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「穴のムジナ」5.12c RP 二子山、 翌日は河又へ

2014.01.18(土)~19(日)
 先週に引き続き、土曜日は二子山、日曜日は河又で登った。
 二子山では「穴のムジナ」5.12cが登れた。

■01/18(土)
 朝、凍った林道を慎重に運転し駐車場に到着する。H原さんとH本さんが乗った車もやって来た。
 車から降りると、H原さんが「○○さん(私)、T沢さんみたくならないでくださいね~(笑)」とのこと。私「?」。
 聞くと、遠い某所に出かけたT沢さんが、あるトラブルに巻き込まれたらしい。とある計画で、私は近くT沢さんと会う約束をしているのだが、果たして無事に待ち合わせることができるだろうか?とちょっと心配になる。まあ、その後のT沢さんの動向を知るにつけ、とても楽しんでいる様子なので大丈夫だろう。それにしても遊びまくってるな~。このことはまたいずれ詳しく書くつもりなので、今はこのへんで。

 この日はO野さんと待ち合わせているのだが、O野さんが車でちょっと時間があるので、H原さん達にお願いしてアップに混ざらせてもらった。ということで、祠エリアで「孫悟飯」5.10cと「ごんべえ」5.11aを登る。
 弓状に移動するとO野さんが来ていた。一緒にいたKr原さんとは私は初対面なのだが、聞くと、ここ数年はあまり二子には来ていなかったけれど、「唐獅子牡丹」5.13bなども登っているツヨツヨのクライマーなのだ。
 この日の天気は晴れ。時々温度計を見る限り、最高気温は3.5℃くらいだったと思う。沢を吹き上げる風が当るルート取付周辺はちょっと寒い。でも、陽射しで温かく、気持ちよく昼寝ができたのは良かった。
 先週「振り返るな」5.13aをRPしたO野さんは、10年来トライしているという「真珠入り」5.13aのトライを開始した。Kr原さんは、まだ登っていない「ようこそ!Tウォール」5.13aをトライするそう。私は先週に続き「穴のムジナ」5.12cをトライする。

○「穴のムジナ」5.12c (通算28~30便目) RP
 これまで集中してトライすることがなく、気がつけばトライの便数だけが増えていったこのルートだけれど、先週のトライで自分に合う足位置やムーブを固めることができたため、密かにこの日のRPを狙っていた。岩の冷たさはレストポイントでの焼き石に頼るとして、カチ持ちからの遠いホールド取りのために、付け焼刃的に筋トレなどもしてみた。
 そうして臨んだこの日の1便目。
 第一核心に入る右手アンダー気味カチ持ちホールドは普通に保持できて、左足キョン体勢も無理なくできて、無理に伸び上がる感じもなく頭上フレークの左手ガストン取りができた。
 苦手の第二核心では、ロープのラインと交差する位置のフットホールドに左足を置き、左手ガストンで右向きカチを取る。ガニ股スタイルにする人が多いらしいけれど、そのムーブが窮屈でできない私は、右足を右方にある大穴に当てる。私の身長が無いと普通足が届かないだろう。そうして、遠い大穴縁下のホールドを取りに行くのだが、1便目では腕の引き付けが足りずそのホールドに一瞬触れるとフォール。ああ。1テンでトップアウト。
 2便目。第一核心は前便同様に順調に通過。件の第二核心では大穴縁下のホールドがキャッチできたのだが、そこでいっぱいいっぱいになり、左足を上げる際に滑ってフォール。これも1テン。
 15時台になり3便目(通算30便目)を出す。第一核心はオッケー。問題の第二核心もできた。最後の第三核心に入る前のガバで腕を交互にシェイクさせる。ヨレているとこの第三核心も気が抜けない。腕が張りつつあったけれど、何とかムーブをこなし終了点のガバをキャッチ。こうしてレッドポイント。やった~。
 他の山行計画もあって、しばらく二子には来られなくなるので、その前に穴ムジを登ることができて良かった。ビレイしてくれたTr原さん、ありがとうございました。

