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秋田県 森吉山 ノロ川桃洞沢~赤水沢 沢登り ◆東北クライミングツアー3

2013.10.18()20() 東北クライミングツアー

 東北ツアー3日目は、秋田県は森吉山(もりよしざん)東部にあるノロ川の桃洞沢(とうどうさわ)~赤水沢で沢登りをした。

 

10/20()  秋田県 森吉山 ノロ川桃洞沢~赤水沢 沢登り

 4時起床。テントを撤収して登山口となる森吉山野生鳥獣センターに向かう。森吉山に近づくにつれて空模様が怪しくなり、雨が降り出してきた。ザーザー降りというほどではないし、濡れるのが当たり前の沢登りだから、中止にすることはない。

 こぎれいな野生鳥獣センターのある駐車場に着くと、同じ沢登り目的らしき人達が何人か準備をしており、我々が着替えなど支度をしている間に出発していった。我々も7時前に出発

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 しばらく紅葉の森の中にある遊歩道を歩いて行く。雨に濡れそぼった紅葉した樹々が本当にきれいだ。幹の表面がまだら模様をしたブナノキが多い。この紅葉を見られただけでもここに来た価値があったというものだ。

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 桃洞沢と赤水沢の出合まではノロ川左岸の遊歩道を歩いて行った。出合から100mほど桃洞沢に入ったあたりに標識とベンチががあり、そこから桃洞沢に入渓する。

 

 歩き始めの沢床は砂地で歩きづらかったけれど、やがて平らな岩の沢床が出てくる。話に聞いていたとおり、ナメ沢だ。両岸の紅葉が本当にきれいだ。平らと言っても、あちこちに大小さまざまな凹穴(ポットホール)が口を開けていて、足元をきちんと見ていないとその穴に落ちてしまいそうだ。

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 平らなところではだいたい足首の上くらいまでの深さのところを歩いて行くので、時々ヒザより上が濡れるくらいだ。この時期、こんな冷たい水の中に上半身まで濡らして遡行する気にはならない。

 これらの凹穴、深いものは何メートルもありそうだ。落とし穴のようにたくさんある。この穴に落ちようものなら、頭まで完全に落ち込んで、下手をすると溺れかねないかも。

 そんな凹穴を躱しつつ歩いて行くと、桃洞沢のハイライト、桃洞滝40mが現れた。滝の落口から流れ落ちる水流は、いったん幅広くなると、下ですぼまって穴の中に落ちていくように見える。夏に行った岐阜の沢上谷(そうれだに)にある滝も不思議な流れだったけれど、この滝も一見の価値ありだ。

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(↑桃洞滝40m。写真横向き)

 この滝は、左岸側にご丁寧に岩にステップが掘られているので、それを伝って登ることができる。桃洞滝から先も、ちょっと登りづらそうな小滝があると、必ずステップが見つかる。誰が掘ったのか知らないけれどご苦労なことだ。広葉樹の上に、杉の木が現れてくる。秋田杉らしい。210m滝では左岸に残置ロープがある。

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 右に本流を分け、なおも歩いて行く。二俣で分かれるたびに水量が少しずつ減っていくが、ナメ床は続く。小道のように狭くなってきて、ナメから、終盤の源頭の雰囲気になってくると普通の石ころになってくる。ほんの少しブッシュを漕ぐと、地形図上の938mと941mピークの間のどこかに出た。ここから反対側の赤水沢に下りるのだが、20mも下りていかないうちに、舗装された小道のような沢に出た。赤水沢は、桃洞沢以上に舗装されたような平らな沢床で、脇から合流する枝沢も、沢が出合うというより、小路が交差するT字路のようだ。

 その赤水沢は下って行くにつれて幅が広がっていく。途中の傾斜の緩い滝では、斜面に沿って小走りに下る。210m滝はちょっと急だったので、左岸のブッシュを伝って巻いて下る。

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(↑つくばいのような凹穴)

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(↑うさぎ滝)

 すると、うさぎ滝40mの落ち口に至る。滝の下を見ると、先パーティー4人組がいて、左岸のブッシュにある残置ロープを伝って下りたところのようだ。我々は巻いて下りるようなことはせず、うさぎ滝の緩そうなラインを選んで小走りで下りる。滝壺には大きな凹穴が空いているので、勢い余って穴に落ちないように気を付けないといけないので、ちょっとスリルが味わえる。

 先行Pを追い抜き、あとは幅の広いそれこそ平らな道をジャボジャボと歩いて行く。ごく弱い雨が降っているし、スネくらいの深さとはいえ、だんだんと身体が冷えてくる。紅葉はひたすらきれいなのだけれど、そろそろ出合に着かないかなあと思った頃に、桃洞沢との出合に到着。桃洞沢側に100mほど戻った左岸から、入渓した遊歩道に上がれる。

 遊歩道を戻ると、野生鳥獣センターが開いていた。中ではクマゲラなど動植物を紹介する写真やパネルが展示してある。こうして5時間40分ほどの遡行を終える。

 

 さて、これから東京に帰らなければならない。その前に温泉に寄ることにした。少し走ったところにある杣温泉に行く。鄙びた感じの建物にある内湯と離れの脱衣所がある露天風呂がある。この鄙びた感じがよい。

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 それから車を西に走らせ、五城目町へ。ここで食事を取りたかったのだが、適当なお店が見つからず、秋田道に乗ることにした。秋田県内のSAの食堂で、B級グルメ?の横手焼きそばを食べ、岩手県を経て宮城県内のSAでは盛岡じゃじゃ麺を食べた。

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(↑横手焼きそば)

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(↑盛岡じゃじゃ麺)

 雨がザーザーと降っていてワイパーを動かしまくる。相当降っている。運転を交替しながら、ひたすら南下し、助手席で寝ていて目が覚めると浦和が近づいていて、雨もほとんど止んでいた。外環を経て自宅へ。K寅さんと別れて帰宅したのは日付を回った1時頃。ああ、疲れた。

 

 今回の東北ツアーでの走行距離は約1,900km。よく走ったものだ。縫道石山での敗退はざんねんだったけれど、詰め込み気味の計画をこなすことができた。ほとんど行ったことのない東北には魅力的な山や沢がたくさんあるはずだ。クライミングでなく普通の山歩きでも良いので、これからも機会を作って訪れてみたい。

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