« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2014年2月

佐久湯川でアイスクライミング

2014.02.26(水)
 佐久湯川でアイスクライミングをしてきた。湯川にはクラックで4回訪れたことがあるが、アイスしに行くのは初めてだ。
 本当は西上州の相沢奥壁に行く予定だったのだが、先日の大雪のためアプローチで断念。転進先の神津牧場も通行止めで、内山峠を越えて信州は佐久湯川まで転進してきたというワケだ。
 メンバーは、所属山岳会のYT川さんとN野さん、私、某山岳会のクラックもアイスもうまいO前さん、別の某山岳会のY崎さんの5人。
 前日の夕方にこの計画を知った私は、彼らにお願いして急きょメンバーに加えてもらうことにした。夜には入間のクライミングジム・ベースキャンプでN野さん他とともにルート壁を登ったのだが、急きょ行くことになった翌日のアイスのため閉店1時間前に切り上げて帰宅した。
 なお、自身の過去の記録を見ると、相沢奥壁には2008.02.24、神津牧場には2010.01.31に訪れている。

 土曜日朝、埼玉県内で待ち合わせして、O前さんのパジェロで相沢奥壁を目指し荒船山方面へ。
 国道254号線の三ツ瀬という地名の辺りからか、遠くの山中に陽に当る氷瀑が見え、あれが相沢奥壁の氷瀑だとO前さんが教えてくれた。集落内を進んで行くと、先日の記録的な大雪で、車1台が通れるくらいしか除雪が済んでいない。対向車が来ると少し道幅が広がったところで避けないといけない。そうすると、アプローチとなる荒船山登山口に至る林道に入るところが完全に雪の山になっており、車で入ることができなかった。その先を歩いて見てみたのだが、トレースも無く、降雪以来誰も入っていないようだ。これではアプローチが大変なので、ここは諦めて別のアイスゲレンデを目指すことにした。

1
(↑集落内の林道入口はこのとおり雪だらけ)

 ここからごく近い神津牧場に転進することにした。が、国道から神津牧場に至る道路入口に通行止めの看板が立っていた。ここも雪のため不通らしい。
 さらなる転進先として佐久湯川に行くことになった。当初予定した場所に行けなかったのは残念だが、前述のとおり、私は湯川でアイスをしたことがないので、不意のことだけれど初めて訪れることができて良かった。
 内山峠を越えて信州に入ると、晴れた空のもとこちらも雪景色が広がっていた。その時、そういえば長野県に来るのはずいぶん久しぶりだと気がついた。帰宅後に記録を見たら、長野県に来たのは昨年10月の体育の日の3連休の中日に小川山に訪れた以来だった。

 灯明の湯を過ぎて、林道入口付近だろうか除雪が途中で泊まっていて、駐車スペースのように少し広がっていた。そこから先はトレースがあるので、ここから歩くことになる。車が1台停まっていた。後で聞いたところでは、湯川のアイスゲレンデのうち白髪エリアというところで登っていたらしい。

7
(↑灯明の湯を過ぎて、除雪終点で駐車)

 我々は乱菊エリアというところを目指すことにした。積雪に残るトレースをずっと歩いて行く。昨日あたりから気温が高くなり、ヤッケを着たまま歩いていると暑いくらいだ。ずっと歩いて行くと右上の樹幹越しに岩場が見える。クラックルートのある岩場だ。林道から遠目に見た限りでは岩は乾いているように見える。晴れて暖かければ冬でもクラックができるのかも。そうするとアイスとクラックの装備を用意しておけば、両方とも楽しめるのか。
 さらに少し歩くと、林道が上と下に下りていく二俣に出る。ここまで30分、いや40分くらい歩いたかもしれない。ここで二手に分かれる。O前さんとY崎さんはロープを持って上の林道を行く。残る3人は下に降り河原沿いを進みアイスの取付に行く。

11
(↑林道を歩いていく)

 河原に向かって下りていくも、トレースが無くなりラッセルとなる。あまり水際を歩くと雪を踏み抜いて水に落ちそうだ。途中、頭上に導水管の橋のようなものがあり、その下の右岸側ちょっとしたアイスがある。帰宅後にアイスのガイドブック「チャレンジ!アイスクライミング」(廣川健太郎著/東京新聞出版局)を見たら、ミクロトワンソンというアイスらしい。トレースが残るところでは少し歩きやすくなるけれど、途中2回飛び石を伝って沢を渡り返したりする。そうすると左岸側に崖に氷柱がいくつも並んでいた。乱菊の氷柱エリアだ。氷には陽が当っていて明るいのだが、そのためか少し融けて水が垂れているように見える。崖を埋め尽くすほど氷で覆われているわけではなかったので、氷が最も発達した頃よりは量が少ないのかもしれない。対岸にあるアイスは修行の滝みたい。

14
(↑ここで林道を離れ沢へ下りていく)

17
(↑沢筋を進む)

19
(↑乱菊の氷柱が見えてきた)

○乱菊の氷柱
 さて、上の組が林道のガードレールを支点にトップロープを張る作業をするのだが、ロープを下ろす箇所がちょうどアイスのところになるように、上と下の組は無線機で交信する。下から大声を出しても聞こえるのだろうが、なるほどこのほうが確実だ。林道からアイスの上端までも距離があるので、補助ロープを伸ばした先にトップロープが下がるようにする必要があり、ロープの本数はそれなりに必要だ。

21
(↑乱菊の氷柱)
26
(↑トップロープを2本張った。写真横向き)

 こうして乱菊エリアの崖の大きな木を挟んで左右の氷柱にそれぞれトップロープを張る。上で作業をしてくれたO前さん達が来るまでに、我々3人はトップロープで先に登ることにした。私のギアは旧型クォークとM10。まずは右の氷柱から登り易そうなラインを適当に選んで登っていく。日が当っているためかやはり氷の表面がシャリシャリと柔らかい感じ。テンションするようなことはなくトップアウト。
 今季、クォークを振るうのは12月にYT川さん達と行った甲斐駒坊主ノ沢以来だ。坊主ノ沢はずっと緩傾斜だった。昨季は、笛吹川東沢の乙女ノ滝に一度行っただけだ。それ以前にも何度かアイスに行く機会はあるが、普段フェイスのクライミングをやっていて、たまにクラックをやるという以上に、アイスは稀にしかやらない。
 O前さん達も合流して、2本のロープを使ってあれこれ登る。アイスのベテランO前さんは他の人とはやはりムーブが違う。アックスをサクッと一発できれいに打ち込むし、アックスをただ真上に刺して正対でワシワシ登るだけでなく、斜めや横向きに刺したりクロスして左右のアックスを持ち替えたりとムーブが多彩だし安定感がある。

 一つの氷柱でも、右側とか左側とかラインを変えながら私は乱菊を5本登った。これまでやったアイスクライミングでは、正対でアックスをとにかく上に上に刺して、アイゼンの爪も同様に上げていくという風にワシワシと登っていくだけだった。今回はトップロープの安心感もあるだろうが、アックスを横向きにツララ状の裏側に刺してサイドプルのようにしたり、凹角状に身体を入れた際はキョンしたり、さらに軽くニーバーや背中を氷柱に預けたりして荷重を軽減したりと自然にできた。
 今回思ったのはコルネの発達した石灰岩を登っているのに似ていると感じたことだ。コルネも垂直方向に伸びているので、ホールドを横から持ったりキョンしたり、ヒザなど手足の先以外の身体を岩にあてるのは普通のことだ。特に先日、トルコの石灰岩で登り込んできたばかりなので、アイスをしながらそれに通じる体感を得たのだろう。O前さんが「○○くん(私)はフリーやってるから、手に持つものを変えただけだよね」と言ってくれていたけれど、確かにそんな感じに近いのかも。

 ミクロトワンソンで登ったあと、再び乱菊に戻って右の氷柱を1本登った際は、午前中にO前さんが左端から登って、氷柱を右に回り込むようにトラバースするラインを真似て登ってみた。氷柱を回り込む際はその向こう側にアックスは刺せてもアイゼンは刺しづらい。右手右足でスタンスを取ると、オープンドアのように身体が左から開いてしまうので、ここでは自然とフラッギングをやってみた。そうして右手右足に乗った状態で左のアックスを近づける。そうすればさらに右のアックスを右に打てて、氷柱を回り込んでしまえばアイゼンの爪も刺しやすくなった。フリーだってそうだけれど、これがハングした氷の乗っ越しとなればさらに立体的なムーブが求められるのだろう。本格的なアイスからしたらおよそ何でもないことなのだろうけれど、今回初めてアイスでムーブらしいムーブの一端に触れることができた感じだ。

28
(↑YT川さん)
33
(↑O前さん)
35
(↑Y崎さん)
39
(↑私)

41
(↑私)

○ミクロトワンソン
 乱菊に至る途中、導水管の橋の下の右岸にあるのがミクロトワンソンのはずだ。高さは10mくらいか。O前さん達がすでにトップロープを張っておいてくれたのだが、せっかくなのでリードしてみることにした。
 乱菊でのトップロープのつもりで、アイススクリューを車に置いてきてしまった人もいたので、YT川さんの2本、私の5本の計7本を使う。YT川さんが右寄りを登るのに4本持って行ったので、同時に左寄りから登ることにした私は3本。取り立てて難しくはなかったのだが、刺したスクリューが足よりも下になると、落ちた時のことを考えるとやはり怖い。3本しかないので2.5~3mくらいの間隔でスクリューを打ったと思う。
 左寄りよりももう少し傾斜がキツい右寄りもリードする。この時は手持ちの5本を全部使ってしまった。この滝で5本も使っていては、もっと高い滝では何本必要になることか。もっとランナウトに慣れないといけないのだろう。
 O前さんに言われたのは、スクリューを打つ際の姿勢。右手でスクリューをセットしている間、左手はアックスを握っているワケだが、その左手のヒジが曲がったままだと腕が疲れてしまうので、アックスはなるべく腕を上に伸ばした状態に打って、両足の位置を決めるようにするとのこと。アックスを打ったら、改めて両足の爪を刺して安定した状態にしたほうが良いようだ。
 しかし、やってみるとこれが意外と慣れない。アックスを打って足位置を決め直す際についつい足位置が上がり、結果上体が上がり、腕ぞ曲がってしまう。普段やってるフリークライミングだって、クリップはもっと短時間で済むけれど、身体を上げる際にはいつもいつも腕を引き付けていてはヨレてしまうので、身体を振ったりして腕をなるべく伸ばした状態で、一方の腕で上のホールドを取りに行くようにしている。要は慣れだ。

54
(↑ミクロトワンソンを登るN野さん)

○修行の滝
 修行の滝は、乱菊の対岸にある。O前さんとYT川さんが上から回り込んでトップロープを張ってくれた。滝の流身にも氷ができているが、内部は水が流れ落ちていて筒状のごく薄い氷に見えるけれど、滝の左側にある氷は日陰ということもありしっかり氷っているようだ。
 出だしの低い氷柱を登って、テラス状を右にトラバースして流身の氷の左側に取付く。そこを登ると木の根っこがあるのでそこで終了とした。

65
(↑修行の滝)

69
(↑YT川さん)

 夕方になり撤収することにした。YT川さんが修行の滝を懸垂下降してロープを回収してくれる間に、O前さんは乱菊にかけた補助ロープを上の林道から回収に行ってくれた。Y崎さんも含め、皆さんにはお世話になりっぱなしだ。
 積雪の林道を歩いて帰るうちに暗くなってきた。40分くらい歩いたのだろうか。もっと歩いたような気もする。疲れた~。でももうすぐ3月。真冬よりは陽が伸びたものだ。
アイスではトップロープ7便とリード2便で、思ったよりもたくさん登れたのは良かった。駐車スペースには白髪エリアで登っていたらしいパーティーがテントを張っていた。明日も登るのだろう。上信越道~関越道経由で埼玉県内で解散。
 東京へ帰る途中、山田うどんに寄って日替わり定食を食べる。埼玉県内を中心に展開する山田うどん、特別美味しいわけではないけれど、この安っぽさが好きなので一人で行動する時はちょくちょく利用している。
 今回、急ながらアイスをする機会を得られて良かった。トップロープばかりだったけれど、ムーブらしいムーブも試せてアイスの面白さが少しだけ分かったかも。

