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トルコ アンタルヤ・オリンポス クライミングツアー03 (オリンポス3日間~イスタンブール観光3日間~帰国)

2014.2.1()2.16()

 トルコTurkeyのアンタルヤAntalyaとオリンポスOlymposでクライミングをして、最後にイスタンブールIstanbulを観光してきた。

 ツアーも後半。突然体調不良になり、移動先のオリンポスでは軽めにクライミング。T沢さんと解散後は、一人イスタンブールに移動し、数日市内を観光してから帰国した。

■オリンポス1日目(2/10) オリンポスへ移動

 曇天。体調は最悪。下痢気味だし悪寒が続いている。今日はアンタルヤからオリンポスに移動することになっている。オリンポスの宿の人が車でここまで迎えに来てくれる予定だ。10時に来ることになっているので、荷物をまとめてバンガローを引き払い、管理棟で朝食を食べながら待つことにする。

 しかし、体調不良というより病気といえる私は荷物を背負って管理棟までのわずかな距離を歩くだけでもツラい。まったく食慾は無いのだが、フルーツとヨーグルトが盛られたミューズリーだけ注文した。それを数口食べると吐き気をもよおしたので、いったんバンガローで横になろうと席を立ち上がったら、立ち眩みがして床にへたり込んでしまった。しばらくして立ち上がりよろよろとバンガローへと歩く。

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(↑朝食のミューズリー)

 少し落ちつたところで管理棟に戻り、チェックアウトのためT沢さんとそれぞれ支払いを済ます。9泊分と朝夕の食事、ビール、初日の送迎代、シャツ19ユーロと合わせて、私の分は375ユーロ。カードは不可なので、270ユーロ分をユーロ紙幣で払い、残りはトルコリラで払った。325TL

 なんとかミューズリーを完食。正露丸を飲んだおかげか、お腹がキリキリと痛むのは続いているのだが、トイレに行きたいという感じではない。ヘンな感じだ。

 10時にオリンポスからの迎えが来た。車はルノー・カングー。私が前乗っていた車はルノー・ルーテシアRSだったので、何でもない大衆車の一つなのだが、乗れるのはちょっと嬉しい。体調は最悪なので、喜べる気分では無いが。足に力が入らず、荷室にザックを入れると、後部座席にへたり込むように座った。

 T沢さんはジョシトの宿の人に別れの挨拶をしてきてくれたようだが、立ち上がるのも億劫は私は車内でぼーっとする。

 車のことをちょっと書くと、当然と言うか見かけた車はヨーロッパのメーカーのものが多かった。ルノーを始めとするフランス車が多かったかな。ルノーとシトロエンが比較的多く、プジョーは少なめ。イタリアのフィアットもプントなどよく見かけた。

 途中、ATMと食品スーパーに寄ってもらい、2時間以上かかって12時過ぎにオリンポスの宿に到着。

 

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(↑カラフルなATM)
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(↑アンタルヤ市街)

 現地に近づくにつれて路面が濡れており、雨後のようだ。舗装道路から、わずかに最後はダート道を走ると、泊まる宿Kadirs Tree Houseがある。海岸線から1.5kmほど中に入ったところで、海に向か沿道には他にも簡素な宿やレストランが並んでいるらしい。今はシーズンではないので閉まっているところが多いみたい。

 ツリーハウスの宿は木造で、遊園地の冒険アトラクション風というか何だかそういう感じの建物だ。到着した時は小雨が降っていた。宿のすぐ近くにある岩壁も濡れている。

 案内された部屋は、ゲイクバイリのバンガローよりも簡素というか、停電しなかったのは良かったけれど、洗面所が狭かった。シャワーのお湯は安定せず、狭いのでトイレも濡れてしまう。壁が薄いせいか、隣りの宿泊客の声や物音がほとんど丸聞こえだ。と書くと、普通の人が泊まるには不向きだが、気にしないバックパッカーやクライマーなら値段も安いのでいちおうおススメ。前に書いたトポ本の裏表紙に載っている宿だ。


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(↑Kadirs Tree House。以下も)

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(↑受付)

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(↑クライミングボードも)