 二子で登れた5.12cは、3年前に登った「おいしいよー」、2年前の「私生活」以来、3本目だ。これらより高いグレードでは、2年前の「任侠道」5.12d、昨年の「振り返るな」5.13aを登っている。
 穴ムジが片付いたので、降り返るなに続き、再び5.13のルートを目指さないといけないだろう。
 候補のルートとしては、まずは「ようこそ!ウォール」5.13a。最近はトライする人が多く、また「ペトルーシュカ」5.12bと接近していて同時トライがしづらく、順番待ちになりそう。O野さんがトライを再開した「真珠入り」5.13aはグレード以上に難しいという話を聞く。出だしからして相当悪そうなのは見ていて分かる。「サバージュ」5.13aをやるとなると、まずは「ババージュ」5.12dをやらないといけないけれど、どちらにしても二段岩壁まで毎回上がるのがちょっと面倒。昨年の振り返るなのトライで何度も上がったところなので、しばらく避けたいところ。
 そして「唐獅子牡丹」5.13b。昨年ようやく「振り返るな」と甲府幕岩の「ア・ラ・ポテト」の2つの5.13aが登れただけなのに、5.13bにもうトライするなんて資格が私にあるだろうかとちょっと考えてしまう。でも、ルートの見栄えと言い、人気の高さから分かるように素晴らしいルートであることには間違いない。

 穴ムジが登れたあと、残った時間で何をやろうかとぼーっと壁を見上げていたら、近くにいたH原さんは「○○さん(私)、唐獅子、唐獅子♪」と言う。「どうせいつかはやるんだから」と、ルートが空いている今とりあえず一度触ってみてはとススメる。
 思い返せば、任侠道5.12dが登れた後にいよいよ5.13aを登るべくルートの候補を考えている時に、「初サーティーンのルートは思い出になるから」と、ダウングレードも囁かれる某○ャック○イズンのようなルートは登るにしても2本目以降にしたほうが良いと言ったのもH原さんだった。そうして私は振り返るなをトライしたワケで、見栄えの素晴らしさも考えると、この唐獅子はトライするだけでも価値がありそうだ。結果登れるかどうかはともかく。

○「唐獅子牡丹」5.13b (1便目) ×
 と延々と前置きを書いたけれど、唐獅子は5ピン目付近の核心部に至るまでも大変だ。任侠道は5ピン目までは慣れればそれほど難しくないし、振り返るなは核心部下までは長いけれど任侠のそれよりもっと易しい。H本さん曰く、唐獅子は核心部まででも5.12aくらいあるらしい。確かにそれくらい大変そう。
 YN山さんにビレイをお願いして登り始める。1ピン目をクリップしてから任侠道と同じ出だしからすぐに左上し2ピン目のクリップ。以降は初めて触るホールドばかりでテン山しながら登っていく。細かなところは覚えていないが、5ピン目付近にたどり着く。水平カチから右上にあるチョークで固まった薄っぺらいホールドを右手で持つのがものすごく悪い。これを保持して、左上にある遠い斜め穴をガストン気味にキャッチしに行くのが核心のムーブだそうだ。左上のその穴を取る以前に、右上の薄いホールドが悪すぎて持ち方がまるで分からない。今回はほんのお試しのつもりだったので、しつこくあれこれ試すことはせず早々に下りることにした。二子に来た時にまたトライしてみよう。

 皆に挨拶をして一人下山する。アプローチ道が凍って滑るので、軽アイゼンを靴底に付けるとザクザク歩ける。先週すっ転んで痛い思いをしたので、こういう道具を使うのだ。帰りの林道も慎重に運転する。つぎに二子に来る時は雪がすっかり融けて無くなっていますように。
 須崎旅館でお風呂に入り、スーパーやおよしで買い出しする。この夜は道の駅龍勢会館で車中泊する。

