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トルコ アンタルヤ・オリンポス クライミングツアー02 (アンタルヤ4~9日目)

2014.2.1(土)~2.16(日)  

 トルコTurkeyのアンタルヤAntalyaとオリンポスOlymposでクライミングをして、最後にイスタンブールIstanbulを観光してきた。  

 ここではアンタルヤでの4~9日目の記録を書く。

■アンタルヤ4日目(2/4) ALABALIK

 晴れ。今日はアラバリクというエリアに行く。アラバリクは魚のマスの意。上の車道にでるダート道の途中から南東へとブッシュ帯の中の明瞭な道に入る。ここをしばらく歩く。途中、ヤギ飼いが連れたヤギ達に会う。トポ本では途中からアラバリクの岩場へ直接降りる場所に至ることもできるみたいだけれど、そのまま歩いて東側の集落内の道に出た。

 台地状の上を歩いて岩場へと降りていくのだが、ちょっと迂回したけれどこのほうが間違いがない。道の終点にはフィッシュレストランと言うのがあった。マスらしき魚を養殖しているプールがいくつかあり、レストランがある。岩場の名前がこれが由来のようだ。

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(↑ダート車道からアラバリクへの山道入口の目印)
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(↑フィッシュレストランはこの奥にある)
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(↑岩場はこの先)

 レストランのあるところから岩場に至る途中を歩いていたところ、T沢さんが突然ギックリ腰を発症してしまった。身体が固まったように痛くて動けないようだ。下手に座り込むことも困難なようだ。しばらく様子を見る。T沢さんはとてもクライミングできる状態ではないので、翌日をレスト日に考えていたのを急きょ強制的にレストすることになった。少しするとビレイくらいはできるとのこと。でも午後1時には切り上げたいとのことから、それまでの2時間半ほどで登ることにした。

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(↑アラバリクの岩場)
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(↑写真横向き)

 ここの岩場も南面していて暑い。左奥にはALABALIK BALKONというエリアも続いているようだ。バルコンで登るらしいクライマーが一組くらい来ていた。

 イレブン前半のルートばかり立て続けに登ることにした。

・HALVA 5.11a(6b+) [P.113 №12] OS

・KELEBE Ğ IN R Ü YASI 5.11b(6c) [P.113 №10] OS

 ハング下を右トラバースして、さらに直上する見栄えのするルート。トラバース部分に固定ヌンチャクがかかっているので、これを利用すれば自分でかけたヌンチャクの回収が楽になる。ルートは一見難しそうにも見えるが登ってみるとガバばかりで、とにかくガバホールドをぐいぐいと右上していくのが楽しいおススメのルートだ。

・ALABALIK 5.11b(6c) [P.113 №5] OS

 ハング越えが楽しいルート。

・MAA CROOB 5.11b(6c) [P.113 №14] OS

 カチ数手があり気が抜けない。他のエリアよりも気持ちカラめか。

・AKINTIYA KARSI Y Ü ZMEK 5.11b(6c) [P.113 №13] OS

 長いルート。

 約束通り13時に岩場を離れる。フィッシュレストランを覗く。値段は高い。アンタルヤの街から来たのだろうか、トルコ人の家族連れがレストランに何組かやって来ていた。

 腰痛のT沢さんは早く歩けないので、一足先に私はバンガローに帰る。自分の荷物を置いて、ブッシュ帯の道を走って戻ったけれど、どこで行き違ってしまったのかT沢さんと会えず。私はそのまま車道を経てバンガローに再び戻るとT沢さんも帰ってきた。ブッシュ帯の途中で行き違ったようだ。

 まだ陽が高いので洗濯をしてから管理棟の食堂へ。午後3時からビールを飲む。夕食までの時間にさらにワインを飲み、夕食時にまたビール。この日はちょっと飲み過ぎ。

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(↑この日の夕食)