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 お昼時だったので食堂でスープを出してくれた。食堂ではWi-fiがばっちり繋がる。以前体調が悪いためすぐに部屋に戻りベッドに横になる。雨は止んだみたいだが、出歩く元気はまるで無い。そのまま数時間眠った。目覚めた後も起き上がる気力が無いので、だらだらと横になって過ごす。

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(↑お昼に飲んだスープ)

 アンタルヤで9日間連続で登り続けたせいか、ここにきてどっと疲れが出たのかもしれない。今日は移動日だし、雨で岩場も濡れてしまっているから、結果的にちょうどレスト日となった。元気だったら、間違いなく午後はどこかの岩場に登りに行っていただろうけれど。

 アンタルヤにいる間から少しずつ読み進めていた文庫本も読み終わった。荻パン近くの古本屋で買った「還るべき場所」(笹本稜平著・文春文庫)

 午後の間、T沢さんの姿が無かったのだが、夕食の時間の前に帰ってきた。聞くと、海岸線まで歩いて見に行ったとのこと。途中に入場料を取る遺跡を通過するらしい。

 18時から夕食。ピラウやパンは選ばすに、スープやサラダばかり食べる。ほんの少しだけ食欲が戻ったけれど、以前具合が悪いので部屋に戻るとシャワーも浴びずに寝る。

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(↑この日の夕食)

■オリンポス2日目(2/11) CENNET

 部屋の外を見ると靄がかかっているけれど空は晴れている。お腹はまだ少し痛むけれど、正露丸のおかげか昨日以降トイレに込むようなことはない状態。長く寝たせいか悪寒もずいぶんと治まった。でも本調子にはほど遠い。クライミングできるのも今日明日だけなので、登っても易しめのルートで流す程度かな。

 8時から朝食。量は控えめでもそれなりに食べられた。やはり復調して来てはいるようだ。T沢さんによると、今日はデンマーク人の女性と一緒に登りに行くと言う。昨日私が寝込んでいる間に、T沢さんが声をかけておいたらしい。今日も私が床に伏していた場合に備えて、T沢さんがナンパしておいたそうだ。さすがT沢さん、抜け目がない。名前はメッテさん。

 海岸沿いにあるCENNETというエリアを目指す。ジェネットと読むそうだ。メッテさんはこの岩場の行き方を知っているそうなので、後をついて行く。川沿いのダート道を歩いて行く。途中、小さな橋を渡り、前日T沢さんが入場料を払ったという遺跡の入口が見えてくる。すると、メッテさんは遺跡を囲うフェンスを避けるように河原沿いに下りていく。こうすれば入場料を払わずに通り過ぎることができる。これで5TL節約だ。

 アヒルのいる河口近くで、右岸から左岸へと靴を脱いで浅い川を渡渉すると海岸線に出る。北の方に雪を頂いた山が眺められる。オリンポス山(TAHTALI DAĞI 標高2,366)だ。

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(↑メッテさんとT沢さん)
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(↑遺跡の中を歩く)

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(↑岩場への途中からビーチを見下ろす)

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(↑オリンポス山)
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(↑岩場が見えてきた。写真横向き)

 小石の海岸線から城跡のある樹林帯の中の踏み跡へと入って行く。これは知っている人と来ないと分からないだろう。少し登ると地中海を見下ろすようにCENNETがある。未だ体調の悪い私はここまでT沢さんにロープを持ってもらった。

 T沢さんによると、開拓者がCENNETの岩場を見つけたことで、ここオリンポス一帯の岩場を開拓するきっかけとなったらしい。岩は垂直にすっぱりと断ち割ったような垂壁で、コルネはほとんど発達しておらず、穴を伝うようなルートが多いみたい。ここも石灰岩。

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 調子が悪いと言いながら、まずは私から登る。トップロープにしてメッテさんも登り、最後にT沢さんがフラッシュ。

CENNET CEHENNEM 5.11d(7a) [P.144 4] 2RP

 続いてトライしたルートは出だしが少しワルいものの、終盤の核心ができずにオンサイトならず。メッテさんもトップロープでトライするも、なかなかキビしいようだ。手指が痛くなったとのことで、メッテさんはここで切り上げて海岸で過ごしてから宿に戻るらしい。2便目では確実にRP。

