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2013年12月

甥っ子・姪っ子と高尾山~城山ハイキング

2013.12.23(月)
 天皇誕生日。甥っ子、姪っ子を連れて高尾山へ行ってきた。
 一昨年に高尾山、奥武蔵の物見山・日和田山、信州・霧ヶ峰と2人を山に連れて行ったものだが、その後すっかりごぶさたして、今年2月に奥武蔵・伊豆ヶ岳に連れて行った。それ以来なので10か月ぶりだ。
 計画したコースは、京王高尾山口駅~薬王院~高尾山~城山~相模湖~JR相模湖駅。甥っ子達は高尾山山頂から先を歩くのは初めてだ。
 甥っ子は小学6年生、姪っ子は4年生。2人は特に何か登山装備を持っているわけではないので、少なくとも帽子や手袋を含む防寒着を用意させた。あとは、お弁当に飲み物、おやつ。私は、お湯を沸かせるようにガスやコッヘルを持って行く。

 朝、甥っ子達の家に行き、車で中央線の駅まで送ってもらう。京王線に乗り換えて京王高尾山口駅へ。我々のほかにも高尾山を登るらしい登山客がたくさんいる。以前にも甥っ子達と歩いたコースを選ぶ。琵琶滝から急登の山道になり、途中小休憩を挟みながらロープウェイ山頂駅側の広場に到着。ベンチでお湯を沸かして、カップワンタンなどを食べる。この日の天気は曇りで陽射しが無かったけれど、遠く都心が望め、スカイツリーも眺められた。

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 薬王院でお参りしたり、おみくじを引いたりしながらのんびりと歩いて行く。高尾山の山頂には、最近の山ブームで登山を始めたような派手めな服装の人達も大勢いた。積雪の丹沢山塊北面も見える。お湯を沸かして抹茶オレを飲んだり、ビジターセンターを見学してみたりと、ここでものんびりと過ごす。ここからは一丁平を経て城山を目指すのだが、数日前の東京での雨がここでは雪だったようで、それが融けたせいか道がヌカるんでいて靴もズボンも泥だらけになる。

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 高尾山山頂からいくらも歩かないもみじ平の茶屋で姪っ子がおでんを食べたいというので、ここでもゆっくり休憩。一丁平を経て城山に着くと、ここでもおでんを食べたいというので再び休憩。持ってきたお弁当のおにぎりよりもおでんのほうが気に入ったようだ。

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 城山からは陣馬山方面へと続くメインの縦走路から別れて、相模湖に向かう南西へのコースを下りる。ここからずっと人が少なくなる。ススキの穂を拾ったり、わずかに残った雪で雪玉を作ったりと、急ぐこともないのでゆっくりと歩いて行く。
 下り道が続くので、足の裏が痛くなってきたのか姪っ子の歩くペースが落ちる。比較的元気な甥っ子に姪っ子の荷物を持ってもらったりしながら歩いて行く。樹幹越しに下のほうに民家が見えてきた。中央自動車道も見える。

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 国道を渡り、案内表示に従って相模川に架かる弁天橋を渡る手前で、ひっそりとした場所に老人と猫数匹がいた。クルミやキクラゲを売っていたので姪っ子がクルミを買った。焼いてあるようだ。疲れてきていた姪っ子も猫と遊んで少し元気を取り戻したかな。弁天橋を渡って坂道を登って再び住宅地に出る。途中、棒状に凍った氷を見つけてそれで遊ぶ。相模ダムに架かる橋を渡ると相模湖駅は近い。2人とも疲れてきていたので相模湖には寄らずそのまま駅へ。5分後に発車するという電車に乗った。

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 曇り空でいささか寒い一日ではあったけれど、甥っ子も姪っ子も道中いろいろなモノを見つけたりしながら、それなりにほどよく疲れるハイキングができたようで良かった。

城ヶ崎でクラッククライミング オーシャン、日蓮崎、漁り火

2013.12.21(土)~22(日)
 1年ぶりに伊豆・城ヶ崎に行った。
 城ヶ崎は、シーサイドに何度か訪れて「アイロンヘッド」5.12aを登ったほかは、クラックルートではファミリーに数回とあかねの浜に一度行ったことがあるだけだ。
 今回のメンバーは、所属山岳会のK田さん、S藤さん夫妻、私の4人。初日はオーシャンと日蓮崎、2日目は漁り火ロックエリアで登った。

■12/21(土)
 早朝、K田さんとS藤D介さんと待ち合わせ、私の車で一路城ヶ崎海岸を目指す。S藤M美さんは所用のためこの日の夜から合流する予定。
 私は城ヶ崎でのクラックはファミリーとあかねの浜にしか行ったことがないので、今回は他のエリアの場所を知ることも目的だ。
○オーシャン
 この日はオーシャンでアップしてから日蓮崎に行くことにした。駐車場から海に出たところは、いがいがねという場所で海が見渡せて伊豆大島も眺められる。
 そこから北に少し歩くとオーシャンがある。ほとんどのルートの取付きが海面上らしく、アップで「カラス」5.9+と「ボクサー」5.10aを登った。
 カラスは、私がカムをセットしながらリードして登った。そのままトップロープを張る。右側にあるボクサーはフィストサイズのクラックで、トップロープTrで登る。ぴったりフィストジャムをきめながら登るのがなかなか面白い。

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(↑カラス5.9+を登るK田さん)

○日蓮崎
 荷物をまとめて、さらに北に歩いたところにある日蓮崎に移動する。先客の2パーティー4人が登っていた。ここには左から「イブ」5.10d、「インディアンドール」5.10d、「スーパーシリアスジャム」5.10cの3つの短いルートがある。
 まずは、私がイブをテンションしながらリードしてトップロープを張る。トップロープを張る際は、支点からだけでなく、左上のクラックにでぃれくしょんを取ったほうが良いだろう。
 そうしてイブをトップロープでトライし、Trの2便目で何とかノーテンで登れた。でもカムをきめながらリードするのは難しそう。
 続いて、インディアンドールをTrでトライ。出だしの左上クラックの中が湿気っているせいもあるが、前半がちょっと難しい。
 スーパーシリアスジャムもTrでやってみた。これは1回目でノーテンで登れた。ほかの5.10dよりもこのルートのほうが難しいと言う人もいたけれど、3つとも触ってみた感じでは、やはりこれを5.10cとすると隣りのルートは5.10dだけあってもう少し難しく感じる。
 インディアンドールはTrであと2回触ってみたけれど、結局ノーテンでは登れず。
 この日は都合9便も出して疲れたけれど、滅多にやらないクラックをトライできて、良いトレーニングになった。天気は陽が当っていると暑いくらいで、先週行った寒い甲斐駒と比べると別世界だ。トップロープを貸していただいた他パーティーの方、ありがとうございました。

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(↑日蓮崎のようす)

 今夜は伊東市内にあるK’s House伊東温泉というゲストハウスに宿泊した。重要文化財に指定されている大きな和風の建物を改装したような施設で、古い作りを活かしながらも、共同のキッチンやトイレ、浴場を新しく改修したらしくなかなか良い感じだ。外国人観光客の利用も多いよう。お風呂は柚子湯だった。
 宿は街中にあるので、歩いて食べに行ける。仕事を終えて電車でやって来たS藤M美さんと合流して4人で夕食へ。K田さん達がおススメする鑫源(しんげん)という台湾料理屋へ。鑫の字は、金が3つ重なった漢字。一皿ごとにそれなりにボリュームがある。ちょっと値段が高めのアオキという食品スーパーで買い物をしてから宿に戻る。

