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城ヶ崎でクラッククライミング 門脇崎・大テラス、もずがね、オーシャン

2014.02.22()23()

 伊豆・城ヶ崎に行くのは昨年末以来2か月ぶり。クラックをやるのも年末年始の四国・大堂海岸以来。

 城ヶ崎は、シーサイドに何度か訪れたほかは、クラックルートではファミリーに数回とあかねの浜に一度行ったことがあるだけで、前回はオーシャン・日蓮崎・漁り火を初めて訪れた。

 今回のメンバーは、所属山岳会のH内さんと私、北アルプスの某山小屋で働いているというY和さんの3人で、大堂海岸に一緒に行った顔ぶれだ。初日は門脇崎・大テラスともずがね、2日目はオーシャンで登った。

 

2/22()

 土曜日朝、東京多摩地区の某私鉄駅前で待ち合わせ。寝坊して40分ほど遅れてやって来たH内さんのジムニーに乗り、八王子バイパスや一部開通している圏央道、小田原厚木道路経由で、運転を交替しながら伊豆・城ヶ崎を目指す。

 私がトルコに出かけている間、日本では記録的な大雪に見舞われていたのはネットのニュースを見て知っていた。山梨や秩父などの山間部では現在も幹線道路の除雪が追い付かないところがあるそうで、二子山など岩場も行けない状態らしい。

 ここ伊豆も雪が結構降ったそうだ。この日の天気は、雲が出ているものの晴れ間が見え、少し肌寒いくらいの気温。それでも道中桜の花が咲いているのが見えた。河津桜のようだ。

 門脇崎に行くのは私は初めて。城ヶ崎海岸の中でも北のほうにあるので、伊東のほうから来るとシーサイドなどのある伊豆高原駅方面に比べると随分と近く感じる。駐車場に停めて、吊り橋の架かる海岸線に出ると、観光客が大勢いた。アプローチの良さや展望からも、やはり吊り橋の架かるファミリークラックエリアよりも人気が高いのかも。

 門脇崎のうち大テラスという場所があって、観光客がいる断崖の上から懸垂下降して波打ち際より一段高いテラス状に降り立ったところにルートがある。

 大テラスへの懸垂ポイントの確認をしてから、近くにあるもずがねを見に行く。どっかぶりの岩にあるクラックルートを見てから、必要な装備を持って門脇に戻る。

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(↑伊豆大島の三原山にも積雪)

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(↑もずがねへ)
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(↑ルーフ状の岩を見上げる)

○門脇崎・大テラス

 スリングを何本かつないで輪っか状にして、そこらの岩にかぶせる。カムでバックアップを取っておく。それを支点にテラスに懸垂下降する。スカイラブ5.10aというクラックルートを登ることにした。

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(↑大テラスへ懸垂下降するH内さん)

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(↑大テラス)

・「スカイラブ」5.10a FL

この日はちょっと波が高いのか、ルート取付きにいると時々波しぶきがかかる。まずはH内さんがリードでさくさくと登り、トップロープをかける。トップロープでY和さんが続く。一段登ったところの左上し、小ハング下で2つに分かれていて、右を登るらしい。

トップロープで登るつもりだったのだが、H内さんがリードしてみなと言うので、カムをたくさんぶら下げて登り始める。左上クラックも何とかこなせた。V字状の凹角に入り込むところでは右カンテのカチを保持しながらみだり足をハイステップで凹角内に乗せると乗り込めた。慣れないジャムよりも、こういうカチのほうが余程安心感がある。後半になると慣れないクラックに腕が張ってきた。必死に登って上に抜けると観光客がいた。フラッシュできて良かった。

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(↑スカイラブ5.10aを登る私。写真横向き)
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(↑同)

・「ホシナクラック」5.11d TR ×

 懸垂下降してきたところにあるフィンガークラックで、トップロープで皆でトライ。指が太いH内さんは出だしのクラックに指が入らないみたい。Y和さんはどこでもすっぽり入ったようだ。私は第二関節くらいまで入った。中盤がさらに難しくなって歯が立たず途中で降りる。

 

 懸垂で使ったロープで確保しながら大テラスから登り返し、荷物を残したもずがねに移動。大テラスももずがねも、この日は我々しかいなかった。

 