■アンタルヤ5日目(2/5) MEVLANA

 晴れ。T沢さんはギックリ腰のため今日もビレイのみ。2日目に行ったポセイドンの2つ右隣りあるメブラーナというエリアに行くことにした。ここも南面していて本当に暑い。小さな子供を連れた家族連れのクライマーが多い。オーストリアから来たという人もいた。左隣りのOTTOMAN(オスマン帝国のことらしい)というエリアのほうが人が多かった。

・TENTEN KONGLOMERA’DA 5.11b(6c) [前半のみ] [P.77 №17] OS

 延長すると7cのルート。前半のみ登る。

・M Ü REN 5.12a(7a+) [P.77 №6] RP

 ミューレン。終盤2つあるコルネの間をよじ登り終了点に至る。この最後がけっこう悪くオンサイトならず。

・BARTABAS 5.11d(7a) [P.77 №10] OS

 トポ本の76ページの写真のルート。下部の凹みの右側から取り付き、中盤の凹みの中央から左上に抜けていくルートなのだが、このハング越えが楽しい。3つ星といって良いおススメの好ルート。

・T Ü RKIYE’YE 5.12a(7a+) [P.77 №13] 5×

 前半に核心部が2箇所あるルート。最初の核心は右上ホールドを下り、その下のフットホールドに右足ハイステップで乗り込み、左足はフラッギングすると頭上左側のごく薄いコルネを左手ガストンで取れ、乗り上がって頭上の穴を取りに行くのが私のムーブ。これは繰り返すうちに普通にできるようになった。

 苦手だったのがその先のパートで、右上にある指1本の深いポケットに人差し指を入れていたのだがそれに耐えられずテンションを繰り返す。

 これができずにすぐに下りるので短い間隔でトライを出せたのだが結局登れず。同時にトライしていた女性が2便でRPしたので、最後にヌンチャクを回収してもらった。この日は登れなかったものの後日9日目に再訪した際にようやくRPできたのは良かった。

 前日は早めに上がったこともあり、またこの日もT沢さんが登らなかったことから、私はちょっと登り過ぎた感じでヨレヨレ。夕食の30分前に食堂に行き、まず一杯。夕食時にもまた一杯飲んだ。エフェスが美味しい。

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(↑この日の夕食)

■アンタルヤ6日目(2/6)  TURKISH STANDARD SA Ğ (RIGHT)、RIGHT CAVE、LEFT CAVE SA Ğ (RIGHT)

 晴れ。今日は宿のすぐ裏手にある岩場に行く。宿から本当に近いので休憩にすぐに戻れる。この日から様子を見ながらT沢さんがクライミングに復帰。

○TURKISH STANDARD SA Ğ (RIGHT)

・ADKA Ö ZLEM 5.11a(6b+) [P.100 №8] OS

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(↑復帰したT沢さん)

○RIGHT CAVE ・NEMO 5.12a(7a+) [P.101 №3] 2RP

 ターキッシュスタンダードエリアのすぐ隣りのエリア。このルート、出だしのホールドが小さくてテンションしてしまったが、すぐに下りてやり直したらそのまま登れた。難しいのは出だしだけなのだ。

・MAYMUN SALINCA Ğ I 5.12c(7b+)[P.101 №4] 3×(敗退)

 今回唯一トライした5.12cのルート。前半のハング越えがパワフルで悪く、何度かトライしてそれらしいムーブを見つけられつつあったけれどすでにヨレヨレで断念。上部もランナウト気味で怖く、ヌンチャクを回収。今回手を付けて登れなかったルートの一つ。

 午前中、T沢さんも5.8と5.10aのルートを登る。かぶったルートで無理はできないが、ごく易しいルートから身体を慣らしていくようだ。

 一度宿に戻り1時間ほど休んで15時頃から再開。今度は近いエリアのうち西寄りのエリアに行く。

○LEFT CAVE SA Ğ (RIGHT)

・SULTANAHMET 5.11a(6b+) [P.97 №1] OS

 スルタンアフメットというルート名。イスタンブールにあるブルーモスクの名前のルートということで、登っておくことにした。 T沢さんもフラッシュ。調子が上がってきたようだ。

