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「ダスキン多摩」5.12c RP、「ヴァージンキラー」5.12a RP 伊豆・城山 ワイルドボアゴージ

2014.01.03(金)~05(日)
 年始の3日間、T沢さんと伊豆・城山(じょうやま)で登ってきた。
私は城山を訪れるのは2年ぶり。2年前に伊豆の岩場を巡った際に一日だけ城山を訪れて、チューブロックの「ドロンパ」5.12aをRPした。
 その前の訪問はさらに2年前、つまり4年前で、その時はワイルドボアゴージの「OVERDRIVE」5.11dが登れないままとなっていた。
 なかなか訪れる機会のない城山なので、今回はとにかくあれこれ登ってみたいと思っていた。
 成果としては以下のとおり5.12台2本、5.11台5本の計7本のルートが登れ、まずまずの結果となった。
・「ダスキン多摩」5.12c RP
・「ヴァージンキラー」5.12a RP
・「OVERDRIVE」5.11d RP
・「ジャンバラヤ」5.11c RP
・「ジゴロ」5.11b/c RP
・「レインホール」5.11b OS
・「チャンディーラサ」5.11a RP

■1/3(金)
 早朝、T沢さんが私の自宅までやって来て、私の車に乗り換えて一路城山に向かう。お正月休みの朝なので道路も空いている。環8~東名道を走り、沼津ICから城山のある伊豆・大仁(おおひと)を目指す。
 8時前にワイルドボアゴージに至る上の駐車場に到着。車内で少し寝ていると、後から続々と車がやって来たので、我々も岩場に向かう支度をする。
 一昨日まで四国・大堂海岸で連日クライミングしていて、昨日朝に東京に帰ってきたばかりなので、疲れていないとは言えない。それに大堂海岸最終日に痛めた左ヒザがまだ痛むため、岩場に向かう登山道ではストックを使った。下りの段差が特に痛む。

 着いたエリアはワイルドボアゴージ。どれを登ろうかとトポ図を見ながら物色する。まずは誰も取り付いていない「ジャンバラヤ」を登ってみることにした。
 所属山岳会のN藤さん達3人も今日明日の2日間の日程で来ていた。その中のN代くんが、「OVERDIVE」5.11dと「ジゴロ」5.11b/c、「ジャンバラヤ」5.11cの3つが人気ルートだと教えてくれた。日本100岩場を見ても、星がたくさん付いているし、今回見ているとトライする人も多くやはり人気があるようだ。

○「ジャンバラヤ」5.11c 2RP
 5.10台でアップしても良かったのだが、順番待ちするのも面倒なのでさっそく取り付く。
OVERDIVEとジゴロもそうなのだが、中盤の少しかぶったセクションで遠いガバを取りに行くのが続くルート。これら3つともそういう意味でそっくりなルートで、ホールドの悪さや腕の引き付けの運動強度でグレードの差が少しずつある感じ。その中でも、OVERDIVEは終盤も意外と気が抜けないのでグレードが最も高いのだろう。
 このジャンバラヤは初めて触るルートなのだが、その中盤のうすかぶり部分で先のホールドが分からず力尽きてオンサイトならず。2便目で確実にレッドポイント。

○「フットバイス」5.11d ×(敗退)
 ジャンバラヤが登れたのでオーバードライブでもやろうと思ったのだが、すでに順番待ちの様子。T沢さんが「ヴァージンキラー」5.12aにトライするので、私はその近くにあるフットバイスと言うどっかぶりを抜けるルートをやってみることにした。
 しかしこのルート、やってみるとエラく難しい。ジム課題のようなどっかぶりから凹角状を抜けるようなのだが、どのようなムーブなら頭上にあるホールドに手が届くのかまるで分らない。これで本当に5.11台なのか?と思ってしまう。何かうまいムーブがあるのだろうか?解決の目処が立たないので、1便だけでヌンチャクを回収してしまう。