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(↑メッテさんとビレイするT沢さん)

 調子が以前悪いので今日はここまで。小石の海岸線に出ると、海を眺める観光客が他にも何人のいたので、我々も座って海を眺めて過ごす。アンタルヤから持ってきたパンが残っていたので、千切りながらアヒルにあげるとたくさん集まってきた。そういえば、アンタルヤの岩場にも小鳥がいて、T沢さんによるとコマドリらしく、この鳥もパンほしさに近くまで寄って来たものだ。

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(↑アヒルにパンを上げる私)

 今日はきちんとシャワーを浴びて、洗濯もする。残りの日数と着替えの量を考えると、今後はもう洗濯はしないで済みそうだ。夕食は前夜以上に多く食べられた。

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(↑川沿いにある岩場。写真横向き)
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(↑ツリーハウス外観)
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■オリンポス3日目(2/12) VADI

 晴れ。アンタルヤにいた時に比べたら身体は重いけれど、前日よりはさらに回復してきた感じだ。今日もメッテさんを加えた3人で岩場に行く。今日は宿に近いVADIというエリア。

 小さな赤い橋を渡り、別の宿の脇を抜け、ブッシュ帯の中にある小さなケルンを目印に登っていくと着く。南面して陽が当っていてとても暑い。今回のツアーでクライミングできるのも今日が最終日だ。アンタルヤでは9日間、移動日を挟んで、オリンポスでは今日を含め2日間、計11日間登ったことになる。

 今回のツアーで、私は昨日までに5.11a以上のルートを37本登っていたので、今日はイレブンを3本登って40本とすることにした。

 以下のとおり5.11台を3本登って、余った時間は今ツアー初めて5.10台を触って2本登った。ぎっくり腰からずいぶんと復調してきたT沢さんはこの日は6便出していた。メッテさんは私やT沢さんが登って張ったトップロープで、前日以上に精力的に登っていた。デンマークは平らな国土だそうで、山らしい山が無いそう。

DEATHOX 5.11a(6b+)[P.135 16] OS

KLR 650 5.11a(6b+)[P.135 5] OS

YÜKSEK IŞLER 5.11b(6c)[P.135 11] OS

ORGANIK KÖFTE 5.10c(6a+)[P.135 13] OS

BLACK HOLE SUN 5.10c(6a+)[P.135 15] OS

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(↑メッテさんとビレイするT沢さん。写真横向き)

 こうしてトルコでのクライミングを終えた。昨冬のスペインと異なり、アンタルヤでは合宿のような滞在型だったので、登り過ぎて体調を崩すくらいたくさん登れた。T沢さんは途中ギックリ腰を発症してしまい大変だったと思う。

 オリンポスでの最後の夕食は、さらに食が進んだ。明日は早朝に宿を発ってアンタルヤに戻ることになっている。T沢さんとはアンタルヤで解散することになっていて、私はイスタンブールに飛んで、数日、市内観光してから週末に日本に帰る予定だ。T沢さんはトルコ国内の観光地巡りを再開して、まずはアランヤという街を目指すらしい。

 翌朝、アンタルヤの空港から私の搭乗する便が8:30発とのことで、1時間前の7時半の空港到着を目指して、オリンポスの宿をまだ暗い5時半に発つことにした。来た時と同様、宿の人の車で送ってもらうのだ。

■イスタンブール観光1日目(2/13)

 5時に起き出して、時間通り5時半にルノー・カングーで宿を発つ。運転する宿の人が結構スピードを出していたようで、途中警察に止められてしまった。スピード違反で捕まってしまったようだ。

 そんなこともあったけれど、夜が明ける頃アンタルヤの市街に入る。アランヤに向かうT沢さんは、空港に向かう途中のバス停で降りることになった。ここでT沢さんとはお別れ。握手を交わす。この先もお互いそれぞれ道中気を付けることを願う。

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 7時頃にアンタルヤの空港に到着。定刻より少し早く離陸すると、10時前にはイスタンブールのアタトュルク国際空港に着く。晴れている。アンタルヤよりは少し気温が低いけれど、東京よりはずっと暖かい感じだ。