・ROCKET MAN 5.11c(6c+) [P.97 №3] 2RP

 ハング下まではガバでぐいぐい登れる。ハング下から左の凹角に抜けるところがちょっと細かく窮屈。

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(↑コマドリの仲間)
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(↑レフトケイブの遠景)
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(↑キャンプ場にはキャンパスボードも。写真横向き)

 この日もたくさん登ってヨレヨレだ。夕食はレンズマメのスープが出た。メルジメッキ・チョルバス。メルジメッキはレンズマメのこと。トルコ料理の定番らしい。魚も美味しかった。

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(↑この日の夕食)
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(↑魚)

■アンタルヤ7日目(2/7) TREBENNA WEST ORTA(MIDDLE)

 晴れ。3日目に行ったトレベンナに再び行く。岩場に着くと他にもクライマーがいるが全員男。前回はカップルが多かったが。

・ARKADAN 5.11a(6b+) [P.108 №19] FL

 前回T沢さんが登ったルートでアップ。

・FLOWER TOWER 5.12a(7a+) [P.108 №21] 3RP

 前半は5.10a。後半のハング帯には固定ヌンチャクがかかっている。ハング越えの際のガバのホールドが遠くてパワフルで、5.12aが甘いとは言えないルート。左後ろにあるルーフ下のガバをガストンで取ったり、そこからハングの抜け口先のガバが遠くて足を突っ張って目いっぱい手を伸ばしたり、両足を切って、抜けた先で落ちそうなキョンをしたりと、とにかく腕力を使った。少しでもリーチを稼げるようにハング下のホールドを保持する位置を修正しながら、3便目でようやく登れた。もうヨレヨレ。隣りに見える8a+のルートはもっと大変そうだ。

・TRIOLOGIE 5.11a(6b+) [前半のみ][P.108 №23] FL

 前半で肋骨状というか、斜めに立てかけたような柱状を辿るルート。延長すれば7aのルートなのだが、もうヨレてるので前半のみ登る。少しずつ調子が上がってきたT沢さんも肋骨部分のみ登った。

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(↑T沢さん)
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(↑私。写真横向き)
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(↑肋骨状の岩を登るT沢さん。写真逆横向き)
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(↑買ったシャツ)

 岩場からの帰り道にキノコを見つけた。キノコに詳しいT沢さんによるとムラサキシメジらしいとのこと。夕食はヒヨコ豆とラム肉のスープ、ヨーグルトの冷製スープ、ピラウ。

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(↑この日の夕食)

■アンタルヤ8日目(2/8) DRAGON

 晴れていたけれど夕方には少し雲が出た。日本では記録的な大雪に見舞われているらしい。スマホを持って行ったので、Wi-fiでネットにつなげられるのだ。これまで7日間連続で登っているので、さすがに身体がガタついてきた感じ。目ぼしいエリアにはひと通り訪れた感じだし、アンタルヤで登るのは明日までで終盤の様相なので、あとはまだ行っていないエリアを拾うように行ってみることにした。マーラに隣接するドラゴンというエリアに行く。ここも陽当りが良く暑い。子供連れのクライマーも来ていた。

・BANANA MONSTER 5.11a(6b+) [P.60 №10] OS

 32mある長いルート。

・LIFE IS GOOD 5.11b(6c) [P.60 №1] OS

 左上して終了点直下がちょっとワルいルート。

・DRAGON FLY 5.11d(7a) [P.60 №8] 2×(敗退)

 板状のコルネの右側を辿るのはレイバックしたりと比較的登りやすいのだが、コルネ上端を乗っ越すのが、ホールドが細かくとても悪い。コルネ右側からコルネ中央を抱くように行くはずなのだが、2便出してもここを越えられず諦める。ワルいとはいえ5.11dが登れないとは疲れが相当溜まってきているのかも。

