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体育の日の3連休 甲府幕岩~小川山~甲府幕岩

2013.10.12(土)~14(月)
 体育の日の3連休は、甲府幕岩と小川山でクライミング。

■10/12(土) 甲府幕岩
 金曜日夜のうちに東京を発ち、山梨県内の某山荘でT沢さんと待ち合わせる。T沢さんの知り合いの人達もやって来て、彼らは翌日からの北アルプスや甲斐駒の登山に備えていた。

 快晴の空のもと、土曜日の朝を迎えた。この3連休はずっと天気に恵まれたけれど、土曜日は気温が高く、東京では前日に続き30℃を超えたらしい。

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 この日は甲府幕岩へ。
私は甲府幕岩へ行くのは昨秋以来11か月ぶり。昨秋は自身初の5.13a完登を目指して「ア・ラ・ポテト」5.13aへのトライを重ねた。
 そしてレッドポイントを狙って、岩場に至る林道が閉鎖される直前の12月初めに現地に向かうも、凍結した林道で車がスリップして脱輪するという事故を起こして、岩場にたどり着くことなく敗退していた。
 そんなことがあり、昨年はア・ラ・ポテトのRPを逃してとても悔しい思いをしたけれど、その悔しさは年が明けて今年3月、二子山で「振り返るな」5.13aが37便のトライの末に登れて溜飲を下げた。

 ということで、今回トライするルートはもちろんア・ラ・ポテトだ。昨秋のトライですでに25便も出している。
 ア・ラ・ポテトのある豊穣の森エリアにはすでに何人もの人達がいた。私とT沢さんもまずはアップでイエローマウンテン5.9を登る。
T沢さんはしばらく前に肋骨を痛めたそうだが、草津温泉に浸かったおかげか、少しずつ痛みが退いてきているそうだ。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a (1~5便目(通算26~30便目)) ×
 昨秋のトライでは1テンまで持ち込んだものの、それから何度登っても結局RPすることができなかった。今回まずはその時のムーブを思い出さないと。
 この日記にこれまでたびたび書いているが、左肩から背中周辺の痛みは相変わらず残っているし、右手人差し指も少し痛めてしまっている。
 そんな状態ではあるけれど、テンションしまくりながらあれこれとムーブを探る。手で使うホールドは分かりやすいので早々に思い出したものの、遠いカチを取りに行く際のフットホールドなどをきちんと定めないといけない。
 2ピン目先のカチ取りや3ピン目先のスローパー処理、5ピン目周辺の左上方ガバ取りから頭上四角ホールドのアンダー取り、その先の右上ムーブなど、繰り返すうちにだんだんと当時のムーブを思い出して固めていくことができた。しかし、この日は気温が高めのせいか、ホールドを持つ手が滑りがちだった。
 そんな感じでこの日はアラポテに5便も出してヨレヨレだ。

 T沢さんもアラポテにトライした。
 先日、久しぶりに有笠山の駐車場で会ったMねさんとH野さんも甲府幕岩にやって来て、Mねさんはアラポテの隣りにある「ジベリングズ」5.11dにトライ。
 K野さんも来ていて、「風になれ」5.13aをトライしているとのこと。
 最後に「わささび」5.10bを登って、この日は終了。

 夜は山荘に戻り、Mねさん達も合流して4人で鍋を囲んで宴会。H野さんの若かりし頃の熱い話しを聞けたけれど、ビールやワインをちょっと飲み過ぎた。寝不足もあって、アルコールが入ると私はトロトロと眠くなってきたので、先に寝させてもらった。

■10/13(日) 小川山
 朝起きると、前日よりもずっと気温が下がっているのが分かる。山荘の外を眺めると、澄んだ空はさらに晴れ渡って、甲斐駒も八ヶ岳もくっきりと眺められる。昨日今日、山に登っている人達は絶好の山岳展望を得られているはずだ。
 この日も甲府幕岩で登るMねさん、H野さんと別れ、T沢さんと私は日帰りで小川山に行くことにした。3連休なので廻り目平の駐車場は満車だろう。車が停められるかどうか心配だけれど、行ってみることにした。

 9時頃に到着した廻り目平は予想通り車があふれかえっていた。私の車を含めさらに車が続々とゲートを入って来るので、金峰山荘前では車がつながっている。
 これでは駐車は無理かなと思っていたら、山荘の人がロープの張られたキャンプエリアを一部開放してくれたおかげで、タイミング良く私のエクストレイルを停めることができた。