 ネット(ブッキングドットコム)で予約しておいたホテルは、スルタンアフメット地区という旧市街にある。観光名所のスルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)やアヤソフィア、トプカプ宮殿などがある、イスタンブールの観光名所の中心地近くだ。

 イスタンブールの中心市街は、ものすごく大まかにいうと黒海とマルマラ海を結ぶボスポラス海峡を挟んで、西のヨーロッパ側と東のアジア側にわかれている。中心市街には地下鉄やトラムが走っているし、ヨーロッパ側とアジア側はフェリーで頻繁に行き来できる。また、昨秋開通したばかりのマルマライ線という地下鉄がボスポラス海峡の海底を走っており、それでも行き来できる。

 そのヨーロッパ側は、金閣湾を挟んで南と北にわかれており、両側をつなぐガラタ橋はサバサンドで知られる。橋の南側はエミノニュEminönüといい、国鉄スィルケジ駅Sirkeciが近く、ここからマルマライ線にも乗れる。

 重いザックを下ろしたいので、まずはホテルを目指す。地下鉄(メトロMetro M1)と路面電車(トラムヴァイTramvay T1)を乗り継いでいく。空港のメトロ駅の改札口でチケットを買う。一律料金で3TL。ジェトンJetonというコイン型のチケットだ。トラムに乗り換える際にもまたジェトンが必要になるので2枚買っておく。M1線に乗り、乗換駅のゼイティンブルヌ駅Zeytinburnuで降り、地上を走るT1線へ。ホームで待っていると男性が声をかけてきた。韓国から来たそうだ。ロッククライミングをやっていて、昨年は韓国のソヌンサン(禅雲山)に行ったことを伝えた。

 T1線に30分ほど揺られる。車窓からは賑やかなイスタンブールの街並みが見える。人も車も多い。

 

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(↑アタトュルク空港のメトロ改札口)
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(路線図とジェトン)
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(メトロM1線)
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(↑税てぃんぶるぬ駅でトラムT1線に乗り換える)

 スルタンアフメット駅Sultanahmetで降りると、イスラム風の大きな建物が眺められる。スルタンアフメット・ジャーミィSultanahmet Camii。ブルーモスクの名で知られる建築史に必ず出てくる有名なイスラム建築の一つだ。尖塔ミナーレ(ミナレット)が建物を囲むように建っている。

 ブルーモスクと向かい合うように、アヤソフィア博物館Ayasofya Müzesiがある。ビザンチン時代から今に残るこれまた有名な建物だ。

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(↑ブルーモスク)
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(↑アヤソフィア)
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 これらに目を奪われながら歩いてホテルを目指す。当然観光客がたくさんおり、日本人の観光客もいた。焼き栗やパンを売る屋台もある。ブルーモスクの南側、多くの小さなホテルが並ぶ中に、アプリコットホテルというこれまた小さな宿があった。あまりにも目立たないので、最初は通り過ぎてしまい、他のホテルの人に場所を教えてもらって初めて通り過ぎていたことに気づいた。

 まだ正午前だったけれど、チェックインして3階の部屋に通してもらえた。朝食付き2泊で54ユーロ。ここももちろんWi-fiがつながる。これまで泊まっていたバンガローに比べたら、テレビもあるし洗面所も広いし立派な部屋だ。

 シャワーを浴びてから、少ない荷物でホテルを出る。

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(泊まったアプリコットホテル外観)
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(↑部屋の様子)

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○トプカプ宮殿Topukapi Sarayi

 日本人旅行者の定番本「地球の歩き方」を参考に、時間のかかりそうなところから観て回ることにした。ということで、まずはこれまた有名なトプカプ宮殿へ。入場料は25TL。宮殿敷地内にはさらにハレムがあり、ここで別途15TL。中庭を囲むように建物が建っていて、多くの部屋を見学して回っていると足が疲れてくる。