城ヶ崎でクラッククライミング 門脇崎・大テラス、もずがね、オーシャン

2014.02.22()23()

 伊豆・城ヶ崎に行くのは昨年末以来2か月ぶり。クラックをやるのも年末年始の四国・大堂海岸以来。

 城ヶ崎は、シーサイドに何度か訪れたほかは、クラックルートではファミリーに数回とあかねの浜に一度行ったことがあるだけで、前回はオーシャン・日蓮崎・漁り火を初めて訪れた。

 今回のメンバーは、所属山岳会のH内さんと私、北アルプスの某山小屋で働いているというY和さんの3人で、大堂海岸に一緒に行った顔ぶれだ。初日は門脇崎・大テラスともずがね、2日目はオーシャンで登った。

 

2/22()

 土曜日朝、東京多摩地区の某私鉄駅前で待ち合わせ。寝坊して40分ほど遅れてやって来たH内さんのジムニーに乗り、八王子バイパスや一部開通している圏央道、小田原厚木道路経由で、運転を交替しながら伊豆・城ヶ崎を目指す。

 私がトルコに出かけている間、日本では記録的な大雪に見舞われていたのはネットのニュースを見て知っていた。山梨や秩父などの山間部では現在も幹線道路の除雪が追い付かないところがあるそうで、二子山など岩場も行けない状態らしい。

 ここ伊豆も雪が結構降ったそうだ。この日の天気は、雲が出ているものの晴れ間が見え、少し肌寒いくらいの気温。それでも道中桜の花が咲いているのが見えた。河津桜のようだ。

 門脇崎に行くのは私は初めて。城ヶ崎海岸の中でも北のほうにあるので、伊東のほうから来るとシーサイドなどのある伊豆高原駅方面に比べると随分と近く感じる。駐車場に停めて、吊り橋の架かる海岸線に出ると、観光客が大勢いた。アプローチの良さや展望からも、やはり吊り橋の架かるファミリークラックエリアよりも人気が高いのかも。

 門脇崎のうち大テラスという場所があって、観光客がいる断崖の上から懸垂下降して波打ち際より一段高いテラス状に降り立ったところにルートがある。

 大テラスへの懸垂ポイントの確認をしてから、近くにあるもずがねを見に行く。どっかぶりの岩にあるクラックルートを見てから、必要な装備を持って門脇に戻る。

P2220001_2
(↑伊豆大島の三原山にも積雪)

P2220001_5
(↑もずがねへ)
P2220001_6
(↑ルーフ状の岩を見上げる)

○門脇崎・大テラス

 スリングを何本かつないで輪っか状にして、そこらの岩にかぶせる。カムでバックアップを取っておく。それを支点にテラスに懸垂下降する。スカイラブ5.10aというクラックルートを登ることにした。

P2220004
(↑大テラスへ懸垂下降するH内さん)

P2220009
(↑大テラス)

・「スカイラブ」5.10a FL

この日はちょっと波が高いのか、ルート取付きにいると時々波しぶきがかかる。まずはH内さんがリードでさくさくと登り、トップロープをかける。トップロープでY和さんが続く。一段登ったところの左上し、小ハング下で2つに分かれていて、右を登るらしい。

トップロープで登るつもりだったのだが、H内さんがリードしてみなと言うので、カムをたくさんぶら下げて登り始める。左上クラックも何とかこなせた。V字状の凹角に入り込むところでは右カンテのカチを保持しながらみだり足をハイステップで凹角内に乗せると乗り込めた。慣れないジャムよりも、こういうカチのほうが余程安心感がある。後半になると慣れないクラックに腕が張ってきた。必死に登って上に抜けると観光客がいた。フラッシュできて良かった。

P2220029
(↑スカイラブ5.10aを登る私。写真横向き)
P2220033
(↑同)

・「ホシナクラック」5.11d TR ×

 懸垂下降してきたところにあるフィンガークラックで、トップロープで皆でトライ。指が太いH内さんは出だしのクラックに指が入らないみたい。Y和さんはどこでもすっぽり入ったようだ。私は第二関節くらいまで入った。中盤がさらに難しくなって歯が立たず途中で降りる。

 

 懸垂で使ったロープで確保しながら大テラスから登り返し、荷物を残したもずがねに移動。大テラスももずがねも、この日は我々しかいなかった。

 

○もずがね

 ルーフ状の岩の左右にクラックがあって、左側は「スカラップ」5.12d/13aという想像のつかないグレードのクラック。右側は「スクラップ」5.11bで、皆でこれを登ることにした。真ん中をつなぐように「秘奥義」5.13bというのもあるらしい。スカラップはほたて貝の意。

 

・「スクラップ」5.11b ×

 まずはH内さんがリード。前半の右上するフレアしたクラックの中がビショビショに濡れていて、雑巾で拭きながら抜ける。中盤の直上から次の小ハング下を左にトラバースしフェイスを登って終了点へ。

 トップロープで私もトライ。濡れた右上フレアが難しいが、テンションしつつ何とか行けそうなムーブが分かった。そこから凹角内のデコボコとしたところを直上するところはハンドジャムするところもあるけれど、基本的にガバを伝った登り方で力を要す。でもこういうのは最近ならトルコで散々登ったし、ジムのボルダー課題みたいだ。小ハング下からは水平クラックガバを左に辿り、小ハングを抜けるところで、水平クラックが一段高くなっていて、さらに左トラバース。最後にフェイスを登ると終了点だ。この1便だけで腕がヨレヨレだ。

 

 Y和さんもトップロープでトライした後に、カムを残してロープを引き抜き、ピンクポイントトライさせてもらうことにした。右上フレアは左手でクラック奥にハンドジャム、右手は縁を逆手で押さえるのだが、その右手に加重する際にあまり左側から取付くと、右手逆手の保持がワルいため身体を右に寄せる際に耐えらない。そこでアンダーホールドがあるのでそれを右手で持ち、左手をフレア内の効きの良いところにジャム。順番は忘れたが、左足はクラック内に入れ、右手逆手で縁押さえ。そうすると右手をもう一手右上に出せた。確かそれから右足をフェイス内のフットホールドに上げると、さらに右上にあるガバホールドをキャッチできる。リーチがないとちょっと遠いかも。

 そのガバが取れれば、身体を乗り上げて頭上のアンダーガバを取る。そこからデコボコした凹角内に入るのだが、ここでテンション。奥にハンドジャムをきめろとH内さんは言うけれど、私にはかなり窮屈だ。それよりも右側にフレーク状ガバがあるのでそれを辿れる。左側にも水平クラックがあるので、身体をあまり凹角の中に入れずそれも使いながら登っていけば良いようだ。ここら辺はかぶったフェイスなので、ほとんどやっていないクラックよりも私にはやり易い。それでもすでにヨレヨレで、水平段違い部分で2テン目。結局2テンしてトップアウト。

P2220042511b
(↑スクラップ5.11bをトライする私)
P2220050
(↑同)

 

 この日はこれで終了。スクラップの2便で身体がどっと疲れた。肩や背中の筋肉がだるい。今夜の宿は、昨年末にも泊まった伊東にあるゲストハウス伊東温泉だ。今回はドミトリーというか相部屋なので、一部屋借りるよりは安かった。この日、湯河原幕岩で登っていたK田さんが、明日もパートナーを替えてユガマクで登るため、一人このゲストハウスに泊まりに来ることになっている。

 お風呂に入ってから、3人で宿近くにある国八という居酒屋へ。H内さん曰くここの料理は美味しいらしい。ビールを飲んでいると、チェックインを済ませたK田さんもやって来た。4人で飲んでいると気が付けば23時を回っていた。ビールに焼酎と、明日も登るというのにちょっと飲み過ぎた。

 宿に戻り、もう寝ようかと思っていたが、その前に共用スペースのこたつでビールを飲み直す。やばい、明日は二日酔いになりそうだ。

 

2/23()

 7時半に起きるがもっと眠っていたい。やはり頭が重い。お風呂に入る。宿を発って、城ヶ崎方面に向かう途中、どこかで朝食をとろうということで、道中の看板で見つけた伊豆大島を臨む小綺麗なペンション・伊豆高原シーズンズへ。ここでモーニングセット750円。そんな風にのんびりと城ヶ崎へ。今日は昨日よりもすっきり晴れている。

P2220056_1kshouse
(↑ゲストハウス伊藤温泉 K'sHouse)
P2220056_3
(↑伊豆高原シーズンズ)
P2220056_4750
(↑モーニングセット750円)

 

○オーシャン

今日は、前にも行ったことのあるオーシャンへ。行くと、某有名クライマーの人達も来ていた。大雪の影響でアイスを見合わせたと言うTっちーも来ていた。人が多いのでちょっと待ってから登り始める。

・「ボクサー」5.10a ×、Tr

 前回トップロープで登った時は、ノーテンで登れたのだが、いざリードするとなるとまるで登れず。フィストジャムのところでテンションしまくり、なかばA0でトップアウト。ロープを残して、あとでトップロープで登ることにする。

 原人テラスという取付きにある「ホッテントット」5.10aと「ミストレル」5.9+を登ってから、トップロープで登ってみたら、何とかノーテンで登れた。ロープにぶらさがっているという安心感のもとフィストジャムに集中できたけれど、カムをきめながらのリードとなるとまだまだキビしい。ハンドジャムがばっちりきまるクラックならともかく。

P2230059
(↑ボクサー5.10aを登るH内さん)

・「ホッテントット」5.10a ×

 原人テラスというところまで数m登るのだが、ちょっとしたフリーソロなので最初は怖い。ホッテントットは出だしのルーフを抜けるところからいきなり大変だった。ルーフ下のクラックにハンドジャムしながら身体を上げれば、ハングを抜けた先の右側にガバホールドがあるのだが、ここで数回テンション。ハングを越えて後半は右上するオフィドゥスがあるのだが、これがまた怖い。4番キャメをセットしてオフィドゥスに半身を入れたり身体をフェイスに出したりしながら攀じ上がり、マントルするところがワルい。奥のガバが届けば良いのだがここではA0。普段登っているボルトルートなら何でもないはずだが、やっぱりカムだと怖いものだ。と言うことでこのルートにまたトライすることがあるか分からないけれど、宿題になった。

P2230061
(↑ホッテントット5.10aを登る私)

・「ミストレル」5.9+

 これはハンドジャムがばっちりきまってとても登り易かった。中盤の足元が切れたところもジャムをきちんときめれば足を上げられる。

 

 H内さんが知り合いのクライマーに、磯を南に少し歩いたところに良いクラックがあると聞いたので、行ってみることにした。かんのん浜というオーシャンの隣りにある磯で、短いながらオフィドゥスとフィンガーの2本があった。登って上に抜けると、回り込んで簡単に歩いて降りてこられる。

・ルート名不明 5.9くらい

 このオフィドゥスにH内さんがリードでトライ。これもフィストジャムがきまるようだ。何度かテンションしながらもトップアウト。トップロープを張ってくれた。トップロープで私もトライ。出だしのわずかに左上する部分は右半身を入れるようにフィストジャムし、後半では逆に身体の向きを変える。腕を伸ばしてオフィドゥスの奥でフィストジャムをきめながらじりじりと登っていくので、これがリードだったらとてもカムなんかきめられなさそう。グレードについてはボルトのフェイスルートに比べたら、同じ数字でもクラックはまるで別物だと思うのだが、オフィドゥスは普通のクラックに比べたらさらにワルいと言うH内さんのグレーディングは、こんなに大変でも5.9くらいだろうとのこと。

 右隣りにあるフィンガーは、H内さんが聞いたところでは、瑞牆山十一面岩末端壁にあるT&Tよりは難しいそうだ。

P2230070
(↑かんのん浜エリア。写真中央のオフィドゥスが登ったルート)
P2230074

(↑オフィドゥスを登るH内さん。写真中央)