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(↑台湾料理店・鑫源(しんげん))

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(↑K’s House伊東温泉)



■12/22(日)
 冬至。共同キッチンで朝食を作ったり、朝市を覗いたりしながらゆっくり出発。この日は漁り火ロックに向かう。富戸(ふと)というところにあるらしい。私はここも行くのが初めてだ。
 道路沿いの駐車スペースに車を停め、海沿いの住宅地の中を歩いて岩場へ。K島さんやH原さんが来ていた。有笠山で登る際に寄った岩櫃城温泉で会った以来数年ぶりに会った。K島さん達に限らず、この年末年始、クラッククライマーはある岩場に大勢集まるようだ。
 まずは「ジャムウェーブ」5.9を私がリードしてTrを張る。
 このルートのカムを回収する際に、下部で0.75番のキャメががっちりハマってしまって回収できなくなってしまった。K田さんもナッツキーとハンマーを使って試みるも外れない。あとでK田さんの知り合いのAni○さんという人がやって来て、回収をお願いしたら、ナッツキーをあてがってハンマーでコンコンと叩いたらあっさり外れた。あれだけ皆でやってみても外れなかったものを簡単に外してしまうとはすごい。無暗にハンマーで叩くのではなく、まずは手を差し込んでカム周辺のクラックの最も幅の広いを確かめて、予めカムをたたいて動かす方向を決めておくそうだ。ハマったカムの改修にもムーブがあるのだなあ。
 そんなこともあったけれど、「フットアップ・ルーフ」5.10aもリードしてTrを張る。あとはK島さんのTrを借りて、「イサリビクラック・ライト」5.10cは1回で、「イサリビクラック・レフト」5.10dは序盤でテンションした2回目で、「ヒマラヤ帰り」5.8は1回で登れた。
 前日ほどは便数は出さなかったけれど、いろいろなクラックルートに触れて良かった。

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(↑漁り火ロック)

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(↑伊豆大島)

 帰り道に伊東にある回転寿司屋「はま寿司」で夕食。厚木で少し渋滞したけれどメンバーを送って順調に帰宅できた。

 さて、早いもので2013年も年の瀬。今年はあちこちたくさん出かけた。海外ツアーはスペイン、韓国、中国と3回行った。残雪期の山も行ったし、沢登りも結構行った。東北に2回、南紀にも1回と遠乗りしたし。フリークライミングでは、グレード更新となる5.13aのルートを2つ登った。

南アルプス 甲斐駒ケ岳 坊主ノ沢 アイスクライミング

2013.12.14(土)~15(日)

 南アルプスは甲斐駒ケ岳の坊主ノ沢でアイスクライミングをしてきた。
 アイスそのものは滝の傾斜が緩く難しくないのだが、アプローチの黒戸尾根や五丈沢の登り返しなど、普段あまり山を歩かない身には堪えた2日間だった。
 甲斐駒には、高校生の時に2回登り、その後時を経て雪のある12月に2回登ったり、4年前には足首骨折後のリハビリを兼ねて日帰りで登っている。さらに、黄蓮谷の沢登りで2回、昨年秋には赤石沢Aフランケ赤蜘蛛ルートを登っており、今回の坊主ノ沢で都合9回目の甲斐駒訪問だ。
 同行は、所属山岳会のYT川さんをリーダーに、M田さんと私の3人パーティー。YT川さんとは今夏、南紀黒蔵谷へ沢登りに行ったり、普段は入間のクライミングジム・ベースキャンプで登っている。

■12/14(土)
 前夜YT川さんの車で中央道を走り、甲斐駒黒戸尾根の登山口となる竹宇駒ヶ岳神社の駐車場で車中泊。
 翌朝起き出すと、他にも数組の登山者が支度をしていた。女性3人組がタクシーでやって来て、やはり支度をしていていたので挨拶する。我々と同じ山岳会のメンバーで、黒戸尾根から甲斐駒山頂を目指す計画だ。
 彼らが出発していった後に、我々も黒戸尾根に向けて歩き出す。
今日の予定は、五合目から五丈ノ沢を下り出合付近にテントを張り、残った時間で黄蓮谷の坊主ノ滝50mを登る。
 明日は、坊主ノ沢を登って坊主岩東稜を下降し、テントを撤収。五丈ノ沢を登り返し黒戸尾根を降りる。

 7時半過ぎに歩き始める。登り始めはまったく積雪はなかった。笹ノ平分岐を過ぎ、八丁登りの途中からだったろうか、ちらほらと雪が現れ出して、地面も凍ってきた。久しぶりにストックを使う。今春の残雪期登山で初めて使ったのだが、足の負担が軽減されてやっぱり楽だ。我ながら歳を取ったものだ。
 刃渡り、刀利天狗を経て、黒戸山を巻いて五合目に12時半過ぎに到着。途中、刃渡り付近では、快晴の空に八ヶ岳をきれいに眺められた。八ヶ岳の山頂付近は雲がかかっていたけれど。五合目からは篠沢七丈瀑らしい凍結した滝が眺められる。

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(↑刃渡り)

 五合目からは雪の踏み跡と赤テープを頼りに五丈ノ沢右岸側をどんどんと下降して行く。1時間以上も歩いて、黄蓮谷との出合に降り立つ。その少し手前には岩屋がある。ハングした岩の下でテントが張れるくらいのスペースがある。そこでは水も汲めないことから、我々は出合付近の雪を均してテントを張った。目の前の黄蓮谷の沢で水が汲めるので、雪を融かして水を作る手間が省ける。

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(↑五丈ノ沢左岸側を下降)

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(↑岩屋)

○黄蓮谷 坊主ノ滝50m
 私が持ってきたテント・モンベルステラリッジ3型を張り終えてから、残った時間を使って、黄蓮谷にかかる坊主ノ滝50mを登りに行くことにした。
 テントを張った場所の目の前にある小滝は手前に釜もあることから、右岸から巻き20分ほど歩くと坊主ノ滝下に到着する。沢登りで訪れた時、この滝は左岸のルンゼから巻いたけれど、それほど傾斜の無い坊主ノ滝はアイスなら比較的容易に登れそうだ。すでに取り付いているパーティーがいる。聞くと、黄蓮谷の右俣を詰めるそうで、この日はもう少し登って途中で泊まるらしい。

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(↑坊主ノ滝50m)

 我々もロープを出して登る。すでに15時過ぎ。あまりのんびりしていられない。最初はM田さんのリード。M田さんは昨シーズン、バーティカルの氷瀑をあちこち登り込んで経験を積んだらしい。緩傾斜のこの滝を何でもなく登ってところどころにスクリューを打つ。傾斜がさらに緩くなった先でピッチを切り、2人が続く。

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(↑リードするM田さん)