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○アヤソフィア博物館Ayasofya Müzesi

 トプカプ宮殿を出て、隣りにあるアヤソフィアに入る。25TL。内部の壮大なドーム空間を眺める。内部の壁の装飾は痛んでいるところが多く、ドーム内半分ほどでは天井まで届くような高い足場が組まれ、修復中のようだ。石畳のスロープ状階段を上がれば2階にも上がれる。

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 2つの施設を立て続けに見て疲れたのでいったんホテルに戻る。再び外出し、屋台で売っている焼き栗(100g 5TL)を食べてからヒッポドロームという広場に並ぶオベリスクを見てから、ブルーモスクへ。

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(↑テオドシウス1世のオベリスク)
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(↑コンスタンティヌス7世のオベリスク)

○スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)Sultanahmet Camii

 ブルーモスクは外観も壮麗だが、ドーム内部の装飾も見事だった。観光客は随時入れるわけではないようで、日に3回ほどの決められた時間に並んで入るようだ。私が行った時は運よくちょうど入場開始時刻だったようで、列に並んですぐに入れた。入口では履物を脱ぐ。中ではイスラム教徒の人達がお祈りをささげていた。写真は撮影可。フラッシュも禁止されていない。

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○地下宮殿Yerebatan Sarnici

 地下宮殿も見ておこうと思い歩いていたら、トルコ人の男性が話しかけてきて、入口はあそこだと教えてくれた。さらに、どこから来たのだとか話しているうちに、レザージャケットを売っているが見ないかと言ってきたところで、話を打ち切って地下宮殿へ。10TL。地上の入口から地下への階段を下りていくと、薄暗い中にライトアップされた林立する支柱が浮かび上がっており、水面が広がっていた。水面の上に造られた見学通路を歩き、奥の方にあるメドゥーサの首の石造を見る。それ以外にはあまり見どころは無いので外に出る。

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(↑地下宮殿入口)
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○グランドバザールKapali Çarşi

 地下宮殿を出てから街中を西の方に適当に歩くうちに、いくつもの店舗が並ぶ屋内市場のようなところに着いた。どうやらここがグランドバザールらしい。同じような貴金属店などがたくさんあって、人もとても多い。グランドバザールは相当に広いらしいが、すでに歩き疲れていたので、賑やかな様子を眺めながら途中まで歩いて外に出た。

 グランドバザールを出たところで、レストランの客引きに引き止められ、ここで食べることにした。焼いた肉を薄焼きパンで巻いたもので、街中の店頭でよく売っているものだ。これも何とかケバブなのかな。言われるままに入店してしまって、店頭で売っているものよりちょっと割高だったけれど、これ一つ食べただけでお腹がいっぱいだ。

 食べ終わるとすっかり暗くなっていたので、疲れたことだしホテルに帰ることにした。ブルーモスク方面に向かって適当に歩いて行き、途中見つけた食品スーパーに入って、お土産用にチョコレートなどを買う。

■イスタンブール観光2日目(2/14)

 ホテルの朝食は8時から。ごく小さなホテルなので、入口とフロントと食堂はほとんど一緒だ。ミューズリーやチーズ、フルーツ、パンなどが用意されていて、ゲイクバイリの宿で食べていた朝食と同じようなものだ。コーヒーを飲みながらパンをついつい食べ過ぎてしまう。外を見ると、夜のうちに雨が降ったのか路面が濡れているが、すでに雨は上がったようだ。

○国立考古学博物館Arkeoloji Müsesi

 今日はガラタ橋方面に行ってみるつもりなのだが、その前にトプカプ宮殿に近い国立考古学博物館に行ってみる。古代東方博物館を含めいつくかの建物に分かれており、すべての展示品をじっくり見ていたら相当時間がかかるだろう。建物の一部は改装中だった。装飾タイル博物館は、いくつもある小部屋にぽつんとわずかな展示品が置かれているだけで、使われていない展示棚などがたくさんあって、展示品の数に対して無駄に広い感じ。そういえば、博物館の内部には警備する人達がいるのだけれど、こんなに必要なのかと思うほど多くの警備員が退屈そうに座っている。

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 考古学博物館を出てから、トラムが走る道に沿って歩き、スィルケジ駅へ。

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(↑国鉄スィルケジ駅)