 すでに皆が帰ってしまったオーシャンに戻り、荷物をまとめ薄暗くなる中帰途につく。伊東の街にある台湾料理屋・鑫源(シンゲン)で夕食。鑫は金の字が3つ重なった漢字。前回もここで食べたのだが、料理が美味しいのでおススメ。

 ここから小田原まではY和さんが運転。渋滞しているうえにガソリンが無くなりかけていて、ガス欠になる前に小田原市内のスタンドで給油できた。そこからは私が運転して、オダアツ~圏央道~八王子バイパス経由で東京多摩地区へ。Y和さんを送り、私の某私鉄駅まで送ってもらう。自宅に帰りついた時は日付を回っていた。H内さん、Y和さん、2日間お疲れさまでした。

 2日目は初日ほど腕力を要するルートはやらなかったつもりだったけど、翌朝起きてみると腕や肩が強張っていた。これまでごく稀にしかやらなかったクラックだけれど、これからは機会を見つけてもう少し行ってみようかな。せいぜし5.10台前半までしかリードでは登れないので、とりあえず目標は5.11aのクラックをリードで登れるようになることかな。

トルコ アンタルヤ・オリンポス クライミングツアー03 (オリンポス3日間~イスタンブール観光3日間~帰国)

2014.2.1()2.16()

 トルコTurkeyのアンタルヤAntalyaとオリンポスOlymposでクライミングをして、最後にイスタンブールIstanbulを観光してきた。

 ツアーも後半。突然体調不良になり、移動先のオリンポスでは軽めにクライミング。T沢さんと解散後は、一人イスタンブールに移動し、数日市内を観光してから帰国した。

■オリンポス1日目(2/10) オリンポスへ移動

 曇天。体調は最悪。下痢気味だし悪寒が続いている。今日はアンタルヤからオリンポスに移動することになっている。オリンポスの宿の人が車でここまで迎えに来てくれる予定だ。10時に来ることになっているので、荷物をまとめてバンガローを引き払い、管理棟で朝食を食べながら待つことにする。

 しかし、体調不良というより病気といえる私は荷物を背負って管理棟までのわずかな距離を歩くだけでもツラい。まったく食慾は無いのだが、フルーツとヨーグルトが盛られたミューズリーだけ注文した。それを数口食べると吐き気をもよおしたので、いったんバンガローで横になろうと席を立ち上がったら、立ち眩みがして床にへたり込んでしまった。しばらくして立ち上がりよろよろとバンガローへと歩く。

Img_0300

(↑朝食のミューズリー)

 少し落ちつたところで管理棟に戻り、チェックアウトのためT沢さんとそれぞれ支払いを済ます。9泊分と朝夕の食事、ビール、初日の送迎代、シャツ19ユーロと合わせて、私の分は375ユーロ。カードは不可なので、270ユーロ分をユーロ紙幣で払い、残りはトルコリラで払った。325TL

 なんとかミューズリーを完食。正露丸を飲んだおかげか、お腹がキリキリと痛むのは続いているのだが、トイレに行きたいという感じではない。ヘンな感じだ。

 10時にオリンポスからの迎えが来た。車はルノー・カングー。私が前乗っていた車はルノー・ルーテシアRSだったので、何でもない大衆車の一つなのだが、乗れるのはちょっと嬉しい。体調は最悪なので、喜べる気分では無いが。足に力が入らず、荷室にザックを入れると、後部座席にへたり込むように座った。

 T沢さんはジョシトの宿の人に別れの挨拶をしてきてくれたようだが、立ち上がるのも億劫は私は車内でぼーっとする。

 車のことをちょっと書くと、当然と言うか見かけた車はヨーロッパのメーカーのものが多かった。ルノーを始めとするフランス車が多かったかな。ルノーとシトロエンが比較的多く、プジョーは少なめ。イタリアのフィアットもプントなどよく見かけた。

 途中、ATMと食品スーパーに寄ってもらい、2時間以上かかって12時過ぎにオリンポスの宿に到着。

 

P2100146
(↑カラフルなATM)
P2100149
(↑アンタルヤ市街)

 現地に近づくにつれて路面が濡れており、雨後のようだ。舗装道路から、わずかに最後はダート道を走ると、泊まる宿Kadirs Tree Houseがある。海岸線から1.5kmほど中に入ったところで、海に向か沿道には他にも簡素な宿やレストランが並んでいるらしい。今はシーズンではないので閉まっているところが多いみたい。

 ツリーハウスの宿は木造で、遊園地の冒険アトラクション風というか何だかそういう感じの建物だ。到着した時は小雨が降っていた。宿のすぐ近くにある岩壁も濡れている。

 案内された部屋は、ゲイクバイリのバンガローよりも簡素というか、停電しなかったのは良かったけれど、洗面所が狭かった。シャワーのお湯は安定せず、狭いのでトイレも濡れてしまう。壁が薄いせいか、隣りの宿泊客の声や物音がほとんど丸聞こえだ。と書くと、普通の人が泊まるには不向きだが、気にしないバックパッカーやクライマーなら値段も安いのでいちおうおススメ。前に書いたトポ本の裏表紙に載っている宿だ。


P2100151

(↑Kadirs Tree House。以下も)

P2100153

P2100154

P2100156

P2110158

P2110159

(↑受付)

P2110160

(↑クライミングボードも)

P2110162

 お昼時だったので食堂でスープを出してくれた。食堂ではWi-fiがばっちり繋がる。以前体調が悪いためすぐに部屋に戻りベッドに横になる。雨は止んだみたいだが、出歩く元気はまるで無い。そのまま数時間眠った。目覚めた後も起き上がる気力が無いので、だらだらと横になって過ごす。

Img_0301
(↑お昼に飲んだスープ)

 アンタルヤで9日間連続で登り続けたせいか、ここにきてどっと疲れが出たのかもしれない。今日は移動日だし、雨で岩場も濡れてしまっているから、結果的にちょうどレスト日となった。元気だったら、間違いなく午後はどこかの岩場に登りに行っていただろうけれど。

 アンタルヤにいる間から少しずつ読み進めていた文庫本も読み終わった。荻パン近くの古本屋で買った「還るべき場所」(笹本稜平著・文春文庫)

 午後の間、T沢さんの姿が無かったのだが、夕食の時間の前に帰ってきた。聞くと、海岸線まで歩いて見に行ったとのこと。途中に入場料を取る遺跡を通過するらしい。

 18時から夕食。ピラウやパンは選ばすに、スープやサラダばかり食べる。ほんの少しだけ食欲が戻ったけれど、以前具合が悪いので部屋に戻るとシャワーも浴びずに寝る。

Img_0306

(↑この日の夕食)

■オリンポス2日目(2/11) CENNET

 部屋の外を見ると靄がかかっているけれど空は晴れている。お腹はまだ少し痛むけれど、正露丸のおかげか昨日以降トイレに込むようなことはない状態。長く寝たせいか悪寒もずいぶんと治まった。でも本調子にはほど遠い。クライミングできるのも今日明日だけなので、登っても易しめのルートで流す程度かな。

 8時から朝食。量は控えめでもそれなりに食べられた。やはり復調して来てはいるようだ。T沢さんによると、今日はデンマーク人の女性と一緒に登りに行くと言う。昨日私が寝込んでいる間に、T沢さんが声をかけておいたらしい。今日も私が床に伏していた場合に備えて、T沢さんがナンパしておいたそうだ。さすがT沢さん、抜け目がない。名前はメッテさん。

 海岸沿いにあるCENNETというエリアを目指す。ジェネットと読むそうだ。メッテさんはこの岩場の行き方を知っているそうなので、後をついて行く。川沿いのダート道を歩いて行く。途中、小さな橋を渡り、前日T沢さんが入場料を払ったという遺跡の入口が見えてくる。すると、メッテさんは遺跡を囲うフェンスを避けるように河原沿いに下りていく。こうすれば入場料を払わずに通り過ぎることができる。これで5TL節約だ。

 アヒルのいる河口近くで、右岸から左岸へと靴を脱いで浅い川を渡渉すると海岸線に出る。北の方に雪を頂いた山が眺められる。オリンポス山(TAHTALI DAĞI 標高2,366)だ。

P2110163

(↑メッテさんとT沢さん)
P2110165

(↑遺跡の中を歩く)

P2110177

(↑岩場への途中からビーチを見下ろす)

P2110178
(↑オリンポス山)
P2110171

(↑岩場が見えてきた。写真横向き)

 小石の海岸線から城跡のある樹林帯の中の踏み跡へと入って行く。これは知っている人と来ないと分からないだろう。少し登ると地中海を見下ろすようにCENNETがある。未だ体調の悪い私はここまでT沢さんにロープを持ってもらった。

 T沢さんによると、開拓者がCENNETの岩場を見つけたことで、ここオリンポス一帯の岩場を開拓するきっかけとなったらしい。岩は垂直にすっぱりと断ち割ったような垂壁で、コルネはほとんど発達しておらず、穴を伝うようなルートが多いみたい。ここも石灰岩。

PEGASUS 5.11a(6b+)[P.146 15] OS

 調子が悪いと言いながら、まずは私から登る。トップロープにしてメッテさんも登り、最後にT沢さんがフラッシュ。

CENNET CEHENNEM 5.11d(7a) [P.144 4] 2RP

 続いてトライしたルートは出だしが少しワルいものの、終盤の核心ができずにオンサイトならず。メッテさんもトップロープでトライするも、なかなかキビしいようだ。手指が痛くなったとのことで、メッテさんはここで切り上げて海岸で過ごしてから宿に戻るらしい。2便目では確実にRP。

P2110173

Img_0311

P2110174

(↑メッテさんとビレイするT沢さん)

 調子が以前悪いので今日はここまで。小石の海岸線に出ると、海を眺める観光客が他にも何人のいたので、我々も座って海を眺めて過ごす。アンタルヤから持ってきたパンが残っていたので、千切りながらアヒルにあげるとたくさん集まってきた。そういえば、アンタルヤの岩場にも小鳥がいて、T沢さんによるとコマドリらしく、この鳥もパンほしさに近くまで寄って来たものだ。

Img_0325
(↑アヒルにパンを上げる私)

 今日はきちんとシャワーを浴びて、洗濯もする。残りの日数と着替えの量を考えると、今後はもう洗濯はしないで済みそうだ。夕食は前夜以上に多く食べられた。

P2110186
(↑川沿いにある岩場。写真横向き)
P2110188

(↑ツリーハウス外観)
P2110189

■オリンポス3日目(2/12) VADI

 晴れ。アンタルヤにいた時に比べたら身体は重いけれど、前日よりはさらに回復してきた感じだ。今日もメッテさんを加えた3人で岩場に行く。今日は宿に近いVADIというエリア。

 小さな赤い橋を渡り、別の宿の脇を抜け、ブッシュ帯の中にある小さなケルンを目印に登っていくと着く。南面して陽が当っていてとても暑い。今回のツアーでクライミングできるのも今日が最終日だ。アンタルヤでは9日間、移動日を挟んで、オリンポスでは今日を含め2日間、計11日間登ったことになる。

 今回のツアーで、私は昨日までに5.11a以上のルートを37本登っていたので、今日はイレブンを3本登って40本とすることにした。

 以下のとおり5.11台を3本登って、余った時間は今ツアー初めて5.10台を触って2本登った。ぎっくり腰からずいぶんと復調してきたT沢さんはこの日は6便出していた。メッテさんは私やT沢さんが登って張ったトップロープで、前日以上に精力的に登っていた。デンマークは平らな国土だそうで、山らしい山が無いそう。

DEATHOX 5.11a(6b+)[P.135 16] OS

KLR 650 5.11a(6b+)[P.135 5] OS

YÜKSEK IŞLER 5.11b(6c)[P.135 11] OS

ORGANIK KÖFTE 5.10c(6a+)[P.135 13] OS

BLACK HOLE SUN 5.10c(6a+)[P.135 15] OS

P2120191

P2120193

P2120194
(↑メッテさんとビレイするT沢さん。写真横向き)