・SCHACH MATT 5.11a(6b+) [P.60 №6] FL

 全長40mのルート。持参した70mロープでぎりぎり足りた。ガバをぐいぐい登っていくルートで、それなりにムーブもあり3つ星といえる好ルートだ。

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(↑ドラゴンエリア)
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(↑まさに幕岩)

 夕食は鶏肉とピラウ、サラダ。これだけで満腹になりパンはほとんど食べず。

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(↑ビールはエフェス)
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(↑この日の夕食)

■アンタルヤ9日目(2/9) OTTOMAN、MEVLANA

 朝のうちは晴れていたけれど山に雲がかかって終日曇り空となった。アンタルヤでのクライミングは今日が最終日。行き先はぎっくり腰でT沢さんがビレイだけに行ったメブラーナと隣接するオスマン。隣同士のエリアなので行き来するのは簡単だ。南面していて晴れていると暑いのだが、この日は曇っていたので過ごしやすい。

○OTTOMAN

・I’MPIRE CONTRE ATTAQUE 5.11a(6b+) OS

 2011年版にトポ本には掲載されておらず、2013年のアップデート版に記載されている新しいルート。№13「MARMARA」というルートと№14「L’EMPIRE OTTOMAN」の間に新設された2本のうち右側のルート。新しいせいか、岩がちょっと脆い感じ。

○MEVLANA

・T Ü RKIYE’YE 5.12a(7a+) [P.77 №13] 通算7RP

 前回5便出して登れず仕舞いだったルート。このエリアに再訪したからには登っておかないと。前回1本指ポケットホールドを人差し指で耐えられなかったのだが、最終便で下から突き上げるように親指を入れて掌で挟み込むと意外と良いことが分かっていた。  まずはヌン掛けを兼ねて1便目。ホールドを思い出したので、2便目で確実にレッドポイント。敗退していたルートが一つ減らせたのは良かった。

○OTTOMAN ・ALA DAĞLAR 5.11b(6c) [P.75 №6] OS

 ルートを見上げると中盤の岩が白っぽいルート。白いルートと呼ぶことにした。35mの長いルートで、延々と登るだけでも登り甲斐があって楽しい。T沢さんも登る。ごく弱い雨がパラついてきたのでシューズも脱がずにすぐにもう1本登ることにした。

・RIGOLOS 5.11b(6c) [P.77 №8] OS

 白いルートに対して、全体に赤みがかった岩を登るので、赤いルートと呼ぶことしした。これも35mと記載されているが、終了点はもっと高く、赤い部分を30mほど登って途中の灌木の左側をさらに登る40mはありそうなルート。70mロープでは一度でロワーダウンできないため、途中、ケミカルのボルトにロープを直掛けして下りた。雨はごく弱いので登るのにはまったく支障なかった。

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(↑T沢さん)
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(↑白いルート(左)と赤いルート(右))
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(ジョシトのキャンプサイト)
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 こうして9日間のアンタルヤでのクライミングを終える。本当によく登ったものだが、このツケがこの日の夜から私を襲うことになる。

 17時に宿に行き、T沢さんがメールチェックすると、オリンポスの宿から返事が来ていた。明日朝にここまで迎えに来てもらうことになっていて、その再確認のために数日前からメールしていたのだが一向に返事が無かった。今回はレンタカーではなく送迎車をお願いしているので、きちんと迎えに来てくれないとその後の予定が狂ってしまうのだ。これでひと安心だ。アンタルヤでの最後の夜と言うことでビールを2杯飲む。T沢さんは3杯飲んでいたかな。夕食はピーマンの肉詰めなど。

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(↑この日の夕食)

 夜中、お腹が痛みだしてきた。食事が悪かったはずはないのだが、何回もトイレに立つ。足先が温かくならず、続々と背中に悪寒が走る。どういうわけか急激に体調が悪くなってきた。腹下しか、風邪なのか。ガタガタと震えながら布団に包まって朝が来るのを待つ。 

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

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