 改札口のようなものはなく、入って停車中の列車を撮影する。近くにある中央郵便局といった感じの大きな建物の郵便局へ。郵便博物館のようなものが併設されていたので一応見学しておく。無料だけれど受付でパスポートを預ける。

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(↑郵便局)

 イェニ・ジャーミィYeni Camiiの外観を眺めながらエジプシャンバザールMisir Çarşisiを見る。香辛料などがたくさん売っていた。

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(↑イェニ・ジャーミィYeni Camii)
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(↑エジプシャンバザールMisir Çarşisi)

 それからガラタ橋Galata Köprüsüへ。地下道を通って橋のたもとへ。この辺りは地名なのかエミノニュEminönüといって、アジア側などへのフェリー発着場になっている。橋は2層になっていて、下やたもとでは、名物サバサンドを売っているけれど、まだお腹は空いていないので食べるのは後にしよう。

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(ガラタ橋)
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 たくさんの釣り人が糸を垂れるガラタ橋の上を歩いて新市街側へ。新市街には建物群の上にガラタ塔が建っているのが見える。新市街側も振り向いた旧市街側も、町並みがエキゾチックだ。人も多くて活気がある。

 ガラタ橋を渡って、急坂を登っていく。途中で絵葉書を買いながらガラタ塔へ。

○ガラタ塔Galata Kulesi

 塔の展望台への入場料は19TL。高い。1,000円近くする。地球の歩き方には11TLとあったので、値上げしたようだ。値段を知って躊躇している観光客もいた。エレベータと階段で展望台へ。展望台は塔の上部の外周にテラス状にあるのだが幅が狭く、観光客がぎゅう詰めになってゆっくり巡りながら360度の展望を見る。展望は確かに素晴らしい。金角湾やボスポラス海峡方面。大きなモスクが並ぶ旧市街などの街並みを眺めながら一周する。でも1,000円は高いだろ。

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(↑ガラタ塔が見える)
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(↑ガラタ塔。写真横向き)
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(↑ガラタ塔からの展望)
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 ガラタ橋のたもと近く、路地を入ったところに目立たないように郵便局があったので、先ほど買った絵葉書を日本に向けて出しておく。たしか2.3TLくらい。郵便局を出たところで、ザクロジュースを売る屋台があったので飲んでみる。搾りたてのザクロ果汁が美味しい。1TL

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(↑ザクロジュース)

 ガラタ橋を渡り返して旧市街側へ。橋の下に並ぶレストランや接岸した船など、サバサンドを売るがたくさんあって大勢の観光客が食べているので、私も食べることにした。上げたサバと野菜をパンではさんだもので6TL。サバサンドはバルック・エキメッキBalik Ekmek。バルックは魚のことらしい。エキメッキはパン。

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(↑サバサンドを作る船が並んでいる)
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(↑サバサンドを作っている様子)
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(↑サバサンドはこういう食べ物)

 さて、これからアジア側に行くことにした。あらかじめネットで調べておいたのだが、イスタンブールにクライミングジムがあるらしいので行ってみようと思っていた。そのため、この日は朝ホテルを出る際にリュックにクライミングシューズとチョークバック、着替えを入れておいたのだ。

 場所はアジア側のカドゥキョイKadiköyという街にあるようだ。ガラタ橋のたもとエミノニュの船着場からはボスポラス海峡を隔てたカドゥキョイへのフェリーが頻繁に出ている。乗船料は3TL。メトロや新設されたマルマライ線があるとはいえ、地元の人にとってもヨーロッパ側とアジア側を結ぶ主要な交通手段のようだ。

 乗船してしばらくすると出発する。頻繁に出ているので、一つ乗り遅れてもすぐに次の船に乗って待っていれば良い。

 カモメがたくさん飛んでいる。海上から眺める市街地の眺めがすばらしい。

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 カドゥキョイの街に着き、調べておいた地図を頼りにクライミングジムへ。ジムはすぐに見つかった。名前はボルダーイスタンブールBoulder istanbul。市街地の中のごく小さなビルの1階にある。シャッターが上がっていて、ガラス戸の入口があって、中の照明は点いているのだが、ドアに鍵がかかっている。ガラス越しに中を覗いてみるが人いる様子がしない。呼び鈴を押したりノックしてもやはり反応が無い。調べた限り金曜日は12時から開いているはずなのだが、おそらく客が来ないので店員が出かけて留守なのかもしれない。いつ帰って来るかも分からないので、諦めて帰ることにした。わざわざヨーロッパからアジアまで来たというのに残念。

