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瑞牆山 十一面岩左岩壁 山族79黄昏ルート

2013.9.7(土)
 瑞牆山十一面岩左岩壁にあるマルチピッチルート・山族79黄昏ルートを登った。
 先週、正面壁のベルジュエールを7P目まで登ったのだが、今回は午後から雨が降り出す天気予報だったため、ピッチ数の少ないルートを選んだ。

■9/6(金)夜
 先週以来、内科でウイルス性胃腸炎ではないかと診断された体調不良は未だに続いている感じだ。お腹の調子は逆に便秘気味が続いていて、食欲もわかず身体に力が入らないという調子だ。
 同行は先週も一緒にベルジュエールを登った所属山岳会のO田さん。我々とは別に、H明さん達3人も今週も瑞牆で、フリーウェイを登りに行くという。金曜日の夜、塩川ダムを臨む東屋で2パーティー5人が集まる。
 体調が芳しくない私は、350mlの缶ビールを1缶空けることができなかった。いつもならごくごくと飲めるのに、お酒を美味しく感じられないとは悲しいばかりだ。というわけで私は先に眠らせてもらう。

■9/7(土)
 4時半に起床。行き先が異なるH明さんパテーィーと別れ、植樹祭広場へ。前回アプローチで少し迷ったけれど、今回はそれもなく末端壁を経て正面壁へ。正面壁から燕返しのハングの下を通って左岩壁へ。とある凹角が山河微笑ルールの取付だと、O田さんが教えてくれた。さらに左上へと登っていくと開けた場所に出る。錦秋カナトコルートや目的の山族79黄昏ルートの取付があるところだ。準備を済ませ、7時過ぎに登攀開始。
○山族79黄昏ルート
1P目(5.9)リード私
 手前に見えるピナクル状の岩を左から抜けて、その後ろ側にあるスラブ壁に取付くようだ。最初、O田さんがリードを試みると、このスラブの出だしが悪いらしくりーどを私に交替する。
 5.9とはいえ慣れない微妙なスラブ登りは確かにちょっと怖い。小川山にあるような薄いホールドを指先で保持してじわじわと身体を上げるようなムーブで登り、リングボルトにランナーを取る。
 右に上がってから、今度は左に大フレークが見えるのでそこに向けてトラバースする。このトラバースもいやらしいが、ここまでは何とかフリーでいけた。最後は大フレークのオフィドゥス状を抜ける。ここがまたいやらしく、持参した5番キャメはフォローのO田さんに預けてしまったので、何とか伸び上がって奥に3番を決める。ここでたまらずA0してしまう。岩の間を抜けるとテラス状でピッチを切る。

P9070001791p_10

(↑1P目フォローのO田さん)

2P目(5.10d)リード私
 出だしのスラブが5.10dととても悪い。まともにトライしていたら時間がかかってしまうので、フリーはさっさと諦める。短い間隔でリングボルトが打たれているので下のボルトにかけたヌンチャクをつかみながら、上のボルトにヌンチャクをかけていく。いくつかリングボルトを使って登るとペツルが一つ打ってある。宴会テラス下の壁の下側を左にトラバースしていく。壁の下を通り過ぎ、さらに左寄りに進んだところから登って宴会テラスに向かって右に登った。ここで私が抜けた個所はカナトコと重なっていたのかもしれない。手前のクラックから登るのが黄昏のラインなのかも。

P90700032p_4

(↑2P目フォローのO田さん)
3P目(5.8)リード私
 O田さんがリードを試みるが、やはり出だしが悪いらしく私に交替。出だしは確かに一見悪いが、フットホールドを見つければ、最初のクラックを上がれる。そこから左上するのだが、大きなカムをきめながら斜めの大フレーク状を這うように左上するのがちょっと怖い。そこを抜けると、目の前に凹角が現れるので、この凹角にカムをきめ、凹角の右側のスラブに一つ打たれたリングボルトにランナーを取りつつ登り、左上の樹木でピッチを切る。ここはフリーで登れた。

P9070005_3

(↑3P目フォローのO田さん)
4P目(5.8)リードO田
 O田さんのリード。樹木を抜け、右上に抜けるように岩を登る。水平部をトラバースするがカンテ状を回り込むところがちょっと怖そう。右に回り込んだ奥でピッチを切る。
5P目(5.10a)リード私
 前半は反対側が抜けて見える岩の隙間を登る。出だしで5番が使える。あとはランナウト気味にレイバックで身体をあげていくと狭いテラス状に出られる。後半の出だしはスラブというには急すぎる壁で、リングボルトにA0して登ることにする。最後が開いた溝状のところを登るのだがちょっと怖い。大きめのカムを溝状に浅くきめながらここでもA0。すると終了点のボルトは目の前だ。フォローでO田さんが登ってくる。

P90700065p_2

(↑5P目フォローのO田さん)

 登攀所要時間は3時間20分。先週ベルジュエールで時間がかかり過ぎたことを考えると、今回は速く登れた。それにポツポツと弱い雨が降り出している。さっさと懸垂下降してしまおう。
 懸垂3回で山河微笑の取付に降り立つ。下降の途中、2パーティーが山河微笑を登っているのに会った。黄昏ルートの取付にデポ下荷物を回収して、末端壁を経て下山。瑞牆山の上の方は雲の中で雨に降られたが、末端壁まで下りてくるとまだ降っていない。
 時刻はまだ昼過ぎと早いけれど東京に帰ることにする。H明さんの車にメモを残して、まだ渋滞の始っていない中央道を走る。
 秋雨シーズンで、週末のたびに雨に見舞われているが、先週今週と、ひとまず瑞牆のマルチのルートを2つ登る機会を得られたのは良かった。カンマンボロンを含め、自分でも登れそうなルートが他にもいくつのあるので、またそのうち登りに来たいものだ。

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