○キノコ狩り
 岩場に向かう前に、キノコ狩りをすることにした。キノコや山菜には疎い私は、良い機会なのでT沢さんにキノコの見分け方を教えてもらう。T沢さんは草花や樹木などの植物に詳しいけれど、キノコにも詳しい。
 キャンプエリア周辺で、足元を見ながらキノコを探すもなかなか見つからない。T沢さんによると、2週間ほど前まではたくさん採れたそうで、すでにキノコのシーズンは過ぎつつあるようだ。
 途中、野ブドウを摘む。食べてみると酸っぱい。
 キャンプエリアの某所でやはりキノコを摘んでいる人達がいた。聞くと、クリタケというキノコが生えているという。そう言われて探してみると、あちこちに密集するようにクリタケがある。T沢さんが用意した布袋に摘んだクリタケを入れていく。今夜はキノコ鍋だ。
 続いて、岩場に向かいながらキノコを探すことにした。キノコのシーズンを過ぎて数が少ないせいか、なかなか見つからなかったけれど、ハナイグチやキヌメリガサを今夜の鍋料理を作れるくらいには摘むことができた。今回これら3種類のキノコを覚えることもできて、とても勉強になった。

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(↑クリタケ)

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(↑キヌメリガサ。写真横向き)

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(↑ハナイグチ。写真横向き)

 この日向かった岩場はローリングストーンの岩だ。私は行くのは初めてだが、T沢さんは以前一度来たことがあると言う。
 日陰の樹林帯の斜面を登っていくと、ローリングストーンの岩に着く。先客が2人いて、「トルネード」5.11dにトライしていた。我々もこのルートに登るのがこの日の目標だ。
 まずは「ももちゃん」5.10cでアップする。T沢さんはすでに登っているので、私が先に登ってオンサイトする。3ピン目までの前半が核心で、後半は易しい。

○「トルネード」5.11d 3RP
 取付きは、陽が当らずとても寒い。先客2人がトライしているのを見て、カチホールドの続くルートっぽいことが分かった。
 1便目。1ピンある大きな段状2段のアプローチを上がり、2ピン目からが垂壁だ。ボルトラインの左側から取り付き、カチを交え、右上するところが核心の入口だった。1便目はここでテンション。ホールドを探ると、細かなカチに耐えて頭上のカチを取るのが核心部のようだ。そのすぐ上が水平クラックで、その水平クラックから終了点までは易しい。
 2便目のトライは、核心部がうろ覚えだったこともあり、ムーブを間違えてしまいテンション。
 最後のトライと決めた3便目を15時半頃に出す。さすがに覚えたムーブをこなし、悪い左手カチから右手カチに飛ばす。キャッチする際思わず叫ぶ。水平クラックで一息ついてから、上部をこなし終了点へ。やった。

 トルネードが登れたのですぐに下山。帰り道もキノコを探したけれど見つからなかった。ナナーズで今夜の食事の買い出しをして山荘に帰る。
 山荘に戻ると、甲斐駒から下山してきた人達が帰って来ていた。日向山から鋸岳の稜線~甲斐駒~黒戸尾根と歩いてきたと言う。このコースは以前、登山雑誌・岳人にも紹介されていたのを読んだ記憶があるが、ワイヤーやハシゴなどが整備されていて、歩きやすいバリエーションルートらしく、他の登山者も多かったという。そのうち私も行ってみようかな。
 T沢さんが豆乳鍋を作ってくれる。摘んだキノコが美味しい。特にハナイグチの食感が良い。
 甲斐駒を登ってきた一人は、北米マッキンリーや南米アコンカグアにも行ったことがあるらしい。すごいなあ。

■10/14(月) 甲府幕岩
 起きて外を見てみると、八ヶ岳や甲斐駒に雲がかかっているものの、天気は良さそうだ。昨日と同じくらい涼しい。
 今日も岩場へ出勤。行き先は一昨日行った甲府幕岩。
 駐車場に着くと車が何台も停まっているにも関わらず、アラポテのある豊穣の森エリアに行くと、まだ他に誰もいなかった。もっと奥のエリアに行ったらしい。
 我々が、「イエローマウンテン」5.9や「動物がイッパイ」5.10bでアップしていると、このエリアにも続々と人がやって来た。
 動物がイッパイは、短いルートで、私も以前に登っているはずだけれど、後半はボルトの左側を登って行くらしい。今回、右手は右のカンテを使いつつ、カチを使って直上するラインで登った。直上すると10bというのはちょっとカラいかも知れない。

