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岩手県 久慈・侍浜 フリークライミング ◆東北クライミングツアー1

2013.10.18()20() 東北クライミングツアー

 先月に宮城県と山形県の岩場を巡ってきたのに続き、今回は、岩手県~青森県~秋田県の岩場と沢を巡ってきた。

 初日は、岩手県は久慈・侍浜でフリークライミング。

 2日目は、青森県は下北半島の縫道石山(ぬいどういしやま)でマルチピッチクライミングを試みるも途中敗退。

 3日目は、秋田県は森吉山(もりよしざん)の東部、のろ川桃洞沢(とうどうさわ)~赤水沢で沢登り。

 前回の東北ツアーに味をしめて、遠くて行く機会のない東北の岩場を再び巡ろう、所属山岳会のK寅さんを誘った。

 3日間あるので、K寅さんの提案で、ナメナメの癒し系の沢らしい森吉山のノロ川桃洞沢に行くことにした。

 それから、東北に行く計画をYT川さんに話したところ、下北半島に縫道石山という岩山があると薦められたので、そこにも行ってみることにした。縫道石山にはマルチピッチのルートがいくつかあるそうだが、取り付いたラインを間違え、途中で敗退する結果となった。

 もう一か所は、下北半島や森吉山の位置関係から、私の提案で久慈の侍浜を選んだ。

 東北にはなかなか行く機会がないけれど、今回敗退した縫道石山にはいつか再訪したいし、三崎海岸などのまだ行ったことのない岩場もある。K寅さんも白神山地など行ってみたい場所がいくつもあるようだ。

 岩でも沢でも、東北には今後も訪れてみたいものだ。

10/18() 岩手県 久慈・侍浜 フリークライミング

 目指す侍浜までは、東京から約670km。とにかく遠いので、前日17日の夜はなるべく早く出発することにした。K寅さんと待ち合わせ、大泉ICから外環に乗り、東北道に入る。運転を交替しながら一路みちのくを目指す。

 八戸道の九戸ICを下りたのは翌18日の4時前。高速を下りたところに、道の駅おりつめがあったので、少し仮眠することにした。K寅さんは車内で横になり、私は車の外でマットを敷いて寝袋に包まった。寒くなってきて6時前に起き出すと、寝袋の表面がしっとりと濡れている。霜が降りていた。寒いわけだ。

 朝早い久慈の街に移動する。NHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地として知られたそうで、放映が終了した今も朝ドラを観光資源にしているようだ。しかし、朝早くからそれらしい観光施設が開いているワケでもないので、港を眺めただけで、すぐに侍浜に向かう。

 日本100岩場の北海道・東北版の分かりづらい案内図を頼りに、なんとか侍浜の岩場に至る遊歩道の入口にたどり着く。浄水施設?前の道端に車を停めて、岩場に向かう。

 伊豆・城ヶ崎海岸のような岸壁が開け、快晴の太平洋が眺められる。素晴らしい眺めだ。目指す展望台下エリアは、文字通り展望台の真下にあり、岩がごろごろした小さな入り江だ。広々とした城ヶ崎のファミリーエリアなどに比べたらずっと狭い場所だ。入り江の奥から容易に下りられる。垂直を少し寝かしたような壁にボルトが打ってある。

 まずは「Yellow Wave5.9と「Adams Apple5.10aを登る。城ヶ崎と同様、岩の表面が潮でベタベタした感じで慣れない。K寅さんは「入学試験」5.10aも登る。

 なお、このエリアはどれもそうだと思うが、終了点がラッペルリングなので結び替えが必要だ。

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(↑展望台から侍浜海岸を望む)

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(↑Yellow Wave5.9を登るK寅さん)

○「東風(やませ)5.11c 3RP

 5.11台で今日一日で登れそうなルートを登っておこうということで、「レッドゾーン」5.11aは波打ち際にあるようで取り付きづらそうだったので、「東風(やませ)5.11cをトライすることにした。

 このルートはアップで登った他のルートと違って、壁の中ほどで終了するので短いのだが、後半に核心部がある。

 うすかぶった核心部のムーブを解決するのに、最初の2便を費やした。左手カチアンダーで耐えながら、右手でカンテを伝っていき、上部のカチにデッドするあたりが悪い。

 右手カンテでは、私の場合4か所を上に上にと右手を移していった。4手目の右頭上斜めスローパーを止めるにはフェイスの中の小さなフットホールドに足を乗せておかないと届かない。さらに、微妙な足位置を変え、右手を頭上のカチにとばす。RPした3便目ではここで声が出る。この間、左手はずっとアンダーカチ。さらに、左手でもう一つ上のカチにつなげ、右カンテにハイステップでヒールをきめつつ身体をひきあげ、右奥のフレークガバを右手でキャッチできるとようやく一息つける。終了点はすぐそこ。

