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四国・大堂海岸 クライミングツアー2 (3日目)帰れずエリア、(4日目)お座敷エリア・彫刻岩

2013.12.28()2014.01.01()

 四国・高知県は大堂海岸で5日間、クラッククライミングを満喫してきた。

 3日目(12/30)は、メンバー7人で帰れずエリアへ。

 4人が帰り、H内・Y和・私の3人となった4日目(12/31)は、H内さんが鳥取のTJさんとともに最果てのエリアに行くということで、Y和さんと私はお座敷エリアと彫刻岩へ。

12/30()

 3日目は帰れずエリアへ。モンキーエリアに至る県道43号線のトンネル手前の旧道分岐の草むらが駐車スペースになっている。そこから新道反対側にあるコンクリート敷きの斜路を上がると、その向こう側に四国のみちという山道がある。伊豆・城ヶ崎海岸のように断崖の上の樹林帯の中を海岸線に沿って作られたような山道だ。その山道を東日本の少し歩くと、すぐに下に下りていく道があるので、そこを下りていくと帰れずエリアとお座敷エリアの間にある海岸に出る。そこから西に向かうと帰れずエリアがあるのだが、ところどころ小高い岩を乗っ越したり、海面近くを渡ったりするので、予め満潮の時刻を把握しておいたほうが無難だ。

 帰れずエリアには2ピッチのルートがあるから、壁の高さはそれなりにあるはずだ。大岩の中を迷路のように進んで行くと、見栄えのする壁が現れた。ここに間違いない。さっそく登る支度をする。

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○「オールマイティー」2P(1P:5.82P:5.9) OS

 K田さんと組んで、まずはオールマイティーという2ピッチのルートを登ることにした。取り付きは水溜まり状に海水が溜まっている。

 1P目は海面に近いせいかクラックが湿気っているようだ。K田さんがリードで登る。私もフォローで続くが、湿気っていてジャムしづらかったけれどノーテンで抜けられた。

 2P目は私のリード。出だしがちょっと悪いけれど、左のクラックを伝っていく。上部に行くとホールドが大きくなって易しくなってくる。左上の岩にボルトが2つ打ってあるのでここでハンギングビレイ。K田さんが続いてくる。アイボルトに直にロープを通して懸垂下降。H内さん達が登っていた「イースター」2P1P目の終了点を使ってさらに懸垂下降して取付に帰着。

○「熱風セレナーデ」2P(1P:5.10a2P:5.10a) OS

 再びK田さんと隣接する熱風セレナーデを登ることにした。このルートの1P目も湿気湿気なのだが、K田さんは巧みにリードして抜ける。フォローの私はテンションこそしなかったものの、カムをきめながらリードする余裕など無いだろう。

 2P目は私のリード。小ハングを左に抜け、灌木の残置支点でピッチを切った。K田さんもフォローで登ってくる。右手の岩を回り込めば、先ほどのオールマイティー2P目の終了点がある。同様に懸垂下降2回で取付へ。

○「モンゴサンタマリア」1P5.11b/c Tr.

 イースター1P目を登って張ったロープで、H内さんが「モンゴサンタマリア」2P1P5.11b/cをやるという。フレアしたクラックが見るからに悪そうだ。続いて私もトップロープでやってみることにした。

 とてもジャミングができそうにないので、私は終始レイバックで強引に登った。中盤で力尽きてフォールしたものの、1テンでトップアウト。しかしこれではカムをきめられないから、きちんとジャミングしながら正対で登らないといけないだろう。続くK田さんは正対で登っていたから、やはりジャミング技術が肝要なのだ。

○「イースター」1P5.9 FL

 各自リードやトップロープで登る。SD介さんもこのルートを登り、クラックのリードで初めて完登したとのこと。私も登っておいた。最後の抜け口などは結構気が抜けない。

 T内さんとSMみさんもオールマイティー2Pを登る。

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(↑オールマイティーを登るT内さん達)

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(↑写真横向き)

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 2ピッチながらマルチピッチを2本登って満足。7人で登るのは今日が最後だ。帰路、ホテルベルリーフ大月という施設温泉に寄り汗を流す。500円。ちょうど結婚披露宴を開いているところで来客が多く、後ろに停められてしまった車のために我々の車が出せなくなり、今夜19時に宿毛から高速バスで帰るT内さんとK田さんとはここで解散し、2人は急きょホテルの用意した車で宿毛に向かった。

 残った5人は、車の持ち主が見つかるのを待ってから宿に帰る。夕食ではH内さんの旧友である鳥取のTJさん達も一緒。TJさん達の部屋に移って飲み直す。昨今はゆるキャラという被りモノが全国無数に存在するが、TJさんが某ゆるキャラの中身を演じているという話には皆が興味津々。

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12/31()

 大晦日。この日高知市に行くS藤さん夫婦は朝早くに宿を出ていった。4日目、残ったメンバーはH内・Y和・私の3人だ。H内さんはTJさんと組んで、最果てのエリアにある「SECRET AGENT MAN」を登りに行くということで、TJさんの連れのM本さん・N川さんとともに、Y和さんと私はお座敷エリアや彫刻岩に行くことにした。

