続けていると、後ろから2人組パーティーが少しずつ追い付いてくる。牛首峠で会った2人か、YT川さん達だろうか。

 大きな淵が現れたので、ここで釣りをしようということになった。今日の行程は百間洞の山小屋までなので時間的に比較的余裕があるからだ。
 H光さんとK田さんが竿を出してさっそく釣りを始める。すると2人組がやってきた。YT川さん達だ。YT川さんの話で、牛首峠の2人組が遡行を諦めたらしいことが分かった。
 YT川さんの同行者は、某山岳会のF原さん。YT川さんも竿を出して釣りを始めると、あっという間に2匹を釣り上げたので、私はその2匹のイワナの腸をナイフで取り除いた。内臓を抜いた後、背骨に沿ってある血合いもナイフでそぎ落とす。

 H光さんもK田さんも釣れたようで、私もK田さんの竿を借りて釣ってみる。
 釣り名人のYT川さんの様子を真似て、糸を垂れる。イワナが食いつくことを期待して、何回か糸を垂れ直してみる。すると、ググッと糸が引っ張られる間隔が。きた~。竿を上げると、イワナがぶらさがっている。やった。記念写真を撮ってもらう。人生初のイワナの釣果だ。
 イワナの口から釣り針を外す棒を貸してもらったけれど、うまく外せないのでYT川さんにやってもらう。私が釣ったイワナは他のイワナよりもちょっぴり大きい。う~む、やった。
 釣りをしている間に、すでに焚き火を熾している。釣れたイワナは全部で6匹。木の枝に刺して焚火で塩焼きにするほか、K田さんが刺身に下ろしてくれた。
 冷えた身体には焚き火の熱がありがたい。イワナが程よく焼けたようなので、皆でかぶりつく。塩味が効いて美味しい。刺身もあっさりして美味しい。
 この3連休、ここ赤石沢に入っているのは我々6人だけだろうか。遡行中に釣りをして、すぐに焚き火で焼いて食べるというのは良いものだ。

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(↑釣り名人のYT川さん)

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(↑私が釣ったイワナ)

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(↑計6匹)

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 こうして1時間以上は留まっていただろうか、再び遡行を開始する。YT川さん達とは抜きつ抜かれつ同じようなペースで歩いていく。
 やがて顕著な二俣に出る。向かって左手が奥赤石沢で、右手が目指す百間洞だ。すこしずつ水量も減ってきて、沢も開けて明るい感じになってくる。途中、滝の巻きでロープを出したほかは、あとは易しい遡行が続く。ときどき雪渓が残っていたり、滝を巻いたり。

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(↑二俣)

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 地形図を見ると、百間洞山の家の位置は標高2,400m付近の右岸側の山の中腹。この山小屋の表記は古い山小屋を示しているようで、実際はもう少し上流にあるようだ(あとで山小屋に到着すると、標高2,515mと入口に掲げられていたし)。
 雲行きがだんだんあやしくなってきた。雨が降り出しそうだ。右岸側に明瞭な踏み跡が現れて、いよいよ山小屋が近いはずだと話していると、雨が降り出してきた。雨の中を少し歩いていくと、目の前に建物が現れた。百間洞山の家だ。到着したのは15時。遡行を完了できたことを皆で喜ぶ。YT川さん達もやってきた。

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 びしょびしょに濡れた荷物を解き、宿泊の受付を済ませる。山小屋は4層で、受付と食堂のある1階、外階段からもアクセスできる宿泊部分の2階とさらに3階。外から入れる地下部分にはトイレと素泊まり者用の調理スペースがある。
 あてがわれた宿泊スペースに入ると落ち着いた。お金を払ってしっかり山小屋に泊まるなんてことは滅多にないが、混雑しているわけでもないので、冷えた身体を休めることができる。
 食事付き宿泊客が利用するまで、食堂でおつまみを食べたり、私はビールを飲む。ああ美味しい。500ml缶で800円。
 2日目の就職の担当は私。レトルトの肉みそ炒めの素を味付けに、ナス、ピーマン、エリンギを用意しておいた。お米も無洗米を4合。この分、明日の荷物は軽くなるはずだ。
山小屋の外のベンチで私が野菜を切っている間に、地下の調理スペースでH光さんがご飯を炊いてきてくれる。ご飯を蒸らしている間に、もう一つの鍋に油を引いて野菜を炒め始めると、調理スペースの天井に取り付けられている火災報知機が反応して山小屋中に「火事です火事です」と非常アナウンスが鳴ってしまった。調理場なのに、炒め物の煙で警報がなるなんて…。仕方ないので外のベンチに引き返す。レトルトやフリーズドライだけの食事より、重くはなるけれど野菜のある食事はやはり良いもの。