 私のギアは、アックスは前の型のクォーク、アイゼンはペツルM10、靴はボリエールのアイスマスター。何年も前に買いそろえたものだが、アイスなど滅多にやらないので使い込まれた感じがしないギアばかりだ。
 YT川さんの登り方を観察して、ちょっと真似てみる。力任せにアックスを打ち付けて無駄に氷を壊すのではなく、刃先でチョンチョンと穴を穿ってから、その穴に軽く打ち込む感じだ。それでも刃先がすっぽ抜けるのが怖いので思い切り打ち込みたくなる。
 2ピッチ目は私がリード。さらに緩くなったところを右上にトラバースしながら登っていき、左岸の灌木帯に入る。立木を使って懸垂下降するためだ。懸垂下降で滝下に降り立つ。暗くなり出してきて、気温も下がって来て寒い。

 テント場に戻り、お湯を沸かして夕食を取る。凝った食事を作るのも面倒だったので、食事は各自用意してお湯で戻すだけのアルファ化米などで手早く済ます。19時半頃には横になる。テントの外で時々強い風が吹いていたけれど、厳冬期用のシュラフを持ってきた寒がりの私は震えることなく寝られた。

■12/15(日)
 5時前に起床。まだ暗いけれど、お湯を沸かして朝食を手早く済ませる。不要な荷物をテントに残し、風に飛ばされないようにポールを抜いてテントをつぶしておく。少しずつ明るくなってきた6時半頃に出発。
 まずは千丈ノ滝の右岸側を下ること10分ほどで坊主ノ沢出合に到着。参考にした本はチャレアルで、滝の記載などはそれに寄る。出合のF1滝30mが凍っている。黄蓮谷との間にある尾根が坊主岩の東稜で、下降に使う尾根だ。

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(↑坊主ノ沢F1)

 F1ではロープを出してYT川さんのリードで越える。

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(↑F1をリードするYT川さん)

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(↑フォローのM田さん)

 その後の小滝やナメ滝ではロープを使わず各自登っていく。途中の凹角状の岩の乗っ越しではYT川さんが登って、後続はロープで確保してもらう。二俣を右に進むと長いナメ状が続く。大ナメ滝100mだろう。アックスとアイゼンをきかせてザクザクと登る。遠く左上に坊主岩の大スラブが見える。東壁らしい。

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(↑アックスを大振りする私。写真横向き)

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 2段40mらしい滝も登ると坊主ノ沢のアイスクライミングもいよいよ終わりで、右岸側の尾根の緩そうなところを目指して樹林帯に入ると、すぐに小尾根上に出る。10時半頃。
 その向こうには東壁のスラブが眺められ、その基部を巻くように雪面をトラバース。下降に使う東稜そのものに取付くため、スラブ基部と樹林帯の間を目指して少し登って東稜の尾根上の乗る。

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(↑坊主岩東壁を見上げる)

 そこからは細い東稜を下って行く。下るにつれて尾根が枝分かれして分かりづらいところもあり、どんどんと下って行き、最後はテントを張った五丈ノ沢出合付近に至る右の枝尾根に入りたかったのだが、そのまままっすぐ進む尾根を下降したため、最後空中懸垂も含む50mいっぱい懸垂して東稜末端に降り立つ。つまりすぐ脇にF1がある。こうして坊主ノ沢のアイスを終える。

 テント場に戻り、テントを撤収。ここから五合目まで五丈ノ沢右岸の登り返しがものすごく大変だった。ある意味ここが核心部だ。1時間半くらいかかってヘロヘロになって15時半過ぎに五合目に到着。つ…疲れた。
 黒戸山の登り返しから黒戸尾根をどんどん下って行く。と言ってもヨレヨレだし、暗くなってきて、月明りに照らされて樹林帯を下って行く。いよいよ暗くなったのでヘッドランプを点ける。ものすごい速さで駈け下って行く若者3人組に抜かれ、だんだんと痛くなってくる足の裏を我慢して歩く。神社を経て駐車場に帰着したのは19時過ぎ。
 ヘロヘロに疲れたものの、思っていたよりは短い時間で下山できた。しかし、下りでかいた汗が一気に冷えたのか身体がガタガタと震えだしてきた。温泉に入りたい~。しかし、行ったベルガは臨時休館。むかわの湯でようやく身体を解凍できた。ああ、極楽極楽。渋滞の無い中央道を走り解散。YT川さんと別れ、私の車の駐車場に帰ったのは0時近く。駐車場から家までちょっと距離があるため、帰宅するのが億劫になりそのまま車中泊。翌月曜日の朝、6時くらいになってから帰宅した。足が筋肉痛だし、慣れないアックスを振った腕もダルい。
 岩(赤蜘蛛)、沢(黄蓮谷右俣)、氷(今回の坊主ノ沢)、雪(12月黒戸尾根)と、ひととおり甲斐駒で登ることができた。氷は今回の坊主ノ沢だけでなく、黄蓮谷の右俣や左俣に行く機会がいつかあればと思う。

中国 桂林・陽朔クライミングツアー 8

2013.11.30()12.08()

12/7() エッグThe Egg(鵁蛋山)

 クライミング7日目。1週間にわたる桂林でのクライミングも今日でおしまい。6年前にO野さんが一度行ったというエッグで桂林ツアーをしめることにした。バスターミナルで普益PuYi行きのバスに乗る。普益まで乗ると5元らしいが、途中下車する我々は3元で済んだ。

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(↑普益PuYi行きのバス)
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(↑白山への分岐で下車)
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(↑エッグへは白山分岐への30m手前を入る)
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(↑集落を抜けていく)
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(↑エッグ。写真横向き)

 下りたところは、先日行った白山White Mountainに至る分岐入口で、そこから陽朔側に30mほど戻ったところから集落の中に入って行く。エッグに至るには、集落の中を通る道をそのまま進んで行ったほうが良い。途中で右手の畦道などに入ると畑の中に入って行ってしまうからだ。右奥遠くに独立した岩塔が見えるのがエッグだ。集落側からたどり着いたところが東面で、そこから取り付きを右手に回り込むように踏み跡が続いていて、各ルートに取り付ける。

 桂林でのクライミングの最終日、私はアップからイレブン台のルートばかり取り付いて、8便出してすべてオンサイトかフラッシュで8本登れた。

○エッグThe Egg(鵁蛋山)

Eggstatic(1P) 5.11a(6b+)3 MOS

Tail Spin 5.11a(6b+)10 MOS

 基部の大穴に瓶が置いてあるブッシュの中から取り付いて登ったのだが、№11ルートのほうから取り付いても良い。

Pumpy Brewster 5.11a(6b+)14 MOS

 №15ルートと枝分かれして、黒い左のカンテを回り込みながら登っていくのだが、おもしろくない。

Name?  5.11a(6b+)26 MOS

 エリア右端のほうにある3つ星ルート。まあまあ楽しい。

Chuck If Ya Want To 5.11d(7a)27 FL

 壁中の洞窟の左端を抜けるルートで、ハング部分で遠いガバを一気に取るワンムーブが核心。O野さんがかけたヌンチャクを使ってフラッシュできた。

Hustlers Roof 5.11b(6c)20 MOS

 岩場の基部を左から右端まで登りながら巡ったので、今度は左に戻りながらイレブンを登っていく。

Bad Egg 5.11b(6c)11 MOS

 となりの№12I澤さん達がトライしていたので、まずはこちらを登る。

Duck 5.11b(6c)12 OS

 I澤さん達がトライしていたのでヌンチャクを使わせてもらってオンサイト。

 これで2P目にある1本を除いて、基部から取り付けるイレブン台8本を全て1撃で登れた。今回の桂林ツアーで登ったイレブン以上のルートは計22本。よく登った。

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(↑O野さん。下の写真も)
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 陽朔に戻り、今ツアーのクライミングの終了を祝して乾杯。4日ぶりにマッサージ店に行く。強張った身体がほぐれる。繁華街を巡って少しだけお土産を買う。オカリナも安いものを買ってみた。一般的な形のものではなく、卵型の安物。しかし買っては見たものの、店員が実演してくれようには音が出ない。相当練習しないとまともな音はでないのかもしれない。早くも飾り物になりそう。