 前日行った帰れずエリアと海岸線までは同じ。海岸線の岩場を東に歩いて行くと、お座敷エリアがある。最初、そこがお座敷エリアだと気付かずに通り過ぎてしまい、探し回ってしまったけれど。

 着いたお座敷エリアは、これまで訪れた顕著なクラックのあるエリアとは異なり、正直言って大堂海岸まで来てわざわざ行くこともない場所だ。今更ほかのエリアに行くワケにもいかないので、私とY和さんは登れそうなルートに取り付く。M本・N川さんの2人はこの日のうちにTJさんと鳥取に帰るということで、14時に駐車場待ち合わせということで早めに切り上げる必要があるそう。そこで、彼らは一足先に彫刻岩に行くことにした。

○「フナムシ」5.9 ×、Tr. (お座敷エリア)

 フナムシという左端にあるフレーク状のルートに取り付くも、思った以上に登りづらくテンション。その後トップローではノーテンで登れた。Y和さんも登る。

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(↑フナムシ5.9。写真横向き)

 上部から回り込んで「黒潮」5.9にカムでトップロープ支点を作り、Y和さんが登る。それからM本さん達が先に行っている彫刻岩に我々も向かう。

 彫刻岩には「彫刻海岸」5.12aというルートがあるのだが、日本100岩場ではボルトルートのように描かれているが、出だしはクラックなのでカムが必要だ。到着してみると、M本さん達が何とかそのクラックのセクションを登って1ピン目にヌンチャクをかけたところだった。

○「彫刻海岸」5.12a ×、Tr

 残置されたカムを使って私も登ってみる。出だしのクラックは一段上がって、右上のボルトに分かれるところが難しい。チョンボしながら身体を上げ1ピン目にクリップし、大穴を右トラバースして2ピン目にクリップ。そこから右上にある大穴を取りに行くのが核心なのだが、とにかく遠い。ランジしようにもその体勢が取れず、手を出すこともできない。チョンボしてその大穴を取り右に抜ける。終了点は右に回り込んだところからさらに彫刻岩の天辺に向かってスラブを登ったところにある。

 M本さん達もトップロープでトライしてみたけれど、核心部分が悪すぎて手が出ない様子。駐車場待ち合わせの時間が迫ってきたので、ほとんどクライミングらしいクライミングはできなかったはずだが先に帰って行った。

 私はトップロープでもう一度トライしてみたけれど歯が立たないので、ボルトに掛けたヌンチャクを回収する。代わりに出だしのクラックから直上するルート「アシカクラック」5.10-にトップロープを張って、Y和さんと登ることにした。

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(↑彫刻海岸を登る私)

○「アシカクラック」5.10- 3RP

 Y和さんはトップロープで繰り返し3回登るうちに、核心部だる彫刻海岸と別れる箇所の小ハング越えが少しずつできりようになってきたようだ。

 私もトップロープで2回登ってみて、その部分のジャミングと足さばきが分かったので3回目はリードしてみて、レッドポイントできた。

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(↑アシカクラックを登るY和さん)

 彫刻岩を切り上げて、黒潮にロープを残したお座敷エリアに戻る。

○「黒潮」5.9 Tr

 Y和さんと私、それぞれトップロープで登ってからロープを回収する。

 駐車場に戻る帰り道、Y和さんと、H内さん達はSECRET AGENT MANを順調に登って戻ってきているだろうかと話した。H内さんは早く戻って来られたら、そのままお座敷エリアに行くと言っていたけれど、我々が帰る頃になっても結局来なかったし。帰り道に話したパターンとしては2つ。約束した時間通りに戻ってきていたら、鳥取チームは先に帰ってH内さんだけ駐車場で待っているか、あるいは先に鳥取チーム車で温泉施設か宿にでも行って、その旨のメモを車に残している。もう一つは、まだ戻ってきておらず、そうするとM本さん達は駐車場で昼過ぎからずっと待っていたことになる。

 果たして駐車場に戻ってみると、M本さん達がポツンと座っていた。後者だったようだ。それでもTJさんからメールがあって、シークレットエージェントマンを登り終えて、帰り道の途中だという。Y和さんと私が戻ってから15分後くらいにH内さん達も帰ってきた。

 クライミングはしたけれど、ロープとカム一つが回収不能になってしまったため、H内さんは我々と再び最果てのエリアに行き、SECRET AGENT MANを登ると言う。残置したロープとカムはTJさんのものだから、回収できたら後で宅配便で送るそうだ。鳥取チームとはここで解散。

 H内さんの話で、SECRET AGENT MANは日本離れしたすごいルートだと聞いていたので、突然降ってきたこの提案に俄然モチがあがってきた。明日はクライミング最終日。そして2014年元日。ツアー最終日と新年を飾るのに相応しいルートだけれど、むしろ私の実力がそれに見合うのかがかなり心配だ。

 宿で夕食を済ませ、TJさん達が帰った1階の部屋に移り、3人でNHK紅白歌合戦を視ながらお酒を飲む。この歌詞はまるでダメだとかコメントしたり、名前も分からないアイドルが出てくるたびにかわいい~と連発したり、皆であれこれ言いながら夜は更けていったが、北島三郎が出てくる前にいよいよ眠くなってきて、3人とも寝ることにした。

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