 こうしてトルコでのクライミングを終えた。昨冬のスペインと異なり、アンタルヤでは合宿のような滞在型だったので、登り過ぎて体調を崩すくらいたくさん登れた。T沢さんは途中ギックリ腰を発症してしまい大変だったと思う。

 オリンポスでの最後の夕食は、さらに食が進んだ。明日は早朝に宿を発ってアンタルヤに戻ることになっている。T沢さんとはアンタルヤで解散することになっていて、私はイスタンブールに飛んで、数日、市内観光してから週末に日本に帰る予定だ。T沢さんはトルコ国内の観光地巡りを再開して、まずはアランヤという街を目指すらしい。

 翌朝、アンタルヤの空港から私の搭乗する便が8:30発とのことで、1時間前の7時半の空港到着を目指して、オリンポスの宿をまだ暗い5時半に発つことにした。来た時と同様、宿の人の車で送ってもらうのだ。

■イスタンブール観光1日目(2/13)

 5時に起き出して、時間通り5時半にルノー・カングーで宿を発つ。運転する宿の人が結構スピードを出していたようで、途中警察に止められてしまった。スピード違反で捕まってしまったようだ。

 そんなこともあったけれど、夜が明ける頃アンタルヤの市街に入る。アランヤに向かうT沢さんは、空港に向かう途中のバス停で降りることになった。ここでT沢さんとはお別れ。握手を交わす。この先もお互いそれぞれ道中気を付けることを願う。

P2130202

 7時頃にアンタルヤの空港に到着。定刻より少し早く離陸すると、10時前にはイスタンブールのアタトュルク国際空港に着く。晴れている。アンタルヤよりは少し気温が低いけれど、東京よりはずっと暖かい感じだ。

 ネット(ブッキングドットコム)で予約しておいたホテルは、スルタンアフメット地区という旧市街にある。観光名所のスルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)やアヤソフィア、トプカプ宮殿などがある、イスタンブールの観光名所の中心地近くだ。

 イスタンブールの中心市街は、ものすごく大まかにいうと黒海とマルマラ海を結ぶボスポラス海峡を挟んで、西のヨーロッパ側と東のアジア側にわかれている。中心市街には地下鉄やトラムが走っているし、ヨーロッパ側とアジア側はフェリーで頻繁に行き来できる。また、昨秋開通したばかりのマルマライ線という地下鉄がボスポラス海峡の海底を走っており、それでも行き来できる。

 そのヨーロッパ側は、金閣湾を挟んで南と北にわかれており、両側をつなぐガラタ橋はサバサンドで知られる。橋の南側はエミノニュEminönüといい、国鉄スィルケジ駅Sirkeciが近く、ここからマルマライ線にも乗れる。

 重いザックを下ろしたいので、まずはホテルを目指す。地下鉄(メトロMetro M1)と路面電車(トラムヴァイTramvay T1)を乗り継いでいく。空港のメトロ駅の改札口でチケットを買う。一律料金で3TL。ジェトンJetonというコイン型のチケットだ。トラムに乗り換える際にもまたジェトンが必要になるので2枚買っておく。M1線に乗り、乗換駅のゼイティンブルヌ駅Zeytinburnuで降り、地上を走るT1線へ。ホームで待っていると男性が声をかけてきた。韓国から来たそうだ。ロッククライミングをやっていて、昨年は韓国のソヌンサン(禅雲山)に行ったことを伝えた。

 T1線に30分ほど揺られる。車窓からは賑やかなイスタンブールの街並みが見える。人も車も多い。

 

P2130203
(↑アタトュルク空港のメトロ改札口)
P2130204
(路線図とジェトン)
P2130205
(メトロM1線)
P2130206
(↑税てぃんぶるぬ駅でトラムT1線に乗り換える)

 スルタンアフメット駅Sultanahmetで降りると、イスラム風の大きな建物が眺められる。スルタンアフメット・ジャーミィSultanahmet Camii。ブルーモスクの名で知られる建築史に必ず出てくる有名なイスラム建築の一つだ。尖塔ミナーレ(ミナレット)が建物を囲むように建っている。

 ブルーモスクと向かい合うように、アヤソフィア博物館Ayasofya Müzesiがある。ビザンチン時代から今に残るこれまた有名な建物だ。

P2130210
(↑ブルーモスク)
P2130212

P2130208
(↑アヤソフィア)
P2130213

P2130224

 これらに目を奪われながら歩いてホテルを目指す。当然観光客がたくさんおり、日本人の観光客もいた。焼き栗やパンを売る屋台もある。ブルーモスクの南側、多くの小さなホテルが並ぶ中に、アプリコットホテルというこれまた小さな宿があった。あまりにも目立たないので、最初は通り過ぎてしまい、他のホテルの人に場所を教えてもらって初めて通り過ぎていたことに気づいた。

 まだ正午前だったけれど、チェックインして3階の部屋に通してもらえた。朝食付き2泊で54ユーロ。ここももちろんWi-fiがつながる。これまで泊まっていたバンガローに比べたら、テレビもあるし洗面所も広いし立派な部屋だ。

 シャワーを浴びてから、少ない荷物でホテルを出る。

P2130215
(泊まったアプリコットホテル外観)
P2130216
(↑部屋の様子)

P2130219

P2130217

○トプカプ宮殿Topukapi Sarayi

 日本人旅行者の定番本「地球の歩き方」を参考に、時間のかかりそうなところから観て回ることにした。ということで、まずはこれまた有名なトプカプ宮殿へ。入場料は25TL。宮殿敷地内にはさらにハレムがあり、ここで別途15TL。中庭を囲むように建物が建っていて、多くの部屋を見学して回っていると足が疲れてくる。

P2130222

P2130227

P2130228

P2130229

P2130232

P2130239

P2130241

P2130243

P2130246

○アヤソフィア博物館Ayasofya Müzesi

 トプカプ宮殿を出て、隣りにあるアヤソフィアに入る。25TL。内部の壮大なドーム空間を眺める。内部の壁の装飾は痛んでいるところが多く、ドーム内半分ほどでは天井まで届くような高い足場が組まれ、修復中のようだ。石畳のスロープ状階段を上がれば2階にも上がれる。

P2130251

P2130253

P2130257

Img_0361

Img_0363

Img_0381

 2つの施設を立て続けに見て疲れたのでいったんホテルに戻る。再び外出し、屋台で売っている焼き栗(100g 5TL)を食べてからヒッポドロームという広場に並ぶオベリスクを見てから、ブルーモスクへ。

Img_0384

Img_0401
(↑テオドシウス1世のオベリスク)
Img_0405
(↑コンスタンティヌス7世のオベリスク)

○スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)Sultanahmet Camii

 ブルーモスクは外観も壮麗だが、ドーム内部の装飾も見事だった。観光客は随時入れるわけではないようで、日に3回ほどの決められた時間に並んで入るようだ。私が行った時は運よくちょうど入場開始時刻だったようで、列に並んですぐに入れた。入口では履物を脱ぐ。中ではイスラム教徒の人達がお祈りをささげていた。写真は撮影可。フラッシュも禁止されていない。

P2130264

Img_0388

Img_0392

Img_0396

Img_0398

○地下宮殿Yerebatan Sarnici

 地下宮殿も見ておこうと思い歩いていたら、トルコ人の男性が話しかけてきて、入口はあそこだと教えてくれた。さらに、どこから来たのだとか話しているうちに、レザージャケットを売っているが見ないかと言ってきたところで、話を打ち切って地下宮殿へ。10TL。地上の入口から地下への階段を下りていくと、薄暗い中にライトアップされた林立する支柱が浮かび上がっており、水面が広がっていた。水面の上に造られた見学通路を歩き、奥の方にあるメドゥーサの首の石造を見る。それ以外にはあまり見どころは無いので外に出る。

P2130268
(↑地下宮殿入口)
Img_0408

Img_0414

○グランドバザールKapali Çarşi

 地下宮殿を出てから街中を西の方に適当に歩くうちに、いくつもの店舗が並ぶ屋内市場のようなところに着いた。どうやらここがグランドバザールらしい。同じような貴金属店などがたくさんあって、人もとても多い。グランドバザールは相当に広いらしいが、すでに歩き疲れていたので、賑やかな様子を眺めながら途中まで歩いて外に出た。

 グランドバザールを出たところで、レストランの客引きに引き止められ、ここで食べることにした。焼いた肉を薄焼きパンで巻いたもので、街中の店頭でよく売っているものだ。これも何とかケバブなのかな。言われるままに入店してしまって、店頭で売っているものよりちょっと割高だったけれど、これ一つ食べただけでお腹がいっぱいだ。

 食べ終わるとすっかり暗くなっていたので、疲れたことだしホテルに帰ることにした。ブルーモスク方面に向かって適当に歩いて行き、途中見つけた食品スーパーに入って、お土産用にチョコレートなどを買う。

■イスタンブール観光2日目(2/14)

 ホテルの朝食は8時から。ごく小さなホテルなので、入口とフロントと食堂はほとんど一緒だ。ミューズリーやチーズ、フルーツ、パンなどが用意されていて、ゲイクバイリの宿で食べていた朝食と同じようなものだ。コーヒーを飲みながらパンをついつい食べ過ぎてしまう。外を見ると、夜のうちに雨が降ったのか路面が濡れているが、すでに雨は上がったようだ。

○国立考古学博物館Arkeoloji Müsesi

 今日はガラタ橋方面に行ってみるつもりなのだが、その前にトプカプ宮殿に近い国立考古学博物館に行ってみる。古代東方博物館を含めいつくかの建物に分かれており、すべての展示品をじっくり見ていたら相当時間がかかるだろう。建物の一部は改装中だった。装飾タイル博物館は、いくつもある小部屋にぽつんとわずかな展示品が置かれているだけで、使われていない展示棚などがたくさんあって、展示品の数に対して無駄に広い感じ。そういえば、博物館の内部には警備する人達がいるのだけれど、こんなに必要なのかと思うほど多くの警備員が退屈そうに座っている。

P2140272

P2140276

P2140283

P2140285

 考古学博物館を出てから、トラムが走る道に沿って歩き、スィルケジ駅へ。

P2140287

P2140288
(↑国鉄スィルケジ駅)

 改札口のようなものはなく、入って停車中の列車を撮影する。近くにある中央郵便局といった感じの大きな建物の郵便局へ。郵便博物館のようなものが併設されていたので一応見学しておく。無料だけれど受付でパスポートを預ける。

P2140291
(↑郵便局)

 イェニ・ジャーミィYeni Camiiの外観を眺めながらエジプシャンバザールMisir Çarşisiを見る。香辛料などがたくさん売っていた。

P2140292
(↑イェニ・ジャーミィYeni Camii)
P2140295
(↑エジプシャンバザールMisir Çarşisi)

 それからガラタ橋Galata Köprüsüへ。地下道を通って橋のたもとへ。この辺りは地名なのかエミノニュEminönüといって、アジア側などへのフェリー発着場になっている。橋は2層になっていて、下やたもとでは、名物サバサンドを売っているけれど、まだお腹は空いていないので食べるのは後にしよう。

P2140296
(ガラタ橋)
P2140299

P2140300_2

 たくさんの釣り人が糸を垂れるガラタ橋の上を歩いて新市街側へ。新市街には建物群の上にガラタ塔が建っているのが見える。新市街側も振り向いた旧市街側も、町並みがエキゾチックだ。人も多くて活気がある。

 ガラタ橋を渡って、急坂を登っていく。途中で絵葉書を買いながらガラタ塔へ。

○ガラタ塔Galata Kulesi

 塔の展望台への入場料は19TL。高い。1,000円近くする。地球の歩き方には11TLとあったので、値上げしたようだ。値段を知って躊躇している観光客もいた。エレベータと階段で展望台へ。展望台は塔の上部の外周にテラス状にあるのだが幅が狭く、観光客がぎゅう詰めになってゆっくり巡りながら360度の展望を見る。展望は確かに素晴らしい。金角湾やボスポラス海峡方面。大きなモスクが並ぶ旧市街などの街並みを眺めながら一周する。でも1,000円は高いだろ。