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12/8() 帰国

 1週間にわたるクライミングを終えて、日本に帰る日を迎えた。桂林の空港を発つ便は11:30発なので、朝早めにホテルを発つことにした。バスターミナルに行き、桂林市内行きの直送バスに乗る。始発が6:45で一人22元。所要時間は1時間半くらいらしい。我々は前が見える最前列に座ったのだが、このバスも含め、対向車線に平気で飛び出して前の車を追い抜いて行く。前から対向車が近づいてきて、その直前で元に戻るという走り方でちょっと冷や汗モノだ。

 桂林市内を走っている時は、前を走る車が横断していた自転車を跳ね飛ばす瞬間を目撃。道路上に倒れ込んだ自転車の男性は呆然としていた様子だが、バスはそのまま通り過ぎる。

 桂林のバスターミナルに着き、そこからさらに空港まではタクシーで移動することになった。バスはないのだろうか。180元で2人ずつ乗ったので、決して安くない。しかし、桂林市街から空港までは結構距離があって、30分近くは走っただろうか。

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(↑桂林のバスターミナル。下の写真も)
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(↑成田行きの便に乗り込む)

 帰路は、行きで中継した西安に寄ることもないので、北京には2時間半ほどで着く。乗り継ぎ後、21時過ぎに成田に着いた。ここで解散。O野さんには本当にお世話になった。皆さん、ありがとうございました。

 早く帰宅したかったのでスカイライナーに乗って、日付が替わる頃に帰宅。

 こうして今回の桂林クライミングツアーを終える。事故に遭うこともなく、楽しくツアーを終えることができて良かった。国内だけでなく、こうして海外でクライミングするのはやっぱり楽しい。おしまい。

中国 桂林・陽朔クライミングツアー 7

2013.11.30()12.08()

12/6() ドラゴンシティDragon City

 クライミング6日目。この日は、O野さんもまだ行ったことのないエリアということで、ドラゴンシティという新しい岩場に行くことにした。私が買った緑色のトポ本には載っておらず、I澤さん達が買った最新の黄色のトポ本に掲載されたエリアの一つだ。ルート名などはその黄本による。

 ドラゴン何々と他にもドラゴンと名前の付いた岩場があるけれどそれらではない。

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(↑旅行会社の観光案内板)
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(↑陽朔のバスターミナル)
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(↑陽朔~高田間のバス)

 場所は、ワインボトルとムーンヒルの間くらい。例によって、高田GaoTian行きのバスに乗り、大榕樹Banyan Tree Cragという観光地にもなっているところで降りた。そこから、街道沿いをそのまま数百mほど南に歩き、苺畑がある街道左側の脇道に入る。初めて行った我々はまずこの入口を見つけるのが大変だった。脇道入口には苺狩りらしい看板が立てられているので一つの目印になるかも。もう少し先まで歩くとウォーターケイブ(漢字表記は忘れた)という鍾乳洞の観光施設があるので、その100mくらい陽朔側に戻ったところだ。

 トポ本には、街道沿いの入口そばに建物があって「Water Cave ticket office」とあるので、あたかもウォーターケイブのチケット売り場の建物かと思ってしまうが、そうではない。苺畑に入って行く道を少し入ると小屋が立っていて、その壁にそのように記載されているだけだ。トポ図の不正確な案内図に惑わされないように。さて、その畠の中の道も左にカーブするところで、まっすぐ伸びる細い踏み跡が2つある。真ん中を進んで行くと、左手の一段低い湿地っぽい草地を歩かずに済む。20分くらいは歩くだろうか。左手の岩山が近づいてきて、岩山を回り込むと少し上にドラゴンシティの岩場が現れる。下の畑と言うか草地にはアヒルかガチョウがたくさんいた。農民の姿もちらほらと見える。

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(↑大榕樹の入口)
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(↑Dragon Cityへの苺畑の入口)
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(↑入口から少し入ったところの小屋)
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(↑アプローチを行く)
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(↑Dragon City)

 ということで、何とか岩場にたどり着けたのでさっそくクライミング開始だ。

○ドラゴンシティDragon City

Alors On Danse(Lets Dance)(1P) 5.10a(5+)5 FL

細かいホールドを使うルートで、5.10aと侮れない。

Fashion Oragon 5.10b(6a)1 FL

 ぐいぐいと登れる、これは好ルートだ。

name(名無し) 5.11b(6c)15 ×

 図のほうにはプロジェクトと記載されているので、相当新しいのだろうが、岩はポロポロと欠けるし、ものすごく登りづらい。特に上部が悪く、チョンボ棒で何とかトップアウトして、さっさとヌンチャクを回収する。全くおススメしない。

Dreadlock 5.9(5)9 FL 、Long Cheng Sui Yue(Dragon City Years) 5.11b(6c)10 FL

 2ピッチ目の5.11b3つ星ルートということで、O野さんと上まで登ることにした。易しい1P目をリード&フォローで登り、2P目をそれぞれ登った。確かに良いルートなので、このエリアに行ったらわざわざ上まで行ってみてもよいだろう。上からののどかな畑地の眺めは良い。

Wheres the Beef? 5.11b(6c)23 FL

 Upper Leftという左に一段上がったところにあるルートで、トポ本の図には5.10dとあるが、表のほうには5.11bと記載されているルート。登ってみると確かにイレブンで良いと思う。先ほどのルートを3つ星とすると2つ星くらいのそれなりに好ルート。

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(↑登るI澤さんと見上げるO野さん)
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(↑ふもとの眺め)
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(↑うし)

 陽朔に戻って、夕食。行きたかったマッサージ店は昨日今日とお休みだ。残念。桂林でのクライミングも明日でおしまいだ。

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(↑マクドナルドにて)

中国 桂林・陽朔クライミングツアー 6

2013.11.30()12.08()

12/5()  月亮山Moon Hill 2回目

 クライミング5日目。3日前にも行ったムーンヒルへ。私の目標はもちろんOver the Moon5.12acのレッドポイントだ。

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(↑朝の陽朔の街)

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(↑再びMoonHillへ)
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(↑アーチを下から見上げる)

○月亮山Moon Hill

New Moon 5.10b(6a)12 MOS

Over the Moon 5.12c(7b+)17 通算5RP

 まずはヌンチャクがけの1便目。腰掛けレストできる大コルネまでは順調に登れるが、その先のどっかぶり部分では無理したくないのでテンションしてからヌンチャクをかけていく。遠いドアノブ状ホールドではもっと楽に手が届くムーブを確認できたし、核心部通過後のヨレてくる垂壁部でもムーブを修正したり、クリップ位置を変えたことで、より楽に登れそうなムーブを確認できた。