 このルート、5.11cというグレードにしては難しい。カチをつなぐ感じからして、先週登った小川山のローリングストーンの岩にある「トルネード」5.11dと同じくらいでは。先月行った山寺でもそう言われていたけれど、みちのくグレードはやっぱりカラめなのかも。

 ロケーションといい、右カンテが肝というところといい、昨年12月に登った城ヶ崎のファミリーエリアにある「デルトイド(直上)5.12aに似た感じのルートかも。もちろんムーブは全然異なるけれど。

○「蟹工船」5.10a BNP OS

 午後は場所を変えて、さんさエリアに行ってみることにした。さんさエリアはFIXロープを伝って下りた波打ち際にいくつかルートがある。

 K寅さんが選んだのは、ここにある「蟹工船」5.10aという3つ星ルート。出だしのクラックではナチュプロが必要とのことだが、K寅さんがカムを1セット持ってきてくれていた。

 ハンドサイズのクラックを数メートル登ってから、水平に並ぶフレークを左へ左へと辿っていく風変わりなルートだ。取り付きも海面に近いが、左のほうはそのままロワーダウンしてしまうと完全に海の中だ。登る前から、ギアの回収の大変さが想像される。

Pa180025510a

(↑「蟹工船」5.10a。写真横向き )

 5.10aとはいえ、いきなりK寅さんがリードして登るのは危なそだったので、まずは私が登ることにした。カムとヌンチャクをぶらさげて、潮でしっとりしたクラックに手を入れてハンドジャムする。私自身、普段クラックなどやらないので、かなり必死になってカムをセットしながら登っていく。ほんの数メートルだけれど、左上のガバホールドに手が届くとホッとした。あとはガバフレークを辿って左へと移動していく。5ピンほど左移動すると、最後にマントルしてテラス奥にある終了点へ。

 この終了点、ハンガーはあるのだが、ラッペルリングが無い。とりあえず、ヌンチャクを残して、トラバース部分を伝って取付に戻る。

 続いて、K寅さんがトップロープで試みるも、ほとんど未経験のクラックに苦戦して途中で下りる。

 さて、カムやヌンチャクを回収しなければならない。気が付くと、先ほどよりも海面が少し上がってきているように見える。ちょっと大きな波が来ると、足元に置いたロープが濡れそうになる。潮が満ちてきているようだ。のんびりしてもいられない。早く回収しないと。

 フォロー状態でまずはもう一度登って終了点へ。終了点のヌンチャクを回収して、クライムダウンしつつ、一つ前のヌンチャクへ。トラバース部分では、右隣りのボルトにセルフを取ったら左のヌンチャクを回収するという方法で、右に移動していく。クラック部分では、カムを2つ固め取りして少し下ろしてもらい、手の届く範囲で下にカムをセットしそれにセルフ。そうしたら上のカムを回収する。セルフを取ったカムを直接つかむと向きが変わってすっぽ抜ける危険があるので、手でつかむカムはまた別にセットする。ハンドジャムでも良かったのだろうけれど。

 寝不足もあり、早めに撤収することにした。早めとはいえ、今日のうちに下北半島まで移動しなければならないので、ゆっくりもしていられないのだ。平日のこの日、侍浜のこのあたりで登っていたのは結局我々だけだった。

 車を北に走らせ、八戸へ。八食センターという大きな施設に寄り夕食。私は普通の海鮮丼。K寅さんは贅沢に生ウニ丼。

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(↑海鮮丼)

 さらに北上し、東北温泉という立ち寄り温泉へ。青い森鉄道という鉄道の乙供という駅が最寄駅のようだ。この温泉、お湯が黒い。真っ黒というか、澄んだ黒といった感じ?。でも、やっぱり黒いので浴槽の底は見えない。適度な湯加減で、疲れた身体を癒す。

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(↑東北温泉)

 すっかり暗くなってしまったが、今日のうちに下北半島の縫道石山の近くまで移動する必要がある。二人で運転を交替しながら、むつ市街を通過し、道の駅かわうち湖へ。テントを張って寝る。

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