○「ヴァージンキラー」5.12a 2RP
 T沢さん他数人がトライしているこのルートに私も混ぜてもらうことにした。
中盤のガバのレストポイントから、垂壁のホールドを経て右上のカンテを抜けるのが核心部。皆のトライを見ていたのでそれなりにホールドの在り処が分かるのだが、垂壁のカチのところでテンション。その後ムーブを探り、カンテを抜けてトップアウト。
 2便目。女性の身長だと数手くらいを経て届くホールドを1手2手と届いたので、ずいぶんショートカットできた。カチを持ち替えて、右カンテのカチを取る。奥にあるスローパーを左手が届けば実質終了。左にある終了点にクリップしてから一段乗り上がり終了。新年初の5.12台の完登だ。

 今日のクライミングはここまで。大仁の街に下りて、一二三荘のお風呂(300円)で身体を温めてから、アピタで買い出しをして裏手の河川敷にテントを張ってビールを飲みながら夕食とする。

■1/4(土)
 6時過ぎに起きる。寒い。テントも車も霜が降りている。テントを撤収し、すき家で納豆定食を食べ、コンビニで買い出ししてから城山の上の駐車場へ。相変わらず左ヒザが痛い。

P1040003

P1040004
(↑ワイルドボアゴージ。写真横向き)

○「ジゴロ」5.11b/c 2RP
 この日はジゴロから登り始めることにした。朝はまだ岩が冷たい。このルートもオンサイトできず、2便目でRP。

P1040005511bc511c
(↑ジゴロとジャンバラヤを見上げる。写真横向き)

○「OVERDRIVE」5.11d RP
 ジャンバラヤ、ジゴロと登れたので、もちろんオーバードライブにもトライしておく。それに、このルートは以前トライしたままとなっているから、なおさらRPしておきたい。
 トライしているN藤さんのつぎに順番を入れさせてもらう。4年ぶりのトライだけれど、N藤さんのトライを見ていたので、ホールドの感じがだいたい分かった。核心部となるうすかぶりも腕がヨレてくる前にぐいぐいと登って通過。終盤は少し傾斜が寝てくるが、ジゴロやジャンバラヤよりはずっと悪いので気が抜けない。持ちやすいホールドをじっくり探しながら終了点へ。こうして今回のトライでは1撃できた。さすがに2便は要するかなと思っていたので嬉しい。
 4年前のトライではおそらく2便くらいだしているから、通算で3便くらいということか。

○「ダスキン多摩」5.12c ××
 人気のイレブンルート3つが片付いたので、残るこの日の午後と明日で何を登ろうかとあれこれルート図と照らし合わせた結果、ダスキン多摩をトライすることにした。
 ご存知ヘンな名前のルートの一つだ。雨が降ると流水が集中するのかコケで黒ずんだルートで、ルート名を良く解釈すればT沢さん曰く、掃除が必要という意味でダスキンらしい。
ボルト数は9ピンだが、やはり流水のためか錆びたボルトが多い。出だしからちょっと悪いのだが、私のリーチだと左手アンダーポケットから右上のホールドに手が届く。そこを乗っ越すと核心部となる小ハング下までは易しい。
 6ピン目から9ピン目までの間に核心部がある。皿状のホールドをいくつか伝い、右サイドホールドから左上サイドホールド、さらに上の皿状を経て、9ピン目付近の棚状ガバを取れれば実質終了だ。
 1便目はホールド探りでテンションしまくり。このトライでだいたい分かったので、2便目でいきなり1テンで抜けられた。これまで登ったことのある日本国内の5.12cのルートはいくつもないけれど、その中でも易しいのでは? 俄然これは最終日の明日にレッドポイントしておかないと。

P1050007512c
(↑ダスキン多摩を見上げる。写真横向き)

P1050008512a
(↑ヴァージンキラーを眺める。写真横向き)