○もずがね

 ルーフ状の岩の左右にクラックがあって、左側は「スカラップ」5.12d/13aという想像のつかないグレードのクラック。右側は「スクラップ」5.11bで、皆でこれを登ることにした。真ん中をつなぐように「秘奥義」5.13bというのもあるらしい。スカラップはほたて貝の意。

 

・「スクラップ」5.11b ×

 まずはH内さんがリード。前半の右上するフレアしたクラックの中がビショビショに濡れていて、雑巾で拭きながら抜ける。中盤の直上から次の小ハング下を左にトラバースしフェイスを登って終了点へ。

 トップロープで私もトライ。濡れた右上フレアが難しいが、テンションしつつ何とか行けそうなムーブが分かった。そこから凹角内のデコボコとしたところを直上するところはハンドジャムするところもあるけれど、基本的にガバを伝った登り方で力を要す。でもこういうのは最近ならトルコで散々登ったし、ジムのボルダー課題みたいだ。小ハング下からは水平クラックガバを左に辿り、小ハングを抜けるところで、水平クラックが一段高くなっていて、さらに左トラバース。最後にフェイスを登ると終了点だ。この1便だけで腕がヨレヨレだ。

 

 Y和さんもトップロープでトライした後に、カムを残してロープを引き抜き、ピンクポイントトライさせてもらうことにした。右上フレアは左手でクラック奥にハンドジャム、右手は縁を逆手で押さえるのだが、その右手に加重する際にあまり左側から取付くと、右手逆手の保持がワルいため身体を右に寄せる際に耐えらない。そこでアンダーホールドがあるのでそれを右手で持ち、左手をフレア内の効きの良いところにジャム。順番は忘れたが、左足はクラック内に入れ、右手逆手で縁押さえ。そうすると右手をもう一手右上に出せた。確かそれから右足をフェイス内のフットホールドに上げると、さらに右上にあるガバホールドをキャッチできる。リーチがないとちょっと遠いかも。

 そのガバが取れれば、身体を乗り上げて頭上のアンダーガバを取る。そこからデコボコした凹角内に入るのだが、ここでテンション。奥にハンドジャムをきめろとH内さんは言うけれど、私にはかなり窮屈だ。それよりも右側にフレーク状ガバがあるのでそれを辿れる。左側にも水平クラックがあるので、身体をあまり凹角の中に入れずそれも使いながら登っていけば良いようだ。ここら辺はかぶったフェイスなので、ほとんどやっていないクラックよりも私にはやり易い。それでもすでにヨレヨレで、水平段違い部分で2テン目。結局2テンしてトップアウト。

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(↑スクラップ5.11bをトライする私)
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(↑同)

 

 この日はこれで終了。スクラップの2便で身体がどっと疲れた。肩や背中の筋肉がだるい。今夜の宿は、昨年末にも泊まった伊東にあるゲストハウス伊東温泉だ。今回はドミトリーというか相部屋なので、一部屋借りるよりは安かった。この日、湯河原幕岩で登っていたK田さんが、明日もパートナーを替えてユガマクで登るため、一人このゲストハウスに泊まりに来ることになっている。

 お風呂に入ってから、3人で宿近くにある国八という居酒屋へ。H内さん曰くここの料理は美味しいらしい。ビールを飲んでいると、チェックインを済ませたK田さんもやって来た。4人で飲んでいると気が付けば23時を回っていた。ビールに焼酎と、明日も登るというのにちょっと飲み過ぎた。

 宿に戻り、もう寝ようかと思っていたが、その前に共用スペースのこたつでビールを飲み直す。やばい、明日は二日酔いになりそうだ。

 

2/23()

 7時半に起きるがもっと眠っていたい。やはり頭が重い。お風呂に入る。宿を発って、城ヶ崎方面に向かう途中、どこかで朝食をとろうということで、道中の看板で見つけた伊豆大島を臨む小綺麗なペンション・伊豆高原シーズンズへ。ここでモーニングセット750円。そんな風にのんびりと城ヶ崎へ。今日は昨日よりもすっきり晴れている。

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(↑ゲストハウス伊藤温泉 K'sHouse)
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(↑伊豆高原シーズンズ)
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(↑モーニングセット750円)

 

○オーシャン

今日は、前にも行ったことのあるオーシャンへ。行くと、某有名クライマーの人達も来ていた。大雪の影響でアイスを見合わせたと言うTっちーも来ていた。人が多いのでちょっと待ってから登り始める。