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 明日は椹島に下山するのだが、椹島を出るバスの最終発車時刻が14時とのこと。登山地図のコースタイムを見ると、ここから赤石岳山頂まで標高差700mを登るのに3時間、山頂から椹島まで標高差2,000m下るのに6時間の、計9時間となっている。
 実際はそんなに時間は要しないのだが、万が一、最終便を逃すとこの日のうちに帰れなくなってしまう。未明の3時には起床して5時までには山小屋を出発することにして、早めに床に就く。それにしても、夕方も一雨降ったけれど、夜を通してもずっと雨が降っていたようで、明日も雨の中を歩くのかと思うとちょっと気が重い。

■7/15(月) 赤石岳山頂、椹島に下山
 3時に起床。外ではまだ雨が降っているようだ。他にも起き出している登山者がいるようだ。荷物をまとめて階下に降り、H光さん担当で朝食を作る。その頃にはいったん雨は止んだけれど、ガスが濃い。
 ヘッドランプを点けて4時半に出発。細い水流沿いの登山道を歩いていくと、幕営地に出る。幕営地付近でちょっと道に迷ったけれど、登山道をどんどん登って行く。高度が上がるにつれて、風が強くなってくる。雨も混じる強風の中、足を踏ん張らないと風に身体があおられるくらいだ。雨具のフードをかぶる。冷たい風雨に身体が冷える。手袋をしていないので手が冷える。視界ゼロの中、百間平を過ぎ、標高を上げていく。M中さんと私、少し遅れてK田さんとH光さんが続く。途中、赤石岳山頂直下にあるはずの赤石避難小屋まで30分と表示があった。
 小屋の中で一息つけることを期待して、寒さに耐えて歩き続ける。小屋まで遠いなあと思いつつ歩くと、6時45分頃ガスの中に建物が現れた。思っていたよりもずっと立派な山小屋だ。

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 中に入るとストーブが点いていて、管理人の人達もいた。ただの小さな無人小屋を想像していたので、思わぬストーブの温かさに嬉しくなる。K田さん達も追い付いて来た。さらにあとから2人組も入ってくる。暖かい休憩スペースにずっと休んでいたかったけれど、30分ほど休憩してから外に出る。
 赤石岳山頂は小屋からすぐ。標高3,120mの山頂は濃霧で展望無し。赤石岳山頂は縦走登山をよくやっていた学生時代以来だ。そんな感慨に耽っている間もなく、写真を撮ってさっさと下山開始。
 ぐんぐんと高度を下げていくと風雨から脱して、富士見平ではすでに晴れている。赤石小屋に到着すると、暑さで雨具を脱ぐ。山頂付近だけ雲の中だったようで、つい先ほどまでいた赤石岳山頂が望める。聖岳方面も見える。

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(↑赤石小屋から赤石岳を望む)

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(↑聖岳)
 さらにどんどんと下って行く。学生らしい5人組グループと抜きつ抜かれつしながら標高を下げていくにつれて、さらに気温が上がってくるのが分かる。最後にはファイントラックの肌着1枚になって歩く。

 そうして林道に降り立ち、椹島に着いたのが11時20分頃。休憩時間を除くと、実質6時間くらいで下りてきた計算だ。椹島には東海フォレストの建物がいくつも建っている。バスが発車するのは13時とのことで、それまでのんびり過ごすことにした。有料のシャワーを利用するメンバーも。バスを待つ登山者が何十人もいる。

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 大勢の登山者たちは3台のマイクロバスに分乗する。2台が出発していき、我々が3台目に乗り込み発車を待っていると、YT川さん達がグッドタイミングで下山してきた。補助席を倒して2人も乗り込む。

 1時間ほどで畑薙第一ダムの臨時駐車場に到着。道中、バスの運転手さんが山や花の名前を解説してくれた。駐車場は椹島よりもさらに暑い。
 山上での風雨には参ったけれど、一気に2,000mを下ってきたワリには、先週の黒桂河内ほどには足が痛くならなかった。先週の山行でちょっとは鍛えられたのかな。

 帰路の運転は大変だった。行きで通った国道ではなく、曲がりくねった狭い県道を延々と走っているうちに、安倍川沿いに出た。ずいぶんと東寄りの道を通っていたようだ。新東名道に入ってからSAに寄り食事をとる。交通情報によると、御殿場から先で50㎞の渋滞とある。うわ。運転をM中さんに替わってもらい、御殿場ICで下りて山中湖経由で道志村の道の駅まで運転してもらった。その先からは再び私が運転し、相模湖ICから中央道に乗り東京へ。
 昼に下山してきたワリには帰りはそれなりに遅くなった。ああ、疲れた。

 冒頭にも書いたように、北部の黄蓮谷と並ぶ南アの名渓を遡行できたのは良かった。滝を登攀するという要素は思っていたほど少なかったけれど、釣りはできたし、送迎バスを利用しないとなかなか来られない南ア南部の沢を遡行できたのは良かった。

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