 一二三荘に寄ってから、ガストで夕食を取りながら今後のクライミング計画の打合せをする。トポ本をじっくり見るにはテントは暗いので。アピタで買い出しをして、河川敷に再びテントを張ってビールを飲む。
 この日、ヴァージンキラーをトライしていたT沢さんがフォールした際に左足がロープにかかりヒザ裏をロープバーンしてしまった。けっこう痛むそうで、ガストの後に薬局に寄り、キズパワーパッドを貼る。これでずいぶん痛みが退いたようだ。

■1/5(日)
 朝の冷え込みは前日ほどではなかったけれど、曇りがちのためかこの日の岩場はずっと寒かった。
 テントを撤収し、すき家で納豆定食を食べ、コンビニで買い出ししてから城山の上の駐車場へ行くのは前日と同じムーブ。左ヒザの痛みも相変わらず。

 この日は前日まで順蜂となっていたジャンバラヤなど3つのイレブンルートは空いていて、代わりに5.12台のルートをトライする人が多かった。

○「レインホール」5.11b OS
 朝はまだ岩が冷たいので、いきなりダスキン多摩にトライすることはせず、他のルートでアップすることにした。そこで、ダスキンと同様に濡れて黒ずんでいることが多いというレインホールを登ることにした。ワイルドボアの左上のほうにある目立たないルートだ。
 登ってみるとこれがかなり悪い。ガバをぐいぐい登っていくようなルートではなく、微妙な登りでじわじわと登っていく衣。アップどころか最初からいきなり本気モードだ。力尽きそうになったけれど、何とか耐えてヌンチャクをかけていく。終盤になってようやく落ち着け、オンサイト。こんなルート、もう一度登りたくない。

○「ダスキン多摩」5.12c 4RP
 岩場の出だし部分を除いて陽が当たり、岩が温かくなってきたようなので、焼き石を用意して11時頃にトライ開始。前日確認したムーブで核心部をこなし、いよいよ9ピン目付近に至る。右手で悪い薄カチから、皿状カチにデッドで左手を出すもキャッチできずにフォール。フォールしながら「くっそぉ~!」と叫ぶ。ハングドッグしてあれこれムーブを探り直す。左手サイドホールドがもっとしっかりとカチ持ちできることがわかり、これを保持したまま薄カチを中継にとどめそのまま右手で皿状を取りに行くことにした。このムーブのほうがスタティックにこなせる。左手クロスでピンチで取り、体勢を整えて頭上の棚状ガバに手を出せば良いようだ。
 13時くらいになり2便目(通算4便目)を出す。ムーブを修正したのは正解だった。きっちりとレッドポイント。やった。海外のルートならともかく、私が5.12cを4便で登れるなんて、やはり登りやすいのだろう。それでも嬉しい。

 T沢さんは、ヴァージンキラーを惜しくも登れず。前日のロープバーンが影響しているようだ。
 H本さんの案内で、T沢さんと一緒に二間バンドを見に行く。インナーウォールとか城山には他にもエリアがあるのだが全然行ったことがなく、ここ二間バンドも初めてだ。チューブロックを通り過ぎ、南壁の直上に位置する狭いアプローチを通り、岩場の斜面を登っていくと二間バンド大ハングがある。
 「かさぶた」5.12cや「ケレンジ」5.13aがおススメのルートということで、T沢さんの知り合いがトライしていた。眼下に大仁の街が望める露出感たっぷりのルートで、これはトライしたら楽しいだろう。

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(↑二間バンドからの眺め)

○「チャンディーラサ」5.11a RP
 戻って、最後にチューブロックのルートを登っておく。以前2便ほどトライしたことがあるはずのルートで、下部の凹角は登れるものの、二階部分が越えられずにいた。今回も二階部分のリップのホールドを如何に取るか苦労したけれど何とか1回で登れた。

 東名道に入る前にラーメンを食べる。沼津ICから入ったのは18時前。年末年始休暇の最終日だったけれど、渋滞しておらず19時半頃には用賀を下りることができた。環8も渋滞しておらず、思っていたよりずっと早く帰宅できた。T沢さん、3日間ありがとうございました。

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