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(↑クライミングジム外観)

○スュレイマニエ・ジャーミィSüleymaniye Camii

 再びフェリーに乗ってエミノニュに戻る。歩いてスュレイマニエ・ジャーミィへ。これも見事なモスクだ。ブルーモスクもそうだが入場料は取られない。寄付の受付はするらしい。

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○シェフザーテバシュ・ジャーミィŞehzadebaşi Camii

 ヴァレンス水道橋近くにあるモスクにも寄ってみた。話しかけてきたトルコ人男性によると、イスタンブールで最も古いモスクの一つらしい。

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○ヴァレンス水道橋Valens Su Kemerleri

 石造の大きな水道橋の遺構で2層のアーチが並んでいる。地上のアーチの下は道路がくぐっていたり、駐車場になっていた。

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 今日も一日歩き回ったので足が疲れてきた。水道橋から南下して大通りに出る。昨日も食べたケバブの薄焼きパン巻きを食べるとそれだけで満腹。アクサライ駅Aksarayでトラムに乗りスルタンアフメット駅で下車。ライトアップされたブルーモスクを脇に見て、売店でビールを買ってホテルに帰る。

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■イスタンブール観光3日目(2/15)

 トルコ滞在も今日まで。深夜の便で日本に帰る予定だ。外を見ると雨が降っていた。8時から朝食。またしっかり食べてしまった。雨が降っているし、市内の目ぼしい観光名所はだいたい見て回ってしまったので、今日はもう長々と歩き回るつもりはない。そういう意味で時間はあるので、昨日行けなかったカドゥキョイのクライミングジムにはもう一度行ってみよう。

 朝食を済ませ、部屋でしばらく過ごしてからチェックアウトする。夕方18時頃に戻って来るので、それまでザックを預かってもらうようお願いしてホテルを出る。弱い雨が降っているので傘を差したけれど、こちらの人はこれくらいの雨ではわざわざ傘を差さないようだ。雨模様のせいか、一昨日昨日に比べると寒い。それでも帰国後の東京よりは暖かかったけれど。

 スィルケジ駅に向かって歩いて行く。風が吹いたりすると傘が煽られるし、少しずつ雨足も弱まってきたので傘をたたむ。駅やガラタ橋周辺を歩いたけれど、外にいても寒いのでアジア側に行くことにした。フェリーには乗ったので、今度は昨秋開通したばかりの地下鉄マルマライ線Marmarayで行ってみる。スィルケジ駅構内に入ると、右の方にあたかも最近できたという感じの地下鉄出入り口があり、人が出入りしている。エスカレーターで地下に下りると改札口がある。3TL

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(↑スィルケジ駅校内のマルマライ線入口)
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 さらにエスカレーターで延々と地下に降りていく。都営大江戸線のようだ。そういえば、この地下鉄建設には日本の大手ゼネコンも参加していて、駅の壁面に掲げられていた看板にはその会社のマークも載っていた。車両は韓国製。車内にその旨のプレートが貼られているので分かる。

 海底トンネルを通っているはずだが、暗いトンネル内を走っているうちにボスポラス海峡をくぐり抜けてしまう。アイルルックチェシメAyrilikçeşme駅で降りると、カルフールの大きな店舗があった。昨年スペインでも行ったけれど、世界各地に展開している大型ショッピングセンターらしい。ここでチョコレートのほか、レンズ豆を1㎏買った。レンズ豆のスープの作り方など知らないけれど。

○クライミングジム・ボルダーイスタンブールBoulder istanbul

 スーパーを出てから、昨日入れなかったクライミングジム・ボルダーイスタンブールに向かって市街地の中を歩いて行く。港から坂道を上がった先にはお店や人の多い賑やかな通りがあった。

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(↑カルフール)