 1時間半ほど間を空けてから本気トライ開始。腰掛けコルネでじっくりとレストし、どっかぶりのパートもこなす。長い垂壁部に入ると、だんだんと前腕がヨレてくる。ガバで腕をシェイクさせながら登っていくも、いよいよ腕が張ってくる。なんとか堪えて登っていくと、目の前に終了点があった。やった~。下では観光客も私が登るところを見ていたようだ。

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(↑MoonHill北面)

 これで自身の5.12a以上の完登ルートは国内国外合わせて100本になった。前日5.12aを一つ登っておいたのは、このオーバー・ザ・ムーンで100本目とするためだったのだ。

 海外で登った最高グレードはやはり5.12cなのだが、以下のとおりこれで4本となった。

・「From Beneath」 チェアカマスCheakamus Canyon/スコーミッシュSquamish/カナダ 2011.07.31

・「Is Danzas」 スペルロンガSperlonga/イタリア 2012.05.04

・「어딘가 넘어 무지개(オディンガノモムヂゲ)」 禅雲山(ソヌンサン)/韓国 2013.05.17

・「Over the Moon」 月亮山Moon Hill/桂林・陽朔/中国 2013.12.05

Pegasus 5.11b(6c)16 2×

 オーバー・ザ・ムーンが登れて、あとはイレブンでも片付けておこうと思って取り付いてみたら、ヨレているせいかホールドを持つ手が痛くてテンションしまくり。2便目はさらに掌が痛くて、諦めてヌンチャクを回収する。

Emission Control(1P) 5.9(5+)13 MOS

 もはやヨレヨレなので5.9を登って終わりとする。

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(↑写真右端にI澤さん(赤いシャツ))

 陽朔に戻り、食堂を2軒ハシゴ。一昨日行ったマッサージ店に行ってみたが休みだった。

 

道端でライチを売っていたので、買って皆で分ける。私は名前だけで姿形を知らなかったのだが、日本では冷凍モノしか売っておらず、生のライチは貴重らしい。I澤さん曰く「楊貴妃が愛した果物」とのこと。私はさらにマンゴージュースを飲んでみた。繁華街の中にはいくつもマンゴージュースのお店があるので、一度は飲んでみたかったのだ。美味しい。ビールも飲んだからお腹がガボガボだ。

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(↑ライチ)
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(↑マンゴージュースの店)
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(↑マンゴージュース)

中国 桂林・陽朔クライミングツアー 5

2013.11.30()12.08()

12/4() 雷劈山Lei Pi Shan

 クライミング4日目。この日、I澤さんとT橋さんはレスト日とするそうで朝食後観光に出かけた。あとで聞くと、川下り観光をしたあとに、バタフライ蝴蝶泉の鍾乳洞を見物してワインボトルで数本登ったそうだ。

 O野さんと私は、6年前にも桂林に来たO野さんがまだ行ったことがないエリアに行ってみようということでレイピーシャンという岩場に行くことにした。

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(↑朝食で入った食堂のうどん)

 レイピーシャンに行く前に、現金が足りなくなってきたので両替えしておくことにした。繁華街の中に24時間やっている中国銀行の無人機店があり、その中に両替機があるとI澤さんに聞いていたので行ってみた。日本語表示を選べるので分かりやすい。しかし、パスポートをスキャンして認識してまでは良いのだが、日本のお札をなぜか認識できず機会に入れても出てきてしまう。何度か繰り返してもダメだった。やれやれ。1万円札と5千円札でやってみてダメだったのだが、あとでI澤さんに聞くと1千円札は何とか読み込んでくれたらしい。

 仕方がないので、中国銀行の人のいる店舗に行くことにした。街中にあるホテルのフロントでも両替えしてくれるところがなかなか無いのだ。バスターミナルから5分ほど歩いたところに中国銀行の店舗があった。9時の開店を待って、ようやく両替えを済ます。

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 それから雷劈山に向かうため、バスターミナルに向かって車道の脇を歩いていると、O野さんの目の前で伐採作業をしていた街路樹が車道に突然倒れ込んでオートバイが下敷きになった。オートバイの人には災難だったが、O野さんも間一髪だった。それにしてもこの大雑把さは中国らしいのかも。

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(↑伐採した街路樹が車道に倒れた)

 雷劈山は高田GaoTianから南に1.52㎞ほど歩いた道路脇にあるらしい。そこで、すでに乗り慣れた高田行きのワンボックス車のバスに乗る。終点の高田の街が陽朔よりははるかに小さい。T字路状になっているので、北からやって来た我々はそのまま南へ向かう幹線道路を歩いて行く。

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(↑高田GaoTian)
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(↑ぶたを載せたトラック。中華料理の材料だ)

 25分くらい歩くと、右手にそれらしき岩場が見えてきた。10時過ぎに岩場の取付きに着くと、韓国からのクライマー4人がいた。私は気付かなかったのだが、初日ワインボトルでも会ったらしい。そのうちの年配の男性は日本語が上手で、タイ・プラナンにも行ったことがあるそうだ。

 岩場は到着したころは太陽が見えていたけれど、すぐに日陰になって終日過ごしやすかった。結構良いエリアだ。

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(↑雷劈山Lei Pi Shan)
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(↑岩場の様子。写真横向き)
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(↑ナナフシ。写真横向き)

○雷劈山Lei Pi Shan

Name? 5.10a(5+)5 MOS

The Power of One 5.12a(7a+)12 2RP

 桂林に来てようやく5.12aをひとつ登った。ガバのポケットを伝っていく3つ星の好ルートだ。5.11a以上のグレードの完登ルートはこつこつと記録を付けているのだが、5.12a以上の完登ルートは国内国外合わせてこれで99本になった。あと1本で100本だ。

Jeja 5.11a(6b+)6 FL

Pickpocket 5.11d(7a)11 MOS

 5.11dをオンサイトできた。やった。

Waiting for Sophy 5.11c(6c+)14 MOS

 ルートは直上して、延長のOne Love5.13a(7c+)13と分かれてバンド状を左にずっと行って終了点があるらしいのだが、トポ本のコメントにもあるように多くの人はOne Loveとの分岐にある支点で終了するらしいので、私もそうした。直上部分だけで十分5.11cあったし、延々とトラバースするとヌンチャクの回収が大変だ。

Ma Jie 5.10d(6b)7 FL

 この日はレスト日ではないにしても、クライミングは軽めで済ませておくつもりだったのだが、結局がつがつとたくさん登ってしまった。明日はまたムーンヒルに行って5.12cのルートをトライするというのに大丈夫かしら。

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 陽朔に戻り、O野さんとレストランの外のテーブルで食事をしていると、I澤さん達も偶然やって来た。4人で別の食堂に移って飲み直す。繁華街の広場の地下にあるスーパーでお土産を買ったり、Tシャツ屋でかなり値切ってTシャツを買ったりした。

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中国 桂林・陽朔クライミングツアー 4

2013.11.30()12.08()

12/3() 白山The White Mountain

 クライミング3日目。この日は白山というエリアに行く。約束した8:30に前夜手配しておいた小型ワンボックスカーがホテルに迎えに来る。

 白山に向かう幹線道路は高田GaoTian方面ではなく、東のほうへ別れる別の道だ。幹線道路をずっと走って、途中から右手の脇道に入るのだが、この幹線道路は陽朔からは普益PuYi行きのバス路線がある。月亮山MoonHillなどに行くのに利用する高田GaoTian行きがハイエースサイズなのに対し、こちらの路線は観光バスサイズだ。