○「ア・ラ・ポテト」5.13a (通算31~33便目) ×
 この日はアラポテに3便出した。クライミング3日目となると身体も手指もヨレているし、昨晩もちょっとお酒を飲み過ぎて、身体がだるい。
 1便目はこれまでと同じムーブをテンションしながら試してみる。2ピン目先やスローパー処理もまだ確実とは言えないけれど、少しずつ慣れてきた感じ。
 2便目では、固めたつもりでいた5ピン目周辺のムーブを変えることにした。
 私は左上方ガバを取る際、多くの人とのムーブと異なり、右手サイドホールドからリーチいっぱいに手を伸ばしてそのまま取りに行く。取ったら、足を踏み替え、「幻の右」5.12c寄りの見えないフットホールドに左足を出す。そのあと右足はガニ股にして縦部分に無理無理当てて、頭上四角ホールドをアンダー取りしていた。
 これが相当に苦しいムーブだったのだが、右足をポケット状に入れればずっと楽だと分かった。右手を薄いピンチに中継した際に、そのポケットに右足をきちんと載せ直おすと、頭上四角ホールド取りがけっこう楽になる。
 3便目でも、このムーブを確かめる。ルート中最も大変だったパートの苦手意識が半分くらいに減った感じだ。このムーブをもっと洗練させていこう。
 ということで、この日は昨秋並みの1テンにまで戻すには至らなかったけれど、アラポテのRPを目指して、むくむくとモチベーションが高まってきた。林道ゲートが閉まってしまう前に、登り切れるだろうか。

 残った時間で、このエリアでまだ登ったことのないルートを登ることにした。
○「シリコロカムイ」5.10d RP
 まずは「シリコロカムイ」5.10d。このルートは昨秋2便出すも、RPできないままとなっていたルート。グレード自体は5.10dなのだが、ライン取りが分かりづらく、チョーク跡に釣られて登り易そうなところを詰め上がってしまうと行き詰まってしまうのだ。
 なので、まだ登ったことのない人は、T沢さんが言うとおり、ぜひオンサイトトライしてほしい。
 5.10dを登れないままにしておくわけにはいかないので、ヌンチャクを掛けながら登り始める。後で聞くと、通常は行き詰まりそうな2mくらい手前から右にトラバースし、カンテ沿いに登っていくらしい。この日も私はそれが分からず、右に回り込んだところにある板状クラックも使いながら登っていき、いよいよ行き詰まりそうになる。しかし、そこから微妙なパーミングなどを使って右にトラバースすると、ポケットがあった。そのポケットも使いつつ、終了点直下でカンテに出ることができた。ビレイしてくれたT沢さん曰く、このラインで登る人は初めて見たとのこと。グレードはよく分からないけれど、5.11台半ばはありそうだ。

 登ったか登っていないかよく覚えていない「ワイルドトットちゃん」5.10b/cも登っておく。

○「エキセントリック・ヨシコ」5.10c フリーソロオンサイト
 最後に、豊穣の森エリアの最も左端にあるエキセントリック・ヨシコを登っておくことにした。
 このルート、T沢さんは以前フリーソロで登ってオンサイトしたそうだ。現物を見て、私もビレイ無しで登ることにした。登ったことのある人なら知っていることだけれど、このルートはじつは非常に短い。ボルダーのようだ。事実、裏側から歩いて下りられるし。
 ということで、せっかくなので私もフリーソロすることにした。フリーソロというには大げさだけれど。不要なハーネスも脱ぐ。ルート取付には、赤ペンキでエキセントリック・ヨシコ5.10aと書いてある。見た感じ、確かに5.10a程度しかなさそう。
 結果は無事オンサイト成功。やっぱり5.10aなのかもしれないけれど、日本100岩場の記載では立派な5.10cだ。

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(↑エキセントリック・ヨシコを登る私。写真横向き)

 こんな感じで3連休のクライミングを終える。Mねさん達と別れ、T沢さんの山荘に戻る。クライミングの予定などをT沢さんと話してから、東京に帰るべく山荘を発つ。
 19時半くらいに山荘を出て、あとは国道20号線をひたすら走って、結局中央道には入らず、日付が替わる頃に帰宅。ああ、疲れた。

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