■01/19(日)
 起きると、車内のガラス内側が霜で真っ白になっていた。霜を落としてから出発。秩父市内のすき家で朝食を済ませてから正丸峠経由で名栗・河又へ。芦ヶ久保あたりからほんのうっすらと積雪が現れた。夜の間に少し降ったらしい。
 河又の民家の駐車場に車を停めると、T橋さんを乗せたI澤さんの車もすぐにやって来た。
 コウモリ岩は相変わらず寒い。日当たりのよい場所に荷物を広げると、浦和エ○ジーの人達もやって来た。いきのいい奴5.10aでアップをする。先週、ドラゴンストリート5.11dを一日で登れたので、今日は何をトライしようかと考えて、エ○ジーの人達もトライしている「一期一会」5.12dをやってみることにした。こんなグレードとなると、一日で登れるワケがないのだが、つぎに来る機会のためにもルートを触っておく意味はあるだろう。

○「一期一会」5.12d (1~4便目) ×
 まずはヌンチャクがけ。一期一会の前半は、「デザート・ソング」5.12aと共通だ。デザソンは3年前に登っているのだが、デザソンの核心部をまずこなさないことには一期一会に入って行くこともできない。
 1、2便目ではデザソン部分でも何度かテンションしつつ登る。RPしたときのムーブは、あまりスローパー状ホールドを左手で左端を幅広ピンチに持ち、右手でアンダー気味を中継してからスローパー部分を持ち、上部のコルネに手を伸ばしていた。この日I澤さんがトライするのを見て、もっとやりやすいムーブが分かった。右手アンダーピンチのまま、左手を上部コルネに出すとかなりラクになるのだ。
 さて、問題の一期一会の核心部。1~2便目では右隣りにあるデンジャラス5.11c側にある右上フレークを辿ってから左手の細かいフェースに移った。この左トラバースがちょっぴり悪い。そこから左のデザソン側に縦に並ぶ複数の穴を左手で取りながら、右手はフェイスの細かいカチをひろう。そうしてリップのガバを取り、右に抜けるように終了点に行く。
 しかし、このラインは間違っているようだ。すでに一期一会を完登しているS藤ワタさんの話では、デザソン側の複数の縦穴は足では使っても、手は限定とのこと。5.12dというグレードを考えると、テン山ながらあっさりトップアウトできてしまったので、やはり違うのだ。あと、デンジャラス側の右上フレークも下部は使っても、それを右上して上まで登ることはしないようだ。そもそもデンジャラスに入ってしまうし、直上するラインだと、無理なトラバースが不要だしその後のクリップもし易いことが分かった。
 2~3便目の間に、オガミイットウ5.11bのトライを挟む。3、4便目では、下部デザソン部分はテンションせずに登れるようになった。一期一会の部分のラインも分かったことで、フェイスの悪いカチ取りに専念する。ワタさんが教えてくれたムーブは、左上にある指2本カチを左手で耐え、右足をフェイス中の小さな突起に上げる。右手でもう一つのカチを持ち、あとは一気にリップのガバを取りに行くというものだ。
 まずこの左手2本指カチに耐えるのが大変。これに耐えられないと右足を上げられない。上げられても、右手カチを持ってさらにリップに飛び出すムーブはできなかった。
 ということで、今回のトライはここまで。一期一会のキビしさを確認できたし、限定があることも教えてもらって良かった。登ったあとで、じつは限定があるんだよねと後で言われるのもイヤだし。限定そのものも、あれこれ意見はあると思うけど。

○「オガミイットウ」5.11b 2RP
 先週、最後にやってみたオガミイットウを一期一会のトライの合間に登った。前半がパワフルなムーブで遠いガバコルネをキャッチしに手を出すたびに声が出る。焼き石を持たなかったので核心部を抜けた頃には手が冷たくて仕方なかったけれど、後半は易しいので手を回復させながら終了点へ。

 他の皆が下山していく中、我々3人は最後まで登って、岩場を出たのはずいぶん暗くなった17時半頃。ヘッ電を点けて下山。
 今回は、二子で穴ムジが登れたし、お試し程度とはいえ唐獅子に手を出したり、一期一会にもトライしてみたりと、5.12後半以上のルートをやってみたことは良かった。

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