P2140301
(↑ガラタ塔が見える)
P2140302
(↑ガラタ塔。写真横向き)
P2140303
(↑ガラタ塔からの展望)
P2140306

P2140309

P2140312

 ガラタ橋のたもと近く、路地を入ったところに目立たないように郵便局があったので、先ほど買った絵葉書を日本に向けて出しておく。たしか2.3TLくらい。郵便局を出たところで、ザクロジュースを売る屋台があったので飲んでみる。搾りたてのザクロ果汁が美味しい。1TL

Img_0434
(↑ザクロジュース)

 ガラタ橋を渡り返して旧市街側へ。橋の下に並ぶレストランや接岸した船など、サバサンドを売るがたくさんあって大勢の観光客が食べているので、私も食べることにした。上げたサバと野菜をパンではさんだもので6TL。サバサンドはバルック・エキメッキBalik Ekmek。バルックは魚のことらしい。エキメッキはパン。

P2140317
(↑サバサンドを作る船が並んでいる)
P2140321
(↑サバサンドを作っている様子)
P2140322
(↑サバサンドはこういう食べ物)

 さて、これからアジア側に行くことにした。あらかじめネットで調べておいたのだが、イスタンブールにクライミングジムがあるらしいので行ってみようと思っていた。そのため、この日は朝ホテルを出る際にリュックにクライミングシューズとチョークバック、着替えを入れておいたのだ。

 場所はアジア側のカドゥキョイKadiköyという街にあるようだ。ガラタ橋のたもとエミノニュの船着場からはボスポラス海峡を隔てたカドゥキョイへのフェリーが頻繁に出ている。乗船料は3TL。メトロや新設されたマルマライ線があるとはいえ、地元の人にとってもヨーロッパ側とアジア側を結ぶ主要な交通手段のようだ。

 乗船してしばらくすると出発する。頻繁に出ているので、一つ乗り遅れてもすぐに次の船に乗って待っていれば良い。

 カモメがたくさん飛んでいる。海上から眺める市街地の眺めがすばらしい。

P2140326

P2140327

 カドゥキョイの街に着き、調べておいた地図を頼りにクライミングジムへ。ジムはすぐに見つかった。名前はボルダーイスタンブールBoulder istanbul。市街地の中のごく小さなビルの1階にある。シャッターが上がっていて、ガラス戸の入口があって、中の照明は点いているのだが、ドアに鍵がかかっている。ガラス越しに中を覗いてみるが人いる様子がしない。呼び鈴を押したりノックしてもやはり反応が無い。調べた限り金曜日は12時から開いているはずなのだが、おそらく客が来ないので店員が出かけて留守なのかもしれない。いつ帰って来るかも分からないので、諦めて帰ることにした。わざわざヨーロッパからアジアまで来たというのに残念。

P2140332
(↑クライミングジム外観)

○スュレイマニエ・ジャーミィSüleymaniye Camii

 再びフェリーに乗ってエミノニュに戻る。歩いてスュレイマニエ・ジャーミィへ。これも見事なモスクだ。ブルーモスクもそうだが入場料は取られない。寄付の受付はするらしい。

P2140333

P2140335

P2140338

○シェフザーテバシュ・ジャーミィŞehzadebaşi Camii

 ヴァレンス水道橋近くにあるモスクにも寄ってみた。話しかけてきたトルコ人男性によると、イスタンブールで最も古いモスクの一つらしい。

P2140344

P2140345

○ヴァレンス水道橋Valens Su Kemerleri

 石造の大きな水道橋の遺構で2層のアーチが並んでいる。地上のアーチの下は道路がくぐっていたり、駐車場になっていた。

P2140346

P2140350

 今日も一日歩き回ったので足が疲れてきた。水道橋から南下して大通りに出る。昨日も食べたケバブの薄焼きパン巻きを食べるとそれだけで満腹。アクサライ駅Aksarayでトラムに乗りスルタンアフメット駅で下車。ライトアップされたブルーモスクを脇に見て、売店でビールを買ってホテルに帰る。

Img_0448

■イスタンブール観光3日目(2/15)

 トルコ滞在も今日まで。深夜の便で日本に帰る予定だ。外を見ると雨が降っていた。8時から朝食。またしっかり食べてしまった。雨が降っているし、市内の目ぼしい観光名所はだいたい見て回ってしまったので、今日はもう長々と歩き回るつもりはない。そういう意味で時間はあるので、昨日行けなかったカドゥキョイのクライミングジムにはもう一度行ってみよう。

 朝食を済ませ、部屋でしばらく過ごしてからチェックアウトする。夕方18時頃に戻って来るので、それまでザックを預かってもらうようお願いしてホテルを出る。弱い雨が降っているので傘を差したけれど、こちらの人はこれくらいの雨ではわざわざ傘を差さないようだ。雨模様のせいか、一昨日昨日に比べると寒い。それでも帰国後の東京よりは暖かかったけれど。

 スィルケジ駅に向かって歩いて行く。風が吹いたりすると傘が煽られるし、少しずつ雨足も弱まってきたので傘をたたむ。駅やガラタ橋周辺を歩いたけれど、外にいても寒いのでアジア側に行くことにした。フェリーには乗ったので、今度は昨秋開通したばかりの地下鉄マルマライ線Marmarayで行ってみる。スィルケジ駅構内に入ると、右の方にあたかも最近できたという感じの地下鉄出入り口があり、人が出入りしている。エスカレーターで地下に下りると改札口がある。3TL

P2150354

P2150355
(↑スィルケジ駅校内のマルマライ線入口)
P2150358

 さらにエスカレーターで延々と地下に降りていく。都営大江戸線のようだ。そういえば、この地下鉄建設には日本の大手ゼネコンも参加していて、駅の壁面に掲げられていた看板にはその会社のマークも載っていた。車両は韓国製。車内にその旨のプレートが貼られているので分かる。

 海底トンネルを通っているはずだが、暗いトンネル内を走っているうちにボスポラス海峡をくぐり抜けてしまう。アイルルックチェシメAyrilikçeşme駅で降りると、カルフールの大きな店舗があった。昨年スペインでも行ったけれど、世界各地に展開している大型ショッピングセンターらしい。ここでチョコレートのほか、レンズ豆を1㎏買った。レンズ豆のスープの作り方など知らないけれど。

○クライミングジム・ボルダーイスタンブールBoulder istanbul

 スーパーを出てから、昨日入れなかったクライミングジム・ボルダーイスタンブールに向かって市街地の中を歩いて行く。港から坂道を上がった先にはお店や人の多い賑やかな通りがあった。

Img_0452
(↑カルフール)

 ジムは今度は開いていた。中に入ると受付に女性が一人いて、その奥ボルダリングウォールエリアになっているようだ。一回利用は14TL。スペースは想像通り広くはなく、荻パン1階よりさらに狭くしたくらい。テープの貼られた課題はほとんどなく、日本のジムのように壁を埋め尽くすようにグレード分けされた課題が設定されているワケではなかった。その時登っていたカップルも適当にホールドを選んでワシワシ登っているだけだった。

 地下に下りると、更衣スペースとトイレがある。ここで着替えて1階に戻る。Wi-fiがつながるのでスタッフの女性にパスワードを教えてもらった。

 まずは適当にアップする。ほかにも数人がやってきた。自分がいた2時間半ほどの間、最大で67人程度だったかな。流行っている感じはしない。

テープが貼られた課題はほとんどないので、それらを登ったあと、前傾壁で自分で課題を作ることにした。最初に作ったのは3級くらい。それなりにムーブがあって、日本のジムで設定しても良さそうな出来栄えにはなったかな。つぎに作ったのは23級くらい。普段ジムで自分が登っている上限よりは、作れただけあって少し易しいはず。これもムーブがあって内容的には良さげ。作ったと言っても、テープを貼ったわけではないので、私の頭の中だけにある課題だけれど。こんな感じでだらだらと過ごしてからジムを出る。

Img_0437
(↑ボルダーイスタンブールBoulder istanbul)
Img_0438

Img_0457

Img_0458

Img_0454
(↑地下の更衣室)
Img_0455

フェリーでエミノニュに戻ることにした。フェリーに乗る前に、小腹が空いたのでドーナツ形のゴマ付きパン、スィミットSimitを買う。街中にはこのパンを売る屋台がたくさんあって、だいたい1TL。トルコのパンは美味しい。イスタンブール滞在中は、レストランに入ってしっかりたくさん食べるということはしなかった。屋台などでの買い食いで結構お腹がいっぱいになってしまう。寒いのでフェリーの中でチャイÇayを飲む。これも1TL。砂糖を入れて。


Img_0463

エミノニュから歩いてホテルに戻る頃にはちょうど18時になった。帰国便の出発時刻は日付を回った深夜なので、まだまだ時間はあるのだが、重いザックを背負って歩き回るのは大変なので、早々と空港に行くことにした。

トラムとメトロを乗り継いでアタトュルク空港に着く。チェックインの受付まで居眠りしたり、出発までも待合スペースでだらだらと過ごす。身体が疲れていないワケはないのだ。

日付を回って成田に帰る便が出発。狭いエコノミークラスで長時間座っているのはツラい。足を下に下ろしているとだるくなるので、前の壁に当てて足を持ち上げて浅い眠りについたり。2回の食事では最後のトルコビール・エフェスを味わう。成田に着いたのは、時差7時間を取り戻すように2/16()夜。スカイライナーに乗り、電車を乗り継ぎ半月ぶりに帰宅。今回、なかなか時差ボケが克服できず、つぎの土曜日頃まで、深夜になるまでなかなか寝付けない状態が続いた。

 

こうしてトルコのクライミングツアーを終えた。アンタルヤでは車での移動が無く一か所にずっと滞在していたので、昨年のスペインの時よりもたくさん登れたのは良かった。イスタンブールの観光もできたし。T沢さんはまだまだトルコ国内を観光中だ。お疲れさまでした。

トルコ アンタルヤ・オリンポス クライミングツアー02 (アンタルヤ4~9日目)

2014.2.1(土)~2.16(日)  

 トルコTurkeyのアンタルヤAntalyaとオリンポスOlymposでクライミングをして、最後にイスタンブールIstanbulを観光してきた。  

 ここではアンタルヤでの4~9日目の記録を書く。

■アンタルヤ4日目(2/4) ALABALIK

 晴れ。今日はアラバリクというエリアに行く。アラバリクは魚のマスの意。上の車道にでるダート道の途中から南東へとブッシュ帯の中の明瞭な道に入る。ここをしばらく歩く。途中、ヤギ飼いが連れたヤギ達に会う。トポ本では途中からアラバリクの岩場へ直接降りる場所に至ることもできるみたいだけれど、そのまま歩いて東側の集落内の道に出た。

 台地状の上を歩いて岩場へと降りていくのだが、ちょっと迂回したけれどこのほうが間違いがない。道の終点にはフィッシュレストランと言うのがあった。マスらしき魚を養殖しているプールがいくつかあり、レストランがある。岩場の名前がこれが由来のようだ。

P2040088_10
(↑ダート車道からアラバリクへの山道入口の目印)
P2040089
(↑フィッシュレストランはこの奥にある)
P2040090

(↑岩場はこの先)

 レストランのあるところから岩場に至る途中を歩いていたところ、T沢さんが突然ギックリ腰を発症してしまった。身体が固まったように痛くて動けないようだ。下手に座り込むことも困難なようだ。しばらく様子を見る。T沢さんはとてもクライミングできる状態ではないので、翌日をレスト日に考えていたのを急きょ強制的にレストすることになった。少しするとビレイくらいはできるとのこと。でも午後1時には切り上げたいとのことから、それまでの2時間半ほどで登ることにした。