 白山への脇道に入るところは、後日行くThe Eggに行くため降車場所と近い。30mくらいしか離れていないので、要は同じ場所だ。白山へはさらに農道のようなところを枝分かれしながら車で進んで行くので、ちょっと覚えきれなかった。こうして連れて行ってもらうのが無難だろう。知っていれば歩いていけないこともないのだろうが、30分くらい歩くことになるかも。畑が広がる中に白山の岩場が見えてきた。車を降りて5分ほど歩いて行くと取り付きだ。取り付きは平坦で広いのはよいのだが、陽射しがとにかく暑い。

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(↑あれが白山の岩場)
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(↑白山の岩場全景)

 ほかのクライマーも続々やって来て、韓国からのグループもいれば、台湾から来たというカップルもいた。その女性は日本語も話せて、日本の岩場にも行ったことがあるそうで、その時はSINOさんに案内してもらったと言う。あの人だ。ほかにも中国人もいたから、我々日本人も含めて東アジア・クライミングリーグが開けそう?

 岩場はコルネはもちろんあるのだが、穴や凹んだところをホールドとするルートが多い、垂壁からかぶり気味の大きなエリアだ。今ツアーで訪れたエリアでコルネが最も発達していたのは、やはり月亮山ムーンヒルだ。

○白山The White Mountain

The Missing Link 5.10b/c(6a+)24 MOS

Cave Man 5.11a(6a+)26 2RP

 出だしがちょっとボルダーチック。前半の右2本指ポケットから上方ホールド取りが悪くて1便目ではテンション。やはりOSできなかったFace Route5.11a1便出した後の2便目でRP

Face Route 5.11a(6a+)35 2RP

 これは後半にカチが数手続く箇所があり、1便目ではここでテンション。

Abinormal 5.11b(6b)43 ×(敗退)

 出だしのコルネから悪そうなのだが、そのコルネのちょうどピンチしたいところの石灰岩の表面が欠けていて、中の粉状が露出してしまっていて、サラサラと手が滑って保持できない。まともにトライできないので諦めて敗退とする。

The Stone Dog 5.10c(6a+)31 MOS

 先にも書いたが、晴れているとこの岩場は暑い。登っていると暑さでくらくらしてきそうだ。この暑さの中で登るのはちょっとイヤだ。ルートそのものは長く登り応えのあるものが多く、5.12台のもやってもよかったのだろうけれど。

 この日入った食堂はなかなか美味しかった。青島啤酒(チンタオピージウ)も知られているだけあって美味しい。食事のあとT橋さんとマッサージ店に行く。ホテルで教えてもらったマッサージ店は1時間で120元もするので、他にないか歩いて探したのだが、私がたまたまMassageという文字を見つけ、全く目立たないところに小蒋盲人按摩店Blind Massageという看板の店があった。聞くと、1時間で50元という。安い。ここで決まりだ。

 ということでクライミングで強張った身体をマッサージしてもらったあとは、ずいぶんと筋肉がほぐれた感じだ。翌朝起きた際も身体の強張り方がそれまでより格段に軽くなっていた。

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(↑マッサージ店)

中国 桂林・陽朔クライミングツアー 3

2013.11.30()12.08()

 

12/2() 月亮山Moon Hill

 クライミング2日目。ロビー集合は以後毎日7時とした。この日は、今回のツアーで最も行きたいと思っていたエリア、ムーンヒルに行く。山の真ん中が大きく穿たれた眺めるだけでも一見の価値のある岩山で、そのアーチ部分にルートが作られていて、どっかぶりのクライミングが期待できる。

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(↑建築工事の足場は竹。写真横向き)

 高田GaoTian行きのバスに乗り、月亮山前で下車。観光スポットであるため、入口で入場料を払わないと中に入れてくれない。一人15元。おむすびのような3角形の真ん中に穴が空いた岩山が遠く上の方に見える。入り口のある麓から見えるのは南面で、ルートの多くは裏側の北面にある。あそこまで樹林帯の中の石段を20分ほどかけて登っていくので、アプローチは少々疲れる。

 石段を上り、真下に着くと無数のコルネがぶらさがったアーチがぐるりと眺められる。すごい。広場状になっていて観光客も上がってくる。遠くニョキニョキした岩山の眺めも良い。南面は日当たりが良く暑いくらいだが、回り込んだルートのある北面は日陰でダウンジャケットがほしい。

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(↑月亮山の入口)
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(↑奥のゲートで入場料15元を払う)
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(↑あれが月亮山Moon Hillだ!)

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(↑ぽっかり穴が空いてる)

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(↑アーチの下から。写真横向き)


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(↑アーチ下広場からの眺め)

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(↑アーチ北面)

○月亮山Moon Hill

Luna Nascente(1P) 5.10b(6a)5 MOS

Artemis 5.11a(6b+)8 MOS

 3つ星ルートだけあって面白い。

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(↑Artemis5.11aを登る私)

 

Over the Moon 5.12c(7b+)17 3×

 今回のツアーで最もトライしてみたいと思っていたルート。といってもこのルートを知っていたわけではなく、ムーンヒルに来たことがあるK田さんに、5.12cのルートがあるからと薦められていたのだ。O野さんのトポ本を事前に見ていて、アーチの反対側にあるRed Dragon5.12cがそれだと思っていたのだが、オーバー・ザ・ムーンは3つ星だし、以前のロクスノに紹介されたのはこのルートだとI澤さんが教えてくれた。アーチの下部を登り、大きなコルネのあるかぶった核心部を経た垂壁部もなお終了点までは10mくらい登らなければならない、全長30mの長いルートだ。必要なヌンチャクは13本。

 白人クライマー2人組がいて、彼らの一人はアップでこのルートを難なく登っていたけれど、これは登り甲斐のある見栄えもするルートだ。

 ヌンチャクがけの1便目。垂壁部をぐいぐいと登っていける。ニーバーができそうな大穴もあり、その左上の大コルネでは跨るように座ってレストできる。ここまではノーテンでいけたが、そこからがどっかぶりの核心部でテンション。

 右上遠くにあるドアノブ状のコルネを取るのがちょっと遠い。それが取れると、左の穴の縁を取りながら少しトラバース。穴の縁から右足を穴の中にハイステップでかき込みながら上方の受話器状ホールドに手を伸ばす。その先は傾斜が緩むのだが、まだ10mくらいはあり前腕がヨレてくる。

 この日はあと2便出して、だいたいのムーブは確認できたもののレッドポイントには至らず。普段なかなかやる機会のないかぶったルートをやったものだから、腕も背中もヨレて重い。今日のトライはここまでだが、ヨレていなければ登れそうなのでムーンヒルにはもう一度来たいと思った。