 ジムは今度は開いていた。中に入ると受付に女性が一人いて、その奥ボルダリングウォールエリアになっているようだ。一回利用は14TL。スペースは想像通り広くはなく、荻パン1階よりさらに狭くしたくらい。テープの貼られた課題はほとんどなく、日本のジムのように壁を埋め尽くすようにグレード分けされた課題が設定されているワケではなかった。その時登っていたカップルも適当にホールドを選んでワシワシ登っているだけだった。

 地下に下りると、更衣スペースとトイレがある。ここで着替えて1階に戻る。Wi-fiがつながるのでスタッフの女性にパスワードを教えてもらった。

 まずは適当にアップする。ほかにも数人がやってきた。自分がいた2時間半ほどの間、最大で67人程度だったかな。流行っている感じはしない。

テープが貼られた課題はほとんどないので、それらを登ったあと、前傾壁で自分で課題を作ることにした。最初に作ったのは3級くらい。それなりにムーブがあって、日本のジムで設定しても良さそうな出来栄えにはなったかな。つぎに作ったのは23級くらい。普段ジムで自分が登っている上限よりは、作れただけあって少し易しいはず。これもムーブがあって内容的には良さげ。作ったと言っても、テープを貼ったわけではないので、私の頭の中だけにある課題だけれど。こんな感じでだらだらと過ごしてからジムを出る。

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(↑ボルダーイスタンブールBoulder istanbul)
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(↑地下の更衣室)
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フェリーでエミノニュに戻ることにした。フェリーに乗る前に、小腹が空いたのでドーナツ形のゴマ付きパン、スィミットSimitを買う。街中にはこのパンを売る屋台がたくさんあって、だいたい1TL。トルコのパンは美味しい。イスタンブール滞在中は、レストランに入ってしっかりたくさん食べるということはしなかった。屋台などでの買い食いで結構お腹がいっぱいになってしまう。寒いのでフェリーの中でチャイÇayを飲む。これも1TL。砂糖を入れて。


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エミノニュから歩いてホテルに戻る頃にはちょうど18時になった。帰国便の出発時刻は日付を回った深夜なので、まだまだ時間はあるのだが、重いザックを背負って歩き回るのは大変なので、早々と空港に行くことにした。

トラムとメトロを乗り継いでアタトュルク空港に着く。チェックインの受付まで居眠りしたり、出発までも待合スペースでだらだらと過ごす。身体が疲れていないワケはないのだ。

日付を回って成田に帰る便が出発。狭いエコノミークラスで長時間座っているのはツラい。足を下に下ろしているとだるくなるので、前の壁に当てて足を持ち上げて浅い眠りについたり。2回の食事では最後のトルコビール・エフェスを味わう。成田に着いたのは、時差7時間を取り戻すように2/16()夜。スカイライナーに乗り、電車を乗り継ぎ半月ぶりに帰宅。今回、なかなか時差ボケが克服できず、つぎの土曜日頃まで、深夜になるまでなかなか寝付けない状態が続いた。

 

こうしてトルコのクライミングツアーを終えた。アンタルヤでは車での移動が無く一か所にずっと滞在していたので、昨年のスペインの時よりもたくさん登れたのは良かった。イスタンブールの観光もできたし。T沢さんはまだまだトルコ国内を観光中だ。お疲れさまでした。

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コメント

お疲れ様でした。ゲイクバイリは岩場が良い上にクライミングに専念できすぎて、結果的に身体に悪い岩場でしたね。今の時期ならアンタルヤの高級リゾートホテルでも、1泊5-6千円(二人で)で泊まれるから車で通勤するのも手ですね。あるいは、登るペースを落とすのも手かも。私は体重を落としてまた行きたいなと思っております。今回はありがとうございました。また、よろしくお願いします。

T澤さん、お疲れさまでした。
ゲイクバイリは登る以外に見るようなところはないので、登り過ぎてしまいました。
車があればレスト日を作って海や遺跡など観光もできますね。
スペインの時みたく、ドライブや観光もあると旅らしくなります。
T澤さんは途中でぎっくり腰になってしまいましたし、また行きたいですよね。

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