P2040091
(↑アラバリクの岩場)
P2050092
(↑写真横向き)

 ここの岩場も南面していて暑い。左奥にはALABALIK BALKONというエリアも続いているようだ。バルコンで登るらしいクライマーが一組くらい来ていた。

 イレブン前半のルートばかり立て続けに登ることにした。

・HALVA 5.11a(6b+) [P.113 №12] OS

・KELEBE Ğ IN R Ü YASI 5.11b(6c) [P.113 №10] OS

 ハング下を右トラバースして、さらに直上する見栄えのするルート。トラバース部分に固定ヌンチャクがかかっているので、これを利用すれば自分でかけたヌンチャクの回収が楽になる。ルートは一見難しそうにも見えるが登ってみるとガバばかりで、とにかくガバホールドをぐいぐいと右上していくのが楽しいおススメのルートだ。

・ALABALIK 5.11b(6c) [P.113 №5] OS

 ハング越えが楽しいルート。

・MAA CROOB 5.11b(6c) [P.113 №14] OS

 カチ数手があり気が抜けない。他のエリアよりも気持ちカラめか。

・AKINTIYA KARSI Y Ü ZMEK 5.11b(6c) [P.113 №13] OS

 長いルート。

 約束通り13時に岩場を離れる。フィッシュレストランを覗く。値段は高い。アンタルヤの街から来たのだろうか、トルコ人の家族連れがレストランに何組かやって来ていた。

 腰痛のT沢さんは早く歩けないので、一足先に私はバンガローに帰る。自分の荷物を置いて、ブッシュ帯の道を走って戻ったけれど、どこで行き違ってしまったのかT沢さんと会えず。私はそのまま車道を経てバンガローに再び戻るとT沢さんも帰ってきた。ブッシュ帯の途中で行き違ったようだ。

 まだ陽が高いので洗濯をしてから管理棟の食堂へ。午後3時からビールを飲む。夕食までの時間にさらにワインを飲み、夕食時にまたビール。この日はちょっと飲み過ぎ。

Img_0270_2

(↑この日の夕食)

■アンタルヤ5日目(2/5) MEVLANA

 晴れ。T沢さんはギックリ腰のため今日もビレイのみ。2日目に行ったポセイドンの2つ右隣りあるメブラーナというエリアに行くことにした。ここも南面していて本当に暑い。小さな子供を連れた家族連れのクライマーが多い。オーストリアから来たという人もいた。左隣りのOTTOMAN(オスマン帝国のことらしい)というエリアのほうが人が多かった。

・TENTEN KONGLOMERA’DA 5.11b(6c) [前半のみ] [P.77 №17] OS

 延長すると7cのルート。前半のみ登る。

・M Ü REN 5.12a(7a+) [P.77 №6] RP

 ミューレン。終盤2つあるコルネの間をよじ登り終了点に至る。この最後がけっこう悪くオンサイトならず。

・BARTABAS 5.11d(7a) [P.77 №10] OS

 トポ本の76ページの写真のルート。下部の凹みの右側から取り付き、中盤の凹みの中央から左上に抜けていくルートなのだが、このハング越えが楽しい。3つ星といって良いおススメの好ルート。

・T Ü RKIYE’YE 5.12a(7a+) [P.77 №13] 5×

 前半に核心部が2箇所あるルート。最初の核心は右上ホールドを下り、その下のフットホールドに右足ハイステップで乗り込み、左足はフラッギングすると頭上左側のごく薄いコルネを左手ガストンで取れ、乗り上がって頭上の穴を取りに行くのが私のムーブ。これは繰り返すうちに普通にできるようになった。

 苦手だったのがその先のパートで、右上にある指1本の深いポケットに人差し指を入れていたのだがそれに耐えられずテンションを繰り返す。

 これができずにすぐに下りるので短い間隔でトライを出せたのだが結局登れず。同時にトライしていた女性が2便でRPしたので、最後にヌンチャクを回収してもらった。この日は登れなかったものの後日9日目に再訪した際にようやくRPできたのは良かった。

 前日は早めに上がったこともあり、またこの日もT沢さんが登らなかったことから、私はちょっと登り過ぎた感じでヨレヨレ。夕食の30分前に食堂に行き、まず一杯。夕食時にもまた一杯飲んだ。エフェスが美味しい。

Img_0273
(↑この日の夕食)

■アンタルヤ6日目(2/6)  TURKISH STANDARD SA Ğ (RIGHT)、RIGHT CAVE、LEFT CAVE SA Ğ (RIGHT)

 晴れ。今日は宿のすぐ裏手にある岩場に行く。宿から本当に近いので休憩にすぐに戻れる。この日から様子を見ながらT沢さんがクライミングに復帰。

○TURKISH STANDARD SA Ğ (RIGHT)

・ADKA Ö ZLEM 5.11a(6b+) [P.100 №8] OS

P2060094


P2060095
(↑復帰したT沢さん)

○RIGHT CAVE ・NEMO 5.12a(7a+) [P.101 №3] 2RP

 ターキッシュスタンダードエリアのすぐ隣りのエリア。このルート、出だしのホールドが小さくてテンションしてしまったが、すぐに下りてやり直したらそのまま登れた。難しいのは出だしだけなのだ。

・MAYMUN SALINCA Ğ I 5.12c(7b+)[P.101 №4] 3×(敗退)

 今回唯一トライした5.12cのルート。前半のハング越えがパワフルで悪く、何度かトライしてそれらしいムーブを見つけられつつあったけれどすでにヨレヨレで断念。上部もランナウト気味で怖く、ヌンチャクを回収。今回手を付けて登れなかったルートの一つ。

 午前中、T沢さんも5.8と5.10aのルートを登る。かぶったルートで無理はできないが、ごく易しいルートから身体を慣らしていくようだ。

 一度宿に戻り1時間ほど休んで15時頃から再開。今度は近いエリアのうち西寄りのエリアに行く。

○LEFT CAVE SA Ğ (RIGHT)

・SULTANAHMET 5.11a(6b+) [P.97 №1] OS

 スルタンアフメットというルート名。イスタンブールにあるブルーモスクの名前のルートということで、登っておくことにした。 T沢さんもフラッシュ。調子が上がってきたようだ。

・ROCKET MAN 5.11c(6c+) [P.97 №3] 2RP

 ハング下まではガバでぐいぐい登れる。ハング下から左の凹角に抜けるところがちょっと細かく窮屈。

P2060106
(↑コマドリの仲間)
P2070107
(↑レフトケイブの遠景)
P2070115
(↑キャンプ場にはキャンパスボードも。写真横向き)

 この日もたくさん登ってヨレヨレだ。夕食はレンズマメのスープが出た。メルジメッキ・チョルバス。メルジメッキはレンズマメのこと。トルコ料理の定番らしい。魚も美味しかった。

Img_0280
(↑この日の夕食)
Img_0281
(↑魚)

■アンタルヤ7日目(2/7) TREBENNA WEST ORTA(MIDDLE)

 晴れ。3日目に行ったトレベンナに再び行く。岩場に着くと他にもクライマーがいるが全員男。前回はカップルが多かったが。

・ARKADAN 5.11a(6b+) [P.108 №19] FL

 前回T沢さんが登ったルートでアップ。

・FLOWER TOWER 5.12a(7a+) [P.108 №21] 3RP

 前半は5.10a。後半のハング帯には固定ヌンチャクがかかっている。ハング越えの際のガバのホールドが遠くてパワフルで、5.12aが甘いとは言えないルート。左後ろにあるルーフ下のガバをガストンで取ったり、そこからハングの抜け口先のガバが遠くて足を突っ張って目いっぱい手を伸ばしたり、両足を切って、抜けた先で落ちそうなキョンをしたりと、とにかく腕力を使った。少しでもリーチを稼げるようにハング下のホールドを保持する位置を修正しながら、3便目でようやく登れた。もうヨレヨレ。隣りに見える8a+のルートはもっと大変そうだ。

・TRIOLOGIE 5.11a(6b+) [前半のみ][P.108 №23] FL

 前半で肋骨状というか、斜めに立てかけたような柱状を辿るルート。延長すれば7aのルートなのだが、もうヨレてるので前半のみ登る。少しずつ調子が上がってきたT沢さんも肋骨部分のみ登った。

P2070117
(↑T沢さん)
P2070121
(↑私。写真横向き)
P2070124
(↑肋骨状の岩を登るT沢さん。写真逆横向き)
P2080129
(↑買ったシャツ)

 岩場からの帰り道にキノコを見つけた。キノコに詳しいT沢さんによるとムラサキシメジらしいとのこと。夕食はヒヨコ豆とラム肉のスープ、ヨーグルトの冷製スープ、ピラウ。

Img_0284
(↑この日の夕食)

■アンタルヤ8日目(2/8) DRAGON

 晴れていたけれど夕方には少し雲が出た。日本では記録的な大雪に見舞われているらしい。スマホを持って行ったので、Wi-fiでネットにつなげられるのだ。これまで7日間連続で登っているので、さすがに身体がガタついてきた感じ。目ぼしいエリアにはひと通り訪れた感じだし、アンタルヤで登るのは明日までで終盤の様相なので、あとはまだ行っていないエリアを拾うように行ってみることにした。マーラに隣接するドラゴンというエリアに行く。ここも陽当りが良く暑い。子供連れのクライマーも来ていた。

・BANANA MONSTER 5.11a(6b+) [P.60 №10] OS

 32mある長いルート。

・LIFE IS GOOD 5.11b(6c) [P.60 №1] OS

 左上して終了点直下がちょっとワルいルート。

・DRAGON FLY 5.11d(7a) [P.60 №8] 2×(敗退)

 板状のコルネの右側を辿るのはレイバックしたりと比較的登りやすいのだが、コルネ上端を乗っ越すのが、ホールドが細かくとても悪い。コルネ右側からコルネ中央を抱くように行くはずなのだが、2便出してもここを越えられず諦める。ワルいとはいえ5.11dが登れないとは疲れが相当溜まってきているのかも。

・SCHACH MATT 5.11a(6b+) [P.60 №6] FL

 全長40mのルート。持参した70mロープでぎりぎり足りた。ガバをぐいぐい登っていくルートで、それなりにムーブもあり3つ星といえる好ルートだ。

P2080131
(↑ドラゴンエリア)
P2080134
(↑まさに幕岩)

 夕食は鶏肉とピラウ、サラダ。これだけで満腹になりパンはほとんど食べず。

Img_0287
(↑ビールはエフェス)
Img_0288
(↑この日の夕食)

■アンタルヤ9日目(2/9) OTTOMAN、MEVLANA

 朝のうちは晴れていたけれど山に雲がかかって終日曇り空となった。アンタルヤでのクライミングは今日が最終日。行き先はぎっくり腰でT沢さんがビレイだけに行ったメブラーナと隣接するオスマン。隣同士のエリアなので行き来するのは簡単だ。南面していて晴れていると暑いのだが、この日は曇っていたので過ごしやすい。

○OTTOMAN

・I’MPIRE CONTRE ATTAQUE 5.11a(6b+) OS

 2011年版にトポ本には掲載されておらず、2013年のアップデート版に記載されている新しいルート。№13「MARMARA」というルートと№14「L’EMPIRE OTTOMAN」の間に新設された2本のうち右側のルート。新しいせいか、岩がちょっと脆い感じ。

○MEVLANA

・T Ü RKIYE’YE 5.12a(7a+) [P.77 №13] 通算7RP

 前回5便出して登れず仕舞いだったルート。このエリアに再訪したからには登っておかないと。前回1本指ポケットホールドを人差し指で耐えられなかったのだが、最終便で下から突き上げるように親指を入れて掌で挟み込むと意外と良いことが分かっていた。  まずはヌン掛けを兼ねて1便目。ホールドを思い出したので、2便目で確実にレッドポイント。敗退していたルートが一つ減らせたのは良かった。