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(↑Over the Moon5.12cを登る私)
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(↑以下5枚は横向きで見てください)
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 レスト中に南面の広場に行くと、I澤さん達が誰かと話している。I澤さんが「紹介します。沢木耕太郎さんです。」と言う。日本人の青年で、1年半くらいかけて世界一周しているのだと言う。バックパッカーで、長旅のせいか日焼けしている。我々日本人がいるのを見つけて、久しぶりにまともに日本語で会話ができた、とのこと。仕事を辞めてから海外旅行に出たそうで、中国国内も数か月いるそうだ。大阪からとのこと。南米やヨーロッパなど世界各地を回ったそうで、まさに沢木耕太郎の深夜特急を地で行っている。すごいなあ。I澤さんもT橋さんも私も深夜特急を読んでいるが、彼もやはり読者であった。もうしばらく中国を巡ってから日本に帰るそうだ。

 

 陽朔に戻り、ホテルでシャワーを浴びてから夕食へ。1軒目のレストランの食事がいまいちだったので、もう1軒ハシゴする。

 翌日は白山The White Mountainに行くことにしたのだが、岩場までのアプローチで狭い農道をけっこう走るそうなので、普通のタクシーでは通行が難しいらしく、またその道もわかりづらいことから、クライミングショップ・BLACK ROCK CLIMBINGで車を手配することにした。往復で80元とちょっと高いけれど仕方ない。

やはり疲れてしまい早々にホテルに引き上げる。

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中国 桂林・陽朔クライミングツアー 2

2013.11.30()12.08()

12/1() ワインボトルThe Wine Bottle Cliff、拇指峰(親指岩)The Thumb Peak

 クライミング1日目。7時半にロビーに集合。前日の移動の疲れがまだ残っていて眠い。ホテルの近くにある食堂に入り、おかゆなどを食べる。ホテルの部屋にはミネラルウォーターのボトルとバナナがあったので、これを毎日行動食とした。これだけでは足りないので、パン屋で買い出し。朝からやっているパン屋は通学途中の黄色い帽子をかぶった子供たちも買いに来ていた。朝食がこのような菓子パンでは成長期の子供にはあまり良くないのではと思ってしまうが。

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(↑滞在したホテル。白玉蘭酒店)
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(↑ホテル近くの食堂)
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(↑朝の繁華街は静か。写真横向き)
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 さて、初日なので比較的易しいルートがあるというワインボトルと言うエリアに行くことにした。ホテルから徒歩10分ほどのところに街の中心部にバスターミナルがあって、各方面に観光バスサイズからハイエースサイズのワンボックス車が出ている。

 陽朔から南に10㎞ほどのところに高田GaoTian(ガオティエン)という町があるのだが、その間の道路沿いにワインボトルのほか月亮山Moon Hillなどの岩場がいくつもあるので、ツアー中この区間のバスには何度も乗った。

 陽朔~高田間はワンボックス車が走っていて、乗客が何人か集まると適宜出発するようだ。初日はよく分からなかったので4人でいくらと値段交渉したりしたけれど、この区間のバスは途中どこで乗降しても1人一律3元だ。フロントガラスのところに「陽朔‐高田」と書かれたプレートがあるので、途中でバスを呼び止める際の目印になる。手を挙げれば止まってくれる。満車だと乗せてくれないのだが、乗車定員など関係なく夕方などは15人くらい乗っている。通学の子供もいると17人くらいの時もあった。

 街中を走る車は古いものはとことんボロボロで、オート3輪みたいなのも走っているのだが、きれいな割と高級な車もたくさん走っている。シトロエンなどフランス車も多い。埃っぽい風景の中、ピカピカのフェラーリも何度か見かけた。やっぱりカッコいい。

 交通マナーは日本と比べたらメチャクチャだ。ひっきりなしにクラクションを鳴らしているし、車同士が合流するところでは少しでも気後れすると前に割り込まれてしまうようだ。とてもレンタカーを借りて運転する気にならない。道路を横断する際も急に飛び出したりしないで、様子をうかがいながら真ん中で立ち止まったりしながら車をやり過ごし歩く。

 中国と言うと自転車がたくさん走っているイメージだが、オートバイのほうが多いくらいだ。ヘルメットをかぶっている人は少数派。ほとんどがノーヘルだ。そのオートバイだが、見るとエンジン音がしないものが多い。電動らしい。日本でも電動オートバイはあるのだろうが、中国では全てではないにしても、多くが電動のように見える。クラクションはともかく、エンジン音がせず静かなのでこれは日本も見習ってほしい点だ。

 目指すワインボトルは街道の左側(東側)にあるのだが、下車する目印はバタフライThe Butterfly Spring(蝴蝶泉)というところだ。バタフライエリアは右側にあるのだが、街道際に立つ岩壁に巨大な蝶のモニュメントが取り付けられているので良くわかる。岩壁の中が鍾乳洞の観光スポットになっていて、観光バスが何台も停まっていて、大勢の中国人の観光客がいる。バタフライエリアにも易しいルートが少しあるようだが、観光客が多いこともあり実際は登ろうとすると係員に止められるそうだ。

 ワインボトルは、バタフライから道路を渡った真向いに眺められる岩壁で、砂利の広場を抜けて草っ原の中にある小路を数百m歩くと岩場の取付きだ。ワインボトルと言うくらいだからそういう形をしているのかと思っていたのだが、岩場がある岩山そのものはそんな形をしていない。右奥遠くに見える岩塔が名前の元になっているのかもしれない。

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(↑蝴蝶泉。写真横向き)
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(↑蝴蝶泉前からワインボトルの岩場方面を望む)

 取付きに着くと、中国人の若者たちが大勢登っていた。どうやらクライミング体験会みたいなことをしているらしく、白人2人があれこれ教えているようだった。それにしてもこの岩場は陽が当って暑い。Tシャツどころか裸で登りたいくらいだ。

 以下、ルート名やグレードは、私が買った緑色のトポ本に寄る。黄色のトポ本でもさして変わっていないはずだ。6日目に行ったドラゴンシティDragon Cityのみ新しいエリアのため緑本には載っていなかったので黄本に寄った。№○は、トポ本中のルート番号。OSはオンサイト。FLはフラッシュ。RPはレッドポイント。Mはマスターで。

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(↑ワインボトルの岩場全景)

○ワインボトルThe Wine Bottle Cliff

Opica 5.10c(6a+) 14 MOS

 中国初クライミングはこのルート。若者グループがあちこちにトップロープを架けているので、空いているルートを適当に選んだ。

Tension 5.11b(6c)12 MOS

 イレブン以上のグレードの完登ルートはこつこつと記録を取っているのだが、中国初イレブンはこのルート。

The Great Wall 5.11c(6c+)8 2RP

 I澤さんとT橋さんはワインボトルに残るとのことで、午後からO野さんとバタフライから南側に少し歩いたところにある拇指峰(The Thumb Peak、親指岩)に行くことにした。草むらの中の小路を行くと深く抉れた岩壁に至る。ルート数は少なく、あまりパッとしないエリアなのでこのエリアのためだけに行くことはなさそう。右に回り込んだ先にはバタフライの岩山と拇指峰を結ぶ観光用の吊り橋が架かっているのが見え、観光客の姿が見える。

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(↑拇指峰The Thumb Peak。写真横向き)

○拇指峰The Thumb Peak

Red Bull 5.11b(6c)10 2RP

 O野さんがトライした後に私もやってみる。左を登り、カンテを右に回り込んでハングを力で乗っ越すムーブが核心。その快心のムーブを見つけたのはO野さん。

 ほかに登りたくなるようなルートもなさそうなのでワインボトルに戻ることにした。その前に蝴蝶泉の入口まで行ってみる。中国人の団体観光客が大勢いて、入口の階段はごった返している。