・「ボクサー」5.10a ×、Tr

 前回トップロープで登った時は、ノーテンで登れたのだが、いざリードするとなるとまるで登れず。フィストジャムのところでテンションしまくり、なかばA0でトップアウト。ロープを残して、あとでトップロープで登ることにする。

 原人テラスという取付きにある「ホッテントット」5.10aと「ミストレル」5.9+を登ってから、トップロープで登ってみたら、何とかノーテンで登れた。ロープにぶらさがっているという安心感のもとフィストジャムに集中できたけれど、カムをきめながらのリードとなるとまだまだキビしい。ハンドジャムがばっちりきまるクラックならともかく。

P2230059
(↑ボクサー5.10aを登るH内さん)

・「ホッテントット」5.10a ×

 原人テラスというところまで数m登るのだが、ちょっとしたフリーソロなので最初は怖い。ホッテントットは出だしのルーフを抜けるところからいきなり大変だった。ルーフ下のクラックにハンドジャムしながら身体を上げれば、ハングを抜けた先の右側にガバホールドがあるのだが、ここで数回テンション。ハングを越えて後半は右上するオフィドゥスがあるのだが、これがまた怖い。4番キャメをセットしてオフィドゥスに半身を入れたり身体をフェイスに出したりしながら攀じ上がり、マントルするところがワルい。奥のガバが届けば良いのだがここではA0。普段登っているボルトルートなら何でもないはずだが、やっぱりカムだと怖いものだ。と言うことでこのルートにまたトライすることがあるか分からないけれど、宿題になった。

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(↑ホッテントット5.10aを登る私)

・「ミストレル」5.9+

 これはハンドジャムがばっちりきまってとても登り易かった。中盤の足元が切れたところもジャムをきちんときめれば足を上げられる。

 

 H内さんが知り合いのクライマーに、磯を南に少し歩いたところに良いクラックがあると聞いたので、行ってみることにした。かんのん浜というオーシャンの隣りにある磯で、短いながらオフィドゥスとフィンガーの2本があった。登って上に抜けると、回り込んで簡単に歩いて降りてこられる。

・ルート名不明 5.9くらい

 このオフィドゥスにH内さんがリードでトライ。これもフィストジャムがきまるようだ。何度かテンションしながらもトップアウト。トップロープを張ってくれた。トップロープで私もトライ。出だしのわずかに左上する部分は右半身を入れるようにフィストジャムし、後半では逆に身体の向きを変える。腕を伸ばしてオフィドゥスの奥でフィストジャムをきめながらじりじりと登っていくので、これがリードだったらとてもカムなんかきめられなさそう。グレードについてはボルトのフェイスルートに比べたら、同じ数字でもクラックはまるで別物だと思うのだが、オフィドゥスは普通のクラックに比べたらさらにワルいと言うH内さんのグレーディングは、こんなに大変でも5.9くらいだろうとのこと。

 右隣りにあるフィンガーは、H内さんが聞いたところでは、瑞牆山十一面岩末端壁にあるT&Tよりは難しいそうだ。

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(↑かんのん浜エリア。写真中央のオフィドゥスが登ったルート)
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(↑オフィドゥスを登るH内さん。写真中央)

 すでに皆が帰ってしまったオーシャンに戻り、荷物をまとめ薄暗くなる中帰途につく。伊東の街にある台湾料理屋・鑫源(シンゲン)で夕食。鑫は金の字が3つ重なった漢字。前回もここで食べたのだが、料理が美味しいのでおススメ。

 ここから小田原まではY和さんが運転。渋滞しているうえにガソリンが無くなりかけていて、ガス欠になる前に小田原市内のスタンドで給油できた。そこからは私が運転して、オダアツ~圏央道~八王子バイパス経由で東京多摩地区へ。Y和さんを送り、私の某私鉄駅まで送ってもらう。自宅に帰りついた時は日付を回っていた。H内さん、Y和さん、2日間お疲れさまでした。

 2日目は初日ほど腕力を要するルートはやらなかったつもりだったけど、翌朝起きてみると腕や肩が強張っていた。これまでごく稀にしかやらなかったクラックだけれど、これからは機会を見つけてもう少し行ってみようかな。せいぜし5.10台前半までしかリードでは登れないので、とりあえず目標は5.11aのクラックをリードで登れるようになることかな。

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