○OTTOMAN ・ALA DAĞLAR 5.11b(6c) [P.75 №6] OS

 ルートを見上げると中盤の岩が白っぽいルート。白いルートと呼ぶことにした。35mの長いルートで、延々と登るだけでも登り甲斐があって楽しい。T沢さんも登る。ごく弱い雨がパラついてきたのでシューズも脱がずにすぐにもう1本登ることにした。

・RIGOLOS 5.11b(6c) [P.77 №8] OS

 白いルートに対して、全体に赤みがかった岩を登るので、赤いルートと呼ぶことしした。これも35mと記載されているが、終了点はもっと高く、赤い部分を30mほど登って途中の灌木の左側をさらに登る40mはありそうなルート。70mロープでは一度でロワーダウンできないため、途中、ケミカルのボルトにロープを直掛けして下りた。雨はごく弱いので登るのにはまったく支障なかった。

P2090137
(↑T沢さん)
P2090140
(↑白いルート(左)と赤いルート(右))
P2100141
(ジョシトのキャンプサイト)
P2100142

 こうして9日間のアンタルヤでのクライミングを終える。本当によく登ったものだが、このツケがこの日の夜から私を襲うことになる。

 17時に宿に行き、T沢さんがメールチェックすると、オリンポスの宿から返事が来ていた。明日朝にここまで迎えに来てもらうことになっていて、その再確認のために数日前からメールしていたのだが一向に返事が無かった。今回はレンタカーではなく送迎車をお願いしているので、きちんと迎えに来てくれないとその後の予定が狂ってしまうのだ。これでひと安心だ。アンタルヤでの最後の夜と言うことでビールを2杯飲む。T沢さんは3杯飲んでいたかな。夕食はピーマンの肉詰めなど。

Img_0299
(↑この日の夕食)

 夜中、お腹が痛みだしてきた。食事が悪かったはずはないのだが、何回もトイレに立つ。足先が温かくならず、続々と背中に悪寒が走る。どういうわけか急激に体調が悪くなってきた。腹下しか、風邪なのか。ガタガタと震えながら布団に包まって朝が来るのを待つ。 

トルコ アンタルヤ・オリンポス クライミングツアー01 (準備、アンタルヤ1~3日目)

2014.2.1(土)~2.16(日)
 トルコTurkeyのアンタルヤAntalyaとオリンポスOlymposでクライミングをして、最後にイスタンブールIstanbulを観光してきた。
 海外でのクライミングは、以下のとおりタイ・プラナンを皮切りに今回のトルコまで、この3年間強に8回行ったことになる。
 ・2010年末   タイ・プラナン
 ・2011年夏   カナダ・スコーミッシュ
 ・2011年末   タイ・プラナン再訪
 ・2012年GW  イタリア・スペルロンガ
 ・2013年冬   スペイン・エルチョロ&コスタブランカ (&ポルトガル)
 ・2013年5月  韓国・禅雲山(ソヌンサン)
 ・2013年12月  中国・桂林・陽朔
 ・2014年2月  トルコ・アンタルヤ&オリンポス

■準備
 昨冬スペインに一緒に行ったT沢さんと、また海外にクライミングに行こうという話しを昨年10月頃から始めた。
 甲府幕岩に通うため泊まっていた某山荘で過ごす夜、T沢さんが世界各地のクライミングエリアの資料を持ってきてくれて、それこそ地球儀をぐるぐる回すように行き先をどこにするか何度もあれこれ相談した。
 旅慣れたT沢さんが、気候や交通、宿泊などいろいろと判断材料を示してくれる。あれこれ計画を考える準備段階のワクワク感も旅の魅力の一つだ。行き先がトルコに固まったのは11月に入ってからだ。
そういえば、T沢さんからスペインツアーの話しが出たのも、その前の秋の甲府幕岩でのことだった。

 トルコの相談をしている頃、私はすでに昨年12月の中国・桂林ツアーの予定が決まっていたのだが、こちらはO野さんが航空券やホテルの手配をまとめてやってくれたので、私は準備らしいことは何もしなかった。
 一方、トルコについてはT沢さんが現地の宿にメールで問い合わせてくれたりするものの、往復の便がT沢さんと別々になる見込みのため私も自分の航空便を調べたりと、出発が目前に近づいてきた中国よりもその先のトルコのほうが気になって仕方なかった。
 さらに、中国ツアー出発の前週にようやくレッドポイントできるまでは、トライしていた甲府幕岩の「ア・ラ・ポテト」5.13aのことでも気を揉んでいた。これを読んでいる人には、「おいおい、ちゃんと仕事してるの?」と言われそうだ。

 トルコのアナトリア半島(小アジア)の南部にアンタルヤAntalyaという海沿いの街がある。有名なリゾート地らしい。そこから内陸側に30㎞ほど西に行ったところにGeyikbayiriというところがあり、今回目指す岩場はそこだ。ゲイクバイリといった感じで発音するみたい。
 アンタルヤから70㎞ほど南に行った海沿いにオリンポスOlymposという街があって、やはり岩場があるのでそこにも数日訪れることにした。

 計画段階での行動概要は以下のとおり。
 私の日程は1/31夜出国の2/1~2/16の半月間で、現地アンタルヤ空港でT沢さんと待ち合わせて、アンタルヤとオリンポスの岩場でクライミングする。T沢さんと解散した後は一人イスタンブールに移動し、市内を観光してから日本に帰る予定だ。
 一方のT沢さんは、一足先の1/16日本を発ちトルコへ。各地を観光しながら巡り2/1に私と待ち合わせ、2週間弱私とクライミングして解散した後は、再び各地を巡り日本に帰るのは3/6の予定だ。長い。つまり昨年のスペインツアーの時と同様、T沢さんとは現地集合の現地解散だ。
 私はイスタンブール直行便のあるトルコ航空にした。T沢さんはいろいろ安いチケットを探して、最終的にアエロフロート航空にしたそうだ。
 持参するロープはT沢さんの70mシングルロープ1本だけなので、年始の伊豆城山に一緒にった時に私が預かっておく。T沢さんが、私より一足先に出発してトルコを巡る間はクライミングをするわけではないので、余計な荷物は減らしておくためだ。
 トルコに行く方針が決まった頃に、私はトルコの岩場のトポ本を事前にネットで注文して取り寄せておいた。A ROCK CLIMBING GUIDE TO ANTALYAというトポ本で、アンタルヤのほかオリンポスの岩場のトポも載っている2011年のものだ。また、アンタルヤの岩場については、その後追加されたエリアやルート、グレードが改訂されたルートが、泊まった宿JO.SI.TO GUEST HOUSEのサイトにアップデート版として載っていた。

A_rock_climbing_guide_to_antalya_1
 アンタルヤのGeyikbayiriでは前述の宿に9泊し、続くオリンポスではKadir’s Tree Houseという宿に3泊した。どちらもT沢さんが日本からメールで予約してくれた。

 そうこうするうちに、T沢さんが一足早く日本を発ちトルコに向かった。フェイスブックでその動向を見たところによると、イスタンブールで数日観光してから、小アジアのエーゲ海側に沿ってチャナッカレやイズミルなどを南下し、私が日本を発つ前にはアンタルヤに到着していた。T沢さんとはアンタルヤの空港で待ち合わせることになっている。
 トルコ観光中のT沢さんから、トルコで会った人へのお土産用としておせんべいを渡したいという連絡があったので、南部せんべいなどをいくつか買っておいた。

P1310002
 なお、トルコ語の地名やルート名などについては、英語にはないトルコ語独自のアルファベットは表現しきれないので、英語のアルファベットにしておく。


■アンタルヤ1日目(2/1) 現地入り~SARKIT SAĞ(RIGHT)、MAĞARA
 1/31(金)夜、仕事から帰宅してシャワーを浴びてすぐに家を出て、成田空港に向かう。22:30出発の便だが、定刻より30分早く出発することになったらしい。離陸後、日本時間では深夜だけれど最初の食事が出てくる。ビールを飲む。当然エコノミークラスなのだが、狭い座席ではぐっすり寝られず。
 トルコは日本と時差7時間遅れ。イスタンブール到着の2時間ほど前に再び食事が出て、未明にイスタンブールのアタトュルク到着。国内線ターミナルに移動し、定刻の朝6時半にアンタルヤに向けて発つ。機内で軽食が出る。
 7:45にアンタルヤに到着。成田で預けたザックを受け取り、外に出るとT沢さんが待っていた。天気は晴れ。T沢さんに聞いていたとおり、東京ほど寒くない。むしろ暖かく感じるくらいだ。

P2010005
 お願いしていた宿の人が車で迎えに来てくれていた。トルコの通貨トルコリラTLを両替えしたかったので、途中でATMに寄ってもらい、カードでキャッシング。手数料を考えれば、両替えするよりカードで借りたほうがずっとお得だ。
 今回の旅行の最後にイスタンブール市内を観光して回ったのだが、街中のあちこちにATMがあるので、わざわざ日本円をトルコリラに両替えするするよりも、その都度少額ずつキャッシングしたほうが余計に両替えしてリラを余らせることもない。
 途中でオレンジとトマト、イチゴもたくさん買う。ゲイクバイリGeyikbayiriに滞在中、日中の行動食はほとんどパンとこれらで済んでしまった。

P2010007

P2010008

 アンタルヤの街はトルコの中でも有名なリゾート地らしく、宿の人の話だと人口200万人もいるそうだ。10時前にはゲイクバイリでの拠点となる宿ジョシトJO.SI.TO GUEST HOUSEに到着。こぎれいなキャンプサイトにいくつかバンガローがある。管理棟には食堂があり、朝晩の食事はそこで食べる。これから9日間ここに滞在して周辺の岩場を登るのだ。
P2010023

P2010011
(↑JI.SI.TOのキャンプサイト)
P2010013
(↑バンガロー)
P2010014

P2010017

P2010019
(↑管理棟兼食堂)
 予めトポ本の写真を見ていたので、何となくイメージはできていたのだが、ゲイクバイリの岩場は、段丘状の崖になった部分にクライミングルートがたくさん作られている。その崖のうちメインセクターは南面した東西2kmも続く幕岩だ。まさにアンタルヤ幕岩といった感じ。甲府幕岩とはその規模がケタ違いだ。宿のジョシトから見ると北側に上がったところにあり、アンタルヤの街から上がってくる車道に面した形だ。メインセクターは、名前が付されたエリアにいくつも区切られている。岩質は石灰岩。岩壁が凹んだ洞窟状のところにはもちろんかぶったルートが多い。
 ジョシトのすぐ北側にもメインセクターよりはずっと小規模ながら岩場がある。宿から極めて近いため、日中休憩に宿に戻れる。
 ほかにもジョシトとそのそばを流れる小川を挟んだ南側にあるトレベンナTREBENNAというエリアがある。北面なので終日日陰で寒いのだが、ここの岩の形状はピカイチだ。メインセクター以上に洞窟状に抉れており、棒状というか柱状に地面から洞窟天井まで立ち上がる岩もいくつもある。そんなところにルートが作られているので、上に登っていくと急激にハング越えになる。ゲイクバイリに来たら絶対に行くべきエリアだ。初日に行ったメインセクターから対岸に位置するように見え、遠目にもその立体的な形状が分かるので、ここにはぜひ行きたくなったものだ。
 ほかにも南東側にあるアラバリク(魚のマス)という岩場もある。どこもジョシトから歩いて行けてしまう。つまりジョシトはこれらの岩場の真ん中に作ったワケだ。