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(↑蝴蝶泉からワインボトルの岩場を望む)

 ワインボトルに戻り、T橋さん達がトライしていたルートを私も登ることにした。

○ワインボトルThe Wine Bottle Cliff

Wheres the Jug 5.11a(6b+)9 OS

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(↑中央下がI澤さん)

 T橋さん達が暗くなりかけた17時半頃まで登るのを待って陽朔に帰ることにした。やって来たバスに乗り込む。ホテルでシャワーを浴びてから夕食へ。ビールを飲んだり点心をつついたり。繁華街をひと通り歩いたけれど、疲れたし前日からの寝不足もあり早々に寝ることにする。

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中国 桂林・陽朔クライミングツアー 1

2013.11.30()12.08()

 中国は桂林Guilinの陽朔Yangshuo1週間クライミングしてきた。

 海外でのクライミングは、以下のとおりタイ・プラナンを皮切りに今回の桂林まで、この3年間に7回行った。

 ・2010年末   タイ・プラナン

 ・2011年夏   カナダ・スコーミッシュ

 ・2011年末   タイ・プラナン再訪

 ・2012GW  イタリア・スペルロンガ

 ・2013年冬   スペイン・エルチョロ&コスタブランカ (&ポルトガル)

 ・20135月  韓国・禅雲山(ソヌンサン)

 ・201312月  中国・桂林・陽朔

■準備

 9月頃にO野さんから今回のお誘いがあって、5月に韓国・禅雲山にも一緒に行ったI澤さんとT橋さんも加わり、計4人で行くことになった。

 O野さんは6年前に桂林で登ったことがあるということで、現地の様子に詳しい。航空券やホテルの予約とツアーの手配もO野さんがまとめてやってくれて、本当にお世話になった。

 ということで、韓国の時もそうだったけれど、今回は準備らしい準備というものがほとんどない。クライミング装備一式は普段どおりだし、それに着替えなどの旅行用品を加えたくらい。

 アマゾンで中国語の旅行会話の古本を買い、パスポートとEチケットを忘れずにポシェットに入れておく。

 出発前は、桂林の石灰岩のルートを考えて、二子山で登ろうとも考えていたのだが、二子に行けたのは結局一日だけで、直前の週末まで「ア・ラ・ポテト」5.13aをレッドポイントすべく何度も甲府幕岩に通っていた。

11/30() 現地入り

 朝7時に成田空港の出発ロビーで待ち合わせとしていたが、山手線で間違って逆回りに乗ってしまい、予約しておいたスカイライナーに乗れず、待ち合わせにちょっと遅れる。O野さんに「何年東京に住んでるんだ。田舎者か」と笑われる。

 中国国際航空AIR CHINAで北京経由で現地に向かう。登場したのは思っていたより小さな機体。定刻の850分発に成田を発ち、日本との時差1時間遅れの昼ごろに北京。

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(↑機内で出た啤酒(ビール)。写真横向き)

 北京の空港内の両替所で2万円を両替え。1034元だったので1元≒19.34円。後日、陽朔市内の中国銀行BANK OF CHINAで両替えした時は17.43円だったので、空港で両替えするのはずいぶんと高い。一方、陽朔市内で両替えする際もそれはそれで手間取ったのだが、そのことは後で書くことにする。

 乗り継ぎ待ち後、15時半に桂林行きに乗る。桂林到着予定が20時過ぎなので、どうして5時間もかかるのかと思っていたら、西安に着陸。一時降機して1時間ほど待ってから再び同じ期待に乗り込み桂林へ。西安に中継するとは知らなかった。桂林の空港に着いた時はすっかり夜だ。

 空港の外でタクシーに乗る。荷物もあるので2人ずつ2台に乗り込む。陽朔まで1台あたり350元とのこと。言っても値引いてくれない。約6,300円とは高い。

 O野さんによると、6年前に訪れたい時よりもさらに物価が上がっているらしい。陽朔滞在中にあれこれ食事をしたり買い物をしたけれど、物によっては日本のほうが安い。15年ほど前に蘇州などを観光したことがあるけれど、中国の経済発展に伴い物価がずいぶんと上がったのだろう。

 桂林は、日本だとケイリンと発音するけれどGuilinと書いてグイリンと聞こえる。陽朔もYangshuoもヤンショウとかヤンショオと言った感じ。

 桂林から陽朔までは60km以上あるらしい。1時間半くらいタクシーに乗っていただろうか。桂林の街が近づくと、街の灯りに照らされて、すぐ近くにそそり立つ岩山が浮かび上がっているのが見える。その中に陽朔の街があり、想像していた以上に大きな街だ。夜遅いのにまだお店が開いているし車も多い。

 ホテルに到着。予約しておいたホテルは白玉蘭酒店Magnolia Hotelというところで、4人がそれぞれダブルベッドの部屋を一つずつ取ってあったので、一人でゆったりと使える。素泊まり8泊で38,500円くらいだったので、決して安宿ではなく、シャワーはきちんと温水が出るし、設備は申し分ない。ロビーではWi-fiもつながるので、旅行中のメールチェックなどインターネット接続には困らなかった。

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(↑ホテルに到着)

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(↑部屋)

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(↑洗面所)

 23時を回っていたけれど、お腹も空いていたので4人で街に出て食事を取ることにした。朝晩は冷えると聞いていたけれど、たしかに寒いのでダウンジャケットを着込む。繁華街は多くの人でごった返していてものすごく賑やかだ。たくさんの飲食店や土産物屋から、今でいうクラブ(ディスコ)も大音響で音楽を流して若者たちが踊っているし、路上には様々な物売りがいる。料理店に入りビールや点心などを注文して、まずは現地入りを祝して乾杯。中国語でビールは啤酒(ピージウ)。ちなみに、韓国語ではメクチュ、スペイン語だとセルベサ。

 北京、西安経由と飛行機に3回も乗ったのでくたくたに疲れた。ホテルに帰って泥のように眠りにつく。

・トポ本について

 O野さんが6年前に行った際に買った黒い表紙のトポ本を事前に見せてもらっていたのだが、その後もエリアやルートが追加されている。陽朔に到着した夜に、カイラスKAILASというクライミングショップを見つけて、そこで緑色の表紙のトポ本を買った。100元。1冊しかなかったので私が勝ったのだが、その後、別のクライミングショップ・ブラック・ロック・クライミングBLACK ROCK CLIMBINGという店を見つけ、そこには黄色の表紙のトポ本があった。黄色のトポ本は最新の版らしく、さらにいくつかエリアが追加されていて、I澤さん達が買っていた。120元。

 なお、カイラスと言うのは言うまでもなくチベットの聖山から名づけられているのだろうが、クライミングギアのメーカーらしい。行ったところはその直営店らしく、店内にはウェアのほかロープやカラビナ、アックスなどもあり、ボルトまでカイラスと刻印されていた。値段は全く安くない。ロープなんかは34万円くらいして高い。

 岩場に打たれたボルトの中にもカイラスのものがあった。

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(↑カイラスの店舗。写真横向き)

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(↑BLACK ROCK CLIMBING)

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(↑6年前にO野さんが買った黒表紙(左)。私が買った緑表紙(中央)。I澤さん達が買った黄表紙(右))

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