 欧米からのクライマーがたくさん滞在していたが、それでも今は最盛期のシーズンではないらしい。1月は比較的雨が多いようだが、2月になると降水量も1月よりは減るらしい。我々が滞在した9日間は結局雨に降られて登れないということはなかった。仮に降ったとしても、かぶったエリアに行けば登れるだろうけれど。
 雨が降らないので乾燥している。朝晩は冷えるのでダウンがあったほうが良いが、晴れた日に南面したエリアにいると陽射しで暑いくらいで、私は上半身裸になって登ることも多かった。12月に行った中国桂林みたいな感じ。終日日陰のトレベンナはさすがにそんなことはなく、ダウンが必要で岩も冷たい。冷たいと言っても、二子で焼き石を握りながら登ることに比べたら何でもない。
 これが春に行けばさらに降水量は少なくなるのだろうが、おそらく暑過ぎるのではないだろうか。アンタルヤの街で海水浴ができるかもしれないけれど。我々は9日間ずっとジョシトに滞在していたのだが、アンタルヤの街のホテルからレンタカーで通ってくるクライマーもいた。閑散期なのでホテルも安いようだ。
 連日晴れてくれるので、服はこまめに洗濯すれば日中登りに出かけている間に乾いてくれる。荷物をなるべく減らしたかったので着替えの数も少なめにして行ったので。
 ジョシトの支払いは基本ユーロだが、トルコリラも可。カードは不可とのこと。支払いはチェックアウト時にまとめて払った。宿泊代や食事代、お酒代、送迎代、売っていたシャツ代などを注文時にその都度、受付にある台帳の個人ごとのページにスタッフが印を付けておくのだ。管理棟ではWi-fiがつながる。

 ジョシトの食事のことも書いておく。結論から言うととても美味しかった。朝食は8時からで、我々はいつもトルコ風朝食(ターキーズブレックファスト)というのを選んで食べていたので、これは毎日同じ。4ユーロ。トマトやチーズ、オリーブ、パンとヘルシーだ。それにコーヒー。パンはおかわりできる。トルコのパンは美味しいとT沢さんに予め聞いていたけれど、確かに美味しくて本当にたくさん食べたものだ。余ったパンはこっそり持ち帰って行動食にしたし。

P2020041
(↑朝食)

 朝食時に、その日の夕食を注文しておく。だいたい8ユーロで18時から。食事はおそらく近くの集落に住んでいるだろうトルコ人のおばさん達が作ってくれているようだ。というワケで、イスタンブールに行ってからあれこれ食べようと思っていたトルコ料理をジョシト滞在中に堪能できた。夕食は毎日同じということはなく、定番のレンズマメのスープ(メルジメッキ・チョルバス)やヒヨコ豆のスープも出てきたし、肉料理やサラダ風などいろいろな料理が一皿に盛られて出てくる。ご飯モノはピラウというらしく、ご飯がある時はお腹がいっぱいになってパンが食べきれないくらいだ。イスタンブールでは結局買い食いで済ましていたので、ここジョシト滞在中にトルコの料理を最も味わうことができた。
 この辺りは岩場ばっかりで、産業と言っても、ヤギ飼いがいたり、オレンジの木がたくさん生えているくらいしか私には想像できない。それを我々のような外国人がわざわざやって来て、滞在してお金を落としていくのだから、スタッフはヨーロッパ人でも、調理や清掃などに従事することで地元の雇用にも貢献しているようだ。

 さて、チェックインを済ませ、予約しておいたバンガローに荷物を運び込む。我々のバンガローはツインベッドでトイレ・シャワー付き。もっと小さなバンガローは寝室のみで、トイレ・シャワーは、テント泊者が利用する共同施設となる。水は湧水があって飲料できるとのことで、ペットボトルの水を買う必要がないのは良かった。水筒があればよい。
 なぜか我々が泊まったバンガローのみたびたび停電になったのには困ったけれど、もちろん電気は通じている。
 イチゴを食べながらトポ本を開き、初日の今日行く岩場をT沢さんと相談する。私は予めトポ本を見ていたので、かぶったルートのありそうなエリアにだいたい目星を付けておいた。まずはメインセクターにあるサーキットSARKITのうち壁が凹んだ感じらしい 右側SAĞ (RIGHT)に行くことにした。
P2010022

P2010024

P2010025

(↑SARKITとMAĞARA)

○SARKIT SAĞ (RIGHT)
 宿からメインの車道に出てから、左に向かう。東西に長いメインセクターのうちサーキットは西寄りにある。車道からブッシュ帯を上がった上方に幕岩が延々と続いている。トポ本を眺めながら各エリアを同定しつつ歩いて行く。サーキットらしいエリアが見えてきてので、適当なところからブッシュ帯に入って行く。それらしい踏み跡はあるノアが、見通しは比較的良いので適当にエリアを目指して行けばたどり着けるだろう。しかし、生えている木の葉や茎が固くとがっているので、それが肌に当ると痛いのなんの。歩く時は長袖長ズボンがベター。
 初日は、ここの岩に慣れるためもあり5.11台前半を登るくらいにした。私は5.11a以上をたくさん登りたかったので、オリンポスでのクライミング最終日を除き、アップを含め5.10台以下のルートに登ることはしなかった。昨年のスペインツアーの時もそうだったけれど、日本の岩場のグレーディングに比べたら、ここアンタルヤのルートも甘く感じるので、アップでも私にはちょうど良かった。でも、中には日本のルートと比べても決して甘いとは思えないルートもあったけれど。
 個々のルートはともかく、スペインに限らずこれまで訪れた海外の岩場で、日本よりも概してカラいと言える岩場はなかったので、思うに日本のグレーディングが他よりキビしめなのかも。ただ、私がトライする辺りのルートがそうなだけであって、もっと高難度のものや逆に易しいものは変わらないのかもしれないけれど。

 岩場は陽が当って暑い。大穴の中に5.11台前半が3本並んでいたので左から順に登ることにした。
 各ルートのナンバーやページ数、グレードは前述のトポ本による。OSはオンサイト、FLはフラッシュ、RPはレッドポイント。
・SAXAFON 5.11a(6b+)[P.53 №37] OS
・SIRDAN DOLMASI 5.11a(6b+)[P.53 №38] OS
・RETSA 5.11b(6c) [P.53 №39] OS
T沢さんもSAXAFONをフラッシュ。隣接するMAĞ ARAに場所を移すことにした。?の文字は発音しないらしく、マーラと読むそうだ。

P2010032_2
(↑SARKITで登る私。写真横向き)

○MAĞARA
 マーラも洞窟状になった壁だ。
・IN ORDAN 5.11c(6c+) [P.55 №17] 2RP
 後半のコルネを伝うところが核心で、残念ながらオンサイトできず。
・MIM ISĞINDA YEMEK(SOL/LEFT) 5.11a(6b+) [P.55 №13] OS
 洞窟状の奥にあるルートで暗い。下から見上げてもボルトが見えないので、登りながらボルトを探した。

 こんな感じで初日から5本も登れたのは良かった。タイ・プラナンのように、石灰岩の大きなコルネをぐいぐいと登っていくルートが多くて楽しい。薄曇りになってきて涼しくなってきた。16時を過ぎた頃切り上げることにした。陽が陰ると寒くなってくる。バンガローに戻ってシャワーを浴びてから管理棟の食堂へ。トルコ料理の夕食は美味しいし、量が多いので満腹になる。パンもたくさん食べた。ビールも美味しい(2ユーロ)。ビールはトルコの銘柄エフェスEFES。すっきりした味わいで日本で飲むビールと変わらない感じ。
 満腹になってアルコールも入ると、機内で寝つけなかったこともあり急激に眠くなってきた。バンガローに戻るとそのままベッドになだれ込む。
P2020040_2
(↑この日の夕食)

■アンタルヤ2日目(2/2) POSEIDON
 10時間以上寝て、寝不足は解消できた。朝食はチーズやトマト、茹で卵などがのった皿にパンが添えられる。美味しい。ゆっくりと準備してバンガローを出る。天気は薄曇り気味。今日はメインセクターのうち、東寄りにあるエリアの一つポセイドンに行ってみることにした。トポ本の写真を見た感じでは、ここも洞窟状になっているようだ。
 車道に出てからアンタルヤ側にしばらく歩いて、途中からブッシュ帯の踏み跡に入って行く。近くには別のキャンプ場もあり、そこからもアクセスできるようだ。
・TAKOZ 5.11a(6b+) [P.74 №10] OS
・NEPTUNE 5.12b(7b) [P.74 №6] 2RP
 洞窟のルーフ下をトラバースして、ハング下の抜け口の一手が遠くて核心部となる。そういう意味ではお買い得。ヌンチャクの回収は大変だけれど、登って楽しいおススメのルート。今回最初の5.12台ルート。
・OKTOS 5.12a(7a+) [P.74 №12] OS
 右寄りの洞穴の右側側壁から登るルート。下部はカンテ右に乗っ越すところがちょっとワルい。上部はガバだけれど、長いのでヨレてくる。耐えて登り続けたらオンサイトできた。やった。
・DEMAVEND 5.11b(6c )[P.74 №7] OS
 洞窟内の中央部を登るルート。ルーフにいたるところで終了。
・BAGDAD CAFE 5.11b(6c) [P.74 №2] OS

 ということで、この日も5本登れた。宿に戻ってシャワーを浴びてトルコ料理の夕食という生活パターンが続く。昨冬行ったスペインツアーは、レンタカーでの移動と岩場探しに労を費やしたが、それと比べると今回は滞在型なので合宿といった感じだ。
P2020044
(↑ポセイドン)
P2020051
(↑T沢さん)
P2020056
(↑ロワーダウンする私。写真横向き)

Img_0254
(↑この日の夕食)

■アンタルヤ3日目(2/3) TREBENNA WEST ORTA(MIDDLE)
 晴れ。洗濯する。この日の朝食のパンはゴマをまぶしたものでこれまた美味しい。今日は初日に望見してぜひ行ってみたいと思っていたトレベンナに行く。ジョシトの裏手にある小川を渡るのだが、初めて行くので岩伝いに渡れるところが分かりづらい。適当に渡った先に続く踏み跡を辿ると、岩場の基部を道が続いている。下部の岩場を通り過ぎ、アプローチ道を上に上がるとゲイクバイリ随一の立体的な形状をした岩場に出る。北面していて終日日陰なので寒い。ダウンが必要だ。これまで訪れたエリアよりもずっと深く抉れた洞窟状で、柱状に足元から洞窟天井まで独立して立つ岩が何本もある。こんな形状がどうしたら形成されるのだろうか。ゲイクバイリに来たら必ず行っておくべきエリアだ。5.13台のルートもいくつもあるけれど、私には1~2日のトライで登れるワケはないので、5.12台前半をトライする。垂直部を登った下部部分だけでルートをいったん区切ってグレードが付けられているルートもいくつもあるが、さらに延長してハング部分を越
えると当然グレードが上がる。ここに来たらハングを越えるルートをぜひやらないと。
 他にも数組のパーティーがいた。
・GREEK GIFT 5.12b(7b) [P.106 №4] 2RP
 トポ本の109ページの写真のルートなだけあって、3つ星と言っても良いおススメのルートだ。写真は柱状になった下部のアプローチともいえる部分で、核心はその先のハング越え。右側の岩壁との狭部に入り、少しフェイスを登ると終了点。
・FREEDOM IS A BATTLE 5.11d(7a) [前半のみ] [P.108 №20] OS
 終盤、コルネを左に回り込むのだが、所見ではホールドが見えず落ちそうで怖い。延長すると8a+のルート。
・RATTLESNAKE SALOON 5.12b(7b) [P.106 №5] 3RP
 先ほど登ったグリークギフトの右向かいにあるルート。前半はコルネの左側から登るので易しい。中盤からコルネに出て、終盤の1本コルネをピンチしながら登るのが核心で、すでにヨレヨレ。
 ムーブは分かっても2便目も終盤で力尽きる。最後のトライと決めた3便目は前便よりも余力を残しながらRPできた。

 T沢さんもこの日5.11aを2本完登。夕食はポテトとムラサキタマネギ、ナスとひき肉の炒め物など。毎食美味しい。部屋に戻って、T沢さんが買っておいたワインを飲むとすぐに眠くなってしまう。クライミングの疲れもあるが、まだ時差ボケの余韻が残っているのか、4日目くらいまでは就寝時間が早かった。翌朝まで10時間くらい寝るので睡眠時間はたっぷりある。

Img_0257
(↑トレベンナ遠望)
Img_0258
(↑こんな感じ)
P2020064

P2020065

Img_0266
(↑この日の夕食)

« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